JP2870941B2 - ラックバーの高周波焼入れ方法 - Google Patents

ラックバーの高周波焼入れ方法

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JP2870941B2 JP2053207A JP5320790A JP2870941B2 JP 2870941 B2 JP2870941 B2 JP 2870941B2 JP 2053207 A JP2053207 A JP 2053207A JP 5320790 A JP5320790 A JP 5320790A JP 2870941 B2 JP2870941 B2 JP 2870941B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、ラックアンドピニオンのラックバーに形
成されているラック歯部分の高周波焼入れ方法に関する
ものである。
従来の技術 ラックバーの焼入れ方法としては例えば高周波焼入れ
法がある。この高周波焼入れ法は、ラックバーが導体で
あることを利用し、ラックバーのラック歯が形成されて
いる区間に高周波電流を流すとともに、このラック歯の
形成されている区間と共に高周波電流の閉ループを構成
している導体を前記区間に近接配置することにより、そ
の区間において直接オーム損を発生させて加熱する直接
式誘導加熱と、その区間にうず電流を発生させて加熱す
る間接式誘導加熱とによって効率的に加熱でき、さらに
高周波電流による表皮硬化によりラックバーの歯が形成
されている所定の区間を、表面から一定の深さまでを均
一に加熱して焼入れすることができる点で、他の焼入れ
方法より適していることから多く用いられている(例え
ば、特開昭57−158325号公報参照)。
またラックバーには、その軸方向に貫通孔が形成され
た種類のものがある。このラックバーに形成された貫通
孔は、ラックバーの両端にそれぞれ防塵ブーツを取付け
て実装した際に、ピニオンに駆動されてラックバーが摺
動すると、一端側の圧縮される防塵ブーツ内の空気を、
他端側の防塵ブーツ内に移動させるためのエア抜き通路
とすることによりラックバーの円滑な摺動を図るもの
で、また、この貫通孔を形成することによりラックバー
の軽量化も図られている。なお、このエア抜き通路を貫
通孔ではなく、ラックバーの側面に溝状に形成したり、
両端の防塵ブーツ間にパイプを配管してエア抜き通路と
するものや、エア抜き通路が不要なため形成されていな
いものもある。
ところが、従来より行なわれている高周波焼入れ方法
では、ラックバーの歯の部分が一定の深さで均一に焼入
れされるため、例えば、ステアリングギヤに使用されて
いるラックアンドピニオン機構のラックバーのように軸
方向に貫通孔が形成されている場合のように、ラック歯
の底部と貫通孔の内壁までの肉厚が薄く、この部分の熱
容量が小さいことから他の部分より先に加熱されるとい
う不都合があり、他の肉厚の厚い部分まで、所定の焼入
れ深さを得るのに充分な加熱深さが得られるまで加熱す
ると、肉厚の薄い部分の温度が先に上昇して、貫通孔の
内面に未加熱部分が無くなってしまい、その結果、全体
が焼入れされてラック歯が脆く欠く易くなるという問題
があった。
そこで、肉厚の薄い部分の過熱を防止して、未焼入れ
部分が残るようにした焼入れ方法が特開昭56−136926号
公報に記載されている。
これはラックバーの軸方向に形成されている貫通孔の
両端に、冷媒タンクとポンプとを介装した冷媒還流装置
の導管をそれぞれ接続し、貫通孔内に冷媒を流通させて
冷却しながら誘導加熱する方法で、貫通孔に冷媒を常時
流通させることにより、ラック歯が形成されている部分
の薄肉部の過熱を防止している。
発明が解決しようとする課題 しかし、ラックバーに形成された貫通孔に、冷媒を常
時流通させて冷却しながら誘導加熱して焼入れする前述
の高周波焼入れ方法の場合には、貫通孔の近傍で焼入れ
深さが浅くなり、充分な焼入れ強度が得られなかった
り、または貫通孔の近傍と貫通孔から離れた部分とで焼
入れ深さに差が生じて歪みが発生して、ラック歯の強度
が低下する等の問題があった。
また、高周波焼入れ工程を行なう同一ライン上に、複
数種類のラックバーが混在した状態で焼入れを行なう場
合には、前記貫通孔を備えたラックバーと貫通孔が設け
られていないラックバーとを共に熱処理することとなる
が、従来の焼入れ方法では、貫通孔の有無によって焼入
れ装置を交換して焼入れを行なう必要があり、作業性が
悪かった。
この発明は、上記の事情に鑑みなされたもので、一端
から他端への貫通孔を備えたラックバーの歯部を、最適
な焼入れ深さでかつ均一に焼入れすることのできる高周
波焼入れ方法を提供することを目的としている。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するための手段としてこの発明の方法
は、軸方向に複数のラック歯と複数の歯底部とが交互に
形成され、かつ、軸方向に連通孔が形成されたラックバ
ーを高周波誘導加熱するとともに、前記連通孔に冷却液
を供給し、前記歯底部と前記連通孔の内面との距離が最
も小さい薄肉部における歯底部の表面温度と、前記歯底
部と前記連通孔の内面との距離が前記薄肉部より大きい
厚肉部における歯底部の表面温度とがほぼ同一になった
時点で、前記ラックバーの表面を焼入れ液により冷却し
て表面層を硬化させるラックバーの高周波焼入れ方法に
おいて、前記ラックバーの誘導加熱により前記薄肉部の
表面温度が該薄肉部での所定の焼入れ深さを得るのに充
分な温度になるまで加熱昇温した後に、前記冷却液の供
給を開始することを特徴としている。
作用 この発明の方法によれば、ラックバーのラック歯が形
成されている区間を誘導加熱し、ラック歯の歯底部と連
通孔の内面との距離が最小の薄肉部の表面温度が焼入れ
温度程度となるように加熱昇温される。その時点で連通
孔に対する冷却液の供給が開始され、またラックバーの
加熱が継続される。その場合、薄肉部のうち連通孔に近
い部分の温度が未だ焼入れ温度まで上昇していないの
で、冷却水を供給しても焼入れが生じることなく、また
この部分では、冷却液によって熱が奪われるので、その
過熱が防止される。また歯底部と連通孔の内面との距離
が薄肉部より大きい厚肉部では、その熱容量が大きいと
しても冷却液によって奪われる熱量が少ないために、厚
肉部における歯底部の表面温度が上昇する。その結果、
薄肉部の連通孔側の部分に焼き入れ温度まで昇温されな
い部分を残した状態で、歯底部の表面温度、すなわち歯
底部における薄肉部の表面温度と厚肉部の表面温度と
が、ほぼ均一になるように加熱昇温される。こうして厚
肉部においても所定の焼入れ深さを得ることができるま
で加熱した時点で、ラック歯の表面に焼入れ液を供給す
る。その結果、薄肉部と厚肉部との表面側が急激に冷却
され、これらの部分が最適な焼入れ深さでかつ歯すじ方
向に均一に焼き入れされる。また、薄肉部の連通孔側の
部分に焼き入れされない未硬化層が形成される。
実 施 例 以下、この発明の一実施例を第1図および第2図を参
照して説明する。
第1図は、この実施例の焼入れ方法を行なう高周波焼
入れ装置1によりラックバー2の焼入れを行なっている
状態を示す説明図で、高周波焼入れ装置1は、その中間
部をラックバー2の加熱する区間に近接配置された近接
導体3を備えており、この近接導体3の一端には、電源
に接続する接続端子3aを、また他端には、ラックバー2
の加熱する区間の一方の端に接触させる第1接触子4を
それぞれ有し、この近接導体3内には焼入れ水溜3bが形
成されるとともに前記加熱される区間に面した部分に、
焼入れ水Wの噴射口(図示せず)を多数有している。ま
た、この近接導体3の接続端子3aが形成された側の一端
には、厚板状の銅製の接触子台5が絶縁板6を介して設
けられ、この接触子台5上には、加熱する区間の他方の
端に接触させる第2接触子7が取付けられている。また
前記第1接触子4および第2接触子7は、それぞれ近接
導体3および接触子台5に対して非磁性体の金属ボルト
(図示せず)によって固定され、また接触子台5は絶縁
板6を介して近接導体3に非磁性体の金属ボルト(図示
せず)により固定されている。
そして、近接導体3の接触端子3aと接触子台5とに
は、高周波変成器8の出力側配線が接続されている。
また、近接導体3内に形成された焼入れ水溜3bには、
基端を水槽9に貯留された冷却水W内に配置するととも
に途中にポンプ10が介設された冷却水配管11が配管さ
れ、この冷却水配管11の先端側の2本に分岐したのちの
一方の配管11aは、バルブ12が介設されるとともにその
先端側が焼入れ水溜3bに配管接続されており、また分岐
した他方の配管11bは、バルブ13が介設されるととも
に、その先端には接続プラグが設けられている。また、
配管11aに介設されたバルブ12の上流側には、チェック
バルブ14が介設された還流配管11cが配管接続されてい
る。
一方、焼入れを行なうラックバー2はステアリングギ
ヤに用いられるもので、その中心を軸方向に貫通して連
通孔2aが形成されるとともに、このラックバー2の一端
側(第1図において左端側)の外面には、複数のラック
歯2bが形成されている。そのラック歯2bの歯底部は、周
知のものと同様に、軸直角方向すなわちラックバー2の
中心軸線に垂直な平面に沿う方向の平坦面となってお
り、これに対して連通孔2aがラックバー2の中心軸線に
沿って形成されているので、歯底部の歯すじ方向(歯幅
方向)の中心部において歯底部と連通孔2aの内面との距
離が最小となっており、これを外れた箇所における歯底
部と連通孔2aの内面との距離がそれより大きくなってい
る。すなわち歯底部の歯すじ方向での中心部での連通孔
2aとの間の肉が薄く、したがってこの部分が熱容量の相
対的に小さい薄肉部となっている。これに対してこの薄
肉部を外れた箇所、すなわち歯底部における歯すじ方向
の中心を外れた両側の部分では、連通孔2aの内面との間
の肉が厚く、したがってこれらの部分が熱容量が相対的
に大きい厚肉部となっている。そしてこのラック歯2bが
形成されている部分が焼入れする区間Qとなる。また連
通孔2aの端部には、冷却水配管11から分岐した配管11b
の先端に設けられている接続プラグが、液密に嵌合する
プラグ受け部が形成されている。
次に、上記のように構成される高周波焼入れ装置1を
用いて、ラックバー2の焼入れを行なう場合の作用を説
明する。
先ず、高周波焼入れ装置1の近接導体3の両端に設け
られた第1接触子4と第2接触子7のそれぞれの先端
を、ラックバー2の加熱する区間Qの両端、すなわちラ
ック歯2bが形成されている部分の両外側に通電可能に接
触させることにより、ラックバー2側の焼入れする区間
Qを介して近接導体3を経由する閉ループが形成される
ようにする。次に、冷却水配管11の分岐した一方の配管
11bを、その先端に設けられた接続プラグを、ラックバ
ー2の連通孔2aの端部に配管接続する。
そして、バルブ12,13を閉じた状態でポンプ10を駆動
し、冷却水Wを冷却水配管11と分岐した配管11aおよび
還流配管11cを経由して再び水槽9に還流させるととも
に、高周波変成器8のスイッチをONしてラックバー2の
加熱を開始する。
第1接触子4と第2接触子7とによりラックバー2の
焼入れする区間Qに高周波電流が通電されると、この区
間Qのオーム損によって直接的に誘導加熱されると同時
に、このラック歯2bが形成されている部分(区間Q)に
接近している近接導体3を流れる高周波電流により、発
生するうず電流により間接的に誘導加熱される。このと
き、高周波電流が通電されるため表皮効果により、焼入
れする区間Qの表面に近い部分が集中的に加熱される。
高周波焼入れ装置1により加熱されたラックバー2
は、焼入れする区間Q内で、ラック歯2bの底部と連通孔
2a間の肉厚が薄く、熱容量の小さい部分(幅方向の中央
付近)すなわち薄肉部が、他の肉厚の厚い部分すなわち
厚肉部より先に加熱される。
そして、一定時間加熱して、薄肉部の表面温度が焼入
れ温案程度となるまで加熱されたら、バルブ13を開い
て、ラックバー2の連通孔2a内への冷却水Wの供給を開
始する。これにより、薄肉部を内側から冷却し、この薄
肉部の過熱を防止する。
連通孔2aへ冷却水Wを供給して薄肉部の過熱を防止し
ながら薄肉部および厚肉部の加熱を続ける。そして厚肉
部も所定の焼入れ深さを得られるまで加熱されて、薄肉
部の歯底部側の表面温度と厚肉部の歯底部側の費用面温
度とがほぼ均一となった時点で、高周波変成器8のスイ
ッチを切った後、バルブ12を開いて、焼入れ水を噴射口
がら噴射させて、ラック歯2bの表面に焼入れ水を供給し
て焼入れし、先ず連通孔2aへの冷却水Wの供給を停止し
た後、所定の時間経過した後、焼入れ水の供給を停止し
て焼入れ作業の1サイクルが終了する。
その結果、焼入れ深さが適度で、ラック歯2bの底部の
薄肉部は、連通孔2aの内面に未焼入れ部分が確保される
とともに、薄肉部と厚肉部とのそれぞれ過不足なく焼き
入れることができる。
なお、ラックバー2の加熱開始後における連通孔2aへ
の冷却水Wの供給時期や供給量は、連通孔2aの大きさ
と、歯底の薄肉部の肉厚等の条件に応じて、加熱開始後
のどの時点から、加熱終了後のどの時点まで、どれだけ
の量の冷却水を供給するかによって決定される。また、
加熱の開始と終了のタイミングと、連通孔への冷却水の
供給開始と停止のタイミングと、ラック歯4への焼入れ
水の噴射開始と停止のタイミングによって焼入れ状態が
微妙に異なるもので、第2図に示すように、加熱開始か
ら連通孔への冷却水Wの供給開始までの時間t1が短い
と、ラック歯2bの底部の連通孔2aに近い部分の焼入れ深
さが浅くなり、またt1が長いと、連通孔2aの内面に未硬
化層が残らなくなる。また、加熱終了時から連通孔への
冷却水の供給停止までの時間t2が短いと、連通孔2aの内
面に未硬化が残らなくなり、またt2が長いと冷却時のマ
ルテンサイトへの変態が、部分的に速くなって焼割れが
発生し易くなる。
発明の効果 以上、説明したようにこの発明のラックバーの高周波
焼入れ方法によれば、連通孔を備えたラックバーのラッ
ク歯が形成されてる区間を誘導加熱し、ラック歯底部の
薄肉部の表面温度が焼入れ温度程度になるまで加熱され
た際に連通孔に冷却水を供給し、その状態で加熱を継続
するので、熱容量の小さい薄肉部の全体が過剰に加熱さ
れることなく、薄肉部と厚肉部との表面温度が所定の焼
入れ深さを得るのに充分な温度となるように加熱するこ
とができる。そしてその状態まで加熱した際にラック歯
の表面に焼入れ液を供給して冷却するので、薄肉部と厚
肉部とを最適の焼入れ深さでかつ過不足なく焼き入れす
ることができ、また同時に薄肉部の連通孔側の部分に焼
きの入らない未硬化層を形成することができる。
また、この発明の高周波焼入れ方法によれば、連通孔
を備えたラックバーを、連通孔の無いラックバーと同一
の熱処理ラインに流して焼入れする場合にも、ラックバ
ーの種類に応じて焼入れ装置を変える必要がなく、各ラ
ックバーに適した加熱冷却パターンを選択することによ
り同一の焼入れ装置を用いて処理することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はこの発明の方法の一実施例を示す
もので、第1図は高周波焼入れを行なっている状態を示
す説明図、第2図は加熱冷却パターンを示す線図であ
る。 1……高周波焼入れ装置、2……ラックバー、2a……連
通孔、2b……ラック歯、3……近接導体、3a……接続端
子、3b……焼入れ水溜、4……第1接触子、7……第2
接触子、8……高周波変成器、11……冷却水配管、Q…
…焼入れする区間、W……冷却水。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸方向に複数のラック歯と複数の歯底部と
    が交互に形成され、かつ、軸方向に連通孔が形成された
    ラックバーを高周波誘導加熱するとともに、前記連通孔
    に冷却液を供給し、前記歯底部と前記連通孔の内面との
    距離が最も小さい薄肉部における歯底部の表面温度と、
    前記歯底部と前記連通孔の内面との距離が前記薄肉部よ
    り大きい厚肉部における歯底部の表面温度とがほぼ同一
    になった時点で、前記ラックバーの表面を焼入れ液によ
    り冷却して表面層を硬化させるラックバーの高周波焼入
    れ方法において、 前記ラックバーの誘導加熱により前記薄肉部の表面温度
    が該薄肉部での所定の焼き入れ深さを得るのに充分な温
    度になるまで加熱昇温した後に、前記冷却液の供給を開
    始することを特徴とするラックバーの高周波焼入れ方
    法。
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