JP2868880B2 - シートトラック - Google Patents

シートトラック

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JP2868880B2
JP2868880B2 JP2262629A JP26262990A JP2868880B2 JP 2868880 B2 JP2868880 B2 JP 2868880B2 JP 2262629 A JP2262629 A JP 2262629A JP 26262990 A JP26262990 A JP 26262990A JP 2868880 B2 JP2868880 B2 JP 2868880B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、自動車等に使用されるシートトラックに関
し、更に詳しくは、シートスライド位置のメモリ機構を
有したシートトラックに関する。
(従来の技術) ここで、シートスライド位置のメモリ機能を有したシ
ートトラックの従来例の一例を図を用いて説明する。第
9図は従来のメモリ機能を有したシートトラックの斜視
図、第10図は第9図を別の角度より見た斜視図、第11図
は第9図におけるA−A断面図、第12図は第11図におけ
るB−B断面図である。
先ず、第11図において、1はフロア側に固設されるロ
アレール、2は該ロアレール1に摺動可能に嵌合するア
ッパレールである。ロアレール1は基壁部1aと、該基壁
部1aの両側より反フロア方向に折曲した側壁部1bと、該
側壁部1bより外側に向って延出するフランジ部1cとより
なっている。又、アッパレール2は基壁部2aと、該基壁
部2aの両側よりフロア方向に延出する側壁部2bと、該側
壁部2bより内側に向って延出するフランジ部2cとよりな
っている。そして、スチールボール3、ローラ4でもっ
てロアレール1とアッパレール2とは摺動可能に嵌合し
ている。
次に、第9図及び第10図において、ロアレール1の基
壁部1aには、ロック孔5aが所定のピッチで穿設されたロ
ックプレート5が固着されている。又、アッパレール2
の基壁部2aにはアッパレール2に沿設されたハンドルシ
ャフト6を回動可能に支持するハンドルシャフトブラケ
ット7が固着されている。ハンドルシャフトブラケット
7には2つのハンドルシャフト支持部7aが設けられ、該
2つのハンドルシャフト支持部7aの間のハンドルシャフ
ト6にはロックレバー8が固着され、オープンレバー9
が回動可能に嵌合している。ロックレバー8はロックプ
レート5のロック孔5aに係合可能なロック歯8aとオープ
ンレバー9に当接可能な突起部8bとを有している。オー
プンレバー9は図示しないウォークインハンドル(又は
リクライニングレバー)の作動を伝達するウォークイン
ケーブル10が接続されるウォークインケーブル接続部9a
と該ウォークインケーブル接続部9aの両側に突設された
第1突起部9bと第2突起部9cとを有している。ハンドル
シャフト6の一方の端部には、すり割部6aが設けられ、
該すり割部6aの近傍のハンドルシャフト6には、第1の
スプリング14が巻装されている。そして、第1のスプリ
ング14の一方の端部はすり割部6aに、他方の端部はハン
ドルシャフトブラケット7にそれぞれ係止され、ハンド
ルシャフト6をロックレバー8とロックプレート5との
係合方向に回動付勢している。又、ハンドルシャフトブ
ラケット7の側方のアッパレール1の基壁部1aには、レ
バーガイドブラケット11が固着されている。レバーガイ
ドブラケット11にはレバーガイド12がピン13を用いて回
動可能に取付けられている。レバーガイド12の一方の回
動端部には、非ウォークイン時、オープンレバー9の第
2の突起部9cが当接する突起部12aと、ウォークイン
時、オープンレバー9の第2の突起部6cが係合する切欠
部12bと、他方の回動端部にはキック部12cとが設けられ
ている。ピン13には第2のスプリング15が巻装され、該
第2のスプリング15の一方の端部はレバーガイド12に、
他方の端部はピン13にそれぞれ係止されている。そし
て、第2のスプリング15は、レバーガイド12の一方の回
動端部がオープンレバー9方向に回動する付勢力をレバ
ーガイド12へ与えている。ロックプレート5には、ロッ
ク孔16aが所定のピッチで穿設されたガイドプレート16
が固着されている。そして、該ガイドプレート16には、
メモリガイド17が摺動可能に嵌合している。メモリガイ
ド17は、第11図に示すように、ガイドプレート16が嵌入
するスリットが設けられた本体部17aと、レバーガイド1
2のキック部12cに当接可能な突起部17bと、把手部17c
と、アッパレール2の側壁2b方向に延出する指示部17d
とから構成されている。メモリガイド17の本体部17aの
スリット内には、第12図に示すように、ガイドプレート
16に穿設されたロック孔16aに係合可能な突起17eが突設
されている。又、メモリガイド17のスリット内には、円
弧状の板ばね18が嵌挿され、メモリガイド17へ突起17a
がガイドプレート16のロック孔16aに係合する方向の付
勢力を与えている。
次に上記構成の作動を説明する。
先ず、通常のシートトラックポジションの調整は、第
9図において、ハンドルシャフト6を第1のスプリング
14の付勢力に抗して矢印I方向に回動させる。すると、
ハンドルシャフト6に固着されたロックレバー8がロッ
クプレート5との反係合方向に回動し、シートトラック
のロック解除がなされ、アッパレール1はロアレール2
に対し摺動可能な状態となる。そして、所望のシートス
ライドを行った後、ハンドルシャフト6を回動させてい
た力を解除すると、ロックレバー8がロックプレート5
方向に回動し、ロックレバー8のロック歯8aがロックプ
レート5のロック孔5aに再び係合し、ロック状態とな
る。
次に図示しないウォークインハンドル(又はリクライ
ニングレバー)を作動させると、シートバックが前方に
倒れる。また、ウォークインハンドルの作動はウォーク
インワイヤ10を介して、オープンレバー9に伝達され、
オープンレバー9は第9図において矢印II方向に回動す
る。オープンレバー9が回動すると、第1突起部9bがロ
ックレバー8の突起部8bに当接し、ロックレバー8も共
に矢印II方向に回動し、ロックレバー8とロックプレー
ト5との係合の解除、つまり、シートトラックのロック
解除がなされる。更に、オープンレバー9が矢印II方向
に回動することにより、第2突起部9cは、レバーガイド
12を第2のスプリング15の付勢力に抗して、矢印III方
向に回動させた後、レバーガイド12の切欠部12bに係合
し、ロックレバー8を非係合位置に保持する。そして、
シートトラックのロック解除がなされると同時に図示し
ないばねにより前方に付勢されているシートは、最前位
にスライドし、ウォークインがなされる。
次に、ウォークインがなされたシートをウォークイン
前のシートトラック位置に復帰させるには、前方に倒れ
たシートを起こし、シートを後方にスライドさせてい
く。ここで、メモリガイド17はウォークイン前のシート
位置に配置されているものとする。後方にシートをスラ
イドさせていくと、メモリガイド17の突起部17bにレバ
ーガイド12のキック部12cが当接し、レバーガイド12を
第9図において、反矢印III方向に回動させる。する
と、ロックレバー8を非係合位置に保持していたレバー
ガイド12の切欠部12bとオープンレバー9の第2突起部9
cとの係合が解除され、ロックレバー8は第1のスプリ
ング14でもって回動し、ロックレバー8のロック歯8aが
ロックプレート5のロック孔5aに係合し、ロックがなさ
れ、ウォークイン前のシートトラック位置への復帰が完
了する。
又、メモリガイド17は、第11図において、把手17を持
って矢印IV方向の力を板ばね18の付勢力に抗して加えれ
ば、メモリガイド17の突起17aとガイドプレート16のロ
ック孔16aとの係合が解除され、任意の位置に移動でき
るようになっている。尚、本従来例では、アッパレール
2bの側壁部2bに目印が設けられており、ウォークイン前
にこの目印にメモリガイド17の指示部17dを合わせるこ
とにより、ウォークイン前のシートトラック位置への復
帰は容易にできるようになっている。
上記構成によれば、ウォークイン後、シートをウォー
クイン前のシートトラック位置へワンアクションで復帰
させることができる。又、復帰させるシートトラック位
置もメモリガイド17をガイドプレート16上を移動させる
ことにより、任意に設定できる。
(発明が解決しようとする課題) しかし、上記構成のシートトラックにおいては、ウォ
ークイン後、シートを後方にシートスライドさせるとき
にのみ、メモリ機構が働き、前方に移動させるときには
メモリ機能は働かない。つまり、一方向のみにシートを
スライドさせた時にのみ、メモリ機能が働かないという
問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、前方
向,後ろ方向どちらの方向からのシートスライドでも、
メモリ機能が作用し、更に、2ヶ所のメモリ設定ができ
るシートトラックを提供することにある。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決する本発明は、フロア側に固設される
ロアレールと、該ロアレールに摺動可能に嵌合するアッ
パレールと、前記ロアレールに設けられ、ロック孔が穿
設されたロックプレートと、前記ロアレールに沿って設
けられ、メモリロック孔が穿設されたロックメモリプレ
ートと、該ロックメモリプレートに沿って摺動可能に設
けられた第1及び第2のメモリガイドと、前記アッパレ
ールに回動可能に沿設されたハンドルシャフトと、 該ハンドルシャフトに固着され、前記ロックプレート
のロック孔と係合可能なロックレバーと、前記ハンドル
シャフトを前記ロックレバーと前記ロックプレートの係
合方向に回動付勢する第1のスプリングと、前記ロック
レバーの両サイドの配設され、前記ハンドルシャフトに
回動可能に嵌合し、前記ロックレバーと当接し、共に回
動する第1及び第2のオープンレバーと、該第1及び第
2のオープンレバーをそれぞれ回転させるメモリレバー
と、前記アッパレールに回動可能に取付けられ、一方の
回動端部に非メモリレバー操作時、前記オープンレバー
と当接する突起部及びメモリレバー操作時前記オープン
レバーと係合し、前記ロックレバーを非係合位置に保持
する切欠き部が設けられ、他方の回動端部に前記第1及
び第2のメモリガイドにそれぞれ当接可能なキック部が
設けられた第1及び第2のレバーガイドと、該第1及び
第2のレバーガイドの一方の回動端部を前記オープンレ
バー方向に回動付勢する第2及び第3のスプリングとを
有するものである。
(作用) 本発明のシートトラックにおいて、メモリ位置の設定
は、ロックメモリプレートに沿って摺動可能に設けられ
た第1及び第2のメモリガイドを所望の位置に移動させ
ることでなされる。
次に、メモリレバーを操作すると、第1のオープンレ
バーと第2のオープンレバーのうちどちらか一方が回転
し、ロックプレートと係合していたロックレバーも第1
又は第2のオープンレバーと共に回転し、ロックレバー
とロックプレートとの係合が解除される。そして、第1
又は第2のレバーガイドの一方の回動端部に設けられた
突起部に当接していた第1又は第2のオープンレバーは
第1及び第2のレバーガイドの一方の回動端部に設けら
れた切欠部に係合し、第1及び第2のオープンレバーと
共に回動したロックレバーをロックプレートとの非係合
位置に保持する。
メモリレバーを解除し、アッパレールをロアレールに
沿って移動させると、第1又は第2のレバーガイドの他
方の回動端部に設けられたキック部がロアレールに沿っ
て摺動可能に設けられた第1又は第2のメモリガイドに
当接し、第1又は第2のレバーガイドは回動し、第1又
は第2のレバーガイドの切欠部と第1又は第2のオープ
ンレバーとの係合が解除され、ロックレバーはロックプ
レートと再び係合する。
(実施例) 次に、第1図乃至第4図を用いた本発明の一実施例を
説明する。
第1図は本発明の一実施例を説明する要部斜視図、第
2図は第1図におけるB−B断面図、第3図は第1図の
C方向矢視図、第4図は本実施例のシートトラックが設
けられたシートの斜視図、第5図は第4図におけるメモ
リレバーの構造を説明する斜視図、第6図は第2図にお
けるメモリプレートの説明図、第7図はメモリ機能の作
動を説明する図、第8図はメモリ設定時の作動を説明す
る図である。
先ず、第4図を用いて本実施例のシートトラックが設
けられたシートの説明を行う。図において、21はフロア
側に設けられるシートクッション、22はシートクッショ
ン21に対してリクライニング可能に設けられたシートバ
ックである。23,24はシートスライド位置のメモリ設定
を行う第1及び第2のメモリノブである。25はシートバ
ック22のリクライニングを解除するレリーズアームであ
る。
次に、第1図及び第2図を用いてシートクッション21
の下部に設けられるシートトラックの説明を行う。図に
おいて、31はフロア側に固設されるロアレール、32は該
ロアレール31に摺動可能に嵌合するアッパレールであ
る。ロアレール31は基壁部31aと、該基壁部31aの両側よ
り反フロア方向に折曲した側壁部31bと、該側壁部31bよ
り外側に向って延出するフランジ部31cとよりなってい
る。又、アッパレール32は基壁部32aと、該基壁部32aの
両側よりフロア方向に延出する側壁部32bと、該側壁部3
2bより内側に向って延出するフランジ部32cとよりなっ
ている。そして、スチールボール33、ローラ34でもって
ロアレール31とアッパレール32とは摺動可能に嵌合して
いる。
次に、第1図及び第2図において、ロアレール31の基
壁部31aには、ロック孔35aが所定のピッチで穿設された
ロックプレート35が固着されている。又、アッパレール
32の基壁部32aにはアッパレール32に沿設されたハンド
ルシャフト36を回動可能に支持するハンドルシャフトブ
ラケット37が固着されている。ハンドルシャフトブラケ
ット37には2つのハンドルシャフト支持部37aが設けら
れ、該2つのハンドルシャフト支持部37aの間のハンド
ルシャフト36にはロックレバー38が固着されている。こ
のロックレバー38の両サイドには、ハンドルシャフト36
に回転可能に第1及び第2のオープンレバー39,40が取
り付けられている。ロックレバー38はロックプレート35
のロック孔35aに係合可能なロック歯38aと、第1オープ
ンレバー39に当接可能な第1の突起部38bと、第2のオ
ープンレバー40に当接可能な第2の突起部38cとを有し
ている。
第1のオープンレバー39は後述のメモリハンドルの作
動を伝達する第1のケーブル41が接続されるケーブル接
続部39aとケーブル接続部39aの両側に突設された第1突
起部39bと第2突起部39cとを有している。同様に、第2
のオープンレバー40は後述のメモリハンドルの作動を伝
達する第2のケーブル42が接続されるケーブル接続部40
aとケーブル接続部40aの両側に突設された第1突起部40
bと第2突起部40cとを有している。
ハンドルシャフト36の一方の端部には、すり割部36a
が設けられ、該すり割部36aの近傍のハンドルシャフト3
6には、第1のスプリング43が巻装されている。そし
て、第1のスプリング43の一方の端部はすり割部36a
に、他方の端部はアッパレール32にそれぞれ係止され、
ハンドルシャフト36をロックレバー38とロックプレート
35との係合方向に回動付勢している。
又、ハンドルシャフトブラケット37の両サイドのアッ
パレール31の基壁部31aには、第1のレバーガイドブラ
ケット44,第2のレバーガイドブラケット45が固着され
ている。
第1のレバーガイドブラケット44には第1のレバーガ
イド46がピン47を用いて回動可能に取付けられている。
第1のレバーガイド46の一方の回動端部には、後述のメ
モリレバー非操作時、第1のオープンレバー39の第2の
突起部39cに当接する突起部46aと、メモリレバー操作
時、第1のオープンレバー39の第2の突起部39cが係合
する切欠部46bと、他方の回動端部にはキック部46cとが
設けられている。
同様に、第2のレバーガイドブラケット45には第2の
レバーガイド48がピン49を用いて回動可能に取付けられ
ている。第2のレバーガイド48の一方の回動端部には、
後述のメモリレバー非操作時、第2のオープンレバー40
の第2の突起部40cに当接する突起部48aと、メモリレバ
ー操作時、第2のオープンレバー40の第2の突起部40c
が係合する切欠部48bと、他方の回動端部にはキック部4
8cとが設けられている。
ピン47には第2のスプリング50が巻装され、該第2の
スプリング50の一方の端部は第1のレバーガイド46に、
他方の端部はピン47にそれぞれ係止されている。そし
て、第2のスプリング50は、第1のレバーガイド46の一
方の回動端部が第1のオープンレバー39方向に回動する
付勢力を第1のレバーガイド46へ与えている。
同様に、ピン49には第3のスプリング51が巻装され、
該第3のスプリング51の一方の端部は第2のレバーガイ
ド48に、他方の端部はピン49にそれぞれ係止されてい
る。そして、第3のスプリング51は、第2のレバーガイ
ド48の一方の回動端部が第2のオープンレバー40方向に
回動する付勢力を第2のレバーガイド48へ与えている。
ロックプレート35には、メモリロック孔52aが所定の
ピッチで穿設されたロックメモリプレート52が取り付け
られている。そして、ロックメモリプレート52には、大
きさの異なる第1のメモリガイド53及び第2のメモリガ
イド54が摺動可能に嵌合している。
第1のメモリガイド53は、第2図に示すように、ロッ
クメモリプレート52が挿通する空間が形成された本体部
53aと、第1のレバーガイド46のキック部46cに当接可能
な突起部53bが形成されている。そして、本体部53aの空
間の内壁面には、ロックメモリプレート52に摺動可能に
係合するガイド部材55が固着されている。
更に、第1のメモリガイド53の下面には、メモリロッ
クレバー55が回転可能に取り付けられている。そして、
このメモリロックレバー55の一方の回転端部は第1のメ
モリガイドの本体部53aの空間に挿通可能で、ロックメ
モリプレート52のメモリロック孔52aに係合可能となっ
ており、更に、図示しないスプリングでもって、メモリ
ロック穴52a方向に回転付勢されている。他方の回転端
部には、第1のメモリノブ23がモールド成形されてい
る。
同様に、第2のメモリガイド54にも、第1のメモリガ
イド53と同様に、ロックメモリプレート52が挿通する空
間が形成された本体部54a(図示せず)と、第2のレバ
ーガイド48のキック部48cに当接可能な突起部54bが形成
されている。そして、本体部54aの空間の内壁面には、
ロックメモリプレート52に摺動可能に係合するガイド部
材57(図示せず)が固着されている。
更に、第2のメモリガイド54の下面にも、回転付勢さ
れたメモリロックレバー58が取り付けられている。そし
て、このメモリロックレバー58の一方の回転端部は第2
のメモリガイドの本体部54aの空間に挿通可能で、ロッ
クメモリプレート52のメモリロック孔52aに係合可能と
なっている。他方の回転端部には、第2のメモリノブ24
がモールド成形されている。
アッパレール32の側壁部32bには、メモリプレート59
が取り付けられている。このメモリプレート59には、第
6図に示すように、大きさの異なる第1のメモリ設定位
置溝59a,第2のメモリ設定位置溝59bが穿設されてい
る。
一方、第1のメモリノブ23には、基端部が第1のメモ
リノブ23に回転可能に取り付けられると共に、メモリプ
レート59方向に回転付勢され、先端部が第1のメモリ設
定位置溝59aを挿通可能なアーム60が取り付けられてい
る。
同様に、第2のメモリノブ24にも、基端部が第2のメ
モリノブ24に回転可能に取り付けられると共に、メモリ
プレート59方向に回転付勢され、先端部が第2のメモリ
設定位置溝59bを挿通可能なアーム61(図示せず)が取
り付けられている。
次に、第5図を用いて、第1のオープンレバー39,第
2のオープンレバー40を選択的に回転させるメモリレバ
ー62の説明を行う。このメモリレバー62は、本実施例で
はリクライニングデバイスのロアアーム63に取り付けら
れている。
このロアアーム63には、穴63aが穿設されていて、ロ
アアーム63の内側には保持シャフト64が固着されてい
る。65は保持シャフト64に回転可能に設けられるメモリ
シャフトである。メモリシャフト65の先端部はセレーシ
ョン部65aが刻設され、このセレーション部65aに、メモ
リレバー62が取り付けられている。66はメモリレバー62
のメモリシャフト65よりの抜け止めを行うリングであ
る。ロアアーム63の穴63aの上方には、2ヶ所の切り欠
き63b,63cが形成されている。
67は中心部に穴67aが穿設され、この穴67aに保持シャ
フト64を挿通したメモリシャフト65の先端部がかしめら
れることにより取り付けられ、メモリレバー62と一体に
回転するレバープレートである。
レバープレート67の一方の側部には、ロアアーム63の
内部に延出する2つのアーム部67b,67cが上下に形成さ
れている。このアーム部67bに一端部が第1のオープン
レバー39に取り付けられた第1のケーブル41の他端部が
係止されるようになっている。又、アーム部67cに一端
部が第2のオープンレバー40に取り付けられた第2のケ
ーブル42の他端部が係止されるようになっている。レバ
ープレート67の上部には、ロアアーム63の切き欠き63b,
63cと対向する切り欠き67d,67eが形成されている。
68はメモリシャフト65に嵌挿され、一端部がロアアー
ム63の切き欠き63bを挿通し、レバープレート67の切り
欠き67dに係合し、他端部はロアアーム63の切き欠き63c
を挿通し、レバープレート67の切き欠き67eに係合し、
レバープレート67を中立位置に位置するように付勢する
スプリングである。
次に上記構成の作動を説明する。
先ず、通常のシートトラックポジションの調整は、第
1図において、ハンドルシャフト36を第1のスプリング
43の付勢力に抗して矢印I方向に回動させる。すると、
ハンドルシャフト36に固着されたロックレバー38がロッ
クプレート35との反係合方向に回動し、シートトラック
のロック解除がなされ、アッパレール32はロアレール31
に対し摺動可能な状態となる。そして、所望のシートス
ライドを行った後、ハンドルシャフト36を回動させてい
た力を解除すると、ロックレバー38がロックプレート35
方向に回動し、ロックレバー38のロック歯38aがロック
プレート35のロック孔35aに再び係合し、ロック状態と
なる。
次に、第1図及び第7図を用いてメモリ機能を作用さ
せた時の作動を説明する。この時、第1,2のメモリガイ
ド53,54は所望の位置にセットされているものとする。
メモリレバー62の非操作時には、第1図及び第7図
(a)に示すように、第2のレバーガイド48の突起部48
aが第2のオープンレバー40の第2突起部40cに当接して
いる。
次に、メモリレバー62をどちらか一方向に回転させ
る。例えば、シートが後方に位置しているときには、反
時計方向に回転させる。すると、第2のケーブル42は引
っ張られ、第1のケーブル41は緩む。第2のケーブル42
が引っ張られると、第2のオープンレバー40が第1図に
おいて矢印II方向に回動する。第2のオープンレバー40
が回動すると、第1突起部40bがロックレバー38の突起
部38cに当接し、ロックレバー38も共に矢印II方向に回
動し、ロックレバー38とロックプレート35との係合の解
除、つまり、シートトラックのロック解除がなされる。
更に、第2のオープンレバー39が矢印II方向に回動する
ことにより、第1突起部40cは、第2のレバーガイド48
を第3のスプリング51の付勢力に抗して、矢印III方向
に回動させた後、第2のレバーガイド48の切欠部48bに
係合し、ロックレバー38を非係合位置に保持する(第7
図(b)図参照)。
次に、アンロック状態のシートを前方に移動させる
と、第2のメモリガイド54の突起部54bに第2のレバー
ガイド48のキック部48cが当接し、第2のレバーガイド4
8を第1図において、反矢印III方向に回動させる。する
と、ロックレバー38を非係合位置に保持していた第2レ
バーガイド48の切欠部48bと第2のオープンレバー40の
第2突起部40cとの係合が解除され、ロックレバー38は
第1のスプリング43でもって回動し、ロックレバー38の
ロック歯38aがロックプレート35のロック孔35aに係合
し、ロックがなされ、メモリ位置へのシートスライドが
完了する。
上記作動説明では、メモリレバー62を反時計方向に回
転させ、シートを前方に移動させる場合で説明を行った
が、メモリレバー62を時計方向に回転させ、前方に位置
するシートを後方に移動させる場合も同様である。
次に、メモリ位置設定時の作動を第8図を用いて説明
する。先ず、希望のシートスライド位置にシートスライ
ドさせる。次に、第2のメモリノブ24を、アーム61がメ
モリプレート59に当接するまで回転させる(第8図
(a))。この時、メモリロックレバー58とロックメモ
リプレート52のロック孔52との係合が解除され、第2の
メモリガイド54はロックメモリプレート52上を移動可能
な状態となる。
そして、第2のメモリガイド54をスライドさせていく
と(第8図(b))、メモリプレート59方向に回転付勢
させたアームが61がメモリプレート59の第2のメモリ設
定位置溝59に嵌入し、ここで、第2のメモリノブ24を回
転せていた操作力を解除する。すると、図示しないスプ
リングの付勢力により、メモリロックレバー58はロック
メモリプレート52のロック孔52に係合し、メモリ位置の
設定が完了する。
上記作動説明では、第2のメモリノブ24を移動させる
場合で説明を行ったが、第1のメモリノブ23を移動させ
る場合も同様である。
上記構成によれば、前方向のシートスライドの場合は
第2のメモリガイド54を用いて、後ろ方向のシートスラ
イドの場合は第1のメモリガイド53を用いて、メモリ機
能が作用し、更に、2ヶ所のメモリ設定ができる。
尚、本発明は上記実施例に限るものではない。例え
ば、本実施例では、横形のシートトラックについて説明
を行ったが、縦形のシートトラックにも適用できる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明によれば、前方向,後ろ
方向どちらの方向からのシートスライドでも、メモリ機
能が作用し、更に、2ヶ所のメモリ設定ができるシート
トラックを実現できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を説明する要部斜視図、 第2図は第1図におけるB−B断面図、 第3図は第1図にC方向矢視図、 第4図は本実施例のシートトラックが設けられたシート
の斜視図、 第5図は第4図におけるメモリレバーの構造を説明する
斜視図、 第6図は第2図におけるメモリプレートの説明図、 第7図はメモリ機能の作動を説明する図、 第8図はメモリ設定時の作動を説明する図、 第9図は従来のメモリ機能を有したシートトラックの斜
視図、 第10図は第9図を別の角度より見た斜視図、 第11図は第9図におけるA−A断面図、 第12図は第11図におけるB−B断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平2−30732(JP,U) 実開 平1−98740(JP,U) 実開 昭62−137832(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60N 2/00 - 2/54

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フロア側に固設されるロアレールと、 該ロアレールに摺動可能に嵌合するアッパレールと、 前記ロアレールに設けられ、ロック孔が穿設されたロッ
    クプレートと、 前記ロアレールに沿って設けられ、メモリロック孔が穿
    設されたロックメモリプレートと、 該ロックメモリプレートに沿って摺動可能に設けられた
    第1及び第2のメモリガイドと、 前記アッパレールに回動可能に沿設されたハンドルシャ
    フトと、 該ハンドルシャフトに固着され、前記ロックプレートの
    ロック孔と係合可能なロックレバーと、 前記ハンドルシャフトを前記ロックレバーと前記ロック
    プレートの係合方向に回動付勢する第1のスプリング
    と、 前記ロックレバーの両サイドの配設され、前記ハンドル
    シャフトに回動可能に嵌合し、前記ロックレバーと当接
    し、共に回動する第1及び第2のオープンレバーと、 該第1及び第2のオープンレバーをそれぞれ回転させる
    メモリレバーと、 前記アッパレールに回動可能に取付けられ、一方の回動
    端部に非メモリレバー操作時、前記オープンレバーと当
    接する突起部及びメモリレバー操作時前記オープンレバ
    ーと係合し、前記ロックレバーを非係合位置に保持する
    切欠き部が設けられ、他方の回動端部に前記第1及び第
    2のメモリガイドにそれぞれ当接可能なキック部が設け
    られた第1及び第2のレバーガイドと、 該第1及び第2のレバーガイドの一方の回動端部を前記
    オープンレバー方向に回動付勢する第2及び第3のスプ
    リングとを有することを特徴とするシートトラック。
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