JP2014198581A - パウチ容器 - Google Patents

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黒田 良一
Ryoichi Kuroda
良一 黒田
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Abstract

【課題】自立安定性及び保形性に優れ、自立状態での外観低下を防止でき、減容化が可能で、しかも胴部材と閉塞部材との液密性を十分に確保できるとともに、製袋作業の自動化が容易なパウチ容器を提供する。【解決手段】筒状の胴部材2と、胴部材2の下端部を閉塞する下端閉塞部材3とを有する容器本体4を備えたパウチ容器1であって、胴部材2の下端部に、胴部材2の本体部2eに連設した内側へ突出する環状の縮径部2jと、縮径部2jに連設した外側へ突出する環状の鍔状の胴側下端接合部2nとを設け、胴側下端接合部2nの下面に外周部を接合して、胴部材2の下端部を閉塞する下端閉塞部材3を取り付け、縮径部2jと胴側下端接合部2nとで、容器本体4の下端部に絞り部2pを形成するとともに、胴側端部接合部2nと下端閉塞部材3の外周部とで、容器本体4の下端部に環状の容器下端接合部4aを設けた。【選択図】図3

Description

本発明は、液状物を収納するのに好適なパウチ容器に関するものである。
一般に、シャンプやリンス、ハンドソープなどの液状物を収納する詰め替え用の容器や、ゼリーなどのようなゲル状の飲食物を収納する容器として、軟質フィルムからなる袋状の折畳可能なパウチ容器が広く実用化されている(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、前記パウチ容器として、内容物を充填した状態で、自立可能なものも実用化されているが、容器本体が軟質フィルムで構成されていることから、基本的には、内容物の減少に伴って容器本体が扁平な形状に変形し、自立安定性が低下するとともに外観が低下するという問題があった。また、保形性があまり良くないことから、手で保持したときに内容物が溢れ出ることがあり、詰め替え用の液状物であれば、一度に内容物を移し替えるだけなので利用可能であるが、飲料などの粘性の低いものを充填する容器として用いることは困難であった。
そこで、フィルム材からなる容器として、筒状の胴部材に外側へ向かって山折りにする複数の山折り線を縦方向に形成し、胴部材の下端開口部に別部材からなる底部材を接合することで、保形性や自立安定性を高めた容器も提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
国際公開第2008/096392号公報 特開2011−168306号公報
ところが、この特許文献2記載の容器では、胴部材の下端部と底部材の外周部との接合部分が上下方向に高さを有する筒状に構成され、底部材の中央部が設置面から浮いた状態となるので、内容物を充填した容器を設置すると、底部材の中央部が内容物の自重により設置面側へ変形し、これにより胴部材が全体的に内側に変形して、自立設置させた状態での容器の外観が低下するという問題がある。また、これを防止するため、底部材や胴部材のフィルム材を厚くすることも考えられるが、容器の製作コストが高くなったり、廃棄物が増えたりするという問題がある。
そこで、本出願人は、自立安定性及び保形性に優れ、しかも折り畳んで減容化が可能で、且つ自立させた状態での外観低下を防止可能なパウチ容器の構成について鋭意検討した。その結果、ガセットを備えた略筒状の胴部材と、該胴部材の下面開口を閉塞する底部材とを備え、胴部材の下端部に外側へ折り曲げてなる胴側下端接合部を形成して、該胴側下端接合部の下面に底部材の外周部を融着し、パウチ容器の下端部に2枚のフィルムを融着してなる環状の容器下端接合部を外方へ突出状に形成することで、ガセットによりパウチ容器を折り畳み可能に構成したパウチ容器を開発した。このパウチ容器では、ガセットにより胴部材を折り畳んでパウチ容器の減容化が可能で、しかもガセットにより高さ方向に延びる複数本の山折りの角部を胴部材に対して形成し、パウチ容器の保形性及び自立安定性を高め、またパウチ容器を設置する際には、底部材の略全体を設置するとともに、パウチ容器の下端部から外方へ突出する鍔状の容器下端接合部を設置することで、パウチ容器の自立安定性を高めることができ、しかも設置状態での底部材や胴部材の変形を防止して、外観低下を防止できる。
しかし、このパウチ容器では、胴部材を製作した後、胴部材に対して底部材を融着することから、特許文献1記載のような従来の製造方法をそのまま採用して製作することができず、また胴部材と底部材を接合してなる容器下端接合部が外側へ突出することから、特許文献2記載の製造方法でも製作できないものであり、全く新しい製造方法を開発する必要のあるものであった。そこで、試作品の製造方法では、胴部材の角部の下端部に上下方向に切り込みを入れて、胴部材の各側面の下端部を外方へ折り曲げて容器の下端部に胴側下端接合部を形成していたが、この方法では製袋作業の自動化が困難であり、しかも胴部材の角部と底部材との融着部分の面積が小さくなって、該部分がどうしても弱くなるという問題があった。
本発明の目的は、自立安定性及び保形性に優れ、自立状態での外観低下を防止でき、減容化が可能で、しかも胴部材と閉塞部材との液密性を十分に確保できるとともに、製袋作業の自動化が容易なパウチ容器を提供することである。
本発明に係る第1のパウチ容器は、フィルム材からなる筒状の胴部材と、前記胴部材の一端部又は両端部の開口部を閉塞するように、前記胴部材に取り付けたフィルム材からなる閉塞部材とを有する容器本体を備えたパウチ容器であって、前記胴部材の一端部又は両端部に、前記胴部材の本体部に連設した内側へ突出する環状の縮径部と、前記縮径部に連設した外側へ突出する環状の鍔状の胴側端部接合部とを設け、前記胴側端部接合部における本体部側とは反対側の面に閉塞部材の外周部を接合して、前記胴部材の一端部又は両端部に開口部を閉塞する閉塞部材を取り付け、前記縮径部と胴側端部接合部とで、前記容器本体の一端部又は両端部に絞り部を形成するとともに、前記胴側端部接合部と閉塞部材の外周部とで、前記容器本体の一端部又は両端部に環状の容器端部接合部を設けたものである。
この第1のパウチ容器では、パウチ容器の胴部材及び閉塞部材がフィルム材で構成されているので、内容物の使用後は、胴部材及び閉塞部材を扁平に押し潰してパウチ容器の減容化が可能となる。また、パウチ容器は、その上端部又は下端部又は上下両端部を閉塞部材で閉塞できる。パウチ容器の下端部を閉塞部材で閉塞する場合には、容器本体の下端外周部に、胴部材の胴側端部接合部と閉塞部材の外周部とを融着してなる、胴部材や閉塞部材よりも硬質な環状の容器端部接合部が形成され、しかも閉塞部材と容器端部接合部とが略同一平面内に配置され、パウチ容器の設置時には、閉塞部材の全面が設置面に設置されるとともに、パウチ容器の下端外周部を構成する硬質な容器端部接合部の全体が設置面に設置されるので、パウチ容器の自立安定性及び保形性を向上できるとともに、設置したときにおける閉塞部材の変形を防止して、閉塞部材の変形によるパウチ容器の外観低下も防止できる。一方、パウチ容器の上端部を閉塞部材で閉塞する場合には、パウチ容器の上端外周部に、胴部材や閉塞部材よりも硬質な環状の容器端部接合部が形成されるので、パウチ容器の上端部の保形性が高められるとともに、該閉塞部材に取り付けたスパウトの蓋体を取り外すときに、硬質な端部結合部を手で保持して、蓋体を回転操作できるので、蓋体の取外し操作が容易になる。
容器端部接合部は、胴部材の本体部と同じ大きさ或いはそれよりも小さく形成することもできるし、本体部から外側へ突出するように形成することもできる。本体部と同じ大きさ或いはそれよりも小さく形成すると、容器端部接合部が外方へ突出することによるパウチ容器の外観低下を防止できる。また、容器端部接合部を胴部材の本体部から外側へ突出させると、パウチ容器の外観は多少低下するが、パウチ容器の下端部に容器端部接合部を設ける場合には、設置面を大きくしてパンチ容器の自立安定性を向上でき、またパウチ容器の上端部に容器端部接合部を設ける場合には、該容器端部接合部が手で保持したパウチ容器の抜け落ちを防止するストッパーとして機能するので、握力の弱い子供やお年寄りにとって保持し易いパウチ容器を実現できる。更に、胴部材の筒状の端部に外方へ突出する無端環状の鍔状の胴側端部接合部を設け、この胴側端部接合部に閉塞部材の外周部を融着するので、胴部材に山折りの角部を形成する場合でも、該角部の端部と閉塞部材との融着面積を十分に確保することが可能となり、胴部材と閉塞部材との液密性を十分に確保できる。なお、絞り部は、例えば、閉塞部材を接合する前の胴部材を構成するフィルム材に対して予め形成することもできるし、胴部材に対して閉塞部材を接合する際に、胴部材を構成するフィルム材のうちの絞り部に対応する位置を、内側へ絞ることによって形成することもできる。
ここで、前記胴部材の本体部の一端部又は両端部を多角形状に形成し、前記閉塞部材の接合前における本体部の一端部又は両端部の各辺に、先端側へ行くにしたがって幅狭となる幅狭部をそれぞれ連設するとともに、隣接する幅狭部の両端部をそれぞれ接合し、環状に連設した複数の幅狭部により縮径部を形成するとともに、前記複数の幅狭部に先端側へ行くにしたがって幅広となる幅広部をそれぞれ連設するとともに、隣接する辺の幅広部の両端部をそれぞれ接合し、環状に連設した複数の幅広部により胴側端部接合部を形成することが好ましい実施の形態である。この場合には、胴部材に閉塞部材を取り付けるときに、胴部材を展開することで、環状に連設した幅狭部が内側へ突出する多角形の平板状に展開して絞り部が形成されるとともに、環状に連設した幅広部が外側へ突出する多角形の平板状に展開して胴側端部接合部が形成される。このため、胴部材を展開させて形成される胴側端部接合部の本体部とは反対側の面に閉塞部材を配置させ、胴側端部接合部と閉塞部材の外周部とをヒートシールや超音波シールなどにより接合することで、胴部材に閉塞部材を容易に取り付けることができ、製袋作業の自動化を容易に実現できる。しかも、胴部材の一端部又は両端部から外方へ突出する無端環状の鍔状の胴側端部接合部に閉塞部材の外周部を融着するので、胴部材に山折りの角部を形成する場合でも、該角部の端部と閉塞部材との融着面積を十分に確保することが可能となり、胴部材と閉塞部材との液密性を十分に確保できる。また、幅狭部により、幅広部の両端が、胴部材の各辺の側縁から外側へ突出することを防止したり、各辺の側縁から外側へ大きく突出することを防止できるので、胴部材を成形するためのフィルム材の無駄を極力少なくすることができる。つまり、胴部材の各辺を構成するフィルム材の幅は、胴部材の最大幅に合わせる必要があり、幅広部の両端部が胴部材の側縁から外方へ突出する場合には、幅広部の幅に応じたフィルム材を採用する必要があるので、フィルム材の無駄が多くなる。
前記幅狭部の最大幅と幅広部の最大幅とを略同じに設定することが好ましい。このように構成することで、フィルム材の無駄を極力少なくしつつ、胴部材の長さ方向に対する幅広部の長さを十分に確保することができる。
前記幅広部の幅方向に対する幅広部の側縁のなす角度を、前記幅広部を形成した胴部材の多角形状の端部における角部の内角の1/2に設定することが好ましい実施の形態である。このように構成すると、パウチ容器の製作時に、胴部材を構成するフィルム材を展開すると、幅広部を連接してなる胴側端部接合部が、胴部材の長さ方向と直交する面内において平坦な枠状に展開し、この状態で閉塞部材の外周部を胴側端部接合部にヒートシールや超音波シールなどにより接合することで、胴部材に閉塞部材を容易に取り付けることができ、製袋作業の自動化を容易に実現できる。
前記胴部材を角形筒状に構成し、前記胴部材の複数の側面のうちの少なくとも1つの側面に、該側面の幅方向の途中部を内側に折り込み可能となしたガセットを胴部材の長さ方向に沿って形成し、前記ガセットを介して胴部材を平板状に折り畳み可能となすことが好ましい実施の形態である。この場合には、胴部材を多角形状に展開することができ、またガセットに沿って胴部材を折り畳んで、パウチ容器の減容化が可能となる。しかも、ガセットの山折り線により胴部材が補強されて、胴部材の保形性及び自立安定性を高めることができる。
前記胴部材及び閉塞部材を構成するフィルム材が、シーラント層と基材層とを有する複層構造のフィルム材からなり、前記シーラント層の厚さを10〜200μmに設定したものであることが好ましい。このように構成することで、胴部材に閉塞部材を接合するときに、胴側端部接合部にシワが多少発生した場合でも、該シワを溶融したシーラント層で埋めて、胴側端部接合部と閉塞部材の外周部との液密性を十分に確保できるので好ましい。
前記容器端部接合部の幅を1〜10mmに設定することも好ましい実施の形態である。つまり、容器端部接合部の幅は、1mm未満の場合には、容器端部接合部の接合強度を十分に確保できず、10mmを超えると、胴部材を構成するフィルム材の使用量が増えるので、1〜10mmに設定することが好ましい。
本発明の第2のパウチ容器は、内側に内容物の収容空間を形成し、上端部に上端開口部を形成したフィルム材からなる胴部材と、前記上端開口部を閉塞するように、前記胴部材に取り付けたフィルム材からなる上端閉塞部材とを有する容器本体を備えたパウチ容器であって、前記胴部材の本体部の上端部に外側へ突出する無端環状の鍔状の胴側上端接合部を設け、前記胴側上端接合部の上側に上端閉塞部材の外周部を接合して、前記胴部材の上端部に上端開口部を閉塞する上端閉塞部材を取り付けるとともに、前記胴側上端接合部と上端閉塞部材の外周部とで、前記容器本体の上端部に環状の容器上端接合部を設けたものである。
この第2のパウチ容器では、パウチ容器の胴部材及び上端閉塞部材がフィルム材で構成されているので、内容物の使用後は、胴部材及び上端閉塞部材を扁平に押し潰してパウチ容器の減容化が可能となる。また、パウチ容器の上端外周部に、胴部材の胴側上端接合部や上端閉塞部材よりも硬質な環状の容器上端接合部が外方へ突出状に形成されるので、パウチ容器の上端部の保形性が高められるとともに、該上端閉塞部材に取り付けたスパウトの蓋体を取り外すときに、硬質な容器上端接合部を手で保持して、蓋体を回転操作できるので、蓋体の取外し操作が容易になる。容器上端接合部は、胴部材の本体部から外側へ突出するので、パウチ容器の外観は多少低下するが、容器上端接合部が手で保持したパウチ容器の抜け落ちを防止するストッパーとして機能するので、握力の弱い子供やお年寄りにとって保持し易いパウチ容器を実現できる。更に、胴部材の筒状の上端部を外側へ折り曲げて、胴部材の上端部に外方へ突出する無端環状の鍔状の胴側上端接合部を設け、この胴側上端接合部の上側に上端閉塞部材の外周部を融着するので、胴部材に山折りの角部を形成する場合でも、該角部の上端部と上端閉塞部材との融着面積を十分に確保することが可能となり、胴部材と上端閉塞部材との液密性を十分に確保できる。胴部材の上端部に無端環状の胴側上端接合部を形成する具体的な方法としては、筒状に成形した胴部材フィルムをそれに適合する筒状の治具内に装填した状態で、該治具の一端部から外方へ突出する胴部の上部を、前記治具の一端縁を中心に内外が反転するように外側へ折り返すことによって、前記治具の一端側において胴部材に無端環状の折り返し部からなる胴側上端接合部を形成できる。また、このような胴部材の折り返し作業は比較的容易に自動化することができるので、製袋作業全体を自動化することが可能となる。
前記胴部材の下端部に下端開口部を形成し、前記容器本体に下端開口部を閉塞する下端閉塞部材を備えさせ、前記胴部材の本体部の下端部に外側へ突出する無端環状の鍔状の胴側下端接合部を設け、前記胴側下端接合部の下側に下端閉塞部材の外周部を接合して、前記胴部材の下端部に下端開口部を閉塞する下端閉塞部材を取り付けるとともに、前記胴側下端接合部と下端閉塞部材の外周部とで、前記容器本体の下端部に環状の容器下端接合部を設けることが好ましい実施の形態である。この場合には、容器本体の下端部に、胴部材の胴側下端接合部と下端閉塞部材の外周部とを融着してなる、胴部材や下端閉塞部材よりも硬質な環状の容器下端接合部が外方へ突出状に形成され、しかも下端閉塞部材と胴側下端接合部とが略同一平面内に配置されるので、パウチ容器の設置時には、下端閉塞部材及び胴側下端接合部の略全体を設置面に接触させて、パウチ容器を設置でき、パウチ容器の自立安定性及び保形性を向上できる。更に、胴部材の筒状の下端部を外側へ折り曲げて、胴部の下端部に外方へ突出する無端環状の鍔状の胴側下端接合部を設け、この胴側下端接合部の下側に下端閉塞部材の外周部を融着するので、胴部材に山折りの角部を形成する場合でも、該角部の下端部と下端閉塞部材との融着面積を十分に確保することが可能となり、胴部材と下端閉塞部材との液密性を十分に確保できる。胴部材の下端部に無端環状の胴側下端接合部を形成する方法は、胴部材の上端部に無端環状の胴側上端接合部を形成した場合と同様の方法で形成できる。
前記胴側上端接合部及び/又は胴側下端接合部は、前記閉塞部材の接合前における胴部材の端部を外側へ折り返すことによって形成されていることが好ましい実施の形態である。
本発明に係る第1のパウチ容器によれば、パウチ容器の胴部材及び閉塞部材がフィルム材で構成されているので、内容物の使用後は、胴部材及び閉塞部材を扁平に押し潰してパウチ容器の減容化が可能となる。また、パウチ容器は、その上端部又は下端部又は上下両端部を閉塞部材で閉塞できる。パウチ容器の下端部を閉塞部材で閉塞する場合には、容器本体の下端外周部に、胴部材の胴側端部接合部と閉塞部材の外周部とを融着してなる、胴部材や閉塞部材よりも硬質な環状の容器端部接合部が形成され、しかも閉塞部材と容器端部接合部とが略同一平面内に配置され、パウチ容器の設置時には、閉塞部材の全面が設置面に設置されるとともに、パウチ容器の下端外周部を構成する硬質な容器端部接合部の全体が設置面に設置されるので、パウチ容器の自立安定性及び保形性を向上できるとともに、設置したときにおける閉塞部材の変形を防止して、閉塞部材の変形によるパウチ容器の外観低下も防止できる。一方、パウチ容器の上端部を閉塞部材で閉塞する場合には、パウチ容器の上端外周部に、胴部材や閉塞部材よりも硬質な環状の容器端部接合部が形成されるので、パウチ容器の上端部の保形性が高められるとともに、該閉塞部材に取り付けたスパウトの蓋体を取り外すときに、硬質な端部結合部を手で保持して、蓋体を回転操作できるので、蓋体の取外し操作が容易になる。
容器端部接合部は、胴部材の本体部と同じ大きさ或いはそれよりも小さく形成することもできるし、本体部から外側へ突出するように形成することもできる。本体部と同じ大きさ或いはそれよりも小さく形成すると、容器端部接合部が外方へ突出することによるパウチ容器の外観低下を防止できる。また、容器端部接合部を胴部材の本体部から外側へ突出させると、パウチ容器の外観は多少低下するが、パウチ容器の下端部に容器端部接合部を設ける場合には、設置面を大きくしてパンチ容器の自立安定性を向上でき、またパウチ容器の上端部に容器端部接合部を設ける場合には、該容器端部接合部が手で保持したパウチ容器の抜け落ちを防止するストッパーとして機能するので、握力の弱い子供やお年寄りにとって保持し易いパウチ容器を実現できる。更に、胴部材の筒状の端部に外方へ突出する無端環状の鍔状の胴側端部接合部を設け、この胴側端部接合部に閉塞部材の外周部を融着するので、胴部材に山折りの角部を形成する場合でも、該角部の端部と閉塞部材との融着面積を十分に確保することが可能となり、胴部材と閉塞部材との液密性を十分に確保できる。なお、絞り部は、例えば、閉塞部材を接合する前の胴部材を構成するフィルム材に対して予め形成することもできるし、胴部材に対して閉塞部材を接合する際に、胴部材を構成するフィルム材のうちの絞り部に対応する位置を、内側へ絞ることによって形成することもできる。
本発明に係る第2のパウチ容器によれば、パウチ容器の胴部材及び上端閉塞部材がフィルム材で構成されているので、内容物の使用後は、胴部材及び上端閉塞部材を扁平に押し潰してパウチ容器の減容化が可能となる。また、パウチ容器の上端外周部に、胴部材の胴側上端接合部や上端閉塞部材よりも硬質な環状の容器上端接合部が外方へ突出状に形成されるので、パウチ容器の上端部の保形性が高められるとともに、該上端閉塞部材に取り付けたスパウトの蓋体を取り外すときに、硬質な容器上端接合部を手で保持して、蓋体を回転操作できるので、蓋体の取外し操作が容易になる。容器上端接合部は、胴部材の本体部から外側へ突出するので、パウチ容器の外観は多少低下するが、容器上端接合部が手で保持したパウチ容器の抜け落ちを防止するストッパーとして機能するので、握力の弱い子供やお年寄りにとって保持し易いパウチ容器を実現できる。更に、胴部材の筒状の上端部を外側へ折り曲げて、胴部材の上端部に外方へ突出する無端環状の鍔状の胴側上端接合部を設け、この胴側上端接合部の上側に上端閉塞部材の外周部を融着するので、胴部材に山折りの角部を形成する場合でも、該角部の上端部と上端閉塞部材との融着面積を十分に確保することが可能となり、胴部材と上端閉塞部材との液密性を十分に確保できる。胴部材の上端部に無端環状の胴側上端接合部を形成する具体的な方法としては、筒状に成形した胴部材フィルムをそれに適合する筒状の治具内に装填した状態で、該治具の一端部から外方へ突出する胴部の上部を、前記治具の一端縁を中心に内外が反転するように外側へ折り返すことによって、前記治具の一端側において胴部材に無端環状の折り返し部からなる胴側上端接合部を形成できる。また、このような胴部材の折り返し作業は比較的容易に自動化することができるので、製袋作業全体を自動化することが可能となる。
第1実施形態のパウチ容器の斜視図 パウチ容器の分解斜視図 図1のa−a線断面図 図1のb−b線断面図 (a)は図4のa−a線断面図、(b)は図4のb−b線断面図 下端閉塞部材及びスパウトの取付け前の胴部材フィルムの折畳状態での平面図 (a)は図6のa−a線断面図、(b)は図6のb−b線断面図 他の構造のパウチ容器の斜視図 図8のa−a線断面図 他の構造のパウチ容器の斜視図 下端閉塞部材の取付方法の説明図 (a)(b)は下端閉塞部材の他の取付方法の説明図 第2実施形態のパウチ容器の斜視図 図13のa−a線断面図 他の構成のパウチ容器の斜視図 (a)は下端閉塞部材及び上端閉塞部材の取付け前の胴部材フィルムの折畳状態での平面図、(b)は図16のb−b線断面図 (a)〜(e)は下端閉塞部材の取付け方法の説明図
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
図1〜図5に示すように、第1実施形態のパウチ容器1は、筒状の胴部材2と、胴部材2の下端開口を閉塞する下端閉塞部材3とを有する軟質フィルムからなる容器本体4と、胴部材2の上端に融着固定したスパウト5とから構成され、内容物の使用後は、容器本体4を折り畳んで減容化できるように構成されている。
胴部材2と下端閉塞部材3とはそれぞれ軟質フィルムで構成され、該軟質フィルムは、一方の面側に、ヒートシールや超音波シールなどにより相互に融着可能な、ポリオレフィン系樹脂などの熱可塑性合成樹脂材料からなるシーラント層を設け、他方の面側に、相互に融着不能な耐擦損性に優れた合成樹脂材料からなる基材層を設けた、少なくとも2層構造のラミネートフィルムで構成されている。ただし、シーラント層と基材層の間に、例えばパウチ容器1に収容する内容物に応じて、ガスバリア性や遮光性などの機能を有する機能層を積層状に設けた3層以上のラミネートフィルムで構成することも可能である。また、胴部材2と下端閉塞部材3とは、同じ素材からなる軟質フィルムで構成することもできるし、異なる素材からなる軟質フィルムで構成することもできる。
胴部材2は、図2に示す容器本体4Aの6角筒状の胴部材2Eの上端部を左右の対角線に沿うように重ね合わせて接合することで、下端部が略6角形に形成され、下端部から上側へ行くにしたがって前後幅を狭くした扁平な横断面形状に形成されている。胴部材2は、前面側と後面側の2枚の軟質フィルムで構成され、胴部材2の左右両側部には、前後の軟質フィルムをヒートシールや超音波シールなどにより融着してなる合掌貼りされた側部接合部2aが、高さ方向の全長にわたって外方側へ突出状に形成され、胴部材2の上端部には、前後の軟質フィルムをヒートシールや超音波シールなどにより融着してなる上端接合部2bが形成され、スパウト5は、上端接合部2bの左右方向(長さ方向)の途中部において前後の軟質フィルム間に融着保持されている。
胴部材の前面側と後面側の左右方向の中央部には上下方向に延びる第1側面部2cがそれぞれ形成され、第1側面部2cの左右両側には上下方向に延びる第2側面部2dが形成され、胴部材2の本体部2eは2つの第1側面部2cと4つの第2側面部2dとにより横断面6角形状に形成され、4つの第2側面部2dの幅方向の中央部には内側へ向かって突出する谷折りの谷折目線2fが高さ方向の全長にわたって形成されている。
スパウト5は、図1、図2に示すように、平面視において、中央部が最も幅広で、両端部側へ行くにしたがって幅狭に形成された、高さを有する舟形形状の本体部5aと、本体部5aに立設した筒状の口部5bとからなる口部材5cと、口部5bに着脱自在に螺合した蓋体5dとを備えた周知の舟形スパウトで構成されている。
次に、容器本体4の下端閉塞構造6について説明する。
図1〜図7に示すように、本体部2eを構成する6つの側面部2c、2eの下端部には、下端側へ行くにしたがって幅狭となる幅狭部2gが内側へ突出状にそれぞれ連設され、隣接する幅狭部2gの両端部は1/4円状の幅狭用接合部2hにより接合され(下端閉塞部材3及びスパウト5を取り付ける前の折り畳み状態における胴部材フィルム2Dを示す図6に図示)、環状に接合された6つの幅狭部2gにより、本体部2eの下端部から内側へ向けて突出状に連設した環状の縮径部2jであって、横断面が本体部2eの下端部の横断面と略相似形で且つ下側へ行くにしたがって小さくなるように構成した環状の縮径部2jが形成されている。
6つの幅狭部2gの下端部には外方へ延びて先端側へ行くにしたがって幅広となる幅広部2kがそれぞれ連設され、隣接する幅広部2kの両端部は幅狭用接合部2hに連なる直角三角形状の幅広用接合部2mにより接合され(下端閉塞部材3及びスパウト5を取り付ける前の折り畳み状態における胴部材フィルム2Dを示す図6に図示)、環状に接合された6つの幅広部2kにより、縮径部2jの下端部に、胴部材2の長さ方向と直交方向の外方側へ向けて突出状に連設した環状の鍔状の胴側下端接合部2nが同一平面上に形成されている。
縮径部2jと胴側下端接合部2nとで、容器本体4の下端部には本体部2eの横断面を相似形に縮小させてなる絞り部2pが形成されている。
幅狭部2gの最大幅と幅広部2kの最大幅とは略同じに設定され、幅広部2kの幅方向に対する幅広部2kの側縁のなす角度θは、それに対応する本体部2eの角部の内角の約1/2に設定されている。
図6、図7に示すように、下端閉塞部材3及びスパウト5を取り付ける前の折り畳み状態の胴部材フィルム2Dにおいて、幅狭用接合部2hと幅広用接合部2mとはハート形状の片側の形状(略半円状)に連続的に形成され、展開状態における胴部材2の各角部の下端部に配置されるように構成されている。幅狭用接合部2hと幅広用接合部2mとは側部接合部2aと略同じ幅に構成され、側部接合部2aに滑らかに連なって形成され、幅狭用接合部2hと幅広用接合部2mの外側方の側部接合部2aにはV字状の切欠部2qが形成され、絞り部2pの内側に配置される側部接合部2aの不要部分を極力少なくするように構成されている。ただし、幅広用接合部2mの外側方の側部接合部2aは省略することも可能である。また、側部接合部2aを胴部材2の角部に配置させない場合には、側部接合部2aとは別個に胴部材2の各角部の下端部に幅狭用接合部2hと幅広用接合部2mを形成することになる。なお、幅狭用接合部2hと幅広用接合部2mとは必ずしもハート形状の片側の形状(略半円状)に連続する形状に形成する必要はなく、半円形状や半楕円形状や三角形状など、絞り部2pを形成可能な形状であれば任意の形状に形成できる。
下端閉塞部材3は、胴側下端接合部2nの外縁に適合する6角形状に形成され、下端閉塞部材3の外周部は胴側下端接合部2nの下側にヒートシールや超音波シールなどにより融着されており、胴部材2の下端開口は下端閉塞部材3により液密状に閉塞されている。なお、胴部材2を折り畳むときに、下端閉塞部材3が折畳み易くなるように、下端閉塞部材3に対して対角状や放射状に折目線を形成することもできる。
胴部材2及び下端閉塞部材3を構成する軟質フィルムのシーラント層の厚さは、胴部材2の胴側下端接合部2nと下端閉塞部材3の外周部との融着が、シール不良なく確実になされるように、10〜200μmに設定されている。また、容器下端接合部4aの幅は、1mm未満の場合には、容器下端接合部4aの接合強度を十分に確保できず、10mmを超えると、軟質フィルムの無駄が多くなるので、1〜10mmに設定されている。なお、容器下端接合部4aの幅方向の途中部に容器下端接合部4aの全周にわたる環状のシール部を突出状に形成することも好ましい。
このパウチ容器1では、容器本体4の胴部材2及び下端閉塞部材3が軟質フィルムで構成されているので、内容物の使用後は、胴部材2及び下端閉塞部材3を扁平に押し潰してパウチ容器1の減容化が可能となる。また、容器本体4の下端外周部に、胴部材2の胴側下端接合部2nと下端閉塞部材3の外周部とを融着してなる、胴部材2や下端閉塞部材3よりも硬質な環状の容器下端接合部4aが形成され、しかも下端閉塞部材3と容器下端接合部4aとが略同一平面内に配置され、パウチ容器1の設置時には、下端閉塞部材3の全面が設置面に設置されるとともに、硬質な容器下端接合部4aの全体が設置面に設置されるので、パウチ容器1の自立安定性及び保形性を向上できるとともに、設置したときにおける下端閉塞部材3の変形を防止して、下端閉塞部材3の変形によるパウチ容器1の外観低下も防止できる。また、絞り部2pを形成することで、容器下端接合部4aの外縁を胴部材2の本体部2eの外縁と同じ大きさに形成できるので、容器下端接合部4aが本体部2eから外方へ突出することによるパウチ容器1の外観低下を防止できる。更に、胴部材2の筒状の下端部に外方へ突出する無端環状の鍔状の胴側下端接合部2nを設け、この胴側下端接合部2nに下端閉塞部材3の外周部を融着するので、胴部材2に山折りの角部を形成する場合でも、該角部の端部と下端閉塞部材3との融着面積を十分に確保することが可能となり、胴部材2と下端閉塞部材3との液密性を十分に確保できる。
なお、本発明は、絞り部2pを用いた容器本体4の閉塞構造に特徴を有するものであり、それ以外の構成に関しては、次のような任意の構成を採用することができる。
具体的には、前記実施の形態では、胴部材2の下端部は、6角形に形成したが、4角形や8角形などの6角形以外の多角形に形成することができる。また、胴部材2を下端部から上側へ行くにしたがって前後幅を狭くした扁平な断面形状に形成したが、胴部材の下端部から上端部までを胴部材の下端部と同一断面形状の筒状に構成したり、胴部材の下端部から上部までを、胴部材の下端部と同一断面形状の筒状に構成し、胴部材の上端部のみを緩やかに縮径させるように構成したりすることもできる。更に、胴部材2を円錐台状や角錐台状に構成したり、胴部材2の途中部にクビレ部を形成したりして、パウチ容器を持ち易く構成したり、パウチ容器の自立安定性や機能性や意匠性を高めたりすることもできる。更にまた、胴部材2を折り畳み易くするため、胴部材2の周方向の途中部に上下方向に延びる複数の折目線を形成したり、ガセットを形成したりすることも可能である。また、2枚の軟質フィルムを重ね合わせてその側部を融着することで胴部材2を筒状に構成したが、1枚の軟質フィルムを筒状に丸めてその両端部を融着したり、3枚以上の軟質フィルムを筒状に接合してなる胴部材を採用することもできる。
また、下端閉塞部材3は、胴部材2の下端部に適合する形状に形成することになり、胴部材2の下端部を4角形や8角形などの多角形状に形成する場合には、下端閉塞部材3はそれに適合する形状に形成することになる。また、胴部材2を折り畳むときに、下端閉塞部材3が折畳み易くなるように、下端閉塞部材3に対して折目線を形成することも好ましい。
更に、容器本体4の上端開口部を、前記実施の形態における下端閉塞構造6を倒立状に配置したものと同様の構成の上端閉塞構造10で閉塞することができる。具体的には、図8、図9に示すパウチ容器1Aのように、上端閉塞構造10として、前記実施の形態の下端閉塞構造6における縮径部2jと胴側下端接合部2nに対応させて、胴部材2Aの上端部に縮径部2Ajと胴側上端接合部2Anとを形成し、縮径部2Ajと胴側上端接合部2Anとで胴部材2Aの上端部に絞り部2Apを形成し、胴側上端接合部2Anの上側に外周部を融着させて上端閉塞部材11を設けたものを用いることになる。また、前記実施の形態のスパウト5に代わるスパウト12として、円筒状の口部12aと、口部12aから外方へ突出する環状のフランジ部12bとを有する口部材12cと、口部12aに取付けた蓋部材12dとを備えたものを用い、このスパウト12を、上端閉塞部材11の中央部に形成した取付孔11aに対して口部12aを下側から挿入して、フランジ部12bを上端閉塞部材11の下面に融着することで、上端閉塞部材11に取り付けることになる。更に、胴部材2Aの下端開口部は、胴部材2Aの前後面の軟質フィルムの下端部を全長にわたって融着して形成した下端接合部2Abにより閉塞することになる。なお、このパウチ容器1Aの下端閉塞構造6Aとしては、下端接合部2Ab以外の閉塞構造、例えば後述の第2実施形態の下端閉塞構造37や、それ以外の周知の任意の構成の下端閉塞構造を採用できる。
更にまた、スパウト5としては、容器本体4の構成に応じて、例えば図8、図9に示すスパウト12のように、舟形形状以外のスパウトを採用することも可能であるし、省略することも可能である。スパウト5を省略する場合には、例えば、図10に示すパウチ容器1Bのように、胴部材2Bの下端部を前述と同様の下端閉塞構造6で閉塞し、胴部材2Bの上端部に注出部15を一体的に形成して、胴部材2Bの上縁を重ね合わせて融着することで上端接合部2Bbを形成し、注出部15の先端部を切り取ることで、内容物を取り出せるように構成することになる。
次に、このパウチ容器1の製造方法について簡単に説明する。
先ず、長尺な帯状の軟質フィルムを用いて、該軟質フィルムの幅方向の途中部に、1対のガセット7(図6、図7参照)を、基材層側を内側に折り込んで、該ガセット7の山折り側が幅方向の外側に配置され、谷折り側が幅方向の内側に配置されるように、軟質フィルムの長さ方向に沿って形成して、1対のガセット7を有する2枚の胴部材フィルム2Cを製作する。
次に、図6、図7に示すように、ガセット7を形成した2枚の胴部材フィルム2Cを、該ガセット7が外面側に配置されるように、シーラント層側を内側にして重ね合わせ、胴部材フィルム2Cの幅方向の両側部をヒートシールや超音波シールなどにより融着して、側部接合部2aを形成するとともに、胴部材フィルム2Cの下端部両側部に1対のガセット7の下端外側部をハート形状の片側の形状(略半円状)に融着してなる幅狭用接合部2hと幅広用接合部2mとを連続的に形成し、その後幅狭用接合部2hと幅広用接合部2mの外縁外の不要部分を切除して切欠部2qを形成し、図6、図7に示すように、折り畳んだ状態の胴部材フィルム2Dを製作する。なお、幅狭用接合部2hと幅広用接合部2mとは、シーラント層が配置される胴部材フィルム2Dの内面側が融着されて形成され、展開状態の胴部材フィルム2Dの各角部の下端部に形成されることになる。
次に、図11に示すように、展開状態の胴部材フィルム2Dに適合する6角形の角筒状の閉塞部材取付用治具20に、胴部材フィルム2Dを展開状態にして略隙間なく倒立状に外嵌状にセットする。このとき、倒立姿勢において胴部材フィルム2Dの上端部に配置される縮径部2jは、胴部材フィルム2Dの本体部2eの上端部から胴部材フィルム2Dの長さ方向と略直交方向に内側へ突出する枠状に展開されて、閉塞部材取付用治具20の上端面の上側に配置され、縮径部2jに連設される胴側下端接合部2nは、胴部材2の長さ方向と略直交方向に外側へ突出して、同一平面内において枠状に展開され、縮径部2jの上側に配置されることになる。
次に、図11に示すように、胴側下端接合部2nの上側に下端閉塞部材3の素材フィルム3Aを配置させて、加熱板21と閉塞部材取付用治具20の上端部間に胴側下端接合部2nと素材フィルム3Aを加熱挟持して、両者を融着接合し、図2に示すような胴部材2Eを有する容器本体4Aを製作する。
次に、こうして製作した容器本体4Aの上端部の幅方向の途中部にスパウト5を配置させた状態で、胴部材2の前面側と後面側の軟質フィルムの上端部を加熱融着して、パウチ容器1を得ることになる。
このパウチ容器1の製造方法では、胴部材フィルム2Dに幅狭用接合部2hと幅広用接合部2mを形成しているので、閉塞部材取付用治具20に胴部材フィルム2Dを外嵌状にセットして、胴部材フィルム2Dを展開させるだけで、胴側下端接合部2nを同一平面内において枠状に展開させることができるので、胴側下端接合部2nに対する下端閉塞部材3の外周部の融着作業を容易に且つ効率的に行うことが可能となり、製袋作業の自動化も容易に実現できる。
なお、このパウチ容器1の製造方法を利用して、横断面が6角形以外の多角形状のパウチ容器を製作することもできるし、上端部の閉塞構造の異なるパウチ容器や、上端部を下端閉塞構造6と同様の構成の閉塞構造で閉塞したパウチ容器を製作することもできる。
また、このパウチ容器1の製造方法では、胴部材フィルム2Dとして、ガセット7や側部接合部2aや幅狭用接合部2hや幅広用接合部2mを形成したものを用いて、これにより胴部材2に縮径部2jと胴側下端接合部2nとが形成されるように構成したが、図12に示すように、上端部に環状の溝部26を形成した閉塞部材取付用治具25と、閉塞部材取付用治具25の溝部26に嵌合可能な先端部を有する複数の押圧板27を用い、図12(a)に示すように、閉塞部材取付用治具25に軟質フィルムからなる筒状の胴部材フィルム2Fを外嵌状にセットして、図12(b)に示すように、閉塞部材取付用治具25の溝部26の全周に対して押圧板27を側方より挿入することで、胴部材フィルム2Fの上端部に無端環状の縮径部2j及び胴側下端接合部2nを形成し、その後、胴側下端接合部2nの上側に下端閉塞部材3をセットして、加熱板28により胴側下端接合部2nに下端閉塞部材3の外周部を融着して、図2に示すような容器本体4Aを製作することもできる。この場合には、胴部材フィルム2Fとして、ガセットを備えていない筒状のものを採用することができるし、角筒状の胴部材だけでなく、横断面が円形や楕円形や扁平な円形や流線型などの筒状の胴部材を有するパウチ容器を製作することもできる。
(第2実施形態)
図13、図14に示すように、第2実施形態のパウチ容器30は、筒状の胴部材31と、胴部材31の上端開口を閉塞する上端閉塞部材32と、胴部材31の下端開口を閉塞する下端閉塞部材33とを有する軟質フィルムからなる容器本体34と、上端閉塞部材32の中央部に融着固定したスパウト35とから構成され、内容物の使用後は、容器本体34を折り畳んで減容化できるように構成されている。
胴部材31と上端閉塞部材32と下端閉塞部材33とは前記第1実施形態の胴部材2又は下端閉塞部材3と同様の構成の軟質フィルムで構成することができる。
胴部材31は、前面側と後面側の2枚の軟質フィルムから6角筒状に構成されている。胴部材31の左右両側部には、前後の軟質フィルムをヒートシールや超音波シールなどにより融着してなる合掌貼りされた側部接合部31aが、高さ方向の全長にわたって形成されている。
胴部材31の前面側と後面側の左右方向の中央部には上下方向に延びる第1側面部31bがそれぞれ形成され、第1側面部31bの左右両側には上下方向に延びる第2側面部31cが形成され、胴部材31の本体部31dは2つの第1側面部31bと4つの第2側面部31cとにより横断面6角形状に形成され、4つの第2側面部31cの幅方向の中央部には内側へ向かって突出する谷折りの谷折目線31eが高さ方向の全長にわたって形成されている。
胴部材31の上端閉塞構造36について説明すると、胴部材31の上端部には外方へ突出する鍔状の胴側上端接合部31fが形成され、上端閉塞部材32は、その外周部を胴側上端接合部31fの上側に重ね合わせて融着することで、胴部材31の上端開口を液密状に閉塞するように、胴部材31の上端部に取付けられている。容器本体34の上端外周部には、胴側上端接合部31fと上端閉塞部材32の外周部とを融着してなる容器上端接合部34aが、外方へ突出する鍔状に形成されている。
スパウト35は、円筒状の口部35aと、口部35aから外方へ突出する環状のフランジ部35bとを有する口部材35cと、口部35aに取付けた蓋部材35dとを備えており、上端閉塞部材32の中央部に形成した取付孔32aに対して口部35aを下側から挿入して、フランジ部35bを上端閉塞部材32の下面に融着することで、上端閉塞部材32に取り付けられている。
下端閉塞構造37について説明すると、胴部材31の下端部には外方へ突出する鍔状の胴側下端接合部31gが形成され、下端閉塞部材33は、その外周部を胴側下端接合部31gの下側に重ね合わせて融着することで、胴部材31の下端開口を液密状に閉塞するように、胴部材31の下端部に取付けられている。容器本体34の下端外周部には、胴側下端接合部31gと下端閉塞部材33の外周部とを融着してなる容器下端接合部34bが、外方へ突出する鍔状に形成されている。
胴部材31及び上端閉塞部材32及び下端閉塞部材33を構成する軟質フィルムのシーラント層の厚さは、前記第1実施の形態と同様に、10〜200μmに設定されている。また、容器上端接合部34a及び容器下端接合部34bの幅は、1mm未満の場合には、容器下端接合部34bの接合強度を十分に確保できず、10mmを超えると、胴部材31の上部31hを折り返すときの作業性が低下するとともに、パウチ容器30の外観が低下するので、1〜10mmに設定されている。また、容器下端接合部34bの幅方向の途中部には、容器下端接合部34bの全周にわたる環状のシール部34cが突出状に形成されている。
このパウチ容器30では、パウチ容器30の容器本体34が軟質フィルムで構成されているので、内容物の使用後は、容器本体34を扁平に押し潰してパウチ容器30の減容化が可能となる。また、パウチ容器30の上端外周部に、胴部材31の胴側上端接合部31fや上端閉塞部材32よりも硬質な環状の容器上端接合部34aが外方へ突出状に形成されるので、パウチ容器30の上端部の保形性が高められるとともに、該上端閉塞部材32に取り付けたスパウト35の蓋体を取り外すときに、硬質な容器上端接合部34aを手で保持して、蓋体を回転操作できるので、蓋体の取外し操作が容易になる。容器上端接合部34aは、胴部材31の本体部31dから外側へ突出するので、パウチ容器30の外観は多少低下するが、容器上端接合部34aが手で保持したパウチ容器30の抜け落ちを防止するストッパーとして機能するので、握力の弱い子供やお年寄りにとって保持し易いパウチ容器30を実現できる。更に、胴部材31の筒状の上端部を外側へ折り曲げて、胴部材31の上端部に外方へ突出する無端環状の鍔状の胴側上端接合部31fを設け、この胴側上端接合部31fの上側に上端閉塞部材32の外周部を融着するので、胴部材31に山折りの角部を形成する場合でも、該角部の上端部と上端閉塞部材32との融着面積を十分に確保することが可能となり、胴部材31と上端閉塞部材32との液密性を十分に確保できる。更にまた、容器本体34の下端外周部に、胴側下端接合部31gと下端閉塞部材33の外周部とを融着してなる、胴部材31や下端閉塞部材33よりも硬質な環状の容器下端接合部34bが形成され、しかも下端閉塞部材33と容器下端接合部34bとが略同一平面内に配置されるので、パウチ容器30の設置時には、下端閉塞部材33の全面が設置面に設置されるとともに、パウチ容器30の下端外周部を構成する硬質な容器下端接合部34bの全体が設置面に設置されるので、パウチ容器30の自立安定性及び保形性を向上できるとともに、設置したときにおける下端閉塞部材33の変形を防止して、下端閉塞部材33の変形によるパウチ容器30の外観低下も防止できる。
なお、このパウチ容器30は、容器本体34の上端閉塞構造36を特徴とするものであり、それ以外の構成に関しては、次のような任意の構成を採用することができる。
具体的には、前記実施の形態では、胴部材31として6角筒状のものを採用したが、横断面を円形や楕円形や扁平な円形や流線型、4角形や8角形などの6角形以外の多角形状に形成した筒状のものを採用することもできる。また、胴部材31を上端部から下側へ行くにしたがって前後幅を狭くした扁平な断面形状に形成したり、胴部材31を円錐台状や角錐台状に構成したり、胴部材31の途中部にクビレ部を形成したりして、パウチ容器を持ち易く構成したり、パウチ容器の自立安定性や機能性や意匠性を高めたりすることもできる。更にまた、胴部材31を折り畳み易くするため、胴部材31の周方向の途中部に上下方向に延びる複数の折目線を形成したり、ガセットを形成したりすることも可能である。また、2枚のフィルム材を重ね合わせてその側部を融着することで胴部材31を筒状に構成したが、1枚のフィルム材を筒状に丸めてその両端部を融着したり、3枚以上のフィルム材を筒状に接合したりしてなる胴部材を採用することもできる。
また、上端閉塞部材32及び下端閉塞部材33は、胴部材31の横断面形状に適合する形状に形成することになり、胴部材31を円形や楕円形や扁平な円形や流線型、4角形や6角形や8角形などの多角形状の筒状に形成する場合には、上端閉塞部材32及び下端閉塞部材33はそれに適合する形状に形成することになる。また、胴部材31を折り畳むときに、下端閉塞部材33が折畳み易くなるように、下端閉塞部材33に対して折目線を形成することも好ましい。
更に、下端閉塞構造37は前述した以外の任意の構成のものを採用でき、例えば前記第1実施形態のパウチ容器1における下端閉塞構造6を採用することも可能であるし、それ以外の周知の下端閉塞構造を採用することも可能である。
更にまた、図15に示すパウチ容器40のように、前記容器本体34の上端閉塞部材32に代えて、前記胴部材31の上端部を閉塞する上部構造体41を設けることもできる。上部構造体41としては、前記胴部材31と同様の構成の軟質フィルムからなる、上端側を縮径させた6角筒状の上部胴部材42と、上部胴部材42の上端部に設けたスパウト35とを備えたものを用い、上部胴部材42の上端部に取付孔42aを形成して、取付孔42aに下側からスパウト35の口部35aを挿通させて、スパウト35のフランジ部35bを上部胴部材42の上端部の内面に融着することで、上部胴部材42にスパウト35を取り付け、上部胴部材42の下端部に外側へ突出する環状の鍔状の上部胴側下端接合部42bを形成し、この上部胴側下端接合部42bを下側に配置される胴部材31の胴側上端接合部31fの上側に重ね合わせて、両者を融着することでパウチ容器40を構成できる。
次に、前記パウチ容器30の製造方法について説明する。
先ず、図16に示すように、長尺な帯状の軟質フィルムを用い、該軟質フィルムの幅方向の途中部に、1対のガセット38を、基材層側を内側に折り込んで、該ガセット38の山折り側が幅方向の外側に配置され、谷折り側が幅方向の内側に配置されるように、軟質フィルムの長さ方向に沿って形成して、1対のガセット38を有する2枚の胴部材フィルム31Aを製作する。
次に、図16に示すように、ガセット38を形成した2枚の胴部材フィルム31Aを、該ガセット38が外面側に配置されるように、シーラント層側を内側にして重ね合わせ、胴部材フィルム31Aの幅方向の両側部をヒートシールや超音波シールなどにより融着して、側部接合部31aを形成し、図16に示すように、折り畳んだ状態の胴部材フィルム31Bを製作する。
次に、図17(a)に示すように、展開状態の胴部材フィルム31Bに適合する大きさの6角筒状の閉塞部材取付用治具50を用い、この閉塞部材取付用治具50内に展開状態にして胴部材フィルム31Bを略隙間なく装填する。このとき、胴部材31における本体部31dと胴側上端接合部31fとの境界線Lが閉塞部材取付用治具50の上端部が位置し、胴部材フィルム31Bの上端部が閉塞部材取付用治具50から上方へ突出するように、胴部材フィルム31Bを閉塞部材取付用治具50に装填することになる。なお、閉塞部材取付用治具50の厚さは、容器上端接合部34aの幅と略同じ或いはそれよりもやや大きくなるように設定することになる。
次に、図17(b)に示すように、閉塞部材取付用治具50から上側へ突出する胴部材フィルム31Bの筒状の上部31hを、閉塞部材取付用治具50の上端縁を中心に内外が反転するように外側へ折り返して、閉塞部材取付用治具50の上側において胴部材フィルム31Bに無端環状の折り返し部からなる胴側上端接合部31fを形成する。このように、胴部材フィルム31Bの上端部を折り返すことで、無端環状の胴側上端接合部31fを容易に且つ効率的に形成することができる。なお、上部31hは、上側へ行くにしたがって拡径するように構成することが好ましく、このように構成すると、上部31hの折り返し作業が容易になる。
次に、図17(c)に示すように、胴部材フィルム31Bの胴側上端接合部31fの上側に、胴部材フィルム31Bの上端開口を閉塞するように、上端閉塞部材32の素材フィルム32Aを送給し、閉塞部材取付用治具50の上面よりもやや幅広の6角形状の加熱部51aを有する加熱板51を用い、該加熱板51の加熱部51aと閉塞部材取付用治具50間に胴側上端接合部31fと素材フィルム32Aとを挟持し、素材フィルム32Aを胴側上端接合部31fに融着し、その後、図示外の冷却板を融着部分に圧接させて融着部分を冷却する。なお、容器上端接合部34aに突部からなるシール部34cを形成する場合には、閉塞部材取付用治具50の上面に環状の嵌合溝又は嵌合突部を形成し、融着工程で用いる加熱板51の加熱面に、閉塞部材取付用治具50の嵌合溝又は嵌合突部に凹凸嵌合する嵌合突部又は嵌合溝を形成することになる。
次に、図17(d)に示すように、トリミング刃53の刃部53aを閉塞部材取付用治具50の上面に押し当てて、閉塞部材取付用治具50から外側へ突出する素材フィルム32A及び胴部材フィルム31Bの外周部の不要部分を切除し、上端部に胴側上端接合部31fと上端閉塞部材32の外周部とを融着してなる容器上端接合部34aを形成した容器本体34Aを得ることになる。なお、素材フィルム32Aと胴部材フィルム31Bとの融着部分の一部が不要部分側に残るように構成することで、素材フィルム32Aの不要部分とともに胴部材フィルム31Bの不要部分を同時にライン外へ排出できるので好ましい。
こうして、胴部材フィルム31Bの上端部に上端閉塞部材32を取り付けた後、該上端閉塞部材32の中央部に取付孔32aを形成して、取付孔32aに対してスパウト35の口部35aを下側から挿入し、その後、スパウト35のフランジ部35bを上端閉塞部材32の下面に融着することで、上端閉塞部材32にスパウト35を取り付けることになる。次に、スパウト35を取り付けた容器本体34Aの下端部に下端閉塞部材33を取付けることになるが、この下端閉塞部材33の取付け作業は、上記上端閉塞部材32の取付け作業と同様に、スパウト35を取り付けた容器本体34Aを倒立状にして閉塞部材取付用治具50内に装填し、胴部材31の上端部(正立姿勢での下端部)を折り返し、折返し部分に下端閉塞部材33の素材フィルムを融着し、その後外周部をトリミングすることで、パウチ容器30を得ることができる。
この製造方法では、閉塞部材取付用治具50内に装填した胴部材フィルム31Bの筒状の上端部を、閉塞部材取付用治具50の一端縁を中心に内外が反転するように外側へ折り返して、閉塞部材取付用治具50の上端側において胴部材フィルム31Bに無端環状の折り返し部からなる胴側上端接合部31fや胴側下端接合部31gを形成できるので、胴部材フィルム31Bに効率的に胴側上端接合部31fや胴側下端接合部31gを形成することが可能となる。また、このような胴部材フィルム31Bの折り返し作業は比較的容易に自動化することができ、装填工程や融着工程やトリミング工程に関しても比較的容易に自動化できるので、胴部材フィルム31Bに対する閉塞部材36、37の取付け取付工程全体を自動化することが可能となる。更に、胴側上端接合部31f及び胴側下端接合部31gの幅は、閉塞部材取付用治具50の上端面の幅に応じた大きさになるので、胴側上端接合部31f及び胴側下端接合部31gの幅を全周にわたって十分に確保でき、融着面積が部分的に少なくなることによる接合強度の低下や液密性の低下を防止できる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前述した実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲においてその構成を変更し得ることは勿論である。
1 パウチ容器 2 胴部材
2a 側部接合部 2b 上端接合部
2c 第1側面部 2d 第2側面部
2e 本体部 2f 谷折目線
2g 幅狭部 2h 幅狭用接合部
2j 縮径部 2k 幅広部
2m 幅広用接合部 2n 胴側下端接合部
2p 絞り部 2q 切欠部
3 下端閉塞部材 4 容器本体
4a 容器下端接合部
5 スパウト 5a 本体部
5b 口部 5c 口部材
5d 蓋体 6 下端閉塞構造
2E 胴部材 4A 容器本体
1A パウチ容器 2A 胴部材
2Ab 下端接合部 2Aj 縮径部
2An 胴側上端接合部 2Ap 絞り部
6A 下端閉塞構造
1B パウチ容器 2B 胴部材
2Bb 上端接合部 15 注出部
2C 胴部材フィルム 2D 胴部材フィルム
2F 胴部材フィルム 3A 素材フィルム
7 ガセット
10 上端閉塞構造 11 上端閉塞部材
11a 取付孔 12 スパウト
12a 口部 12b フランジ部
12c 口部材 12d 蓋部材
20 閉塞部材取付用治具 21 加熱板
25 閉塞部材取付用治具 26 溝部
27 押圧板 28 加熱板
30 パウチ容器 31 胴部材
31a 側部接合部 31b 第1側面部
31c 第2側面部 31d 本体部
31e 谷折目線 31f 胴側上端接合部
31g 胴側下端接合部 31h 上部
32 上端閉塞部材 32a 取付孔
33 下端閉塞部材 34 容器本体
34a 容器上端接合部 34b 容器下端接合部
34c シール部 35 スパウト
35a 口部 35b フランジ部
35c 口部材 35d 蓋部材
31A 胴部材フィルム 31B 胴部材フィルム
32A 素材フィルム 34A 容器本体
36 上端閉塞構造 37 下端閉塞構造
38 ガセット
40 パウチ容器 41 上部構造体
42 上部胴部材 42a 取付孔
42b 上部胴側下端接合部
50 閉塞部材取付用治具 51 加熱板
51a 加熱部 52 冷却板
53 トリミング刃 53a 刃部
L 境界線 θ 角度

Claims (10)

  1. フィルム材からなる筒状の胴部材と、前記胴部材の一端部又は両端部の開口部を閉塞するように、前記胴部材に取り付けたフィルム材からなる閉塞部材とを有する容器本体を備えたパウチ容器であって、
    前記胴部材の一端部又は両端部に、前記胴部材の本体部に連設した内側へ突出する環状の縮径部と、前記縮径部に連設した外側へ突出する環状の鍔状の胴側端部接合部とを設け、
    前記胴側端部接合部における本体部側とは反対側の面に閉塞部材の外周部を接合して、前記胴部材の一端部又は両端部に開口部を閉塞する閉塞部材を取り付け、
    前記縮径部と胴側端部接合部とで、前記容器本体の一端部又は両端部に絞り部を形成するとともに、前記胴側端部接合部と閉塞部材の外周部とで、前記容器本体の一端部又は両端部に環状の容器端部接合部を設けた、
    ことを特徴とするパウチ容器。
  2. 前記胴部材の本体部の一端部又は両端部を多角形状に形成し、前記閉塞部材の接合前における本体部の一端部又は両端部の各辺に、先端側へ行くにしたがって幅狭となる幅狭部をそれぞれ連設するとともに、隣接する幅狭部の両端部をそれぞれ接合し、環状に連設した複数の幅狭部により縮径部を形成するとともに、前記複数の幅狭部に先端側へ行くにしたがって幅広となる幅広部をそれぞれ連設するとともに、隣接する辺の幅広部の両端部をそれぞれ接合し、環状に連設した複数の幅広部により胴側端部接合部を形成した請求項1記載のパウチ容器。
  3. 前記幅狭部の最大幅と幅広部の最大幅とを略同じに設定した請求項2記載のパウチ容器。
  4. 前記幅広部の幅方向に対する幅広部の側縁のなす角度を、前記幅広部を形成した胴部材の多角形状の端部における角部の内角の1/2に設定した請求項2又は3記載のパウチ容器。
  5. 前記胴部材を角形筒状に構成し、前記胴部材の複数の側面のうちの少なくとも1つの側面に、該側面の幅方向の途中部を内側に折り込み可能となしたガセットを胴部材の長さ方向に沿って形成し、前記ガセットを介して胴部材を平板状に折り畳み可能となした請求項1〜4のいずれか1項記載のパウチ容器。
  6. 前記胴部材及び閉塞部材を構成するフィルム材が、シーラント層と基材層とを有する複層構造のフィルム材からなり、前記シーラント層の厚さを10〜200μmに設定した請求項1〜5のいずれか1項記載のパウチ容器。
  7. 前記容器端部接合部の幅を1〜10mmに設定した請求項1〜6のいずれか1項記載のパウチ容器。
  8. 内側に内容物の収容空間を形成し、上端部に上端開口部を形成したフィルム材からなる胴部材と、前記上端開口部を閉塞するように、前記胴部材に取り付けたフィルム材からなる上端閉塞部材とを有する容器本体を備えたパウチ容器であって、
    前記胴部材の本体部の上端部に外側へ突出する無端環状の鍔状の胴側上端接合部を設け、
    前記胴側上端接合部の上側に上端閉塞部材の外周部を接合して、前記胴部材の上端部に上端開口部を閉塞する上端閉塞部材を取り付けるとともに、前記胴側上端接合部と上端閉塞部材の外周部とで、前記容器本体の上端部に環状の容器上端接合部を設けた、
    ことを特徴とするパウチ容器。
  9. 前記胴部材の下端部に下端開口部を形成し、前記容器本体に下端開口部を閉塞する下端閉塞部材を備えさせ、前記胴部材の本体部の下端部に外側へ突出する無端環状の鍔状の容器下端接合部を設け、前記容器下端接合部の下側に下端閉塞部材の外周部を接合して、前記胴部材の下端部に下端開口部を閉塞する下端閉塞部材を取り付けるとともに、前記容器下端接合部と下端閉塞部材の外周部とで、前記容器本体の下端部に環状の容器下端接合部を設けた請求項8記載のパウチ容器。
  10. 前記胴側上端接合部及び/又は容器下端接合部は、前記閉塞部材の接合前における胴部材の端部を外側へ折り返すことによって形成されている請求項8又は9記載のパウチ容器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101839591B1 (ko) * 2017-09-14 2018-03-22 나정균 보온 및 보냉 기능이 향상된 택배 포장용 박스
JP7383841B1 (ja) * 2023-02-08 2023-11-20 株式会社生産日本社 自立袋

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