JP2870233B2 - マットガード - Google Patents

マットガード

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JP2870233B2
JP2870233B2 JP3174530A JP17453091A JP2870233B2 JP 2870233 B2 JP2870233 B2 JP 2870233B2 JP 3174530 A JP3174530 A JP 3174530A JP 17453091 A JP17453091 A JP 17453091A JP 2870233 B2 JP2870233 B2 JP 2870233B2
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浩 向井
博久 生川
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/16Making multilayered or multicoloured articles
    • B29C45/1642Making multilayered or multicoloured articles having a "sandwich" structure

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,サンドイッチ構造のマ
ッドガードに関する。
【0002】
【従来技術】例えば,図及び図に示すごとく,サン
ドイッチ構造の自動車用マッドガード4は,車体に取付
ける本体41及び取付部43と,これらの下方に垂設し
た下片42とよりなる(特開平1−233178号公報
参照)。上記本体41は,ボルト挿入用の取付孔41
1,412を,また取付部43は同様の取付孔431を
有する。また,上記本体41と取付部43との間には,
両者で囲まれた凹所45を有する。該凹所45は,車体
の一部を挿入する部分である。
【0003】また,上記マッドガード4の断面構造は,
に示すごとく,本体41及び取付部43が表皮層2
の中にコア層3が内包されたサンドイッチ構造を有して
いる。なお,同図には,下片42が表皮層2のみによっ
て形成されたものが示されているが,下片42も本体4
1,取付部43の近くにおいてはサンドイッチ構造とす
ることもある。そして,表皮層2は軟質の合成樹脂が,
一方コア層3は硬質の合成樹脂が用いられている。つま
り,該サンドイッチ構造のマッドガードは,柔軟な表皮
層2の中に硬いコア層3を部分的に内包させることによ
り,マッドガードに柔軟性と剛性とを付与している。
【0004】
【解決しようとする課題】しかしながら,マッドガード
は,自動車の車輪の後方に配置されている。そのため,
自動車走行中に,マッドガードにおける本体及び取付部
における外側部分に,飛び跳ねた小石等が衝突し,音が
発生する。また,この小石等によってこれらが損傷を受
けることがある。本発明はかかる従来の問題点に鑑み,
上記音の発生がなく,外側部分が損傷を生じ難い,サン
ドイッチ構造のマッドガードを提供しようとするもので
ある。
【0005】
【課題の解決手段】本発明は,本体と取付部と両者の下
方に設けた下片とを有し,かつこれらは硬質の合成樹脂
材料よりなるコア層と,その表面を覆う軟質の合成樹脂
材料よりなる表皮層とにより構成されたサンドイッチ構
造のマッドガードであって,上記本体と取付部において
は,その外側部分の表皮層の厚みは内側部分における表
皮層の厚みよりも大きく形成されており,かつ取付部の
下方において下片との分岐点近くには凹状溝を有してい
ることを特徴とするマッドガードにある。
【0006】本発明において,上記外側部分とは,マッ
ドガードを自動車に取り付けたとき,外側に位置する部
分をいう。つまり前記のごとく飛び石等が当たる部分を
いう。
【0007】一方,内側部分とは,マッドガードを上記
のごとく取付けたとき,内側に位置する部分をいう。つ
まり,上記飛び石等が当たることのない部分をいう。
【0008】また,上記のごとく,外側部分と内側部分
の表皮層の厚みが異なるように,サンドイッチ構造の
ッドガードを製造する方法としては,成形型の型面の温
度を変えてサンドイッチ成形する方法がある。即ち,成
形型の型面の温度を,表皮層を厚くしたい部分(マッド
ガードの外側部分)については,表皮層を薄くしたい部
分(マッドガードの内側部分)よりも低温とする。
【0009】更に,上記のごとく温度差を設ける,具体
的な手段としては,成形型内の型面近くに冷却通路を設
けておき,該冷却通路内に通ずる冷却水の温度を,型面
の位置によって変える方法がある。即ち,厚い表皮層を
得たい部分に面する型面については冷却水の温度を低く
しておく。一方,薄い表皮層を得たい部分に面する型面
については,冷却水の温度を高くしておく。
【0010】そして,該成形型内に表皮層用の軟質樹脂
材料を射出し,次いで該表皮層用の軟質樹脂材料中へコ
ア層用の硬質樹脂材料を射出する。また,上記以外の方
法として,表皮層を厚くしたい部分には型面近くに冷却
通路を設け,薄くしたい部分は型面から遠くに冷却通路
を設ける。また,成形型を分割型とし,各分割型を異な
る温度となしておき,上記射出を行うこともできる。
【0011】
【作用及び効果】本発明のマッドガードは,外側部分の
表皮層の厚みが,内側部分のそれよりも大きく形成して
ある。そして,表皮層は,前記のごとく,軟質の合成樹
脂が用いられている。そのため,マッドガードの外側部
分に飛び石等の硬い物が衝突しても,その表皮層は厚み
の大きい軟質材料であるため,殆ど音が発生しない。ま
た,外側部分の表皮層は厚みが大きく,軟質の合成樹脂
材料よりなるため,弾力性も大きく,上記飛び石等の衝
撃力を吸収し易く,損傷も生じ難い。また,本発明のマ
ッドガードは,上記取付部の下方において,凹状溝を有
する。そのため,取付部の曲げ性が向上し,マッドガー
ドの取付部を車体に装着する とき,その取付操作が容易
である。したがって,本発明によれば,上記音の発生が
なく,また外側部分が損傷を生じ難い,また取付操作が
容易なサンドイッチ構造のマッドガードを提供すること
ができる。
【0012】
【実施例】実施例1 本発明の実施例にかかる,サンドイッチ構造のマッドガ
ードについて,図1〜図6を用いて説明する。本例のマ
ッドガード4は,図1及び図2に示すごとく,本体41
と取付部43と下片42とよりなる。また,該マッドガ
ード4は,硬質の合成樹脂材料よりなるコア層3とその
外側を覆う軟質の合成樹脂材料よりなる表皮層2とから
なるサンドイッチ構造を有する。
【0013】そして,ここに重要なことは,同図に示す
ごとく,本体41及び取付部43においては,その内側
部分Uの表皮層21は薄く,その外側部分Sの表皮層2
2は厚いことである。また,下片42においては,左右
両側の表皮層23が特に厚いことである。また,上記取
付部43の下方においては,下片42との分岐点近く
に,凹状溝435を有する。該凹状溝435は,後述す
る成形型の流動抵抗部105によって形成された部分で
ある。
【0014】次に,上記マッドガード4の成形方法につ
き説明する。まず,この成形方法に用いる成形型1は,
図3に示すごとく,分割型11〜13からなる。そし
て,これら分割型によって囲まれた部分が,マッドガー
ド成形用のキャビティ10を構成する。該キャビティ1
0は,本体形成部101,下片形成部102,取付部形
成部103よりなる。そして,分割型11及び12は,
その型面近くにそれぞれ複数の冷却通路16を有する。
また,分割型13もその型面近くに冷却通路17を有す
る。また,分割型13は,上記取付部形成部103の入
口部近傍に,突出した流動抵抗部105を有する。また
分割型11は,本体形成部101に開口するゲート18
を有する。該ゲート18は,表皮層用の軟質樹脂材料注
入用の射出成形機,及びコア層用の硬質樹脂材料注入用
の射出成形機(図示略)に連結している。
【0015】次に,射出成形方法につき図4〜図6を用
いて説明する。まず,図4に示すごとく,分割型11,
12の冷却通路16に低温(例えば10℃)の冷却水を
流しておく。また,分割型13の冷却通路17には,高
温(例えば20℃)の冷却水を流しておく。次に,本体
形成部101内に,ゲート18より表皮層用の軟質樹脂
材料20を射出する。この軟質樹脂材料20の射出量
は,キャビティ容量からコア層用の硬質樹脂材料の容量
を差し引いた容量である。
【0016】しかして,この射出時においては,軟質樹
脂材料20は本体形成部101内を前方へ押されてい
く。このとき,キャビティー壁に接触した部分の軟質樹
脂材料20は,固化し表皮層2を形成する。そして,軟
質樹脂材料20の先端が取付部形成部103と下片10
2との分岐点に達したとき,取付部形成部103側には
流動抵抗部105があるため,軟質樹脂材料20は流動
抵抗の少ない下片形成部102側により多く流入してい
く。そして,取付部形成部103側には少量の軟質樹脂
材料20が入っていく。
【0017】次に,上記軟質樹脂材料20の射出後は,
図5に示すごとく,本体形成部101の軟質樹脂材料2
0内にゲート18よりコア層用の硬質樹脂材料30を射
出していく。この射出により,硬質樹脂材料30は軟質
樹脂材料20内を前方に進んでいき,また軟質樹脂材料
20の中央部分は更に前方に押されていく。そして,図
6に示すごとく,キャビティ内は軟質樹脂材料20とそ
の内部の硬質樹脂材料30によって充填される。その後
は,全体を冷却,固化させ,成形型1より成形品を取り
出す。該成形品は,前記図1,図2に示したマッドガー
ド4である。
【0018】そして,上記製造過程において重要なこと
は,分割型11及び12の冷却通路16には低温の冷却
水を流し,分割型13には高温の冷却水を流してあるこ
とである。そのため,本体形成部101及び取付部形成
部103内に入った軟質樹脂材料20は,分割型11,
12の型面においては型面温度が低いので早く冷却され
て固化する。それ故,その厚みが大きくなる。一方,分
割型13の型面においては,型面温度が高いので徐々に
冷却,固化する。それ故,その厚みが小さい。
【0019】また,下片形成部102においては,分割
型11と12の両型面の温度が低いので,軟質樹脂材料
20はその両側面より強く冷却される。そのため,その
厚みが大きくなり,その中に入る硬質樹脂材料30の厚
みは薄くなる。なお,下片形成部102内は,前記流動
抵抗部105の存在によって,表皮層2がより早く入る
ため,その先端部25は軟質樹脂材料20のみとなる。
上記により,前記図1に示したごとく,本体41及び取
付部43の内側部分Uの表皮層21は薄く,その外側部
分Sの表皮層22が厚く,また下片42の左右の表皮層
23が厚い,そして,これら表皮層の中にコア層3が形
成されたサンドイッチ構造のマッドガードが得られる。
【0020】本例のマッドガード4は,外側部分Sの表
皮層22の厚みが内側部分Uの表皮層21よりも大きく
形成してある。そして,表皮層は,前記のごとく,軟質
の合成樹脂が用いられている。そのため,自動車走行中
において,マッドガード4の外側部分Sに飛び石が衝突
しても,その表皮層22は厚みの大きい軟質材料である
ため,殆ど音が発生しない。また,外側部分Sの表皮層
22は厚みが大きいため,弾力性も大きく,上記飛び石
の衝撃力を吸収し易く,損傷も生じ難い。また,本例の
マッドガード4は,上記取付部43の下方において凹状
溝435を有する(図1)。そのため,取付部43の曲
げ性が向上し,マッドガード4の取付部43を車体に装
着するとき,その取付操作が容易である
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1におけるサンドイッチ構造のマッドガ
ードの断面図。
【図2】図1のマッドガードの斜視図。
【図3】実施例1における成形型の断面図。
【図4】実施例1における成形型内の樹脂流れの説明
図。
【図5】実施例1における成形型内の樹脂流れの説明
図。
【図6】実施例1における成形型内の樹脂流れの説明
図。
【図7】従来のマッドガードの斜視図
【図8】従来のマッドガードの断面図
【符号の説明】
1...成形型,16...低温側の冷却通路,1
7...高温側の冷却通路,2...表皮層,3...
コア層,4...マッドガード,41...本体,4
2...下片,43...取付部,
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−233178(JP,A) 実開 平1−69081(JP,U) 実開 昭52−120463(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B62D 25/18 B60R 13/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体と取付部と両者の下方に設けた下片
    とを有し,かつこれらは質の合成樹脂材料よりなるコ
    ア層と,その表面を覆う軟質の合成樹脂材料よりなる表
    皮層とにより構成されたサンドイッチ構造のマッドガー
    ドであって, 上記本体と取付部においては,その外側部分の表皮層の
    厚みは内側部分における表皮層の厚みよりも大きく形成
    されており,かつ取付部の下方において下片との分岐点
    近くには凹状溝を有していることを特徴とするマッドガ
    ード。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4729868A (en) * 1986-01-09 1988-03-08 Westinghouse Electric Corp. Vibration arrestor for rod guide support structure of the inner barrel assembly of a pressurized water reactor

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