JP2875800B1 - イカ及び魚類の表面切削器並びにまな板 - Google Patents

イカ及び魚類の表面切削器並びにまな板

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JP2875800B1
JP2875800B1 JP10035115A JP3511598A JP2875800B1 JP 2875800 B1 JP2875800 B1 JP 2875800B1 JP 10035115 A JP10035115 A JP 10035115A JP 3511598 A JP3511598 A JP 3511598A JP 2875800 B1 JP2875800 B1 JP 2875800B1
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傅一 風本
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A22BUTCHERING; MEAT TREATMENT; PROCESSING POULTRY OR FISH
    • A22CPROCESSING MEAT, POULTRY, OR FISH
    • A22C25/00Processing fish ; Curing of fish; Stunning of fish by electric current; Investigating fish by optical means
    • A22C25/003Processing cephalopods

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  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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Abstract

【要約】 【課題】簡単かつ低コストで魚介類の表皮、特にイカの
外套皮を確実に除去することのできる皮剥器、及び、該
皮剥器と組み合わせて好適に使用されるまな板を提供す
ること。 【解決手段】切削開口部Cを有する基台1と、切削開口
部C内に配設され、その刃先が基台1から所定量突出す
る平板状切削刃3と、平板状切削刃3の刃先との間に所
定の間隔を設けて配設される押え部材6とで皮剥器を構
成する。前記皮剥器は、被処理体を載置する載置面の所
定箇所に凹部を設けると共に、凹部内に鉤部材を突設し
たまな板の載置面上で使用されることが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、魚介類、特にイカ
の表皮を容易に除去すると共に、肉を薄く切削すること
のできるイカ及び魚類の表面切削器に関し、また、特に
該表面切削器と協働して使用されるまな板に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のとおり、魚介類を調理加工するに
あたってはその皮を予め除去する必要があるが、特にイ
カの場合には、粘液により表面が高滑性である上に、そ
の胴体部を覆う外套皮が薄いので、前記外套皮を除去す
ることが困難である。そこで、イカの外套皮を除去する
にあたって、様々な方法が試みられてきた。
【0003】イカの外套皮を除去する方法としては、こ
れまでに、各種の溶剤を使用する方法、加熱する方法、
イカを撹拌漕中で撹拌しながらブラシ等の機械的手段を
使用する方法、或いはこれらを組み合わせた方法が提案
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、溶剤を
使用する場合には人体への影響を考慮して溶剤を選択す
る必要があり、使用可能な溶剤が限定されると共に、溶
剤の種類によっては十分な除去効果を得られない場合が
ある。また、加熱による方法では、イカが熱変性してし
まい、その後の調理の種類が限定されてしまうおそれが
ある。そして、ブラシ等の機械的手段を用いて外套皮を
除去する方法では、除去装置が複雑化及び大型化し、コ
スト的に問題があると共に、該除去装置のメンテナンス
等を定期的に実施する必要がある。
【0005】本発明は、上記した従来の技術における問
題点を解決することをその目的の一つとするものであ
る。すなわち、本発明の目的は、簡易かつ低コストで魚
介類の表皮、特にイカの外套皮を確実に除去することの
できる表面切削器、及び、該表面切削器の機能を充分に
発揮させるまな板を提供することにある。
【0006】また、本発明の他の目的は、魚介類の表皮
を除去するだけでなく、その肉を食用に適した大きさに
容易に切削乃至切断する機能を有する表面切削器を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した本発明の目的
は、切削開口部を有する基台と、前記切削開口部内に配
設され、その刃先が前記基台から所定量突出する平板状
切削刃と、前記平板状切削刃の刃先との間に所定の間隔
を設けて配設される押え部材とを備えたことを特徴とす
る表面切削器によって達成される。
【0008】前記表面切削器は、前記切削刃の刃先位置
の調整機構を更に備えることが好ましく、また、前記押
え部材は可撓性を有することが好ましい。なお、前記押
え部材の先端に所定の間隔を設けて前記平板状切削刃と
直交する刃面を有する複数の縦刃を取り付けてもよい。
【0009】一方、前記表面切削器は、被処理体を載置
する載置面の所定箇所に凹部を設けると共に、該凹部内
に鉤部材を突設したまな板の前記載置面上で使用される
ことが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明では、平板状の切削刃によ
って魚介類の表面をごく薄く切削する形式を採用してお
り、これにより、きわめて薄い皮であっても、魚介類か
らその皮を容易に取り除くことができる。したがって、
例えばイカの場合には従来困難であったその外套皮の除
去を容易に行うことができる。
【0011】そして、本発明では、被切削体の肉を前記
切削刃に対して押圧する押え部材を前記切削刃の先端か
ら所定の間隔をおいて配設しているので、イカのような
肉質が柔らかく、かつ、その表面が粘液等で高滑性であ
る魚介類であってもその皮の除去を確実に行うことがで
きる。前記押え部材は少なくともその先端が前記切削刃
の切削面の全面に近接して配置されていればよい。
【0012】また、本発明において前記切削刃の刃先の
位置を調整可能とした場合には、様々な種類及び大きさ
のイカ、及び、魚介類に対しても同一の精度で外套皮又
は表皮を除去することが可能となる。例えば、スルメイ
カのように外套皮が比較的厚いイカであっても、刃の突
出量等を調整することにより容易に対応することが可能
である。
【0013】なお、前記押え部材はゴム等の可撓性を有
する材質で構成されていることが好ましく、その場合に
は、イカのように柔軟で変形する魚介類であっても柔軟
に対応できると共に、イカ等の魚介類に傷を付けること
がない。前記押え部材の先端に所定の間隔を設けて前記
平板状切削刃と直交する刃面を有する複数の縦刃を取り
付けた場合には、表皮のみならず、魚介類の肉をいわば
そうめん状に切断することができる。
【0014】一方、上記表面切削器を本発明のまな板と
組み合わせて使用する場合には、まな板の凹部内の鉤部
材にイカ等の魚介類の先端を引っ掛けて固定することに
より、その表面を容易に切削することが可能となる。
【0015】
【実施例】以下、実施例により本発明をさらに具体的に
説明するが、本発明はこの実施例に限定されるものでは
決してない。図1は、特にイカの外套皮の除去に好適に
使用される本発明に係る表面切削器の一実施例の上面図
であり、図2は図1の側面図、図3は図1のA−A線断
面図である。
【0016】図1乃至図3において、1は基台である。
基台1は2枚の側板1a間を連結部材1bで連結した構
造とされており、側板1a間には切削開口部Cが形成さ
れている。基台1の材質は金属、プラスチック、木等の
公知の材料から適宜選択しうる。
【0017】2は刃保持部材であり、2つの調整桿2a
の下端部間に平板状の切削刃3が固定される固定部材2
bが横設されている。図示されるように切削刃3はその
刃先が基台1の下面から所定量突出するように、他端が
固定部材2bにビス等で固定される。
【0018】基台1の側板1aには、切削刃3の刃先の
基台1の下面からの突出量を調整するための長孔4が穿
設されている。長孔4には調整桿2aに連動する締付け
自在のナット5が取り付けられており、ナット5は長孔
4内を所定範囲で移動可能とされている。したがって、
切削刃3の刃先は長孔4内のナット5の位置を調整する
ことにより適宜調整可能とされている。なお、調整桿2
aには前記刃先の調整に使用される目盛り2a−1が刻
設されている。
【0019】基台1の連結部材1bにはイカの肉を切削
刃3に向けて押圧するための押え部材6が取り付けられ
ている。本実施例においては、押え部材6は切削刃3の
刃先に所定間隔をおいてその先端が対向するゴム製の押
え部6a及び押え部6aの保持部6bとから構成されて
いる。押え部6aの先端は切削刃3の切削面の全面にわ
たって近接して配置される。押え部6aはイカ表面を切
削する際にイカが浮き上がらないように切削刃方向に押
さえる機能を有しており、さらに、押え部6aを可撓性
を有するゴム製とすることによりイカ表面の形状の変化
に柔軟に対応することが可能となる。保持部6bはネジ
等の固定部材6cを介して連結部材1bに固着されてい
る。
【0020】図4及び図5に、本発明の他の実施例を示
す。図1は、特にイカの短冊状の切断に好適に使用され
る本発明に係る表面切削器の上面図であり、図5は図4
のB−B線断面図である。なお、図1から図3と同一の
部材については同一の符号を付し、説明を省略する。
【0021】この実施例においては、押え部材6の先端
に所定間隔をおいて切削刃3と直交する刃面を有する複
数の縦刃6dを取り付けたことが図1から図3の実施例
とは異なる。このようにすることで、イカの外套皮のみ
ならず、その肉を薄い短冊状に切断することが可能とな
る。
【0022】次に、本発明のまな板について説明する。
図6は、本発明に係るまな板の一実施例を示す上面図で
あり、図7は図6の透視側面図である。図6及び図7に
おいて、7はまな板であり、7aはまな板7に被処理体
が載置される場合の載置面、8は載置面7aの所定箇所
に穿設された凹部であり、凹部8内には被処理体を引っ
掛けて保持するための鉤部材9が着脱自在に取り付けら
れている。本実施例においては鉤部材9として鋭利な先
端部を有するピンを用いている。鉤部材9の形状は被処
理体の種類、大きさ等に応じて適宜変更することができ
る。なお、鉤部材9は載置面7aから突出しないように
凹部8内に設けられているので、鉤部材9の存在によっ
て載置面7a上でのイカの皮剥作業等に影響が及ぶこと
はない。以下、上記表面切削器及びまな板を使用してイ
カの外套皮を除去する方法について説明する。
【0023】まず、イカの内臓を取り出し、内臓が取り
出されたイカの胴部先端をまな板7の凹部8内の鉤部材
9に引っ掛けてイカを固定する。
【0024】一方、表面切削器については、調整桿2の
目盛り2a−1を用いて、基台1の下面に対する切削刃
3の刃先の突出量を調整し、切削刃3の位置が決定した
ならナット5によって調整桿2aを固定する。なお、必
要に応じて押え部材6の取付位置を調整してもよい。
【0025】そして、切削刃3の位置調整済みの表面切
削器をイカの表面に押圧して該表面上を移動させる。イ
カの表面は高滑性であるが、押え部材6の押圧作用によ
りイカの表面は切削刃3に十分押し付けられ、押え部材
6の先端と切削刃3との間を通ってきわめて薄く本体か
ら分離される。したがって、過剰な押圧力をかけること
なく、イカの表面から外套皮を容易に除去することがで
きる。
【0026】特に図4及び図5に示す表面切削器の場合
は、押え部材6先端の縦刃6dにより、切削刃3と押え
部材6の間を通過する際に、イカの表皮又はイカの肉が
薄い短冊状となって切断される。短冊状のイカの肉は各
種の調理に使用することができる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果を奏する。
【0028】(1)イカのように滑性の高い表面を有す
る魚介類であっても、そこから外套皮又は表皮を容易か
つ確実に切削して除去することができる。また、複雑な
装置が不要なのでコスト面でも有利である。
【0029】(2)切削刃の位置を調整自在とすること
により、様々な種類及び大きさのイカ並びに魚介類に対
しても同一の精度で外套皮又は表皮を除去することが可
能である。
【0030】(3)押え部材が可撓性を有する材質で構
成されている場合は、イカのように表面の形状が変形し
易い魚介類であってもその表面の形状の変化に柔軟に対
応できると共に、その表面に傷を付けることがない。
【0031】(4)押え部材の先端に所定の間隔を設け
て前記平板状切削刃と直交する刃面を有する複数の縦刃
を取り付けた場合には、イカの表面の肉を剥ぎ取りつつ
短冊状に切断することができ、イカの調理器としても使
用することができる。
【0032】(5)被処理体の載置面の凹部内に鉤部材
を有するまな板を使用することにより、被処理体を固定
することができ、被処理体に対する処理を容易に行うこ
とができる。特に、上記した表面切削器と組み合わせて
使用した場合には、イカ等の魚介類の表面を更に容易に
切削することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るイカの表面切削器の一実施例の上
面図。
【図2】図1の側面図。
【図3】図1のA−A線断面図。
【図4】本発明に係る表面切削器の他の一実施例を示す
上面図。
【図5】図4のB−B線断面図。
【図6】本発明に係るまな板の実施の態様を示す上面
図。
【図7】図6の透視側面図。
【符号の説明】
1 基台 6 押え部材 2 刃保持部材 7 まな板 3 切削刃 8 凹部 4 長孔 9 鉤部材 5 ナット C 切削開口部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】切削開口部を有する基台と、 前記切削開口部内に配設され、その刃先が前記基台下面
    から所定量突出する平板状切削刃と、 前記平板状切削刃の刃先との間に所定の間隔を設けて配
    設される押え部材と、を備えたことを特徴とするイカ及
    び魚類の表面切削器。
  2. 【請求項2】前記切削刃の刃先位置の調整機構を更に備
    えたことを特徴とする請求項1記載のイカ及び魚類の表
    面切削器。
  3. 【請求項3】前記押え部材が可撓性を有することを特徴
    とする請求項1又は2記載のイカ及び魚類の表面切削
    器。
  4. 【請求項4】前記押え部材の先端に所定の間隔を設けて
    前記平板状切削刃と直交する刃面を有する複数の縦刃を
    取り付けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    に記載のイカ及び魚類の表面切削器。
  5. 【請求項5】被処理体を載置する載置面の所定箇所に凹
    部を設けると共に、該凹部内に鉤部材を着脱自在に取り
    付けたことを特徴とするまな板。
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