JP2876894B2 - 送受信共用無線装置 - Google Patents

送受信共用無線装置

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JP2876894B2 JP4140953A JP14095392A JP2876894B2 JP 2876894 B2 JP2876894 B2 JP 2876894B2 JP 4140953 A JP4140953 A JP 4140953A JP 14095392 A JP14095392 A JP 14095392A JP 2876894 B2 JP2876894 B2 JP 2876894B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は送受信共用無線装置に関し、特に
片方向通信形態において送受信切換えを行うよう構成さ
れた送受信共用無線装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】無線通信装置の送受信機等に用いる高周波
増幅装置は、周波数変換部及び励振部と送受信増幅部と
は分離されており、送受信増幅部のみアンテナとの接続
損失を最小限とするためにアンテナの近傍に配置されて
使用されることが多い。
【0003】この様なシステム構成をとる場合の高周波
増幅装置構成例としては、図2〜図4に示す様に、送信
用高出力増幅器入出力及び受信用低雑音増幅器入出力を
2つの送受分波器にて一体化して、入出力端を共有させ
る構成をとっており、高周波増幅装置への電源供給は、
外部送受信変換部及び励振部との間に施設されるRF信
号接続線に重畳されている。
【0004】この様な電源供給方法を用いているので、
電源電圧と信号との分離に関しては、送受分波器直前の
インタフェース近傍にLPFを挿入することによりDC
成分である電源電圧を抽出している。
【0005】この様に構成された送受信共用無線装置に
関して、特に本装置を片方向通信形態にて使用する場
合、送受信増幅ループの一巡発振の防止や、受信時にお
ける送信雑音の受信側への漏洩抑圧及び送信波の受信側
漏洩による低雑音増幅器過大入力に起因した特性劣化を
防ぐため、必要減衰量の2つの送受分波器への割振りと
共に、その減衰量を緩和して分波器の挿入損失を低減さ
せ送信出力パワー低下並びに受信雑音特性の劣化を最小
限に抑えるべく送信状態での受信電源オフ及び受信状態
での送信電源オフといった送受信切換え動作が要求され
る。そして、この送受信切換え制御は、通常、送受信変
換部及び励振部を含む外部装置より与えられるものであ
る。
【0006】この種の送受信共用無線装置に用いる送受
信切換え制御方式について図2〜図4を参照して説明す
る。
【0007】先ず図2を参照すると、高出力増幅器3の
出力と低雑音増幅器4の入力とは送受分波器5を介して
アンテナ7に接続されている。また、高出力増幅器3の
入力と低雑音増幅器4の出力とは送受分波器6を介して
信号/電源プラグ8に接続されている。
【0008】以上は信号系統であるが、送受信切換え制
御系については、送受信切換えインタフェースコネクタ
20からの切換え信号を、コンパレータ14,17の各
一入力へ印加し、他入力の基準電圧Vthと比較すること
により、電源スイッチング用トランジスタ15,18を
相補的にオンオフ制御する構成となっている。
【0009】このトランジスタ15,18の相補的オン
オフにより、バイアス回路10の直流バイアス電源が低
雑音増幅器4,高出力増幅器3へ夫々択一的に供給され
る。コネクタ8から供給される直流電源はLPF9によ
りRF信号と分離抽出されてバイアス回路10へ導出さ
れている。
【0010】図3は他の従来例を示しており、図2と同
等部分は同一符号により示す。本例では、信号/電源用
コネクタ8に、送信/受信状態に対応した、信号周波数
より低い周波数を搬送波とする変調波を重畳させ、これ
を変調波検波器21にて復調することで、送受信切換え
を制御している。
【0011】尚、LPF9は直流電源と送受信切換え用
低周波変調波とを抽出するものであり、HPF22は更
に送受信切換え用変調波のみを抽出するものである。
【0012】こうして抽出された送受信切換え用変調波
を検波器21で復調し、この復調出力をコンパレータ1
4,17の各一入力としており、それ以降の構成及び動
作は図2の例と同一となっている。
【0013】図4は従来の更に別の例を示しており、図
2,3と同等部分は同一符号により示す。本例では、コ
ネクタ8からのRF送信信号を、カップラ24及びダイ
オード検波器25,更には平滑コンデンサ26からなる
検波回路31で検波し、この検波信号を直流増幅器23
で増幅し、この直流出力の有無をコンパレータ14及び
17にて検出することで、電源スイッチ用トランジスタ
15,18の相補的オンオフ制御を行っている。
【0014】上述した図2の例では、外部装置との間に
信号/電源コネクタ8の他に、送受信切換え制御用コネ
クタ20をも必要とするという欠点がある。また、図3
の例では、外部との接続コネクタは1つであるが、送受
信切換え信号をRF信号に重畳させているので、変調器
及び復調器が必要となり、回路の複雑化,コストアップ
化,信頼性の低下という欠点を有する。
【0015】図4の例では、送信RF信号検出のために
カップラを用いているので、そのための物理的スペース
を必要とし、送信周波数によっては装置の大型化を招く
欠点がある。
【0016】
【発明の目的】本発明の目的は、送受信切換えのための
制御を簡単な構成で実現できる送受信共用無線装置を提
供することである。
【0017】
【発明の構成】本発明による送受信共用無線装置は、
流電源からの第1の電源が選択的に印加される受信用増
幅器と、前記直流電源からの第2の電源が常時印加され
高周波送信信号の供給により、この高周波送信信号の入
力レベルに応じて、非線形型動作級を呈するように設定
された送信用高周波増幅器の出力側へ流れ込む前記直流
電源からの電源電流が可変される前記送信用高周波増幅
器と、前記送信用高周波増幅器への電源電流の有無を監
視して前記送信用高周波増幅器への電源電流が流れたと
きに前記直流電源から前記受信用増幅器への電源電流の
供給を断とする電源電流監視手段とを含むことを特徴と
する。
【0018】
【実施例】以下に、図面を参照しつつ本発明の実施例に
ついて詳細に説明する。
【0019】図1は本発明の実施例の回路構成図であ
り、図2〜4と同等部分は同一符号により示している。
送信高出力増幅器3は励振アンプ2とC級増幅動作を行
うベース接地型のバイポーラトランジスタアンプ1とか
らなっている。
【0020】コネクタ8からは送信RF信号と直流電源
とが入力され、RF信号は励振アンプ2を介してベース
接地型トランジスタのエミッタへ供給されており、この
トランジスタアンプ1のコレクタ出力から高出力送信R
F信号としてアンテナ7へ導出される。
【0021】このトランジスタ回路1のコレクタ電源電
圧は、バイアス回路10から抵抗11を介して常時印加
されるようになっている。バイアス回路10への直流電
源はコネクタ8からLPF9を介して分離されることで
得られる。受信用の低雑音増幅器4への直流電源の供給
は、スイッチングトランジスタ15により行われ、受信
時にはこのトランジスタ15がオンとなり、送信時には
オフとなって電源制御がなされる。
【0022】そのために、電流モニタ回路30が設けら
れている。このモニタ回路30はトランジスタアンプ1
のコレクタ電流Ic をモニタするものである。C級アン
プであるトランジスタアンプ1にRF信号が入力される
と、トランジスタは活性状態となり、それに応じてIc
が流れる。RF信号の入力がなくなると、C級アンプ1
にはIc が流れなくトランジスタはオフ状態になる。
【0023】この様なC級アンプの動作特性を利用して
トランジスタアンプのコレクタ電流Ic を常時モニタし
ていれば、送信かそうでないかの検出が可能となる。そ
こで、コレクタ電流路に直列にモニタ抵抗11を挿入
し、この抵抗11の電圧ドロップVd を検出し、コンパ
レータ14にてこの電圧ドロップVd と抵抗12,13
により得られる基準電圧Vref とを比較するのである。
【0024】RF信号が供給されて送信状態になれば、
バイアス電流Ic が流れるので、抵抗11の電圧ドロッ
プVd が基準電圧Vref より低下し、これがコンパレー
タ14にて検出され、トランジスタ15をオフとする。
これにより、受信側の増幅器4の電源が断となる。
【0025】RF信号の供給がなくなれば、バイアス電
流Ic は停止し、よってコンパレータ14の出力は逆転
してトランジスタ15をオンとする。これにより、受信
状態に切換わることになる。
【0026】
【発明の効果】以上のべた如く、本発明によれば、送信
用高出力増幅部の電源が送信信号の供給により立上る様
に構成しているので、そのときの電源電流の増減をモニ
タして検出することで、送信状態の判定を行うことが可
能となるという効果がある。
【0027】その結果、送受信切換え用制御信号のため
に特別のインタフェース(コネクタ)を設ける必要がな
く、また特別にRF信号を検出するためのカップラ回路
等を設ける必要もなくなり、装置の小型化,ローコスト
化,信頼性の向上等の著しい効果が生ずる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の回路構成図である。
【図2】従来の送受信共用無線装置の一例を示す図であ
る。
【図3】従来の送受信共用無線装置の他の例を示す図で
ある。
【図4】従来の送受信共用無線装置の別の例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 トランジスタアンプ 2 励振アンプ 3 高出力増幅器 4 低雑音増幅器 5,6 送受分波器 7 アンテナ 8 RF信号/電源コネクタ 9 LPF 10 バイアス回路 11 電源電流モニタ抵抗 14,17 コンパレータ 15,18 スイッチング用トランジスタ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源からの第1の電源が選択的に印
    加される受信用増幅器と、前記直流電源からの第2の電
    が常時印加され高周波送信信号の供給により、この高
    周波送信信号の入力レベルに応じて、非線形型動作級を
    呈するように設定された送信用高周波増幅器の出力側へ
    流れ込む前記直流電源からの電源電流が可変される前記
    送信用高周波増幅器と、前記送信用高周波増幅器への
    源電流の有無を監視して前記送信用高周波増幅器への
    源電流が流れたときに前記直流電源から前記受信用増幅
    器への電源電流の供給を断とする電源電流監視手段とを
    含むことを特徴とする送受信共用無線装置。
  2. 【請求項2】 前記送信用高周波増幅器は、C級増幅ア
    ンプ構成であることを特徴とする請求項1記載の送受信
    共用無線装置。
  3. 【請求項3】 前記C級増幅アンプはベース接地型のバ
    イポーラトランジスタ増幅回路構成であることを特徴と
    する請求項2記載の送受信共用無線装置。
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