JP2869375B2 - 車輛用ヘッドレスト - Google Patents
車輛用ヘッドレストInfo
- Publication number
- JP2869375B2 JP2869375B2 JP8017758A JP1775896A JP2869375B2 JP 2869375 B2 JP2869375 B2 JP 2869375B2 JP 8017758 A JP8017758 A JP 8017758A JP 1775896 A JP1775896 A JP 1775896A JP 2869375 B2 JP2869375 B2 JP 2869375B2
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- Japan
- Prior art keywords
- headrest
- stay
- communication hole
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- retaining frame
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- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はヘッドレスト本体に適度
のクッション性と通気性があるうえに前後透視性もあっ
て快適な使用感が得られるうえに軽量化およびコストダ
ウンを図ることができる車輛用ヘッドレストに関するも
のである。
のクッション性と通気性があるうえに前後透視性もあっ
て快適な使用感が得られるうえに軽量化およびコストダ
ウンを図ることができる車輛用ヘッドレストに関するも
のである。
【０００２】
【従来の技術】従来の車輌用ヘッドレストのヘッドレス
ト本体は、ポリウレタンフォーム等の従来のクッション
用プラスチックスフォームよりなる芯体を合成樹脂レザ
ー地などよりなる表皮材で覆ったものを普通とするた
め、通気性が乏しいうえに前後透視性がなくて快適な使
用感が得られないうえに重量も嵩み、また、製造に手数
を要するために安価に提供できないなどの問題があるも
のであった。
ト本体は、ポリウレタンフォーム等の従来のクッション
用プラスチックスフォームよりなる芯体を合成樹脂レザ
ー地などよりなる表皮材で覆ったものを普通とするた
め、通気性が乏しいうえに前後透視性がなくて快適な使
用感が得られないうえに重量も嵩み、また、製造に手数
を要するために安価に提供できないなどの問題があるも
のであった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
するところは上記のような従来の問題点を解決して、ヘ
ッドレスト本体に適度のクッション性と通気性があって
快適な使用感が得られるうえに軽量化およびコストダウ
ンを図ることができる車輛用ヘッドレストを提供するに
ある。
するところは上記のような従来の問題点を解決して、ヘ
ッドレスト本体に適度のクッション性と通気性があって
快適な使用感が得られるうえに軽量化およびコストダウ
ンを図ることができる車輛用ヘッドレストを提供するに
ある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記のような課題を解決
した本発明の車輛用ヘッドレストは、無数の通孔を有す
る強靱な合成樹脂材よりなる２個の籠状の分割殻体をそ
の開口縁の合わせ縁同志を突き合わせて構成されるヘッ
ドレスト本体にステーが付設されたヘッドレストであっ
て、前記ステーを、脚部の上部にヘッドレスト本体の内
側に添う保形用枠部が連設されてこれに連通孔が配設さ
れたものとしておき、この連通孔を通じて前記した前後
の分割殻体のいずれか一方に設けられた連結ピンを他方
の分割殻体に設けられたピン係合部に係合させてヘッド
レスト本体にステーが組み付けられていることを特徴と
するものである。
した本発明の車輛用ヘッドレストは、無数の通孔を有す
る強靱な合成樹脂材よりなる２個の籠状の分割殻体をそ
の開口縁の合わせ縁同志を突き合わせて構成されるヘッ
ドレスト本体にステーが付設されたヘッドレストであっ
て、前記ステーを、脚部の上部にヘッドレスト本体の内
側に添う保形用枠部が連設されてこれに連通孔が配設さ
れたものとしておき、この連通孔を通じて前記した前後
の分割殻体のいずれか一方に設けられた連結ピンを他方
の分割殻体に設けられたピン係合部に係合させてヘッド
レスト本体にステーが組み付けられていることを特徴と
するものである。
【０００５】
【実施の形態】次に、本発明の好ましい実施の形態を図
示した自動車用シートのシートバックの頂部にシートバ
ックとは別体として装着するタイプの自動車用ヘッドレ
ストについて詳細に説明する。１はポリアミド系樹脂や
ポリオレフィン系樹脂などの強靱な合成樹脂材により成
形された籠状のヘッドレスト本体であって、図示のヘッ
ドレスト本体１は無数の通孔２が網目状に形成され且つ
開口縁を合わせ縁３ａ、４ａとした分割殻体３、４を前
記合わせ縁３ａ、４ａ同志を突き合わせ状としてステー
１１が付設された状態に組み込み一体化したものであ
る。
示した自動車用シートのシートバックの頂部にシートバ
ックとは別体として装着するタイプの自動車用ヘッドレ
ストについて詳細に説明する。１はポリアミド系樹脂や
ポリオレフィン系樹脂などの強靱な合成樹脂材により成
形された籠状のヘッドレスト本体であって、図示のヘッ
ドレスト本体１は無数の通孔２が網目状に形成され且つ
開口縁を合わせ縁３ａ、４ａとした分割殻体３、４を前
記合わせ縁３ａ、４ａ同志を突き合わせ状としてステー
１１が付設された状態に組み込み一体化したものであ
る。
【０００６】ステー１１は脚部１２、１２の上部に前記
ヘッドレスト本体１の内周に添う保形用枠部１３を連設
した合成樹脂材や金属などの強靱な材料よりなる中空管
状その他の軽量なもので、この保形用枠部１３にヘッド
レスト本体１は保持されている。この保持手段は図３に
詳細を示すように、保形用枠部１３の回りに連通孔１５
を有する連結用舌片１４が所要数配設されていて前後の
分割殻体３、４の合わせ縁３ａ、４ａのいずれか一方に
設けられた連結ピン５を前記連通孔１５を通じて他方の
分割殻体の合わせ縁に設けられたピン係合部６に係合さ
せることによりヘッドレスト本体１を保形用枠部１３に
保持させて組み付け作業を容易化したものである。
ヘッドレスト本体１の内周に添う保形用枠部１３を連設
した合成樹脂材や金属などの強靱な材料よりなる中空管
状その他の軽量なもので、この保形用枠部１３にヘッド
レスト本体１は保持されている。この保持手段は図３に
詳細を示すように、保形用枠部１３の回りに連通孔１５
を有する連結用舌片１４が所要数配設されていて前後の
分割殻体３、４の合わせ縁３ａ、４ａのいずれか一方に
設けられた連結ピン５を前記連通孔１５を通じて他方の
分割殻体の合わせ縁に設けられたピン係合部６に係合さ
せることによりヘッドレスト本体１を保形用枠部１３に
保持させて組み付け作業を容易化したものである。
【０００７】なお、図示しないがステー１１を前後の分
割殻体３、４のいずれか一方とともに一体成形したもの
として部品点数をより少ないものとしてもよい。また、
ヘッドレスト本体１の頭部当て面を含む一部を図４に示
すように保護シート７で覆って触感をよくするようにし
てもよく、この場合にはヘッドレスト本体１の頭部当て
面を他の部分より凹んだ浅い凹部としておいてもよい。
なお、図において８は分割殻体３、４の合わせ縁３ａ、
４ａに設けられたステー１１の脚部係合部である。
割殻体３、４のいずれか一方とともに一体成形したもの
として部品点数をより少ないものとしてもよい。また、
ヘッドレスト本体１の頭部当て面を含む一部を図４に示
すように保護シート７で覆って触感をよくするようにし
てもよく、この場合にはヘッドレスト本体１の頭部当て
面を他の部分より凹んだ浅い凹部としておいてもよい。
なお、図において８は分割殻体３、４の合わせ縁３ａ、
４ａに設けられたステー１１の脚部係合部である。
【０００８】このように構成されたものは、従来のヘッ
ドレストと同様にステー１１をもってシートバックの頂
部に挿着して使用した場合、ヘッドレスト本体１が無数
の通気孔２を有する強靱な合成樹脂材よりなる籠状のも
のであるから、ヘッドレスト本体１は適度のクッション
性と通気性があって快適な使用感が得られることとな
り、しかも、合成樹脂材よりなる籠状のヘッドレスト本
体１はポリウレタンフォーム等の従来のクッション用プ
ラスチックスフォームよりなる芯体を合成樹脂レザー地
などよりなる表皮材で覆ったものに比べて遙かに軽量で
あり、また、製作上はステーをポリウレタンフォームに
インサート成形したうえ表皮材で被覆する場合に比べて
製作工程を簡略化できるので量産容易でコストダウンを
図ることができる。
ドレストと同様にステー１１をもってシートバックの頂
部に挿着して使用した場合、ヘッドレスト本体１が無数
の通気孔２を有する強靱な合成樹脂材よりなる籠状のも
のであるから、ヘッドレスト本体１は適度のクッション
性と通気性があって快適な使用感が得られることとな
り、しかも、合成樹脂材よりなる籠状のヘッドレスト本
体１はポリウレタンフォーム等の従来のクッション用プ
ラスチックスフォームよりなる芯体を合成樹脂レザー地
などよりなる表皮材で覆ったものに比べて遙かに軽量で
あり、また、製作上はステーをポリウレタンフォームに
インサート成形したうえ表皮材で被覆する場合に比べて
製作工程を簡略化できるので量産容易でコストダウンを
図ることができる。
【０００９】特に、ヘッドレスト本体１を開口縁を合わ
せ縁３ａ、４ａとする分割殻体３、４を突き合わせたも
のとしたので金型設計が容易であり、また、ステー１１
を脚部１２、１２の上部にヘッドレスト本体１の内側に
添う保形用枠部１３を連設したものとしてこの保形用枠
部１３にヘッドレスト本体１を保持するようにしたので
強度的にも優れたものとなり、このようなものとしたも
のは、保形用枠部１３の回りに通孔１５を有する連結用
舌片１４を所要数配設する一方、前後の分割殻体３、４
のいずれか一方に連結ピン５を設けるとともに他方にピ
ン係合部６を設けておき、この連結ピン５を前記通孔１
５を通じてピン係合部６に係合させることによりヘッド
レスト本体１を保形用枠部１３に保持するようにできる
ので組み付け作業性が優れたものとなるし、ステー１１
を前後の分割殻体３、４のいずれか一方とともに一体成
形しておけば、より組み付け作業を簡単に行なうことが
できることとなり、さらにまた、ヘッドレスト本体１の
頭部当て面を含む一部をクッション性のよい保護シート
７で覆っておけば触感のよいものとなる。
せ縁３ａ、４ａとする分割殻体３、４を突き合わせたも
のとしたので金型設計が容易であり、また、ステー１１
を脚部１２、１２の上部にヘッドレスト本体１の内側に
添う保形用枠部１３を連設したものとしてこの保形用枠
部１３にヘッドレスト本体１を保持するようにしたので
強度的にも優れたものとなり、このようなものとしたも
のは、保形用枠部１３の回りに通孔１５を有する連結用
舌片１４を所要数配設する一方、前後の分割殻体３、４
のいずれか一方に連結ピン５を設けるとともに他方にピ
ン係合部６を設けておき、この連結ピン５を前記通孔１
５を通じてピン係合部６に係合させることによりヘッド
レスト本体１を保形用枠部１３に保持するようにできる
ので組み付け作業性が優れたものとなるし、ステー１１
を前後の分割殻体３、４のいずれか一方とともに一体成
形しておけば、より組み付け作業を簡単に行なうことが
できることとなり、さらにまた、ヘッドレスト本体１の
頭部当て面を含む一部をクッション性のよい保護シート
７で覆っておけば触感のよいものとなる。
【００１０】
【発明の効果】本発明は以上の説明からも明らかなよう
に、ヘッドレスト本体を無数の通気孔のある強靱な合成
樹脂材よりなる籠状のものとしてこれにステーを付設し
たものであるから、ヘッドレスト本体に適度のクッショ
ン性と通気性があるばかりか前後透視性もあって快適な
使用感が得られるうえに軽量化およびコストダウンを図
ることができる利点がある。従って、本発明は従来の車
輛用ヘッドレストの問題点を一掃したものとして、産業
の発展に寄与するところは極めて大きいものがある。
に、ヘッドレスト本体を無数の通気孔のある強靱な合成
樹脂材よりなる籠状のものとしてこれにステーを付設し
たものであるから、ヘッドレスト本体に適度のクッショ
ン性と通気性があるばかりか前後透視性もあって快適な
使用感が得られるうえに軽量化およびコストダウンを図
ることができる利点がある。従って、本発明は従来の車
輛用ヘッドレストの問題点を一掃したものとして、産業
の発展に寄与するところは極めて大きいものがある。
【図１】本発明の実施の形態の１例を示す斜視図であ
る。
る。
【図２】図１の分解斜視図である。
【図３】図１における要部の拡大断面図である。
【図４】本発明の実施の形態の他例を示す斜視図であ
る。
る。
【符号の説明】 １ ヘッドレスト本体 ２ 通孔 ３ 分割殻体 3a 合わせ縁 ４ 分割殻体 4a 合わせ縁 ５ 連結ピン ６ ピン係合部 ７ 保護シート 11 ステー 12 脚部 13 保形用枠部 14 連結用舌片 15 連通孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) A47C 7/38 B6ON 2/48
Claims (5)
- 【請求項１】 無数の通孔(2) を有する強靱な合成樹脂
材よりなる２個の籠状の分割殻体(3) 、(4) をその開口
縁の合わせ縁(3a)、(4a)同志を突き合わせて構成される
ヘッドレスト本体(1) にステー(11)が付設されたヘッド
レストであって、前記ステー(11)を、脚部(12)、(12)の
上部にヘッドレスト本体(1) の内側に添う保形用枠部(1
3)が連設されてこれに連通孔(15)が配設されたものとし
ておき、この連通孔(15)を通じて前記した前後の分割殻
体(3) 、(4) のいずれか一方に設けられた連結ピン(5)
を他方の分割殻体に設けられたピン係合部(6) に係合さ
せてヘッドレスト本体(1) にステー(11)が組み付けられ
ていることを特徴とするヘッドレスト。 - 【請求項２】 ステー(11)が前後の分割殻体(3) 、(4)
とは別体のものである請求項１に記載のヘッドレスト。 - 【請求項３】 連通孔(15)が保形用枠部(13)の回りに所
要数配設した連結用舌片(14)に設けられている請求項２
に記載のヘッドレスト。 - 【請求項４】 ステー(11)が前後の分割殻体(3) 、(4)
のいずれか一方とともに一体成形されている請求項１に
記載のヘッドレスト。 - 【請求項５】 ヘッドレスト本体(1) の頭部当て面を含
む一部が保護シート(7) で覆われている請求項１または
２または３または４に記載のヘッドレスト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8017758A JP2869375B2 (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | 車輛用ヘッドレスト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8017758A JP2869375B2 (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | 車輛用ヘッドレスト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09206162A JPH09206162A (ja) | 1997-08-12 |
| JP2869375B2 true JP2869375B2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=11952634
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8017758A Expired - Fee Related JP2869375B2 (ja) | 1996-02-02 | 1996-02-02 | 車輛用ヘッドレスト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2869375B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100761505B1 (ko) * | 2006-10-27 | 2007-09-27 | 최원갑 | 공연장 용 의자 |
| DE102015212510A1 (de) * | 2015-07-03 | 2017-01-05 | Johnson Controls Gmbh | Kopfstützenkörper und Kopfstütze |
-
1996
- 1996-02-02 JP JP8017758A patent/JP2869375B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH09206162A (ja) | 1997-08-12 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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