JP2872209B1 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP2872209B1
JP2872209B1 JP2182898A JP2182898A JP2872209B1 JP 2872209 B1 JP2872209 B1 JP 2872209B1 JP 2182898 A JP2182898 A JP 2182898A JP 2182898 A JP2182898 A JP 2182898A JP 2872209 B1 JP2872209 B1 JP 2872209B1
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牧夫 小林
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静岡日本電気株式会社
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Abstract

【要約】 【課題】 液晶表示素子を保持体に組み込む際に基板の
固定部を折り曲げて固定部の先端を保持体の爪に嵌入し
ているが、折り曲げによる応力により端子電極の断線や
クラックを生じる。 【解決手段】 基板の端子電極5と、端子電極5の側部
の保持体8の爪11に対応する位置であって折り曲げる
ことによりその先端を爪11に嵌入する固定部7との間
に、固定部7を折り曲げたときに端子電極5に伝わる応
力を遮断するための切り込み部6を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に関
し、特にポリマーフィルムを用いたフィルム液晶表示装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このようなポリマーフィルムを用
いたフィルム液晶表示素子においてはホリマーフィルム
に可撓性があるために、基板上に形成された端子電極部
に応力が加わり易く、端子電極に断線が発生したり、ク
ラックが発生し易い問題点がある。これは、ポリマーフ
ィルムは耐熱性が低いために、電極材料を十分に高い温
度で蒸着させることができずに、電極材料が十分な硬度
を得にくいのも原因の一つである。
【0003】そこで、端子電極の断線やクラックを防止
する対策として、例えば、特開平7−43697号公報
で提案されている方法がある。同公報では、図5に示す
ように下部フレキシブル基板101の端部を上部フレキ
シブル基板102よりも延長した部分に接続用電極10
3を形成し、下部フレキシブル基板101側の偏光板1
04を同様に延ばして支持することにより、接続部材を
接続用電極103に接触させてヒートシールで接続する
際に、下部フレキシブル基板101が湾曲しないように
して断線を防止している。
【0004】また、特開平3−209427号公報に提
案されているように、シール剤が導通用電極を包み込む
ようにフィルム基板端に延出させて形成することにより
導通用電極の断線を防止する方法や、特開平5−456
33号公報に提案されているように、ポリマーフィルム
を用いた液晶表示素子の基板が露出した注入口部に光学
機能素子等の補強部材を設けることにより外力による基
板の変形や破損を防止する方法等も知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術において
は、いずれもフィルム基板を何らかの補強部材を用いて
補強することにより、液晶表示素子の端子電極等の断線
を防止す方法が採られており、いずれの方法も液晶表示
素子自体の強度を高めることは可能である。ところが、
実際には、液晶表示素子は可撓性の基板が用いられ、こ
のままでは基板が曲がってしまうので、液晶表示素子を
保持体に組み込むことによって曲がりがないように保護
している。
【0006】図6は保持体110に液晶表示素子111
を組み込む様子を示している。保持体110の前後左右
には一体的に爪112が設けられ、この爪によって液晶
表示素子を保持体110に固定している。具体的には、
液晶表示素子111を保持体110に組み込む場合、液
晶表示素子111の横方向と後方向を爪112で固定し
た後、液晶表示素子111の固定部113を折り曲げる
ことにより固定部113の先端を爪112内に嵌入して
いる。しかしながら、固定部113を折り曲げる際に機
械的応力が液晶表示素子の端子電極に加わってしまうの
で、やはり端子電極の断線やクラックが発生するという
問題があった。
【0007】この問題点を解決するためには、固定部を
折り曲げる必要がないように、例えば、固定部113に
対応する爪112の代わりに、ばね性のあるクリップの
ような固定部材を別部品として用意し、液晶表示素子1
11を保持体110に組み込んだ後、固定部材を用いて
液晶表示素子を保持体110に押え込むように固定する
方法も考えられる。しかし、この方法では、構造部品が
増えて構造が複雑化するので、組み込み作業が煩雑化す
るばかりでなく、小型の携帯端末等には不向きであっ
た。
【0008】また、図6に示すように爪112の代わり
に接着剤114を用いて液晶表示素子111の固定部1
13を保持体110に固定する方法も考えられるが、こ
の方法では、液晶表示素子111を保持体110に固定
した後、液晶表示素子111を取り外す必要が生じたと
きに接着剤114で固定された部分をはがすためには強
力な機械的応力が端子電極に加わるので、やはり端子電
極の断線やクラックが発生し、有効な解決策ではなかっ
た。
【0009】本発明は、上記従来の問題点に鑑み、簡単
な構造でありながら、確実に端子電極の断線やクラック
の発生を防止することが可能な液晶表示装置を提供する
ことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明の液晶表
示装置は、液晶表示素子の基板の端子電極と、端子電極
の側部の保持体の爪に対応する位置であって折り曲げる
ことによりその先端を保持体の爪内に嵌入する固定部と
の間に切り込み部を形成しておく。これによって、液晶
表示素子を保持体に組み込む場合、基板の固定部を折り
曲げることにより保持体の爪に固定部の先端を嵌入する
際に、切り込み部によって折り曲げによる機械的応力が
端子電極に伝わることはなく、端子電極の断線やクラッ
クの発生を確実に防止することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明による
液晶表示装置の一実施形態の構成を示す平面図、図2は
その側面図である。まず、液晶表示素子は、図2に示す
ように上側基板1と下側基板2の間に液晶素子が封入さ
れた構造となっている。下側基板2は上側基板2よりも
長く延びていて、この延長部分に外部と液晶表示素子を
電気的に接続するための端子電極5が形成され、更に、
上側基板1と下側基板2の外側には上側偏光版3、下側
偏光板4がそれぞれ接着されている。
【0012】また、本実施形態では、図1に示すように
端子電極5が形成された下側基板2の前方隅部における
固定部7、即ち、液晶表示素子を保持体に組み込む際
に、保持体の爪に対応する位置の折り曲げることにより
その先端を保持体の爪に嵌入する固定部7と端子電極5
との間にU字状の切り込み部6が形成されている。な
お、図1では図示していないが、下側基板2の他方側に
おける固定部7と端子電極5との間にも切り込み部6が
形成されている。この切り込み部6は、詳しく後述する
ように固定部7を折り曲げる際に折り曲げによる機械的
応力が端子電極5に伝わらないように応力を遮断するた
めに形成されている。
【0013】ここで、上側基板1や下側基板2の材料と
してはフレキシブルに折り曲げることが可能なポリエス
テル、ポリアリレート、あるいはポリエーテルスルホン
などのポリマーフィルムが用いられている。このように
ポリマーフィルムを用いた液晶表示素子は、総称してフ
ィルム液晶表示素子、もしくはフィルムタイプ液晶表示
素子と呼ばれている。また、端子電極5としては酸化イ
ンジウムなどが用いられ、上側偏光版3、下側偏光板4
としてはポリミイドを主材料とするものが用いられてい
る。
【0014】次に、図3を参照しながら液晶表示素子を
保持体に組み込む方法について説明する。まず、保持体
8は上面が開いた状態の薄厚の箱形形状から成ってい
て、前後左右に爪9、10、11が一体に形成されてい
る。この保持体8は、前述のように液晶表示素子の基板
は可撓性があるために曲がりなどが起こらないように保
護するためのケーシングとして用いられる。保持体8と
しては、ステンレスなどの金属板を順送金型を用いて成
形するか、ポリカーボネートなどのプラスチック材料を
成形するかによって作製することができる。また、保持
体8としては、液晶表示素子の背面照光のための導光板
として光透過性のプラスチック材料を用いてもよい。
【0015】保持体8には、前述のように液晶表示素子
の面方向及び厚み方向の動きを規制するための爪9、1
0、11が一体的に形成されている。また、図3では省
略しているが、保持体8の他方の側においても同様に液
晶表示素子の面方向及び厚み方向の動きを規制するため
の爪9、10、11が設けられている。爪9は液晶表示
素子の図3における左右方向の動きを規制し、爪10と
爪11は液晶表示素子の図3における上下方向の動き及
び厚み方向の動きを規制するために設けられている。
【0016】このような保持体8に液晶表示素子を組み
込むには、まず、図3に示すように液晶表示素子を保持
体8の底面に対して傾けた状態で、液晶表示素子の後方
端部を爪10に嵌入し、横方向(図3の左側)の端部を
爪9に突き当てて位置決めする。また、保持体8の他方
側においても同様に液晶表示素子の後方端部を爪10に
嵌入し、右側端部を爪9に突き当てて位置決めする。こ
の状態で、液晶表示素子の下側基板2の前方隅部におけ
る固定部7を下方に折り曲げることにより固定部7の先
端を爪11に嵌入し、このまま固定部7の先端を爪11
の奥にずらしていく。
【0017】同時に、保持体8の他方側においても同様
に液晶表示素子の基板の固定部7を折り曲げることによ
り固定部7の先端を爪11内に嵌入し、このまま固定部
7の先端を爪11の奥にずらしていく。左右の固定部7
の先端が爪11の内壁に突き当たると、図4に示すよう
に液晶表示素子は爪9〜爪11によって固定され、液晶
表示素子の保持体8への組み込みを完了する。この際、
液晶表示素子の下側基板2としては前述のようにポリマ
ーフィルムが用いられており、固定部7を折り曲げて爪
11に嵌入した後、固定部7はポリマーフィルムの可逆
性によりもとの面状に復元する。
【0018】また、本実施形態では、このように固定部
7を折り曲げる際に、固定部7と端子電極5との間に切
り込み部6を形成しているので、固定部7の折り曲げに
よる機械的応力は切り込み部6によって遮断され、折り
曲げによる応力が端子電極5に伝わることはなく、端子
電極5の断線やクラックの発生を確実に防止することが
できる。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、液
晶表示素子の固定部と端子電極との間に切り込み部を形
成することにより、液晶表示素子を保持体に組み込む際
に、固定部の折り曲げによる機械的応力が端子電極に伝
わることはなく、固定部と端子電極の間に切り込み部を
形成するという簡単な構造でありながら、確実に端子電
極の断線やクラックの発生を防止することができる。ま
た、構造部品が増加することはなく簡単な構造であるた
め、ポケットベルなどの小型の携帯型端末に好適に用い
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示装置の一実施形態の構成を示
す平面図である。
【図2】図1の実施形態の側面図である。
【図3】液晶表示素子を保持体に組み込む方法を説明す
るための斜視図である。
【図4】液晶表示素子を保持体に組み込んだ後の液晶表
示装置の完成した状態を示す斜視図である。
【図5】従来例の液晶表示素子を示す側面図である。
【図6】図5の液晶表示素子を保持体に組み込む方法を
説明するための斜視図である。
【符号の説明】
1 上側基板 2 下側基板 3 上側偏光板 4 下側偏光板 5 端子電極 6 切り込み部 7 固定部 8 保持体 9〜11 爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G02F 1/1345 G02F 1/1333 G02F 1/1333 500 G09F 9/00 349

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可撓性材料から成る基板に液晶素子を含
    み、前記基板の一側に端子電極が形成された液晶表示素
    子を、その面方向と厚み方向を規制するための爪が形成
    された保持体に、前記基板の先端を前記爪によって固定
    することにより組み込むように構成された液晶表示装置
    において、前記基板における端子電極と前記端子電極の
    側部の前記爪に対応する位置であって折り曲げることに
    よりその先端を前記爪内に嵌入する固定部との間に、前
    記固定部を折り曲げたときに前記端子電極に伝わる応力
    を遮断するための切り込み部を形成したことを特徴とす
    る液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記基板は、上下一対の基板から成り、
    前記一対の基板の間に、前記液晶素子が封入されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の液晶表示装置。
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JP5884508B2 (ja) * 2012-01-23 2016-03-15 大日本印刷株式会社 タッチパネルモジュールおよびタッチパネル付表示装置
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