JP2870776B2 - カードおよびその表示方法 - Google Patents

カードおよびその表示方法

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JP2870776B2
JP2870776B2 JP1012245A JP1224589A JP2870776B2 JP 2870776 B2 JP2870776 B2 JP 2870776B2 JP 1012245 A JP1012245 A JP 1012245A JP 1224589 A JP1224589 A JP 1224589A JP 2870776 B2 JP2870776 B2 JP 2870776B2
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高生 竹部
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はプリペイドカードや定期券等として用いられ
るカードおよびその表示方法に関する。
(従来の技術) プリペイドカードの場合、その残額を表示する方法と
しては、パンチ穴を設ける方法やカード面にサーマル印
刷を施す方法をとっている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記の前者の方法では、利用者に残額
が正確に分からないとともに、磁気情報にトラブルが発
生すると残額が不明となる問題点があった。後者におい
ては前者における問題点はないが、プリペイドカードを
使用する毎にカード面に残額を印字するので広い残額印
刷スペースが必要となり、他の広告等の表示スペースが
確保できないという問題点があった。
本発明は上記の問題点に鑑みてなしたもので、表示が
書き換え可能なカードおよびその表示方法を提供するこ
とを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、このような目的を達成するために、請求項
1の発明は、カード本体上に、樹脂に有機低分子物質を
分散した熱可塑性材料からなる書き換え可能な表示層が
設けられ、この表示層に相対するカード本体面が色分け
されており、前記表示層は、不透明状態の一部が透明化
されることにより、その透明化された部分を通して異な
る色のカード本体面が露呈して色分けされた表示部が構
成されるようにした。
さらに、請求項2の発明は、請求項1のカードを用い
て残額を表示するカードの表示方法であって、残額が少
なくなった場合に、カード本体面の警告用の色を露呈さ
せて残額を表示するようにした。
上記の溶剤中に樹脂と有機低分子物質とを溶解した熱
可逆性材料は、有機低分子物質の粒子が比較的大きな単
結晶となる場合に全体が透明となり、多結晶となる場合
に全体が白濁状態となるもので、下記の第9図に示すよ
うな熱可逆特性を有するものであり、その材料は例えば
特開昭61−258853号に開示されている。
第9図は熱可逆特性の説明図であり、この材料は室温
では白濁状態で、加熱すると、T1(低温)から透明率が
増加を始め、T2(中温)で最大透明状態となり、次に室
温まで冷却しても透明状態はT2の最大透明状態に維持さ
れる。次にこれをT3(高温)にまで高めると透明状態と
最大白濁状態の中間の状態となり、次に室温まで冷却す
ると白濁状態に戻る性質を有する。。
(作用) 請求項(1)の発明によれば、例えば、表示層は高温
T3処理された後に室温に冷却されることにより、白濁状
態となって表示部が消去し、さらに中温T2処理された後
に室温に冷却されることによりその中温T2処理された部
分が透明となってその透明部分にカード本体面が露呈し
て表示部が形成され、これにより、表示の書き換えがな
される。
そして、カード本体面の色分けされた部分に、上記表
示部がそれぞれ形成されることにより、その表示部が色
分け表示を行う。
請求項2の発明によれば、残額が少なくなった場合に
は、警告用の色、例えば赤色で残額が表示されるので、
利用者は、カードの残額が少ないことを明確に認識でき
る。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る第1図の各図は異なる表示状態におけるプリペイドカ
ードを示す平面図、第2図は断面図、第3図は同拡大断
面図である。
これらの図において、符号1はプリペイドカードであ
り、プリペイドカード1は、表面側においては、カード
本体部としての基板2の一方側に熱可逆性材料からなる
書き換え可能な表示層3が設けられ、表示層3が存在し
ない基板2上に着色層4が設けられ、表示層3が存在し
ない基板2上に着色層4が設けられ、表示層3と着色層
4上に連続してカード保護用の透明オーバーコート層5
が設けられ、裏面側においては、基板2の全体に金額度
数の書き込まれた磁気層6が設けられて構成されてい
る。上記表示層3は、樹脂と有機低分子物質が溶剤に溶
かされて塗布されて形成され、溶剤が乾燥することで樹
脂部3a内に有機低分子物質3bが分散して存在する構成と
なっている。表面側の着色層4上のオーバーコート層5
面上には適宜広告内容等が付設される。
このように構成されたプリペイドカード1は、表示層
3において所有する金額度数に対応する残額を温度変化
に対応して白濁状態と透明状態とに変化動作することに
より表示するもので、その表示動作については、このプ
リペイドカード1への書き込み機における書き込み動作
とともに説明する。
第4図は書き込み機Kの構成図、第5図はそのブロッ
ク回路図である。
10は外装体であり、その一方側にカード挿入口11が、
その相反する側にカード取出口12がそれぞれ設けられて
いる。13はモータ、14,15,16のそれぞれは送りローラ、
17はプラテンであり、9はモータ13からの駆動力を送り
ローラ14,15,16、プラテン17のそれぞれに与えるベルト
である。20,21,22のそれぞれは押さえローラであり、上
記送りローラ14,15,16それぞれの上側に弾力的に接触す
るように設けられている。24は高温T3処理用の加熱機、
25は中温T2処理用のサーマルヘッドである。26,27,28,2
9のそれぞれはカードの搬送位置を検出する光電センサ
である。30はマイクロコンピュータにより構成されるCP
U31と記憶部としてのROM32、RAM33とからなる制御部で
あり、制御部30は第1インターフェース35を介してモー
タ13と加熱器24とサーマルヘッド25とに接続され、第2
インターフェース36を介して光電センサ26,27,28,29の
それぞれに接続され、さらに第3インターフェース38を
介してこの書き込み機が組み込まれる券売機等の制御部
に接続されている。
次に書き込み機Kにおける書き込み動作について、第
6図のフローチャートを参照して説明する。
挿入口11から挿入されたプリペイドカード1は光電セ
ンサ26に検知され(ステップS1)、モータ13の駆動によ
り(ステップS2)ローラ14と押さえローラ20とにはさま
れながら内部に取り込まれる。
この場合におけるプリペイドカード1は、第1図
(A)に示すような表示層3の全体が白濁状態のもの、
第1図(B)に示すような表示層3の全体が透明状態の
もの、第1図(C)、第1図(D)に示すような表示層
3の一部が透明の金額の表示部8を形成すうものの適宜
であってよい。第1図(B)に示すものは、表示層3全
体において基板2面が露呈しており、第1図(C)、第
1図(D)に示すものは表示層3の表示部8においての
み基板2面が露呈して金額表示を行っている。
次に、内部に取り込まれたプリペイドカード1は、第
4図のAに示す位置において、光電センサ27の検知によ
り(ステップS3)動作開始した加熱器24で表示層3全体
が高温T3処理される(ステップS4)ことにより、表示層
3は冷却後全体が第1図(A)の白濁状態となる。そし
て、さらに内方に送り込まれたプリペイドカード1は、
第4図のBに示す位置において、光電センサ28の検知に
より(ステップS5)動作開始したサーマルヘッド25によ
り中温T2処理される(ステップS7)。上記加熱器24は光
電センサ28の検知によりサーマルヘッド25の作動開始前
に動作停止する(ステップS6)。上記中温T2処理は表示
層3における所望の表示部8の形態に対応する位置のみ
において行われる。
次に、プリペイドカード1が光電センサ29を通過する
(ステップS8)(ステップ10)ことによりサーマルヘッ
ド25は作動停止し(ステップS9)、その後プリペイドカ
ード1は取出口12に搬送され、モータ13は停止する(ス
テップS11)。
このようにして上記のステップS7で中温T2処理が行わ
れることにより表示層3は冷却後中温T2処理が行われた
部分のみが、第1図(C)、第1図(D)に示すような
残額を表示する表示部8を形成する。残額減少に伴う表
示書き換えの場合は、上記の動作により、例えば、第1
図(C)に示す表示部8が上記のステップS4における高
温T3処理により消去され、第1図(D)に示す表示部8
が上記のステップS7の中温T2処理により書き込まれる。
第7図はプリペイドカード1の表示部形成の他の実施
例を示すもので、上記の書き込み機Kの加熱器24により
中温T2処理を行い、サーマルヘッド25により高温T3処理
を行えば、表示部8が白濁部分により形成される。
第8図(A)、第8図(B)はプリペイドカード1の
他の実施例を示し、このものでは第8図(A)に示すよ
うに、表示層3に相対する基板2の上半部2aに基板2面
の色と異なる色の着色を行っている。そして、第8図
(B)に示すように表示層3を一旦高温T3処理ですべて
白濁状態にしてから、その上下部の一部を各々中温T2
理して透明の表示部8をそれぞれ形成することにより2
色の色分け表示が可能な構成としており、このような色
分け表示は、使用前残額と使用後残額の両方をそれぞれ
表示する場合や、残額が少なくなった場合にのみ一方側
において警告用の色である赤色により警告表示する場合
に有効となる。
上記の各実施例においては、プリペイドカードについ
て説明したが、本発明のカードは定期券等にも適用可能
で、定期券の場合、磁気情報を書き換えるとともに、有
効期限等の表示内容の表示を表示層で書き換えるように
すれば、定期券を買い換える際にそのまま古いカードが
再使用でき、従来のように古い定期券を破棄する無駄が
回避される。
(発明の効果) したがって本発明によれば、表示層において表示部が
目視でき、しかもその書き換えが可能であるので、本発
明がプリペイドカードに適用された場合は、表示層で残
額を表示することにより残額の確認が正確に行え、しか
もその書き換えがスペースを取ることなく行えるように
なって、プリペイドカードへの広告表示等の他の表示が
十分に行えるようになる。また、定期券に適用された場
合は、定期券の表示内容を表示層において行うことによ
り、新しい定期券が古い定期券を再使用して発行できる
ようになって無駄が省略されるようになる。特に、本発
明のように、表示層に相対するカード本体面を予め色分
けしておき、この表示層を不透明状態からその一部が透
明化されることにより、その透明化された部分を通して
異なる色のカード本体面が露呈して色分けされた表示部
が構成されるようにすれば、使用前残額と使用後残額
や、残額が少なくなった場合の警告表示ができる等、複
数色での印刷が可能となる。
さらに、カード本体が色分けされ表示層において色分
け表示されることにより、その表示が適宜の表示方法に
対応して採用されれば、より効果的な表示が行えるよう
になる。
また、本発明のカードの表示方法によれば、残額が少
なくなった場合には、警告用の色で残額が表示されるの
で、利用者は、カードの残額が少ないことを明確に認識
できることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第8図は本発明の実施例に関し、第1図
(A)、第1図(B)、第1図(C)、第1図(D)の
各図は異なる表示状態におけるプリペイドカードを示す
平面図、第2図はプリペイドカードの断面図、第3図は
同拡大断面図、第4図は書き込み機の構成図、第5図は
同ブロック回路図、第6図は書き込み機の動作説明に供
するフローチャート、第7図は表示部形成の他の実施例
におけるプリペイドカードの平面図、第8図(A)、第
8図(B)はプリペイドカードの他の実施例の平面図で
ある。 第9図は熱可逆特性を説明する特性図である。 1……プリペイドカード(カード)、2……基板(カー
ド本体)、3……表示層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−39378(JP,A) 実開 平2−3876(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B42D 15/10 551 B41M 5/36 G06K 19/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カード本体上に、樹脂に有機低分子物質を
    分散した熱可塑性材料からなる書き換え可能な表示層が
    設けられ、この表示層に相対するカード本体面が色分け
    されており、前記表示層は、不透明状態の一部が透明化
    されることにより、その透明化された部分を通して異な
    る色のカード本体面が露呈して色分けされた表示部が構
    成されることを特徴とするカード。
  2. 【請求項2】請求項1のカードを用いて残額を表示する
    カードの表示方法であって、 残額が少なくなった場合に、カード本体面の警告用の色
    を露呈させて残額を表示することを特徴とするカードの
    表示方法。
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