JP2872059B2 - インキ供給の制御方法 - Google Patents

インキ供給の制御方法

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JP2872059B2
JP2872059B2 JP6320678A JP32067894A JP2872059B2 JP 2872059 B2 JP2872059 B2 JP 2872059B2 JP 6320678 A JP6320678 A JP 6320678A JP 32067894 A JP32067894 A JP 32067894A JP 2872059 B2 JP2872059 B2 JP 2872059B2
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F33/00Indicating, counting, warning, control or safety devices
    • B41F33/0036Devices for scanning or checking the printed matter for quality control
    • B41F33/0045Devices for scanning or checking the printed matter for quality control for automatically regulating the ink supply

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Inking, Control Or Cleaning Of Printing Machines (AREA)
  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多色印刷機でのインキ
供給を制御する方法であって、原稿並びにそれぞれ後の
印刷複製物とについて、少なくとも1つの多色画像箇所
のインキ濃度スペクトルと、重ね刷り印刷の際に関与す
る個々のインキのインキ濃度スペクトルとを検出し、原
稿と印刷複製物のインキ濃度スペクトルを、面掩ぺい率
により重み付けされた個々のインキのインキ濃度スペク
トル並びにペーパーホワイトの線形結合関数として表
し、線形回帰を用いて個々のインキの面掩ぺい率を検出
し、印刷複製物のインキ供給を原稿のインキ供給に等し
くするためインキ供給の調整を行う方法に関する。
【0002】
【従来の技術】オフセット印刷製品の視覚的色印象は、
周知のように減色混合と加色混合の調和によって発生す
る。それぞれ異なる印刷インキの個々のラスタ点はそれ
ぞれ異なる大きさで、相互に並んでかつ多少は上下に重
なって印刷される。その際に使用される印刷インキはラ
ッカーである。すなわち、作用は白い印刷材料にあるフ
ィルタに相応する。ここでラスタ点の重ね刷りの色方向
は、塗布される印刷インキの層厚によってもラスタ点の
大きさ(幾何的面掩ぺい)によって定められる。したが
って個々の印刷機でのインキ供給機構を調整することに
よって、印刷像箇所のインキ位置を変化することができ
る。通常カラー印刷の場合、3つの色インキ、シアン、
マジェンタ、イエローと、第4の印刷色、ブラック(コ
ントラスト増大のため)が印刷される。
【0003】以前から、印刷製品でのインキ塗布を特別
に一緒に印刷した測定要素において検出し、これから塗
布されたインキ量に対する尺度を導出することが公知で
ある。通常このことは濃度計を用いて行われる。という
のは、インキ濃度とインキの層厚、すなわち例えばイン
キ装置として構成されたインキ供給機構の調整との間に
は比較的単純な関係があるからである。しかしインキ供
給を濃度検出しても、視覚的色感覚に関して数値的予測
を行うことはできない。さらに特別に一緒に印刷した測
定要素には、この測定フィールドの目標とするインキ塗
布が調整されるだけであるという欠点がある。ここでは
印刷像の色印象自体は無視され、したがって間接的にし
か変化されない。
【0004】欧州公開特許第0143744号公報か
ら、印刷品質を判定し、インキ供給を制御するための方
法が公知である。素材の画素について複数の測定ヘッド
により拡散反射が4つのスペクトル領域で測定される。
3つの色インキに対してスペクトル領域が、通常のイン
キ濃度値が得られるように選択される。印刷インキ、ブ
ラックにたいしては赤外線領域でスペクトル拡散反射が
検出される。ノイゲバウアーの式を使用し、この拡散反
射ないしインキ濃度値から相応の面掩ぺい率が検出され
る(デマスキングされる)。このことが印刷機で印刷さ
れた複製物の同じ画像箇所並びに目標原稿でも実行され
る。面掩ぺい率の目標値−実際値比較により印刷機のイ
ンキ供給部に対する調整命令が導出される。
【0005】ドイツ連邦共和国公開特許第431113
2号公報から、印刷機での色調整/制御方法が公知であ
る。ここでは、重ね刷りに使用され、所定の面掩ぺい率
を有する個々の印刷インキ並びにペーパーホワイトの複
製物印刷の濃度スペクトルを検出して記憶し、原稿の測
定箇所並びに印刷複製物の測定箇所の濃度スペクトルを
検出し、原稿および印刷複製物の測定した濃度スペクト
ルをそれぞれ、個々の印刷インキ並びにペーパーホワイ
トの、係数によって重み付けした濃度スペクトルの線形
結合関数として表表し、原稿および印刷複製物の測定箇
所の重ね刷りの濃度スペクトルをそれぞれできるだけこ
の線形結合関数により表するのである。その際インキ供
給は、それぞれの線形結合関数(原稿/印刷複製物)
の、面掩ぺい率として解釈される個々の係数の差に依存
して変化される。
【0006】この公知の方法の欠点は、個々の印刷イン
キの濃度スペクトルから全濃度スペクトルを表するため
の線形結合関数を定める際に係数が面掩ぺい率として定
められることである。係数に関してこのように定めるこ
とは、画像箇所において1つのインキの面掩ぺい率が高
い場合には問題であり、1または複数のインキがトップ
トーンで印刷される場合には完全に失敗する。この理由
は簡単にわかるように、例えば原稿の1色がトップトー
ン面として印刷されれば、相応のインキが印刷複製物に
同じようにトップトーンとしてのみ印刷され、さらに強
く印刷されないからである。したがってトップトーン領
域でのインキの調整は不可能である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、イン
キ供給の制御を使用可能性が拡張されても高い精度で行
うことができるような方法を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題は本発明によ
り、原稿の多色画像箇所のインキ濃度スペクトルD,s
ollと、対応する画像箇所における印刷複製物のイン
キ濃度スペクトルD,istから差−インキ濃度スペク
トルDelta−Dを次のように求め、 Delta−D=D,soll−D,ist 多色画像箇所の重ね刷り印刷に関与するインキC、M、
Y、Kのインキ濃度スペクトルD(C)、D(M)、D
(Y)、D(K)を、共に印刷されるトップトーンの測
定フィールドで検出し、差−インキ濃度スペクトルDe
lta−Dを、インキ濃度スペクトルD(C)、D
(M)、D(Y)、D(K)の線形結合関数として次の
ように表し、 Delta−D=aD(C)+bD(M)+cD(Y)+dD(K) 当該線形結合関数の係数a,b,c,dを線形回帰を用
いて検出し、個々のインキC、M、Y、Kの供給量を、
それぞれの係数a,b,c,dの値と符号に依存して変
化し、正の符号を有する係数a,b,c,dの値が大き
くなれば、インキ供給を増大し、負の符号を有する前記
係数の値が大きくなれば、インキ供給を減少する、よう
に構成して解決される。
【0009】本発明の改善実施例は従属請求項に記載さ
れている。
【0010】本発明では、原稿および印刷複製物の相応
の画像箇所において多数のスペクトル領域で拡散反射が
検出され、これが公知のように対数化によってインキ濃
度値に変換される。原稿の画像箇所のインキ濃度スペク
トルはいわゆる目標インキ濃度スペクトルであり、印刷
複製物の画像箇所のスペクトルは実際インキ濃度スペク
トルである。
【0011】目標インキ濃度スペクトルと実際インキ濃
度スペクトルとの差形成によって、各画像箇所ごとに差
−インキ濃度スペクトルが検出される。このようにして
求められた各画像箇所の差−インキ濃度スペクトルが次
に、その画像箇所の重ね刷りに使用される印刷インキの
インキ濃度スペクトルによって線形結合関数の形で表さ
れる。これによりこの線形結合関数の比例係数、すなわ
ち個々のインキの相応のインキ濃度スペクトルを乗算す
る係数が、それぞれの印刷インキのインキ供給をどれだ
け変化すべきという直接的で信頼性のある尺度となる。
【0012】印刷複製物における個々のインキのインキ
濃度スペクトルは、印刷複製物に一緒に印刷された測定
フィールド、または前もって作製された試し印刷にある
測定フィールドに基づいて検出される。前者の手段では
そのために公知のように素材の傍らに印刷コントロール
ストライプが一緒に印刷される。このコントロールスト
ライプは、各印刷されるインキに対する各インキ調量ゾ
ーンにトップトーンの測定フィールドを有している。印
刷コントロールストライプは印刷開始部の枚葉紙エッジ
に対して例えば平行に延在している。
【0013】本発明によれば、差−インキ濃度スペクト
ルを表す際に、その画像箇所の重ね刷りに使用されてい
ないインキの画像箇所は無視されたままとなる。したが
って所属の比例係数はゼロにセットされる。有利には、
インキのうち、印刷される面積の割合が所定のパーセン
ト以下(例えば10%以下)であるインキを、画像箇所
の差−インキ濃度スペクトルの線形結合表示の際に無視
する。ここで、所定箇所における印刷インキの印刷面積
の割合に関する情報は準備段階(フィルムないし電子的
準備処理)から直接検出するか、またはオフセット印刷
版から検出される。基本的には、所定の印刷インキの印
刷される面積の割合を相応の画像箇所における測色分析
によって検出することもできる。ここで、所定の組成の
印刷インキと所定の印刷材料が使用されるならば、所定
のインキ位置では1つまたは複数の印刷インキを除外し
て考えることができる。同様に、測色空間の所定領域で
は、1つまたは複数の印刷インキの印刷される面積の割
合が印刷面の所定のパーセント以下であると仮定するこ
とができる。基本的には、所定の画像箇所を視覚的(測
定ルーペ)またはビデオ技術的に分析することができ
る。
【0014】印刷複製物の画像箇所をその色状態ないし
スペクトル状態について後調整すべき原稿は、OKシー
ト、プリントプルーフ、またはプルーフとすることがで
きる。本発明の方法では、原稿が同じ印刷インキにより
作製されたか、同じ印刷材料により作製されたかは問題
でない。このことはとくに利点である。なぜなら、最終
的に原稿と印刷複製物との差−インキ濃度スペクトルが
最小となり、このことは相応の比例係数を線形結合関数
で表すことにより検出するからである。この検出は、印
刷複製物の印刷の際に使用される印刷インキ、ないしそ
のインキのトップトーンで得られたインキ濃度スペクト
ルを、インキ濃度スペクトルの差が最小になるように増
大ないし減少して行う。
【0015】本発明の方法の有利な実施例では、画像箇
所の重ね刷りに使用された印刷インキのインキ濃度スペ
クトルを印刷面積のその割合に応じて重み付けするので
ある。例えばシアンが5から10%の面掩ぺい率でしか
現れなければ、差−インキ濃度スペクトルの線形結合表
示において、シアンインキのインキ濃度スペクトルは
(印刷複製物の印刷の際に行われように)完全に無視す
ることができる。印刷面での割合がこのように小さな場
合は、相応のインキ濃度スペクトルの重み付けはゼロで
行われる。相応して、原稿の画像箇所の重ね刷りに使用
された印刷インキの面掩ぺい率に、下側、中央および上
側の諧調値領域で所定の重み付け係数を配属することが
できる。面掩ぺい率を検出するためにここでも、電子的
印刷準備処理、フィルム、印刷版または相応のがぞ箇所
の視覚的ないしビデオ技術的分析を用いることができ
る。
【0016】画像箇所の重ね刷りぬい使用された印刷イ
ンキの面掩ぺい率に関する情報を得るため、原稿の画像
箇所または印刷複製物の画像箇所自体を使用することが
できる。
【0017】印刷インキがブラックの場合は、有利に簡
単に面掩ぺい率を検出することができる。そのためには
赤外線領域で赤外線インキ濃度を検出する。公知のよう
に経験的関係を介して、測定された赤外線インキ濃度か
ら印刷インキ、ブロックの面掩ぺい率を推定することが
できる。とくにこれによりこの画像箇所に印刷インキ、
ブラックが使用されているか否かを検出することができ
る。
【0018】本発明の方法は、例えば原稿の画像箇所が
可視光のスペクトル領域だけでなくさらに赤外線領域で
も正確に測定されるように構成すると、赤外線の測定値
から赤外線インキ濃度が検出されるのでとくに有利であ
る。既に上に説明したように、各画像箇所において差−
インキ濃度スペクトルを検出する。赤外線インキ濃度の
知識によって、この差−インキ濃度スペクトルを、経験
的に求められた関係にしたがって、印刷インキ、ブラッ
クの影響だけ低減することができる。これにより、重ね
刷りによって色彩色だけが発生した画像箇所の差−イン
キ濃度スペクトルが得られる。このように低減された差
−インキ濃度スペクトル(ブラック成分なし)の表示
は、同様に線形結合関数の形で、印刷複製物の作製に使
用された印刷インキのインキ濃度スペクトルによって行
われる。
【0019】さらに相応の数式と関連して本発明の実施
例を簡単に説明する。ここでは枚葉紙オフセット印刷機
に印刷複製物が枚葉紙の形で作製され、この枚葉紙へ印
刷に使用されるインキの個々の測定フィールドを備えた
印刷コントロールストライプが一緒に印刷されるとす
る。この印刷コントロールストライプは印刷開始部のエ
ッジに対して平行に延在する。ここで原稿としては、同
じ印刷機で作製され、色状態に関して最適であると判断
された枚葉紙(OKシート)が使用される。
【0020】印刷枚葉紙の素材には、例えば各インキ調
量ゾーンに1つまたは複数の所定数の画像箇所が設定さ
れる。画像箇所はとくに重要と見られる素材の部分であ
る。考慮すべき画像箇所の選択は有利には、原稿の印刷
枚葉紙で行う。
【0021】本発明の実施例を説明するためにさらに、
画像箇所の検出および測定は原稿でも印刷複製物でも、
いわゆるX−Y座標測定台の上で行う。この測定台は印
刷枚葉紙の全面を走行可能な分光光度計を有する。この
種の分光光度計は自動的に相応の位置決め駆動装置を介
して選択された画像箇所の所定位置へ走行することがで
きる。選択された画像箇所の位置を記憶することがで
き、これに基づいて自動的にプログラム実行により当該
箇所へ走行することができる。画像箇所へそれぞれ走行
した後、次にスペクトル拡散反射の検出が行われ、後置
接続された計算機でインキ濃度スペクトルへの変換が行
われる。選択された画像箇所の位置の記憶は、一度だけ
実行すべき測定ステップで行われる。
【0022】原稿として用いる枚葉紙では、予定の画像
箇所が選択され、その位置が前に説明した測定機器によ
って記憶された。実施例の別の説明では、原稿でも印刷
複製物の枚葉紙でも画像箇所が1つだけの場合の方法ス
テップについてだけ説明する。分光光度計を用いて、原
稿の1つの画像箇所で全部で35の可視スペクトル支持
点について拡散反射目標値R−Soll(i;色彩、i
=1,...,35)が求められる。すなわち、全部で
35箇所で拡散反射目標値R−Sollが求められる。
これらの箇所は例えばスペクトル的にはそれぞれ相互に
10nmの間隔を置くように選択される(350〜70
0nm)。
【0023】最初に印刷された枚葉紙(印刷複製物)の
同じ画像箇所について、同じ波長領域で分光光度計によ
り拡散反射実際値R−Ist(i;色彩i=
1,...,35)が検出される。
【0024】次に公知のように、個々の拡散反射目標値
R−Soll(i;色彩)と実際値(R−Ist(i;
色彩)の対数化によって、原稿ないし印刷複製物の画像
箇所のそれぞれ目標インキ濃度スペクトルないし実際イ
ンキ濃度スペクトルが検出される。したがって可視スペ
クトルの35の支持点で目標インキ濃度スペクトルない
し実際インキ濃度スペクトルが形成される。原稿の目標
インキ濃度スペクトルとして、値D−Soll(i;色
彩)が得られ、印刷複製物の実際インキ濃度スペクトル
として値D−Ist(i;色彩)が、それぞれi=
1,...,35で得られる。
【0025】次に各スペクトル領域(i=1,...,
35)に対して差が形成される。これにより差−インキ
濃度スペクトルDelta−D(i;色彩)が得られ
る。
【0026】この上に説明した差−インキ濃度スペクト
ルDelta−D(i;色彩)は次のように線形結合関
数の形で表される。
【0027】Delta-D(i;色彩)=α・a・D(i;C) + β・b・D(i
+M) + ∇・c・D(i;Y) + Δ・d・D(i;K) iは値1,...,35をとるから、全部で35の式が
存在する。上に述べた線形式で、D(i;C),D
(i;M),D(i;Y),D(i;K)は、印刷複製
物の枚葉紙のトップトーン測定フィールドで得られた値
のそれぞれのインキ濃度スペクトルを表す。指数Cはこ
こでは、印刷インキ、シアンに対するものであり、指数
Mは印刷インキ、マゼンタに対するものであり、指数Y
は印刷インキ、イエローに対するものであり、指数Kは
印刷インキ、ブラックに対するものである。もちろん他
のインキ(ハウスインキ、または特別インキ)を考慮す
ることもできる。
【0028】実施例ではこのために、測定された画像箇
所のあるインキ調量ゾーンにて、トップトーンの相応の
測定フィールドが同様にスペクトル測定され、このよう
にして得られた拡散反射が個々のインキの相応のインキ
濃度スペクトルに変換される(D(i;C),D(i;
M),D(i;Y),D(i;K))。
【0029】差−インキ濃度スペクトルDelta−D
(i;色彩)を表すための線形式で使用された重み付け
係数α、β、∇、Δはここで次のような重み付け係数と
して選択される。すなわち相応する値は0と1の間にあ
り、画像箇所の重ね刷りに使用される印刷インキの面掩
ぺい率が高ければ高いほど、大きな値を有するようにな
る係数として選択される。
【0030】次に全部で35の個々の等式からなる上の
式を、公知の線形回帰(誤差二乗和の最小化)法に従い
比例係数a,b,c,dについて解く。この検出すべき
係数a,b,c,dは、印刷インキ、シアン、マゼン
タ、イエローそしてブラックの割合が差−インキ濃度ス
ペクトルDelta−D(i;色彩)の形成の際に、前
記印刷インキのそれぞれのスペクトル成分の点でどの程
度の大きさなのかを表す。このようにして検出された係
数a,b,c,dから(当該のインキ調量ゾーンにおけ
る)インキ供給に関する所要の変化量を導出することが
できる。ここでは例えばaに対して正の値および絶対値
としてより大きな値は、印刷インキ、シアンに対するイ
ンキ供給を相応する印刷機構で増大しなければならない
ことを意味する。相応して、aに対する絶対値としてよ
り小さな値および負の値は印刷インキ、シアンに対する
インキ調量ゾーンでインキ調量を減少しなければならな
いことを意味する。印刷インキ、マゼンタ、イエロー、
ブラックに対するインキ調量に対する調整命令の導出の
際にも同じ解釈が係数、b,c,dに対して相応に当て
はまる。
【0031】当該の画像箇所の重ね刷りにおいて、シア
ン、マゼンタ、イエロー、ブロックの全部の印刷インキ
が使用されておらず、例えばシアンとマゼンタの印刷イ
ンキだけが使用されていれば、差−インキ濃度スペクト
ルDelta−D(i;色彩)を表すための上記の線形
数式に従って重み付け係数α、β、∇、Δをそれぞれゼ
ロにセットすることができる。同様の処理を、ここに例
として述べたインキが印刷面の非常に小さな割合でしか
出現しないことが判明した場合にも行うことができる。
【0032】前に述べた実施例では、差−インキ濃度ス
ペクトルDelta−D(i;色彩)を表すための線形
数式は、印刷インキ、ブラックがそのインキ濃度スペク
トルにより可視領域D(i;K)で考慮されるように表
された。しかし本発明では、印刷インキ、ブラックに対
して赤外線領域で赤外線インキ濃度D(IR)を検出
し、試し刷りで経験的に求められた関係によって差−イ
ンキ濃度スペクトルDelta−D(i;色彩)から、
印刷インキ、ブラックの影響だけが低減された差−イン
キ濃度スペクトルDelta−D(i;色彩−ブラッ
ク)を計算するようにすると有利である。 簡単で説明
に用いる例では、このことは差−インキ濃度スペクトル
Delta−D(i;色彩)がすべてのスペクトル領域
i=1,...,35で所定の量だけインキ濃度単位で
低減されたことを意味する。ここでは一次近似で印刷イ
ンキ、ブラックが可視領域でほぼ一定の経過を有するこ
とが利用される。
【0033】印刷卯インキ、ブラックに対する赤外線−
インキ濃度D(IR)の考慮された上記式では、低減さ
れた差−インキ濃度スペクトル Delta-D(i;色彩-ブラック) = α・a・D(i;C) + β・b・D(i;
M) + ∇・c・D(i;V) の線形表示が行われる。
【0034】したがってこの印刷インキ、ブラックの影
響だけを低減した差−インキ濃度スペクトルはたんに、
重ね刷りに使用された印刷インキのインキ濃度スペクト
ルからだけ表示される。この等式に従って、再び比例係
数a,b,cが公知のように最小二乗誤差法の線形回帰
によって検出される。ここでも係数a,b,cは、所定
のスペクトル経過を画像箇所で得るためにはどの程度印
刷インキ、シアン、マゼンタ、イエローに対するそれぞ
れのインキ供給を変化しなければならないかを表す。
【0035】
【発明の効果】本発明により、インキ供給の制御を使用
可能性が拡張されても高い精度で行うことができるよう
な方法が得られる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨハネス スロッタ ドイツ連邦共和国 ゲルンハウゼン ツ ィンゲルシュトラーセ 12 (72)発明者 ディーター ヴァーグナー ドイツ連邦共和国 ハイデルベルク グ レンツヘーファー ヴェーク 4 (56)参考文献 特開 平3−73346(JP,A) 特開 平2−110566(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41F 31/02,33/10 G01J 3/51

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多色印刷機でのインキ供給を制御する方
    法であって、 原稿並びにそれぞれ後の印刷複製物とについて、少なく
    とも1つの多色画像箇所のインキ濃度スペクトルと、重
    ね刷り印刷の際に関与する個々のインキのインキ濃度ス
    ペクトルとを検出し、 原稿と印刷複製物のインキ濃度スペクトルを、面掩ぺい
    率により重み付けされた個々のインキのインキ濃度スペ
    クトル並びにペーパーホワイトの線形結合関数として表
    し、 線形回帰を用いて個々のインキの面掩ぺい率を検出し、 印刷複製物のインキ供給を原稿のインキ供給に等しくす
    るためインキ供給の調整を行う方法において、 原稿の多色画像箇所のインキ濃度スペクトルD,sol
    lと、対応する画像箇所における印刷複製物のインキ濃
    度スペクトルD,istから差−インキ濃度スペクトル
    Delta−Dを次のように求め、 Delta−D=D,soll−D,ist 多色画像箇所の重ね刷り印刷に関与するインキ(C、
    M、Y、K)のインキ濃度スペクトルD(C)、D
    (M)、D(Y)、D(K)を、共に印刷されるトップ
    トーンの測定フィールドで検出し、 差−インキ濃度スペクトル(Delta−D)を、イン
    キ濃度スペクトル(D(C)、D(M)、D(Y)、D
    (K))の線形結合関数として次のように表し、 Delta−D=aD(C)+bD(M)+cD(Y)+dD(K) 当該線形結合関数の係数a,b,c,dを線形回帰を用
    いて検出し、 個々のインキ(C、M、Y、K)の供給量を、それぞれ
    の係数a,b,c,dの値と符号に依存して変化し、 正の符号を有する係数a,b,c,dの値が大きくなれ
    ば、インキ供給を増大し、負の符号を有する前記係数の
    値が大きくなれば、インキ供給を減少する、 ことを特徴
    とするインキ供給の制御方法。
  2. 【請求項2】 印刷インキ、ブラック(K)に対する印
    刷面の割合の検出を赤外線インキ濃度の検出によって行
    う、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 印刷面にわずかな割合しか有しない印刷
    インキを、差−インキ濃度スペクトルの表示の際に考慮
    しないままとする、請求項1または2記載の方法。
JP6320678A 1993-12-22 1994-12-22 インキ供給の制御方法 Expired - Fee Related JP2872059B2 (ja)

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DE4343905A DE4343905C2 (de) 1993-12-22 1993-12-22 Verfahren zur Steuerung der Farbführung bei einer Druckmaschine
DE4343905.5 1993-12-22

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JPH07205412A JPH07205412A (ja) 1995-08-08
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