JP2868751B1 - ペレット抜き取り装置 - Google Patents
ペレット抜き取り装置Info
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- JP2868751B1 JP2868751B1 JP10010723A JP1072398A JP2868751B1 JP 2868751 B1 JP2868751 B1 JP 2868751B1 JP 10010723 A JP10010723 A JP 10010723A JP 1072398 A JP1072398 A JP 1072398A JP 2868751 B1 JP2868751 B1 JP 2868751B1
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- spindle
- anvil
- micrometer
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
Landscapes
- Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)
- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
Abstract
【要約】
【課題】 作業員の手作業によらずにペレットの抜き取
り及び直径の測定を自動的に行うことができ、もって、
ペレット密度の正確な演算を可能にすること。 【解決手段】 アンビル14及びスピンドル9のペレッ
ト挟持部分がペレットPを挟持できる位置にきた時駆動
モータ3は回転し、スピンドル9はネジ棒13の回転量
に応じた距離だけアンビル14側に向かって移動する。
このとき、クラッチ部材6の働きにより、ペレットPに
は所定以上の圧力が加わらないようになっている。この
ように、ペレットPが適度な圧力により挟持された状態
で、スピンドル9及びアンビル14の各端面間距離が直
径φDの測定値として読み取られる。
り及び直径の測定を自動的に行うことができ、もって、
ペレット密度の正確な演算を可能にすること。 【解決手段】 アンビル14及びスピンドル9のペレッ
ト挟持部分がペレットPを挟持できる位置にきた時駆動
モータ3は回転し、スピンドル9はネジ棒13の回転量
に応じた距離だけアンビル14側に向かって移動する。
このとき、クラッチ部材6の働きにより、ペレットPに
は所定以上の圧力が加わらないようになっている。この
ように、ペレットPが適度な圧力により挟持された状態
で、スピンドル9及びアンビル14の各端面間距離が直
径φDの測定値として読み取られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子燃料ペレット
の密度を求めるために、このペレットを製造ライン上か
ら抜き取るペレット抜き取り装置に関するものである。
の密度を求めるために、このペレットを製造ライン上か
ら抜き取るペレット抜き取り装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、原子燃料ペレットは、二酸化ウ
ラン粉末を円筒形状に加圧成形した後、これを高温で焼
結することにより作られる。ここで、焼結後におけるペ
レットの形状寸法を一定基準内に収めるためには、焼結
前のペレットについて密度を求めておき、その求めた値
が所定範囲内にあることを確認しておく必要がある。
ラン粉末を円筒形状に加圧成形した後、これを高温で焼
結することにより作られる。ここで、焼結後におけるペ
レットの形状寸法を一定基準内に収めるためには、焼結
前のペレットについて密度を求めておき、その求めた値
が所定範囲内にあることを確認しておく必要がある。
【0003】ペレットの密度を求めるためには、ペレッ
トの重量、高さ、及び直径についての3つの値を求めて
置く必要がある。これら3つの値を求める最も単純な方
法としては、円筒形状にペレットが成形された後、ペレ
ット製造器から続くコンベヤ上を流れるペレットを作業
員が抜き取り、各値について手作業により測定する方法
が考えられる。しかし、このように作業員の手作業に頼
る方法は、多大の時間及び労力を要すると共に、抜き取
りの際にペレットを傷つける虞れがあり、製品の信頼性
確保の観点からも好ましいものではない。そのため、従
来から、ペレットの抜き取り、及び前記3つの値の測定
に関しては、極力自動化を促進し、手作業を回避する配
慮がなされていた。但し、ペレットの直径の測定に関し
ては自動化が難しいため、次のようにして、密度が求め
られていた。
トの重量、高さ、及び直径についての3つの値を求めて
置く必要がある。これら3つの値を求める最も単純な方
法としては、円筒形状にペレットが成形された後、ペレ
ット製造器から続くコンベヤ上を流れるペレットを作業
員が抜き取り、各値について手作業により測定する方法
が考えられる。しかし、このように作業員の手作業に頼
る方法は、多大の時間及び労力を要すると共に、抜き取
りの際にペレットを傷つける虞れがあり、製品の信頼性
確保の観点からも好ましいものではない。そのため、従
来から、ペレットの抜き取り、及び前記3つの値の測定
に関しては、極力自動化を促進し、手作業を回避する配
慮がなされていた。但し、ペレットの直径の測定に関し
ては自動化が難しいため、次のようにして、密度が求め
られていた。
【0004】すなわち、作業員は、予め、ペレット製造
器により円筒形状に成形された複数のペレットから一定
数のペレットをサンプルとして取り出し、手作業によっ
てこれらペレットの直径を測定した後、その測定値に基
づいて1つの値を決定し、この決定した値を固定値とし
て演算装置に設定しておく。この後、ペレット製造器か
ら送り出されたペレットを搬送しているコンベヤが停止
し、このコンベヤ上からペレット抜き取り装置がペレッ
トを抜き出して、これを重量計の上に載置する。この重
量計により重量が測定されたペレットは、次に、定盤上
に載置され、この定盤を基準面としているマイクロメー
タ装置によって高さが測定される。演算装置は、このよ
うにして測定されたペレット重量及びペレット高さと、
先に作業員によって固定値として設定されているペレッ
ト直径とから、ペレットの密度を演算する。
器により円筒形状に成形された複数のペレットから一定
数のペレットをサンプルとして取り出し、手作業によっ
てこれらペレットの直径を測定した後、その測定値に基
づいて1つの値を決定し、この決定した値を固定値とし
て演算装置に設定しておく。この後、ペレット製造器か
ら送り出されたペレットを搬送しているコンベヤが停止
し、このコンベヤ上からペレット抜き取り装置がペレッ
トを抜き出して、これを重量計の上に載置する。この重
量計により重量が測定されたペレットは、次に、定盤上
に載置され、この定盤を基準面としているマイクロメー
タ装置によって高さが測定される。演算装置は、このよ
うにして測定されたペレット重量及びペレット高さと、
先に作業員によって固定値として設定されているペレッ
ト直径とから、ペレットの密度を演算する。
【0005】演算装置によって演算されたペレット密度
の値が所定範囲内にある場合、ペレット抜き取り装置
は、このペレットをコンベヤ上に戻し、次の焼結工程に
送り出す。演算装置によって演算されたペレット密度の
値が所定範囲内にない場合は、警報装置が作動し、作業
員に対し異常発生を知らせるようにする。そして、作業
員は、製造ラインの停止などの適切な処置を取るように
し、先に設定していたペレット直径の値が不適切である
ことが判明した場合には、この値を再度設定し直すよう
にする。
の値が所定範囲内にある場合、ペレット抜き取り装置
は、このペレットをコンベヤ上に戻し、次の焼結工程に
送り出す。演算装置によって演算されたペレット密度の
値が所定範囲内にない場合は、警報装置が作動し、作業
員に対し異常発生を知らせるようにする。そして、作業
員は、製造ラインの停止などの適切な処置を取るように
し、先に設定していたペレット直径の値が不適切である
ことが判明した場合には、この値を再度設定し直すよう
にする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のように
してペレット密度を求める場合、ペレット密度の値が所
定範囲内にあり警報装置が作動しないとしても、このペ
レット密度の演算の際に用いたペレット直径の値はあく
まで推定値であって実際の測定値ではないため、ペレッ
ト密度の値の正確性を一定レベル以上向上させることは
困難である。特に、実際のペレット直径に或る傾向のバ
ラツキが生じたとしても、演算に用いられるペレット直
径の値は固定値であるため、演算されたペレット密度の
値は、このようなペレット直径の実際のバラツキ傾向を
反映させた値とはなっていない。
してペレット密度を求める場合、ペレット密度の値が所
定範囲内にあり警報装置が作動しないとしても、このペ
レット密度の演算の際に用いたペレット直径の値はあく
まで推定値であって実際の測定値ではないため、ペレッ
ト密度の値の正確性を一定レベル以上向上させることは
困難である。特に、実際のペレット直径に或る傾向のバ
ラツキが生じたとしても、演算に用いられるペレット直
径の値は固定値であるため、演算されたペレット密度の
値は、このようなペレット直径の実際のバラツキ傾向を
反映させた値とはなっていない。
【0007】また、ペレット密度について充分な品質管
理を行うためには、ペレット重量、ペレット高さ、及び
ペレット直径の各値を基準とする管理が要求される場合
もあるが、ペレット直径を固定値としてペレット密度を
演算する従来技術では、ペレット密度についての充分な
品質管理を行うことは困難であった。
理を行うためには、ペレット重量、ペレット高さ、及び
ペレット直径の各値を基準とする管理が要求される場合
もあるが、ペレット直径を固定値としてペレット密度を
演算する従来技術では、ペレット密度についての充分な
品質管理を行うことは困難であった。
【0008】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、作業員の手作業によらずにペレットの抜き取り
及び直径の測定を自動的に行うことができ、もって、ペ
レット密度の正確な演算を可能ならしめるペレット抜き
取り装置を提供することを目的としている。
であり、作業員の手作業によらずにペレットの抜き取り
及び直径の測定を自動的に行うことができ、もって、ペ
レット密度の正確な演算を可能ならしめるペレット抜き
取り装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項1記載の発明は、互いに対向する
端部を有し、これら端部間に被測定物としてのペレット
を挟持できるように配設された一対のアンビル及びスピ
ンドルと、前記スピンドルを前記アンビルに対して進退
動させ、前記ペレットを前記アンビル及び前記スピンド
ル間で挟持するためこのスピンドルを駆動する駆動装置
と、前記駆動装置と前記スピンドルとの間に配設され、
前記アンビル及び前記スピンドル間で前記ペレットが挟
持される時に、前記駆動装置から前記スピンドルへの駆
動力の伝達を解除することにより、前記ペレットに所定
以上の圧力が加わるのを防止する挟持圧力制限部材と、
を有するマイクロメータ装置を備えると共に、このマイ
クロメータ装置を2軸方向に移動させる移動装置を備え
ており、製造ライン上を流れる複数のペレットから任意
のペレットを、前記マイクロメータ装置の前記アンビル
及び前記スピンドル間で挟持することにより抜き取る際
に、このペレットの直径の測定を行う、ことを特徴とす
る。
の手段として、請求項1記載の発明は、互いに対向する
端部を有し、これら端部間に被測定物としてのペレット
を挟持できるように配設された一対のアンビル及びスピ
ンドルと、前記スピンドルを前記アンビルに対して進退
動させ、前記ペレットを前記アンビル及び前記スピンド
ル間で挟持するためこのスピンドルを駆動する駆動装置
と、前記駆動装置と前記スピンドルとの間に配設され、
前記アンビル及び前記スピンドル間で前記ペレットが挟
持される時に、前記駆動装置から前記スピンドルへの駆
動力の伝達を解除することにより、前記ペレットに所定
以上の圧力が加わるのを防止する挟持圧力制限部材と、
を有するマイクロメータ装置を備えると共に、このマイ
クロメータ装置を2軸方向に移動させる移動装置を備え
ており、製造ライン上を流れる複数のペレットから任意
のペレットを、前記マイクロメータ装置の前記アンビル
及び前記スピンドル間で挟持することにより抜き取る際
に、このペレットの直径の測定を行う、ことを特徴とす
る。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記挟持圧力制限部材は、クラッチ部材又
はラチェット部材である、ことを特徴とする。
明において、前記挟持圧力制限部材は、クラッチ部材又
はラチェット部材である、ことを特徴とする。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記移動装置は、前記マイクロメー
タ装置を水平方向及び垂直方向にそれぞれ移動させる水
平駆動シリンダ及び垂直駆動シリンダを有する、ことを
特徴とする。
載の発明において、前記移動装置は、前記マイクロメー
タ装置を水平方向及び垂直方向にそれぞれ移動させる水
平駆動シリンダ及び垂直駆動シリンダを有する、ことを
特徴とする。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記移動装置は、前記マイクロメー
タ装置を水平方向及び垂直方向にそれぞれ移動させる水
平駆動ボールネジ装置及び垂直駆動ボールネジ装置を有
する、ことを特徴とする。
載の発明において、前記移動装置は、前記マイクロメー
タ装置を水平方向及び垂直方向にそれぞれ移動させる水
平駆動ボールネジ装置及び垂直駆動ボールネジ装置を有
する、ことを特徴とする。
【0013】請求項5記載の発明は、請求項1又は2記
載の発明において、前記移動装置は、水平面内又は垂直
面内での回転が可能に一端側が固定部材に軸支された第
1のアームと、前記第1のアームの回転する平面と直交
する平面内での回転が可能に一端側が前記第1のアーム
の他端側に軸支された第2のアームと、水平面内での回
転が可能に一端側が前記第2のアームの他端側に取り付
けられ、他端側で前記マイクロメータ装置を支持する取
付部材と、を有する、ことを特徴とする。
載の発明において、前記移動装置は、水平面内又は垂直
面内での回転が可能に一端側が固定部材に軸支された第
1のアームと、前記第1のアームの回転する平面と直交
する平面内での回転が可能に一端側が前記第1のアーム
の他端側に軸支された第2のアームと、水平面内での回
転が可能に一端側が前記第2のアームの他端側に取り付
けられ、他端側で前記マイクロメータ装置を支持する取
付部材と、を有する、ことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づき説明する。図1は本発明の実施形態の要部であるマ
イクロメータ装置の構成を示す一部破砕断面図である。
この図において、ペレットPの直径φDの測定を行うマ
イクロメータ装置1は、本体部2a及び湾曲状アーム部
2bから成るフレーム2を有している。
づき説明する。図1は本発明の実施形態の要部であるマ
イクロメータ装置の構成を示す一部破砕断面図である。
この図において、ペレットPの直径φDの測定を行うマ
イクロメータ装置1は、本体部2a及び湾曲状アーム部
2bから成るフレーム2を有している。
【0015】本体部2aには凹部2cが形成されてお
り、歯車5が固着された駆動軸4を有し駆動措置を構成
する駆動モータ3がこの凹部2c内に配設されている。
本体部2aには、また、凹部2dも形成されており、2
つのクラッチ板7,8から成る挟持圧力制限部材として
のクラッチ部材6と、スピンドル9とがこの凹部2d内
に配設されている。
り、歯車5が固着された駆動軸4を有し駆動措置を構成
する駆動モータ3がこの凹部2c内に配設されている。
本体部2aには、また、凹部2dも形成されており、2
つのクラッチ板7,8から成る挟持圧力制限部材として
のクラッチ部材6と、スピンドル9とがこの凹部2d内
に配設されている。
【0016】クラッチ板7,8は互いに係合している歯
部7a,8aを有しており、一定以上のトルクが加わる
と歯部7a,8a間の係合が解除されるようになってい
る。一方のクラッチ板7は、歯車5と噛合する歯車11
が固着された回転軸10に取り付けられており、クラッ
チ板7と壁部2eとの間の回転軸10の部分にはコイル
バネ12が介挿されている。他方のクラッチ板8は、外
周面にネジが形成されているネジ棒13に取り付けられ
ている。そして、スピンドル9にはネジ穴9aが形成さ
れており、ネジ棒13はこのネジ穴9aと螺合してい
る。
部7a,8aを有しており、一定以上のトルクが加わる
と歯部7a,8a間の係合が解除されるようになってい
る。一方のクラッチ板7は、歯車5と噛合する歯車11
が固着された回転軸10に取り付けられており、クラッ
チ板7と壁部2eとの間の回転軸10の部分にはコイル
バネ12が介挿されている。他方のクラッチ板8は、外
周面にネジが形成されているネジ棒13に取り付けられ
ている。そして、スピンドル9にはネジ穴9aが形成さ
れており、ネジ棒13はこのネジ穴9aと螺合してい
る。
【0017】また、フレーム2にはキー溝2fが形成さ
れており、スピンドル9にはこのキー溝2fと嵌合する
キー9bが形成されている。キー溝2fの長さはキー9
bの長さよりも充分長くなっており、これらキー溝2f
とキー9bとの嵌合によりスピンドル9はその回転が拘
束されると共に、軸方向の移動が許容されるようになっ
ている。そして、スピンドル9の端面と対向するアーム
部2bの位置にはアンビル14が取り付けられており、
スピンドル9の端面とアンビル14の端面との間でペレ
ットPが挟持されるようになっている。
れており、スピンドル9にはこのキー溝2fと嵌合する
キー9bが形成されている。キー溝2fの長さはキー9
bの長さよりも充分長くなっており、これらキー溝2f
とキー9bとの嵌合によりスピンドル9はその回転が拘
束されると共に、軸方向の移動が許容されるようになっ
ている。そして、スピンドル9の端面と対向するアーム
部2bの位置にはアンビル14が取り付けられており、
スピンドル9の端面とアンビル14の端面との間でペレ
ットPが挟持されるようになっている。
【0018】なお、図示を省略しているが、このマイク
ロメータ装置1は、スピンドル10のアンビル3からの
離間距離を検出する検出機構又はセンサが設けられてお
り、この離間距離の値がペレット直径φDの値として測
定されるようになっている。
ロメータ装置1は、スピンドル10のアンビル3からの
離間距離を検出する検出機構又はセンサが設けられてお
り、この離間距離の値がペレット直径φDの値として測
定されるようになっている。
【0019】図2は、本発明の第1の実施形態の全体構
成を示す一部破砕断面図である。この図に示すように、
第1の実施形態に係るペレット抜き取り装置は、図1に
示したマイクロメータ装置1と、このマイクロメータ装
置1を2軸方向に移動させることが可能な移動装置15
とから概略構成されている。なお、この図2並びに後述
する図3及び図4におけるマイクロメータ装置1は、い
ずれも図1に示したマイクロメータ装置1と同一の構成
であるため、以下においては移動装置のみの構成につき
説明する。
成を示す一部破砕断面図である。この図に示すように、
第1の実施形態に係るペレット抜き取り装置は、図1に
示したマイクロメータ装置1と、このマイクロメータ装
置1を2軸方向に移動させることが可能な移動装置15
とから概略構成されている。なお、この図2並びに後述
する図3及び図4におけるマイクロメータ装置1は、い
ずれも図1に示したマイクロメータ装置1と同一の構成
であるため、以下においては移動装置のみの構成につき
説明する。
【0020】図2において、基台16には水平駆動シリ
ンダ17が固設されており、上記水平駆動シリンダ17
の可動ロッド18の先端部には取付部材19の基端部1
9aが取り付けられている。取付部材19の取付座19
bには2つの垂直駆動シリンダ21の一端が突出する各
固定ロッド20が取り付けられている。2つの垂直駆動
シリンダ21の他端側は取付部材22の取付座22aに
取り付けられている。この取付部材22の基端部22b
は、マイクロメータ装置1の構成部材であるフレーム2
の本体部2aに固着されている。
ンダ17が固設されており、上記水平駆動シリンダ17
の可動ロッド18の先端部には取付部材19の基端部1
9aが取り付けられている。取付部材19の取付座19
bには2つの垂直駆動シリンダ21の一端が突出する各
固定ロッド20が取り付けられている。2つの垂直駆動
シリンダ21の他端側は取付部材22の取付座22aに
取り付けられている。この取付部材22の基端部22b
は、マイクロメータ装置1の構成部材であるフレーム2
の本体部2aに固着されている。
【0021】次に、上記のように構成される第1の実施
形態の動作につき説明する。図2に示すペレット抜き取
り装置の下方には、図示を省略してあるペレット製造器
により製造された複数のペレットを焼結工程へ向けて搬
送するコンベヤが配置されている。なお、図2のペレッ
ト抜き取り装置は、図示を省略してある制御回路を有し
ており、この制御回路が、水平駆動シリンダ17、垂直
駆動シリンダ21、及び駆動モータ3の起動及び停止等
の制御並びに他の必要な制御をを司るようになってお
り、また、ペレットPの直径φDの値の読み取り動作、
及び読み取った値を演算装置に出力する動作等を行うよ
うになっている。
形態の動作につき説明する。図2に示すペレット抜き取
り装置の下方には、図示を省略してあるペレット製造器
により製造された複数のペレットを焼結工程へ向けて搬
送するコンベヤが配置されている。なお、図2のペレッ
ト抜き取り装置は、図示を省略してある制御回路を有し
ており、この制御回路が、水平駆動シリンダ17、垂直
駆動シリンダ21、及び駆動モータ3の起動及び停止等
の制御並びに他の必要な制御をを司るようになってお
り、また、ペレットPの直径φDの値の読み取り動作、
及び読み取った値を演算装置に出力する動作等を行うよ
うになっている。
【0022】まず、水平駆動シリンダ17が作動すると
可動ロッド18が水平方向に移動し、その先端部に取り
付けられている取付部材19も水平方向に移動する。し
たがって、この取付部材19に固定ロッド20、垂直駆
動シリンダ21、及び取付部材22を介して取り付けら
れているマイクロメータ装置1も水平方向に移動する。
次いで、垂直駆動シリンダ21が作動すると、垂直駆動
シリンダ21はシリンダ内の圧力変化により固定ロッド
20を移動させようとするが、固定ロッド20は取付座
19bに固定されているので、垂直駆動シリンダ21自
身が垂直方向に移動する。したがって、この垂直駆動シ
リンダ21に取付部材22を介して取り付けられている
マイクロメータ装置1も垂直方向に移動する。
可動ロッド18が水平方向に移動し、その先端部に取り
付けられている取付部材19も水平方向に移動する。し
たがって、この取付部材19に固定ロッド20、垂直駆
動シリンダ21、及び取付部材22を介して取り付けら
れているマイクロメータ装置1も水平方向に移動する。
次いで、垂直駆動シリンダ21が作動すると、垂直駆動
シリンダ21はシリンダ内の圧力変化により固定ロッド
20を移動させようとするが、固定ロッド20は取付座
19bに固定されているので、垂直駆動シリンダ21自
身が垂直方向に移動する。したがって、この垂直駆動シ
リンダ21に取付部材22を介して取り付けられている
マイクロメータ装置1も垂直方向に移動する。
【0023】このように、移動装置15はマイクロメー
タ装置1を2軸方向に自在に移動させることができ、ペ
レット挟持部分すなわちアンビル14及びスピンドル9
の各端面により挟まれる領域により形成される部分を、
これから測定しようとする所望のペレットPに接近させ
ることができる。スピンドル9の端面は、当初、ペレッ
トPの直径φDよりも充分に長い距離だけアンビル14
の端面から離間した位置にあり、ペレットPをこれらの
端面間でスムースに挟持できるようになっている。な
お、ペレット挟持部分がペレットPを挟持できる位置に
あるか否かの検出については、光学式センサあるいはカ
メラ等の手段を用いた検出機構により容易に行う行うこ
とができる。
タ装置1を2軸方向に自在に移動させることができ、ペ
レット挟持部分すなわちアンビル14及びスピンドル9
の各端面により挟まれる領域により形成される部分を、
これから測定しようとする所望のペレットPに接近させ
ることができる。スピンドル9の端面は、当初、ペレッ
トPの直径φDよりも充分に長い距離だけアンビル14
の端面から離間した位置にあり、ペレットPをこれらの
端面間でスムースに挟持できるようになっている。な
お、ペレット挟持部分がペレットPを挟持できる位置に
あるか否かの検出については、光学式センサあるいはカ
メラ等の手段を用いた検出機構により容易に行う行うこ
とができる。
【0024】上記のペレット挟持部分がペレットPを挟
持できる位置にきた時、制御回路からの指令により駆動
モータ3は駆動軸4を駆動し、歯車5を回転させる。歯
車5が回転すると、これに噛合する歯車11も回転し、
歯車11に回転軸10を介して取り付けられているクラ
ッチ板7も回転する。
持できる位置にきた時、制御回路からの指令により駆動
モータ3は駆動軸4を駆動し、歯車5を回転させる。歯
車5が回転すると、これに噛合する歯車11も回転し、
歯車11に回転軸10を介して取り付けられているクラ
ッチ板7も回転する。
【0025】クラッチ板7,8は歯部7a,8aを介し
て互いに係合しているので、クラッチ板7が回転すると
クラッチ板8も回転する。クラッチ板8の回転によりネ
ジ棒13も回転するが、ネジ棒13はスピンドル9のネ
ジ穴9aと螺合しており、また、キー溝2fにキー9b
が嵌合しているので、スピンドル9は回転せずに、アン
ビル14側に向かって移動する。
て互いに係合しているので、クラッチ板7が回転すると
クラッチ板8も回転する。クラッチ板8の回転によりネ
ジ棒13も回転するが、ネジ棒13はスピンドル9のネ
ジ穴9aと螺合しており、また、キー溝2fにキー9b
が嵌合しているので、スピンドル9は回転せずに、アン
ビル14側に向かって移動する。
【0026】アンビル14側に向かって移動するスピン
ドル9の端面は、やがてペレットPの周面に接触し、こ
の接触位置と反対側のペレットPの周面はアンビル14
と接触するようになる。したがって、ペレットPはアン
ビル14及びスピンドル9の各端面間にほぼ挟持された
状態となる。このような状態になっても、駆動モータ3
はなおも駆動軸4の回転を継続させ、スピンドル9の端
面がペレットPをアンビル14側に向けて押圧するた
め、ペレットPはアンビル14及びスピンドル9の各端
面間に圧力を受けて挟持された状態となる。この圧力が
大きいとペレットPが変形又は破壊されてしまうが、こ
のときクラッチ部材6の働きにより、駆動モータ3の駆
動力の伝達が遮断され、ペレットPには所定以上の圧力
が加わらないようになっている。
ドル9の端面は、やがてペレットPの周面に接触し、こ
の接触位置と反対側のペレットPの周面はアンビル14
と接触するようになる。したがって、ペレットPはアン
ビル14及びスピンドル9の各端面間にほぼ挟持された
状態となる。このような状態になっても、駆動モータ3
はなおも駆動軸4の回転を継続させ、スピンドル9の端
面がペレットPをアンビル14側に向けて押圧するた
め、ペレットPはアンビル14及びスピンドル9の各端
面間に圧力を受けて挟持された状態となる。この圧力が
大きいとペレットPが変形又は破壊されてしまうが、こ
のときクラッチ部材6の働きにより、駆動モータ3の駆
動力の伝達が遮断され、ペレットPには所定以上の圧力
が加わらないようになっている。
【0027】つまり、スピンドル9のペレットPに当接
した状態で回転軸に一定以上のトルクが加わりクラッチ
7がなおも回転しようとすると、クラッチ7の歯部7a
はクラッチ8の歯部8aによりコイルバネ12のバネ力
に抗して押し戻され、歯部7a,8a間の係合が外れ
る。これにより、駆動モータ3の駆動力伝達が解除され
る。この駆動力の伝達の解除は制御回路により検知され
るようになっており、制御回路はこれを検知すると直ち
に駆動モータ3の回転を停止させる。この状態では、ア
ンビル14及びスピンドル9は、ペレットPを適度な圧
力で挟持しており、この状態での挟持動作によって、ペ
レットPに変形又は破壊が発生する虞れはない。
した状態で回転軸に一定以上のトルクが加わりクラッチ
7がなおも回転しようとすると、クラッチ7の歯部7a
はクラッチ8の歯部8aによりコイルバネ12のバネ力
に抗して押し戻され、歯部7a,8a間の係合が外れ
る。これにより、駆動モータ3の駆動力伝達が解除され
る。この駆動力の伝達の解除は制御回路により検知され
るようになっており、制御回路はこれを検知すると直ち
に駆動モータ3の回転を停止させる。この状態では、ア
ンビル14及びスピンドル9は、ペレットPを適度な圧
力で挟持しており、この状態での挟持動作によって、ペ
レットPに変形又は破壊が発生する虞れはない。
【0028】上記のようにアンビル14及びスピンドル
9がペレットPを適度な圧力で挟持し、マイクロメータ
装置1がペレットPを安定して把持している状態で、制
御回路は、スピンドル9及びアンビル14の各端面間距
離を直径φDの測定値として読み取り、この読みとった
測定値を演算装置に出力する。
9がペレットPを適度な圧力で挟持し、マイクロメータ
装置1がペレットPを安定して把持している状態で、制
御回路は、スピンドル9及びアンビル14の各端面間距
離を直径φDの測定値として読み取り、この読みとった
測定値を演算装置に出力する。
【0029】次いで、制御回路は、垂直駆動シリンダ2
1及び水平駆動シリンダ17を起動し、ペレットPを把
持した状態にあるマイクロメータ装置1を重量計へ向け
て移動させる。そして、ペレットPが重量計の上方にき
た時点で、駆動モータ3の駆動軸4を逆方向に回転させ
てスピンドル9をアンビル14から離間させるようにす
る。これにより、アンビル14及びスピンドル9による
ペレットPの挟持動作が解除され、ペレットPは重量計
の上に載置される。
1及び水平駆動シリンダ17を起動し、ペレットPを把
持した状態にあるマイクロメータ装置1を重量計へ向け
て移動させる。そして、ペレットPが重量計の上方にき
た時点で、駆動モータ3の駆動軸4を逆方向に回転させ
てスピンドル9をアンビル14から離間させるようにす
る。これにより、アンビル14及びスピンドル9による
ペレットPの挟持動作が解除され、ペレットPは重量計
の上に載置される。
【0030】この後は、「従来の技術」の欄で説明した
ように、ペレットPは重量計で重量が測定された後、定
磐上に移され、この定磐を基準面とする他のマイクロメ
ータ装置により高さが測定される。そして、演算装置は
上記のようにして得られた、ペレットPの直径、重量、
及び高さについての各測定値を用いてペレットPの密度
を演算する。
ように、ペレットPは重量計で重量が測定された後、定
磐上に移され、この定磐を基準面とする他のマイクロメ
ータ装置により高さが測定される。そして、演算装置は
上記のようにして得られた、ペレットPの直径、重量、
及び高さについての各測定値を用いてペレットPの密度
を演算する。
【0031】このようにして演算されたペレットPの密
度は、従来のように推定に基づくペレット直径値を用い
て得られたものではなく、実際の測定に基づくペレット
直径値を用いて得られたものであるため、従来技術によ
り得られるペレットPの密度の値に比べてより正確なも
のとなっている。また、本発明によれば、ペレット重
量、ペレット高さ、及びペレット直径の全ての値を実際
の測定により得ることができるので、各値を基準とした
管理を行うことができ、品質管理のレベルを向上させる
ことが可能となっている。
度は、従来のように推定に基づくペレット直径値を用い
て得られたものではなく、実際の測定に基づくペレット
直径値を用いて得られたものであるため、従来技術によ
り得られるペレットPの密度の値に比べてより正確なも
のとなっている。また、本発明によれば、ペレット重
量、ペレット高さ、及びペレット直径の全ての値を実際
の測定により得ることができるので、各値を基準とした
管理を行うことができ、品質管理のレベルを向上させる
ことが可能となっている。
【0032】上述したことから明らかなように、本発明
におけるマイクロメータ装置のアンビル及びスピンドル
は、単にペレットの直径測定機構として機能を発揮する
だけでなく、コンベヤ上を流れるペレットの抜き取り機
構としての機能をも発揮している。したがって、ペレッ
ト抜き取り動作と同時にペレット直径測定動作を行うこ
とができ、ペレット直径測定のためだけにわざわざ余分
な時間を費やすことがないので作業効率を低下させる虞
れはない。さらに、アンビル及びスピンドルがペレット
直径測定機構及びペレット抜き取り機構の双方の機能を
有しているので、装置全体の構成を簡素化することが可
能になっている。このように、本発明は、マイクロメー
タが被測定物に対して測定を行う場合、その測定動作が
すなわち被測定物の把持動作になっていることを有効に
利用し、これにより、余分な測定時間を追加することな
く、且つ装置構成の複雑化を招くことなく、ペレットの
直径の自動的な測定を可能にしている。
におけるマイクロメータ装置のアンビル及びスピンドル
は、単にペレットの直径測定機構として機能を発揮する
だけでなく、コンベヤ上を流れるペレットの抜き取り機
構としての機能をも発揮している。したがって、ペレッ
ト抜き取り動作と同時にペレット直径測定動作を行うこ
とができ、ペレット直径測定のためだけにわざわざ余分
な時間を費やすことがないので作業効率を低下させる虞
れはない。さらに、アンビル及びスピンドルがペレット
直径測定機構及びペレット抜き取り機構の双方の機能を
有しているので、装置全体の構成を簡素化することが可
能になっている。このように、本発明は、マイクロメー
タが被測定物に対して測定を行う場合、その測定動作が
すなわち被測定物の把持動作になっていることを有効に
利用し、これにより、余分な測定時間を追加することな
く、且つ装置構成の複雑化を招くことなく、ペレットの
直径の自動的な測定を可能にしている。
【0033】なお、上記の実施形態では、挟持圧力制限
部材として、クラッチ板7,8を有するクラッチ部材6
を使用しているが、特にこれに限定されるものではな
く、例えばラチェット等の他の部材を使用することとし
てもよい。
部材として、クラッチ板7,8を有するクラッチ部材6
を使用しているが、特にこれに限定されるものではな
く、例えばラチェット等の他の部材を使用することとし
てもよい。
【0034】図3は、本発明の第2の実施形態の全体構
成を示す一部破砕断面図である。この図に示すように、
第2の実施形態に係るペレット抜き取り装置は、図1に
示したマイクロメータ装置1と、このマイクロメータ装
置1を2軸方向に移動させることが可能な移動装置23
とから構成されている。そして、この移動装置23は、
水平駆動ボールネジ装置24と垂直駆動ボールネジ装置
25とから構成されている。
成を示す一部破砕断面図である。この図に示すように、
第2の実施形態に係るペレット抜き取り装置は、図1に
示したマイクロメータ装置1と、このマイクロメータ装
置1を2軸方向に移動させることが可能な移動装置23
とから構成されている。そして、この移動装置23は、
水平駆動ボールネジ装置24と垂直駆動ボールネジ装置
25とから構成されている。
【0035】図3において、水平駆動ボールネジ装置2
4の基台26には、軸方向が水平方向になるように配設
されたボールネジ28を回転駆動するための駆動モータ
27が取り付けられている。ボールネジ28は、その一
端側が駆動モータ27に取り付けられ、その他端側が取
付部材29の支持部29aに形成されたネジ孔29bを
挿通し螺合した状態で基台26の壁部26aに軸支され
ている。
4の基台26には、軸方向が水平方向になるように配設
されたボールネジ28を回転駆動するための駆動モータ
27が取り付けられている。ボールネジ28は、その一
端側が駆動モータ27に取り付けられ、その他端側が取
付部材29の支持部29aに形成されたネジ孔29bを
挿通し螺合した状態で基台26の壁部26aに軸支され
ている。
【0036】垂直駆動ボールネジ装置25の取付部材2
9の取付座29cには、軸方向が垂直方向になるように
配設されたボールネジ31を回転駆動するための駆動モ
ータ30が取り付けられている。ボールネジ31は、そ
の一端側が駆動モータ30に取り付けられ、その他端側
が取付部材32の支持部32a,32bに形成されたネ
ジ部32c,32dを挿通した状態で取付部材29の壁
部29dに軸支されている。そして、この取付部材32
の基端部32eは、マイクロメータ装置1のフレーム2
の本体部2aに固着されている。
9の取付座29cには、軸方向が垂直方向になるように
配設されたボールネジ31を回転駆動するための駆動モ
ータ30が取り付けられている。ボールネジ31は、そ
の一端側が駆動モータ30に取り付けられ、その他端側
が取付部材32の支持部32a,32bに形成されたネ
ジ部32c,32dを挿通した状態で取付部材29の壁
部29dに軸支されている。そして、この取付部材32
の基端部32eは、マイクロメータ装置1のフレーム2
の本体部2aに固着されている。
【0037】次に、この第2の実施形態の移動装置23
の動作につき説明する。駆動モータ27がボールネジ2
8を回転駆動すると、ボールネジ28にはネジ孔29b
が螺合しているため、取付部材29がボールネジ28の
軸方向すなわち水平方向に沿って移動する。したがっ
て、この取付部材29に駆動モータ30、ボールネジ3
1、及び取付部材32を介して取り付けられているマイ
クロメータ装置1も水平方向に移動する。また、駆動モ
ータ30がボールネジ31を回転駆動すると、ボールネ
ジ31にはネジ部32c,32dが螺合しているため、
取付部材32がボールネジ31の軸方向すなわち垂直方
向に沿って移動する。したがって、この取付部材32に
取り付けられているマイクロメータ装置1も垂直方向に
移動する。
の動作につき説明する。駆動モータ27がボールネジ2
8を回転駆動すると、ボールネジ28にはネジ孔29b
が螺合しているため、取付部材29がボールネジ28の
軸方向すなわち水平方向に沿って移動する。したがっ
て、この取付部材29に駆動モータ30、ボールネジ3
1、及び取付部材32を介して取り付けられているマイ
クロメータ装置1も水平方向に移動する。また、駆動モ
ータ30がボールネジ31を回転駆動すると、ボールネ
ジ31にはネジ部32c,32dが螺合しているため、
取付部材32がボールネジ31の軸方向すなわち垂直方
向に沿って移動する。したがって、この取付部材32に
取り付けられているマイクロメータ装置1も垂直方向に
移動する。
【0038】このように、移動装置23はマイクロメー
タ装置1を2軸方向に自在に移動させることができ、ペ
レット挟持部分すなわちアンビル14及びスピンドル9
の各端面により挟まれる領域により形成される部分を、
これから測定しようとする所望のペレットPに接近させ
ることができる。
タ装置1を2軸方向に自在に移動させることができ、ペ
レット挟持部分すなわちアンビル14及びスピンドル9
の各端面により挟まれる領域により形成される部分を、
これから測定しようとする所望のペレットPに接近させ
ることができる。
【0039】図4は、本発明の第3の実施形態の全体構
成を示す一部破砕断面図である。この図に示すように、
第3の実施形態に係るペレット抜き取り装置は、図1に
示したマイクロメータ装置1と、このマイクロメータ装
置1を2軸方向に移動させることが可能な移動装置33
とから構成されている。そして、この移動装置33は、
第1のアーム35、第2のアーム37、及び取付部材3
9から概略構成されている。
成を示す一部破砕断面図である。この図に示すように、
第3の実施形態に係るペレット抜き取り装置は、図1に
示したマイクロメータ装置1と、このマイクロメータ装
置1を2軸方向に移動させることが可能な移動装置33
とから構成されている。そして、この移動装置33は、
第1のアーム35、第2のアーム37、及び取付部材3
9から概略構成されている。
【0040】図4において、第1のアーム35は、その
一端側に設けられた回転軸36が固定柱34に軸支され
ており、この第1のアーム35は水平面内での回転が可
能になっている。第2のアーム37は、その一端側に設
けられた回転軸38が第1のアーム35の他端側に軸支
されており、この第2のアーム37は、第1のアーム3
5の回転する平面と直交する平面内すなわち垂直平面内
での回転が可能になっている。取付部材39は、その一
端側に設けられた回転軸40が第2のアーム37の他端
側に軸支されており、この取付部材39は、第2のアー
ム37の回転量に拘わらず常に水平面内で回転できるよ
うになっている。そして、回転軸36,38,40は、
それぞれ図示を省略してある駆動モータにより各回転平
面内で回転駆動されるようになっている。
一端側に設けられた回転軸36が固定柱34に軸支され
ており、この第1のアーム35は水平面内での回転が可
能になっている。第2のアーム37は、その一端側に設
けられた回転軸38が第1のアーム35の他端側に軸支
されており、この第2のアーム37は、第1のアーム3
5の回転する平面と直交する平面内すなわち垂直平面内
での回転が可能になっている。取付部材39は、その一
端側に設けられた回転軸40が第2のアーム37の他端
側に軸支されており、この取付部材39は、第2のアー
ム37の回転量に拘わらず常に水平面内で回転できるよ
うになっている。そして、回転軸36,38,40は、
それぞれ図示を省略してある駆動モータにより各回転平
面内で回転駆動されるようになっている。
【0041】次に、この第3の実施形態の移動装置33
の動作につき説明する。まず、駆動モータの回転軸36
に対する回転駆動により第1のアーム35が回転軸36
を中心として水平面内で所定角度だけ回転する。これに
より、マイクロメータ装置1は抜き取ろうとするペレッ
トPの付近に移動される。次いで、駆動モータの回転軸
38に対する回転駆動により第2のアーム37が回転軸
38を中心として垂直平面内で所定角度だけ回転する。
これにより、マイクロメータ装置1は、ペレットPに対
してさらに接近する。この時、第2のアーム37の回転
によって、マイクロメータ装置1は水平面に対して傾斜
した姿勢を取ろうとするが、上記のように、取付部材3
9は、第2のアーム37の回転に拘わらず、水平面に平
行な姿勢を維持し、常に水平面内で回転する。したがっ
て、アンビル14及びスピンドル9の各端面間でのペレ
ットPの挟持動作を安定して行うことができる。
の動作につき説明する。まず、駆動モータの回転軸36
に対する回転駆動により第1のアーム35が回転軸36
を中心として水平面内で所定角度だけ回転する。これに
より、マイクロメータ装置1は抜き取ろうとするペレッ
トPの付近に移動される。次いで、駆動モータの回転軸
38に対する回転駆動により第2のアーム37が回転軸
38を中心として垂直平面内で所定角度だけ回転する。
これにより、マイクロメータ装置1は、ペレットPに対
してさらに接近する。この時、第2のアーム37の回転
によって、マイクロメータ装置1は水平面に対して傾斜
した姿勢を取ろうとするが、上記のように、取付部材3
9は、第2のアーム37の回転に拘わらず、水平面に平
行な姿勢を維持し、常に水平面内で回転する。したがっ
て、アンビル14及びスピンドル9の各端面間でのペレ
ットPの挟持動作を安定して行うことができる。
【0042】なお、この第3の実施形態では、第1のア
ーム35が水平面内で回転し、第2のアーム37が垂直
平面内で回転する構成となっているが、第1のアーム3
5が垂直平面内で回転し、第2のアーム37が水平平面
内で回転する構成を採用することも可能である。
ーム35が水平面内で回転し、第2のアーム37が垂直
平面内で回転する構成となっているが、第1のアーム3
5が垂直平面内で回転し、第2のアーム37が水平平面
内で回転する構成を採用することも可能である。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、マイク
ロメータ装置が被測定物に対して測定を行う場合、その
測定動作がすなわち被測定物の把持動作になっているこ
とに着目し、マイクロメータ装置のアンビル及びスピン
ドルが、単にペレットの直径測定機構として機能を発揮
するだけでなく、コンベヤ上を流れるペレットの抜き取
り機構としての機能をも発揮する構成としているので、
作業員の手作業によらずにペレットの抜き取り及び直径
の測定を自動的に行うことができ、もって、ペレット密
度の正確な演算を可能にすることができる。
ロメータ装置が被測定物に対して測定を行う場合、その
測定動作がすなわち被測定物の把持動作になっているこ
とに着目し、マイクロメータ装置のアンビル及びスピン
ドルが、単にペレットの直径測定機構として機能を発揮
するだけでなく、コンベヤ上を流れるペレットの抜き取
り機構としての機能をも発揮する構成としているので、
作業員の手作業によらずにペレットの抜き取り及び直径
の測定を自動的に行うことができ、もって、ペレット密
度の正確な演算を可能にすることができる。
【図1】本発明の各実施形態の要部であるマイクロメー
タ装置の構成を示す一部破砕断面図。
タ装置の構成を示す一部破砕断面図。
【図2】本発明の第1の実施形態の全体構成を示す一部
破砕断面図。
破砕断面図。
【図3】本発明の第2の実施形態の全体構成を示す一部
破砕断面図。
破砕断面図。
【図4】本発明の第3の実施形態の全体構成を示す一部
破砕断面図。
破砕断面図。
P ペレット φD 直径 1 マイクロメータ装置 2 フレーム 2a 本体部 2b アーム部 2c 凹部 2d 凹部 2e 壁部 2f キー溝 3 駆動モータ 4 駆動軸 5 歯車 6 クラッチ部材 7 クラッチ板 8 クラッチ板 9 スピンドル 9a 穴部 9b キー 10 回転軸 11 歯車 12 コイルバネ 13 ネジ棒 14 アンビル 15 移動装置 16 基台 17 水平駆動シリンダ 18 可動ロッド 19 取付部材 19a 基端部 19b 取付座 20 固定ロッド 21 垂直駆動シリンダ 22 取付部材 22a 取付座 22b 基端部 23 移動装置 24 水平駆動ボールネジ装置 25 垂直駆動ボールネジ装置 26 基台 26a 壁部 27 駆動モータ 28 ボールネジ 29 取付部材 29a 支持部 29b ネジ孔 29c 取付座 29d 壁部 30 駆動モータ 31 ボールネジ 32 取付部材 32a 支持部 32b 支持部 32c ネジ部 32d ネジ部 32e 基端部 33 移動装置 34 固定柱 35 第1のアーム 36 回転軸 37 第2のアーム 38 回転軸 39 取付部材 40 回転軸
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01B 3/18 G01B 5/00 - 5/30 G21C 17/06
Claims (5)
- 【請求項1】互いに対向する端部を有し、これら端部間
に被測定物としてのペレットを挟持できるように配設さ
れた一対のアンビル及びスピンドルと、 前記スピンドルを前記アンビルに対して進退動させ、前
記ペレットを前記アンビル及び前記スピンドル間で挟持
するためこのスピンドルを駆動する駆動装置と、 前記駆動装置と前記スピンドルとの間に配設され、前記
アンビル及び前記スピンドル間で前記ペレットが挟持さ
れる時に、前記駆動装置から前記スピンドルへの駆動力
の伝達を解除することにより、前記ペレットに所定以上
の圧力が加わるのを防止する挟持圧力制限部材と、 を有するマイクロメータ装置を備えると共に、このマイ
クロメータ装置を2軸方向に移動させる移動装置を備え
ており、製造ライン上を流れる複数のペレットから任意
のペレットを、前記マイクロメータ装置の前記アンビル
及び前記スピンドル間で挟持することにより抜き取る際
に、このペレットの直径の測定を行う、 ことを特徴とするペレット抜き取り装置。 - 【請求項2】前記挟持圧力制限部材は、クラッチ部材又
はラチェット部材である、ことを特徴とする請求項1記
載のペレット抜き取り装置。 - 【請求項3】前記移動装置は、前記マイクロメータ装置
を水平方向及び垂直方向にそれぞれ移動させる水平駆動
シリンダ及び垂直駆動シリンダを有する、 ことを特徴とする請求項1又は2記載のペレット抜き取
り装置。 - 【請求項4】前記移動装置は、前記マイクロメータ装置
を水平方向及び垂直方向にそれぞれ移動させる水平駆動
ボールネジ装置及び垂直駆動ボールネジ装置を有する、 ことを特徴とする請求項1又は2記載のペレット抜き取
り装置。 - 【請求項5】前記移動装置は、水平面内又は垂直面内で
の回転が可能に一端側が固定部材に軸支された第1のア
ームと、前記第1のアームの回転する平面と直交する平
面内での回転が可能に一端側が前記第1のアームの他端
側に軸支された第2のアームと、水平面内での回転が可
能に一端側が前記第2のアームの他端側に取り付けら
れ、他端側で前記マイクロメータ装置を支持する取付部
材と、を有する、 ことを特徴とする請求項1又は2記載のペレット抜き取
り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10010723A JP2868751B1 (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | ペレット抜き取り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10010723A JP2868751B1 (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | ペレット抜き取り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2868751B1 true JP2868751B1 (ja) | 1999-03-10 |
JPH11211404A JPH11211404A (ja) | 1999-08-06 |
Family
ID=11758215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10010723A Expired - Fee Related JP2868751B1 (ja) | 1998-01-22 | 1998-01-22 | ペレット抜き取り装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2868751B1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021188986A (ja) * | 2020-05-28 | 2021-12-13 | 株式会社ミツトヨ | 自動測定装置 |
-
1998
- 1998-01-22 JP JP10010723A patent/JP2868751B1/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021188986A (ja) * | 2020-05-28 | 2021-12-13 | 株式会社ミツトヨ | 自動測定装置 |
JP7097925B2 (ja) | 2020-05-28 | 2022-07-08 | 株式会社ミツトヨ | 自動測定装置 |
JP7481397B2 (ja) | 2020-05-28 | 2024-05-10 | 株式会社ミツトヨ | 自動測定装置および自動測定装置の制御方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH11211404A (ja) | 1999-08-06 |
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