JP2879519B2 - アンカー引張材のグリップ圧着方法 - Google Patents

アンカー引張材のグリップ圧着方法

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重夫 高橋
七郎 晴山
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Suzuki Metal Industry Co Ltd
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SANWA DOSHITSU KISO KK
Suzuki Metal Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アンカーの引張材にグ
リップを圧着する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】アンカーは、一般に地中に削孔してPC
鋼より線等の引張鋼材を挿入し、アンカーペーストを充
填して固化させて定着体を構成し、定着体と周面地盤と
の摩擦抵抗及び定着体と引張鋼材との間の付着力によ
り、引張鋼材に作用する引き抜き力に抵抗させている。
従って、アンカーの抵抗力を向上させるためには、引張
鋼材と定着体との付着力を増大させることが要求され
る。そのため従来、引張鋼材と定着体の付着力を向上さ
せるために、引張鋼材に複数個のグリップを所定間隔で
設けたものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、引張鋼
材に取り付けたグリップには引き抜き力が作用するた
め、グリップと引張鋼材とを確実に一体化することが望
まれる。しかし、グリップは、引張鋼材の外周面を把持
するように取り付けられるため、一体化することが困難
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
問題点を解決するためになされたもので、簡易な方法に
より、引張鋼材とグリップを確実に一体化することがで
きるアンカー引張材のグリップ圧着方法を提供すること
を目的とする。即ち、本発明は、アンボンド型引張材の
シースの一部を切り欠いて引張鋼材を露出させ、この引
張鋼材の露出部に、円筒形の鋼材の内外周面に凹凸を形
成して軸方向に複数に分割したインサートを被せ、さら
にインサートの外側に円筒形の鋼材であるスリーブを装
着し、このスリーブをダイス内に圧入して径が縮小する
方向に圧縮し、スリーブ及びインサートを引張鋼材に一
体に圧着する、アンカー引張材のグリップ圧着方法であ
る。また、上記方法において、インサートの内外周面に
は、周方向に複数の溝を刻設したアンカー引張材のグリ
ップ圧着方法である。
【0005】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明の一実施
例について説明する。 <イ>引張鋼材の取付部の形成(図2) 図2は、引張鋼材1にシース11を被覆して形成したア
ンボンドタイプの引張材である。この引張材にグリップ
を取り付けるために、シース11の一部を切り欠いて引
張鋼材1を露出させ、取付部12を形成する。
【0006】<ロ>インサート及びスリーブの構造(図
3、4) グリップは、図3、4に示すように、円筒形の鋼材の内
外周面に凹凸を形成して、軸方向に複数に分割したイン
サート2と(図は二つ割りの場合を示す)、円筒形の鋼
材であるスリーブ2からなる。インサート2は、露出さ
せた引張鋼材1の外径とほぼ等しい内径を有している。
また、インサート2の内外周面の凹凸は、周方向に複
数の溝を刻設することが考えられる。このように周方向
に溝を刻設することは、アンカーの引き抜け力の作用方
向に対して直交方向の凹凸を形成することになるため、
引き抜き抵抗を増大させることができる。スリーブ21
は、インサート2の外径より僅かに大きい内径を有して
おり、インサート2に外側に装着可能である。
【0007】<ハ>ダイスの形状(図5) ダイス3は、例えば図5に示すように、中央にスリーブ
21の外径よりも小さい径の圧入孔31を有するものを
使用する。この圧入孔31のスリーブ21の圧入口側に
は、スリーブ21を圧入しやすいようにテーパー32を
形成すると良い。
【0008】<ニ>インサート及びスリーブの取り付け
(図5) 図5に示すように、ダイス3の圧入孔31内に引張鋼材
1を貫通させ、引張鋼材1を露出させた取付部12に、
先ずインサート2を合致させて被せ、さらにインサート
2の外側にスリーブ21を装着する。この際に、取付部
12の軸方向の寸法と、インサート2及びスリーブ21
の軸方向の寸法はほぼ等しく形成し、引張鋼材1が露出
しないようにする。次に、引張鋼材1のダイス3の反対
側に、プランジャ41をスリーブ21に当接させた状態
で、ジャッキ4を装備する。このジャッキ4は、軸方向
に貫通孔を有するセンターホール型のものを使用し、引
張鋼材1を貫通させた状態で装着する。
【0009】<ホ>インサート及びスリーブの圧着(図
1、6) 次に、ジャッキ4を伸長させ、プランジャ41によりス
リーブ21をダイス3の圧入孔31内に圧入する。これ
によって、スリーブ21は径が縮小する方向に圧縮する
ため、インサート2の内外周面に設けた凹凸が、スリー
ブ21及び引張鋼材1に食い込む。従って、インサート
2及びスリーブ21からなるグリップを、引張鋼材1に
強固に圧着することができる。
【0010】
【本発明の効果】本発明は以上説明したようになるた
め、次のような効果を得ることができる。 <イ>本発明は、引張鋼材の露出部にインサートとスリ
ーブを被せ、これらをダイスに圧入するだけで、引張鋼
材にグリップを圧着することができる。従って、非常に
簡単な方法であるため、グリップ付きアンカーの作製コ
ストを低減することができる。 <ロ>インサートの凹凸が引張鋼材及びスリーブに食い
込むため、グリップを確実に引張鋼材に取り付けること
ができる。従って、引き抜き力に十分抵抗できるアンカ
ーグリップを得ることができる。 <ハ>インサートの内外周面に周方向に溝を刻設するこ
とによって、アンカーの引き抜け力の作用方向に対して
直交方向の凹凸を形成することになるため、引き抜き抵
抗を増大させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 グリップをダイスに圧入する工程の説明図
【図2】 アンカー引張材のグリップ取付部の形成方法
の説明図
【図3】 インサートの斜視図
【図4】 スリーブの斜視図
【図5】 インサート及びスリーブを引張鋼材に取り付
けた状態の説明図
【図6】 グリップ圧着完成状態の説明図
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−143312(JP,A) 特開 平2−49816(JP,A) 特開 平4−203068(JP,A) 実開 平3−69032(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02D 5/80

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アンボンド型引張材のシースの一部を切
    り欠いて引張鋼材を露出させ、 この引張鋼材の露出部に、円筒形の鋼材の内外周面に凹
    凸を形成して軸方向に複数に分割したインサートを被
    せ、 さらにインサートの外側に円筒形の鋼材であるスリーブ
    を装着し、 このスリーブをダイス内に圧入して径が縮小する方向に
    圧縮し、 スリーブ及びインサートを引張鋼材に一体に圧着する、 アンカー引張材のグリップ圧着方法。
  2. 【請求項2】 インサートの内外周面には、周方向に複
    数の溝を刻設した請求項1記載のアンカー引張材のグリ
    ップ圧着方法。
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