JP2876618B2 - テープレコーダの磁気ヘッド装置 - Google Patents

テープレコーダの磁気ヘッド装置

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JP2876618B2
JP2876618B2 JP10074289A JP10074289A JP2876618B2 JP 2876618 B2 JP2876618 B2 JP 2876618B2 JP 10074289 A JP10074289 A JP 10074289A JP 10074289 A JP10074289 A JP 10074289A JP 2876618 B2 JP2876618 B2 JP 2876618B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、磁気テープのトラック位置切換えを磁気ヘ
ッドの回転で行なう往復録音再生可能なテープレコーダ
の磁気ヘッド装置に関する。
従来の技術 最近、磁気ヘッドを回転させて磁気テープのトラック
位置の切換えを行なう往復録音再生可能なテープレコー
ダが提案され、特にカセット式テープレコーダにおいて
は磁気テープ走行の負荷軽減によるワウ・フラッタの向
上、及び機械的精度を向上させる点に着眼され、主流と
なっている。
従来のこの種の装置においては、磁気ヘッドの信号伝
送するリード線を回転軸の中空部を挿通させて背面外部
に引出すか、もしくはリード線を回転軸あるいはヘッド
と共に回転する回転部材に巻付けて側面外部へ引出すか
のリード線処理を行なう方法が知られている。
以下図面を参照しながら上述したテープレコーダの磁
気ヘッド装置について説明する。
第5図,第6図はそれぞれ従来例1と2の回転部の断
面図である。第5図にて回転ヘッド1はヘッドマウント
2に収納固定され上記ヘッドマウントには回転中心に回
転軸3及びヘッド回転切換ギア4が形成されている。5
のホルダーは上記回転軸3を回動自在に軸支しており、
ホルダー上の軸6に軸支された駆動ギア7は上記ヘッド
回転切換ギアと噛合して構成されている。さらに上記回
転ヘッド1の端子1aに接続されたリード線8を回転軸3
の中空部に挿通させて背面外部に引出す構成となってい
る。
第6図の従来例2では、回転ヘッド1を収納固定した
ヘッドマウント2は、他端にヘッド回転切換ギア9を形
成された回転体10に固定され、ベースプレート11上に設
けられた回転支軸12に軸支されている。上記ヘッド回転
切換ギア9はベースプレート上の軸13に軸支された駆動
ギア14と噛合するよう構成されている。さらに端子1aに
接続されたリード線15は回転体10のまわりに巻きつけら
れ側面外部へ引出す構成となっている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記の従来例1では、ヘッドの回転時
にリード線が回転軸の中空部内で捩じられることにな
り、リード線の寿命を損ねると同時にリード線が捩られ
る時捩り抵抗により回転負荷が増加するという課題を有
していた。
従来例2は従来例1の課題を解消するために考え出さ
れたものであるが、リード線の場合は巻付時の線のゆる
みの管理が難しく、そのバラツキによってはリード線に
ストレスがかかったり、リード線が他の部材にからんだ
りし断線の原因となり、また線の本数が多い場合や巻付
けテンションが大きい場合は回転負荷が大きくなり回転
動作に支障があるという課題があった。
さらに上記両従来例においては、回転負荷軽減のため
極細リード線を使う必要があり、従って線の取扱い、端
末処理、はんだ付性及びはんだ付部での断線対策等非常
に多くの課題を有していた。
本発明はフレキシブルプリント基板(以下FPCとい
う)を用いた簡単な構成により、小型でリード線の寿命
が長く、回転負荷が小さく、さらに組立性がよい高信頼
性のテープレコーダの磁気ヘッド装置を提供するもので
ある。
課題を解決するための手段 本発明のテープレコーダの磁気ヘッド装置は、正転方
向、反転方向の各々のテープ走行方向に応じて180度の
範囲で回転自在に構成された磁気ヘッドと、この磁気ヘ
ッドと共に回転する回転部材と、前記磁気ヘッドに接続
されると共に前記回転部材の180度の回転に必要な余裕
を持って巻付けられたフレキシブルプリント基板とを具
備し、前記フレキシブルプリント基板は、テープ走行方
向切換え時における回転部材の回転に伴って、一方への
回転に対しては更に巻込み、他方への回転に対しては前
記巻き込み方向と逆の方向に当該フレキシブルプリント
基板の弾性復帰力が作用するように構成したものであ
る。
また、前記構成におけるフレキシブルプリント基板
は、そのリード箔間にスリットを設けた備えたものであ
る。
作用 本発明は上記のように磁気ヘッドに接続したFPCを磁
気ヘッドと共に回転する回転体に回転方向の弾性を有し
て巻付ける構成を採用したことにより、回転操作に対す
る信号線としての寿命が長く、回転負荷が小さく組立性
の非常によい磁気ヘッド装置が実現でき、さらにリード
箔間にスリットを設けたFPCを同様に上記回転体に巻付
ける構成により、装置の小型化、及び組立性の非常によ
いテープレコーダの磁気ヘッド装置が実現できるもので
ある。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第
1図〜第3図はそれぞれ本発明の請求の範囲第1項の実
施例を示す分解斜視図,正面図(断面),底面部分断面
図であり、第4図は請求の範囲第2項の実施例を示す正
面図(断面)である。
まず第1の実施例の構成について説明する。
第1図〜第3図において、回転ヘッド20を収納固定し
たヘッドマウント21は、他端にヘッド回転切換ギア22を
形成された回転体23に取付ビス24で固定され、ベースプ
レート25上に設けられた軸26に軸支されており、上記ベ
ースプレートはヘッドベース27に固定され、ヘッドベー
スは再生時に前進するヘッド基板(図示せず)に取付け
られている。また上記ヘッド回転切換ギア22は駆動ギア
28と噛合しており、この駆動ギア28はヘッドベース上の
支軸27aに回動自在に軸支されている。
さらに端子20aに接続されたFPC29はヘッドマウント21
の出口で90度曲げられ、回転体23の開口部23aを通さ
れ、FPCの巻付部29aを回転体23のドラム部23bに180度の
回転に必要な余裕を持って巻付け、FPC端部29bをヘッド
ベース27に固定する構成となっている。
更にFPC端部固定は、このヘッドブロック内ではな
く、メカシャーシ等に行なっても良い。
次に第2の実施例の構成を第4図を用いて説明する。
基本的には第1の実施例と同じであるが、端子20aに接
続され、回転体23のドラム部23bに巻付ける巻付部30aの
リード箔の間にスリット30cを設けて巻付け、FPC端部30
bをヘッドベース27に固定する構成となっている。
以上のように構成された本実施例について以下その動
作を説明する。
第3図において初期状態はFPC29の弾性により(イ)
の位置をとる駆動ギア28は、ヘッド切換駆動手段(図示
せず)により、(ロ)の位置まで回動し、それと連動し
回転体23はFPC29を巻込みながら180度回転し、第3図の
位置となり、この時ヘッドのトラックは回転中心に対し
点対称位置に回転し、正転状態から反転状態のトラック
位置となる。
第4図に示す第2の実施例ではFPC30の巻付部30aのリ
ード箔間にスリット30cを入れることにより、リード箔
の数が増加し、FPC巻付部の幅W2が回転体23の巻付部23b
の幅W1と同じか、もしくは大きくなった時に巻付ける方
法を示したものである。
以上のように本実施例によれば、ヘッドに接続したFP
C29を弾性を有し回転体23に巻付ける構成をとることに
より、第3図の駆動ギア28を(イ)から(ロ)に回動さ
せる時(FPCを巻付ける方向)の負荷が従来のリード線
を巻付ける方法に比べ巻付体積が小さく、巻付けバラツ
キを減らせることにより、少なく安定化させることがで
き、また(ロ)から(イ)の位置に戻る時は、FPC29の
弾性力によって初期位置まで戻すことができ、戻し力の
軽減もしくは戻し力を発生する部品を削減することも可
能である。また、第3図からも明らかなように、(イ)
の位置になってもFPC29は、回転体23に1巻きは巻き付
けられており、回転ヘッド20の端子20aとFPC29とのはん
だ付け部にストレスを与えない構造となっている。
さらに従来できるだけ回転負荷を少なくする為に使用
せざるを得なかった極細リード線を使用しなくてよい為
ヘッド端子20aとのはんだ付部や巻付部での回転操作に
対する寿命が非常に長く、また組立時の作業性も改善さ
れ、信頼性向上が図れると共に、自動組立の対応も可能
で合理化も図れることができる。
また第2の実施例によると、機種によりFPCの箔数が
増えた場合でもスリット30cを入れることにより第1の
実施例同様にFPC30を従来と同じスペースで巻付けるこ
とができ、装置の小型化,回転負荷の軽減,組立時の作
業性の改善、ヘッド端子20aとのはんだ付部等での回転
操作に対する寿命を長くすることができる。
発明の効果 以上のように本発明は、正転方向、反転方向の各々の
テープ走行方向に応じて180度の範囲で回転自在に構成
された磁気ヘッドと、この磁気ヘッドと共に回転する回
転部材と、前記磁気ヘッドに接続されると共に前記回転
部材の180度の回転に必要な余裕を持って巻付けられた
フレキシブルプリント基板とを具備し、前記フレキシブ
ルプリント基板は、テープ走行方向切換え時における回
転部材の回転に伴って、一方への回転に対しては更に巻
込み、他方への回転に対しては前記巻き込み方向と逆の
方向に当該フレキシブルプリント基板の弾性復帰力が作
用するように構成したものであり、FPCを磁気ヘッドと
共に回転する回転体に回転方向の弾性を有して巻付ける
構成を採用したことにより、回転操作に対する信号線と
しての寿命が長く、回転負荷が小さく組立性の非常によ
い磁気ヘッド装置が実現でき、さらにリード箔間にスリ
ットを設けたFPCを同様に上記回転体に巻付ける構成に
より、装置の小型化、及び組立性の非常に良好なテープ
レコーダの磁気ヘッド装置を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の磁気ヘッド装置の一実施例を示す分解
斜視図、第2図は同装置の正面断面図、第3図は同装置
の底面部分断面図、第4図は本発明の磁気ヘッド装置の
第2の実施例を示す正面断面図、第5図,第6図はそれ
ぞれ従来の磁気ヘッド装置の回転部の断面図である。 20……回転ヘッド、23……回転体、29……FPC、30……F
PC(スリット付)、30c……スリット。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正転方向、反転方向の各々のテープ走行方
    向に応じて180度の範囲で回転自在に構成された磁気ヘ
    ッドと、この磁気ヘッドと共に回転する回転部材と、前
    記磁気ヘッドに接続されると共に前記回転部材の180度
    の回転に必要な余裕を持って巻付けられたフレキシブル
    プリント基板とを具備し、 前記フレキシブルプリント基板は、テープ走行方向切換
    え時における回転部材の回転に伴って、一方への回転に
    対しては更に巻込み、他方への回転に対しては前記巻き
    込み方向と逆の方向に当該フレキシブルプリント基板の
    弾性復帰力が作用するように構成したことを特徴とする
    テープレコーダの磁気ヘッド装置。
  2. 【請求項2】フレキシブルプリント基板は、そのリード
    箔間にスリットを設けたことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載のテープレコーダの磁気ヘッド装置。
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