JP2877291B2 - 透明チューブ及び袋の加熱シール部分の不良検出方法 - Google Patents

透明チューブ及び袋の加熱シール部分の不良検出方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食品、薬品等の封入物
を充填する透明チューブ及び袋に適用される透明チュー
ブ及び袋の加熱シール部分の不良検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ペースト状の封入物を充填した透
明チューブのキャップと反対側の端部は、封入物を充填
した後、加熱シールして封入物を透明チューブ内に密閉
している。ところで、このシール部分には、封入物が入
り込んだり、水分が付着したり、エアが入ったりしてシ
ール不良が発生することがある。
【0003】そこで、透明チューブの搬送途上におい
て、透明チューブ端部の加熱シール部分を電荷結合素子
カメラ(以下CCDカメラという)で撮影するととも
に、カッタでトリミングされた透明チューブ端部のトリ
ミングエッジから加熱シール幅の内側の予め設定された
検出ライン(この場合、刻印部を避けた検出ライン)上
において、シール状況に対応した光の変化からシール不
良を検出している。
【0004】従って、このシール不良検出のためには、
搬送されて来る透明チューブ端部のトリミングエッジを
正確に検出し、このトリミングエッジを基準にして設定
された検出ライン上でシール不良を検出している。
【0005】このようなシール不良検出方法としては、
特開昭63−63号広報に記載された発明があり、その
詳細を図6乃至図9により以下に説明する。
【0006】即ち、図6(a),(b)に示すように、
収納口101より内容物を充填してから収納口101を
熱シールするようにした包装袋102は、少なくとも収
納口101の熱シールされる部分106の表裏両面又は
いずれか一方の面を遮光性にし、その両外側103a,
103bにエッジマーク104a,104bを表示し、
エッジマーク104a,104bの内側端部130が、
内容物を充填してからシールされる収納口101の熱シ
ール部106の内側端部106aより内側に入り込まな
いように表示されてなるものである。
【0007】このように包装袋102に内容物の削り節
等を収納し、収納口101を熱シールしたときに、この
熱シール部106に皺や内容物(例えば削り節)の挟み
込みがあるかどうか、気泡が封入されていないかどう
か、といった不良要因を検査するには、例えば、次のよ
うにする。
【0008】包装袋102に削り節を収納し、収納口1
01を熱シールしたパック製品107を、例えばコンベ
ア等により搬送し、図7に示すように搬送中にそのパッ
ク製品107に光源108から光110を照射する。
【0009】このときのパック製品107の状態を所定
位置に固定されているビデオカメラ109で撮影し、図
9に示すように撮影された画像の走査線のうち熱シール
部106及びその両外側103a,103b部分の走査
線150の信号レベルを検出して不良要因を検出する。
【0010】この場合、光110が反射される場合とさ
れない場合とで走査線150の信号レベルが変化する。
例えば、熱シール部106に不良要因がなければ、光1
10はエッジマーク104a,104bでは反射される
が両エッジマーク104a,104b間では反射されな
いため、そのときの走査線150の信号レベルは、図8
(a)に示すようにエッジマーク104a,104bに
よる反射光A,Bの部分が高く検出される。
【0011】熱シール部106に不良要因がある場合
は、光源108から反射される光110はエッジマーク
104a,104bで反射されるだけでなく、不良要因
によっても反射されるため、熱シール部106を挟んだ
両エッジマーク104a,104b間の反射光の変化
は、図8(b)に示す走査線150の信号レベルの変化
として表れる。即ち、エッジマーク104a,104b
による反射光A,Bと、不良要因による反射光Cの部分
のレベルが高くなる。
【0012】上記のいずれの場合もエッジマーク104
a,104bによる反射光A,Bが検出されるが、これ
は走査線150が図9(a)に示すように必ず両方のエ
ッジマーク104a,104bの位置にあるということ
であり、搬送されるパック製品107が正規の位置にあ
ることに他ならない。従って、この場合は、エッジマー
ク104a,104b間の熱シール部106の不良要因
を検知できることになる。
【0013】図8に示す二つの反射光A,Bのうちいず
れか一方あるいは両方が検出されないことがあるが、そ
れはパック製品107が正規の位置にない場合である。
反射光Aが検出されない場合としては、例えば、図9
(b)に示すようにパック製品107が左に傾いてエッ
ジマーク104aが走査線150から外れている場合が
ある。
【0014】また、反射光A,Bが共に検出されない場
合としては、例えば、図9(c)に示すようにパック製
品107が上方に上がりすぎてエッジマーク104a,
104bが共に走査線150から外れている場合とか、
逆に、パック製品107が下に下がりすぎてエッジマー
ク104a,104bが共に走査線150から外れてい
る場合がある。
【0015】これら図9(b),(c)に示す場合は、
いずれもパック製品107が正規の位置にないため、反
射光が検出されたとしてもそれはシール部106の不良
要因によるものか、包装袋102に表示されている表示
部105によるものか不明である。そのため、この場合
は不良要因を判別できず、再度検査をやり直して良品か
不良品かを判別する。
【0016】そこで、図8(b)に示すように二つのエ
ッジマーク104a,104bによる反射光A,B間に
反射光Cがあった場合にのみ、熱シール部106に不良
要因があると判別する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従来の透明チューブ等
の加熱シール部分の不良検出においては、搬送されて来
る包装袋102端部のトリミングエッジを正確に検出す
るため、内容物を充填してから収納口101を熱シール
した包装袋102の少なくとも熱シールされる部分10
6の表裏両面又はいずれか一方の面を遮光性にし、その
両外側103a,103bにエッジマーク104a,1
04bを表示し、しかも、エッジマーク104a,10
4bの内側端部130が、内容物を充填してからシール
される収納口101の熱シール部106の内側端部10
6aより内側に入り込まないように表示しなければなら
ない。
【0018】しかし、不良要因検出に際して判別不能製
品が出て、再度検査をやり直す必要が生じることがある
が、この場合、検査に余分の時間がかかることになるば
かりか、検査業務が繁雑になるという課題があった。
【0019】また、トリミングエッジとエッジマーク1
04a,104bとの関係は、トリミング精度及びシー
ル部の傾きにより一定ではなく、エッジマーク104
a,104bの長さも一定でないため、検査するシール
部がバラつくという課題があった。
【0020】本発明の目的は、上記課題を解決するた
め、コンベアで搬送されて来る透明チューブの端部のト
リミングエッジを正確に検出し、このトリミングエッジ
を基準にして設定された検査ライン上でシール不良を確
実に検出することができる透明チューブの加熱シール部
分の不良検出方法を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明の透明チューブの加熱シール部分の不良検
出方法は、透明チューブ又は袋のポリ溜まりを有する加
熱シール部の他方の面側に光を照射し、該加熱シール部
を透過した光を一方の面側に設けられたCCDカメラが
受光して画像信号を出力し、該画像信号を入力したコン
トローラが該加熱シール部端面のトリミングエッジを認
識するために予め画像内に基準線を設定し、該基準線と
垂直な複数のトリミングエッジ検出ラインを設定し、該
トリミングエッジ検出ラインで加熱シール部のポリ溜ま
りの端部を該透明チューブの幅方向で2箇所以上認識
し、その認識した2箇所以上の点を結んだ線をトリミン
グエッジと認識した後、その認識した該トリミングエッ
ジに平行で予め設定した長さだけ離れた良否判定用検査
ラインを設定し、該良否判定用検査ライン上におけるシ
ール状況に対応した画像信号によりシールの良否を判断
することを特徴としている。
【0022】(2)本発明は、上記発明(1)に記載の
透明チューブ又は袋の加熱シール部分の不良検出方法に
おいて、トリミングエッジ検出ラインの設定ピッチ幅を
該ポリ溜まりの幅以下とし、少なくともポリ溜まり間隔
を越える範囲で設定することを特徴としている。
【0023】(3)本発明は、上記発明(1)に記載の
透明チューブ又は袋の加熱シール部分の不良検出方法に
おいて、該加熱シール部のトリミングエッジ部にかかる
ように2箇所以上に着色マークを設定し、該着色マーク
の端部を基準線と垂直に設定された複数の該トリミング
エッジ検出ラインにより該透明チューブの幅方向で2箇
所以上認識し、その認識した2箇以上の点を結んだ線を
トリミングエッジと認識することを特徴としている。
【0024】
【作用】上記発明(1)において、端部を加熱シールし
た透明チューブがコンベアに載せられて検査位置まで来
ると、透明チューブの端部がCCDカメラで撮影され
る。CCDカメラは画像信号を出力し、コントローラに
入力する。
【0025】この画像信号を入力したコントローラは、
画像内にほヾトリミングエッジに沿った基準線と、この
基準線と垂直の複数のトリミングエッジ検出ラインを設
定し、コントローラはトリミングエッジ検出ラインと透
明チューブの加熱シール部のポリ溜まりの端部との交点
を透明チューブの幅方向で2箇所以上認識し、この2箇
所以上の点を結んだ線をトリミングエッジと認識する。
【0026】このトリミングエッジを認識したコントロ
ーラは、このトリミングエッジから透明チューブ側に予
め設定された寸法をとり、トリミングエッジと平行な線
を設定してこれを良否判定用検査ラインとする。
【0027】そして、該良否判定用検査ライン上におけ
るシール状況に対応した光の変化、例えば光の透過、反
射に対応した光の変化より透明チューブ端部のシールの
良否を判定し、透明チューブの加熱シール部分の不良を
検出する。
【0028】上記発明(2)においては、トリミングエ
ッジ検出ラインの設定ピッチ幅を該ポリ溜まり幅以下と
し、少なくともポリ溜まり間隔を越える範囲としている
ため、トリミングエッジ検出ラインとポリ溜まりの端部
の2点以上の交点を離れた位置に取ることができるた
め、トリミングエッジのより正確な認識が可能となり、
検査精度の向上が可能となる。
【0029】上記発明(3)においては、加熱シール部
に着色マークを設け、このマークを利用してトリミング
エッジを認識するため、ポリ溜まりの凸部がない場合や
これが不明確な場合にも適用可能となる。
【0030】
【実施例】本発明の第1実施例に係る装置について、図
1及び図2により説明する。図1に示す本実施例に係る
装置は、封入物を詰めた後に加熱シールされるとともに
端面をカッタ1でトリミングされ搬送装置13により搬
送される透明チューブ2の加熱シール部3の一方の面に
対向するように配設されたCCDカメラ6、上記透明チ
ューブ2の加熱シール部3の他方の面に拡散板5を介し
て対向するように配設された光源4、上記透明チューブ
2の搬送装置13に設けられ透明チューブ2を検出する
検知装置14、及び、同検知装置14と上記CCDカメ
ラ6が接続され透明チューブ2のシールの良否を判定し
不良チューブを取り除くコントローラ10を備えてい
る。
【0031】上記において、透明チューブ2が搬送装置
13により搬送され、光源4とCCDカメラ6の間に到
達すると、それを検知装置14が検知して出力信号をコ
ントローラ10に入力する。
【0032】この信号を入力したコントローラ10はC
CDカメラ6からの画像信号を入力するが、この画像信
号は、光源4から放射された光が拡散板5により拡散さ
れて透明チューブ2のシール部3に照射され、透明チュ
ーブ2のシール部分を透過してCCDカメラ6面に画像
を形成し、同CCDカメラ6によりこの画像が撮影され
て形成されるものである。
【0033】次に、上記本実施例に係る装置が適用され
る透明チューブ2について、図2により説明する。図2
において、7は図示しないトリミング工程でトリミング
された透明チューブ2の加熱シール部3の端面に形成さ
れたトリミングエッジ、8は加熱シール部3と封入物封
入部との境目であるシール境界線であり、Hは加熱シー
ル部3のシール幅、Wは透明チューブ2のシール部3の
長さ、9はシール部3に加熱刻印された刻印部であり、
15は加熱シール部被検査領域(本実施例では該刻印部
9とシール境界線8の間の領域)に設けられる良否判定
用検査ラインである。
【0034】なお、上記CCDカメラ6面に形成される
画像は、シールが良好な場合は、光の透過が良好なため
に明るい画像を形成するが、図2(a)に示す刻印部
9、俗にポリ溜まりと称する凸部11及びシールが不良
のために生じる空気等の溜まり部分12の場合は、光を
乱反射させて光の透過量が少ないため、画像のその部分
は暗い画像となる。
【0035】次に、上記のように構成された透明チュー
ブ2の加熱シール部分3の不良検出装置14の作用につ
いて、図3及び図4により説明する。端部を加熱シール
した透明チューブ2が搬送装置13のコンベアに載せら
れて検査位置まで来ると、透明チューブ2は検知装置1
4で検知され、透明チューブ2の端部が図3に示すよう
にCCDカメラ6で撮影される。
【0036】該カメラ6が出力する画像信号を入力した
コントローラ10は、該透明チューブ2の加熱シール部
3の端面であるトリミングエッジ7を認識するために予
め画像内に基準線Sを設定しておき、該基準線Sから該
基準線Sに垂直な多数のトリミングエッジ検出ライン1
6を設定する。このトリミングエッジ検出ライン16は
ポリ溜まりの凸部11の幅P1 より狭い設定ピッチ幅E
で、該ポリ溜まりの凸部11の間隔P2 を越える範囲に
対して図4に示すE1 〜E5 のように設定される。
【0037】次に、コントローラ10は、該トリミング
エッジ検出ライン16で加熱シール部3にあるポリ溜ま
りの凸部11のトリミングエッジ7を認識する。ここ
で、ポリ溜まりの凸部の幅P1 より狭い設定ピッチ幅E
で、かつ該ポリ溜まりの凸部の間隔P2 を越える範囲で
該トリミングエッジ検出ライン16が設定されているた
め、すくなくとも2本の該トリミングエッジ検出ライン
16はポリ溜まりの凸部11のトリミングエッジ7をと
らえることができる。
【0038】次に、コントローラ10は、該トリミング
エッジ検出ライン16とポリ溜まりの凸部11の2つ以
上の交点を該トリミングエッジ7と認識し、その認識し
た該トリミングエッジ7に平行で予め設定した長さL3
だけはなれた良否判定用検査ライン15を設定し、該良
否判定用検査ライン15上におけるシール状況に対応し
た画像信号によりシールの良否を判定する。
【0039】ここで、良否判定用検査ライン15は、あ
らかじめ設定された被検査領域にあることはもちろんで
ある。なお、本実施例では、刻印部9とシール境界線8
の間の領域を被検査領域としている。
【0040】さらに精度を増すためには、前記の方法で
トリミングエッジ検出ライン16で加熱シール部3にあ
るポリ溜まりの凸部11のトリミングエッジ7を認識し
た後は、あらかじめ設定した(P2 の整数倍より若干少
ない距離がよりよい)一定距離だけ離れた位置から基準
線Sに垂直なトリミングエッジ検出ライン16をひき、
ポリ溜まりの凸部11のトリミングエッジ7を認識し
て、その2点に平行にあらかじめ設定した一定距離離れ
た位置に良否判定用検査ライン15をひく。
【0041】このことにより、2点間の距離がはなれ、
より正確なトリミングエッジ7の認識ができて精度が向
上し、トリミングエッジ検出ライン16の線引の効率化
をはかることができる。
【0042】次に、本発明の第2実施例を図5により説
明する。図5に示す本実施例は、ポリ溜まりの凸部11
がない場合や、明確にあらわれない場合に適用されるも
のであり、第1実施例との相違点は、トリミングエッジ
検出ライン16でのトリミングエッジ7の認識を、トリ
ミングエッジ検出ライン16とポリ溜まりの凸部11の
2点以上の交点で行うのではなく、あらかじめ、透明チ
ューブ2の加熱シール部3の両端部付近に設定した2箇
所以上の着色マーク20(但し、同マーク20はトリミ
ング工程で一部がトリミングされたものでなければなら
ない)によって行う点にある。
【0043】即ち、この着色マーク20を基準線Sに垂
直にひかれたトリミングエッジ検出ライン16が複数の
点で認識し、いちばん基準線Sから近い点を認識した後
(着色マーク20の側部を認識するのを防ぐため)、着
色マーク20のピッチより小さい距離だけはなれたとこ
ろからトリミングエッジ検出ライン16を設定し、それ
により着色マーク20を認定し、着色マーク20と交わ
る2点を結ぶ線をトリミングエッジ7と認識し、その線
からあらかじめ設定した一定距離はなれた平行線である
良否判定用検査ライン15を引き、そのライン15上で
シール状況に対応した画像信号によりシールの良否を判
定する。
【0044】つまり、本実施例では、着色マーク20の
大きさに関係なく(着色マーク20はトリミングエッジ
の確認のみにつかわれるため)良否判定用検査ライン1
5を設定することができる点に特徴がある。
【0045】
【発明の効果】本発明の透明チューブの加熱シール部分
の不良検出方法は、透明チューブ又は袋のポリ溜まりを
有する加熱シール部をCCDカメラが撮影し、その画像
信号を入力したコントローラが予め設定された基準線に
垂直なトリミングエッジ検出ラインと透明チューブ等の
加熱シール部のポリ溜まりの端部との交点を2箇所以上
認識し、この点を結んだ線をトリミングエッジと認識
し、このエッジと平行な良否判定用検査ラインを設定
し、このラインにおける光の変化より上記加熱シール部
の不良を検出するものとすることによって、不良発生箇
所を確実に検査することが可能となり、検査精度の向上
が可能となる。また、上記加熱シール部に着色マークを
設けることによって、ポリ溜まりの凸部がない場合や不
明確な場合も検査可能とする。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るシール不良検出装置
の説明図である。
【図2】上記第1実施例に係る透明チューブの説明図
で、(a)は正面図、(b)は断面図、(c)は底面図
である。
【図3】上記第1実施例に係るCCDカメラにより撮影
された画像の説明図である。
【図4】図3の要部拡大図である。
【図5】本発明の第2実施例に係るCCDカメラにより
撮影された画像の説明図である。
【図6】従来の方法に係る包装袋の一例を示す説明図で
ある。
【図7】上記従来の方法に係る検査の説明図である。
【図8】上記従来の方法に係るCCDカメラが検出する
パック製品の波形図で、(a)は正常時の検出波形図、
(b)は不良時の検出波形図である。
【図9】上記従来の方法に係るパック製品の検査状態の
説明図で、(a)は正常時、(b)は左傾斜時、(c)
は上方に水平移動時の説明図である。
【符号の説明】
1 カッタ 2 透明チューブ 3 シール部 4 光源 5 拡散板 6 CCDカメラ 7 トリミングエッジ 8 シール境界線 9 刻印部 10 コントローラ 11 凸部(ポリ溜まり) 12 空気等の溜まり部分 13 搬送装置 14 検知装置 15 良否判定用検査ライン 16 トリミングエッジ検出ライン
フロントページの続き (72)発明者 中井 武司 大阪府東大阪市御厨栄町1丁目5番7号 ハウス食品株式会社内 (72)発明者 向井 浩一 名古屋市中村区岩塚町字西枝一番地の一 株式会社アール・エス・イー内 (56)参考文献 特開 平7−229856(JP,A) 特開 昭61−130861(JP,A) 特開 昭55−112550(JP,A) 特開 昭53−95093(JP,A) 特開 昭55−116541(JP,A) 実開 平1−137463(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 21/84 - 21/90 B65B 57/02 B65D 33/22 B65B 51/10

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透明チューブ又は袋のポリ溜まりを有す
    る加熱シール部の他方の面側に光を照射し、該加熱シー
    ル部を透過した光を一方の面側に設けられた電荷結合素
    子カメラが受光して画像信号を出力し、該画像信号を入
    力したコントローラが該加熱シール部端面のトリミング
    エッジを認識するために予め画像内に基準線を設定し、
    該基準線と垂直な複数のトリミングエッジ検出ラインを
    設定し、該トリミングエッジ検出ラインで加熱シール部
    のポリ溜まりの端部を該透明チューブの幅方向で2箇所
    以上認識し、その認識した2箇所以上の点を結んだ線を
    トリミングエッジと認識した後、その認識した該トリミ
    ングエッジに平行で予め設定した長さだけ離れた良否判
    定用検査ラインを設定し、該良否判定用検査ライン上に
    おけるシール状況に対応した画像信号によりシールの良
    否を判断することを特徴とする透明チューブ又は袋の加
    熱シール部分の不良検出方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の透明チューブ又は袋の
    加熱シール部分の不良検出方法において、トリミングエ
    ッジ検出ラインの設定ピッチ幅を該ポリ溜まりの幅以下
    とし、少なくともポリ溜まり間隔を越える範囲で設定す
    ることを特徴とする透明チューブ及び袋の加熱シール部
    分の不良検出方法。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の透明チューブ又は袋の
    加熱シール部分の不良検出方法において、該加熱シール
    部のトリミングエッジ部にかかるように2箇所以上に着
    色マークを設定し、該着色マークの端部を基準線と垂直
    に設定された複数の該トリミングエッジ検出ラインによ
    り該透明チューブの幅方向で2箇所以上認識し、その認
    識した2箇以上の点を結んだ線をトリミングエッジと認
    識することを特徴とする透明チューブ及び袋の加熱シー
    ル部分の不良検出方法。
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