JP2878653B2 - せん断接合用下型 - Google Patents

せん断接合用下型

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JP2878653B2
JP2878653B2 JP8242244A JP24224496A JP2878653B2 JP 2878653 B2 JP2878653 B2 JP 2878653B2 JP 8242244 A JP8242244 A JP 8242244A JP 24224496 A JP24224496 A JP 24224496A JP 2878653 B2 JP2878653 B2 JP 2878653B2
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俊明 江波
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Enami Seiki Mfg Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21DWORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21D39/00Application of procedures in order to connect objects or parts, e.g. coating with sheet metal otherwise than by plating; Tube expanders
    • B21D39/03Application of procedures in order to connect objects or parts, e.g. coating with sheet metal otherwise than by plating; Tube expanders of sheet metal otherwise than by folding
    • B21D39/031Joining superposed plates by locally deforming without slitting or piercing

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Punching Or Piercing (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、重ね合わせた上
部金属薄板と下部金属薄板とをせん断接合するための工
具に関するものであり、特に上部金属薄板側に配置され
るせん断パンチに対応して、下部金属薄板側に配置され
て使用されるせん断接合用下型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10〜図13を参照して、一般的なせ
ん断接合工具およびせん断接合工程を説明する。
【0003】図10に示すように、上部金属薄板1側に
はせん断パンチ3が配置され、下部金属薄板2側には下
型が配置される。せん断パンチ3は、その先端に先端刃
3aを有する。下型は、ブレードホルダ4と、ブレード
ホルダ4のアンビル部4aの両側部に配置される1対の
カッティングブレード5、6とを有する。せん断パンチ
3によってせん断抜きされる部分1a、2aは、ブレー
ドホルダ4のアンビル部4aによって下から受け止めら
れる。各カッティングブレード5、6の上端内側縁にカ
ッティングエッジ5a、6aを有する。
【0004】図11および図12に示すように、上部金
属薄板1のせん断抜きされた部分1aは、下部金属薄板
2の切欠き内に入り込み、それによって重ね合わされた
2枚の金属薄板の面方向への位置ずれが防止される。さ
らに、図12から明らかなように、せん断抜きされた部
分1a、2aは、せん断パンチ3の先端刃3aとブレー
ドホルダ4のアンビル部4aとによって圧縮されること
により、幅方向に拡大した形状になっている。このせん
断抜きされた部分1a、2aは、下部金属薄板2の裏面
側に位置しているので、この部分がせん断によって形成
された穴から上方に抜け出ることはない。こうして、2
枚の金属薄板1、2の厚み方向の位置ずれが防止され
る。
【0005】図13は、せん断接合工程を示している。
図13(a)に示す状態では、せん断パンチ3が上部金
属薄板1の上面に接触し、下型の1対のブレード5、6
が、下部金属薄板2の裏面に接触している。この状態で
は、ブレードホルダのアンビル部4aと下部金属薄板2
との間には隙間が形成されている。
【0006】図13(b)に示す状態では、せん断パン
チ3の先端刃3aと、1対のカッティングブレード5、
6のカッティングエッジとによって、2枚の金属薄板
1、2の一部がせん断されている。せん断抜きされた部
分は、ブレードホルダのアンビル部4aによって下から
受け止められる。
【0007】図13(c)に示す状態では、せん断抜き
された部分は、せん断パンチの先端刃3aとブレードホ
ルダのアンビル部4aとによって圧縮され、その結果幅
方向に拡大した形状となっている。1対のカッティング
ブレード5、6は、せん断抜きされた部分の幅方向への
拡大を許容するために、幅方向へ僅かに移動している。
【0008】図14および図15は、従来から使用され
ているせん断接合用下型を図示している。図示するせん
断接合用下型7は、ブレードホルダ8と、ブレードホル
ダ8のアンビル部8aの両側部に位置する1対のカッテ
ィングブレード9、10と、ばね13とを備える。各カ
ッティングブレード9、10は、軸11、12を中心と
して回動可能に設けられている。ばね13は、1対のカ
ッティングブレード9、10を、アンビル部8aに当接
するように付勢している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図13(b)に示すよ
うなせん断工程の際、1対のカッティングブレード9、
10は、静止していなければならない。その後、図13
(c)に示すような圧縮工程の際、1対のカッティング
ブレード9、10は、軸11、12を中心として外側方
に僅かに回動し、せん断抜きされた部分の幅方向への拡
大を許容する。
【0010】図14および図15に示したせん断接合用
下型7においては、1対のカッティングブレード9、1
0がばね13によってアンビル部8aに当接するように
付勢されている。アンビル部8aの上方部の両側壁面
は、せん断方向と平行に延在している。そのため、図1
3(b)に示すようなせん断工程の際、1対のカッティ
ングブレード9、10が外側方に僅かに回動してしまう
恐れがある。せん断の際にそのようなカッティングブレ
ード9、10の回動が生ずると、確実なせん断が実現さ
れない可能性がある。
【0011】さらに、図13(c)に示すような圧縮工
程の際、せん断抜きされた部分はそれ自身の形状の拡大
によって1対のカッティングブレード9、10を外側方
に移動させなければならない。ところが、カッティング
ブレード9、10の上端は下部金属薄板に接触している
ため、カッティングブレード9、10のスムーズな動き
が制約され、結果的にせん断抜きされた部分の幅方向へ
の拡大がスムーズに行なわれない恐れがある。
【0012】1対のカッティングブレード9、10の上
端内側縁にはカッティングエッジ9a、10aが形成さ
れる。カッティングエッジ9a、10aが摩耗すれば、
カッティングブレード9、10を新しいものと交換しな
ければならない。1対のカッティングブレード9、10
は、それぞれ軸11および12を介してブレードホルダ
8に取付けられているので、カッティングブレード9、
10の交換に先立ち、まず軸11および12を取外さな
ければならない。そのような軸の取外しは、煩雑であ
る。
【0013】また、各カッティングブレード9、10
は、軸11、12を受入れるための穴を内部に有する必
要があるため、強度上、その厚みをある程度大きくしな
ければならない。さらに、各カッティングブレード9、
10は、軸11、12よりも下方の領域にばね13から
押圧される部分を有する必要があるため、上下方向の長
さが大きくなってしまう。材料消費効率の観点からいえ
ば、頻繁に交換されるカッティングブレードの大きさは
小さい方が望ましい。
【0014】この発明は、上述したような課題を解決す
るためになされたものであり、その目的は、カッティン
グブレードの材料消費効率を高めることのできるせん断
接合用下型を提供することである。
【0015】この発明の他の目的は、カッティングブレ
ードの大きさを小さくすることのできる構造を提供する
ことである。
【0016】この発明のさらに他の目的は、カッティン
グブレードの交換を容易に行なうことのできる構造を提
供することである。
【0017】この発明のさらに他の目的は、1個のカッ
ティングブレードの寿命を長くすることである。
【0018】この発明のさらに他の目的は、確実なせん
断工程および確実な圧縮工程を実現することのできる構
造を提供することである。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明に従ったせん断
接合用下型は、ブレードホルダと、1対のカッティング
ブレードと、ばねとを備える。ブレードホルダは、せん
断パンチによってせん断抜きされる部分を下から受止め
るアンビル部と、このアンビル部の両側部に位置し上下
方向に延在する立壁面と、各立壁面の底端から外側方に
向かって延在する底壁面とを有する。1対のカッティン
グブレードは、ブレードホルダのアンビル部の両側部に
おいて前記立壁面と前記底壁面とに接触して置かれる。
ばねは、各カッティングブレードをブレードホルダ上に
保持するために、カッティングブレードを立壁面および
底壁面に弾性的に押付ける。各カッティングブレード
は、ばねによる弾性力を解放することによって、ブレー
ドホルダから分離可能である。アンビル部の両側部に位
置する1対の立壁面の間隔は、上方にいくほど狭くなる
ようにされている。アンビル部よりも上方に突出した1
対のカッティングブレードの対向する内壁面の間隔は、
下方にいくほど広くなる末広がりの形状とされている。
【0020】上記発明では、カッティングブレードは、
ばねからの弾性力によってブレードホルダの立壁面およ
び底壁面に押付けられることによってブレードホルダ上
に保持されているので、ばねの弾性力を解放すれば、簡
単にカッティングブレードを取外すことができる。ま
た、取付のための軸を受入れるような穴をカッティング
ブレード内に設ける必要がないので、カッティングブレ
ードの大きさを小さくすることができる。アンビル部の
両側部に位置する1対の立壁面の間隔は、上方にいくほ
ど狭くなるようにされる。このようにすれば、アンビル
部よりも上方に突出する1対のカッティングブレードの
間に形成される空間は、下方にいくほど広くなる末広が
りの形状となるため、せん断抜きされた部分の圧縮工程
の際、その幅方向への拡大がスムーズに行なわれる。
【0021】好ましい実施例では、カッティングブレー
ドは、その上端および下端の内側縁にカッティングエッ
ジを有する上下対称の形状である。このようなカッティ
ングブレードであれば、一方のカッティングエッジが摩
耗によって使用不能になったとき、カッティングブレー
ドの上下を逆にすることによって他方のカッティングエ
ッジを使用することができるので、1個のカッティング
ブレードの寿命が従来のものに比し2倍ほど長くなる。
【0022】さらに好ましい実施例では、ブレードホル
ダの底壁面と、せん断力の作用する方向とのなす角度は
鋭角とされる。ブレードホルダの底壁面には、カッティ
ングブレードの下端面が当接している。このような鋭角
にすれば、せん断工程の際、カッティングブレードの座
りが安定するので、正確かつ確実なせん断を実現するこ
とができる。
【0023】
【0024】カッティングブレードの大きさを小さく
し、さらにカッティングブレードの交換を容易にするた
めに、好ましい実施例では、各カッティングブレードの
外側面に凹部が形成される。ばねは、下方に向かって突
出するU字状部分と、このU字状部分の先端に接続され
て各カッティングブレードの凹部内にはまり込む嵌合部
分とを含む。ブレードホルダには、ばねの上方への抜け
を防止するために、U字状部分の内部底端に当接するピ
ンが設けられる。
【0025】
【発明の実施の形態】図1〜図4を参照して、この発明
の一実施例であるせん断接合用下型を説明する。せん断
接合用下型20は、ブレードホルダ21と、1対のカッ
ティングブレード30、31と、ばね34と、ロールピ
ン35とを備える。
【0026】ブレードホルダ21は、せん断パンチによ
ってせん断抜きされる部分を下から受け止めるアンビル
部22と、このアンビル部22の両側部に位置し上下方
向に延在する立壁面23、24と、各立壁面23、24
の底端から外側方に向かって延在する底壁面25、26
と、ロールピン35を受入れる貫通穴29とを有する。
立壁面23、24と底壁面25、26とが交差するコー
ナ部には、カッティングブレード30、31の下端の内
側縁との接触を避けるための逃げ部27、28が形成さ
れている。
【0027】図3から明らかなように、アンビル部22
の両側部に位置する1対の立壁面23、24の間隔は、
上方にいくほど狭くなるようにされている。また、底壁
面25、26とせん断力の作用する方向とのなす角度
は、鋭角(90°−β)である。
【0028】1対のカッティングブレード30、31
は、ブレードホルダのアンビル部22の両側部において
立壁面23、24と底壁面25、26とに接触して置か
れる。1対のカッティングブレード30、31は全く同
じ形状を有している。したがって、重複した説明を避け
るために、細部については一方のカッティングブレード
に対してのみ説明を行なう。
【0029】カッティングブレード30は、その外側面
に凹部32を有する。さらに、カッティングブレード3
0は、その上端および下端の内側縁にカッティングエッ
ジ30a、30bを有する上下対称の形状である。した
がって、一方のカッティングエッジ30aが摩耗によっ
て使用不能になったとき、カッティングブレード30の
上下を逆にして他方のカッティングエッジ30bを使用
することができる。こうして、1個のカッティングブレ
ードの寿命を大幅に増大することができる。
【0030】ばね34は、各カッティングブレード3
0、31をブレードホルダ21上に保持するために、カ
ッティングブレード30、31を立壁面23、24およ
び底壁面25、26に弾性的に押し付ける。具体的に
は、ばね34は、下方に向かって突出するU字状部分3
4aと、このU字状部分34aの先端に接続されて各カ
ッティングブレード30、31の凹部32、33内に嵌
まり込む嵌合部分34bとを含む。ロールピン35は、
ブレードホルダ21の貫通穴29内に挿入されて、ばね
のU字状部分34aの内部底端に当接する。このロール
ピン35の存在によって、ばね34の上方への抜けが防
止される。
【0031】図2に示す状態では、ばね34の1対の嵌
合部分34bは常にその間隔を小さくするような弾性力
を発揮している。この弾性力により、1対のカッティン
グブレード30、31は、ブレードホルダ21の立壁面
23、24および底壁面25、26に弾性的に押し付け
られて保持される。ばね34の1対の嵌合部分34bの
間隔を広げることによってカッティングブレード30、
31に作用している弾性力を解放すれば、1対のカッテ
ィングブレード30、31をブレードホルダ21から取
外すことができる。このようなカッティングブレード3
0、31の取外しは容易であり、またそれらの取付も容
易である。
【0032】図2に示すように、カッティングブレード
30、31の上端部分は、ブレードホルダ21のアンビ
ル部22よりも上方に突出している。この突出したカッ
ティングブレード30、31の間に形成される空間は、
下方にいくほど広がった末広がりの形態となっている。
【0033】次に、図5〜図8を参照して、この発明の
一実施例として採用されるせん断パンチを説明する。せ
ん断パンチ40は、パンチ本体部41と、パッド46
と、圧縮ばね50とを備える。
【0034】パンチ本体部41は、先端刃42と、その
上に位置する大径円柱部43と、さらにその上に位置し
大径円柱部よりも小さな外径を有する小径円柱部44
と、さらにその上方に位置する領域にあるフランジ45
とを有する。
【0035】パッド46は、パンチ本体部41の先端刃
42を取囲む有底円筒形であり、その底壁47に先端刃
42を通過させる貫通スリット48を有している。この
パッド46は、パンチ本体部の先端刃42が下方へ移動
してせん断加工している間、上部金属薄板の上面に当接
している。圧縮ばね50は、パッド46の上端とパンチ
本体部41のフランジ部45との間に配置され、パッド
46を常に下方へ向かって付勢している。
【0036】パッド46は、パンチ本体部41上で摺動
可能に保持されなければならない。また、パッド46
が、パンチ本体部41から下方へ抜け出てしまうのを防
止しなければならない。この発明の好ましい実施例で
は、パッド46の取付のための部品を特に必要とするこ
となく、パッド46をパンチ本体部41上で摺動可能に
保持するために、かしめ加工を実施している。具体的に
は、パッド46の上方部を縮径方向にかしめることによ
って、そのかしめ部分49をパンチ本体部41の大径円
柱部43と小径円柱部44との段差に係合させている。
図7から明らかなように、パッド46の内径と大径円柱
部43の外径とはほぼ等しい寸法とされている。パッド
46のかしめ部分は、パッド46の内径よりも径が小さ
くされているので、大径円柱部を越えて下方に抜け出る
ことはない。かしめ加工によって縮径したパッド46の
上方部は、小径円柱部44の形成されている領域上を相
対的に摺動可能となる。
【0037】図9は、この発明に従った接合工具を用い
てせん断接合している工程を順に示している。
【0038】図9(a)に示す状態では、パンチ本体部
41の先端刃42とパッド46の底面とが上部金属薄板
1に当接し、1対のカッティングブレード30、31の
上端面が下部金属薄板2の裏面に当接している。
【0039】図9(b)は、せん断直後の状態を示して
いる。上部金属薄板1および下部金属薄板2はその一部
がパンチ本体部の先端刃42と1対のカッティングブレ
ードのカッティングエッジ30a、31aとによってせ
ん断抜きされている。せん断抜きされた部分は、ブレー
ドホルダのアンビル部22よりも上方に突出する1対の
カッティングブレード30、31の上方部分の間の空間
内に位置している。図から明らかなように、せん断抜き
された部分の両側部には僅かな空間が形成されている。
したがって、図9(c)に示すように、せん断抜きされ
た部分がパンチ本体部41とアンビル部22との間に圧
縮されたとき、スムーズに幅方向に拡大することができ
る。
【0040】図9(b)に示すせん断工程の際、1対の
カッティングブレード30、31に対して上方から下方
へ向かって力が加わる。その力はブレードホルダ21の
底壁面25、26によって受け止められる。前述したよ
うに、底壁面25、26とせん断力の作用する方向とは
鋭角となっているので、底壁面25、26から及ぼされ
る反力は、1対のカッティングブレード30、31の上
端を互いに近づけるように作用する。したがって、せん
断時には、1対のカッティングブレード30、31は側
方への広がりが確実に防止される。
【0041】前述したように、ブレードホルダ21の1
対の立壁面23、24の間隔は、上方にいくほど狭くな
るようにされているので、せん断抜きされた部分の両側
方に僅かな隙間が形成され、圧縮による幅方向への拡大
をスムーズに行なわせることができる。図9(c)に示
すように、せん断抜きされた部分の幅方向への拡大によ
って1対のカッティングブレード30、31は僅かに外
側方へ移動する。この移動は、ばね34の弾性力に抗し
て行なわれる。なお、図9においては、ばね34の図示
を省略している。
【0042】カッティングブレード30、31の一方の
カッティングエッジが摩耗によって使用不能になった場
合には、カッティングブレード30、31の上下を逆に
して、他方のカッティングエッジを使用する。
【0043】図1〜図9を用いてこの発明の実施例を説
明したが、この発明は図示した実施例に限定されるもの
ではない。この発明の均等の範囲内において種々の修正
や変形が可能である。また、用語として「上」および
「下」を用いたが、それらは便宜的にある方向を特定す
るために用いただけであり、絶対的な上下方向に限定さ
れるものではない。図示した構造の上下を逆にしたり、
あるいはせん断パンチと下型とを水平方向に整列させる
ようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例として用いられるせん断接合
用下型の分解斜視図である。
【図2】せん断接合用下型の正面図である。
【図3】ブレードホルダの正面図である。
【図4】カッティングブレードの斜視図である。
【図5】この発明の一実施例として用いられるせん断パ
ンチの分解斜視図である。
【図6】せん断パンチの正面図である。
【図7】せん断パンチの断面図である。
【図8】かしめ加工によってパッドをパンチホルダ部に
取付けるための工程を示す図である。
【図9】この発明に従ったせん断接合用工具を用いてせ
ん断接合する工程を順に示す図である。
【図10】一般的なせん断接合工具を示す斜視図であ
る。
【図11】せん断接合された2枚の金属薄板を示す斜視
図である。
【図12】せん断接合された金属薄板を示す断面図であ
る。
【図13】従来のせん断接合工程を順に示す図である。
【図14】従来のせん断接合用下型を示す正面図であ
る。
【図15】従来のせん断接合用下型を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
20 せん断接合用下型 21 ブレードホルダ 22 アンビル部 23、24 立壁面 25、26 底壁面 30、31 カッティングブレード 34 ばね 40 せん断パンチ 41 パンチ本体部 42 先端刃 43 大径円柱部 44 小径円柱部 46 パッド 48 貫通スリット 49 かしめ部分 50 圧縮ばね

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重ね合わせた上部金属薄板と下部金属薄
    板とをせん断接合するために、上部金属薄板側に配置さ
    れるせん断パンチに対応して、下部金属薄板側に配置さ
    れて使用されるせん断接合用下型であって、 せん断パンチによってせん断抜きされる部分を下から受
    止めるアンビル部と、このアンビル部の両側部に位置し
    上下方向に延在する立壁面と、各立壁面の底端から外側
    方に向かって延在する底壁面とを有するブレードホル
    ダ、 前記アンビル部の両側部において前記立壁面と前記底壁
    面とに接触して置かれる1対のカッティングブレード、
    および前記各カッティングブレードを前記ブレードホル
    ダ上に保持するために、カッティングブレードを前記立
    壁面および前記底壁面に弾性的に押付けるばねを備え、 前記各カッティングブレードは、前記ばねによる弾性力
    を解放することによって、前記ブレードホルダから分離
    可能であり、 前記アンビル部の両側部に位置する1対の立壁面の間隔
    は、上方にいくほど狭くなるようにされており、 前記アンビル部よりも上方に突出した1対のカッティン
    グブレードの対向する内壁面の間隔は、下方にいくほど
    広くなる末広がりの形状とされている 、せん断接合用下
    型。
  2. 【請求項2】 前記カッティングブレードは、その上端
    および下端の内側縁にカッティングエッジを有する上下
    対称の形状である、請求項1に記載のせん断接合用下
    型。
  3. 【請求項3】 前記底壁面とせん断力の作用する方向と
    のなす角度は、鋭角である、請求項1または2に記載の
    せん断接合用下型。
  4. 【請求項4】 前記立壁面と前記底壁面とが交差するコ
    ーナ部には、前記カッティングブレードの下端の内側縁
    との接触を避けるための逃げ部が形成されている、請求
    項1〜3のいずれかに記載のせん断接合用下型。
  5. 【請求項5】 前記各カッティングブレードの外側面に
    は凹部が形成され、前記ばねは、下方に向かって突出す
    るU字状部分と、このU字状部分の先端に接続されて前
    記各カッティングブレードの凹部内にはまり込む嵌合部
    分とを含み、前記ブレードホルダには、前記ばねの上方
    への抜けを防止するために、前記U字状部分の内部底端
    に当接するピンが設けられている、請求項1〜4のいず
    れかに記載のせん断接合用下型。
JP8242244A 1996-09-12 1996-09-12 せん断接合用下型 Expired - Lifetime JP2878653B2 (ja)

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JPH1085856A JPH1085856A (ja) 1998-04-07
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