JP2876782B2 - 塗料組成物 - Google Patents
塗料組成物Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、高外観性塗料組成物に関するものであり、
さらに詳しくは塗膜形成樹脂中の水酸基含有樹脂の溶解
性パラメータ(SPa)値と特定の関係にある溶解性パラ
メータ(SPb)値を持つ非水系重合体分散液を特定量含
有する塗料組成物に関するものである。
さらに詳しくは塗膜形成樹脂中の水酸基含有樹脂の溶解
性パラメータ(SPa)値と特定の関係にある溶解性パラ
メータ(SPb)値を持つ非水系重合体分散液を特定量含
有する塗料組成物に関するものである。
近年、消費者の高級化指向の流れに伴ない、高外観性
塗料のニーズが高まっている。一般に高外観性を達成す
るためには、塗膜の平滑化とツヤの向上を目的とした厚
膜塗装が必要であり、またアルミニウムなどの金属や無
機質の偏平顔料が添加されている場合は均一にムラなく
配向させることが必要である。このような要求に対し
て、非水系重合体分散液(以下NADと略す)の添加は、
厚膜塗装に必要な垂直塗装部位のタレ止め作用や偏平顔
料を均一に配向させる流動調節作用を与えることがで
き、高外観性塗膜を得るための材料として用いられる
(例えば特開昭53−133234号公報、特開平1−193368
号)。
塗料のニーズが高まっている。一般に高外観性を達成す
るためには、塗膜の平滑化とツヤの向上を目的とした厚
膜塗装が必要であり、またアルミニウムなどの金属や無
機質の偏平顔料が添加されている場合は均一にムラなく
配向させることが必要である。このような要求に対し
て、非水系重合体分散液(以下NADと略す)の添加は、
厚膜塗装に必要な垂直塗装部位のタレ止め作用や偏平顔
料を均一に配向させる流動調節作用を与えることがで
き、高外観性塗膜を得るための材料として用いられる
(例えば特開昭53−133234号公報、特開平1−193368
号)。
しかしながら、上記のようにタレ止め作用や流動調節
作用を持たせるためには、塗膜形成樹脂とNADとの極性
関係を調整しなければならない。すなわち、塗膜形成樹
脂とNADとの極性差が小さすぎてしまうと、NAD粒子の凝
集度が小さく、十分なタレ止め作用や流動調節作用が得
られない。一方、塗膜形成樹脂とNADとの極性差が大き
すぎてしまうと、NAD粒子の凝集が激しく、肌荒れやツ
ヤの低下、相溶性の低下、ブツの発生などの問題点が生
じる。例えば特開昭53−133234号公報の方法では、塗膜
形成樹脂とNADとの極性関係を制御していないために、
塗膜の流動調節作用と高外観性の両立が困難である。
作用を持たせるためには、塗膜形成樹脂とNADとの極性
関係を調整しなければならない。すなわち、塗膜形成樹
脂とNADとの極性差が小さすぎてしまうと、NAD粒子の凝
集度が小さく、十分なタレ止め作用や流動調節作用が得
られない。一方、塗膜形成樹脂とNADとの極性差が大き
すぎてしまうと、NAD粒子の凝集が激しく、肌荒れやツ
ヤの低下、相溶性の低下、ブツの発生などの問題点が生
じる。例えば特開昭53−133234号公報の方法では、塗膜
形成樹脂とNADとの極性関係を制御していないために、
塗膜の流動調節作用と高外観性の両立が困難である。
本発明の目的は、この様な問題点を解決するため、NA
Dの極性を分散安定剤成分の極性で特定でき、塗料組成
物中に含有するNADの分散安定剤成分の溶解性パラメー
タ(SPb)値を塗膜形成樹脂中の水酸基含有樹脂の溶解
性パラメータ(SPa)値と一定の関係に特定することに
よって、塗膜の流動調節作用と高外観性の両立を達成で
きる塗料組成物を提供することである。
Dの極性を分散安定剤成分の極性で特定でき、塗料組成
物中に含有するNADの分散安定剤成分の溶解性パラメー
タ(SPb)値を塗膜形成樹脂中の水酸基含有樹脂の溶解
性パラメータ(SPa)値と一定の関係に特定することに
よって、塗膜の流動調節作用と高外観性の両立を達成で
きる塗料組成物を提供することである。
すなわち、本発明は、(A):(A1)水酸基含有樹脂
40〜90重量%、および(A2)水酸基と反応し得る硬化剤
10〜60重量%から成る樹脂固形分混合物100重量部に対
し、 (B):下記成分 (B1)有機溶剤 40〜80重量% (B2)(B1)成分に不溶な粒子成分 10〜50重量% (B3)(B1)成分に可溶であり、かつ(B2)成分を
(B1)成分中に安定に分散できる分散安定剤成分 5〜40重量% から成る非水系重合体分散液であって、(B3)成分にお
ける溶解性パラメータの3成分である水素結合による成
分(δh)、分子の分極による成分(δp)、分散力に
よる成分(δd)のうち、 の値(SPb)が、上記水酸基含有樹脂における の値(SPa)との関係において、 0.3≦|SPb−SPa|<2.5 の関係を満たす非水系重合体分散液を、重合体固形分と
して1〜50重量部含有することを特徴とする塗料組成物
である。
40〜90重量%、および(A2)水酸基と反応し得る硬化剤
10〜60重量%から成る樹脂固形分混合物100重量部に対
し、 (B):下記成分 (B1)有機溶剤 40〜80重量% (B2)(B1)成分に不溶な粒子成分 10〜50重量% (B3)(B1)成分に可溶であり、かつ(B2)成分を
(B1)成分中に安定に分散できる分散安定剤成分 5〜40重量% から成る非水系重合体分散液であって、(B3)成分にお
ける溶解性パラメータの3成分である水素結合による成
分(δh)、分子の分極による成分(δp)、分散力に
よる成分(δd)のうち、 の値(SPb)が、上記水酸基含有樹脂における の値(SPa)との関係において、 0.3≦|SPb−SPa|<2.5 の関係を満たす非水系重合体分散液を、重合体固形分と
して1〜50重量部含有することを特徴とする塗料組成物
である。
本発明の(A)成分に用いられる(A1)成分の水酸基
含有樹脂としては、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、
アルキド樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、フッ
素樹脂、シリコン樹脂などが挙げられる。また(A2)成
分の水酸基と反応し得る硬化剤としては、例えばメラミ
ン樹脂やイソシアネート化合物が挙げられる。
含有樹脂としては、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、
アルキド樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン樹脂、フッ
素樹脂、シリコン樹脂などが挙げられる。また(A2)成
分の水酸基と反応し得る硬化剤としては、例えばメラミ
ン樹脂やイソシアネート化合物が挙げられる。
ここで、(A1)成分の水酸基含有樹脂と(A2)成分の
硬化剤の混合割合は、水酸基含有樹脂40〜90重量%に対
して硬化剤10〜60重量%の範囲である。この際、水酸基
含有樹脂が40重量%未満の場合は生成塗膜の耐薬品性が
低下するため、また90重量%を越える場合は生成塗膜の
耐水性が低下するため好ましくない。
硬化剤の混合割合は、水酸基含有樹脂40〜90重量%に対
して硬化剤10〜60重量%の範囲である。この際、水酸基
含有樹脂が40重量%未満の場合は生成塗膜の耐薬品性が
低下するため、また90重量%を越える場合は生成塗膜の
耐水性が低下するため好ましくない。
本発明の塗料組成物中、(B)成分のNADに用いられ
る(B1)成分の有機溶剤としては、たとえばn−ヘキサ
ン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、エチルシ
クロヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタン、ミネラル
スピリット等の脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、エチルベンゼン等の芳香族炭化水素類;
メチルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコ
ール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、イ
ソブチルアルコール等のアルコール類;酢酸メチル、酢
酸エチル、酢酸プロピル,酢酸イソプロピル、酢酸ブチ
ル、酢酸イソブチル、酢酸セロソルブ等のエステル類;
アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、メチルアミルケトン、シクロヘキサノン、イソホロ
ン等のケトン類などがあげられ、NADの分散安定剤成分
を溶解し、粒子成分に不溶性を示すものであればいかな
るものでも適宜選択することができ、もちろん2種以上
の有機溶剤であっても何らさしつかえない。しかしこの
際、NADを安定に製造するためには、分散安定剤成分を
溶解する範囲内でなるべく極性の低い方が好ましい。
る(B1)成分の有機溶剤としては、たとえばn−ヘキサ
ン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、エチルシ
クロヘキサン、n−ヘプタン、n−オクタン、ミネラル
スピリット等の脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、エチルベンゼン等の芳香族炭化水素類;
メチルアルコール、エチルアルコール、プロピルアルコ
ール、イソプロピルアルコール、ブチルアルコール、イ
ソブチルアルコール等のアルコール類;酢酸メチル、酢
酸エチル、酢酸プロピル,酢酸イソプロピル、酢酸ブチ
ル、酢酸イソブチル、酢酸セロソルブ等のエステル類;
アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケト
ン、メチルアミルケトン、シクロヘキサノン、イソホロ
ン等のケトン類などがあげられ、NADの分散安定剤成分
を溶解し、粒子成分に不溶性を示すものであればいかな
るものでも適宜選択することができ、もちろん2種以上
の有機溶剤であっても何らさしつかえない。しかしこの
際、NADを安定に製造するためには、分散安定剤成分を
溶解する範囲内でなるべく極性の低い方が好ましい。
(B1)成分の有機溶剤の使用量は、NAD全量に対して4
0〜80重量%の範囲内にあることが好ましい。ここで40
重量%未満の場合は、得られるNADの分散安定性が低下
するため好ましくない。また、80重量%を超える場合
は、NADの製造後濃縮する必要があり、NADの製造効率が
低くなるため好ましくない。
0〜80重量%の範囲内にあることが好ましい。ここで40
重量%未満の場合は、得られるNADの分散安定性が低下
するため好ましくない。また、80重量%を超える場合
は、NADの製造後濃縮する必要があり、NADの製造効率が
低くなるため好ましくない。
本発明の(B)成分のNADに用いられる(B2)成分の
粒子成分は、前記(B1)成分の有機溶剤に不溶の粒子成
分である。その主成分は、ビニル型単量体、たとえばア
クリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プ
ロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチ
ル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸t−ブチル、ア
クリル酸n−ヘキシル、アクリル酸シクロヘキシル、ア
クリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ラウリル、ア
クリル酸ステアリル、メタクリル酸メチル、メタクリル
酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸イ
ソプロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イ
ソブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸n−
ヘキシル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸
2−エチルヘキシル、メタクリル酸ラウリル、メタクリ
ル酸ステアリル、アクリル酸グリシジル、アクリル酸2
−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシプロピ
ル、アクリル酸、アクリルアミド、N−ヒドロキシメチ
ルアクリルアミド、アクリロニトリル、メタクリル酸グ
リシジル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタク
リル酸2−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸、メタク
リルアミド、N−ヒドロキシメチルメタクリルアミド、
メタクリロニトリル、酢酸ビニル、スチレン、ビニルト
ルエン、ビニルピロリドン、イタコン酸、クロトン酸、
フマル酸、マレイン酸、フマル酸ジブチル、無水マレイ
ン酸、ドデシニル無水コハク酸、アリルグリシジルエー
テル、アリルアルコール等の1種または2種以上の重合
体であって、前記(B1)成分の有機溶剤に不溶のものが
あげられる。
粒子成分は、前記(B1)成分の有機溶剤に不溶の粒子成
分である。その主成分は、ビニル型単量体、たとえばア
クリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プ
ロピル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチ
ル、アクリル酸イソブチル、アクリル酸t−ブチル、ア
クリル酸n−ヘキシル、アクリル酸シクロヘキシル、ア
クリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ラウリル、ア
クリル酸ステアリル、メタクリル酸メチル、メタクリル
酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸イ
ソプロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イ
ソブチル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸n−
ヘキシル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸
2−エチルヘキシル、メタクリル酸ラウリル、メタクリ
ル酸ステアリル、アクリル酸グリシジル、アクリル酸2
−ヒドロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシプロピ
ル、アクリル酸、アクリルアミド、N−ヒドロキシメチ
ルアクリルアミド、アクリロニトリル、メタクリル酸グ
リシジル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタク
リル酸2−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸、メタク
リルアミド、N−ヒドロキシメチルメタクリルアミド、
メタクリロニトリル、酢酸ビニル、スチレン、ビニルト
ルエン、ビニルピロリドン、イタコン酸、クロトン酸、
フマル酸、マレイン酸、フマル酸ジブチル、無水マレイ
ン酸、ドデシニル無水コハク酸、アリルグリシジルエー
テル、アリルアルコール等の1種または2種以上の重合
体であって、前記(B1)成分の有機溶剤に不溶のものが
あげられる。
これらの粒子成分は、前記(B1)成分の有機溶剤およ
び後記(B3)成分の分散安定剤成分の存在下、前記ビニ
ル型単量体の1種または2種以上を重合することによっ
て得られる。
び後記(B3)成分の分散安定剤成分の存在下、前記ビニ
ル型単量体の1種または2種以上を重合することによっ
て得られる。
この際、NADを安定に製造するためには、なるべく極
性の高いビニル型単量体を用いる方が好ましいが、前記
(A)成分の樹脂系との相溶性あるいは塗膜性能に応じ
て、NADの分散安定性を損なわない範囲で、極性の低い
ビニル型単量体を共重合することができる。そして前記
ビニル型単量体の重合は、前記有機溶剤および前記分散
安定剤成分の存在下、通常のラジカル重合によって得ら
れるが、重合温度は形成された粒子成分が融着しない温
度、すなわち120℃以下であることが好ましい。
性の高いビニル型単量体を用いる方が好ましいが、前記
(A)成分の樹脂系との相溶性あるいは塗膜性能に応じ
て、NADの分散安定性を損なわない範囲で、極性の低い
ビニル型単量体を共重合することができる。そして前記
ビニル型単量体の重合は、前記有機溶剤および前記分散
安定剤成分の存在下、通常のラジカル重合によって得ら
れるが、重合温度は形成された粒子成分が融着しない温
度、すなわち120℃以下であることが好ましい。
(B2)成分の粒子成分はNAD全量に対して10〜50重量
%の範囲内で形成される。ここで(B2)成分の粒子成分
が10重量%未満の場合、粒子成分の形成が不十分とな
り、塗膜の流動調節作用が十分に発揮されず、例えばア
ルミニウム粉などを含有するベースコートにおけるメタ
ルムラやクリヤーコートにおけるタレが生じやすく、ま
た50重量%を越える場合は、得られるNADの分散安定性
が不十分となり、粒子成分が凝集するため好ましくな
い。
%の範囲内で形成される。ここで(B2)成分の粒子成分
が10重量%未満の場合、粒子成分の形成が不十分とな
り、塗膜の流動調節作用が十分に発揮されず、例えばア
ルミニウム粉などを含有するベースコートにおけるメタ
ルムラやクリヤーコートにおけるタレが生じやすく、ま
た50重量%を越える場合は、得られるNADの分散安定性
が不十分となり、粒子成分が凝集するため好ましくな
い。
また本発明の(B)成分のNADに用いられる(B3)成
分の分散安定剤成分は、前記(B1)成分に可溶で、
(B1)成分中に(B2)成分を安定して分散できるもので
あり、前記と同様のビニル型単量体、たとえばアクリル
酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピ
ル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、
アクリル酸イソブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリ
ル酸n−ヘキシル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリ
ル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ラウリル、アクリ
ル酸ステアリル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エ
チル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸イソプ
ロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブ
チル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸n−ヘキ
シル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸2−
エチルヘキシル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸
ステアリル、アクリル酸グリシジル、アクリル酸2−ヒ
ドロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、
アクリル酸、アクリルアミド、N−ヒドロキシメチルア
クリルアミド、アクリロニトリル、メタクリル酸グリシ
ジル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル
酸2−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸、メタクリル
アミド、N−ヒドロキシメチルメタクリルアミド、メタ
クリロニトリル、酢酸ビニル、スチレン、ビニルトルエ
ン、ビニルピロリドン、イタコン酸、クロトン酸、フマ
ル酸、マレイン酸、フマル酸ジブチル、無水マレイン
酸、ドデシニル無水コハク酸、アリルグリシジルエーテ
ル、アリルアルコール等の1種あるいは2種以上の重合
体であって、前記(B1)成分に可溶のものがあげられ
る。
分の分散安定剤成分は、前記(B1)成分に可溶で、
(B1)成分中に(B2)成分を安定して分散できるもので
あり、前記と同様のビニル型単量体、たとえばアクリル
酸メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピ
ル、アクリル酸イソプロピル、アクリル酸n−ブチル、
アクリル酸イソブチル、アクリル酸t−ブチル、アクリ
ル酸n−ヘキシル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリ
ル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸ラウリル、アクリ
ル酸ステアリル、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エ
チル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸イソプ
ロピル、メタクリル酸n−ブチル、メタクリル酸イソブ
チル、メタクリル酸t−ブチル、メタクリル酸n−ヘキ
シル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル酸2−
エチルヘキシル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸
ステアリル、アクリル酸グリシジル、アクリル酸2−ヒ
ドロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、
アクリル酸、アクリルアミド、N−ヒドロキシメチルア
クリルアミド、アクリロニトリル、メタクリル酸グリシ
ジル、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリル
酸2−ヒドロキシプロピル、メタクリル酸、メタクリル
アミド、N−ヒドロキシメチルメタクリルアミド、メタ
クリロニトリル、酢酸ビニル、スチレン、ビニルトルエ
ン、ビニルピロリドン、イタコン酸、クロトン酸、フマ
ル酸、マレイン酸、フマル酸ジブチル、無水マレイン
酸、ドデシニル無水コハク酸、アリルグリシジルエーテ
ル、アリルアルコール等の1種あるいは2種以上の重合
体であって、前記(B1)成分に可溶のものがあげられ
る。
(B3)成分の分散安定剤成分としては、NADを安定に
製造するためには、極性の低いビニル型単量体を用いる
方が好ましいが、前記(A)成分の水酸基含有樹脂との
相溶性および溶解性パラメータの関係に応じて、NADの
分散安定性を損なわない範囲で、極性の高いビニル型単
量体を混合することができる。ここで前記ビニル型単量
体の重合体である分散安定剤成分は、前記有機溶剤中で
通常のラジカル溶液重合によって得られる。
製造するためには、極性の低いビニル型単量体を用いる
方が好ましいが、前記(A)成分の水酸基含有樹脂との
相溶性および溶解性パラメータの関係に応じて、NADの
分散安定性を損なわない範囲で、極性の高いビニル型単
量体を混合することができる。ここで前記ビニル型単量
体の重合体である分散安定剤成分は、前記有機溶剤中で
通常のラジカル溶液重合によって得られる。
(B3)成分の分散安定剤成分は、NAD全量に対して5
〜40重量%の範囲内で用いられる。ここで分散安定剤成
分が5重量%未満の場合、得られるNADの分散安定剤性
が不十分となり、粒子成分が凝集するため、また40重量
%を越える場合は粒子成分の形成が不十分となり、塗膜
の流動調節作用が十分に発揮されず、例えばアルミニウ
ム粉などを含有するベースコートでのメタルムラやクリ
ヤーコートでのタレが生じやすくなるため好ましくな
い。
〜40重量%の範囲内で用いられる。ここで分散安定剤成
分が5重量%未満の場合、得られるNADの分散安定剤性
が不十分となり、粒子成分が凝集するため、また40重量
%を越える場合は粒子成分の形成が不十分となり、塗膜
の流動調節作用が十分に発揮されず、例えばアルミニウ
ム粉などを含有するベースコートでのメタルムラやクリ
ヤーコートでのタレが生じやすくなるため好ましくな
い。
(B)成分のNADにおける前記(B3)成分として、そ
の溶解性パラメータ(SPb)値が(A1)成分の水酸基含
有樹脂の溶解性パラメータ(SPa)値との関係におい
て、 0.3≦|(SPb)−(SPa)|<2.5 なる関係を満足するものを使用することによって、優れ
た流動調節作用を発揮することができる。ただし、2コ
ート系塗料や3コート系塗料に用いるクリヤーコート用
塗料組成物では、粒子凝集による微小な凹凸までも平滑
にする必要があるため、NADにおける前記(B3)成分の
溶解性パラメータ(SPb)値と、(A1)成分の水酸基含
有樹脂の溶解性パラメータ(SPa)値との関係が 0.3≦|(SPb)−(SPa)|<1.5を満足することが好ま
しい。この際、|(SPb)−(SPa)|が0.3未満の場合
は塗膜の流動調節作用が不十分になり、例えばアルミニ
ウム粉などを含有するベースコートにおけるメタルムラ
や、クリヤーコートにおけるタレが生じやすく、2.5以
上の場合は粒子凝集が大きくなりすぎ、肌荒れやツヤの
低下、相溶性の低下、ブツの発生などの問題点が生じや
すいため好ましくない。ここで、(SPa)および(SPb)
はD.W.Van Krevelen〔Properties of polymers,Chap.7,
129〜155(1976)〕方法で計算することができる。
の溶解性パラメータ(SPb)値が(A1)成分の水酸基含
有樹脂の溶解性パラメータ(SPa)値との関係におい
て、 0.3≦|(SPb)−(SPa)|<2.5 なる関係を満足するものを使用することによって、優れ
た流動調節作用を発揮することができる。ただし、2コ
ート系塗料や3コート系塗料に用いるクリヤーコート用
塗料組成物では、粒子凝集による微小な凹凸までも平滑
にする必要があるため、NADにおける前記(B3)成分の
溶解性パラメータ(SPb)値と、(A1)成分の水酸基含
有樹脂の溶解性パラメータ(SPa)値との関係が 0.3≦|(SPb)−(SPa)|<1.5を満足することが好ま
しい。この際、|(SPb)−(SPa)|が0.3未満の場合
は塗膜の流動調節作用が不十分になり、例えばアルミニ
ウム粉などを含有するベースコートにおけるメタルムラ
や、クリヤーコートにおけるタレが生じやすく、2.5以
上の場合は粒子凝集が大きくなりすぎ、肌荒れやツヤの
低下、相溶性の低下、ブツの発生などの問題点が生じや
すいため好ましくない。ここで、(SPa)および(SPb)
はD.W.Van Krevelen〔Properties of polymers,Chap.7,
129〜155(1976)〕方法で計算することができる。
すなわち、溶解性パラメータ(SPa),(SPb)の計算方
法は、 Fpi:分子の分極成分 Ehi:水素結合成分 V:モル体積 ここで各項はそれぞれの原子団についての値であり、各
原子団の値を用いて上記式より算出する。
法は、 Fpi:分子の分極成分 Ehi:水素結合成分 V:モル体積 ここで各項はそれぞれの原子団についての値であり、各
原子団の値を用いて上記式より算出する。
本発明に用いる(B)成分のNADは、(A1)成分の水
酸基含有樹脂40〜90重量%および水酸基と反応し得る硬
化剤10〜60重量%から成る樹脂固形分混合物100重量部
に対し、重合体固形分として1〜50重量部の割合で用い
られる。ここでNADの含有量が1重量部未満の場合は、
塗膜の流動調節作用が不十分になり、ベースコートでの
メタルムラやクリヤーコートでのタレが生じやすく、50
重量部を超える場合は塗膜の耐水性が低下するため好ま
しくない。
酸基含有樹脂40〜90重量%および水酸基と反応し得る硬
化剤10〜60重量%から成る樹脂固形分混合物100重量部
に対し、重合体固形分として1〜50重量部の割合で用い
られる。ここでNADの含有量が1重量部未満の場合は、
塗膜の流動調節作用が不十分になり、ベースコートでの
メタルムラやクリヤーコートでのタレが生じやすく、50
重量部を超える場合は塗膜の耐水性が低下するため好ま
しくない。
本発明の塗料組成物を塗料化するには、これら各成分
を通常の塗料製造に用いられる分散機器、例えばボール
ミル、サンドミル、アトライター等により通常の添加方
法で混合して塗料化することができる。このとき必要に
応じて顔料、染料、ガラスフレーク、アルミニウムフレ
ーク等の着色剤の他、塗料に通常用いられる添加剤、た
とえば顔料分散剤、粘度調節剤、レベリング剤、硬化触
媒、ゲル化防止剤、紫外線吸収剤、ラジカル捕捉剤など
を加えることもできる。
を通常の塗料製造に用いられる分散機器、例えばボール
ミル、サンドミル、アトライター等により通常の添加方
法で混合して塗料化することができる。このとき必要に
応じて顔料、染料、ガラスフレーク、アルミニウムフレ
ーク等の着色剤の他、塗料に通常用いられる添加剤、た
とえば顔料分散剤、粘度調節剤、レベリング剤、硬化触
媒、ゲル化防止剤、紫外線吸収剤、ラジカル捕捉剤など
を加えることもできる。
以上のようにして得られた塗料は、通常の塗装方法、
たとえばエアスプレー塗り、エアレススプレー塗り、静
電塗り、浸し塗りなどによって、通常の被塗物、たとえ
ば金属やその他の無機材料、プラスチックやその他の有
機材料に1コート1ベーク、2コート2ベーク、2コー
ト1ベーク、3コート3ベーク、3コート2ベーク等の
システムで塗装し、60〜200℃の温度で2〜120分間もし
くは室温で3〜10日間乾燥することによって優れた塗膜
が得られる。
たとえばエアスプレー塗り、エアレススプレー塗り、静
電塗り、浸し塗りなどによって、通常の被塗物、たとえ
ば金属やその他の無機材料、プラスチックやその他の有
機材料に1コート1ベーク、2コート2ベーク、2コー
ト1ベーク、3コート3ベーク、3コート2ベーク等の
システムで塗装し、60〜200℃の温度で2〜120分間もし
くは室温で3〜10日間乾燥することによって優れた塗膜
が得られる。
以上のように、本発明の塗料組成物では、NADにおけ
る分散安定剤成分の溶解性パラメータ(SPb)値と水酸
基含有樹脂の溶解性パラメータ(SPa)値が特定の関係
にあるものも用いるため、優れた流動調節作用を持たせ
ることができる。これにより、たとえば2コート系塗料
のベースコートでは偏平顔料などを均一に配向させ塗膜
肌を平滑にすることが可能であり、2コート系塗料のク
リヤーコートや1コート塗料ではレベリング性の低下を
生じさせずに優れたタレ止め効果を発揮し厚膜塗装が可
能となる。従って最終的に、塗膜肌が平滑で優れたツヤ
感を有する高外観塗膜を得ることができる。
る分散安定剤成分の溶解性パラメータ(SPb)値と水酸
基含有樹脂の溶解性パラメータ(SPa)値が特定の関係
にあるものも用いるため、優れた流動調節作用を持たせ
ることができる。これにより、たとえば2コート系塗料
のベースコートでは偏平顔料などを均一に配向させ塗膜
肌を平滑にすることが可能であり、2コート系塗料のク
リヤーコートや1コート塗料ではレベリング性の低下を
生じさせずに優れたタレ止め効果を発揮し厚膜塗装が可
能となる。従って最終的に、塗膜肌が平滑で優れたツヤ
感を有する高外観塗膜を得ることができる。
次に、実施例および比較例によって本発明をさらに詳
細に説明する。なお、各例中、部は重量部、%は重量%
である。
細に説明する。なお、各例中、部は重量部、%は重量%
である。
製造例1 非水系重合体分散液(B)の製造 (a)不飽和エステルの製造 攪拌機、温度計、還流冷却器をつけたディーンスター
クトラップおよび窒素ガス通入管を備えた4つ口フラス
コに12−ヒドロキシステアリン酸1500部を入れ、窒素ガ
スを吹き込みながら昇温し、200℃の温度で攪拌し酸価
が39になったところで反応を終了し、放冷後159部のキ
シレンを加え加熱残分90%の12−ヒドロキシステアリン
酸5モル縮合体溶液を得た。この反応においては、72部
の水が脱離された。次いで、この12−ヒドロキシステア
リン酸5モル縮合体溶液を用いて下記組成の混合物を、
攪拌機、温度計、還流冷却器、窒素ガス導入管をつけた
4つ口フラスコ中で120℃の温度で攪拌し、加熱残分酸
価が、1.0以下になるまでエステル化反応させ、加熱残
分80%の不飽和エステル溶液を得た。
クトラップおよび窒素ガス通入管を備えた4つ口フラス
コに12−ヒドロキシステアリン酸1500部を入れ、窒素ガ
スを吹き込みながら昇温し、200℃の温度で攪拌し酸価
が39になったところで反応を終了し、放冷後159部のキ
シレンを加え加熱残分90%の12−ヒドロキシステアリン
酸5モル縮合体溶液を得た。この反応においては、72部
の水が脱離された。次いで、この12−ヒドロキシステア
リン酸5モル縮合体溶液を用いて下記組成の混合物を、
攪拌機、温度計、還流冷却器、窒素ガス導入管をつけた
4つ口フラスコ中で120℃の温度で攪拌し、加熱残分酸
価が、1.0以下になるまでエステル化反応させ、加熱残
分80%の不飽和エステル溶液を得た。
12−ヒドロキシステアリン酸5モル縮合体溶液 1586.67部 グリシジルメタクリレート 142.00部 N,N−ジメチルベンジルアミン 3.93部 ハイドロキノン 1.96部 キシレン 227.94部 (b)分散安定剤溶液の製造 4つ口フラスコに攪拌機、還流冷却器、温度計および
滴下ロートを取り付け、71.5部のキシレンおよび15.0部
の酢酸ブチルを入れ、攪拌しながら95℃に加熱した。次
いで95℃の温度で下記組成の混合物を一定の添加速度で
滴下ロートから2時間かけて添加し、さらに2時間95℃
を保つことによって第1表に示す特性値をもつ分散安定
剤溶液を得た。
滴下ロートを取り付け、71.5部のキシレンおよび15.0部
の酢酸ブチルを入れ、攪拌しながら95℃に加熱した。次
いで95℃の温度で下記組成の混合物を一定の添加速度で
滴下ロートから2時間かけて添加し、さらに2時間95℃
を保つことによって第1表に示す特性値をもつ分散安定
剤溶液を得た。
前記(a)の不飽和エステル溶液 62.5部 2−ヒドロキシエチルメタクリレート 2.2部 2−エチルヘキシルアクリレート 24.9部 グリシジルメタクリレート 2.9部 プラクセルFM−4(ラクトン変性アクリレートモノマ
ー、ダイセル化学工業株式会社製、商品名) 20.0部 t−ブチルペルオキシ−2−エチルヘキサノエート 1.0部 (c)NADの製造 4つ口フラスコに攪拌機、還流冷却器、温度計および
滴下ロートを取付け、前記(b)の分散安定剤溶液20.0
部、キシレン27.2部、ミネラルスピリット6.8部を加え
て攪拌しながら昇温し、95℃に加熱した。次いで95℃の
温度で下記組成の混合物を一定の添加速度で滴下ロート
から4時間かけて添加し、さらに2時間95℃を保つこと
によって加熱残分(JIS K−5407(1990)4加熱残分に
よる)50%の乳白色のNAD(I)を得た。
ー、ダイセル化学工業株式会社製、商品名) 20.0部 t−ブチルペルオキシ−2−エチルヘキサノエート 1.0部 (c)NADの製造 4つ口フラスコに攪拌機、還流冷却器、温度計および
滴下ロートを取付け、前記(b)の分散安定剤溶液20.0
部、キシレン27.2部、ミネラルスピリット6.8部を加え
て攪拌しながら昇温し、95℃に加熱した。次いで95℃の
温度で下記組成の混合物を一定の添加速度で滴下ロート
から4時間かけて添加し、さらに2時間95℃を保つこと
によって加熱残分(JIS K−5407(1990)4加熱残分に
よる)50%の乳白色のNAD(I)を得た。
メチルメタクリレート 31.7部 アクリロニトリル 2.0部 グリシジルメタクリレート 4.3部 アクリル酸 2.0部 t−ブチルペルオキシ−2−エチルヘキサノエート 1.0部 キシレン 4.0部 ミネラルスピリット 1.0部 製造例2〜3 (a)分散安定剤溶液の製造 製造例1(b)の4つ口フラスコを用い、第1表に示
す単量体成分と重合開始剤の混合物を用いるほかは製造
例1(b)と同様の操作を行うことによって第1表に示
す特性値をもつ分散安定剤溶液をそれぞれ得た。
す単量体成分と重合開始剤の混合物を用いるほかは製造
例1(b)と同様の操作を行うことによって第1表に示
す特性値をもつ分散安定剤溶液をそれぞれ得た。
(b)NADの製造 製造例1(c)の4つ口フラスコを用い、第2表に示
す初期仕込み混合物および滴下成分である単量体と重合
開始剤の混合物を用いて、製造例1(c)と同様の操作
を行うことによって第2表に示す特性値をもつ乳白色の
NAD(II)〜(III)を得た。
す初期仕込み混合物および滴下成分である単量体と重合
開始剤の混合物を用いて、製造例1(c)と同様の操作
を行うことによって第2表に示す特性値をもつ乳白色の
NAD(II)〜(III)を得た。
製造例4〜5 アクリル樹脂の製造 還流冷却器,攪拌器、滴下ロートおよび温度計を取付
けた4つ口フラスコにキシレン64.7部を仕込み、攪拌し
ながら昇温し140℃まで加熱した。次いで第3表に示す
単量体成分と重合開始剤の混合物102部を140℃の下で一
定の添加速度で2時間かけて滴下した。滴下終了後、さ
らに2時間140℃の温度を保ったところで反応を終了
し、それぞれ第3表に示す特性値のアクリル樹脂溶液
(I)、(II)を得た。
けた4つ口フラスコにキシレン64.7部を仕込み、攪拌し
ながら昇温し140℃まで加熱した。次いで第3表に示す
単量体成分と重合開始剤の混合物102部を140℃の下で一
定の添加速度で2時間かけて滴下した。滴下終了後、さ
らに2時間140℃の温度を保ったところで反応を終了
し、それぞれ第3表に示す特性値のアクリル樹脂溶液
(I)、(II)を得た。
製造例6〜7 ポリエステル樹脂の製造 還流冷却器を付けた水分定量受器、攪拌機および窒素
ガス導入管を取り付けた4つ口フラスコに第4表記載の
単量体組成物100部を仕込み、攪拌しながら200℃まで昇
温し脱水縮合反応を行った。さらに200℃一定下で脱水
縮合反応を継続し、酸価が10になったところで反応を止
めて冷却した。この時、100℃のところで製造例6では
キシレン60.0部、製造例7ではキシレン59.3部を加え、
攪拌しながら冷却してそれぞれ第4表に示す特性値をも
つポリエステル樹脂溶液(I)、(II)を得た。
ガス導入管を取り付けた4つ口フラスコに第4表記載の
単量体組成物100部を仕込み、攪拌しながら200℃まで昇
温し脱水縮合反応を行った。さらに200℃一定下で脱水
縮合反応を継続し、酸価が10になったところで反応を止
めて冷却した。この時、100℃のところで製造例6では
キシレン60.0部、製造例7ではキシレン59.3部を加え、
攪拌しながら冷却してそれぞれ第4表に示す特性値をも
つポリエステル樹脂溶液(I)、(II)を得た。
実施例1 (1) ベースコート用塗料の作成 製造例6で得られたポリエステル樹脂溶液(I) 100.0部 n−ブチル化メラミン樹脂(加熱残分70%、ユーバン20
HS、三井東圧化学株式会社製、商品名) 57.1部 製造例1で得られたNAD(I) 16.0部 アルミニウム顔料(加熱残分65%、アルミペースト7160
N、東洋アルミニウム株式会社製、商品名) 15.4部 紫外線吸収剤(チヌビン900、チバガイギー社製、商品
名)の10%キシレン溶液 10.0部 n−ブチルアルコール 1.0部 上記組成の塗料を、シンナー(トルエン/キシレン/n
−ブタノール=5/3/2重量比)で塗装粘度(フォードカ
ップNo.4、20℃で14秒)に希釈することによって、ベー
スコート用塗料を作成した。
HS、三井東圧化学株式会社製、商品名) 57.1部 製造例1で得られたNAD(I) 16.0部 アルミニウム顔料(加熱残分65%、アルミペースト7160
N、東洋アルミニウム株式会社製、商品名) 15.4部 紫外線吸収剤(チヌビン900、チバガイギー社製、商品
名)の10%キシレン溶液 10.0部 n−ブチルアルコール 1.0部 上記組成の塗料を、シンナー(トルエン/キシレン/n
−ブタノール=5/3/2重量比)で塗装粘度(フォードカ
ップNo.4、20℃で14秒)に希釈することによって、ベー
スコート用塗料を作成した。
(2) クリヤーコート用塗料の作成 製造例4で得られたアクリル樹脂溶液(I) 108.3部 n−ブチル化メラミン樹脂(加熱残分70%、ユーバン20
HS、三井東圧化学株式会社製、商品名) 50.0部 製造例2で得られたNAD(II) 8.9部 チヌビン900の10%キシレン溶液(前出、(1)) 10.0部 ヒンダードアミン系光安定剤(サノールLS292、チバガ
イギー社製、商品名) 1.0部 n−ブチルアルコール 1.0部 上記組成の塗料を、シンナー(トルエン/キシレン/n
−ブチルアルコール=4/4/2重量比)で塗装粘度(フォ
ードカップNo.4、20℃で25秒)に希釈することによっ
て、クリヤーコート用塗料を作成した。
HS、三井東圧化学株式会社製、商品名) 50.0部 製造例2で得られたNAD(II) 8.9部 チヌビン900の10%キシレン溶液(前出、(1)) 10.0部 ヒンダードアミン系光安定剤(サノールLS292、チバガ
イギー社製、商品名) 1.0部 n−ブチルアルコール 1.0部 上記組成の塗料を、シンナー(トルエン/キシレン/n
−ブチルアルコール=4/4/2重量比)で塗装粘度(フォ
ードカップNo.4、20℃で25秒)に希釈することによっ
て、クリヤーコート用塗料を作成した。
(3)塗膜の作成 リン酸亜鉛処理軟鋼板に、カチオン電着塗料(商品名
アクアNo.4200、日本油脂株式会社製)を乾燥膜厚20μ
mとなるように電着塗装し、175℃で25分間焼付け、さ
らに中塗塗料(商品名エピコNo.1500CPシーラー、日本
油脂株式会社製)を乾燥膜厚40μmとなるようにエアー
スプレー塗装し、140℃で30分間焼付けた試験板を用意
した。この試験板に、前記(1)のベースコート用塗料
をインターバル1分30秒、2ステージで乾燥膜厚20μm
になるようにエアスプレー塗装した。3分間垂直に立て
たままセッティングした後、前記(2)のクリヤーコー
ト用塗料をエアスプレー塗装し、140℃の温度で30分間
垂直に立てたまま焼付けたところ、アルミニウム顔料の
配向性およびタレ止め効果に優れ、平滑で高いツヤ感を
有する第5表記載の高外観、高性能膜が得られた。
アクアNo.4200、日本油脂株式会社製)を乾燥膜厚20μ
mとなるように電着塗装し、175℃で25分間焼付け、さ
らに中塗塗料(商品名エピコNo.1500CPシーラー、日本
油脂株式会社製)を乾燥膜厚40μmとなるようにエアー
スプレー塗装し、140℃で30分間焼付けた試験板を用意
した。この試験板に、前記(1)のベースコート用塗料
をインターバル1分30秒、2ステージで乾燥膜厚20μm
になるようにエアスプレー塗装した。3分間垂直に立て
たままセッティングした後、前記(2)のクリヤーコー
ト用塗料をエアスプレー塗装し、140℃の温度で30分間
垂直に立てたまま焼付けたところ、アルミニウム顔料の
配向性およびタレ止め効果に優れ、平滑で高いツヤ感を
有する第5表記載の高外観、高性能膜が得られた。
実施例2 (1)ベースコート用塗料の作成 製造例7で得られたポリエステル樹脂溶液(II)91.7部 n−ブチル化メラミン樹脂(加熱残分60%、ユーバン22
0、三井東圧化学株式会社製、商品名) 75.0部 製造例2で得られたNAD(II) 55.6部 アルミペースト7160N(前出、実施例1(1)) 15.4部 チヌビン900の10%キシレン溶液(前出、実施例1
(1)) 10.0部 n−ブチルアルコール 1.0部 上記組成の塗料を、実施例1(1)と同様の操作を行
うことによって、ベースコート用塗料を作成した。
0、三井東圧化学株式会社製、商品名) 75.0部 製造例2で得られたNAD(II) 55.6部 アルミペースト7160N(前出、実施例1(1)) 15.4部 チヌビン900の10%キシレン溶液(前出、実施例1
(1)) 10.0部 n−ブチルアルコール 1.0部 上記組成の塗料を、実施例1(1)と同様の操作を行
うことによって、ベースコート用塗料を作成した。
(2)クリヤーコート用塗料の作成 製造例5で得られたアクリル樹脂溶液(II)75.0部n−
ブチル化メラミン樹脂(加熱残分60%、ユーバン220、
三井東圧化学株式会社製、商品名) 91.7部 製造例1で得られたNAD(I) 40.0部 チヌビン900の10%キシレン溶液(前出、実施例1
(1)) 10.0部 サノールLS292(前出、実施例1(2)) 1.0部 n−ブチルアルコール 1.0部 上記組成の塗料を、実施例1(2)と同様の操作を行
うことによってクリヤーコート用塗料を作成した。
ブチル化メラミン樹脂(加熱残分60%、ユーバン220、
三井東圧化学株式会社製、商品名) 91.7部 製造例1で得られたNAD(I) 40.0部 チヌビン900の10%キシレン溶液(前出、実施例1
(1)) 10.0部 サノールLS292(前出、実施例1(2)) 1.0部 n−ブチルアルコール 1.0部 上記組成の塗料を、実施例1(2)と同様の操作を行
うことによってクリヤーコート用塗料を作成した。
(3)塗膜の作成 得られた各塗料(1)、(2)を用いて、実施例1
(3)と同様の操作を行うことによって、アルミニウム
顔料の配向性およびタレ止め効果に優れ、平滑で高いツ
ヤ感を有する第5表記載の高外観、高性能塗膜が得られ
た。
(3)と同様の操作を行うことによって、アルミニウム
顔料の配向性およびタレ止め効果に優れ、平滑で高いツ
ヤ感を有する第5表記載の高外観、高性能塗膜が得られ
た。
実施例3 (1)ベースコート用塗料の作成 製造例4で得られたアクリル樹脂溶液(I) 133.3部 製造例3で得られたNAD(III) 112.5部 アルミペースト7160N(前出、実施例1(1)) 15.4部 チヌビン900の10%キシレン溶液(前出、実施例1
(1)) 10.0部 上記組成の混合物に、塗装直前にヘキサメチレンジイ
ソシアネート3量体(加熱残分100%、イソシアネート
基含有率21%、コロネートEH、日本ポリウレタン工業株
式会社製、商品名)を20.0部添加して、シンナー(トル
エン/キシレン/酢酸n−ブチル=4/4/2重量比)で塗
装粘度(フォードカップNo4、20℃で14秒)に希釈する
ことによってベースコート用塗料を作成した。
(1)) 10.0部 上記組成の混合物に、塗装直前にヘキサメチレンジイ
ソシアネート3量体(加熱残分100%、イソシアネート
基含有率21%、コロネートEH、日本ポリウレタン工業株
式会社製、商品名)を20.0部添加して、シンナー(トル
エン/キシレン/酢酸n−ブチル=4/4/2重量比)で塗
装粘度(フォードカップNo4、20℃で14秒)に希釈する
ことによってベースコート用塗料を作成した。
(2)クリヤーコート用塗の作成 製造例4で得られたアクリル樹脂溶液(I) 125.0部 製造例3で得られたNAD(III) 75.0部 チヌビン900の10%キシレン溶液(前出、実施例1
(1)) 10.0部 サノールLS292(前出、実施例1(2)) 1.0部 上記組成の混合物に、塗装直前にコロネートEH(前
出、(1))を25.0部添加して、シンナー(キシレン/
酢酸n−ブチル=5/5重量比)で塗装粘度(フォードカ
ップNo.4、20℃で25秒)に希釈することによってクリヤ
ーコート用塗料を作成した。
(1)) 10.0部 サノールLS292(前出、実施例1(2)) 1.0部 上記組成の混合物に、塗装直前にコロネートEH(前
出、(1))を25.0部添加して、シンナー(キシレン/
酢酸n−ブチル=5/5重量比)で塗装粘度(フォードカ
ップNo.4、20℃で25秒)に希釈することによってクリヤ
ーコート用塗料を作成した。
(3)塗膜の作成 得られた各塗料(1)、(2)を用いて、実施例1
(3)と同様の操作を行うことによって、アルミニウム
顔料の配向性およびタレ止め効果に優れ、平滑で高いツ
ヤ感を有する第5表記載の高外観、高性能塗膜が得られ
た。
(3)と同様の操作を行うことによって、アルミニウム
顔料の配向性およびタレ止め効果に優れ、平滑で高いツ
ヤ感を有する第5表記載の高外観、高性能塗膜が得られ
た。
注1)良好:アルミニウム顔料の配向性にムラが全く認
められない やや不良:アルミニウム顔料の配向性にややムラが認め
られる 不良:アルミニウム顔料の配向性にムラが顕著に認めら
れる 注2)クリヤーのタレが発生する直前のクリヤー膜厚 注3)JIS Z 8741鏡面光沢度測定方法による 注4)塗膜の鮮映性を示す値(ハンター社ドリゴン変角
光沢計D47R−6Fにより測定)D/I値の高い塗膜ほど鮮映
性に優れる 注5)塗膜表面の凹凸の度合を表わす値(東京精密製、
サーフコム554Aによりカットオフ0.8mm、クリヤー膜厚4
0μmの部分を測定した時の中心線平均粗さ)。数値の
小さい塗膜ほど表面が平滑 注6)試験片を沸騰水に3時間浸漬した直後の塗膜状態
を目視観察した。
められない やや不良:アルミニウム顔料の配向性にややムラが認め
られる 不良:アルミニウム顔料の配向性にムラが顕著に認めら
れる 注2)クリヤーのタレが発生する直前のクリヤー膜厚 注3)JIS Z 8741鏡面光沢度測定方法による 注4)塗膜の鮮映性を示す値(ハンター社ドリゴン変角
光沢計D47R−6Fにより測定)D/I値の高い塗膜ほど鮮映
性に優れる 注5)塗膜表面の凹凸の度合を表わす値(東京精密製、
サーフコム554Aによりカットオフ0.8mm、クリヤー膜厚4
0μmの部分を測定した時の中心線平均粗さ)。数値の
小さい塗膜ほど表面が平滑 注6)試験片を沸騰水に3時間浸漬した直後の塗膜状態
を目視観察した。
良好:塗膜に色、ツヤの変化がなく、ワレ等の欠陥も全
く認められない。
く認められない。
不良:塗膜に色、ツヤの変化あるいはワレ等の欠陥が認
められる。
められる。
注7)0.4規定HCl溶液を塗膜上に0.2mlおとし、85℃の
温度で15分間保持したのち、水道水で洗い流した直後の
スポット跡の状態を目視観察した。
温度で15分間保持したのち、水道水で洗い流した直後の
スポット跡の状態を目視観察した。
良好:塗膜に色、ツヤの変化がなく、ふくれ等の欠陥も
全く認められない。
全く認められない。
不良:塗膜に色、ツヤの変化あるいはふくれ等の欠陥が
認められる。
認められる。
比較例1〜2 (1)ベースコート用塗料の作成 第6表に示した原料組成の混合物を、実施例1(1)
と同様の操作を行うことによって、各ベースコート用塗
料を作成した。
と同様の操作を行うことによって、各ベースコート用塗
料を作成した。
(2)クリヤーコート用塗料の作成 第7表に示した組成の混合物を、実施例1(2)と同
様の操作を行うことによって、各クリヤーコート用塗料
を作成した。
様の操作を行うことによって、各クリヤーコート用塗料
を作成した。
(3)塗膜の作成 得られた各塗料を用いて、実施例1(3)と同様の操
作を行ったが、第8表に示すように塗膜外観性、塗膜性
能共に満足する塗膜は得られなかった。すなわち、比較
例1ではアルミニウム配向性、タレ止め効果ともに劣
り、さらにツヤ感、平滑性が不十分で、塗膜性能におい
ても不十分な塗膜になった。これはベースコート、クリ
ヤーコート共に添加するNADが1重量部未満であったた
めに塗膜の流動調節作用が不十分になり(アルミニウム
配向性に劣り、タレ限界膜厚が低い)、さらにはベース
コートにおけるNADの分散安定剤成分と水酸基含有樹脂
との溶解性パラメータの差 (|(SPb)−(SPa)|が2.5以上であったため、ベー
スコートの肌荒れに起因するツヤ感(20度鏡面光沢、D/
I値)、平滑性(表面粗さ)の低下を生じた。また、ベ
ースコート、クリヤーコート共に水酸基含有樹脂の量が
40重量%未満であるため、耐酸性にも劣っている。
作を行ったが、第8表に示すように塗膜外観性、塗膜性
能共に満足する塗膜は得られなかった。すなわち、比較
例1ではアルミニウム配向性、タレ止め効果ともに劣
り、さらにツヤ感、平滑性が不十分で、塗膜性能におい
ても不十分な塗膜になった。これはベースコート、クリ
ヤーコート共に添加するNADが1重量部未満であったた
めに塗膜の流動調節作用が不十分になり(アルミニウム
配向性に劣り、タレ限界膜厚が低い)、さらにはベース
コートにおけるNADの分散安定剤成分と水酸基含有樹脂
との溶解性パラメータの差 (|(SPb)−(SPa)|が2.5以上であったため、ベー
スコートの肌荒れに起因するツヤ感(20度鏡面光沢、D/
I値)、平滑性(表面粗さ)の低下を生じた。また、ベ
ースコート、クリヤーコート共に水酸基含有樹脂の量が
40重量%未満であるため、耐酸性にも劣っている。
比較例2では、アルミニウム配向性、タレ止め効果と
もに劣り、さらに塗膜性能においても不十分な塗膜にな
った。これは、ベースコート、クリヤーコート共に添加
するNADが50重量部を超えたために耐水性に劣り、さら
にはベースコートおよびクリヤーコートにおけるNADの
分散安定剤成分と水酸基含有樹脂との溶解性パラメータ
の差(|(SPb)−(SPa)|)が0.3未満であったため
に、塗膜の流動調節作用が不十分になった(アルミニウ
ム配向性に劣り、タレ限界膜厚が低い)。
もに劣り、さらに塗膜性能においても不十分な塗膜にな
った。これは、ベースコート、クリヤーコート共に添加
するNADが50重量部を超えたために耐水性に劣り、さら
にはベースコートおよびクリヤーコートにおけるNADの
分散安定剤成分と水酸基含有樹脂との溶解性パラメータ
の差(|(SPb)−(SPa)|)が0.3未満であったため
に、塗膜の流動調節作用が不十分になった(アルミニウ
ム配向性に劣り、タレ限界膜厚が低い)。
以上の実施例および比較例の結果をまとめて第8表に
示す。
示す。
注1)水酸基含有樹脂:前出、第6表脚注1(SPa):
水酸基含有樹脂における前出(1)式により計算した溶
解性パラメータ表中の部は固形分重量 注2)硬化剤:前出、実施例1〜3 表中の部は固形分重量 注3)非水系重合体分散液:前出、第6表脚注3 (SPb):非水系重合体分散液の分散安定剤成分におけ
る前出(1)式により計算した溶解性パラメータ 表中の部は固形分重量 注4)塗膜性能:前出、第5表脚注
水酸基含有樹脂における前出(1)式により計算した溶
解性パラメータ表中の部は固形分重量 注2)硬化剤:前出、実施例1〜3 表中の部は固形分重量 注3)非水系重合体分散液:前出、第6表脚注3 (SPb):非水系重合体分散液の分散安定剤成分におけ
る前出(1)式により計算した溶解性パラメータ 表中の部は固形分重量 注4)塗膜性能:前出、第5表脚注
Claims (1)
- 【請求項1】(A):(A1)水酸基含有樹脂40〜90重量
%、および(A2)水酸基と反応し得る硬化剤10〜60重量
%から成る樹脂固形分混合物100重量部に対し、 (B):下記成分 (B1)有機溶剤 40〜80重量% (B2)(B1)成分に不溶な粒子成分 10〜50重量% (B3)(B1)成分に可溶であり、かつ(B2)成分を
(B1)成分中に安定に分散できる分散安定剤成分 5〜40重量% から成る非水系重合体分散液であって、(B3)成分にお
ける溶解性パラメータの3成分である水素結合による成
分(δh)、分子の分極による成分(δp)、分散力に
よる成分(δd)のうち、 の値(SPb)が、上記水酸基含有樹脂における の値(SPa)との関係において、 0.3≦|SPb−SPa|<2.5 の関係を満たす非水系重合体分散液を、重合体固形分と
して1〜50重量部含有することを特徴とする塗料組成
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33641390A JP2876782B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 塗料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33641390A JP2876782B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 塗料組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04202486A JPH04202486A (ja) | 1992-07-23 |
JP2876782B2 true JP2876782B2 (ja) | 1999-03-31 |
Family
ID=18298874
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33641390A Expired - Lifetime JP2876782B2 (ja) | 1990-11-30 | 1990-11-30 | 塗料組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2876782B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6146529B1 (ja) | 2016-12-07 | 2017-06-14 | 藤倉化成株式会社 | 光輝性塗料 |
JP7404025B2 (ja) * | 2018-10-22 | 2023-12-25 | 日本カーバイド工業株式会社 | 下塗塗料組成物 |
-
1990
- 1990-11-30 JP JP33641390A patent/JP2876782B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04202486A (ja) | 1992-07-23 |
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