JP2870298B2 - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JP2870298B2
JP2870298B2 JP4143523A JP14352392A JP2870298B2 JP 2870298 B2 JP2870298 B2 JP 2870298B2 JP 4143523 A JP4143523 A JP 4143523A JP 14352392 A JP14352392 A JP 14352392A JP 2870298 B2 JP2870298 B2 JP 2870298B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印字装置に関し、特に
テキスト(文書)入力手段により入力された文字列の周
囲を囲むように枠状のフレームを付与して印字する印字
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、文字列からなるテキスト(文書)
をテキスト入力手段により入力し、この入力された文字
列を囲むように枠状のフレームを付与して印字媒体(印
字用紙等)面に印字することのできる印字装置が知られ
ている。
【0003】またこのフレームの各隅角にコーナーRを
付与することのできる印字装置もすでに知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなフレームは1種類しかなく、囲む文字列の長さに応
じてフレーム長さを変えるのみであった。またコーナー
Rの大きさも1種類しかなかった。このため文字列の一
部分を強調する等の印字デザインの選択の余地が狭かっ
た。
【0005】本発明は、二重にフレームを付与する、つ
まり文字列を囲むフレームと、さらにそのフレームに囲
まれる文字列の一部分を囲むフレームとを付与し、文字
列を二重に強調することで多様なデザインの印字を可能
にするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係る印字装置は、文字列からなるテキスト
(文書)を入力するテキスト入力手段と、前記文字列の
周囲或いは文字列の一部を囲むフレームを付与すること
を指示するフレーミング設定手段と、前記フレームによ
り囲まれる文字列範囲の大きさを判別する判別手段と、
前記判別手段により判別されたフレームを介して囲まれ
る文字列範囲の大きさに基づいて、フレームの線幅を設
定する線幅設定手段と、その線幅設定手段により設定さ
れた線幅を有するフレームとそのフレームに囲まれる文
字列を印字媒体に印字する印字手段 とを備えたことを特
徴とする。
【0007】また、請求項2に係る印字装置は、請求項
1において、さらに 前記判別手段により判別されたフ
レームを介して囲まれる文字列範囲の大きさに基づい
て、フレームにおけるコーナー部の形状を設定するコー
ナー設定手段とを備え、前記印字手段は、前記線幅設定
手段により設定された線幅を有し、前記コーナー設定手
段により設定された形状のコーナー部を有するフレーム
とそのフレームにより囲まれる文字列を印字媒体に印字
することを特徴とする。尚、前記文字列範囲の大きさ
は、文字列の高さと幅から特定され、判別手段は少なく
とも文字列の高さに基づいてフレームにより囲まれる文
字列範囲を判別することが望ましい。 更に、請求項3に
係る印字装置は、文字列からなるテキスト(文書)を入
力するテキスト入力手段と、前記文字列の周囲を囲む第
1のフレームを付与することを指示する第1のフレーミ
ング設定手段と、前記第1のフレームに囲まれる文字列
のうちの一部分の周囲を囲む第2のフレームを付与する
ことを設定する第2のフレーミング設定手段と、前記第
1のフレームにより囲まれる文字列範囲の大きさ、及
び、前記第2のフレームにより囲まれる文字列範囲の大
きさを判別する判別手段と、前記テキストを印字媒体に
印字する際の文字サイズを設定する文字サイズ設定手段
と、前記判別手段により判別された第1のフレームを介
して囲まれる文字列範囲の大きさに基づいて、第1のフ
レームの線幅を設定する第1線幅設定手段と、前記判別
手段により判別された第2のフレームを介して囲まれる
文字列範囲の大きさ、及び、前記文字サイズ設定手段に
より設定された文字サイズに基づいて、第2のフレーム
の線幅を設定する第2線幅設定手段と、前記第1線幅設
定手段により設定された線幅を有する第1のフレームと
その第1のフレームにより囲まれる文字列、及び、前記
第2線幅設定手段により設定された線幅を有する第2の
フレームとその第2のフレームにより囲まれる文字列を
印字媒体に印字する印字手段とを備えたことを特徴とす
る。 また、請求項4に係る印字装置は、請求項3におい
て、さらに、前記判別手段により判別された第1のフレ
ームを介して囲まれる文字列範囲の大きさに基づい て、
第1のフレームにおけるコーナー部の形状を設定する第
1コーナー設定手段と、前記判別手段により判別された
第2のフレームを介して囲まれる文字列範囲の大きさ、
及び、前記文字サイズ設定手段により設定された文字サ
イズに基づいて、第2のフレームにおけるコーナー部の
形状を設定する第2コーナー設定手段とを備え、前記印
字手段は、前記第1線幅設定手段により設定された線幅
と前記第1コーナー設定手段により設定された形状のコ
ーナー部を有する第1のフレームとその第1のフレーム
により囲まれる文字列、及び、前記第2線幅設定手段に
より設定された線幅と前記第2コーナー設定手段により
設定された形状のコーナー部を有する第2のフレームと
その第2のフレームにより囲まれる文字列を印字媒体に
印字することを特徴とする。尚、前記文字列範囲の大き
さは、文字列の高さ及び幅から特定され、前記判別手段
は、少なくとも文字列の高さに基づいて第1のフレーム
により囲まれる文字列範囲の大きさ、及び、第2フレー
ムにより囲まれる文字列範囲の大きさを判別することが
望ましい。また、前記判別手段を介して文字列の高さが
所定値以上であると判別された場合、前記第1コーナー
設定手段は、第1のフレームにおけるコーナー部の形状
を円弧状に設定し、前記判別手段を介して文字列の高さ
が所定値以下であると判別された場合、前記第1コーナ
ー設定手段は、第1のフレームにおけるコーナー部の形
状を直角状に設定するに構成してもよい。更に、前記判
別手段を介して文字列の高さが所定値以上であると判別
され、且つ、前記文字サイズ設定手段により設定された
文字サイズが所定の文字サイズ範囲にある場合、前記第
2コーナー設定手段は、第2のフレームにおけるコーナ
ー部の形状を円弧状に設定し、前記判別手段を介して文
字列の高さが所定値以下であると判別され、且つ、前記
文字サイズ設定手段により設定された文字サイズが所定
の文字サイズ範囲にない場合、前記第2コーナー設定手
段は、第2のフレームにおけるコーナー部の形状を直角
状に設定するように構成してもよい。
【0008】
【作用】上記構成を有する請求項1の印字装置では、文
字列からなるテキスト(文書) がテキスト入力手段を介
して入力され、また、フレーミング設定手段により文字
列の周囲或いは文字列の一部を囲むフレームを付与する
ことが指示される。また、判別手段を介してフレームを
介して囲まれる文字列範囲の大きさが判別される。 そし
て、判別手段により判別されたフレームにより囲まれる
文字列範囲の大きさに基づき、線幅設定手段を介してフ
レームの線幅が設定される。この後、線幅設定手段によ
り設定された線幅を有するフレームとそのフレームに囲
まれる文字列が、印字手段を介して印字媒体上に印字さ
れる。このように、請求項1の印字装置では、テキスト
を構成する文字列或いは文字列の一部に対してフレーム
を設定するとともに、フレームにより囲まれる文字列範
囲の大きさに基づきフレームの線幅を設定するようにし
たので、文字列範囲の大きさ、即ち、フレームの大きさ
に対応してその線幅(線の太さ)を変化させることが可
能となり、これによりフレームの大きさとその線幅との
バランスを良好に保持しつつフレーム及びフレームによ
り囲まれる文字列とを印字媒体に印字して見栄えの良い
印刷物を作成することができる。加えて、フレームが際
立つので、フレームに囲まれた文字列が強調される。
た、請求項2の印字装置では、フレームを介して囲まれ
る文字列範囲の大きさに基づいてフレームにおけるコー
ナー形状を設定し、フレーム及びそのフレームにより囲
まれる文字列を印字する際には、前記のように設定され
た線幅及びコーナー形状を有するフレームとそのフレー
ムにより囲まれる文字列とを印字するようにしたので、
前記のようにフレームの大きさとその線幅とのバランス
を良好に保持しつつ、且つ、フレームにおけるコーナー
部を別個独立の形状にしつつ、フレーム及びフレームに
より囲まれる文字列とを印字媒体に印字して見栄えの良
い印刷物を作成することができる。これにより、フレー
ムにおける線幅とコーナー部の形状をデザインする上で
選択の余地を拡大することができ、また、フレームを文
字列と共に見易く印字することができる。更に、請求項
3の印字装置では、文字列からなるテキスト(文書)が
テキスト入力手段を介して入力され、また、第1のフレ
ーミング設定手段により文字列の周囲を囲む第1のフレ
ームを付与することが指示されるとともに、第2フレー
ング設定手段により第1のフレームにより囲まれる文
字列の内の一部分の文字列の周囲を囲む第2フレームを
付与することが指示される。また、判別手段を介して、
第1のフレームにより囲まれる文字列範囲の大きさ、及
び、第2のフレームにより囲まれる文字列範囲の大きさ
が判別され、また、文字サイズ設定手段を介してテキス
トを印字媒体に印字する際の文字サイズが設定される。
そして、判別手段により判別された第1のフレームによ
り囲まれる文字列範囲の大きさに基づき、第1線幅設定
手段を介して第1のフレームにおける線幅が設定される
とともに、判別手段により判別された第2のフレームに
より囲まれる文字列範囲の大きさ及び文字サイズ設定手
段により設定された文字サイズに基づき、第2線幅設定
手段を介して第2のフレームにおける線幅が設定され
る。この後、第1線幅設定手段により設定された線幅を
有する第1のフレームとその文字列、及び、第2線幅設
定手段により設定された線幅を有する第2のフレームと
その文字列が、印字手段を介して印字媒体上に印字され
る。このように、請求項3の印字装置では、テキストを
構成する文字列に対して第1のフレームを設定し、且
つ、第1のフレームにより囲まれる文字列の一部分の文
字列に対して第2のフレームを設定する場合、第1のフ
レームにおける線幅については、第1のフレームにより
囲まれる文字列範囲の大きさに基づき第1線幅設定手段
を介して第1のフレームの線幅を設定し、また、第2の
フレームにおける線幅については、第2のフレームによ
り囲まれる文字列範囲の大きさ、及び、文字列に対して
設定された文字サイズの双方に基づき第2線幅設定手段
を介して第2のフレームの線幅を設定するようにしたの
で、第1のフレームにおける線幅と第2のフレームにお
ける線幅の双方について、それぞれ別個独立に線幅を設
定することができる。これにより、文字列の全体につき
第1のフレーム、文字列の一部分につき第2のフレーム
を付与して文字列を二重に強調しつつ、各第1のフレー
ム及び第2のフレームにおける線幅をそれぞれ別個独立
の線幅に設定して、文字列と共に第1のフレームと第2
のフレームを印字することができる。この結果、第1及
び第2のそれぞれのフレームの大きさに対応してその線
幅(線の太さ)を変化させることが可能となり、これに
より各第1、第2のフレームの大きさとその線幅とのバ
ランスを良好に保持しつつ各フレーム及びフレームによ
り囲ま れる文字列とを印字媒体に印字して見栄えの良い
印刷物を作成することができる。 また、請求項4の印字
装置では、第1及び第2のフレームを介して囲まれる文
字列範囲の大きさに基づいて各フレームにおけるそれぞ
れのコーナー形状を設定し、第1及び第2のフレーム及
び各フレームにより囲まれる文字列を印字する際には、
前記のように設定された線幅及びコーナー形状を有する
第1及び第2のフレームと各フレームにより囲まれる文
字列とを印字するようにしたので、前記のように各フレ
ームの大きさとその線幅とのバランスを良好に保持しつ
つ、且つ、各フレームにおけるコーナー部を別個独立の
形状にしつつ、各フレーム及びフレームにより囲まれる
文字列とを印字媒体に印字して見栄えの良い印刷物を作
成することができる。これにより、各フレームにおける
線幅とコーナー部の形状をデザインする上で選択の余地
を拡大することができ、また、各フレームを文字列と共
に見易く印字することができる。
【0009】
【実施例】以下、テープを印字媒体とするテープ印字装
置に本発明を具体化した一実施例を図面にしたがって詳
細に説明する。
【0010】図1はテープカセット収納部の収納カバー
を開けて示すテープ印字装置の平面図である。図1にお
いて、テープ印字装置1には、文字等のキャラクタを複
数行に亘って入力するための文字入力キー2、印字キー
3、グローバル(全体)フレーミング設定キー4a、ロ
ーカル(部分)フレーミング設定キー4b、コーナー選
択キー4c、左方向カーソル移動キー4d、右方向カー
ソル移動キー4e、文字サイズ設定キー4f、改行指令
を行なったり各種処理の実行を指令するリターンキー5
等の各種キーが設けられたキーボード6、キーボード6
から入力された文字等を表示する液晶ディスプレイ7お
よび後述するテープカセット13を収納するカセット収
納部8が配設されている。カセット収納部8には、後述
するようにテープを印字媒体とする印字手段が設けられ
ている。
【0011】テープカセット13の構成について図2を
参照して説明する。図2はカセット収納部8にテープカ
セット13を収納した状態を示す平面図(テープカセッ
ト13は上ケースを除いて示す)である。
【0012】図2において、下ケース14内には印字媒
体すなわち透明なフィルムテープ15が巻回されたテー
プスプール16、サーマルインクリボン17が巻回され
たリボンスプール18、使用済みサーマルインクリボン
17を巻取るリボン巻取スプール21、剥離紙付き両面
粘着テープ19が剥離紙側を外側にして巻回された粘着
テープスプール20が配設されており、これら各スプー
ル16、18、20、21は図示しない上ケースの下面
に設けられた支持部との協動により回転可能に支持され
ている。
【0013】また、下ケース14には、後述するサーマ
ルヘッド11を配置する凹部21が形成され、さらにテ
ープ排出部25(図1、図2中左下側)の近傍にテープ
圧接ローラ26が回転可能に支持されている。
【0014】カセット収納部8には、図示しないパルス
モータにより回転駆動されるリボン巻取軸9が立設され
るとともに、その斜め前方(キーボード6側)にはテー
プ送りローラのための軸10が立設されている。またカ
セット収納部8の前方にはサーマルヘッド11が固設さ
れ、テープカセット13の前方(図1、図2中下側)に
おいてローラホルダ23が支持軸28により回動可能に
枢支され、かかるローラホルダ23には、プラテンロー
ラ24およびテープ送りローラ27がそれぞれ回転可能
に支持されている。
【0015】このローラホルダ23は図示しない手動の
切換機構により印字位置とリリース位置とに切換可能と
されている(図1、図2は共に印字位置に切り換えられ
た状態を示す)。ローラホルダ23が印字位置に切り換
えられたときにサーマルヘッド11および圧接ローラ2
6に対しプラテンローラ24およびテープ送りローラ2
7がそれぞれ圧接される。
【0016】サーマルヘッド11は、多数の発熱素子
(本実施例に係るテープ印字装置1のサーマルヘッド1
1ではフィルムテープ15の幅方向に128個の発熱素
子が設けられている)を有しており、サーマルインクリ
ボン17を介してフィルムテープ15上に印字を行う。
【0017】リボン巻取軸9は、リボン巻取スプール2
1を回動して使用済みのサーマルインクリボン17を巻
取る。軸10はテープ送りモータ40から適宜の伝達機
構を介して回転駆動され、テープ送りローラ27を回動
する。圧接ローラ26は図示しないギヤ機構でテープ送
りローラ27と連動して回転駆動される。圧接ローラ2
6とテープ送りローラ27は、文字等が印字されたフィ
ルムテープ15に対し両面粘着テープ19の粘着剤面を
圧着し、矢印J方向にテープTを送り出すかかるカセッ
ト収納部8は、テープ印字装置1の後方に回動可能に枢
支された収納カバー12により開閉され、開状態でテー
プカセット13の交換等が行われる。
【0018】次に、このように構成されるテープ印字装
置1の制御系について図3を参照して説明する。図3は
テープ印字装置1の制御ブロック図を示し、制御装置3
0を核として構成されている。制御装置30はCPU3
1、ROM32、CGROM33、および、RAM34
からなり、これらはバス35を介して相互に接続されて
いるとともに、入出力インターフェイス36にも接続さ
れている。
【0019】ここに、ROM32は各種のプログラムを
記録させておくものであり、後述するテープ印字制御プ
ログラム、印字処理制御プログラム、グローバルフレー
ミング設定プログラム、ローカルフレーミング設定プロ
グラム、コーナー選択プログラム、フレーミング作成プ
ログラム、その他テープ印字装置1の制御上必要な各種
のプログラムが記憶されている。そして、CPU31は
かかるROM32に記憶されている各種のプログラムに
基づいて各種の演算を行なうものである。
【0020】また、CGROM33にはキーボード6か
ら入力される各キャラクタに対応するドットパターンデ
ータが記憶されており、ドットパターンデータがCGR
OM33から読み出されて後述する展開バッファ43に
転送されるものである。
【0021】さらに、RAM34はCPU31により演
算された各種の演算結果を一時的に記憶させておくため
のものであり、かかるRAM34には図4に示すように
各種のメモリが設けられている。
【0022】図4において、テキストメモリ41はキー
ボード6から入力されたキャラクタに対応するコードデ
ータを文書データとして順次記憶していくものであり、
また、テキストポインタ42はそのポインタ値Pにより
前記のように入力された文書データをテキストメモリ4
1に記憶させる記憶領域を指示するものである。
【0023】また、展開バッファ43はテキストメモリ
41に記憶されているキャラクタコードデータに対応し
てCGROM33から読み出されたドットパターンデー
タが展開されて記憶されるものである。
【0024】イメージバッファ44は展開バッファ43
に記憶されているドットパターンデータが転送されると
共にグローバルフレームまたはローカルフレームを付与
することが設定されているときにグローバルフレームま
たはローカルフレームのドットパターンデータが記憶さ
れるものであり、サーマルヘッド11はかかるイメージ
バッファ44に記憶されているドットパターンデータに
従って印字を行うものである。
【0025】文字サイズメモリ45は、文字サイズ設定
キー4fの操作直後に操作される左右方向カーソル移動
キー4d、4eとリターンキー5の操作により決定され
る文字サイズが記憶されるものである。
【0026】フラグメモリ46は、後述のグローバルフ
レーミングフラグ、ローカルフレーミングフラグ、コー
ナーRフラグの各フラグデータが記憶されるものであ
る。
【0027】ここで、図3に戻って制御ブロック図の説
明を続けると、キーボード6が入出力インターフェイス
36を介して、また、液晶ディスプレイ7、ディスプレ
イコントローラ37が入出力インターフェイス36を介
してそれぞれ制御装置30に接続されており、キーボー
ド6からキャラクタが入力された場合前記したキャラク
タデータがテキストメモリ41に順次記憶されていくと
ともに、ドットパターン発生制御プログラムおよび表示
制御プログラムに基づいてキーボード6を介して入力さ
れたキャラクタに対応するドットパターンが液晶ディス
プレイ7上に表示される。
【0028】また、サーマルヘッド11は駆動回路38
を介して駆動されてドットデータの印字を行い、これと
同期してテープ送りモータ40は駆動回路39を介して
テープTの送り制御を行なうものである。
【0029】次に本発明の印字装置における各種の制御
プログラムについて説明する。
【0030】図5はこの印字装置における文書作成から
印字実行までの全体の制御プログラムを示したものであ
る。初期処理状態から各種のキー入力操作が行われる
と、キー入力操作があったかどうかが判断されて(ステ
ップ1(図中では単に「S1」と表示する。以下同様で
ある。))、キー入力操作があった(S1:YES)と
判断されれば、次に編集入力キー(文字入力キー)2が
操作されたかどうかが判断される(S2)。そして編集
入力キー2が操作された(S2:YES)と判断されれ
ば編集入力処理が行われて(S3)、次のキー入力操作
を待つ。このキー入力操作から編集入力処理までの繰り
返しにより入力された文字等に対応するキャラクタデー
タが順次テキストメモリ41に記憶され、これによりテ
キスト(文書)の作成処理が行われる。そしてこのテキ
ストは液晶ディスプレイ7上に表示されている。
【0031】前述のS2において編集入力キー2が操作
されていない(S2:NO)と判断されれば、次に印字
キー3が操作されたがどうかが判断される(S4)。そ
して印字キー3が操作された(S4:YES)と判断さ
れれば印字処理が実行される(S5)。この印字処理の
実行プログラムについては後に詳しく説明する。
【0032】前述のS4において印字キー3が操作され
ていない(S4:NO)と判断されれば、次にグローバ
ルフレーミング設定キー4aが操作されたかどうかが判
断される(S6)。そしてグローバルフレーミング設定
キー4aが操作された(S6:YES)と判断されれば
前述の編集入力処理(S3)によって入力された文字列
からなるテキスト全体を1つの枠線すなわちフレームで
囲むグローバルフレーミングの設定処理が実行される
(S7)。このグローバルフレーミング設定処理の実行
プログラムについても後に詳しく説明する。
【0033】前述のS6においてグローバルフレーミン
グ設定キー4aが操作されていない(S6:NO)と判
断されれば、次にローカルフレーミング設定キー4bが
操作されたかどうかが判断される(S8)。そしてロー
カルフレーミング設定キー4bが操作された(S8:Y
ES)と判断されれば前述の編集入力処理(S3)によ
って入力された文字列の一部分を1つの枠線すなわちフ
レームで囲むローカルフレーミングの設定処理が実行さ
れる(S9)。このローカルフレーミング設定処理の実
行プログラムについても後に詳しく説明する。
【0034】前述のS8においてローカルフレーミング
設定キー4bが操作されていない(S8:NO)と判断
されれば、次にコーナー選択キー4cが操作されたかど
うか判断される(S10)。そしてコーナー選択キー4
cが操作された(S10:YES)と判断されれば、コ
ーナー形状すなわちコーナーRを付与するか直角コーナ
ーにするかを選択するコーナー選択処理が実行される
(S11)。このコーナー選択処理の実行プログラムに
ついても後に詳しく説明する。
【0035】なお、前述のS10においてコーナー選択
キー4cが操作されていない(S10:NO)と判断さ
れれば、次に文字サイズ設定キー4fが操作されたかど
うかが判断される(S12)。そして文字サイズ設定キ
ー4fが操作された(S12:YES)と判断されれば
文字サイズ設定処理が実行される(S13)。この文字
サイズ設定処理が実行されると、液晶ディスプレイ7上
に文字サイズを示すポイント数、例えば「10N」が表
示され、右方向カーソル移動キー4eを操作すると、こ
のポイント数が「10M」→「10W」→「11N」→
「11M」・・・・・と順次大きくなり、所望のポイン
ト数が表示された時点でリターンキー5を操作するこに
より、所望のポイント数を表す文字サイズコードが文字
サイズメモリ45に記憶される。前記S12において文
字サイズ設定キー4fが操作されていない(S12:N
O)と判断されればその他の処理が行われることとなる
(S14)。なお、前記S3、S5、S7、S9、S1
1、S13、S14の各処理が終了すると再度キー入力
待ちの状態となる。
【0036】次に図6は前述の図5に示したフローチャ
ートにおけるグローバルフレーミング設定処理(S7)
の実行プログラムを示したものである。
【0037】前述したようにグローバルフレーミング設
定キー4aが操作されると液晶ディスプレイ7上にグロ
ーバルフレーミング設定画面が表示される(S20)。
図7はその液晶ディスプレイ7上に表示されるグローバ
ルフレーミング設定画面の内容を示している。
【0038】この設定画面の表示に従ってグローバルフ
レーミングを設定するかどうかを指示する数字キー
「0」、「1」を入力操作するのであるが、図6のフロ
ーチャートに戻ってそのキー入力操作が行われるとその
入力キーが有効キーかどうかが判断される(S21)、
数字の「0」または「1」のキー以外の無効なキーが操
作される(S21:NO)と、その無効キーの入力は無
視され、キー入力待ちの状態になる。有効キーすなわち
数字の「0」または「1」のキーである(S21:YE
S)と判断されると、次にその有効キーが数字の「0」
のキーなのか「1」のキーなのかが判断される(S2
2)。
【0039】そしてその有効キーが数字の「1」のキー
である(S22:YES)と判断されればグローバルフ
レームを付与することが設定され、図6のプログラムに
おいてはグローバルフレーミングのフラグがセットされ
る(S23)。
【0040】一方前述のS22において数字の「0」の
キーが操作される(S22:NO)と判断されればグロ
ーバルフレームを付与することは設定されないととも
に、グローバルフレーミングのフラグはセットされない
(リセット)状態となる(S24)。
【0041】そして以上のプログラムの流れによりこの
グローバルフレーミング設定処理(図5におけるS7)
の実行プログラムは終了する。
【0042】図8は、前述の図5に示したフローチャー
トにおけるローカルフレーミング設定処理(S9)の実
行プログラムを示したものである。
【0043】前述したようにローカルフレーミング設定
キー4bが操作されると液晶ディスプレイ7上の表示画
面のカーソル位置にある文字を図9(a)に示したよう
に反転表示させる(S30)。
【0044】この状態で次に左方向カーソル移動キー4
dか右方向カーソル移動キー4eまたはリターンキー5
を入力操作するものであるが、そのキー入力操作が行わ
れるとその入力キーが有効キーかどうか、すなわち左右
方向カーソル移動キー4d、4eまたはリターンキー5
かどうかがまず判断され(S31)、有効キーすなわち
左右方向カーソル移動キー4d、4eまたはリターンキ
ー5である(S31:YES)と判断されれば次にその
有効キーが左右方向カーソル移動キー4dまたは4eか
どうかが判断される(S32)。なお、リターンキー5
および左右方向カーソル移動キー4d、4e以外の無効
なキーが操作されると、その無効キー入力は無視され、
キー入力待ちの状態になる。
【0045】そしてその有効キーが左右方向カーソル移
動キー4dまたは4eである(S32:YES)である
と判断されれば次にそのカーソル移動キーの操作によっ
てカーソルがその指示された左方向又は右方向への移動
が可能であるかどうかが判断される(S33)。
【0046】このS33においてその指示された左方向
又は右方向へのカーソルの移動が可能である(S33:
YES)と判断されればそのカーソル移動キーを操作し
ている間カーソルはその指示された左方向又は右方向へ
移動し、前述のカーソルスタート位置の反転表示させた
文字から移動先のカーソル位置の文字までの全ての文字
を図9の(b)に示したように反転表示させる(S3
4)。
【0047】前述のS33においてカーソルの移動がで
きない(S33:NO)と判断されれば最初のカーソル
位置が液晶ディスプレイ7上の表示画面の最初の文字又
は最後尾の文字の位置にあるのであって、そのときには
アラームが鳴ることにより(S35)オペレータにその
旨が知らされる。その場合オペレータはカーソルを反対
方向へ移動させることにより反転表示させる文字列の範
囲を指定することができる。
【0048】前述のS32において左右方向カーソル移
動キー4dまたは4eが操作されていないと判断されれ
ばリターンキー5が操作されたのであって、液晶ディス
プレイ7上の表示画面の反転文字群の前後端にフレーミ
ング範囲マークが挿入表示され(S36)、さらにその
反転文字列の反転表示は中止解除される(S37)。図
9(c)はその状態を示したものである。
【0049】図9(a)〜(c)に示した、このローカ
ルフレーミング設定処理操作における液晶ディスプレイ
7上の表示画面の状態についてもう少し詳しく説明する
と、この図9(a)は図8のS30の処理状態を示し、
「ABCDEF」の文字列からなるテキストにおいてカ
ーソルが位置する文字「C」が反転表示されている。
【0050】また図9(b)は図8のS34の処理状態
を示し、右方向カーソル移動キー4eの操作によりカー
ソルが文字「C」の位置から文字「E」の位置まで移動
したときにテキストの文字列中の「CDE」が反転表示
された状態を示している。
【0051】そして図9(c)は図8のS36およびS
37の処理が行われた状態を示し、図9(b)の状態で
リターンキー5が操作されたときに反転文字列「CD
E」の前後にフレーミング処理範囲を指定するフレーミ
ング範囲マークが挿入され、かつその反転文字群「CD
E」の反転表示が中止解除された状態を示している。
【0052】図10は、前述の図5に示したフローチャ
ートにおけるコーナー選択処理(S11)の実行プログ
ラムを示したものである。
【0053】前述したようにコーナー選択キー4cが操
作されたとき、液晶ディスプレイ7上にコーナー選択画
面が表示される(S40)。図11にはその液晶ディス
プレイ7上に表示されるコーナー選択画面の内容を示し
ている。
【0054】このコーナー選択画面の表示に従ってコー
ナーRを付与するかどうかを指示する数字キー「0」、
「1」を入力操作するのであるが、図10のフローチャ
ートに戻ってそのキー入力操作が行われるとその入力キ
ーが有効キーかどうか、すなわち数字の「0」または
「1」のキーかどうかがまず判断され(S41)、有効
キーすなわち数字の「0」または「1」のキーである
(S41:YES)と判断されれば次にその有効キーが
数字の「0」のキーなのか「1」のキーなのかどうかが
判断される(S42)。数字の「0」又は「1」のキー
以外の無効なキーが操作されると、その無効キーの入力
は無視され、キー入力待ちの状態になる。
【0055】そしてその有効キーが数字の「1」のキー
である(S42:YES)と判断されれば、フレーミン
グのコーナーにコーナーRを付与することが設定され、
図10のプログラムにおいてはコーナーRのフラグがセ
ットされる(S43)。
【0056】一方前述のS42において数字の「0」の
キーである(S42:NO)と判断されれば、コーナー
Rを付与することは設定されず、コーナーRのフラグは
セットされない(リセット)状態となる(S44)。
【0057】そして以上のプログラムの流れによりこの
コーナー選択処理(図5におけるS11)の実行プログ
ラムは終了する。
【0058】図12は、前述の図5に示したフローチャ
ートにおける印字処理(S5)の実行プログラムを示し
たものである。
【0059】前述したように印字キー3が操作されると
テキストポインタ42のポインタ値Pにテキストメモリ
41の先頭を示すアドレス値がセットされる(S4
9)。そして、テキストメモリ41中にテキストがある
かどうかが判断され(S50)、テキストメモリ41中
にテキストがあると判断されるとそのテキストより先頭
の1文字が読み出される(S51)。
【0060】次にそのS51において読み出されたもの
が文字であるかどうか(これはフレーミング範囲マーク
ではないかどうかの判断にもなるが)が判断され(S5
2)、このS52において文字である(S52:YE
S)と判断されればその文字に対応するドットパターン
データがCGROM33から読み出されて、展開バッフ
ァ43に記憶され、この展開バッファ43に記憶されて
いるドットパターンデータが文字サイズメモリ45に記
憶されている文字サイズデータに応じて拡大または縮小
処理されてイメージバッファ43に展開される(S5
3)。
【0061】そして次にテキストポインタ42のポイン
ト値Pを次の位置へ移動させるためにインクリメントし
た後、テキストポインタPが示す位置にテキストがある
かどうか、すなわちすべてのテキストに関してイメージ
バッファ44への展開が終了したかどうかが判断され
(S54)、未だ終了していない(S54:NO)と判
断されればS51へ戻ってテキストより次の1文字が読
み出される。
【0062】このようにして順次テキスト中の文字が読
み出されるが、S52において文字ではないと判断され
た場合(S52:NO)にはテキストより読み出された
のはフレーミング範囲マークであるから次にそのフレー
ミング範囲マークが始点を意味するのかどうかが判断さ
れる(S55)。
【0063】そしてS55において始点を意味する(S
55:YES)と判断されればそのフレーミング範囲マ
ークの始点を示すイメージバッファ43上の位置情報が
RAM34に記憶され(S56)、またそれはS57の
終点を意味するものではない(S57:NO)ので、前
述のS54へ進んでテキストの展開処理が継続される。
【0064】読み出されたフレーミング範囲マークが始
点を意味するものではなく(S55:NO)、S57へ
進んでそのフレーミング範囲マークが終点を意味するか
どうかが判断される。この場合フレーミング範囲マーク
は始点を意味するものでないならば、終点を意味するも
のであるから、S57ではYESと判断されてS58へ
進みフレーミング作成の実行プログラムが働くことにな
る。
【0065】前述のS54においてテキストのすべての
展開処理が終了した(S54:YES)と判断された場
合、つぎにグローバルフレーミングの指定があるかどう
かが判断され(S59)、グローバルフレーミングの指
定がある(S59:YES)と判断されれば、前述と同
様にフレーミング作成の実行プログラムが働く(S6
0)。そしてフレーミング作成の実行プログラムが終了
した後、イメージバッファ44に記憶されているドット
パターンデータが示すとうりの印字が実行される(S6
1)。
【0066】前述のS59においてグローバルフレーミ
ングの指定がない(S59:NO)と判断された場合に
はS61へ進んで印字が実行される。
【0067】以上のプログラムの流れによりこの印字処
理(図5におけるS5)の実行プログラムは終了する。
【0068】図13は、前述の図12に示したフローチ
ャートにおけるフレーミング作成処理(S58およびS
60)の実行プログラムを示している。
【0069】この図13に示したプログラムにおいては
初めにグローバルフレームの作成かどうかが判断され
(S70)、グローバルフレームを作成するものである
(S70:YES)と判断されれば次にイメージバッフ
ァ43よりテキスト全体がどこまであるかのフレーミン
グ範囲の取得が行われる(S71)。
【0070】図14にはそのフレーミング範囲取得を模
示的に示している。イメージバッファ43に展開される
テキストが図示のように文字A〜Gの2行である場合に
その文字列の先頭位置にグローバルフレーミングの始点
が定められ、またその文字列の後端位置にグローバルフ
レーミングの終点が定められる。その結果文字群A〜G
の全体を囲むように方形のグローバルフレームが取得さ
れるものである。
【0071】図13のプログラムに戻るが、グローバル
フレーミング範囲が取得されると次にテキストの高さ
(すなわち2行の文字列の全体の高さ)が、テキストメ
モリ41に記憶されているテキストの行数と文字サイズ
メモリ45に記憶されている各文字のサイズデータとか
ら計算され、その結果が100ドット以上であるかどう
かが判断され(S72)、高さ100ドット以上である
(S72:YES)と判断されればそのグローバルフレ
ームの各コーナー形状は線幅3ドット、半径18ドット
のコーナーRと指定され(S73)、この指定された形
状のコーナーRをもつフレームのドットパターンデータ
がイメージバッファに作成される(S74)。
【0072】前述のS72において高さ100ドット以
上ではない(S72:NO)と判断された場合には、次
にグローバルフレームの高さと幅サイズのそれぞれにつ
いて26ドット以上かどうかの判断がなされ(S7
5)、26ドット以上である(S75:YES)と判断
されればそのグローバルフレームの各コーナー形状は線
幅2ドット、半径13ドットのコーナーRと指定され
(S76)、前述のようにこの指定された形状のコーナ
ーRをもつフレームのドットパターンデータがイメージ
バッファ44上に作成される(S74)。
【0073】前述のS75においてグローバルフレーム
の高さと幅サイズのそれぞれについて26ドット以上で
はない(S75:NO)と判断された場合にはそのまま
コーナーRを採用するとコーナー線が交差したフレーム
ができてしまうものであり、したがってこの場合にはコ
ーナー選択キーでのコーナーRの選択に係わらずコーナ
ー形状を直角に変更し(S77)、直角フレームを示す
ドットパターンがイメージバッファ44上に作成される
(S74)。
【0074】一方前述のS70においてグローバルフレ
ームの作成ではない(S70:NO)と判断されればこ
の場合にはローカルフレーミングを作成するものである
から次にそのローカルフレームのフレーミング範囲の取
得が行われる(S78)。
【0075】このローカルフレームのフレーミング範囲
の取得についても図14において説明したようにグロー
バルフレーミング範囲の取得の場合と同様にしてなされ
る。すなわち前述のローカルフレーミング設定プログラ
ム(図8)において定められた文字列の前端・後端にロ
ーカルフレーミングの始点および終点が定められ、その
始点、終点を対角線とする方形枠状のフレームが取得さ
れる。この場合、図14に示したとおり、ローカルフレ
ームはグローバルフレームよりも文字列に対して上下、
左右において接近した位置に配置される。これによりロ
ーカルフレームがイメージバッファ43に作成される。
【0076】そして次に前記S72と同様にテキストの
サイズが高さ100ドット以上であるかどうかが判断さ
れ(S79)、高さ100ドット以上である(S79:
YES)と判断されれば次に文字サイズメモリ45に記
憶されている文字サイズデータから設定されている文字
サイズが10ポイント〜13ポイントの範囲にあるかど
うかが判断され(S80)、文字サイズが10ポイント
〜13ポイントの範囲である(S80:YES)と判断
されればそのローカルフレーミングの各コーナー形状は
線幅3ドット、半径3ドットのコーナーRと指定され
(S81)、この指定された形状のコーナーRをもつフ
レームのドットパターンデータがイメージバッファ44
上に作成される(S74)。
【0077】一方前述のS80において10ポイント〜
13ポイントの範囲にはない、すなわち13ポイントよ
りも大きい(S80:NO)と判断されればそのローカ
ルフレームの各コーナー形状は線幅3ドット、半径18
ドットのコーナーRと指定され(S82)、その指定さ
れたコーナーRのローカルフレームを示すドットパター
ンデータがイメージバッファ44上に作成される(S7
4)。
【0078】前述のS79において高さ100ドット以
上ではない(S79:NO)と判断された場合にも次に
前記S80と同様に文字サイズが10ポイント〜13ポ
イントの範囲にあるかどうかが判断され(S83)、文
字サイズが10ポイント〜13ポイントの範囲である
(S83:YES)と判断されればそのローカルフレー
ムの各コーナー形状は線幅2ドット、半径3ドットのコ
ーナーRと指定され(S84)、この指定されたコーナ
ーRのローカルフレームを示すドットパターンデータが
イメージバッファ44上に作成される(S74)。
【0079】一方前述のS83において10ポイント〜
13ポイントの範囲にはない、すなわち13ポイントよ
りも大きい(S84:NO)と判断されればローカルフ
レームの高さと幅サイズのそれぞれについて26ドット
以上かどうかの判断がなされ(S85)、26ドット以
上である(S85:YES)と判断されればそのローカ
ルフレームの各コーナー形状は線幅2ドット、半径13
ドットのコーナーRと指定し(S86)、この指定され
たコーナーRのフレームを示すドットパターンデータが
イメージバッファ44上に作成される(S74)。
【0080】前述のS85においてローカルフレームの
高さと幅サイズのそれぞれについての26ドットよりも
小さい(S85:NO)と判断された場合には前述のグ
ローバルフレームの場合と同様にコーナー線が交差した
フレームができてしまうのでコーナー形状を直角に変更
し(S87)、直角フレームを示すドットパターンデー
タがイメージバッファ44上に作成される(S74)。
【0081】図14に戻ってもう少し詳しく説明する
と、この図では前述の図13に示したフレーミング作成
プログラムの実行によって最終的にコーナーR付きのグ
ローバルフレームおよびローカルフレームが付与された
イメージバッファ44内の状態を示している。グローバ
ルフレームは、図14のように複数行の全体を囲むよう
に形成されるとともにローカルフレームはそのグローバ
ルフレームに囲まれた文字列の任意の一部分を囲むよう
に形成される。グローバルフレーム、ローカルフレーム
のいずれの場合もコーナーRは前述のS76、81、8
2、84、86で指定されたコーナーRのパターンを各
コーナーにおいて回転させることにより四隅角が形成さ
れる。またフレームの直線部分の線幅はその指定された
コーナーRの線幅に合わせた寸法のものが採用されて、
所望のコーナーR付きフレームが作成されている。
【0082】なお、前述のS80あるいはS83におい
て文字サイズのポイント値として「10N」あるいは
「13N」と表示してあるが、この「N」の文字は半角
文字を意味するものである。
【0083】なお、前記実施例は本発明を限定するもの
ではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種
々の変形、改良が可能であることは勿論である。
【0084】
【発明の効果】以上のように、本発明の印字装置によれ
ば、文字列を囲むフレームと、さらにそのフレームに囲
まれる文字列のうちの一部分を囲むフレームとを付与す
ることで、文字列を二重に強調するとともに多様なデザ
インの印字をすることができる。しかも両フレームをそ
れぞれ独立した線幅及びコーナー形状にしたり、文字列
から各フレームを形成する距離をそれぞれ変える等する
ことにより、各フレームが文字列に対しそれぞれ異なっ
た形態に印字され、二重のフレームを文字列とともに見
やすくできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】テープカセット収納部の収納カバーを開けて示
すテープ印字装置の平面図である。
【図2】カセット収納部にテープカセットを収納した状
態を示す平面図である。
【図3】テープ印字装置の制御ブロック図である。
【図4】RAMの内容を模示的に示す説明図である。
【図5】本発明における文書作成から印字までの全体の
制御プログラムのフローチャートである。
【図6】本発明におけるグローバルフレーミング設定処
理の実行プログラムのフローチャートである。
【図7】液晶ディスプレイ上に表示されるグローバルフ
レーミング設定画面の内容を示した図である。
【図8】本発明におけるローカルフレーミング設定処理
の実行プログラムのフローチャートである。
【図9】ローカルフレーミング設定処理操作における液
晶ディスプレイ上の表示画面の変化状態を示した図であ
る。
【図10】コーナー選択処理の実行プログラムのフロー
チャートである。
【図11】液晶ディスプレイ上に表示されるコーナー選
択画面の内容を示した図である。
【図12】本発明における印字処理の実行プログラムの
フローチャートである。
【図13】図12に示した印字処理の実行プログラムに
おけるフレーミング作成処理の実行プログラムのフロー
チャートである。
【図14】イメージバッファにおけるフレーミング範囲
の取得状態を示した図である。
【符号の説明】
1 テープ印字装置 2 文字入力キー 3 印字キー 4a グローバルフレーミング設定キー 4b ローカルフレーミング設定キー 4c コーナー選択キー 4d 左方向カーソル移動キー 4e 右方向カーソル移動キー 4f 文字サイズ設定キー 5 リターンキー 7 液晶ディスプレイ 11 サーマルヘッド 15 フィルムテープ 31 CPU 32 ROM 33 CGROM 34 RAM 41 テキストメモリ 43 展開バッファ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−527(JP,A) 特開 平4−106669(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 17/21 - 17/26

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字列からなるテキスト(文書)を入力
    するテキスト入力手段と、前記文字列の周囲或いは文字列の一部を囲むフレームを
    付与することを指示するフレーミング設定手段と、 前記フレームにより囲まれる文字列範囲の大きさを判別
    する判別手段と、 前記判別手段により判別されたフレームを介して囲まれ
    る文字列範囲の大きさに基づいて、フレームの線幅を設
    定する線幅設定手段と、 その線幅設定手段により設定された線幅を有するフレー
    ムとそのフレームに囲まれる文字列を印字媒体に印字す
    る印字手段とを備えた ことを特徴とする印字装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、さらに前記判別手段
    により判別されたフレームを介して囲まれる文字列範囲
    の大きさに基づいて、フレームにおけるコーナー部の形
    状を設定するコーナー設定手段とを備え、 前記印字手段は、前記線幅設定手段により設定された線
    幅を有し、前記コーナー設定手段により設定された形状
    のコーナー部を有するフレームとそのフレームにより囲
    まれる文字列を印字媒体に印字することを特徴とする印
    字装置。
  3. 【請求項3】 文字列からなるテキスト(文書)を入力
    するテキスト入力手段と、 前記文字列の周囲を囲む第1のフレームを付与すること
    を指示する第1のフレーミング設定手段と、 前記第1のフレームに囲まれる文字列のうちの一部分の
    周囲を囲む第2のフレームを付与することを設定する第
    2のフレーミング設定手段と、 前記第1のフレームにより囲まれる文字列範囲の大き
    さ、及び、前記第2のフレームにより囲まれる文字列範
    囲の大きさを判別する判別手段と、 前記テキストを印字媒体に印字する際の文字サイズを設
    定する文字サイズ設定 手段と、 前記判別手段により判別された第1のフレームを介して
    囲まれる文字列範囲の大きさに基づいて、第1のフレー
    ムの線幅を設定する第1線幅設定手段と、 前記判別手段により判別された第2のフレームを介して
    囲まれる文字列範囲の大きさ、及び、前記文字サイズ設
    定手段により設定された文字サイズに基づいて、第2の
    フレームの線幅を設定する第2線幅設定手段と、 前記第1線幅設定手段により設定された線幅を有する第
    1のフレームとその第1のフレームにより囲まれる文字
    列、及び、前記第2線幅設定手段により設定された線幅
    を有する第2のフレームとその第2のフレームにより囲
    まれる文字列を印字媒体に印字する印字手段とを備えた
    ことを特徴とする印字装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、さらに、 前記判別手段により判別された第1のフレームを介して
    囲まれる文字列範囲の大きさに基づいて、第1のフレー
    ムにおけるコーナー部の形状を設定する第1コーナー設
    定手段と、 前記判別手段により判別された第2のフレームを介して
    囲まれる文字列範囲の大きさ、及び、前記文字サイズ設
    定手段により設定された文字サイズに基づいて、第2の
    フレームにおけるコーナー部の形状を設定する第2コー
    ナー設定手段とを備え、 前記印字手段は、前記第1線幅設定手段により設定され
    た線幅と前記第1コーナー設定手段により設定された形
    状のコーナー部を有する第1のフレームとその第1のフ
    レームにより囲まれる文字列、及び、前記第2線幅設定
    手段により設定された線幅と前記第2コーナー設定手段
    により設定された形状のコーナー部を有する第2のフレ
    ームとその第2のフレームにより囲まれる文字列を印字
    媒体に印字することを特徴とする印字装置。
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