JPH049008Y2 - - Google Patents

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JPH049008Y2
JPH049008Y2 JP9980886U JP9980886U JPH049008Y2 JP H049008 Y2 JPH049008 Y2 JP H049008Y2 JP 9980886 U JP9980886 U JP 9980886U JP 9980886 U JP9980886 U JP 9980886U JP H049008 Y2 JPH049008 Y2 JP H049008Y2
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JP
Japan
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paint
brush
conveyor
roll brush
painted
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JP9980886U
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はロールブラシ式塗装装置、特に搬送方
向に直交する断面の上側が凹凸状を呈する被塗装
物に均一な塗装を施すことのできるロールブラシ
式塗装装置に関する。
従来の技術 従来のロールブラシ式塗装装置は第8図に示す
とおりである。即ち被塗装物11はコンベア12
により矢印方向に搬送される。他方塗料供給ホツ
パ18からスリツト19を通じて等径のロールブ
ラシ13に供給された塗料は邪魔板15の先端に
当つて反回転方向に反り返つたブラシ13の毛の
反撥力によりはね飛ばされて搬送されてくる下方
の被塗装物11に塗布される。
考案が解決しようとする問題点 上述した従来のロールブラシ式塗装装置は平板
状の被塗装物を均一に塗装することはできても、
搬送方向に直交する断面の被塗装側が凹凸状を呈
する被塗装物には均一塗装は困難であつた。その
理由は被塗装物上の搬送方向と直交する方向にお
ける塗料の飛散線密度は均一であることから平面
状の被塗装物では均一塗装が可能であるが、上述
の被塗装側が凹凸状のものでは、その斜面部が平
面部に比較して塗布量が少なくなるためである。
これを具体的に第4図を参照して説明する。塗
料の飛散線密度をρとすると、平面部では塗布量
はρ/l1であるが、斜面部ではρ/l2(l1<l2)と
なり、したがつて斜面部の塗布量が少なくなるの
である。
問題点を解決するための手段 本考案は従来のロールブラシ式塗装装置の上記
難点を解消すべくなされたもので、搬送方向に直
交する断面の上側が凹凸状を呈する被塗装物をコ
ンベアで搬送し、該コンベアを横断してその上方
に軸架され、回転駆動されるロールブラシに塗料
を供給し、そのブラシ先端を邪魔板に当てること
により塗料を被塗装物に向けはね飛ばして塗装す
るロールブラシ式塗装装置であつて、凹凸状の被
塗装物の斜面部分に対向する部分のブラシの長さ
を大にしたところに特徴を有するものである。
作 用 被塗装物をコンベアにより搬送し、他方その搬
送路上方においてロールブラシを回転駆動すると
ともにそれに塗料を供給すれば、邪魔板にブラシ
先端が当たり、反り返つた毛の反撥力によりロー
ルブラシに供給された塗料をはねとばし、ブラシ
の長い部分では短い部分よりも高密度の塗料を飛
散させることにより凹凸のある被塗装物を均一に
塗装する。
実施例 以下、第1図乃至第7図を参照して本考案の一
実施例を説明する。
1はコンベア2により矢印方向に搬送される被
塗装物で、該コンベア2の搬送方向に直交する断
面の上側が凹凸状を呈する被塗装物、例えば第3
図および第4図に示す瓦のごときものである。3
はコンベア2を横断してその上方に軸架され回転
駆動されるロールブラシで、第2図に示すように
被塗装物1の斜面部1Aに対向するブラシの長さ
を大にし、被塗装物1の平面部1Bに対向するブ
ラシの長さを小にしてある。4はロールブラシ3
を収納軸架したケーシングで、5は塗料投射用開
口部6の上縁に沿い、かつロールブラシ3の軸方
向に平行に配設された邪魔板で、その内側先端縁
がロールブラシ3の毛の先端部に当たるようにな
つている。7は塗料供給装置で、塗料供給ホツパ
8と底部に連通したスリツト部9とからなつてい
る。なお、10は塗料回収容器である。そして前
記スリツト部9の開口幅W1は被塗装物1の凹凸
の高低差l3(第4図)より充分に大きくしてあり、
塗料の供給状態においてはロールブラシ3の長い
部分ではブラシ長さW1に塗料が付着し(第5
図)、ロールブラシ3の短い部分ではブラシ長さ
W2(W1>W2)に塗料が付着する(第6図)。
本実施例は以上のとおり構成されているので、
コンベア上に被塗装物1を載置して矢印方向に搬
送し、他方ロールブラシ3を矢印で示すように反
時計方向に回転駆動するとともにスリツト部9よ
り塗料を供給すれば、邪魔板5にブラシ先端部が
当たり、反回転方向に反り返つた毛の反撥力によ
りロールブラシ3に供給された塗料をはね飛ば
し、A−A断面部分ではB−B断面部分よりも高
密度の塗料が飛散することになるから、A−A断
面部分における密度をρ1、B−B断面部分におけ
る密度をρ2とすると、ρ1/l1=ρ2/l2となり、被
塗装物の平面部と斜面部とに均一に塗装すること
ができる。
なお、数値に基づく具体的な実施例を以下に記
す。
(1) 被塗装物……第3図に示すような形状のもの
で、 セメント:砂=1:3の瓦 (2) 塗料……無機質着色塗料 セメント:顔料:砂=90:10:60 (3) ブラシ寸法差……30mm (4) コンベア速度……10m/分 (5) スリツト開口部……50mm (W1=50mm、W2=20mm) (6) ブラシ回転数……200r.p.m (7) 塗布量……ブラシ短部で1Kg/m2に調整 以上の数値に基づく第1図に示す装置で塗装し
た結果、被塗装物の斜面部と平面部に均一な塗料
層厚さを得ることができた。
考案の結果 以上説明したことから明らかなように、本考案
に係るロールブラシ式塗装装置によれば、ロール
ブラシの長さを凹凸状の被塗装物の斜面部に対向
する部分において大にしたため、その部分のブラ
シに付着する塗料を多くすることができ、その結
果斜面部、平面部共に均一に塗布することができ
るから、凹凸のある物であつても塗装ムラのない
美麗な塗装品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図は本考案に係る一実施例を示
すもので、第1図はロールブラシ式塗装装置の全
体図、第2図は互いに対向するロールブラシと凹
凸状を呈する被塗装物の垂直断面図、第3図は凹
凸状を呈する被塗装物の斜面図、第4図は第3図
に示す被塗装物の横断面図、第5図は第2図のA
−A断面における塗料の供給状態を示す説明図、
第6図は第2図のB−B断面における塗料の供給
状態を示す説明図、第7図は塗料供給装置の斜視
図である。そして第8図は従来のロールブラシ式
塗装装置の全体図である。 1……被塗装物、1A……斜面部分、2……コ
ンベア、3……ロールブラシ、5……邪魔板、7
……塗料供給装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 搬送方向に直交する断面の上側が凹凸状を呈す
    る被塗装物をコンベアで搬送し、該コンベアを横
    断してその上方に軸架され、回転駆動されるロー
    ルブラシに塗料を供給し、そのブラシ先端を邪魔
    板に当てることにより塗料を被塗装物に向けはね
    飛ばして塗装する塗装装置であつて、凹凸状の被
    塗装物の斜面部分に対向する部分のブラシの長さ
    を大にしたことを特徴とするロールブラシ式塗装
    装置。
JP9980886U 1986-07-01 1986-07-01 Expired JPH049008Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9980886U JPH049008Y2 (ja) 1986-07-01 1986-07-01

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JP9980886U JPH049008Y2 (ja) 1986-07-01 1986-07-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS636076U JPS636076U (ja) 1988-01-16
JPH049008Y2 true JPH049008Y2 (ja) 1992-03-06

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ID=30969030

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JPS636076U (ja) 1988-01-16

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