JP2874944B2 - サンドイッチ成形品 - Google Patents

サンドイッチ成形品

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/16Making multilayered or multicoloured articles
    • B29C45/1642Making multilayered or multicoloured articles having a "sandwich" structure

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,自動車用マッドガードのごとく,車体等に
取付ける合わせ面部分を有するサンドイッチ成形品に関
する。
〔従来技術〕
各種プラスチック成形品には,これを他の物体である
取付相手材に面接触させて取付けるものがある。そし
て,この面接触させる部分が合わせ面となる。例えば,
自動車用マッドガードについては,取付相手材である車
体に対して面接触させる部分が,車体の部分である。
即ち,第10図及び第11図に示すごとく,自動車の車輪
後方の車体部分に取り付けるマッドガード9は,本体91
とその下方に設けた泥よけ部分の下片92と,両者の間よ
り分岐した取付部93とからなる。ここに,本体91と取付
部93とは,取付孔911,931及びボルト5により,車体6
に固定する部分である。
そして,該本体91と取付部93とが車体6に面接触する
合わせ面部分910,930は,この部分が車体6に当接した
とき,容易に弾性変形するよう構成しておく必要があ
る。
そのため,マッドガード9は,本体91と取付部93とは
比較的硬い部分となし,その他の部分は比較的軟質とし
ておくことが望まれている。
そこで,従来,上記マッドガード9を,第10図に示す
ごとく,サンドイッチ成形品とすることが提案されてい
る。このものは,硬質のコア層8と,その外側を被覆し
た軟質の表皮層7とからなる。
上記サンドイッチ成形品の製造方法としては,例えば
特公昭52-11336号公報に示される技術がある。
上記公報掲載の技術は、射出ノズルで成形型のキャビ
ティ内に、まず非多泡状の表皮材料を射出し、更に推進
剤(発泡剤)で多泡状になる内核材料を射出して,非多
泡状の表皮材料と多泡状の内核材料からなるサンドイッ
チ合成樹脂成形品を製造する方法である。
この方法を利用すれば,内部に硬いコア層を有し,そ
の表面に軟らかい表皮層を被覆したサンドイッチ成形品
を製造することができる。
〔解決しようとする課題〕
ところで、前記従来のサンドイッチ成形によるマッド
ガード9においては、前記第10図に示すごとく,本体91
と取付部93の内部にコア層8からなる硬質部分を形成さ
せることができる。
しかし、その合わせ面部分910,930においてもコア層
8が内包されて硬質部分を形成してしまう。その結果,
例えば上記取付部93を車体6に取り付けた場合,第11図
に示すごとく,その合わせ面部分910,930と取付相手材
である車体6との間が,全体にわたりなじみにくくな
り,特に,曲面形状を有する部分に取り付ける場合は,
両者を完全に一致させることは難しく,その間に隙間90
を生ずる。
一方、上記合わせ面部分910,930を柔軟性である表皮
層のみで構成すると,ボルト取付等に必要な剛性が得ら
れない。
即ち,従来のサンドイッチ成形においては,上記のご
とく取付相手材と面接触させる合わせ面部分が適当の剛
性と柔軟性とを有する,サンドイッチ成形品を得ること
は困難である。
本発明は,かかる従来の問題点に鑑み、サンドイッチ
成形品について種々の検討を重ねた結果なされたもの
で,上記合わせ面部分が取付相手材の曲面形状になじみ
易い剛性と柔軟性とを有するサンドイッチ成形品を提供
しようとするものである。
〔課題の解決手段〕
本発明は,取付相手材に面接触させるための合わせ面
部分を有するサンドイッチ成形品において,上記合わせ
面部分はその内部に形成され間隔を置いて設けた複数の
突出部よりなる櫛状のコア層と,その外部を被覆すると
ともに上記櫛状のコア層とコア層との間に充填した表皮
層とにより構成したことを特徴とするサンドイッチ成形
品にある。
本発明において最も注目すべきことは,上記合わせ面
部分を間隔を置いて設けた複数の突出部よりなるクシ
(櫛)状のコア層(第1図,第2図,第7図〜第9図)
となし,その表面を軟質の表皮層で被覆したことであ
る。
上記クシ状のコア層とは、第1図、第9図に示すごと
く,間隔を置いてコア層を突出形成することをいう。な
お,上記合わせ面部分以外の部分は,通常のサンドイッ
チ構造とすることもできる。
また,上記コア層を構成する硬質材としては,ABS樹
脂,タルク等のフィラー入りのポリプロピレン樹脂,な
どがある。また,これら樹脂にグラスファイバー等を混
入させた樹脂などもある。
また,表皮層を構成する軟質材としては,ポリプロピ
レンにEPDMをブレンドした樹脂,EVA樹脂,SEBS(スチレ
ン・エチレン・ブタジエン・スチレン)樹脂,SBS(スチ
レン・ブタジエン・スチレン)樹脂などがある。
上記サンドイッチ成形品を製造するに当たっては,コ
ア層を形成させない部分に流動抵抗部を設けた成形型を
用い,該成形型内にプラスチック成形品の表皮層を形成
するための軟質材を射出する。そして、その後該軟質材
の中に硬質材を注入する方法がある。これにより,上記
流動抵抗部には表皮層のみが流入し,コア層は流入させ
ないようにすることができる。そのため,クシ状のコア
層を形成できる。
なお,上記軟質材の注入量は,上記表皮層を成形させ
るに必要な量であり,キャビティ内の全容量より少ない
量である。また,コア層を形成する硬質材の注入時に
は,表皮層を形成する軟質材を引き続き射出しても良い
し,またこれを中止しても良い。
〔作用及び効果〕
本発明のサンドイッチ成形品においては,その合わせ
面部分に,クシ状のコア層が硬質材で構成され,またコ
ア層の表面が軟質材の表皮層によって覆われている。ま
た,上記クシ状のコア層とコア層との間には,軟質の表
皮層が存在している。
そのため,上記合わせ面部分は,クシ状コア層と表皮
層とによって適度の剛性と柔軟性とを有することとな
る。
それ故,該合わせ面部分は,取付相手材の曲面形状に
なじみ易く,また他物体に締付ける際の強度も有する。
したがって,上記合わせ面部分と取付相手材との間には
隙間を生ずることがない。
また,上記合わせ面部分には間隔を置いて設けた複数
の突出部よりなるクシ状のコア層(第1図,第2図,第
7図〜第9図)とその間に充填された表皮層とがあるた
め,締付け具に対する横方向の動きが,該軟質材によっ
て吸収され,硬質材に直接伝わらない。それ故,硬質材
の部分に無理な負荷,特に衝撃的な負荷がかからず,硬
質材が破損することを防止できる。
また,上記コア層の上下層も軟質材であるため,その
弾性力によるバネ効果があり,締付け具の緩みを防止で
きる。
したがって,本発明によれば,合わせ面部分が取付相
手材になじみ易い剛性と柔軟性とを有するサンドイッチ
成形品を提供することができる。
〔実施例〕
本発明にかかるサンドイッチ成形品を,自動車用マッ
ドガードに適用した例につき,第1図〜第9図を用いて
説明する。
該マッドガード2は,第1図〜第4図に示すごとく,
取付相手材である車体取付部に面接触させる合わせ面部
分21を有する。該合わせ面部分21は,第1図,第2図,
第7図〜第9図に示すごとく,その内部に形成され間隔
を置いて設けた複数の突出部よりなる櫛状のコア層211
と,その外部を被覆するとともに上記櫛状のコア層211
とコア層211との間に充填した表皮層212とにより構成す
る。また,第2図に示すごとく,該マッドガード2の裏
面側には,上記クシ状のコア層211を有する凸状部と,
該凸状部の間に形成された凹状切欠部220とを有する。
上記マッドガード2は,第3図及び第4図に示すごと
く,弧状表面を有する車体(取付相手材)に面接触させ
るための合わせ面部分21と,その片面に立設した壁部22
及び取付片23と,下片27とを有する。なお,符号26は,
外板の端部を挿入する凹所である。
上記取付片23には,2つの貫通孔231,232を有する。ま
た,下片27の上方には突出部24を有すると共に取付け片
25を有する。該取付け片25は貫通孔251を有する。ま
た,上記貫通孔231,232,251は,ボルトナットによっ
て,車体に締付けられる。
次に,上記マッドガード2の製造につき第5図〜第9
図を用いて説明する。
即ち,第5図に示すごとく,成形型の下型3は,キャ
ビティ31の入口部分にコア層を設けないための流動抵抗
部32と樹脂流路33とを有する。また,該下型3の上に
は,第8図に示すごとく,下方に凹状キャビティ301を
有する上型30を被冠する。
次に,上記マッドガードをサンドイッチ成形するに当
たっては,常法により,第6図に示すごとく,表皮層と
するための軟質材12をキャビティ31内に射出する。次い
で,第6図及び第7図に示すごとく,該軟質材12内にコ
ア層とするための硬質材11を注入する。上記注入におい
ては,第6図に示すごとく,まず軟質材12が流動抵抗部
32の周囲を取り囲み,更に前方へ進む。そして,第7図
に示すごとく,更に続く硬質材11の注入により,軟質材
12は更に前方に押され,該軟質材12中においては,硬質
材11が前方に進む。
ここで注目すべきことは,第8図に示すごとく,上記
流動抵抗部32と上型30との間の軟質材12は比較的早く冷
却固化し、該軟質材12はそのまま残ことである。そし
て,流動抵抗部32,32の間の軟質材12とそれより前方の
軟質材12とは硬質材11によって先方へ押しやられた状態
となり,流動抵抗部32,32の間にクシ状のコア層211が形
成される。
かかる流動状態を生ずる理由は,第8図に示すごと
く,上記流動抵抗部32の上面と上型30との間隔Sは,樹
脂流路33の下面と上型30との間隔Lに比して小さいた
め,該間隔S間の軟質材12は早く冷却し,この部分には
硬質材11が侵入してこないことによる。そして,上記間
隔Lの部分においては,硬質材11が侵入してきたとき
も,まだ軟質材12が冷却固化していないために,該硬質
材11は,第7図に示すごとく,前方へ進むことができ
る。それ故,硬質材11が,クシ状に充填されるのであ
る。
なお,上記のごとく,キャビティ31内が軟質材12とそ
の内部の硬質材11とによって充填された後,これらは冷
却固化する。その後,キャビティ31内から出されたマッ
ドガード2は前記第1図〜第4図及び第9図に示したも
のとなる。
なお,前記マッドガード2において,硬質材11として
はフィラー入りポリプロピレン樹脂を、軟質材12として
はポリプロピレンにEPDMをブレンドした樹脂を用いた。
ところで,上記マッドガード2は,第9図に示すごと
く,その合わせ面部分21が硬質材11によって形成された
クシ状のコア層211と,その表面を覆う軟質材12による
表皮層212とにより構成されている。そのため,該合わ
せ面部分21は、適度の剛性と柔軟性とを有する。それ
故,該合わせ面部分21と車体6の曲面形状は,なじみ良
く面接触し,両者間に隙間90(第11図参照)が生ずるこ
とがない。
また,上記合わせ面部分21の表面部分は軟質材12であ
るため,弾力性を有する。それ故,マッドガード2自体
の振動も軟質材12によって吸収される。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第9図は本発明の実施例を示し,第1図はマッ
ドガードの合わせ部分の平面図,第2図は第1図のA−
A線矢視断面図,第3図及び第4図はマッドガードの下
端部及び上端部から見た斜視図,第5図〜第9図は成形
過程を示す説明図で,第5図は下型の要部斜視図,第6
図及び第7図は樹脂流れの説明図,第8図は成形型の断
面図,第9図は成形品の要部斜視図,第10図及び第11図
は従来例を示し,第10図はマッドガードの断面図,第11
図はその取付状態を示す側面図である。 11……硬質材,12……軟質材,2……マッドガード,21……
合わせ面部分,211……コア層,212……表皮層,3……下
型,30……上型,31……キャビティ,32……流動抵抗部,
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 後藤 新一 愛知県西春日井郡春日村大字落合字長畑 1番地 豊田合成株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−233178(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 25/18

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】取付相手材に面接触させるための合わせ面
    部分を有するサンドイッチ成形品において、上記合わせ
    面部分はその内部に形成され間隔を置いて設けた複数の
    突出部よりなる櫛状のコア層と、その外部を被覆すると
    ともに上記櫛状のコア層とコア層との間に充填した表皮
    層とにより構成したことを特徴とするサンドイッチ成形
    品。
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