JP2869346B2 - 可倒式ロールバー装置 - Google Patents

可倒式ロールバー装置

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JP2869346B2 JP27606594A JP27606594A JP2869346B2 JP 2869346 B2 JP2869346 B2 JP 2869346B2 JP 27606594 A JP27606594 A JP 27606594A JP 27606594 A JP27606594 A JP 27606594A JP 2869346 B2 JP2869346 B2 JP 2869346B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の前席後方部に設
けられるロールバー装置に関するものであり、特に、当
該ロールバー装置を必要に応じて後方部へ傾倒させ、こ
れによって、車両後方部を開かれた状態(オープン状
態)にすることのできるようにした、可倒式のロールバ
ー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のロールバー装置は、車両のロール
オーバ転倒時等における乗員の保護を目的に設けられる
ものであり、従って、その取付部を初めとして、全体が
強度及び剛性の高められた構成となっているものであ
る。すなわち、図8に示す如く、逆U字状の門型の形態
からなるフレーム10と、当該門型のフレーム10を後
方部から支えるステー30とからなるものであり、これ
らが、車体50にボルト・ナット等を用いて剛結合され
ている構成からなるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のも
のは、強度・剛性の高められたものとなっており、乗員
保護という点においては優れているが、車両が停止して
いて後席乗員等が乗降をするようなときにおいては、上
記ロールバー装置が邪魔になるという問題点がある。こ
のような問題点を解決するために、車両が走行中等にお
いては、ロールオーバ転倒等に対して、十分に乗員の保
護を図ることができるようにするとともに、ロールバー
としての機能を発揮させる必要の無いようなときには、
簡単に折りたたんで、後方に収納することのできるよう
にした、可倒式のロールバー装置を提供しようとするの
が、本発明の目的(課題)である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明においては次のような手段を講ずることとし
た。すなわち、門型の形態からなるフレームを基礎とし
て形成されるものであって、当該門型のフレームが必要
に応じて後方へ倒されて収納される可倒式のロールバー
装置に関して、逆U字状の形態からなるものであって、
下方部に、後記ロアフレームへのヒンジ結合部を有する
アッパフレームと、当該アッパフレームの上記ヒンジ結
合部に、その上端部が結合されるとともに下端部が車体
に剛結合されるロアフレームと、上記アッパフレームを
後方から支える構成からなるものであって、上記アッパ
フレームの上方部に、その一端が回転自在に連結される
とともに、他端が後記アーム及びロアステーの上端部に
回転自在に連結されるアッパステーと、当該アッパステ
ーと共同して上記アッパフレームを後方から支えるもの
であって、その一端が上記アッパステーの下端部及びア
ームの上端部に回転自在に連結されるとともに、他端が
車体の一部に回転自在に取り付けられるロアステーと、
一端が上記アッパステーとロアステーの連結点に回転自
在に連結されるとともに他端が上記ロアフレームに沿っ
て設けられたスライドレールのガイド溝内に、当該ガイ
ド溝内を摺動運動することができるように取り付けられ
るアームと、上記アッパフレームの下端部とロアフレー
ムの上端部との間に形成されるヒンジ結合部周りに設け
られるものであって、上記アッパフレームとロアフレー
ムとを一体化させるように上記ヒンジ結合部を固定し、
または、必要に応じて当該ヒンジ結合部を回転自在な状
態に保持するロック装置と、当該ロック装置の作動と上
記アーム下端部の上記スライドレール上端部への保持
(ロック)とを連動させるリンク装置とを備えてなる構
成を採ることとした。
【0005】
【作用】上記構成を採ることにより、本発明において
は、次のような作用を呈することとなる。まず、図1に
示す如く、ロック装置6が作動し、ロック状態(固定状
態)になると、アッパフレーム1とロアフレーム2とは
一体化され、門型のロールバーが形成される。また、こ
の状態においては、アッパステー3とロアステー4とは
一直線になるとともに、更にはアーム5を介して全体が
トラス構造となり、剛性の高い構造物が形成されること
となる。その結果、アッパフレーム1及びロアフレーム
2によって形成される門型のフレームは、強度・剛性の
高いロールバーを形成することとなる。これによって、
車両がロールオーバ等の転倒をしたとしても、当該転倒
に対して、乗員を確実に保護することができるようにな
る。
【0006】次に、このようなロールバーを形成するも
のにおいて、上記ロック装置6をロック解除状態にする
と、上記ロック装置6のロック機構が解放され、上記ロ
アフレーム2の上端部とアッパフレーム1の下端部との
間に形成されたヒンジ結合部29は、回転自在となる。
また、これと同時にアーム5の下端部も解放され、当該
アーム5の下端部51は、上記フレーム2に沿って設け
られたスライドレール8内を摺動運動するこができるよ
うになる。このような状態において、上記アッパフレー
ム1の上方部を後方に倒すと、当該アッパフレーム1
は、図2に示す如く、上記ロアフレーム2の上端部との
間に形成されたヒンジ結合部29の回転中心(O29)を
支点にして後方へ回転運動をするようになる。また、こ
れと同時に、アーム5の下端部51は、上記スライドレ
ール8内を摺動運動して、下方部へと移動することとな
る。その結果、アッパステー3とロアステー4との間の
連結点は下方へと引張られることとなる。これらの結
果、上記アッパフレーム1は、上記ヒンジ結合部29の
回転中心(O29)を支点にして後方へ回転運動をする。
そして、図2に示す如く、車両の後方部へ折りたたまれ
た状態で収納されることとなる。
【0007】このような一連の作動により、本発明にか
かるロールバー装置は車両後方部へコンパクトにまとめ
られ収納されることとなり、その結果、後部座席あるい
は後部荷物室等は開かれた状態(オープン状態)とな
る。すなわち、頑丈な構造物が除去され、後席乗員の乗
降等が容易になる。また、後部荷物室等に長尺物等を搭
載するに当って便利になる。
【0008】
【実施例】本発明の実施例について、図1ないし図7を
基に説明する。本実施例の構成は、図1に示す如く、逆
U字状の形態からなるアッパフレーム1と、当該アッパ
フレーム1のポスト部12、12’の下方部に、その上
端部がヒンジ結合部29を介して回転自在に連結される
とともに下端部が車体9に固定される支柱状のロアフレ
ーム2と、当該ロアフレーム2の側面部に、当該ロアフ
レーム2に沿って設けられるスライドレール8と、一
方、一端が、上記アッパフレーム1の両ポスト部12、
12’の上方部に回転自在に連結されるとともに、他端
が、ロアステー4の一端及びアーム5の一端に回転自在
に連結されるアッパステー3と、当該アッパステー3に
一端が回転自在に連結されるとともに、他端が車体9の
一部に回転自在に連結されるロアステー4と、一端が上
記アッパステー3とロアステー4との連結点に回転自在
に連結されるとともに、他端(下端部)51が、上記ス
ライドレール8に設けられたガイド溝88内に、当該ガ
イド溝内を摺動可能なように取り付けられるアーム5と
からなり、これら各部材が各連結点で回転自在に連結さ
れるトラス構造物からなることを基本とするものであ
る。
【0009】このような構成において、上記アッパフレ
ーム1とロアフレーム2との連結部であるヒンジ結合部
29の周りには、図3に示すような、アッパフレーム1
とロアフレーム2とを一体化し、全体として門型のフレ
ームを形成させるロック装置6が設けられている。そし
て更に、当該ロック装置6の作動と連動して作動するも
のであって、上記アーム5の下端部51を上記スライド
レール8の上端部に設けられたポケット部81内に保持
するリンク装置7が設けられている構成からなるもので
ある。
【0010】なお、このような構成において、上記ロッ
ク装置6は、図4に示す如く、アッパフレーム1のポス
ト部12、12’の下端部に設けられたブラケット19
を介して取り付けられたU字状のストライカ61と、当
該ストライカ61と係合するフック状のラッチ62と、
当該ラッチ62の回転運動を制御して、上記ストライカ
61とラッチ62との間を係合させたり係合解除させた
りするポール63と、当該ポール63の作動を制御する
とともに、次に述べるリンク装置7のロッド71に連結
されるレバー64とからなることを基本とするものであ
る。このような構成からなるロック装置6が、上記アッ
パフレーム1の下端部とロアフレーム2の上端部との間
に設けられ、そして、当該ロック装置6のストライカ6
1とラッチ62とが係合状態(ロック状態)となり、更
には、このような状態において、上記アッパフレーム1
の下端部とロアフレーム2の上端部との間に設けられた
ヒンジ結合部29とが共同することによって、上記アッ
パフレーム1のポスト部12、12’とロアフレーム2
とは一体的に固定されることとなる。これによって門型
のロールバーが形成されるようになっているものであ
る。
【0011】このような構成からなる上記ロック装置6
のレバー64に連結(結合)し、上記ロック装置6の作
動と連動するリンク装置7は、図3及び図4に示す如
く、上記レバー64に、その一端が連結され、他端は後
記スナップロック72に連結されるロッド71と、当該
ロッド71に一端が連結されるとともに、他端は上記ア
ーム5の一端(下端部)51をスライドレール8の上方
に設けられたポケット部81に保持するレバー状のスナ
ップロック72とからなるものである。
【0012】このようなスナップロック72に、その一
端(下端部)51が支持されるアーム5は、ロッド状の
部材からなるものであり、他端(連結部)59は、図1
及び図5に示す如く、アッパステー3とロアステー4と
の連結点、具体的には、アッパステー3の下端部に設け
られた下端部ヨーク39と、ロアステー4の上端部に設
けられた上端部ヨーク41との連結点に、連結ボルト9
9等を介してピン結合されている構成からなるものであ
る。なお、このようなアッパステー3、ロアステー4、
及びアーム5の三者がピン結合される構成からなるもの
において、アッパステー3の上端部は、上端部ヨーク3
1を介して、更には、図1及び図7に示す如く、アッパ
フレーム1のポスト部12、12’の上方部に設けられ
た取付ブラケット17、取付ボルト32等を介して、ピ
ン結合されるようになっているものである。また、ロア
ステー4は、その下端部が、下端部ヨーク49を介し
て、更には、図1及び図6に示す如く、車体9に設けら
れたブラケット91、取付ボルト92等を介して、回転
自在に取り付けられるようになっているものである。
【0013】なお、上記構成において、本実施例にかか
るロールバー装置が、図1に示すようにロールバーとし
て設置(セット)される状態、あるいは、図2に示すよ
うに折りたたまれて収納された状態の、いずれかの状態
に維持される場合の、その基本作動点となるヒンジ結合
部29は、図1ないし図4に示す如く、アッパフレーム
1の両ポスト部12、12’の最下端部に設けられたヒ
ンジブラケット18と、ロアフレーム2の最上端部に設
けられたヒンジブラケット28とからなるものであり、
これら両ヒンジブラケット18、28が、両者の回転中
心となるヒンジ点(O29)を支点にして回転自在なよう
に結合されている構成からなるものである。
【0014】なお、このようなヒンジ結合部29のヒン
ジブラケット28を、その上端部に有するロアフレーム
2は、図1及び図2に示す如く、支柱状の部材からなる
ものであり、その下端部にはベース25が設けられてお
り、このベース25を介して、車体9にボルト・ナット
等により固定、すなわち、剛結合されるようになってい
るものである。
【0015】また、このような構成からなるロアフレー
ム2の側面には、図1及び図2に示す如く、当該ロアフ
レーム2に沿って、ガイド溝88からなるスライドレー
ル8が設けられている構成となっている。そして、当該
スライドレール8のガイド溝88内には、図1及び図2
に示す如く、アーム5の下端部51が係合するようにな
っているものである。そして更に、当該アーム5の下端
部51は、上記ガイド溝88内を摺動運動するようにな
っているものである。また、当該ガイド溝88の最上端
部には、図3及び図4に示す如く、ポケット部81が設
けられており、上記ロック装置6及び当該ロック装置6
と連動するリンク装置7のスナップロック72がロック
状態にあるときに、上記アーム5の下端部51が、この
ポケット部81内に保持(ロック)されるようになって
いるものである。
【0016】次に、このような構成からなる本実施例の
作動態様等について説明する。本実施例の作動態様は、
基本的には上記作用の欄のところで述べたものと同じで
ある。すなわち、図1に示す如く、ロック装置6がロッ
ク状態になると、アッパフレーム1及びロアフレーム2
は一体化されるとともに、アッパステー3、ロアステー
4、アーム5等の各部材も所定の状態に保持され、全体
としてトラス構造物が形成されることとなる。その結
果、全体として門型のロールバーが形成されることとな
る。
【0017】次に、このような状態において、図2に示
す如く、ロック装置6のロック状態を解除すると、アー
ム5の下端部51は、上記スライドレール8のガイド溝
88内にて自由な状態となるので、アッパフレーム1の
水平部11を後方に押し倒すことによって、アッパステ
ー3とロアステー4とが、その連結点(O34)にて折れ
曲がるとともに、アッパフレーム1とロアフレーム2の
連結部においてもヒンジ結合部29のヒンジ点(O29
を支点にして折れ曲がることとなる。その結果、図2に
示す如く、アッパフレーム1等は、後方に折りたたまれ
て、コンパクトな状態に収納されることとなる。
【0018】ところで、このような折りたたみ操作の起
点となる上記ロック装置6のロック解除操作は、まず、
図4において、上記ロック装置6と連動するように形成
されたリンク装置7のスナップロック72を作動させる
ことによって行なわれる。すなわち、図4において、ロ
ック状態(実線図示状態)になっているスナップロック
72を操作し、二点鎖線図示位置の解除状態に作動させ
る。これによって、ガイド溝88の最上端位置に形成さ
れたポケット部81内に保持されていたアーム5の下端
部51は、自由な状態となり、ガイド溝88の上端部へ
と誘導されて来る(二点鎖線図示位置)。
【0019】また、これと同時に、図4に示す如く、上
記スナップロック72の一端に連結されているロッド7
1が作動し、二点鎖線図示状態となる。これに伴なっ
て、当該ロッド71の一端に連結されているロック装置
6のレバー64も二点鎖線図示位置に作動する。その結
果、当該レバー64と係合しているポール63が二点鎖
線図示状態に作動し、当該ポール63と、その先端部6
31を介して係合しているラッチ62も自由な状態とな
る。ところで、当該ラッチ62には、図4において、当
該ラッチ62を反時計方向に回転駆動するスプリング
(図略)が設けられており、このスプリングのばね反力
に抗するように、上記ポール63の先端部631とラッ
チ62の係合部621とが係合しているものである。従
って、上記ポール63の作動により、当該ポール63の
先端部631と上記ラッチ62の係合部621との間の
係合状態が解除されると、当該ラッチ62は反時計方向
に自由に回転運動をすることとなり、これによって、上
記ストライカ61とラッチ62のフック部622との間
の係合状態が解除されることとなる。
【0020】その結果、アッパフレーム1は、ヒンジ結
合部29の回転中心(ヒンジ点)O29を支点にして後方
へ回転可能となる。このように、リンク装置7のスナッ
プロック72を操作することによって、上記ロック装置
6のロック状態を解除させ、延いてはアッパフレーム1
を後方へ傾倒させることが可能なようになる。これによ
って、本ロールバー装置の傾倒、すなわち、折りたたみ
及び収納を行なうことができるようになる。
【0021】なお、このロック解除操作とは逆の操作を
行なうことによって、トラス構造からなるロールバー装
置を形成させることができる。すなわち、図2に示すよ
うな状態に折りたたまれているアッパフレーム1を起こ
して、当該アッパフレーム1の下端部にブラケット19
を介して設けられているストライカ61を、上記ロック
装置6のラッチ62のフック部622に係合させる。こ
れによって自動的に当該ロック装置6はロック状態とな
る。これと同時に、当該ロック装置6と連動するように
なっているリンク装置7が作動し、上記アッパフレーム
1の引き起こし作動に連動して、上記スライドレール8
のガイド溝88内を上昇して来たアーム5の下端部51
は、上記ガイド溝88の最上端部に形成されたポケット
部81内に設置されることとなる。また、同時に、上記
スナップロック72も時計方向に回転運動(作動)をす
ることとなり、これによって、当該スナップロック72
の下端部は、上記ポケット部81内に収納されたアーム
5の下端部51を保持(ロック)することとなる。これ
によってトラス構造からなるロールバーが形成されるこ
ととなる。
【0022】
【発明の効果】本発明によれば、門型の形態からなるフ
レームを基礎として形成されるものであって、当該門型
のフレームが必要に応じて後方へ倒されて収納される可
倒式のロールバー装置に関して、逆U字状の形態からな
るものであって、下方部に、後記ロアフレームへのヒン
ジ結合部を有するアッパフレームと、当該アッパフレー
ムの上記ヒンジ結合部に、その上端部が結合されるとと
もに下端部が車体に剛結合されるロアフレームと、上記
アッパフレームの上方部に、その一端が回転自在に連結
されるとともに、他端が後記アーム及びロアステーの上
端部に回転自在に連結されるアッパステーと、当該アッ
パステーの下端部及びアームの上端部に一端が回転自在
に連結されるとともに他端が車体の一部に回転自在に取
り付けられるロアステーと、一端が上記アッパステーと
ロアステーとの連結点に回転自在に連結されるとともに
他端が上記ロアフレームに沿って設けられたスライドレ
ール内を摺動可能なように取り付けられるアームと、上
記アッパフレームの下端部とロアフレームの上端部との
間に形成される連結部に設けられるロック装置と、当該
ロック装置の作動と連動し、上記アーム下端部の上記ス
ライドレール上端部への保持(ロック)を行なうリンク
装置と、を備えてなる構成を採ることとしたので、上記
ロック装置をロック状態に保持することによって、全体
として門型の形態を有するトラス構造からなるロールバ
ー装置を形成することができるようになった。なお、本
ロールバー装置は、トラス構造からなるものであるの
で、全体として軽量化が図られているとともに、強度・
剛性も十分に高められるようになった。
【0023】また、上記ロック装置を簡単な操作でロッ
ク解除させることができるとともに、このロック解除操
作によりアッパフレームを主としたロールバー装置を後
方のスペースに簡単に折りたたんだ状態で収納すること
ができるようになった。これによって、車両の後方部空
間を開かれた状態に保持することができるようになり、
この開かれた空間(スペース)を利用して、後席乗員の
乗降、あるいは積荷の積降ろし等を円滑に行なうことが
できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるロールバー装置の展開された状
態を示す斜視図である。
【図2】本発明にかかるロールバー装置の折りたたまれ
た状態を示す斜視図である。
【図3】本発明にかかるロック装置及びリンク装置周り
の構成を示す斜視図である。
【図4】本発明にかかるロック装置及びリンク装置周り
の構成を示す立面図である。
【図5】本発明にかかるアッパステー、ロアステー、ア
ームについての、その連結部の構成を示す展開斜視図で
ある。
【図6】本発明にかかるロアステーの、その下端部と車
体との間の連結部の構成を示す展開斜視図である。
【図7】本発明にかかるアッパステーとアッパフレーム
との間の連結部の構成を示す展開斜視図である。
【図8】従来例の全体構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 アッパフレーム 11 水平部 12 ポスト部 12’ ポスト部 17 取付ブラケット 18 ヒンジブラケット 19 ブラケット 2 ロアフレーム 25 ベース 28 ヒンジブラケット 29 ヒンジ結合部 3 アッパステー 31 上端部ヨーク 32 連結ボルト 39 下端部ヨーク 4 ロアステー 41 上端部ヨーク 49 下端部ヨーク 5 アーム 51 下端部 59 連結部 6 ロック装置 61 ストライカ 62 ラッチ 621 係合部 622 フック部 63 ポール 631 先端部 64 レバー 7 リンク装置 71 ロッド 72 スナップロック 8 スライドレール 81 ポケット部 88 ガイド溝 9 車体 91 ブラケット 92 取付ボルト 99 連結ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−32189(JP,A) 実開 平5−13863(JP,U) 実開 平4−100949(JP,U) 実開 昭62−176063(JP,U) 実開 昭50−79115(JP,U) 実開 平2−57756(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 21/11 - 21/13

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 門型の形態からなるフレームを基礎とし
    て形成されるものであって、当該門型のフレームが必要
    に応じて後方へ倒されて収納される可倒式のロールバー
    装置において、逆U字状の形態からなるものであって、
    下方部に、後記ロアフレームとのヒンジ結合部を有する
    アッパフレームと、当該アッパフレームの上記ヒンジ結
    合部に、その上端部が結合されるとともに下端部が車体
    に剛結合されるロアフレームと、上記アッパフレームの
    上方部に、その一端が回転自在に連結されるとともに、
    他端が後記アーム及びロアステーの上端部に回転自在に
    連結されるアッパステーと、当該アッパステーの下端部
    に一端が回転自在に連結されるとともに他端が車体の一
    部に回転自在に取り付けられるロアステーと、一端が上
    記アッパステーとロアステーとの連結点に回転自在に連
    結されるとともに他端が上記ロアフレームに沿って設け
    られたスライドレール内に、当該スライドレール内を摺
    動運動することができるように取り付けられるアーム
    と、一方、上記アッパフレームの下端部とロアフレーム
    の上端部との間に形成される連結部周りに設けられるロ
    ック装置と、当該ロック装置の作動と連動して作動する
    ものであって、上記アーム下端部の上記スライドレール
    上端部への保持(ロック)を行なうリンク装置と、から
    なることを特徴とする可倒式ロールバー装置。
  2. 【請求項2】 門型の形態からなるフレームを基礎とし
    て形成されるものであって、当該門型のフレームが必要
    に応じて後方へ倒されて収納される可倒式のロールバー
    装置において、逆U字状の形態からなるものであって、
    下方部に、後記ロアフレームへのヒンジ結合部を有する
    アッパフレームと、当該アッパフレームの上記ヒンジ結
    合部に、その上端部が結合されるとともに下端部が車体
    に剛結合されるロアフレームと、上記アッパフレームを
    後方部から支える構成からなるものであって、上記アッ
    パフレームの上方部に、その一端が回転自在に連結され
    るとともに、他端が後記アーム及びロアステーの上端部
    に回転自在なように連結されるアッパステーと、当該ア
    ッパステーと共同して上記アッパフレームを後方から支
    えるものであって、その一端が上記アッパステーの下端
    部及びアームの上端部に回転自在に連結されるとともに
    他端が車体の一部に回転自在に取り付けられるロアステ
    ーと、一端が上記アッパステーとロアステーとの連結点
    に回転自在に連結されるとともに他端が上記ロアフレー
    ムに沿って設けられたスライドレールのガイド溝内に、
    当該ガイド溝内を摺動運動することができるように取り
    付けられるアームと、上記アッパフレームの下端部とロ
    アフレームの上端部との間に形成されるヒンジ結合部周
    りに設けられるものであって、上記ヒンジ結合部を固定
    状態及び回転自在な状態のうちのいずれか一方の状態に
    保持するロック装置と、当該ロック装置の作動と上記ア
    ーム下端部の上記スライドレール上端部への保持(ロッ
    ク)とを連動させるリンク装置と、を備えた構成からな
    ることを特徴とする可倒式ロールバー装置。
JP27606594A 1994-10-14 1994-10-14 可倒式ロールバー装置 Expired - Fee Related JP2869346B2 (ja)

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