JP2878283B2 - フィルタカートリッジ結合装置とフィルタ装置用アセンブリ及びフィルタ装置 - Google Patents

フィルタカートリッジ結合装置とフィルタ装置用アセンブリ及びフィルタ装置

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JP2878283B2
JP2878283B2 JP63082101A JP8210188A JP2878283B2 JP 2878283 B2 JP2878283 B2 JP 2878283B2 JP 63082101 A JP63082101 A JP 63082101A JP 8210188 A JP8210188 A JP 8210188A JP 2878283 B2 JP2878283 B2 JP 2878283B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、無害な媒質もまた極めて危険性の高い媒質
をも濾過することができるフィルタ装置に関し、さらに
このフィルタ装置用アセンブリ及びこのアセンブリを構
成するフィルタカートリッジ結合装置に関する。
(従来の技術) この種のフィルタ装置としてドイツ公開文35 20 139
に開示されるものがある。この種のフィルタ装置におい
ては、液密性が極めて重要な役割を果たすことは明らか
であるが、上記ドイツ公開文3520 139によるものでは、
液密性を確保するのにOリングを用いている。
(発明が解決しようとする課題) 上記公知のものでは以下のような問題点がある。
(A)使用されているOリングは、溝の中に保持された
状態を保つために引張り負荷を蒙る。この為に時間の経
過と共にその性状に変化が生じる。
(B)Oリングが、更にチューブの端末部分を保持する
目的をもっていたために、ハメ合い上の精度が失われて
いた。何故ならは端末部分が外面を介して引張ることが
出来る限り、それがOリングの嵌入溝の中にある時には
当然直径が小さくなり、従ってシワを生じるからであ
る。
(C)Oリングは、液体を満たされたチューブをアダプ
タが容器から外される作業時に保持せねばならぬ時に、
極めて大きい引張り力を受けることになる。この時には
全重量がOリングにかかることになる。
(D)この場合に別個のヘッドおよびアダプタが必要で
ある。これらは一つの面を介して接し合うが、この外縁
を液密的に保持することが蓋を容器に対して緊締するこ
とにより試みられている。この場合に用いられているの
は、高級品の製造には向かぬ射出成形品である為に、面
は平坦ではなくこれを克服するには極めて大きな圧力が
必要である。しかし、含成樹脂に大きい加圧力を加えた
場合に、それは時間の経過と共に流動現象を示す。その
為に液密性は徐々に失われて行く。
(E)ヘッドを取外すと、先に液により濡れた面が露出
する。これは液が危険物である時には極め危険であり、
液が危険でなくても掃除の作業を必要とすることにな
る。
(F)ヘッドもまたそれを新しいアダプタと共に使用す
る前には掃除せねばならない。
(G)排出空間内に圧力が生じた場合に、圧力はアダプ
タを下方に曲げ、かつこの事は液体を短絡させることに
なる上、Oリングに力が集中し、フィルタカートリッジ
の揺動運動を惹き起す。何故ならばアダプタは、この時
にはボールカップの如く湾曲するからである。
(H)緊締リングに対し緊締ブレートを互いに押し付け
合う為の装置は、特に堅牢な構造でなければならず、か
つこの事は過大寸法、過大重量、無様な格好および高価
の原因となる。
(I)シール面は、極めて大きくなければならず、また
シール面の周縁には非常に多くの物体が存在し、かつこ
の事は装置を高価なものにする。材料費の高くつくもの
は使い捨ての装置には好ましくない。
(J)2本のフレキシプルのチューブを用いようとする
時一一つは外部の安全の為に、他の一つは内部の液を保
持するチューブとして−これはOリングにとっては過大
な役割となる。
本発明の目的は、上記の(A)〜(J)の如き問題点
を回避するフィルタカートリッジ結合装置、フィルタ用
アセンブリ及びフィルタ装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本発明によるフィルタカートリッジ結合装置は、上記
目的を達成するために、円形のアダプタと;アダプタか
ら下向きに突き出ており、それにフィルタカートリッジ
を取り付けることの出来る少なくとも一つのカートリッ
ジノズルと;アダプタ上方の円形のヘッドと;アダプタ
/ヘッドの外周領域に於けるシール装置と;アダプタ/
ヘッドの外周領域の緊締用辺縁と;フォイルサックの上
部辺縁の為のアダプタ/ヘッドの外周領域に於ける保持
装置と;ヘッドとアダプタとの間に形成される排出空間
とを備えるものであって、 (a)上記緊締用辺縁がシール装置よりも内側におい
て,ヘッドとアダプタとの間を確実且つ液密的に結合し
ており,(b)アダプク/ヘッドの外周領域から、円錐
状の平坦な外面を持つ,リング状で且つ充実体でカラー
(29)が液密的に延設され,(c)シール装置は,上記
カラーとこのカラー上で拡がることが出来るスプリング
リング(44)を備えていることを特徴としている。
上記カラーは装置の幾何学的な中心軸に対して小さい
角度をなすことが好ましく、上方に向かうものであれは
さらによい。また、カラーは一体的且つ液密的なリング
状のウェブにより支持させ、このウェブを、ヘッド/ア
ダプタの外周領域と液密的に結合させることができる。
カラー上で拡がることが出来且つ同様に幾何学的な中
心軸との間に小さい角度を為すスプリングリングを備
え、このスプリングリングが拡がった状態で、カラーの
下側とスプリングリングの内側の間にフォイルサック上
側の辺縁領域が確実に緊締されることが出来るようにし
てもよい。この場合、二つのフォイルサックを重ね合わ
せるようにするのが望ましい。また、カラーの端末に、
ほぼ垂直に上向きに突き出す短いリング状の延長部を形
成するとともに、スプリングリングの上側の端末領域
に、補完的なもう一つの外部リング延長部を設け、この
外部リング延長部を少なくとも部分的に前記カラー側の
リング状延長部に嵌合させる如く被せるようにすること
ができる。
上記のようなフィルタカートリッジ結合装置の下側
に、カラーの上に上部辺縁領域が液密的に固定されたフ
ォイルサックの中に少なくとも一つ存在するフィルタカ
ートリッジを吊り下げることにより、フィルタ装置用ア
センブリとすることができ、このフィルタ装置用アセン
ブリも上記目的を達しうるものである。
この場合、フォイルサックの辺縁領域を緊締リングと
カラーの間で緊締することができる。また、この辺縁領
域は、緊締領域を越えて上方に延出させ、且つその位置
でフィルタカートリッジ結合装置に溶着するようにする
のが良い。さらに、フォイルサックの上部辺縁領域は、
緊締されぬ状態ではカラーよりも小さいか、または最大
でも等しい直径を持つものであることが望ましい。
上記のようなフィルタ装置用アセンブリに加え、フィ
ルタボトルと蓋を備えるフィルタ装置であって、フィル
タボトルが上部に、その内面がカラーおよび/またはス
プリングリングの外面の斜面に対応する、最小径がカラ
ーの斜面の最大径よりも小さい円錐斜面を持つととも
に、蓋が外面に於てカラーの斜面に適合する補完的な円
錐斜面を持ち、且つこの蓋は緊締装置を用い大きな力を
以ってフィルタボトルに押し付け締め付けられるように
したフィルタ装置によっても上記目的は達成される。
この場合、フィルタボトル上側の辺縁ふくらみ部は二
つの円錐斜面を有するものとし、下側の円錐斜面の角度
を上側の円錐斜面の角度よりも小さくすることによっ
て、二つの円錐斜面の間に凸状屈曲部を存在させておく
のがよい。
(作用) 上記フィルタカートリッジ結合装置は、ヘッドとアダ
プタの間を辺縁が結合しており、Oリングのように常時
且つフィルタボトルからの取り外し時に特に大きな引張
り負荷を蒙るシール要素がない。また、辺縁が結合して
いることにより、Oリングでフォイルサックにシワを生
じさせることもない。さらに、ヘッドとアダプタを緊締
するための装置が不要であり、したがってこれらヘッド
とアダプタを合成樹脂製とした場合も、緊締による時間
経過に伴う液密性の劣化もない。さらに、ヘッドとアダ
プタがシール装置の内側で結合していることにより、ヘ
ッドを取り外しても液により濡れた面が露出することが
なく、且つ排出空間内で生じた圧力でアダプタが湾曲し
て、濾過された液体と未だ濾過されていない液体が短絡
することがない。さらに、緊締するために必要な堅牢な
構造の装置が不要である上、アダプタ/ヘッドの外周領
域から延設される平坦なカラーをシール装置の一部とし
ているから、シール装置を構成するOリング及びこのO
リング前後の極めて大きなシール面も必要がない。さら
にまた、前記カラーをシール装置の一部としていること
により二つのフォイルサックの辺縁領域も確実に保持す
ることができる。
本発明のフィルタ装置用アセンブリは、上記フィルタ
カートリッジ結合体のアダプタに少なくとも一つ以上の
フィルタカートリッジを連結するとともに、カラーの上
にフォイルサックの上部辺縁領域を液密的に固定するこ
とにより、完備したアセンブリにおいて、フィルタカー
トリッジ結合体の作用を利用するようにしたものであ
る。
また、本発明のフィルタ装置は、蓋の外面とフィルタ
ボトル上部の辺縁ふくらみ部間に、カラーとこれに固定
されたフォイルサックの上部辺縁領域を緊締することで
上記フィルタ装置用アセンブリの作用を利用している。
(実施例) 図によれば、アダプタ11およびヘッド12が一つのユニ
ットに組合わされ、かつこのユニットは比較的肉薄の合
成樹脂から成る。上記の両者は、それらの領域内に比較
的大きい排出空間13を形成している。アダプタ11の下側
から接続ノズル14が下向きに伸び、そこにフィルタカー
トリッジを装着することが出来る。ヘッド12から上向き
に延びる排出ノズル16および供給ノズル17が設けられて
いる。アダプタ11およびヘッド12は、それらの外周に於
て外壁18により一体的に互いに連結されている。この外
壁18は幾何学的な中心軸19に同軸的に配置された背の低
いシリンダーの形を持つ。
断面に於いてすべての壁体は3ミリメートル程度であ
り、従ってほぼ20センチメートル程度の全直径に比較し
て総体的に薄肉である。
供給ノズル17の右下の領域に於いては、その壁体は外
壁18となっている。外壁18からは一体的にかつ水平方向
に円環状の外周ウェブ21が延びている。これは第2図に
おいて幾らか厚く見える如く約4mmの厚みを持つ。外周
ウェブ21の内部は、排出空間とは何らの接続部をも持た
ない。むしろ外周ウェブ21は、外壁18と同様にすべてに
おいて堅牢な充実体(すなわち、中身が空でない“む
く”)となっている。
外周ウェブ21の外側端末部分からは、同軸的に下方に
向かう補剛リング22が延びている。このようにして生じ
た下方に向かって開放された同軸的な溝23には、規則的
な角度間隔を距てて、放射方向に延びる幅の狭い補剛ブ
リッジ24が設けられている為に、溝23と同じ高さにある
外壁18の壁体部分は、補剛リング22と相互に支持し合う
ことになり、これにより剛性は更に高まる。
補剛リング22は下方外側に1/4円摺動面26を持つ。こ
の補剛リング22の外部同軸円筒状の壁体領域27は、外周
ウェブ21のほぼ半分の高さに迄達し、かつここを屈曲部
28として外方向に延びるカラー29に移行する。カラー29
は幾何学的な中心軸19に同軸的であり、一様にほぼ3ミ
リメートルの厚みでほぼ35゜の角度で外側上方に延び
る。正確には、その円錐状の平坦な外面31は32゜の角度
で上に延びるのに対し、その円錐状の平坦な同心的な内
面32は、35゜の角度で外側上方にのびる為にカラー29は
その限りに於て幾らか薄くなって行く。
カラー29の端末領域は、一体的に同軸的な端末リング
33に移行する。このリング33は垂直に上に延び、かつ第
2図から認め得る如くカラー29の長さに比して短い。そ
の屈曲部34の後に始まる外面36は、これに平行な内面37
と共に3゜の角度だけ外方に傾く。外面36には、上部で
同軸的に拡がる約1.25ミリ幅の段状の縁38が続く。縁38
は略半円弧39を以って内面37に接続する。
第2図では、二つの共に折曲げられる合成樹脂フォイ
ルサックの内、上側の辺縁領域40、41を分解された状態
で示している。これら辺縁領域の端末42、43は安全上の
理由および組立てを容易にする為に前記端末リング33の
半円弧39と材質的に保持されやすい(例えば溶着によ
る)形で結合されている。辺縁領域40、41の上側は先ず
摺動面26がある為に容易に補剛リング22に被せることが
出来、次に少くともそれらが外面31に迄進んで来たあと
も、それを利用して壁体領域27から段38をこえて締った
状態で、平滑に、かつ平面的に壁体に沿わせことが出来
る。
スプリングリング44は、一体的に合成樹脂により射出
成形され、これは第2図に示されるような断面を持つ。
その直径はその内方に向かう1/3円弧を以って突き出る
ふくらみ46が、スプリングリング44の拡がらね状態で屈
曲部34のほぼ下側に接し得る如く大きさを持つ。スプリ
ングリング44は、一体的構造で不連続部分を持たない。
拡がった状態では、その下側の内側47はフォイルサック
外側上部の辺縁領域41に接し、かつ内側の辺縁領域40を
壁体領域27に押し付ける。尖った角により穴のあくこと
を防止する為に、内面47は1/4円弧48を以って外方且つ
下方に丸められており、摺動面26と共に安全な、次第に
狭まって行く漏斗状の形態を形成している。
拡がった状態では−上側の辺縁領域40、41をその間に
入れて−凸状屈曲部49は凹状屈曲部28に嵌合する。32゜
の角度で右上方に向かう内面51もまた外面31に平行に沿
って走行し、かつその位置で比較的大きい面積にわたり
上側の辺縁領域40、41を締め付ける。屈曲部34には、屈
曲部52が対応し、そこからは垂直に上方に伸びる内面53
が続く。段38には補完的に同じ高さにコーナー部54が対
応する。コーナー部54は、フォイルサックの肉厚みを中
間に介入させて段38の上に乗り、かつこれがスプリング
リング44がそれ以上内方にスプリングバックし得ない場
合に対する追加的な保障を与える。結合は、原則として
接着を使用しないが、しかしスプリングリング44の内方
に向かう面に接着剤を使用することもまた出来る。
ふくらみ部46は、上部で放射方向の面56に移行し、か
つ屈曲点を越えると垂直に下方に伸びる外面57に移行す
る。屈曲点52より少し下の位置には、外面側の屈曲点58
があり、それ以後は平面的な、載頭円錐的な外面59が続
き、かつこれは内面51と平行に走行し、かつ凸状屈曲部
49より下の凹状屈曲部61に達する。ここからは垂直方向
に下方に外面62が延び、かつこの外面62が尖端を介して
1/4円弧48に移行する。スプリングリング44の内面47、5
1および53が壁体部分27、外面31および外面36に比して
幾らか寸法が小さい為にスプリングリング44が拡がった
後にはすべてのこれらの面が圧力を以って接し合う。
金属製のフィルタボトル63は、上部の辺縁64が肥厚し
ており、この辺縁64はフィルタボトル63と同様に、組立
てられた状態で幾何学的な中心軸19に同軸的である。フ
ィルタボトル63は、その内面が連続的であり、何れの位
置に於いても中断されることはない。辺縁64の内面66は
円筒内面を成し、垂直に上方に屈曲点67に迄伸びてい
る。組立ての完了した状態では、この屈曲点67はスプリ
ングリング44の凹状屈曲部61の高さにある。しかし外面
62は内面66からある距離を距てている。凸状屈曲点67に
続いて円錐面68が形成され、かつこの面68は幾何学的な
中心軸19に対して16゜の角度を為している。この角度
は、スプリングリング44の外面59の角度よりも小さい。
円錐面68は極めて僅かに屈曲した凸状の屈曲部69に迄達
し、この屈曲部69を越えると幾何学的な中心軸19に対し
32゜の角度を成す円錐面71に移行する。この更に長い円
錐面71は、外方が支持されていない外面57のほぼ半分の
高さに達する。円錐面71は、放射方向の円環面72に移行
する。
蓋73からは、フィルタボトル63の辺縁64に対応する辺
縁部74が、幾何学的中心軸19に同軸的に連続面を以って
下方に延設されている。カラー29および外壁18により形
成された同軸的な円環状の溝76に、前記相手辺縁部74が
嵌入する場合、組立ての完了した状態でも、辺縁部74は
溝76の底75には接触しない。辺縁部74は、外壁18にも接
触しない為に、あらゆる位置に於いて溝76よりも寸法的
に小さい。組立ての完了した状態では、35゜の角度を持
って外方かつ上方に傾斜する辺縁部74の外面77は、カラ
ー29の内面32に接するが、しかし内面37には接触しな
い。これは外面77が内面32よりも高い位置に達していな
い為である。
組立ての完了した状態では、図示されていないホルダ
ーが蓋73をフィルタボトル63に押し付ける。従って外面
77は、内面32に押し付けられる。外面31はフォイルサッ
クの上部辺縁領域40、41に押し付けられる。フォイルサ
ックは、また内面51に押し付けられる。外面59は、特に
僅かな屈曲を示す屈曲部69に押し付けられるので、この
位置で主たるシール力が作り出される。締め付けられる
部分は合成樹脂であるために内面51と外面59との間で材
料は幾らか撓み、したがって当然屈曲部69の周辺部分も
また−圧力が僅かな場合にも−シールに寄与することが
出来る。
尚、スプリングリング44は構成要件としないことも可
能である。屈曲部69が上側の辺縁領域40、41を押し貫く
危険の存在する時には、円錐面68と円錐面71との間の角
度を、例えばこれらの面が互いに移行し合う程に僅かな
ものすることが必要であろう。この場合には、屈曲点34
より上で上部辺縁領域40、41をカラー29に確実に結合す
ることが極めて重要である。
スプリングリング44は、この場合使用されるフォイル
サックが一つであるか、または二つであるかに関係なく
その寸法を変更する必要はない、何故ならば、その弾性
が円周長の差を簡単に吸収するからである。
第3図には供給ノズル78および排出ノズル79が示され
ている。
(発明の効果) 請求項1によれば、ヘッドとアダプタ間のシール装置
に常時引張り負荷を受けて経年劣化したり、アダプタ取
り外し時に特に大きな負荷を受けて劣化するシール要素
がないから、この間の液密性の確保に対する信頼性が高
い。また、フォイルサックの辺縁領域にシワを生じさせ
ることがなく、二つのフォイルサックを用いた場合も各
辺縁領域が確実に保持されるから、このフォイルサック
連結部における液密性に対する信頼性も高い。緊締並び
にシールに必要な部分が小さくてよいから、装置全体を
小型軽量化し且つコストダウンすることができる。
請求項2の特徴によれば、くさび作用を利用すること
が出来る。即ち締付け力は、カラーの上側および下側の
加圧力程に大きくなる必要はない、更にかかるカラー
は、ラジアルカラーに比して装置に剛性を与える。
請求項3の特徴によれば、液体を振盪されねばならぬ
時の補助溝が提供される。さらに装置を、例えば先ず予
め二つの部分に分けて製作し、次に排出空間を通過する
平面で互いに溶接する方法で接合する時には、カラーは
邪魔にはならない。更にこの時には、フォイルサックの
上側の辺縁領域は、摺動面を利用することにより、そこ
にシワが生じる事のない方法で緊締されることが出来
る。
請求項4の特徴によれば、更に剛性を高め、かつ蓋と
ボトルのシールに必要な構造を充分に外方に移すことが
出来、この為にフォイルサックが圧力下で充分に接する
ことが出来る連続面を内部に設けることが出来る。
請求項5の特徴によればフォイルサックの上部の辺縁
領域を大きな面積で保持し、かつフォイルサックに有害
な力が作用せぬ状態に保つことが可能となる。但し、こ
の場合にフォイルサックは薄い、例えば10分の5mmの厚
みのフォイルから成ることを考慮せねばならない。更に
この請求項5によれば、フォイルサックが、比較的剛性
のあるカラーおよび比較的剛性のあるスプリングリング
による、二つの限定が容易で且つ大きな面積の対立面を
備える為に、シール力はフォイルサックに対して点状に
集中することがなく、均一に大きくされる長所を持つ。
請求項6の特徴によれば安全の為の余裕を持つことが
出来る、何故ならば内側のフォイルサックの液密性が損
なわれた時にも尚、外部にもう一つのフォイルサックが
存在するからである。更にこのようにすれば、外部のフ
ォイルサックは内部のフォイルサックを例えば搬送時に
損傷から守ることが出来る。
請求項7の特徴によれば、スプリングリングは、その
一旦嵌入した位置からは最早や跳ね戻ることはなくな
る。
請求項8の特徴によれば、完備したフィルタ装置用ア
センブリに対してフィルタカートリッジ結合装置の特徴
を利用することが出来る。すなわち、請求項8は完備し
たフィルタ装置用アセンブリを対象とするのに対し請求
項1〜7項はアダプタ/ヘッドの組合わせを対象とする
に過ぎない。
同じことは請求項9の特徴に対しても適用される。
請求項10の特徴によれば、フォイルサックの液密性の
みならず、また機械的な強度に関しても更に安全性を確
保することが出来る。
請求項11の特徴によれば、上側のフォイルサックの辺
縁部分は、常に平坦な状態で接しシワを生じることのな
いことがより確実に保証される。
請求項12の特徴によれば、フィルタ装置用アセンブリ
の長所を完備したフィルタ装置として利用可能にするこ
とが出来る。
請求項13の特徴によれば、液密条件は、更に改善され
ることが出来る、何故ならば凸状屈曲部が特定の位置で
加圧するからである。
【図面の簡単な説明】
第1図はフィルタカートリッジ結合装置の断面図、第2
図はフィルタ装置用アセンブリを含むフィルタ装置の要
部を示す分解断面図、第3図はフィルタボトルと蓋の一
部を切欠いた側面図である。 11……アダプタ 12……ヘッド 13……排出空間 14……接続ノズル(カートリッジノズル) 29……カラー(シール装置、緊締用辺縁、保持装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B01D 27/08 B01D 29/24 B65D 53/00 B65D 43/06

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円形のアダプタ(11)と;アダプタから下
    向きに突き出ており、それにフィルタカートリッジを取
    り付けることの出来る少なくとも一つのカートリッジノ
    ズル(14)と;アダプタ上方の円形のヘッド(12)と;
    アダプタ/ヘッドの外周領域において,フレキシブルな
    フオイルサックを緊締するためのシール装置(29,44,6
    4,74)と;アダブタ/ヘッドの外周領域の緊締用辺縁
    (18)と;前記フォイルサックの上部辺縁(40,41)の
    為のアダプタ/ヘッドの外周領域に於ける保持装置(33
    等)と;ヘッドとアダプタとの間に形成される排出空間
    (13)とを備えるものであって、 (a)上記緊締用辺縁がシール装置よりも内側におい
    て,ヘッドとアダプタとの間を確実且つ液密的に結合し
    ており, (b)アダプタ/ヘッドの外周領域から、円錐状の平坦
    な外面を持つ,リング状で且つ充実体であるカラー(2
    9)が液密的に延設され, (c)シール装置は,上記カラーとこのカラー上で拡が
    ることが出来るスプリングリング(44)を備えているこ
    とを特徴とするフィルタカートリッジ結合装置。
  2. 【請求項2】カラーがアダプタ/ヘッドの幾何学的な中
    心軸に対して,鋭角に外側上方に延びることを特徴とす
    る請求項1に記載のフィルタカートリッジ結合装置。
  3. 【請求項3】カラーが上方に向かうものであることを特
    徴とする請求項2に記載のフィルタカートリッジ結合装
    置。
  4. 【請求項4】カラーが一体的且つ液密的なリング状のウ
    エブ(21)により支持され、このウェブは、ヘッド/ア
    ダプタの外周領域と液密的に結合していることを特徴と
    する請求項1乃至3の何れか一項に記載のフィルタカー
    トリッジ結合装置。
  5. 【請求項5】カラー上で拡がることが出来且つアダプタ
    /ヘッドの幾何学的な中心軸に対して外側上方に延びる
    様な,液密性のスプリングリングを備え、このスプリン
    グリングが拡がった状態でカラーの下側とスプリングリ
    ングの内側の間にフォイルサックの上側の辺縁領域が確
    実に緊締されることが出来ることを特徴とする上記請求
    項1乃至4の何れか一項に記載のフィルタカートリッジ
    結合装置。
  6. 【請求項6】二つのフォイルサックの上側の辺縁領域が
    確実に緊締されることの出来ることを特徴とする請求項
    5に記載のフィルタカートリッジ結合装置。
  7. 【請求項7】カラーの端末が短いリング状の延長部に移
    行し、この延長部が、ほぼ垂直に上向きに突き出すもの
    であるとともに、スプリングリングの上側の端末領域
    に、補完的なもう一つの外部リング延長部(46)が設け
    られ、この外部リング延長部が少なくとも部分的にカラ
    ー側のリング状の延長部上に乗り,締め付けるように被
    さることを特徴とする請求項5に記載のフィルタカート
    リッジ結合装置。
  8. 【請求項8】上記請求項1乃至5,及び7のいずれか一項
    によるフィルタカートリッジ結合装置の下側にフィルタ
    カートリッジが吊下げられ、フィルタカートリッジは、
    カラーの上に上部辺縁領域が液密的に固定されたフォイ
    ルサックの中に少なくとも一つ存在することを特徴とす
    るフィルタ装置用アセンブリ。
  9. 【請求項9】緊締リングとカラーとの間でフォイルサッ
    クの辺縁領域が緊締されていることを特徴とする請求項
    8に記載のフィルタ装置用アセンブリ。
  10. 【請求項10】フォイルサックの辺縁領域が、上記カラ
    ーと上記スプリングとにより緊締される領域を越えて上
    方に延び、かつその位置で上記カラーに溶着されている
    ことを特徴とする請求項9に記載のフィルタ装置用アセ
    ンブリ。
  11. 【請求項11】フォイルサックの上部辺縁領域は、上記
    カラーと上記スプリングとにより緊締される前の状態で
    カラーよりも小さいか、または最大でも等しい直径を持
    つことを特徴とする上記請求項8乃至10のいずれか一項
    に記載のフィルタ装置用アセンブリ。
  12. 【請求項12】フィルタボトル(63)が上部に一つの辺
    縁ふくらみ部を備え、この辺縁ふくらみ部の内面がカラ
    ーおよび/またはスプリングリングの外面の斜面に対応
    する円錐斜面を持ち、且つこの円錐斜面の最小径がカラ
    ーの斜面の最大径よりも小さく、一方蓋が外面に於てカ
    ラーの斜面に適合する補完的な円錐斜面を持ち、かつこ
    の蓋は緊締装置を用い大きな力を以ってフィルタボトル
    に押し付け、締め付けられるものであることを特徴とす
    る上記請求項1乃至7の内のいずれか一項に記載のフィ
    ルタカートリッジ結合装置を持つフィルタ装置。
  13. 【請求項13】フィルタボトル(63)が上部に一つの辺
    縁ふくらみ部を備え、この辺縁ふくらみ部の内面がカラ
    ーおよび/またはスプリングリングの外面の斜面に対応
    する円錐斜面を持ち、且つこの円錐斜面の最小径がカラ
    ーの斜面の最大径よりも小さく、一方蓋が外面に於てカ
    ラーの斜面に適合する補完的な円錐斜面を持ち、かつこ
    の蓋は緊締装置を用い大きな力を以ってフィルタボトル
    に押し付け、締め付けられるものであることを特徴とす
    る,上記8乃至11の内のいずれか一項に記載のフィルタ
    装置用アセンブリを持つフィルタ装置。
  14. 【請求項14】フィルタボトル上側の辺縁ふくらみ部の
    円錐斜面が二つの円錐斜面から成り、かつその内の下側
    の円錐斜面の角度が上側の円錐斜面よりも小さく、かつ
    二つの円錐斜面の間には、凸状屈曲部があることを特徴
    とする請求項12に記載のフィルタ装置。
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