JP2872359B2 - 非帯電性ポリウレタン樹脂の製造方法 - Google Patents

非帯電性ポリウレタン樹脂の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は帯電防止性能にすぐれたポリウレタン樹脂の
製造方法に関するものである。
(従来技術とその問題点) 近年、ポリウレタン樹脂はその成形性の良さから数多
くの製品に利用され、特にこれに気泡を混在させたいわ
ゆるポリウレタンフォームは自動車用の内装材をはじめ
として各種のクッション材として広く使用されている。
しかしながら、ポリウレタン樹脂は静電気を帯びやす
く、このため帯電防止材の開発が望まれている。
即ち、ポリウレタン樹脂が静電気を帯びることによっ
て樹脂表面にゴミやホコリが付着して汚れが目立ち、一
方樹脂の加工作業中の静電気の帯電によるスパークが発
生したり、場合によってはこれが原因となって火災につ
ながるものとなるのである。
更に、特にIC回路の製造や組立時或は輸送時の静電気
発生による内部回路の破壊等があり、特にポリウレタン
フォームの裁断加工時にあってはフォーム同士がくっつ
きやすく、裁断能率が著しく低下することともなるので
ある。
このため、従来より帯電防止のための技術開発が行な
われているが今だ充分な結果が得られていない。
その1つとしてカチオン系、非イオン系等の界面活性
剤を樹脂中に添加する方法があるが添加量が多くないと
効果が出ず、経済性に劣るだけでなく、製品とした後で
も洗浄等によって樹脂中より脱落する場合が多く推奨さ
れない。またこの種の帯電防止剤はポリウレタンフォー
ムを製造する場合にあっては、フォーム化を阻害する因
子にもなってしまうことがあり望ましくない。
第2の方法としては導電性フィラーを添加する方法が
あるが、これも樹脂中に多量に加える必要があり、ポリ
ウレタン原料へこれらを添加した場合、原料自体の粘度
の増加につながり成形上望ましくない。
第3の方法としては樹脂成形後のいわゆる後処理法が
考えられてはいるが、これは例えば前記した界面活性剤
等によって樹脂表面を処理するものであり、効果の持続
性は乏しく、又このための処理加工費が高くなり経済性
に劣ることとなる。
本発明に関連する技術として特開昭63−43951号が開
示されている。これは過塩素酸、チオシアン酸のアルカ
リ金属塩、アルカリ土類金属塩をポリウレタン樹脂中に
添加することによって帯電防止性能を付与しようとする
技術である。
しかしながら、これら添加剤はいずれも粉末乃至は結
晶体であり帯電防止効果が大きくなく、特に粉末、結晶
状であるためポリウレタン原料への添加がしにくく、か
つ原料中で沈降する問題等も発生し、樹脂原料中への均
一分散が難しいものであり、場合によっては成形された
樹脂の帯電防止能に大きなむらが生じることになってし
まい、所期の目的を奏し得ない結果となる。
更に、これら添加剤は有機物と混合し衝撃を与えたり
すると爆発する危険性があり実用化には難しい面を有し
ている。
(発明の目的) 本発明の目的は以上の欠点を解決せんがためになされ
たものであって帯電防止性能にすぐれ、かつ樹脂中への
分散性が極めて良好な帯電防止剤の開発に成功し、本発
明に至ったものである。
(解決手段) 本発明は以上の目的を達成せんがために次の構成を採
用したものである。
即ち、少なくとも2個の活性水素原子を有する化合物
を、必要により触媒、水又は他の発泡剤、整泡剤等の助
剤の存在下に有機ポリイソシアネートと反応させてポリ
ウレタンを製造するに際し、次の一般式、 [Me(ClO4)n]x[R(OH)y]z (式中、Meは周期率表の第1族、第2族の元素を、nは
1〜2の数を、xは1〜5の数を、yは1〜3の数を、
zは1〜6の数を夫々表わし、Rは多価アルコールまた
はその誘導体の水酸基を除く残基を表わす。) で表わされる常温で液状の錯化合物の少なくとも一種
を、ポリウレタン原料に添加することを特徴とする非帯
電性ポリウレタン樹脂の製造方法に係り、好ましくは前
記錯化合物のMeがリチウム、ナトリウム、カリウム、カ
ルシムウ、およびバリウムであることを特徴とするもの
である。
本発明において用いられる錯化合物は、前述した通り
の一般式で表わされ、該錯化合物を構成するMe(ClO4
nとしては、過塩素酸ナトリウム、過塩素酸バリウム又
は過塩素酸カルシウム等が例示される。
又、R(OH)yにおいては、Rは多価アルコールまた
はその誘導体(以下[グリコール類]という)の水酸基
を除く残基であり、かかるグリコール類としては、例え
ばエチレングリコール、エチレングリコールモノメチル
エーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エ
チレングリコールモノイソプロピルエーテル、エチレン
グリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモ
ノイソシアミルエーテル、エチレングリコールモノフェ
ニルエーテル、エチレングリコールモノベンジルエーテ
ル、エチレングリコールモノヘキシルエーテル、ジエチ
レングリコール、ジエチレングリコールモノメチルエー
テル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエ
チレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリ
コールアセテート、トリエチレングリコール、トリエチ
レングリコールモノメチルエーテル、トリエチレングリ
コールモノエチルエーテル、トリエチレングリコールモ
ノブチルエーテル、テトラエチレングリコール、ポリエ
チレングリコール、プロピレングリコール、プロピレン
グリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコール
モノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチル
エーテル、ジプロピレングリコール、ジプロピレングリ
コールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモ
ノエチルエーテル、トリプロピレングリコール、トリプ
ロピレングリコールモノメチルエーテル、ポリプロピレ
ングリコール、トリメチレングリコール、1・4−ブタ
ンジオール、1・5−ペンタンジオール、ヘキシレング
リコール、オクチレングリコール、グリセリン、グリセ
リンモノ若しくはジアセテート、グリセリンモノブチレ
ート等を挙げることができる。
かかる錯化合物を構成する前記の過塩素酸のナトリウ
ム、バリウム又はカルシウム等の塩と、グリコール類と
の溶解、反応比は10:90〜70:30の重量比、好ましくは2
0:80〜55:45の重量比である。
そして上記の特定比をもってなる該錯化合物はその特
性として無着色〜黄褐色を呈し、常温において透明或は
反透明の液体である。
この錯化合物のポリウレタン樹脂への添加量はポリウ
レタン樹脂に対し0.05〜10重量%であり、好ましくは0.
1〜5重量%である。
即ち添加量が0.05重量%以下であると帯電防止効果が
少なく、10重量%以上であると練り込み時の加工性低
下、得られた製品の強度低下等が現れ、フォームの場合
には発泡安定性が低下し発泡後収縮し易くなり採用され
ない。
そして前記したようにこれらは液状の錯塩であるため
に、ポリウレタン原料への添加が容易であり、その分散
性も均一となり著しく良好である。勿論沈降することも
皆無である。
特に多価アルコールとの錯塩であるために、ポリウレ
タン樹脂原料との相溶性が良好であって、樹脂成形後の
帯電防止性能にも全くむらがない特徴を有している。
そして従来技術に比較してはるかに少量の添加剤の使
用でMIL−B・81705B基準に合格する高度の非帯電レベ
ルが得られ、加工時や取扱い時の静電気発生を防止する
ためならば、更に少量の添加量で充分である等多大な効
果を奏するものである。
この他にも本発明によれば、ポリウレタン樹脂への物
性的な影響はなく、帯電防止性能の持続性が良好である
のに加え、低密度(ρ:20kg/m3以下)のポリウレタンフ
ォームでも非帯電化が可能となったものである。
勿論錯塩としたことによって、前記したようにその取
扱い・作業性が容易であり、衝撃等を与えても爆発する
ことは全くない。
ポリウレタン樹脂においては、硬質の樹脂、ゴム様の
樹脂は勿論、樹脂内に気泡を内包した軟質又は硬質のポ
リウレタンフォーム等いずれでも適用が可能である。
そして本発明におけるポリウレタン樹脂については従
来公知のものでよく、又製造技術についても公知の方法
と格別異なった手法を採用する必要は全くない、この点
でも本発明は極めて汎用性に富むものである。
ポリウレタン樹脂原料となる少なくとも2個の活性水
素原子を有する化合物としては、例えばプロピレングリ
コール、グリセリン、トリメチロールプロパン、ソルビ
トール等のエチレンオキサイド付加物やプロピレンオキ
サイド付加物などのポリエーテルポリオールまたはアジ
ピン酸コハク酸マレイン酸、フタル酸等とエチレングリ
コールプロピレングリコール、ブチレングリコールなど
から得られるポリエステルポリオールおよびポリブタジ
エンオール等が挙げられる。平均分子量としては300〜6
000、好ましくは、500〜3000程度のものである。
又、低分子グリコール、例えばエチレングリコール、
プロピレングリコール、ブチレングリコール、ジエチレ
ングリコールもその中に含まれる。
一方、有機ポリイソシアネートとしては、例えばトリ
レンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネ
ート及び/又はそれらイソシアネートを末端に有するプ
レポリマー等が挙げられる。
触媒としては、例えばスタナスオクトエート、ジブチ
ル錫ジラウレートのような有機錫化合物、トリエチレン
ジアミン、トリエチルアミン、N−エチルモルホリン、
ジメチルエタノールアミン、ペンタメチルジエチレント
リアミン、パルミチルジメチルアミン等のようなアミン
類を使用することができる。
ポリウレタンフォームを製造するに際しては、発泡剤
としては一般に水を使用するが、水の他にモノフルオロ
トリクロロメタン或はメチレンクロライドのような低沸
点の有機溶剤も発泡助剤として使用することができる。
整泡剤としては、シリコーン系界面活性剤、例えばポ
リジアルキルシロキサン又はポリシロキサン−ポリアル
キレオンキシドブロック共重合体などを用いる。
(実施例) 以下実施例に基いて更に詳細に説明する。
実施例1〜4、比較例1 ポリウレタン樹脂の製造に供されるポリオールとし
て、グリセリンを開始剤としてこれにプロピレンオキサ
イド、エチレンオキサイドを付加させて得たポリエーテ
ルポリオール(OH価44)を使用し、帯電防止剤としてNa
ClO4とCH3OCH2CH2OCH2CH2OHの錯塩(比率は1/2)を用
い、この添加量を変えて第1表に示す配合によってポリ
ウレタンフォームを製造した。
なお、表中、TDI・80とは、市販の2、4−及び2、
6−トリレンジイソシアネート80:20の混合物であり、D
ABCO33LVはトリエチレンジアミンの33%ジプロピレング
リコール溶液である。更にL−6202はポリシロキサン−
ポリアルキレノキシドブロック共重合体(日本ユニカー
(株)製)である。
第1表に得られたフォームの密度及び帯電防止性能の
測定結果を示した。
また第1図に実施例3のフォームについて120℃条件
下及び70℃X95%相対湿度下での表面抵抗値の経時変化
の測定結果を示した。
帯電防止性能の評価は、MILB81705B(減衰時間測定方
法)によるもので、試験機は、ELECTRO−TECH SYSTEM
S、inc.「STATIC DECAY METER MODEL406C」により、76
×127×10mmに裁断した試料に5000Vの電圧をかけ、これ
をアースさせた時に0Vに減衰するまでの時間(秒)を測
定したものであって、合格基準は減衰時間 が2秒以内のものである。
この基準IC部品等静電気の作用により機能が阻害され
る被梱包物の梱包材用途に適用されるものであり、減衰
時間が2秒以内であれば電気による機能低下を防止でき
るものである。
又体積抵抗及び表面抵抗の測定も行い、試験機は、
(株)アドバンテスト製 TR8652デジタルエレクトロメ
ーターにより、試料に20Vの印加電圧をかけ、出力電圧
を電圧印加開始1分後の測定電流で割った値を抵抗値と
した。
即ちこの数値が低いほうが抵抗が小さく、電気を通し
易い、言い換えれば静電気が溜まりにくいものである。
また、第1図でも分かるように、高温多湿化の厳しい
条件でも被帯電性の経時変化がなく、このことは日常の
環境条件下では長時間安定な被帯電性が得られることを
示している。
本結果から本発明の帯電防止剤を使用することにより
優れた非帯電性が得られ、また経時的にも非帯電性に変
化がないことが判かる。
実施例5〜7、比較例2 グリセリンを開始剤としてこれにプロピレンオキサイ
ドを付加させて得たポリエーテルポリオール(OH価56)
を使用し、実施例1で用いたと同じ錯塩をもってその添
加量を変えて第2表に示す配合により同様の方法でポリ
ウレタンフォームを製造した。
第2表に得られたフォームの密度及び帯電防止性能の
測定結果を示した。
この例から見ても、本発明においては優れた非帯電性
能を示すことが判かる。
実施例8〜10、比較例3 アジピン酸とジエチレングリコール及びトリメチルロ
ールプロパンを縮重合させて得られたポリエステルポリ
オール(OH価50)を使用し、実施例1〜7と同様に帯電
防止剤の添加量を変えて第3表に示す配合によりポリウ
レタンフォームを製造した。
表中L−536はシリコン界面活性剤(日本ユニカー
製)である。
第3表に得られたフォームの密度及び帯電防止性能の
測定結果を示した。
この例から見ても、本発明においては優れた非帯電性
能を示すことが判かる。
実施例11、比較例4 ミラクトンP22S(アジピン酸と1.4−ブタンジオール
から得られたポリエステルポリオールとジフェニルメタ
ンジイソシアネートを反応させて得られたウレタン樹脂
−日本ミラクトン株式会社製)をジオキサンに溶解し、
これにシリカSS−40(疎水性シリカ−(日本シリカ株式
会社製)をボールミルで分散させる。
ついで実施例1で使用したと同様の帯電防止剤1重量
部を撹拌機にて溶解して加え、キャストフィルムを製造
した。
同様に、比較例4として帯電防止剤を添加しないフィ
ルムを製造した。
第4表に得られたフィルムの帯電防止性能の測定結果
を示した。
この例で分かるように、フィルムの場合も又帯電防止
に効果があることが判明した。
実施例12〜16 ポリオールとして実施例1〜4に用いたものを使用
し、本発明の帯電防止剤として5種類の錯塩を使用して
第5表に示す配合により発泡機によりポリウレタンフォ
ームを製造した。
第5表に得られたフォームの密度及び帯電防止性能の
測定結果を示した。
いずれも本発明による帯電防止剤は良好な結果を示し
ている。
実施例17、比較例5 実施例5〜7で用いたポリエーテルポリオールを使用
し、NaClO4とCH3OCH2CH2OCH2CH2OHの錯塩を添加した場
合及びNaClO4粉末を直接添加した場合(特開昭63−4395
1号)の比較を行なった。
この場合該錯塩は1つの成分ストリームとして吐出
し、一方NaClO4粉末は該ポリエーテルポリオールに分散
させて吐出する方法によりウレタンフォームを製造し
た。
なお、本発明の錯塩中のNaClO4の量は34重量%である
ので、これに合わせてNaClO4粉末の添加量を0.34重量部
とした。
第6表に配合及び得られたフォームの密度及び帯電防
止性能の測定結果を示した。
なお、密度及び帯電防止性能については得られたフォ
ームの高さ方向上、中、下の3点についても測定しバラ
ツキについてもチェックした。
即ち底辺600mm×600mmの紙箱内においてフォーム化
し、高さ約700mmのフォーム を得、上方より100mm下がった所を上部、中央部を下
部、下面より100mm上方を下部としてそれぞれの点を測
定したものである。
第6表の結果からも明らかなように、本発明の錯塩を
使用することによりフォーム内の帯電防止性のバラツキ
が減少し、帯電防止性も改善されることが判かる。
(効果) 本発明は以上のように帯電防止剤そのものが常温で液
体であるがために、ポリウレタン樹脂原料中に均一に配
合され、そのために帯電防止効果が均一に発揮されるも
のであり、その性能も高く実用価値は極めて高いもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第3実施例における表面抵抗値の経時
変化の度合いを示したものである。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも2個の活性水素原子を有する化
    合物を、必要により触媒、水又は他の発泡剤、整泡剤等
    助剤の存在下に有機ポリイソシアネートと反応させてポ
    リウレタンを製造するに際し、次の一般式、 [Me(ClO4)n]x[R(OH)y]z (式中、Meは周期率表の第1族、第2族の元素を、nは
    1〜2の数を、xは1〜5の数を、yは1〜3の数を、
    zは1〜6の数を夫々表わし、Rは多価アルコールまた
    はその誘導体の水酸基を除く残基を表わす。) で表わされる常温で液状の錯化合物の少なくとも一種
    を、ポリウレタン原料に添加することを特徴とする非帯
    電性ポリウレタン樹脂の製造方法。
  2. 【請求項2】前記錯化合物のMeがリチウム、ナトリウ
    ム、カリウム、カルシウム、およびバリウムであること
    を特徴とする請求項第1項記載のポリウレタン樹脂の製
    造方法。
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