JP2874799B2 - 搬送される抄紙ワイヤを清浄化するための装置 - Google Patents

搬送される抄紙ワイヤを清浄化するための装置

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JP2874799B2 JP3510920A JP51092091A JP2874799B2 JP 2874799 B2 JP2874799 B2 JP 2874799B2 JP 3510920 A JP3510920 A JP 3510920A JP 51092091 A JP51092091 A JP 51092091A JP 2874799 B2 JP2874799 B2 JP 2874799B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
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    • B65G45/10Cleaning devices
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  • Treatment Of Fiber Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は請求項1の前段に記載されたような、搬送さ
れる抄紙ワイヤを清浄化するための装置に関する。
このような或いは同様な装置がUS−PS3,265,559号明
細書による公知となっている。これは、特にフェルトを
清浄化する場合に効果的である。
清浄化システムを背択する際には、様々な点を考慮し
なければならない。第1の点としては、清浄化能力が、
装置の全幅に亘って同時かつ均等に行われなければなら
ない。また、それ以外にも、エネルギの消費量も重要な
役割を果す。更に、関連部分の摩耗が小さいことも考慮
に値する。最後に、廃水の問題を回避しなければならな
い。
従来から抄紙ワイヤの清浄化のためには、水流を用い
た清浄化の方法が用いられてきた。そのためには清浄化
されるべきワイヤに向けて高圧の水が噴射される。噴射
ノズルを離間させた方が清浄化作用が高いが、特にエネ
ルギ消費が多くなることによりコスト高となる。
別の問題としては廃水の問題がある。
本発明の課題は、請求項1の前段に記載された装置に
於て、清浄化能力を向上し、特に、空気吹き出しノズル
に関連する問題を好適に解決することにある。
このような課題は、請求項1の後段に記載された特徴
によって達成することができる。
発明者は以下の点に着目した。
本発明に基づき、水を、上流側ボードとワイヤとの間
の楔状領域に向けて送り込むことにより、ワイヤは、極
めて僅かではあるが、上流側ボードから引き離される。
同時に、噴射された水により、ワイヤの内面に水の膜を
形成し、該内面を多少とも覆うことにより、ワイヤの網
目をブロックする。
これにより、ワイヤメッシュの開かれた部分がなくな
り、吹き出しノズルから送り出された空気は、実質的に
閉じられた水の壁により反射される。
ワイヤを通過するように空気を吹き出すような公知の
実施態様と異なり、空気流は、開かれたワイヤのメッシ
ュを少ない抵抗を伴なって通過することがない。水の壁
全体を突き抜けざるを得ない。これにより、水の中に取
込まれ、ワイヤに堆積した、ワイヤ中の異物が跳ね飛ば
される。これにより、本発明に基づき、ワイヤと上流側
ボードとの間の楔状の空隙に向けて水流が送り込まれた
時に、それに捕捉された異物を跳ね上げることとなる。
この時、ワイヤはその全幅に亘って同時に清浄化される
こととなる。
ワイヤの清浄化のための装置は、それぞれの用途に応
じて、次のような様々な要望を満足しなければならな
い。
1.長期の使用に伴ない異物が装置に堆積し、その作動を
阻害するのを回避しなければならない。
2.エネルギの消費を節約するために、水噴射装置に供給
される水の圧力を可及的に低くしなければならない。更
に、噴射される水を、ワイヤの全幅に亘って可及的に均
一にしなければならない。
3.清浄化作用が、ワイヤの搬送速度に関らず可及的に均
一であるように、装置が異なるワイヤ搬送速度に適合し
得るものでなければならない。
4.装置が、通常の作動状態に於て、形成された帯状体が
(分離サクションロールを介して)ワイヤから引き離さ
れ、帯状体の形成過程の始動時に於ては、ワイヤから引
き離された帯状体をガイドしなければならない部分に設
置可能でなければならない。
このような要望は、それぞれ或いは組合わされた形
で、各請求項に記載された特徴により達成される。
以下本発明を添付の図面について説明する。各図面
は、次の通りである。
第1〜第4図は、製糸機械の異なる抄紙ユニットを模
式的に示す。
第5図は本発明に基づく高圧空気吹き出し装置及び水
噴射装置を備える基本的な装置の拡大図である。
第6図はワイヤ清浄化装置を備える製糸機械の抄紙ユ
ニットを示す模式図である。
第7図は第6図に於ける矢印IIにより示された方向か
ら見たワイヤ清浄化装置を示す部分図である。
第8図は、第6図に示されたワイヤ清浄化装置の変形
実施例の拡大部分断面図である。
第1図に示された抄紙ユニットは、複数のロールの回
りに巻回された抄紙ワイヤ1を有し、該ワイヤは矢印に
示された向きに搬送される。ワイヤ清浄化装置本体は、
高圧空気吹き出しノズル2及び水流を噴射するための噴
射管3等を有する。水流をワイヤ1を通過するように送
出するための別の噴射管4等、別の清浄化要素が直列に
設けられている。水流は、吸い取りフード5により回収
される。
本発明に基づく清浄化装置2、3には、吸い取り装置
6が設けられており、該装置には側部に真空排出口が設
けられている。
第2図に示された装置に於ては、前記と同様に、空気
吹き出しノズル2及び、この場合偏平流噴射管からなる
噴射管3が、清浄化装置の主な要素として設けられてい
る。これらの両要素は、いずれもワイヤの内面側に位置
し、かつワイヤのループの内側に設けられている。ルー
プの外側には排出管11及び水排出口10がが接続されたフ
ード5が設けられている。偏平流噴出管3は、針状水流
噴射管4に対して直列に設けられている。これらは、有
用ではあるが、必ずしも必須な構成ではない。第3図及
び第4図は変形実施例を示している。この場合も、高圧
空気吹き出しノズル2及びそれに直列い設けられた噴射
管3を備えている。吸い取りフード5は、噴射された水
を捕捉すると同時に、帯状紙から吸出された水を受取る
働きをする。それ以外の点については、第2図に示され
た実施例と同様である。
第5図には、高圧吹き出しノズルの構造が詳細に示さ
れている。該ノズルは、上流側ボード20、下流側ボード
21及び圧力管22を備えている。これらの3つの要素は、
1つのアセンブリを構成し、かつワイヤ1がその全幅に
亘って清浄化されるように、装置の全長に亘って延在し
ている。これらは、ワイヤの全幅に亘って切れ目なく延
在するものであってよい。或いは、途中に切れ目がある
ものであってもよい。例えば、これが、ワイヤの全幅に
亘って設けられた多数の開口からなるものであってもよ
い。
重要なことは、上流側ボード20及びワイヤ1のための
ガイド面である。図示されているように、これらは互い
に角度αをなしている。本実施例の場合、この角度αは
約30度となっており、これら両部分間には、ワイヤの搬
送方向に向けて先細にされた楔状の領域24が設けられて
いる。
楔状領域24は、噴射管30に接続されている。これら
は、水の噴射流31が、楔状領域24に向けて直接的にまた
は間接的に供給されるように設けられている。供給作用
は、多少とも高圧を用いて行なわれる。
両ボード20、21は、例えばセラミック等、それに摺接
する材料に対して耐摩耗性を有する材料により構成され
る。
ワイヤは、約10〜50mmの曲率半径を有するように、上
流側ボード20に沿って搬送される。このような曲率半径
をもってワイヤを巻回させることにより、遠心力による
脱水作用が得られる。
吹き出しスリット23は、1〜10mmの幅を有する。
下流側ボード21は、ある曲率半径を有する下流側領域
を形成する。この部分に於ては、吹き出された空気が漏
れ出すことのないように、空気の圧力によりワイヤがボ
ードから浮上がることがないようにされる。それに必要
な下流側ボード21の曲率半径は、空気圧、ワイヤの空気
透過性、ワイヤの張力等の運転パラメータに依存する。
ボード及びワイヤの摩耗を最小限に食止めるために、ワ
イヤが、下流側ボード21の巻回面に対して最小限の押圧
力を加えるようにこれらのパラメータを選択する。
水が除去されると、直ちに空気の供給が遮断され、僅
かな時間遅れを伴なって、空気吹き出しノズルがワイヤ
から離れる向きに傾動されるように制御作用が行なわれ
る。
第6図に於ては、無端ワイヤ1が、公知の要領をもっ
て、ワイヤサクションロール35、及びワイヤ清浄化装置
40を経て、更にワイヤガイドロール36を通過するよう
に、これらの回りに巻回されている。無端フェルト38及
び分離ロール37を用いることにより、通常の作動条件下
に於て、ワイヤ1の上に堆積された帯状紙が、ワイヤか
ら引き離され、続いて図示されないプレスユニットに送
出される。始動時または非定常運転時にあっては、分離
サクションロール37が、油圧シリンダ39により、公知の
要領をもって、(想像線により示されるように)持上げ
られる。このような作動条件にあっては、帯状体は、ワ
イヤ1ともに、ワイヤ清浄化装置40に送られ、帯状体が
ワイヤから引き離され、概ね想像線Sに沿って、図示さ
れない排出装置に向けて搬送される。
第8図に最もよく示されているように、ワイヤ清浄化
装置40は、上流側ボード41及び下流側ボード42に有し、
それぞれワイヤ1を巻回するべきワイヤガイド面を有し
ている。上流側ボード41のワイヤガイド面の幅は、aに
より示されており、下流側ボードのワイヤガイド面の幅
がbにより示されている。これら両ガイド面は概ね同一
の幅を有しているが、上流側ボードの全幅Aは、下流側
ボードの全幅Bの約2倍となっている。ワイヤガイド面
は、(角に丸みがつけられた)全体として概ね平坦なも
のであっても、或いは僅かに凸をなすように湾曲してい
てもよい。ボード41、42は、支持体43に固定されてお
り、両ボード間に空気吹き出しスリット44が画定されて
いる。支持体は、空気を供給するための中空体として構
成されている。上流側ボード41と、ワイヤ1との間に
は、ワイヤの搬送方向に向けて先細にされた(角度w
の)楔状の領域45が画定されている。水噴射装置46は、
この楔状領域45に向けてワイヤの全幅に亘って水を噴射
する。
下流側ボード42は、ワイヤ1がワイヤガイド面から離
れる部分に、段差状の凹部47を有しており、同部分がワ
イヤガイド面と共に、ワイヤが摺接するべきやや鋭利な
後縁を形成している。このような構造により、ワイヤに
接しない下流側ボード42の面に、従来よりも異物が堆積
し難くなり、それによりワイヤ清浄化装置40の機能が損
なわれるのを回避することができる。
上流側ボード41の全幅Aを大きくすることにより、楔
状領域45を従来よりも(ワイヤの搬送方向について)長
くすることができる。これにより、水噴射装置46から送
出された水流を、ワイヤ1により従来よりも加速するこ
とができる。これにより、水の供給圧を従来よりも低く
し、それによってエネルギの消費を節約することができ
る。このようにして、ワイヤの搬送速度に適合するよう
にワイヤ1と上流側ボード41との間の角度wを調節する
ことにより、最適な特性を得ることができる。そのため
に、支持体43が、軸受けブロック47に対して傾動自在に
支持されている。更に、或いは上記に代えて、支持体43
が、軸受けブロック47により、ワイヤ1に対して進退す
る向きに摺動し得るようにすることもできる。
第8図に於ては、符号46′により示された水噴射装置
が、2つの互いに平行をなしかつワイヤの搬送方向に対
して直交する向きに延在する、分配室48、それに接続さ
れた水供給通路50及びノズル室49からなる複数の空室に
より構成されている。また、空室の長手方向について分
割された通路51により分配室48がノズル室49に接続され
ている。これによって、水の噴射速度を、ワイヤ1の幅
に亘って均一にすることができる。第8図に示されたも
の変形実施例として、通路51に対応するような複数の通
路によりノズル室49に接続された1つの管により分配室
を置換することもできる。ノズル室49には、1列をなす
ように設けられた噴射ノズルが設けられている。代替的
には、第8図に示されるように、ノズル室49を形成する
2つの壁の間に水噴射空隙52を画定してこれにより噴射
ノズルを構成することもできる。この構成では、所望に
応じて、ノズル室49の一方の壁53を他方の壁に対して矢
印54に沿ったいずれかの方向に摺動して適当な位置で固
定することにより空隙52の内法幅を調節しこれによって
空隙52を通過する水の噴射量及び/または噴射速度を変
更することができる。
第6図及び第7図に示されるように、水噴射装置46
は、ワイヤの全幅に亘って延在する噴射管56及び、図面
には1つのみ示されているが、帯状体の各側縁部につい
て設けられた一対の端縁噴射管57を有している。端縁噴
射管57は、ワイヤの端縁部の約1cmの幅の部分につい
て、多数の噴射ノズルを有しており、これらのノズル
は、端縁部の幅Rについて配列されている。通常、抄紙
ユニットに於て形成されワイヤ1に搬送される帯状紙
は、分離ロール37の箇所でフェルト38と係合する前にそ
の両端縁部が切断手段(図示しない)により搬送方向に
沿って幅Rの寸法にて切断され、該両端縁部を除いた帯
状紙の幅Pの中央部分のみが分離ロール37の箇所におい
てフェルト38と係合し該フェルト38によってプレスユニ
ットへと搬送される。前記帯状紙の両端縁部はフェルト
38によってプレスユニットへと搬送される前記帯状紙の
中央部分とは分離してワイヤ1によって水噴射装置46の
箇所へと搬送され水噴射装置46の各側縁部に設けられた
一対の端縁噴射管57から噴射される水の圧力によってワ
イヤ1から除去される。ワイヤ1全体はワイヤ清浄化装
置40によって洗浄される 製造される帯状紙の幅Pを変更したい場合がある。そ
れに伴ない、ワイヤ清浄化装置40を異なる帯状紙の幅P
に適合させることができる。端縁噴射管57は、噴射スリ
ット44に対して平行をなすように摺動することができ
る。更に、調節可能な端縁部スライダ58を用いることに
より、(ワイヤの搬送方向について見た)吹き出しスリ
ット44の長さ(P+2R)を変更することができる。
第6図は、分離サクションロール37の油圧シリンダ39
の制御装置及びワイヤ清浄化装置40に空気及び水を供給
するための制御装置を示している。図面中には、中央制
御ユニット60と、水ポンプ61と、加圧空気源62とが示さ
れている。圧力制御弁64を備える加圧空気通路63は、圧
力空気源62を、吹き出しスリット44を備える中空の支持
体43に接続している。水ポンプ61は、通路65を介して、
端部噴射管57に直接接続されている。更に、圧力制御弁
67を備える通路66が、噴射管56に水を供給する。全体的
な制御ライン68が、中央制御ユニット60を、一方に於て
圧力制御弁64、67に、他方に於て、油圧シリンダ39を制
御する発振器69に接続している。これによって、(分離
サクションロール37がワイヤ1に摺接するような)通常
の運転中に於て、ワイヤ清浄化装置40に対しては比較的
低い圧力の空気及び水が供給される。これに対する例外
として、端縁部噴射管57に対しては、通路65を介して比
較的高い圧力をもって水が供給されることにより、ワイ
ヤ1から帯状体の端縁部が確実に除去されるようにす
る。中央制御ユニット60が、分離サクションロール37を
ワイヤ1から持上げるべき信号を供給したと同時に(或
いはその直前に)、空気及び水の加圧が行なれなくなる
ように、圧力制御弁64、67の自動的な調整が行なわれ
る。その結果、(幅P+2R)を有する帯状紙の全体がワ
イヤ1から離されるようにワイヤ清浄化装置40の作動条
件が設定される。このような制御動作により、通常の作
動中に於て、空気及び水の消費量が僅かですみ、また、
分離サクションロール37を持上げると同時に、ワイヤ清
浄化装置40が自動的に、ワイヤ1から帯状体の全体を引
き離すのに必要な高い作動圧力状態に設定される。
また、次のようにして、空気及びまたは水の消費量を
通常の作動中に於て更に低減させることができる。遅延
リレー70を、ライン71及びまたは72を介して圧力調整弁
64及びまたは67に持続することができる。これらの遅延
リレー70は、通路63及びまたは66に於ける圧力の上昇
を、調節可能な時間遅れをもって解除することができ
る。これにより、空気及び水の消費量を節約しつつ、高
い清浄化性能を得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−83394(JP,A) 特開 昭50−46907(JP,A) 英国公開1018367(GB,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D21F 1/32

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】紙などからなる繊維質帯状体を形成するた
    めに用いられる、搬送される抄紙ワイヤ1を清浄化する
    ため装置であって、 (a)搬送される前記抄紙ワイヤ1に対してワイヤガイ
    ド面をもって摺接する、前記搬送方向に対して直交しか
    つ互いに平行をなす上流側ボード41と下流側ボード42と
    からなる2つのボードと、 (b)前記両ボード間にあって加圧空気源62に接続され
    た空気吹き出しスリットとを有し、 (c)前記上流側ボード20と前記抄紙ワイヤ1との間に
    あって、水噴射装置46が開口する、前記抄紙ワイヤの搬
    送方向に向けて先細の角度45を形成する楔状領域が設け
    られていることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】前記抄紙ワイヤ1と、前記上流側ボードと
    の間の前記角度が10〜45°、好ましくは30°であること
    を特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】水噴射装置3、20が、偏平流形成用ノズル
    からなることを特徴とする請求項1若しくは2に記載の
    装置。
  4. 【請求項4】前記空気吹き出しスリット23が貫通スリッ
    ト23からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれ
    かに記載の装置。
  5. 【請求項5】前記空気吹き出しスリットが、多数の開口
    または列をなす独立した複数のスリットからなることを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の装置。
  6. 【請求項6】前記下流側ボード42の、前記抄紙ワイヤ1
    が前記ワイヤガイド面から離れる部分に段差状の凹部47
    が設けられていることを特徴とする請求項1乃至5のい
    ずれかに記載の装置。
  7. 【請求項7】前記両ボード41、42の2つのワイヤガイド
    面が、概ね同様の幅aを有するのに対し、前記上流側ボ
    ード41の全幅Aが、下流側ボード42の全幅の1〜3倍で
    あることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載
    の装置。
  8. 【請求項8】前記両ボードが支持体43上に支持されてお
    り、前記抄紙ワイヤ1と前記上流側ボード41との間の角
    度wを調節するために、前記支持体43が、前記空気吹き
    出しスリット44に平行な軸線回りに傾動自在または前記
    抄紙ワイヤ1の方向に進退自在であることを特徴とする
    請求項1乃至7のいずれかに記載の装置。
  9. 【請求項9】(a)前記水噴射装置64′が、抄紙ワイヤ
    の搬送方向に対して直交する向きに延在する分配室48及
    びノズル室49からなる2つの空室を有し、 (b)前記分配室48が、水供給通路50、66に接続されて
    おり、かつ前記両室の長手方向即ち前記抄紙ワイヤの幅
    方向に分割された複数の通路51を介して、前記両空室が
    互いに接続されており、更に前記ノズル室が少なくとも
    1つの水噴射用開口52を有することを特徴とする請求項
    1乃至8のいずれかに記載の装置。
  10. 【請求項10】前記ノズル室49が、前記上流側ボード41
    の直前に位置しており、前記水噴射用開口52から前記上
    流側ボード41のワイヤガイド面に概ね連続的に移行して
    いることを特徴とする請求項9に記載の装置。
  11. 【請求項11】前記ノズル室49が、前記水噴射用開口52
    として、開口幅を調節し得るスリット状の空隙を有する
    ことを特徴とする請求項9若しくは10に記載の装置。
  12. 【請求項12】前記抄紙ワイヤの無端ループの内部の、
    例えば分離サクションロール37などを介して、形成され
    た帯状体が前記抄紙ワイヤから引き離される部分の直後
    の位置に設けられていることを特徴とする請求項1乃至
    11のいずれかに記載の装置。
  13. 【請求項13】前記水噴射装置46が、前記抄紙ワイヤの
    約1cmの幅を有する両側縁部に対して、その中間部より
    も多量の水を噴射することを特徴とする請求項12に記載
    の装置。
  14. 【請求項14】前記水噴射装置46が、前記抄紙ワイヤの
    全幅に亘って延在する噴射管56を有し、吹き出しスリッ
    ト44に対して平行に位置調節可能な側端噴射管57が、前
    記抄紙ワイヤの各側縁部に設けられていることを特徴と
    する請求項13に記載の装置。
  15. 【請求項15】前記抄紙ワイヤから引き離し可能な、請
    求項12〜14に基づく分離装置37であって、 (a)前記空気吹き出しスリット44に供給される空気の
    圧力及びまたは前記水噴射装置64に供給される水の圧力
    を調節するための制御装置60、64、67が設けられてお
    り、 (b)前記分離装置37が抄紙ワイヤ1から引き離される
    時またはその直前に加圧状態を解除するように前記制御
    装置60、64、67が構成されていることを特徴とする装
    置。
  16. 【請求項16】(a)前記空気吹き出しスリット44に供
    給される空気の圧力及びまたは前記水噴射装置64に供給
    される水の圧力を調節するための制御装置64、67が設け
    られており、 前記加圧状態を解除するまでの時間を調節するため遅延
    リレー70が設けられていることを特徴とする請求項1乃
    至15のいずれかに記載の装置。
JP3510920A 1991-01-18 1991-06-19 搬送される抄紙ワイヤを清浄化するための装置 Expired - Lifetime JP2874799B2 (ja)

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