JP2876291B2 - 農用作業車の足場装置 - Google Patents

農用作業車の足場装置

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JP2876291B2
JP2876291B2 JP617095A JP617095A JP2876291B2 JP 2876291 B2 JP2876291 B2 JP 2876291B2 JP 617095 A JP617095 A JP 617095A JP 617095 A JP617095 A JP 617095A JP 2876291 B2 JP2876291 B2 JP 2876291B2
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JP
Japan
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scaffolding
work vehicle
agricultural work
loading platform
plates
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JP617095A
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幹雄 小川
幸人 藤井
司 長木
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SEIBUTSUKEI TOKUTEI SANGYO GIJUTSU KENKYU SUISHIN KIKO
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SEIBUTSUKEI TOKUTEI SANGYO GIJUTSU KENKYU SUISHIN KIKO
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  • Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行台車に昇降可能の
荷台を設け、この荷台の下側に、左右両側に突出し収納
可能の多数の足場板を設け、これら足場板の断面形状を
改良した農用作業車の足場装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、例えば特開昭52−383
47号公報において、図3に拡大して示すように、走行
台車(図2参照)に、垂直方向に昇降可能な荷台Aを設
け、この荷台Aの左右両側端部下側に、荷台Aの前後方
向に沿って配設され、かつ正逆回転可能な駆動ローラB
を軸支し、この駆動ローラBの外周面と接触してその摩
擦力により左右何れの方向にも移動し、荷台Aから張り
出す位置と荷台A内に収納される位置とに変位可能の多
数の足場板Cからなる足場装置を備えた農用作業車を提
案している。この農用作業車の足場板Cは、その断面形
状が横方向の長さが縦方向の長さよりわずかに長い長方
形をしたものであった。そして、相隣合う足場板C,C
間の間隙Dは、果実Fが挟まる程度に広く開いていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の農
用作業車の足場板Cにおいては、相隣合う足場板C,C
間の間隙Dが果実Fが挟まる程度に広く開いているの
で、例えば摘果作業時に、間隙Dに摘果された果実Fが
挟まり、足場板Cの張り出し、収納の作動が阻害される
ばかりでなく、多数の足場板C上に作業者が乗って作業
するとき、間隙Dに足が入って不安定である、という問
題点があった。
【0004】そこで本発明は、上記間隙Dが、少なくと
も足場板Cの上面においては狭くなるように足場板Cの
断面形状を形成して、上記の各問題点を解決するように
した農用作業車の足場装置を提供することを目的する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、走行台車に、垂直方向に昇降可能な荷台
を設け、この荷台の左右両側端部下側に、荷台の前後方
向に沿って配設され、かつ正逆回転可能な駆動ローラを
軸支し、この駆動ローラの外周面と接触してその摩擦力
により左右何れの方向にも移動し、荷台から張り出す位
置と荷台内に収納される位置とに変位可能の多数の足場
板からなる足場装置を備え、果樹園における摘果作業等
に使用される農用作業車において、上記各足場板の断面
形状を、上面あるいは上面に近い部分で最大となるよう
に形成したことを特徴とする。
【0006】
【作用】上記の構成によって本発明の農用作業車の足場
装置は、各足場板の断面形状を、上面あるいは上面に近
い部分で最大となるように形成することによって、相隣
合う足場板の間隙がきわめて狭くなり、その間隙に果実
が挟まれるのが防止され、また、多数の足場板上に乗っ
て作業する作業者の足元が安定し、安全に作業が行われ
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の図面に基づ
いて具体的に説明する。図2に示す農用作業車1は、主
として果樹園用作業に使用されるものであり、左右一対
の前輪2及び後輪3を装備した車体4の下部にエンジン
5を搭載し、このエンジン5の近傍に図示しない油圧装
置の油圧ポンプを配設し、これにエンジン5から動力を
伝達して駆動回転するようにしている。また、車体4に
は図示しない変速機が設けられ、エンジン5から動力を
受けて変速し、上記後輪3を駆動して車体を走行するよ
うにしている。
【0008】また上記車体4には、左右一対の油圧シリ
ンダ6,6の伸縮動作により作動する左右一対のクロス
アーム7,7により、垂直方向に昇降可能な荷台8が設
けられている。この荷台8の左右両側端部下側に、荷台
8の前後方向に沿って配設され、かつ正逆回転可能な駆
動ローラ9が軸支され、荷台8の下側の空間に、前記駆
動ローラ9の外周面と接触してその摩擦力により左右何
れの方向にも移動し、荷台8から張り出す位置と荷台8
内に収納される位置とに変位可能の多数の足場板10,
10…からなる足場装置を設けている。荷台8の左右両
端縁には、足場板10,10…の移動を阻止する位置と
移動を許容する位置とに変位可能のストッパが設けられ
ている。
【0009】上記各足場板10,10…の断面形状は、
図1に示すように、上面あるいは上面に近い部分で最大
となるように、上部広幅部10aが形成されている。こ
の足場板10,10…の断面形状は、図1の形状に限ら
ず、例えば逆台形状に形成しても良く、また、上面ある
いは上面に近い部分で最大となり、下部間隙11に対し
て上部間隙12が狭く、しかも上部間隙12の両側の足
場板10,10がきわめて接近して、果実が挟まった
り、作業者の足が入ったりしないほぼ平らな形状のもの
であれば、他の形状にしても良いものである。
【0010】上記荷台8の前端部には操縦座席13が設
けられ、この操縦座席13の前側に操縦ハンドル14及
び操作部15が設けられている。そして、操縦者は操縦
座席13に座って、あるいは荷台8上に立った状態で、
操作部15により、エンジン5の起動,アクセル操作,
停止、変速機の変速操作、油圧シリンダ6,6を伸縮動
作させてクロスアーム7,7を介して荷台8の昇降、駆
動ローラ9を駆動して足場板10,10…を荷台8から
側方に張り出し、あるいは収納させる移動などの操作が
可能であり、また、操縦ハンドル14により前輪2を操
向,操舵するなど、荷台8が下降した状態、あるいは上
昇した状態の何れにおいても、全ての操作が可能となっ
ている。
【0011】次に、図1及び図2により本発明の農用作
業車の足場装置の動作について説明する。農用作業車1
が道路を走行するときは、荷台8を下降させた状態で操
縦者は操縦座席13に座って車体を高速走行させて果樹
園に導入し、果樹園内では低速走行させる。そして、農
用作業車1を用いて果樹に対し高所作業を行うときは、
まず荷台8を必要高さまで上昇させ、次いで駆動ローラ
9を駆動して足場板10,10…を果樹に向けて張り出
させる。この張り出し過程で、足場板10,10…の一
部の先端が果樹の幹や太い枝などに衝突すると、その足
場板10は駆動ローラ9に対してスリップして張り出し
が阻止され、他の足場板10はさらに長く張り出され
る。
【0012】そして、作業者は張り出された足場板1
0,10…上に乗って作業を行う。このとき、足場板1
0,10…の上面は、上部間隙12がきわめて接近して
ほぼ平らな形状になっているので、果実が挟まったり、
作業者の足が上部間隙12に入ったりすることがない。
従って、以後の足場板10,10…の駆動ローラ9によ
る移動がスムーズに行われることになり、また、作業者
の足が上部間隙12に入り込むことがなく、安全な作業
が行われる。足場板10,10…を収納するときは、荷
台8の他側のストッパを作動状態にしておき、駆動ロー
ラ9を逆転させれば全足場板10,10…を収納するこ
とができる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の農用作業
車の足場装置によれば、走行台車に、垂直方向に昇降可
能な荷台を設け、この荷台の左右両側端部下側に、荷台
の前後方向に沿って配設され、かつ正逆回転可能な駆動
ローラを軸支し、この駆動ローラの外周面と接触してそ
の摩擦力により左右何れの方向にも移動し、荷台から張
り出す位置と荷台内に収納される位置とに変位可能の多
数の足場板からなる足場装置を備え、果樹園における摘
果作業等に使用される農用作業車において、上記各足場
板の断面形状を、上面あるいは上面に近い部分で最大と
なるように形成したので、相隣合う足場板の上面あるい
は上面に近い部分の間隙が狭くなって、その間隙に摘果
された果実や作業者の足が入るのを防止することができ
ると共に、足場板の下部間隙に果実が挟まれことがない
ので、駆動ローラによる足場板の移動をスムーズに行う
ことができる。また、多数の足場板上に乗って作業する
作業者の足元が安定して安全な作業を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による農用作業車の足場装置の部分断面
図である。
【図2】本発明を適用した農用作業車全体の斜視図であ
る。
【図3】従来の農用作業車の足場装置の部分断面図であ
る。
【符号の説明】
1 農用作業車(果樹園用作業車) 2 前輪 3 後輪 4 車体 5 エンジン 6 油圧シリンダ 7 クロスアーム 8 荷台 9 駆動ローラ 10 足場板 10a 上部広幅部 11 下部間隙 12 上部間隙 13 操縦座席 14 操縦ハンドル 15 操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A01D 46/20

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行台車に、垂直方向に昇降可能な荷台
    を設け、この荷台の左右両側端部下側に、荷台の前後方
    向に沿って配設され、かつ正逆回転可能な駆動ローラを
    軸支し、この駆動ローラの外周面と接触してその摩擦力
    により左右何れの方向にも移動し、荷台から張り出す位
    置と荷台内に収納される位置とに変位可能の多数の足場
    板からなる足場装置を備え、果樹園における摘果作業等
    に使用される農用作業車において、 上記各足場板の断面形状を、上面あるいは上面に近い部
    分で最大となるように形成したことを特徴とする農用作
    業車の足場装置。
JP617095A 1995-01-19 1995-01-19 農用作業車の足場装置 Expired - Lifetime JP2876291B2 (ja)

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