JP2870864B2 - 撮像装置 - Google Patents
撮像装置Info
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- JP2870864B2 JP2870864B2 JP25547689A JP25547689A JP2870864B2 JP 2870864 B2 JP2870864 B2 JP 2870864B2 JP 25547689 A JP25547689 A JP 25547689A JP 25547689 A JP25547689 A JP 25547689A JP 2870864 B2 JP2870864 B2 JP 2870864B2
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Description
【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A産業上の利用分野 B発明の概要 C従来の技術(第11図) D発明が解決しようとする問題点(第11図) E問題点を解決するための手段(第1図) F作用(第1図) G実施例 (G1)第1の実施例(第1図〜第10図) (G2)他の実施例 H発明の効果 A産業上の利用分野 本発明は撮像装置に関し、例えばテレビジヨンカメラ
に適用して好適なものである。
に適用して好適なものである。
B発明の概要 本発明は、撮像装置において、絞りの自動調整にフア
ジイ推論を適用することにより、簡易かつ確実に絞りを
制御することができる。
ジイ推論を適用することにより、簡易かつ確実に絞りを
制御することができる。
C従来の技術 従来、テレビジヨンカメラにおいては、絞りを自動調
整するようになされている(特願昭63−208825号、特願
昭63−213098号、特願昭63−215850号)。
整するようになされている(特願昭63−208825号、特願
昭63−213098号、特願昭63−215850号)。
すなわち、この種のテレビジヨンカメラにおいては、
撮像素子から出力される撮像信号の信号レベルを検出
し、当該信号レベルの平均値が所定値になるように絞り
の開口量も制御する。
撮像素子から出力される撮像信号の信号レベルを検出
し、当該信号レベルの平均値が所定値になるように絞り
の開口量も制御する。
さらに絞りを完全に開いても、信号レベルが小さい場
合は、自動利得制御回路の利得を高くし、撮像信号の信
号レベルを所定レベルに保持する。
合は、自動利得制御回路の利得を高くし、撮像信号の信
号レベルを所定レベルに保持する。
これにより、明るさの異なる被写体を撮像する場合で
も、所定の明るさに保持された撮像画面を得るようにな
されている。
も、所定の明るさに保持された撮像画面を得るようにな
されている。
これに対して第11図に示すように、撮像画面Mの中央
部分MMを最優先して明るさを制御する場合、中央部分MM
及びその周辺部分とでそれぞれ撮像信号の信号レベルを
検出する。
部分MMを最優先して明るさを制御する場合、中央部分MM
及びその周辺部分とでそれぞれ撮像信号の信号レベルを
検出する。
さらに中央部分MMの検出結果KMMと周辺部分の検出結
果KMSから、例えば、次式 2KMM+KMS=K ……(1) で表されるような加重平均Kを得、当該加重平均Kが所
定値になるように絞りを制御する。
果KMSから、例えば、次式 2KMM+KMS=K ……(1) で表されるような加重平均Kを得、当該加重平均Kが所
定値になるように絞りを制御する。
これによりテレビジヨンカメラにおいては、撮像画面
Mの中央部分MMが所定の明さになるように、絞りを制御
するようになされている。
Mの中央部分MMが所定の明さになるように、絞りを制御
するようになされている。
さらにこの種のテレビジヨンカメラにおいては、絞り
の開口量を検出するようになされ、開口量に応じて絞り
制御回路の利得を切り換えるようになされている。
の開口量を検出するようになされ、開口量に応じて絞り
制御回路の利得を切り換えるようになされている。
すなわち絞りが開いているときは、絞りを多少変化さ
せても撮像信号の信号レベルがそれほど大きく変化しな
いのに対し、絞りの開口量が小さい場合は、撮像信号の
信号レベルが大きく変化する。
せても撮像信号の信号レベルがそれほど大きく変化しな
いのに対し、絞りの開口量が小さい場合は、撮像信号の
信号レベルが大きく変化する。
これにより、絞りの開口量に応じて絞りの変化量を切
り換えるようになされ、被写体の明るさが変化しても、
所定の明るさに保持された撮像画面を得るようになされ
ている。
り換えるようになされ、被写体の明るさが変化しても、
所定の明るさに保持された撮像画面を得るようになされ
ている。
D発明が解決しようとする問題点 ところが、従来の絞り制御においては、実用上未だ不
十分な問題があつた。
十分な問題があつた。
すなわち、このように絞り制御回路の利得を切り換え
る場合においては、切り換えの前後で撮像画面の明るさ
が不自然に変化する問題がある。
る場合においては、切り換えの前後で撮像画面の明るさ
が不自然に変化する問題がある。
さらに撮像画面Mの中央部分MMを最優先して明るさを
制御する場合においては、例えば明るい被写体が中央部
分MMからその周辺部に移動した場合等、撮像画面全体の
明るさが急激に変化する。
制御する場合においては、例えば明るい被写体が中央部
分MMからその周辺部に移動した場合等、撮像画面全体の
明るさが急激に変化する。
また、実際に絞りを制御する場合、上述の制御方法に
加えてテレビジヨンカメラを使用する例えばスキー場、
海等、撮像環境を考慮した補正を加える必要があり、そ
の分全体の構成が複雑化する。
加えてテレビジヨンカメラを使用する例えばスキー場、
海等、撮像環境を考慮した補正を加える必要があり、そ
の分全体の構成が複雑化する。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、簡易な
構成で、確実に絞りを制御することができるテレビジヨ
ンカメラを提案しようとするものである。
構成で、確実に絞りを制御することができるテレビジヨ
ンカメラを提案しようとするものである。
E問題点を解決するための手段 かかる問題点を解決するため本発明においては、撮像
信号SSを出力する撮像手段8と、当該撮像信号SSに基づ
く撮像画面Mを分割し、それぞれ分割した撮像画面ごと
に撮像信号SSの信号レベルDSを検出する撮像信号検出手
段14と、制御データDCONT2に応じて、撮像手段8の撮像
面の入射光量を制限する絞り手段2、3、24、26と、撮
像信号検出手段14から得られる信号レベルDSに対して、
分割した撮像画面に割り当てられた第1のメンバーシツ
プ関数LL、LM、LS、ULC、US、UM、UL及びLL、LM、LS、L
RC、RS、RM、RLと、制御データDCONT2に割り当てられた
第2のメンバーシツプ関数NL、NM、NS、ZR、PS、PM、PL
と、明るさに割り当てられた第3のメンバーシツプ関数
VD、D、LD、N、LL、L、VLとを用い、予め設定された
複数の推論条件R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7に従つてフ
アジイ推論処理を施すことにより推論結果を得ると共
に、当該推論結果から重心を検出するようにデフアジイ
処理することにより制御データDCONT2の確定値を検出
し、当該検出した確定値でなる制御データDCONT2に基づ
いて絞り手段2、3、24、26を制御する制御手段20とを
設けるようにした。
信号SSを出力する撮像手段8と、当該撮像信号SSに基づ
く撮像画面Mを分割し、それぞれ分割した撮像画面ごと
に撮像信号SSの信号レベルDSを検出する撮像信号検出手
段14と、制御データDCONT2に応じて、撮像手段8の撮像
面の入射光量を制限する絞り手段2、3、24、26と、撮
像信号検出手段14から得られる信号レベルDSに対して、
分割した撮像画面に割り当てられた第1のメンバーシツ
プ関数LL、LM、LS、ULC、US、UM、UL及びLL、LM、LS、L
RC、RS、RM、RLと、制御データDCONT2に割り当てられた
第2のメンバーシツプ関数NL、NM、NS、ZR、PS、PM、PL
と、明るさに割り当てられた第3のメンバーシツプ関数
VD、D、LD、N、LL、L、VLとを用い、予め設定された
複数の推論条件R1、R2、R3、R4、R5、R6、R7に従つてフ
アジイ推論処理を施すことにより推論結果を得ると共
に、当該推論結果から重心を検出するようにデフアジイ
処理することにより制御データDCONT2の確定値を検出
し、当該検出した確定値でなる制御データDCONT2に基づ
いて絞り手段2、3、24、26を制御する制御手段20とを
設けるようにした。
F作用 この結果、撮像信号SSを出力する撮像手段8と、当該
撮像信号SSに基づく撮像画面Mを分割、それぞれ分割し
た撮像画面ごとに撮像信号SSの信号レベルDSを検出する
撮像信号検出手段14と、制御データDCONT2に応じて、撮
像手段8の撮像面の入射光量を制限する絞り手段2、
3、24、26と、撮像信号検出手段14から得られる信号レ
ベルDSに対して、分割した撮像画面に割り当てられた第
1のメンバーシツプ関数LL、LM、LS、ULC、US、UM、UL
及びLL、LM、LS、LRC、RS、RM、RLと、制御データD
CONT2に割り当てられた第2のメンバーシツプ関数NL、N
M、NS、ZR、PS、PM、PLと、明るさに割り当てられた第
3のメンバーシツプ関数VD、D、LD、N、LL、L、VLと
を用い、予め設定された複数の推論条件R1、R2、R3、R
4、R5、R6、R7に従つてフアジイ推論処理を施すことに
より推論結果を得ると共に、当該推論結果から重心を検
出するようにデフアジイ処理することにより制御データ
DCONT2を確定値を検出し、当該検出した確定値でなる制
御データDCONT2に基づいて絞り手段2、3、24、26を制
御する制御手段20とを設けるようにしたことにより、格
段的に簡易かつ高精度に制御データDCONT2の確定値を検
出することができる。
撮像信号SSに基づく撮像画面Mを分割、それぞれ分割し
た撮像画面ごとに撮像信号SSの信号レベルDSを検出する
撮像信号検出手段14と、制御データDCONT2に応じて、撮
像手段8の撮像面の入射光量を制限する絞り手段2、
3、24、26と、撮像信号検出手段14から得られる信号レ
ベルDSに対して、分割した撮像画面に割り当てられた第
1のメンバーシツプ関数LL、LM、LS、ULC、US、UM、UL
及びLL、LM、LS、LRC、RS、RM、RLと、制御データD
CONT2に割り当てられた第2のメンバーシツプ関数NL、N
M、NS、ZR、PS、PM、PLと、明るさに割り当てられた第
3のメンバーシツプ関数VD、D、LD、N、LL、L、VLと
を用い、予め設定された複数の推論条件R1、R2、R3、R
4、R5、R6、R7に従つてフアジイ推論処理を施すことに
より推論結果を得ると共に、当該推論結果から重心を検
出するようにデフアジイ処理することにより制御データ
DCONT2を確定値を検出し、当該検出した確定値でなる制
御データDCONT2に基づいて絞り手段2、3、24、26を制
御する制御手段20とを設けるようにしたことにより、格
段的に簡易かつ高精度に制御データDCONT2の確定値を検
出することができる。
G実施例 以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
(G1)第1の実施例 (G1−1)実施例の構成 第1図において、1は全体としてテレビジヨンカメラ
を示し、羽根状の絞り2をアイリスモータ3で駆動する
と共に、ホール素子4でその開口量を検出し得るように
なされている。
を示し、羽根状の絞り2をアイリスモータ3で駆動する
と共に、ホール素子4でその開口量を検出し得るように
なされている。
すなわちレンズ6で集光した光を絞り2を介して固体
撮像素子8の撮像面上に導き、これにより固体撮像素子
8の撮像面上に被写体の像を結像して撮像信号SSを得
る。
撮像素子8の撮像面上に導き、これにより固体撮像素子
8の撮像面上に被写体の像を結像して撮像信号SSを得
る。
これに対して自動利得調整回路(AGC)10は、デイジ
タルアナログ変換回路(D/A)12から出力される出力信
号に応じて利得を切り換えるようになされ、これにより
撮像信号SSの信号レベルを補正するようになされてい
る。
タルアナログ変換回路(D/A)12から出力される出力信
号に応じて利得を切り換えるようになされ、これにより
撮像信号SSの信号レベルを補正するようになされてい
る。
映像信号処理回路14は、自動利得調整回路10から出力
される撮像信号SSを受け、ビデオ信号SVに変換して出力
する。
される撮像信号SSを受け、ビデオ信号SVに変換して出力
する。
さらに第2図に示すように映像信号処理回路14は、撮
像画面Mを上下左右にそれぞれ7分割した各分割画面ご
とに、撮像信号SSの信号レベルの平均値を検出し、検出
結果を検出データDSとして制御回路20に出力する。
像画面Mを上下左右にそれぞれ7分割した各分割画面ご
とに、撮像信号SSの信号レベルの平均値を検出し、検出
結果を検出データDSとして制御回路20に出力する。
これに対して制御回路20は、アナログデイジタル変換
回路(A/D)22を介してホール素子4で検出された絞り
2の開口量データDKを受け、検出データDS及び開口量デ
ータDKに基づいて、絞り2及び自動利得調整回路10を制
御する。
回路(A/D)22を介してホール素子4で検出された絞り
2の開口量データDKを受け、検出データDS及び開口量デ
ータDKに基づいて、絞り2及び自動利得調整回路10を制
御する。
すなわち制御回路20は、デイジタルアナログ変換回路
(D/A)12に制御データDCONT1を出力し、これにより自
動利得調整回路10の利得を所定値に設定する。
(D/A)12に制御データDCONT1を出力し、これにより自
動利得調整回路10の利得を所定値に設定する。
さらに制御回路20は、制御データDCONT2をデイジタル
アナログ変換回路(D/A)24、ローパスフイルタ回路26
を介してアイリスモータ3に出力し、これにより絞り3
の開口量を所定値に設定する。
アナログ変換回路(D/A)24、ローパスフイルタ回路26
を介してアイリスモータ3に出力し、これにより絞り3
の開口量を所定値に設定する。
さらに制御回路20は、検出データDS及び開口量データ
DKに基づいて、制御データDCONT1及びDCONT2を作成する
際に、フアジイ推論を用いるようになされ、これにより
簡易な構成で、確実に絞り3及び自動利得調整回路10を
制御するようになされている。
DKに基づいて、制御データDCONT1及びDCONT2を作成する
際に、フアジイ推論を用いるようになされ、これにより
簡易な構成で、確実に絞り3及び自動利得調整回路10を
制御するようになされている。
すなわちフアジイ推論においては、簡易な構成で、モ
デル化し得ないような対象でも、確実に制御し得る特徴
を有す。
デル化し得ないような対象でも、確実に制御し得る特徴
を有す。
従つて、このようにスキー場、海等の撮像環境を考慮
した補正を加えなければならないような場合でも、簡易
な構成で、確実に所望の制御データを得ることができ
る。
した補正を加えなければならないような場合でも、簡易
な構成で、確実に所望の制御データを得ることができ
る。
さらにルールの設定、メンバーシツプ関数の設定いか
んによつて、絞り制御の利得を緩やかに変化させたり、
又撮像画面Mの中央部分MMを最優先して絞り3を制御す
ることができる。
んによつて、絞り制御の利得を緩やかに変化させたり、
又撮像画面Mの中央部分MMを最優先して絞り3を制御す
ることができる。
さらにこのとき、撮像画面全体の急激な明るさの変化
をも有効に回避することができる。
をも有効に回避することができる。
(G1−2)制御回路20の構成 (G1−2−1)メンバーシツプ関数 制御回路20は、リードオンリメモリ回路を有し、当該
リードオンリメモリ回路に所定のメンバーシツプ関数の
データを格納するようになされている。
リードオンリメモリ回路に所定のメンバーシツプ関数の
データを格納するようになされている。
すなわち第3図に示すように、制御回路20は、分割画
面に対して、上下方向をそれぞれ値1から−1の横軸を
取つて表した7つのメンバーシツプ関数(LL、LM、LS、
ULC、US、UM及びUL)を割当てるようになされている。
面に対して、上下方向をそれぞれ値1から−1の横軸を
取つて表した7つのメンバーシツプ関数(LL、LM、LS、
ULC、US、UM及びUL)を割当てるようになされている。
ここで第1のメンバーシツプ関数LLは、最も下側の分
割画面を表すのに対し、第2のメンバーシツプ関数LM
は、最も下側の分割画面から1つ上の分割画面を表す。
割画面を表すのに対し、第2のメンバーシツプ関数LM
は、最も下側の分割画面から1つ上の分割画面を表す。
これに対して、第3のメンバーシツプ関数LSは、さら
に1つ上の分割画面を表し、第4のメンバーシツプ関数
ULCは、中央の分割画面を表す。
に1つ上の分割画面を表し、第4のメンバーシツプ関数
ULCは、中央の分割画面を表す。
さらに第5、第6及び第7のメンバーシツプ関数US、
UM及びULは、中央の分割画面から順次上側の分割画面を
表す。
UM及びULは、中央の分割画面から順次上側の分割画面を
表す。
さらに制御回路20は、分割した画面の左右方向に対し
て、上下方向と同様に、左右方向をそれぞれ値1から−
1の横軸に取つて表した7つのメンバーシツプ関数(L
L、LM、LS、LRC、RS、RM及びRL)を割当てるようになさ
れ、第1から第7のメンバーシツプ関数(LL〜RL)で、
順次左側の分割画面から右側の分割画面を表すようにな
されている。
て、上下方向と同様に、左右方向をそれぞれ値1から−
1の横軸に取つて表した7つのメンバーシツプ関数(L
L、LM、LS、LRC、RS、RM及びRL)を割当てるようになさ
れ、第1から第7のメンバーシツプ関数(LL〜RL)で、
順次左側の分割画面から右側の分割画面を表すようにな
されている。
さらに第4図に示すように制御回路20は、制御データ
DCONT1及びDCONT2に関して、それぞれ制御データDCONT1
及びDCONT2の値が負側に最も大きくなる値から正側に最
も大きくなる値までを値−1から1まで正規化し、これ
を横軸にとつて表した7つのメンバーシツプ関数(NL、
NM、NS、ZR、PS、PM及びPL)を割当てるようになされて
いる。
DCONT1及びDCONT2に関して、それぞれ制御データDCONT1
及びDCONT2の値が負側に最も大きくなる値から正側に最
も大きくなる値までを値−1から1まで正規化し、これ
を横軸にとつて表した7つのメンバーシツプ関数(NL、
NM、NS、ZR、PS、PM及びPL)を割当てるようになされて
いる。
ここで制御データDCONT1に関するメンバーシツプ関数
においては、第1から第7のメンバーシツプ関数で、自
動利得調整回路10の利得を大きくする状態を表す。
においては、第1から第7のメンバーシツプ関数で、自
動利得調整回路10の利得を大きくする状態を表す。
これに対して制御データDCONT2に関するメンバーシツ
プ関数においては、第1から第3のメンバーシツプ関数
で、順次絞りを順次大きく、中程度、小さく閉じる状態
を表し、第4のメンバーシツプ関数で絞りをそのまま保
持する状態を表す。
プ関数においては、第1から第3のメンバーシツプ関数
で、順次絞りを順次大きく、中程度、小さく閉じる状態
を表し、第4のメンバーシツプ関数で絞りをそのまま保
持する状態を表す。
さらに第4から第7のメンバーシツプ関数で、絞りを
順次小さく、中程度、大きく閉じる状態を表すようにな
されている。
順次小さく、中程度、大きく閉じる状態を表すようにな
されている。
これに対して第5図に示すように、明るさに対して
は、明るさを値−1から値1の横軸を取つて表した7つ
のメンバーシツプ関数(VD、D、LD、N、LL、L及びV
L)を割当てるようになされ、第1から第7のメンバー
シツプ関数(VD〜VL)で、順次明るさが明るい状態を表
すようになされている。
は、明るさを値−1から値1の横軸を取つて表した7つ
のメンバーシツプ関数(VD、D、LD、N、LL、L及びV
L)を割当てるようになされ、第1から第7のメンバー
シツプ関数(VD〜VL)で、順次明るさが明るい状態を表
すようになされている。
ここで分割した画面、明るさ、制御データDCONT1及び
DCONT2に関する各メンバーシツプ関数は、両端のメンバ
ーシツプ関数(すなわちメンバーシツプ関数LL、UL、R
L、NL、PL、VD及びVLでなる)を除いて、横軸方向にそ
れぞれ所定量だけシフトして、同一の三角形形状に立ち
上がる関数に設定されている。
DCONT2に関する各メンバーシツプ関数は、両端のメンバ
ーシツプ関数(すなわちメンバーシツプ関数LL、UL、R
L、NL、PL、VD及びVLでなる)を除いて、横軸方向にそ
れぞれ所定量だけシフトして、同一の三角形形状に立ち
上がる関数に設定されている。
さらに分割した画面、明るさ、制御データDCONT1及び
DCONT2のメンバーシツプ関数は、それぞれ横軸を5ビツ
トのデータで等間隔に32分割し、分割した横軸座標をサ
ンプリング点にして、8ビツトのデータに量子化して表
されるようになされている。
DCONT2のメンバーシツプ関数は、それぞれ横軸を5ビツ
トのデータで等間隔に32分割し、分割した横軸座標をサ
ンプリング点にして、8ビツトのデータに量子化して表
されるようになされている。
このとき、両端のメンバーシツプ関数(LL、UL、RL、
NL、PL、VD及びVL)のデータは、量子化されたデータが
そのままリードオンリメモリ回路に格納されるようにな
されている。
NL、PL、VD及びVL)のデータは、量子化されたデータが
そのままリードオンリメモリ回路に格納されるようにな
されている。
これに対して第6図及び第7図に示すように、残りの
メンバーシツプ関数は、共通の基本データDBASEと、各
メンバーシツプ関数の補助データDSUBに分割してリード
オンリメモリ回路に格納されるようになされている。
メンバーシツプ関数は、共通の基本データDBASEと、各
メンバーシツプ関数の補助データDSUBに分割してリード
オンリメモリ回路に格納されるようになされている。
例えば上下方向の分割画面に関する第2のメンバーシ
ツプ関数(LM)は、値−1から順次値「0」のデータが
5個連続した後、値「0.3」、「0.6」、「1.0」、「0.
6」、「0.3」のデータが連続して、値「0」のデータが
連続するように表されている。
ツプ関数(LM)は、値−1から順次値「0」のデータが
5個連続した後、値「0.3」、「0.6」、「1.0」、「0.
6」、「0.3」のデータが連続して、値「0」のデータが
連続するように表されている。
従つて第2のメンバーシツプ関数(LM)においては、
当該メンバーシツプ関数(LM)の三角形形状の部分を表
す基本データDBASE(「0.3、0.6、1.0、0.6、0.3」)
と、基本データDBASEの前に続く「0」の数を表す補助
データDSUB(「5」)とで表現され、基本データDBASE
に加えて補助データDSUBがリードオンリメモリ回路に格
納されるようになされている。
当該メンバーシツプ関数(LM)の三角形形状の部分を表
す基本データDBASE(「0.3、0.6、1.0、0.6、0.3」)
と、基本データDBASEの前に続く「0」の数を表す補助
データDSUB(「5」)とで表現され、基本データDBASE
に加えて補助データDSUBがリードオンリメモリ回路に格
納されるようになされている。
実際上、この種のメンバーシツプ関数のデータをリー
ドオンリメモリ回路に格納してテーブルを形成する場
合、各メンバーシツプ関数毎にデータを格納してテーブ
ルを形成すると、その分メモリ容量の大きなリードオン
リメモリ回路が必要になる。
ドオンリメモリ回路に格納してテーブルを形成する場
合、各メンバーシツプ関数毎にデータを格納してテーブ
ルを形成すると、その分メモリ容量の大きなリードオン
リメモリ回路が必要になる。
ところがこの実施例のように、共通する基本データD
BASEと、メンバーシツプ関数の違いを表現する補助デー
タDSUBとでテーブルを形成すれば、その分メモリ容量の
小さなリードオンリメモリ回路でテーブルを形成するこ
とができる。
BASEと、メンバーシツプ関数の違いを表現する補助デー
タDSUBとでテーブルを形成すれば、その分メモリ容量の
小さなリードオンリメモリ回路でテーブルを形成するこ
とができる。
かくして制御回路20は、分割した画面、明るさ、制御
データDCONT1及びDCONT2に関するメンバーシツプ関数を
用いて、フアジイ推論を適用することにより、確実に絞
り2を制御するようになされている。
データDCONT1及びDCONT2に関するメンバーシツプ関数を
用いて、フアジイ推論を適用することにより、確実に絞
り2を制御するようになされている。
(G1−2−2)フアジイ推論のためのルール 制御回路20は、分割した画面、明るさ、制御データD
CONT1及びDCONT2に関するメンバーシツプ関数を用い
て、フアジイ推論を適用する際に、所定のルールに従つ
て推論する。
CONT1及びDCONT2に関するメンバーシツプ関数を用い
て、フアジイ推論を適用する際に、所定のルールに従つ
て推論する。
すなわち、通常の絞りの制御は、あいまいな言葉を含
む自然な文章で表現した以下のルールR1〜R3で表され
る。
む自然な文章で表現した以下のルールR1〜R3で表され
る。
ルールR1 もし全体が明るければ、絞りを絞る。
ルールR2 もし全体が暗ければ、絞りを開ける。
ルールR3 もし絞りを開いても全体が暗ければ、自動利得調整回
路の利得を上げる。
路の利得を上げる。
これに対して逆光の場合は、以下のルールR4で表され
る。
る。
ルールR4 もし中央が暗く、かつ周りが明るければ、絞りを少し
開ける。
開ける。
これに対してスポツトライトで照明されている被写体
を撮像する場合、スキー場、海等で撮像する場合、青空
を一部含むような被写体を撮像する場合は、以下のルー
ルR5〜R7で表される。
を撮像する場合、スキー場、海等で撮像する場合、青空
を一部含むような被写体を撮像する場合は、以下のルー
ルR5〜R7で表される。
ルールR5 もし中央が大変明るく、かつ周りが大変暗ければ、絞
りを少し絞る。
りを少し絞る。
ルールR6 もし画面の上と下が大変明るければ、絞りを少し開け
る。
る。
ルールR7 もし画面の上がが大変明るければ、絞りを少し絞る。
従つてルールR1〜R7は、分割した画面、明るさ、制御
データDCONT1及びDCONT2に関するメンバーシツプ関数に
対応して記号を使つたルールを用いて表すことができ
る。
データDCONT1及びDCONT2に関するメンバーシツプ関数に
対応して記号を使つたルールを用いて表すことができ
る。
例えば、「絞りを絞る」、「絞りを開ける」、「絞り
を少し開ける」、「絞りを少し絞る」条件は、制御デー
タDCONT2に関するメンバーシツプ関数を用いて、それぞ
れPM、NM、PS、NSで表される。
を少し開ける」、「絞りを少し絞る」条件は、制御デー
タDCONT2に関するメンバーシツプ関数を用いて、それぞ
れPM、NM、PS、NSで表される。
かくして、制御回路20においては、明るさ、暗さの程
度等を考慮して基本的なルールR1〜R7を拡張した複数の
ルールが設定されるようになされ、当該ルールを知識ベ
ースとしてフアジイ推論することにより、確実に絞り2
を制御するようになされている。
度等を考慮して基本的なルールR1〜R7を拡張した複数の
ルールが設定されるようになされ、当該ルールを知識ベ
ースとしてフアジイ推論することにより、確実に絞り2
を制御するようになされている。
(G1−2−3)フアジイ推論処理 制御回路20は、マムダミ(mamdami)の手法を用い
て、制御データDCONT1及びDCONT2をフアジイ推論する。
て、制御データDCONT1及びDCONT2をフアジイ推論する。
すなわち制御回路20は、検出データDSを受け、検出デ
ータDSが取り得る最大値及び最小値が値−1及び値1に
なるように、各分割した画面について検出データDSを正
規化する。
ータDSが取り得る最大値及び最小値が値−1及び値1に
なるように、各分割した画面について検出データDSを正
規化する。
さらに制御回路20は、正規化した検出データDSに基づ
いて、先ずルールR1の条件に従つて明るさに関するメン
バーシツプ関数から値を検出する。
いて、先ずルールR1の条件に従つて明るさに関するメン
バーシツプ関数から値を検出する。
この場合、ルールR1においては、前件部が「全体が明
るければ」という条件でなることから、制御回路20は、
正規化した全画面の検出データDSを単純和平均した後、
当該単純和平均値で明るい状態を表すメンバーシツプ関
数Lの値を検出する。
るければ」という条件でなることから、制御回路20は、
正規化した全画面の検出データDSを単純和平均した後、
当該単純和平均値で明るい状態を表すメンバーシツプ関
数Lの値を検出する。
さら制御回路20は、得られたメンバーシツプ関数の値
(例えばこの場合値0.7が得られる)で、絞りを中程度
開ける状態を表す制御データDCONT2のメンバーシツプ関
数PMを頭切りにする。
(例えばこの場合値0.7が得られる)で、絞りを中程度
開ける状態を表す制御データDCONT2のメンバーシツプ関
数PMを頭切りにする。
これにより第8図に示すように、ルールR1の条件に従
つて、制御データDCONT2に関するメンバーシツプ関数PM
を、値0.7で頭切りしたメンバーシツプ関数(すなわち
ルールR1の推論結果でなる)を得ることができる。
つて、制御データDCONT2に関するメンバーシツプ関数PM
を、値0.7で頭切りしたメンバーシツプ関数(すなわち
ルールR1の推論結果でなる)を得ることができる。
同様に制御回路20は、ルールR2の条件に従つて、明る
さに関するメンバーシツプ関数Dから値を検出し、当該
ルールR2の後件部でなる制御データDCONT2に関するメン
バーシツプ関数NMを頭切りにする。
さに関するメンバーシツプ関数Dから値を検出し、当該
ルールR2の後件部でなる制御データDCONT2に関するメン
バーシツプ関数NMを頭切りにする。
同様に制御回路20は、ルールR3の条件に従つて制御デ
ータDCONT1及びDCONT2に関するメンバーシツプ関数を頭
切りにする。
ータDCONT1及びDCONT2に関するメンバーシツプ関数を頭
切りにする。
さらに制御回路20は、ルールR4〜R7の条件に従つて順
次制御データDCONT1及びDCONT2に関するメンバーシツプ
関数を頭切りする。
次制御データDCONT1及びDCONT2に関するメンバーシツプ
関数を頭切りする。
このとき制御回路20は、正規化した検出データDSをそ
れぞれ対応する分割画面に関するメンバーシツプ関数に
割り当て、例えばルールR6の「画面の上」の条件につい
ては、それぞれ「LLAND UL」、「LM AND UL」、「LS AN
D UL」、「LRC AND UL」、「RS AND UL」、「RM AND U
L」、「RL AND UL」、で表される分割画面の検出データ
DSについて、明るさに関するメンバーシツプ関数の値を
検出する。
れぞれ対応する分割画面に関するメンバーシツプ関数に
割り当て、例えばルールR6の「画面の上」の条件につい
ては、それぞれ「LLAND UL」、「LM AND UL」、「LS AN
D UL」、「LRC AND UL」、「RS AND UL」、「RM AND U
L」、「RL AND UL」、で表される分割画面の検出データ
DSについて、明るさに関するメンバーシツプ関数の値を
検出する。
さらに制御回路20は、メンバーシツプ関数の検出結果
について単純和平均を得、当該単純和平均値で対応する
制御データDCONT1及びDCONT2に関するメンバーシツプ関
数を頭切りする。
について単純和平均を得、当該単純和平均値で対応する
制御データDCONT1及びDCONT2に関するメンバーシツプ関
数を頭切りする。
これにより、各分割画面についてメンバーシツプ関数
の値を得、その単純和平均を得ることにより、各ルール
に従つた検出データDSの加重平均値で制御データDCONT1
及びDCONT2に関するメンバーシツプ関数を頭切りするこ
とができ、撮像条件別の加重平均測光値を推論すること
ができる。
の値を得、その単純和平均を得ることにより、各ルール
に従つた検出データDSの加重平均値で制御データDCONT1
及びDCONT2に関するメンバーシツプ関数を頭切りするこ
とができ、撮像条件別の加重平均測光値を推論すること
ができる。
かくして知識ベース化されたルールに基づいて、第8
図に示すように、頭切りしたメンバーシツプ関数群で形
成された推論結果を得ることができる。
図に示すように、頭切りしたメンバーシツプ関数群で形
成された推論結果を得ることができる。
(G1−2−4)デフアジイ処理 制御回路20、頭切りしたメンバーシツプ関数群で形成
された推論結果が得られると、第9図に示す処理手順を
実行して推論結果の重心を検出することにより、推論結
果をデフアジイ処理し、推論の確定値を検出する。
された推論結果が得られると、第9図に示す処理手順を
実行して推論結果の重心を検出することにより、推論結
果をデフアジイ処理し、推論の確定値を検出する。
ここで制御データDCONT2に関するメンバーシツプ関数
においては、値−1から1までの横軸を32分割してデー
タを格納するようになされていることから、このとき横
軸の座標を5ビツトのデータで表すようになされてい
る。
においては、値−1から1までの横軸を32分割してデー
タを格納するようになされていることから、このとき横
軸の座標を5ビツトのデータで表すようになされてい
る。
従つて第10図に示すように、制御回路20においては、
制御データDCONT2の推論結果として(第10図(A))、
横軸を5ビツトのアドレスデータにして、各アドレスに
値0から1までのデータを格納した推論結果(第10図
(B))のデータを得ることができる。
制御データDCONT2の推論結果として(第10図(A))、
横軸を5ビツトのアドレスデータにして、各アドレスに
値0から1までのデータを格納した推論結果(第10図
(B))のデータを得ることができる。
制御回路20は、かかる推論結果のデータをメモリ回路
に格納するようになされ、ステツプSP1からステツプSP2
に移つて、当該推論結果のデータを順次累積加算する。
に格納するようになされ、ステツプSP1からステツプSP2
に移つて、当該推論結果のデータを順次累積加算する。
このとき制御回路20は、その累積加算結果を加算デー
タのアドレスに応じて順次メモリ回路に格納するように
なされ(第10図(C))、加算処理が終了するとステツ
プSP3に移り、最終アドレスの加算結果(この場合は値
2.5でなる)を1/2に割り算する。
タのアドレスに応じて順次メモリ回路に格納するように
なされ(第10図(C))、加算処理が終了するとステツ
プSP3に移り、最終アドレスの加算結果(この場合は値
2.5でなる)を1/2に割り算する。
さらに制御回路20は、ステツプSP4に移つて、当該割
算結果(この場合値1.25でなる)に最も近い値の加算結
果が得られたアドレスを検出した後(この場合アドレス
4が検出され、以下当該アドレスのデータを重心近傍デ
ータと呼ぶ)、続いてステツプSP5に移り、続いて割算
結果に近い値の加算結果が得られたアドレスを検出する
(この場合アドレス5が検出され、以下このアドレスを
隣接するデータのアドレスと呼ぶ)。
算結果(この場合値1.25でなる)に最も近い値の加算結
果が得られたアドレスを検出した後(この場合アドレス
4が検出され、以下当該アドレスのデータを重心近傍デ
ータと呼ぶ)、続いてステツプSP5に移り、続いて割算
結果に近い値の加算結果が得られたアドレスを検出する
(この場合アドレス5が検出され、以下このアドレスを
隣接するデータのアドレスと呼ぶ)。
制御回路20は、続いてステツプSP6に移り、重心近傍
データ及び隣接するデータの加算結果をメモリ回路から
ロードした後(この場合それぞれアドレス4及び5の値
1.1及び1.8の加算結果が検出される)、当該加算結果を
直線補間し、割算結果と等しい値の加算結果が得られる
アドレスを検出する。
データ及び隣接するデータの加算結果をメモリ回路から
ロードした後(この場合それぞれアドレス4及び5の値
1.1及び1.8の加算結果が検出される)、当該加算結果を
直線補間し、割算結果と等しい値の加算結果が得られる
アドレスを検出する。
すなわちこの場合、制御回路20は、次式 の演算処理を実行し、値0.21を得た後、次式 4+0.21=4.21 ……(3) で表されるように、値0.21をアドレス4に加算して値4.
21の重心のアドレスを検出する。
21の重心のアドレスを検出する。
かくして、メンバーシツプ関数の分解能以下の高い精
度で重心のアドレスを検出し得、精度の高い確定値を検
出することができる。
度で重心のアドレスを検出し得、精度の高い確定値を検
出することができる。
制御回路20は、検出された重心のアドレスから、正規
化前の制御データDCONT2を作成した後、当該制御データ
DCONT2及び開口量データDKに基づいてアイリスモータ3
に駆動信号を出力し、ステツプSP7に移り、当該処理手
順を終了する。
化前の制御データDCONT2を作成した後、当該制御データ
DCONT2及び開口量データDKに基づいてアイリスモータ3
に駆動信号を出力し、ステツプSP7に移り、当該処理手
順を終了する。
かくして、メンバーシツプ関数の分解能以下の高い精
度で制御データDCONT2を作成し得ることから、メンバー
シツプ関数を低い分解能に設定しても、精度の高い制御
データを得ることができ、その分全体として簡易な構成
で、絞り制御精度の高いテレビジヨンカメラを得ること
ができる。
度で制御データDCONT2を作成し得ることから、メンバー
シツプ関数を低い分解能に設定しても、精度の高い制御
データを得ることができ、その分全体として簡易な構成
で、絞り制御精度の高いテレビジヨンカメラを得ること
ができる。
さらに累積加算値を1/2に割り算する処理は、累積加
算データを1ビツトシフトするだけでよい。
算データを1ビツトシフトするだけでよい。
従つてこの実施例のデフアジイ処理においては、実質
上、累積加算処理、(2)式及び(3)式の演算処理だ
けで、確定値を検出することができる。
上、累積加算処理、(2)式及び(3)式の演算処理だ
けで、確定値を検出することができる。
これに対して重心の位置は、次式 で定義されることから、定義通り演算処理すると、この
場合メンバーシツプ関数が32分割されていることから、
32の掛け算処理、64回の加算処理、1回の割り算処理が
必要になる。
場合メンバーシツプ関数が32分割されていることから、
32の掛け算処理、64回の加算処理、1回の割り算処理が
必要になる。
従つてこの実施例によれば、定義通り演算処理する場
合に比して、格段的に簡易に確定値を検出することがで
き、その分全体として簡易な構成のテレビジヨンカメラ
を得ることができる。
合に比して、格段的に簡易に確定値を検出することがで
き、その分全体として簡易な構成のテレビジヨンカメラ
を得ることができる。
さらに制御回路20は、制御データDCONT1の推論結果で
なるメンバーシツプ関数群について、同様に第9図に示
す処理手順を実行して制御データDCONT1の確定値を検出
し、当該確定値に基づいて自動利得調整回路10の利得を
制御する。
なるメンバーシツプ関数群について、同様に第9図に示
す処理手順を実行して制御データDCONT1の確定値を検出
し、当該確定値に基づいて自動利得調整回路10の利得を
制御する。
(G1−3)実施例の動作 以上の構成において、撮像素子8から出力される撮像
信号SSは、自動利得調整回路10で信号レベルが補正され
た後、映像信号処理回路14で撮像画面Mを上下左右にそ
れぞれ7分割した各分割画面ごとに、信号レベルが検出
される。
信号SSは、自動利得調整回路10で信号レベルが補正され
た後、映像信号処理回路14で撮像画面Mを上下左右にそ
れぞれ7分割した各分割画面ごとに、信号レベルが検出
される。
信号レベルの検出結果は、検出データDSとして制御回
路20に出力される。
路20に出力される。
制御回路20において、検出データDSは正規化された
後、所定のルールに従つて単純和平均値、加重平均値が
得られ、当該平均値で対応する制御データDCONT1及びD
CONT2に関するメンバーシツプ関数が頭切りされる。
後、所定のルールに従つて単純和平均値、加重平均値が
得られ、当該平均値で対応する制御データDCONT1及びD
CONT2に関するメンバーシツプ関数が頭切りされる。
これにより頭切りしたメンバーシツプ関数群で形成さ
れた推論結果が得られる。
れた推論結果が得られる。
当該推論結果は、デフアジイ処理されて確定値が得ら
れ、当該確定値に基づいて絞り2及び自動利得調整回路
10の利得が制御される。
れ、当該確定値に基づいて絞り2及び自動利得調整回路
10の利得が制御される。
(G1−4)実施例の効果 以上の構成によれば、フアジイ推論を適用して絞りを
制御することにより、簡易な構成で、逆光、スキー場等
の撮像条件下でも、確実に絞りを制御することができ
る。
制御することにより、簡易な構成で、逆光、スキー場等
の撮像条件下でも、確実に絞りを制御することができ
る。
(G2)他の実施例 なお上述の実施例においては、ホール素子を用いて絞
りの開口量を検出する場合について述べたが、開口量の
検出方法はこれに限らず、種々の検出方法を広く適用す
ることができる。
りの開口量を検出する場合について述べたが、開口量の
検出方法はこれに限らず、種々の検出方法を広く適用す
ることができる。
さらに上述の実施例においては、マムダミの手法を用
いてフアジイ推論する場合について述べたが、本発明は
これに限らず、種々の推論方法を広く適用することがで
きる。
いてフアジイ推論する場合について述べたが、本発明は
これに限らず、種々の推論方法を広く適用することがで
きる。
さらに上述の実施例においては、テレビジヨンカメラ
の絞りを自動調整する場合に本発明を適用した場合につ
いて述べたが、本発明はテレビジヨンカメラに限らず、
例えば電子スチルカメラ等、種々の撮像装置の絞りを自
動調整する場合に広く適用することができる。
の絞りを自動調整する場合に本発明を適用した場合につ
いて述べたが、本発明はテレビジヨンカメラに限らず、
例えば電子スチルカメラ等、種々の撮像装置の絞りを自
動調整する場合に広く適用することができる。
H発明の効果 上述のように本発明によれば、撮像信号を出力する撮
像手段と、当該撮像信号に基づく撮像画面を分割し、そ
れぞれ分割した撮像画面ごとに撮像信号の信号レベルを
検出する撮像信号検出手段と、制御データに応じて、撮
像手段の撮像面の入射光量を制限する絞り手段と、撮像
信号検出手段から得られる信号レベルに対して、分割し
た撮像画面に割り当てられた第1のメンバーシツプ関数
と、制御データに割り当てられた第2のメンバーシツプ
関数と、明るさに割り当てられた第3のメンバーシツプ
関数とを用い、予め設定された複数の推論条件に従つて
フアジイ推論処理を施すことにより推論結果を得ると共
に、当該推論結果から重心を検出するようにデフアジイ
処理することにより制御データの確定値を検出し、当該
検出した確定値でなる制御データに基づいて絞り手段を
制御する制御手段とを設けるようにしたことにより、格
段的に簡易かつ高精度に制御データの確定値を検出する
ことができ、かくして簡易かつ確実に絞りを制御し得る
撮像装置を実現することができる。
像手段と、当該撮像信号に基づく撮像画面を分割し、そ
れぞれ分割した撮像画面ごとに撮像信号の信号レベルを
検出する撮像信号検出手段と、制御データに応じて、撮
像手段の撮像面の入射光量を制限する絞り手段と、撮像
信号検出手段から得られる信号レベルに対して、分割し
た撮像画面に割り当てられた第1のメンバーシツプ関数
と、制御データに割り当てられた第2のメンバーシツプ
関数と、明るさに割り当てられた第3のメンバーシツプ
関数とを用い、予め設定された複数の推論条件に従つて
フアジイ推論処理を施すことにより推論結果を得ると共
に、当該推論結果から重心を検出するようにデフアジイ
処理することにより制御データの確定値を検出し、当該
検出した確定値でなる制御データに基づいて絞り手段を
制御する制御手段とを設けるようにしたことにより、格
段的に簡易かつ高精度に制御データの確定値を検出する
ことができ、かくして簡易かつ確実に絞りを制御し得る
撮像装置を実現することができる。
第1図は本発明の一実施例によるテレビジヨンカメラを
示すブロツク図、第2図は撮像画面の分割の説明に供す
る略線図、第3図〜第5図はメンバーシツプ関数を示す
略線図、第6図及び第7図はそのデータを示す略線図、
第8図は推論結果を示す略線図、第9図はデフアジイ処
理手順を示すフローチヤート、第10図はその説明に供す
る略線図、第11図は従来のテレビジヨンカメラの絞り調
整の説明に供する略線図である。 1……テレビジヨンカメラ、2……絞り、3……アイリ
スモータ、4……ホール素子、10……自動利得調整回
路、14……映像信号処理回路、20……制御回路。
示すブロツク図、第2図は撮像画面の分割の説明に供す
る略線図、第3図〜第5図はメンバーシツプ関数を示す
略線図、第6図及び第7図はそのデータを示す略線図、
第8図は推論結果を示す略線図、第9図はデフアジイ処
理手順を示すフローチヤート、第10図はその説明に供す
る略線図、第11図は従来のテレビジヨンカメラの絞り調
整の説明に供する略線図である。 1……テレビジヨンカメラ、2……絞り、3……アイリ
スモータ、4……ホール素子、10……自動利得調整回
路、14……映像信号処理回路、20……制御回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−99587(JP,A) 特開 平3−32175(JP,A) テレビ学校技報 13(11),P43− 48,(1989) テレビ学校技報 14(21),P35− 40,(1990) 1989年テレビジョン学会全国大会講演 予稿集 P167−168 電子情報通信学会技術研究報告 88 (112),P29−36,(1988) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G03B 7/00 - 7/28 JOIS(JICST)
Claims (1)
- 【請求項1】撮像信号を出力する撮像手段と、 上記撮像信号に基づく撮像画面を分割し、それぞれ分割
した撮像画面ごとに上記撮像信号の信号レベルを検出す
る撮像信号検出手段と、 制御データに応じて、上記撮像手段の撮像面の入射光量
を制限する絞り手段と、 上記撮像信号検出手段から得られる上記信号レベルに対
して、上記分割した撮像画面に割り当てられた第1のメ
ンバーシツプ関数と、上記制御データに割り当てられた
第2のメンバーシツプ関数と、明るさに割り当てられた
第3のメンバーシツプ関数とを用い、予め設定された複
数の推論条件に従つてフアジイ推論処理を施すことによ
り推論結果を得ると共に、当該推論結果から重心を検出
するようにデフアジイ処理することにより上記制御デー
タの確定値を検出し、当該検出した確定値でなる上記制
御データに基づいて上記絞り手段を制御する制御手段と を具えることを特徴とする撮像装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25547689A JP2870864B2 (ja) | 1989-09-30 | 1989-09-30 | 撮像装置 |
US07/584,085 US5084754A (en) | 1989-09-20 | 1990-09-18 | Method and apparatus for effecting fuzzy control of an imaging device |
EP90118116A EP0418884B1 (en) | 1989-09-20 | 1990-09-20 | Method and apparatus for effecting fuzzy control of an imaging device |
DE69031703T DE69031703T2 (de) | 1989-09-20 | 1990-09-20 | Verfahren und Apparat zur Steuerung eines Bildsensors mit unscharfer Logik |
KR1019900014874A KR100196236B1 (ko) | 1989-09-20 | 1990-09-20 | 촬상 장치의 퍼지 제어를 유효화하는 장치 및 방법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25547689A JP2870864B2 (ja) | 1989-09-30 | 1989-09-30 | 撮像装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03118526A JPH03118526A (ja) | 1991-05-21 |
JP2870864B2 true JP2870864B2 (ja) | 1999-03-17 |
Family
ID=17279295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25547689A Expired - Fee Related JP2870864B2 (ja) | 1989-09-20 | 1989-09-30 | 撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2870864B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2918388B2 (ja) * | 1992-04-24 | 1999-07-12 | オリオン電機株式会社 | アナログ制御部の自動調整回路 |
JP3412174B2 (ja) * | 1992-05-21 | 2003-06-03 | 松下電器産業株式会社 | 自動露光制御装置 |
-
1989
- 1989-09-30 JP JP25547689A patent/JP2870864B2/ja not_active Expired - Fee Related
Non-Patent Citations (4)
Title |
---|
1989年テレビジョン学会全国大会講演予稿集 P167−168 |
テレビ学校技報 13(11),P43−48,(1989) |
テレビ学校技報 14(21),P35−40,(1990) |
電子情報通信学会技術研究報告 88(112),P29−36,(1988) |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03118526A (ja) | 1991-05-21 |
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Legal Events
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