JPH1114488A - プレセット式トルクレンチの試験機 - Google Patents
プレセット式トルクレンチの試験機Info
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- JPH1114488A JPH1114488A JP16566897A JP16566897A JPH1114488A JP H1114488 A JPH1114488 A JP H1114488A JP 16566897 A JP16566897 A JP 16566897A JP 16566897 A JP16566897 A JP 16566897A JP H1114488 A JPH1114488 A JP H1114488A
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- Japan
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- handle
- torque
- torque wrench
- wrench
- spring
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- Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 送り台を人力で駆動してもプレセット式トル
クレンチの設定トルクを確実かつ正確に測定することが
できる小型で安価な試験機を提供する。 【解決手段】 トルクレンチのヘッドの角ドライブがト
ルク検出のため嵌装されるトルク検出部と、トルクレン
チを回すべくハンドル12に直交して配設され,人力に
より進退駆動される送りブロック4を備える。コ字状断
面を有し,ハンドル2と直交して挿通したピン6に外嵌
して収容したスリーブ7を介してレンチ締付方向に上記
ハンドル12に係合するハンドル押圧部2を設ける。こ
のハンドル押圧部2にねじ部先端8aを螺合したボルト
8を上記送りブロック4に遊嵌して連結し、このボルト
8にばね5を外嵌して介装する。
クレンチの設定トルクを確実かつ正確に測定することが
できる小型で安価な試験機を提供する。 【解決手段】 トルクレンチのヘッドの角ドライブがト
ルク検出のため嵌装されるトルク検出部と、トルクレン
チを回すべくハンドル12に直交して配設され,人力に
より進退駆動される送りブロック4を備える。コ字状断
面を有し,ハンドル2と直交して挿通したピン6に外嵌
して収容したスリーブ7を介してレンチ締付方向に上記
ハンドル12に係合するハンドル押圧部2を設ける。こ
のハンドル押圧部2にねじ部先端8aを螺合したボルト
8を上記送りブロック4に遊嵌して連結し、このボルト
8にばね5を外嵌して介装する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、設定されたトルク
に達したことを感触や音で知ることができるプレセット
式トルクレンチの締付トルクを測定する試験機に関す
る。
に達したことを感触や音で知ることができるプレセット
式トルクレンチの締付トルクを測定する試験機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】プレセット式トルクレンチには、例えば
図2に示すようなものがある。このプレセット式トルク
レンチ11は、中空のハンドル12と、このハンドル1
2の先端開口の近傍に中央部をピン14で枢着されて揺
動自在な第1カム13と、裏面に角ドライブ17をもつ
ラチェット車16を備えて上記第1カム13の先端に固
定されたヘッド15と、第1カム13の後方のハンドル
12内に摺動自在に収容され,先端隅部にハンドル内壁
に接するローラ19をもつ第2カム18と、第1カム1
3の後端のカム面13aと第2カム18の先端のカム面
18aを相互摺動可能に連結してトグル機構(倍力機構)
を構成するリンク20と、ハンドル12の後端に進退可
能に螺合されたダイヤル21と、このダイヤル21の先
端に固定されたばね受22と第2カム18の後端に固定
されたばね受23の間に縮装されたばね24とからな
る。
図2に示すようなものがある。このプレセット式トルク
レンチ11は、中空のハンドル12と、このハンドル1
2の先端開口の近傍に中央部をピン14で枢着されて揺
動自在な第1カム13と、裏面に角ドライブ17をもつ
ラチェット車16を備えて上記第1カム13の先端に固
定されたヘッド15と、第1カム13の後方のハンドル
12内に摺動自在に収容され,先端隅部にハンドル内壁
に接するローラ19をもつ第2カム18と、第1カム1
3の後端のカム面13aと第2カム18の先端のカム面
18aを相互摺動可能に連結してトグル機構(倍力機構)
を構成するリンク20と、ハンドル12の後端に進退可
能に螺合されたダイヤル21と、このダイヤル21の先
端に固定されたばね受22と第2カム18の後端に固定
されたばね受23の間に縮装されたばね24とからな
る。
【0003】上記トルクレンチ11のヘッド15の裏面
の角ドライブ17に、例えば箱スパナ(図示せず)を嵌合
し、この箱スパナを締め付けるべきボルト(図示せず)の
頭部に嵌合した後、ハンドル12の後部を手で握って図
2(A)の矢印Xの方向に回す。すると、第1カム13が
ハンドル12の先端近傍にピン14で枢着されているの
で、この第1カム13の後方にリンク20を介して連結
された第2カム18は、先端のローラ19がハンドル内
壁に接しつつ後方へ矢印Yの如く移動し、後端のばね受
23でばね24が押し縮められる。これに伴って、リン
ク20が矢印Zの方向に旋回し、このリンク20で連結
されて接し合うカム面13a,18aは、互いに離れる方
向へ摺動して、第1カム13にピン14を中心とする時
計回りのモーメントが働き、このモーメントがヘッド1
5の上記箱スパナを介してボルトを締付方向にねじ込
む。
の角ドライブ17に、例えば箱スパナ(図示せず)を嵌合
し、この箱スパナを締め付けるべきボルト(図示せず)の
頭部に嵌合した後、ハンドル12の後部を手で握って図
2(A)の矢印Xの方向に回す。すると、第1カム13が
ハンドル12の先端近傍にピン14で枢着されているの
で、この第1カム13の後方にリンク20を介して連結
された第2カム18は、先端のローラ19がハンドル内
壁に接しつつ後方へ矢印Yの如く移動し、後端のばね受
23でばね24が押し縮められる。これに伴って、リン
ク20が矢印Zの方向に旋回し、このリンク20で連結
されて接し合うカム面13a,18aは、互いに離れる方
向へ摺動して、第1カム13にピン14を中心とする時
計回りのモーメントが働き、このモーメントがヘッド1
5の上記箱スパナを介してボルトを締付方向にねじ込
む。
【0004】ボルトを締け付るトルクは、リンク20の
トグル機構による腕の長さの比に応じて、ハンドル12
の後部に手で加えられるモーメントの略4倍になる。そ
して、図2(B)に示すように、カム面13a,18a同士
の接触が外れる時点で、ボルトには、所定の圧縮長さに
比例したばね24の力に対応した設定締付トルクが働
き、上記カム面同士の接触が外れると、ばね24がさら
に押し込まれることなく、第1,第2カム13,18が相
対的に所定距離だけずれて両者の垂直端面で当接し合う
ので、作業者は、設定トルクによるボルトの締付が完了
したことを手の感触で知る。なお、設定トルクの増減調
整は、ハンドル12の後端のダイヤル21を回し、ばね
受22を進退させて、ばね24の付勢力を増減すること
により行なう。
トグル機構による腕の長さの比に応じて、ハンドル12
の後部に手で加えられるモーメントの略4倍になる。そ
して、図2(B)に示すように、カム面13a,18a同士
の接触が外れる時点で、ボルトには、所定の圧縮長さに
比例したばね24の力に対応した設定締付トルクが働
き、上記カム面同士の接触が外れると、ばね24がさら
に押し込まれることなく、第1,第2カム13,18が相
対的に所定距離だけずれて両者の垂直端面で当接し合う
ので、作業者は、設定トルクによるボルトの締付が完了
したことを手の感触で知る。なお、設定トルクの増減調
整は、ハンドル12の後端のダイヤル21を回し、ばね
受22を進退させて、ばね24の付勢力を増減すること
により行なう。
【0005】上記プレセット式トルクレンチ11の設定
トルクを測定する試験機として、従来、図3(A),(B)
(平面図,正面図)および図4(側面図)に示すようなもの
が知られている。この試験機31は、車輪33をもつ架
台32上の前部中央に載置され、頂部にトルクレンチ1
1の先端の角ドライブ17(図2参照)が嵌装されるロー
ドセルを有して、この角ドライブ17から伝達されるト
ルクを検出するトルク検出部34と、上記架台32上の
前部左縁に前後に立設した軸受台35に水平かつ上記ト
ルクレンチ11に直交して支承された送りねじ36と、
この送りねじ36の先端に固定された手回しハンドル3
7と、上記送りねじ36に螺合し,かつ軸受台35間に
渡した案内板38に摺接して進退駆動される送り台39
と、この送り台39の上部にピン40を介して枢着さ
れ、コ字状断面を有してトルクレンチ11のハンドル1
2(図2参照)にスリーブ42を介してレンチ締付方向に
係合するハンドル押圧部41と、カム面13a,18a同
士が外れる位置まで回転してきたハンドル12の先端側
に当接して回転を阻止する位置調整可能なストッパ43
(図3(A)参照)と、上記トルク検出部34の検出信号が
表わすトルク値を表示窓45にする表示する表示部44
とで構成される。
トルクを測定する試験機として、従来、図3(A),(B)
(平面図,正面図)および図4(側面図)に示すようなもの
が知られている。この試験機31は、車輪33をもつ架
台32上の前部中央に載置され、頂部にトルクレンチ1
1の先端の角ドライブ17(図2参照)が嵌装されるロー
ドセルを有して、この角ドライブ17から伝達されるト
ルクを検出するトルク検出部34と、上記架台32上の
前部左縁に前後に立設した軸受台35に水平かつ上記ト
ルクレンチ11に直交して支承された送りねじ36と、
この送りねじ36の先端に固定された手回しハンドル3
7と、上記送りねじ36に螺合し,かつ軸受台35間に
渡した案内板38に摺接して進退駆動される送り台39
と、この送り台39の上部にピン40を介して枢着さ
れ、コ字状断面を有してトルクレンチ11のハンドル1
2(図2参照)にスリーブ42を介してレンチ締付方向に
係合するハンドル押圧部41と、カム面13a,18a同
士が外れる位置まで回転してきたハンドル12の先端側
に当接して回転を阻止する位置調整可能なストッパ43
(図3(A)参照)と、上記トルク検出部34の検出信号が
表わすトルク値を表示窓45にする表示する表示部44
とで構成される。
【0006】上記試験機31を用いて、次のようにトル
クレンチ11の設定トルクが測定される。まず、トルク
レンチ11をカム面同士が外れる回転角(図2(A),(B)
間の角度差)だけ図3(A)の位置から手前,つまり斜め下
に配置して先端の角ドライブ17(図2参照)を、トルク
検出部34に嵌め込む。次に、手回しハンドル37によ
り送りねじ36を回して、送り台39と共にハンドル押
圧部41を前進させてトルクレンチ11のハンドル12
に係合させる。さらに、手回しハンドル37を速く回し
てハンドル押圧部41を高速前進させ、これに係合する
ハンドル12の先端の角ドライブ17からトルク検出部
34に捩りトルクを加えていく。すると、ハンドル12
がストッパ43に当接する手前で、図2(B)に示す状態
までトルクレンチ11内のばね24が圧縮されて、カム
面13a,18a同士の接触が外れると、手回しハンドル
37の手応えが軽くなったことによりトルクレンチ11
の設定トルクに達したことが分かるので、その時点で手
回しハンドル37を止め、右側の表示窓45(図3(B)
参照)を見てトルク検出部34で検出されたトルク値を
読み取る。なお、左側の表示窓45は、検出回数の累計
を表示するものである。
クレンチ11の設定トルクが測定される。まず、トルク
レンチ11をカム面同士が外れる回転角(図2(A),(B)
間の角度差)だけ図3(A)の位置から手前,つまり斜め下
に配置して先端の角ドライブ17(図2参照)を、トルク
検出部34に嵌め込む。次に、手回しハンドル37によ
り送りねじ36を回して、送り台39と共にハンドル押
圧部41を前進させてトルクレンチ11のハンドル12
に係合させる。さらに、手回しハンドル37を速く回し
てハンドル押圧部41を高速前進させ、これに係合する
ハンドル12の先端の角ドライブ17からトルク検出部
34に捩りトルクを加えていく。すると、ハンドル12
がストッパ43に当接する手前で、図2(B)に示す状態
までトルクレンチ11内のばね24が圧縮されて、カム
面13a,18a同士の接触が外れると、手回しハンドル
37の手応えが軽くなったことによりトルクレンチ11
の設定トルクに達したことが分かるので、その時点で手
回しハンドル37を止め、右側の表示窓45(図3(B)
参照)を見てトルク検出部34で検出されたトルク値を
読み取る。なお、左側の表示窓45は、検出回数の累計
を表示するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
試験機31は、手回しハンドル37による送りねじ36
の回転で送り台39が手動で進退駆動され、かつこの送
り台39にハンドル押圧部41が直接ピン連結されてい
るため、手回しハンドル37をゆっくり回すと、ハンド
ル押圧部41を介してトルクレンチ11のハンドル12
に加わるトルクが徐々にしか増加せず、リンク20によ
るトグル機構が図2(A)から図2(B)の状態に外れたこ
とが手応えで明確に分からず、表示窓45のトルク値を
見ることなく手回しハンドル37を回し続け、その結
果、設定トルクを正しく読み取れないという問題があ
る。逆に、手回しハンドル37を極端に速く回して、ハ
ンドル押圧部41を余りに高速前進させると、上記トグ
ル機構の外れは手応えで分かっても、ハンドル12が図
2(B)の状態で回され続けて、表示窓45のトルク値を
読み取るタイミングを逸してしまい、同様に設定トルク
を正確に読み取れないという問題がある。この場合、ハ
ンドル12の回わり過ぎを阻止するストッパ43がある
訳だが、トルクレンチ毎の設定トルクおよびハンドル1
2の初期角度位置にばらつきがあるため、ストッパ43
の位置を微調整をしたとしても、各トルクレンチ11を
設定トルクが出た位置で正確に止めることは手間,時間
の観点から不可能である。他方、手回しハンドル37に
代えて、送りねじ36をモータで定速回転させ、ハンド
ル押圧部41を機械力で確実に高速前進させることも考
えられるが、モータのため、試験機31が高価になり、
大型化するという問題が生じる。
試験機31は、手回しハンドル37による送りねじ36
の回転で送り台39が手動で進退駆動され、かつこの送
り台39にハンドル押圧部41が直接ピン連結されてい
るため、手回しハンドル37をゆっくり回すと、ハンド
ル押圧部41を介してトルクレンチ11のハンドル12
に加わるトルクが徐々にしか増加せず、リンク20によ
るトグル機構が図2(A)から図2(B)の状態に外れたこ
とが手応えで明確に分からず、表示窓45のトルク値を
見ることなく手回しハンドル37を回し続け、その結
果、設定トルクを正しく読み取れないという問題があ
る。逆に、手回しハンドル37を極端に速く回して、ハ
ンドル押圧部41を余りに高速前進させると、上記トグ
ル機構の外れは手応えで分かっても、ハンドル12が図
2(B)の状態で回され続けて、表示窓45のトルク値を
読み取るタイミングを逸してしまい、同様に設定トルク
を正確に読み取れないという問題がある。この場合、ハ
ンドル12の回わり過ぎを阻止するストッパ43がある
訳だが、トルクレンチ毎の設定トルクおよびハンドル1
2の初期角度位置にばらつきがあるため、ストッパ43
の位置を微調整をしたとしても、各トルクレンチ11を
設定トルクが出た位置で正確に止めることは手間,時間
の観点から不可能である。他方、手回しハンドル37に
代えて、送りねじ36をモータで定速回転させ、ハンド
ル押圧部41を機械力で確実に高速前進させることも考
えられるが、モータのため、試験機31が高価になり、
大型化するという問題が生じる。
【0008】そこで、本発明の目的は、送り台とハンド
ル押圧部との連結手段を工夫することによって、送り台
を人力で駆動してもプレセット式トルクレンチの設定ト
ルクを確実かつ正確に測定することができ、小型化とコ
ストダウンを図ることができるプレセット式トルクレン
チの試験機を提供することにある。
ル押圧部との連結手段を工夫することによって、送り台
を人力で駆動してもプレセット式トルクレンチの設定ト
ルクを確実かつ正確に測定することができ、小型化とコ
ストダウンを図ることができるプレセット式トルクレン
チの試験機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1の発明は、プレセット式トルクレンチのヘ
ッドの角ドライブが嵌装され、この角ドライブから伝達
されるトルクを検出するトルク検出部と、上記プレセッ
ト式トルクレンチのハンドルを回すようにこのハンドル
に直交して配設され、人力により進退駆動される送り台
を有するプレセット式トルクレンチの試験機において、
上記送り台にその進退方向に相対移動可能に連結される
とともに、上記ハンドルにレンチ締付方向に係合するハ
ンドル押圧部と、このハンドル押圧部と上記送り台の間
に介装されたばねを備えたことを特徴とする。
め、請求項1の発明は、プレセット式トルクレンチのヘ
ッドの角ドライブが嵌装され、この角ドライブから伝達
されるトルクを検出するトルク検出部と、上記プレセッ
ト式トルクレンチのハンドルを回すようにこのハンドル
に直交して配設され、人力により進退駆動される送り台
を有するプレセット式トルクレンチの試験機において、
上記送り台にその進退方向に相対移動可能に連結される
とともに、上記ハンドルにレンチ締付方向に係合するハ
ンドル押圧部と、このハンドル押圧部と上記送り台の間
に介装されたばねを備えたことを特徴とする。
【0010】請求項1のプレセット式トルクレンチの試
験機において、トルク検出部に、プレセット式のトルク
レンチのヘッドの角ドライブを嵌装し、送り台を人力で
動かして、この送り台に進退方向に相対移動可能に連結
したハンドル押圧部に、上記トルクレンチのハンドルを
レンチ締付方向に係合させる。次に、送り台を人力で前
進駆動すると、送り台の前進力は、前進力の大きさに応
じた長さだけ送り台とハンドル押圧部の間に介装された
ばねを押し縮めつつ、ハンドル押圧部を経てトルクレン
チのハンドルに伝えられ、ハンドルを締付方向に回動さ
せる。ここで、上記ばねの長さおよびばね定数を、トル
クレンチのトグル機構が外れて設定トルクが発揮される
までに要する上記ハンドルの回動距離および上記前進力
に応じて適切に選べば、このばねによって、送り台の過
剰な前進力は吸収,緩和されて、また、送り台の過小な
前進力は十分蓄えられてから夫々ハンドルに伝えられる
ようにできる。従って、このハンドルに伝えられる力
を、上記トグル機構を外すに要するモーメントに相当さ
せれば、トグル機構の外れと同時に生じる上記ばねの急
速な伸びを伴うばね力の解放により、作業者は、設定ト
ルクの到達を知ってトルク検出部の検出値をチェックす
ることにより、確実かつ正確に設定トルクを測定するこ
とができる。
験機において、トルク検出部に、プレセット式のトルク
レンチのヘッドの角ドライブを嵌装し、送り台を人力で
動かして、この送り台に進退方向に相対移動可能に連結
したハンドル押圧部に、上記トルクレンチのハンドルを
レンチ締付方向に係合させる。次に、送り台を人力で前
進駆動すると、送り台の前進力は、前進力の大きさに応
じた長さだけ送り台とハンドル押圧部の間に介装された
ばねを押し縮めつつ、ハンドル押圧部を経てトルクレン
チのハンドルに伝えられ、ハンドルを締付方向に回動さ
せる。ここで、上記ばねの長さおよびばね定数を、トル
クレンチのトグル機構が外れて設定トルクが発揮される
までに要する上記ハンドルの回動距離および上記前進力
に応じて適切に選べば、このばねによって、送り台の過
剰な前進力は吸収,緩和されて、また、送り台の過小な
前進力は十分蓄えられてから夫々ハンドルに伝えられる
ようにできる。従って、このハンドルに伝えられる力
を、上記トグル機構を外すに要するモーメントに相当さ
せれば、トグル機構の外れと同時に生じる上記ばねの急
速な伸びを伴うばね力の解放により、作業者は、設定ト
ルクの到達を知ってトルク検出部の検出値をチェックす
ることにより、確実かつ正確に設定トルクを測定するこ
とができる。
【0011】請求項2の試験機は、上記ハンドル押圧部
が、上記レンチ締付方向に向かって開いたコ字状断面を
有し、かつ上記ハンドルと直交して挿通したピンに外嵌
してスリーブを収容するとともに、ねじ部先端を螺合
し、かつ上記ばねを外嵌したボルトによって、上記送り
台に連結されていることを特徴とする。請求項2の試験
機では、トルクレンチのハンドルが、コ字状断面の上記
ハンドル押圧部の奥に挿通したピンに外嵌するスリーブ
と直交に当接するので、スリーブからハンドルに常に角
ドライブを中心とする接線方向の回動力が加わるから、
ばらつきの少ない外力モーメントで安定してトグル機構
が外れ、また、送り台とハンドル押圧部を連結するボル
トに上記ばねを外嵌しているので、送り台からハンドル
押圧部へばねを介した確実な力の伝達がされる。従っ
て、トルクレンチの設定トルクをより確実かつ正確に測
定することができる。
が、上記レンチ締付方向に向かって開いたコ字状断面を
有し、かつ上記ハンドルと直交して挿通したピンに外嵌
してスリーブを収容するとともに、ねじ部先端を螺合
し、かつ上記ばねを外嵌したボルトによって、上記送り
台に連結されていることを特徴とする。請求項2の試験
機では、トルクレンチのハンドルが、コ字状断面の上記
ハンドル押圧部の奥に挿通したピンに外嵌するスリーブ
と直交に当接するので、スリーブからハンドルに常に角
ドライブを中心とする接線方向の回動力が加わるから、
ばらつきの少ない外力モーメントで安定してトグル機構
が外れ、また、送り台とハンドル押圧部を連結するボル
トに上記ばねを外嵌しているので、送り台からハンドル
押圧部へばねを介した確実な力の伝達がされる。従っ
て、トルクレンチの設定トルクをより確実かつ正確に測
定することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図示の実施の形態
により詳細に説明する。図1は、本発明のプレセット式
トルクレンチの試験機の要部を示す側面図であり、この
試験機は、この図に示す送り台1とハンドル押圧部2を
除いて、図3,図4で述べた従来例と同じ構造であるの
で、同じ部材には同一番号を付して説明を省略する。上
記試験機の要部は、送りねじ36に螺合して進退駆動さ
れる図4と同じ送り台39とこの送り台39の上部にボ
ルト3で固定されたL字状の送りブロック4とからなる
送り台1と、上記送りブロック4に送り台1の送り方向
に相対移動可能に連結されるとともに、トルクレンチ1
1(図2参照)のハンドル12にレンチ締付方向(図1,図
4で左方向)に係合するハンドル押圧部2と、このハン
ドル押圧部2と上記送りブロック4の間に介装されたば
ね5とで構成される。
により詳細に説明する。図1は、本発明のプレセット式
トルクレンチの試験機の要部を示す側面図であり、この
試験機は、この図に示す送り台1とハンドル押圧部2を
除いて、図3,図4で述べた従来例と同じ構造であるの
で、同じ部材には同一番号を付して説明を省略する。上
記試験機の要部は、送りねじ36に螺合して進退駆動さ
れる図4と同じ送り台39とこの送り台39の上部にボ
ルト3で固定されたL字状の送りブロック4とからなる
送り台1と、上記送りブロック4に送り台1の送り方向
に相対移動可能に連結されるとともに、トルクレンチ1
1(図2参照)のハンドル12にレンチ締付方向(図1,図
4で左方向)に係合するハンドル押圧部2と、このハン
ドル押圧部2と上記送りブロック4の間に介装されたば
ね5とで構成される。
【0013】上記ハンドル押圧部2は、レンチ締付方向
に向かって開いたコ字状断面を有し、かつハンドル12
と直交して鉛直に挿通したピン6に外嵌してスリーブ7
を収容するとともに、後端にねじ部先端8aを螺合し,上
記ばね5を外嵌したボルト8によって上記送りブロック
4に連結されている。つまり、上記ボルト8は、送りブ
ロック4に遊嵌されていて、送り台1の図中左方向の前
進力は、送りブロック4からばね5を介してハンドル押
圧部2に伝えられる一方、送り台1の図中右方向の後退
力は、ボルト8によりハンドル押圧部2に直接伝えられ
る。また、ハンドル12に当接する上記スリーブ7は、
ピン6に遊嵌しているので、ハンドル押圧部2に伝えら
れた上記前進力は、トルクレンチ11の回動中心である
角ドライブ17(図2参照)を中心として接線方向に加わ
る。
に向かって開いたコ字状断面を有し、かつハンドル12
と直交して鉛直に挿通したピン6に外嵌してスリーブ7
を収容するとともに、後端にねじ部先端8aを螺合し,上
記ばね5を外嵌したボルト8によって上記送りブロック
4に連結されている。つまり、上記ボルト8は、送りブ
ロック4に遊嵌されていて、送り台1の図中左方向の前
進力は、送りブロック4からばね5を介してハンドル押
圧部2に伝えられる一方、送り台1の図中右方向の後退
力は、ボルト8によりハンドル押圧部2に直接伝えられ
る。また、ハンドル12に当接する上記スリーブ7は、
ピン6に遊嵌しているので、ハンドル押圧部2に伝えら
れた上記前進力は、トルクレンチ11の回動中心である
角ドライブ17(図2参照)を中心として接線方向に加わ
る。
【0014】上記構成の試験機を用いて、図2に示すプ
レセット式トルクレンチの設定トルクを次のように測定
する。なお、上記試験機の図1に示す以外の部材は、図
3,図4のものと同じであるので、これらの図も参照し
て説明する。まず、トルクレンチ11を、そのトグル機
構がストッパ43に当接する図3(A)の破線で示す位置
の直前で外れる回転角だけ手前にして、ヘッド15の角
ドライブ17(図2参照)を試験機のトルク検出部34
(図3(A)参照)に嵌め込む。次に、手回しハンドル37
を回して、送り台1と共にハンドル押圧部2を前進させ
て、トルクレンチ11のハンドル12に図1(A)に示す
ように係合させる。さらに、手回しハンドル37を速め
に回してハンドル押圧部2を速めに前進させると、送り
台1の前進力は、前進力の大きさに応じた長さだけ送り
ブロック4とハンドル押圧部2の間のばね5を、図1
(B)に示すように押し縮めつつ、ハンドル押圧部2のス
リーブ7を経てハンドル12に伝えられ、ハンドル12
を締付方向に回動させ、この回動に伴ってハンドル12
の先端の角ドライブ17からトルク検出部34に捩りト
ルクが加わる。
レセット式トルクレンチの設定トルクを次のように測定
する。なお、上記試験機の図1に示す以外の部材は、図
3,図4のものと同じであるので、これらの図も参照し
て説明する。まず、トルクレンチ11を、そのトグル機
構がストッパ43に当接する図3(A)の破線で示す位置
の直前で外れる回転角だけ手前にして、ヘッド15の角
ドライブ17(図2参照)を試験機のトルク検出部34
(図3(A)参照)に嵌め込む。次に、手回しハンドル37
を回して、送り台1と共にハンドル押圧部2を前進させ
て、トルクレンチ11のハンドル12に図1(A)に示す
ように係合させる。さらに、手回しハンドル37を速め
に回してハンドル押圧部2を速めに前進させると、送り
台1の前進力は、前進力の大きさに応じた長さだけ送り
ブロック4とハンドル押圧部2の間のばね5を、図1
(B)に示すように押し縮めつつ、ハンドル押圧部2のス
リーブ7を経てハンドル12に伝えられ、ハンドル12
を締付方向に回動させ、この回動に伴ってハンドル12
の先端の角ドライブ17からトルク検出部34に捩りト
ルクが加わる。
【0015】ここで、上記ばね5の長さおよびばね定数
は、トルクレンチ11のトグル機構20が図2(B)の如
く外れて設定トルクが達せられるまでに要するハンドル
12の回動距離および上記前進力に応じて適切に選ばれ
ているので、このばね5によって、送り台1の過剰な前
進力は吸収,緩和され、また、送り台1の過小な前進力
は十分蓄えられてから夫々ハンドル12に伝えられる。
従って、手回しハンドル37の回転による送り台1の前
進力の大小に拘わらず、ハンドル12が図3(A)の破線
で示す位置の直前に達した図1(B)に示す状態で、ばね
5からハンドル12に伝えられる力によるモーメントに
よって、トグル機構が外れることになる。そして、トグ
ル機構が図2(B)の如く外れるや否や、トルクレンチ1
1のハンドル12は、カム面13a,18aの外れに伴う
相対ずれによって小さな力でかなり回動しうるので、ば
ね5に蓄えられていた力は、図1(C)に示すように急速
な伸びを伴って解放される。作業者は、このばね力の解
放を手回しハンドル37の手応え等で確実に知って手回
しハンドル37を停止でき、表示部の表示窓45(図3
参照)に表示されたトルク検出部34がその時点で検出
したトルク値,つまりトルクレンチ11のトグル機構が
外れる設定トルクを確実かつ正確に測定することができ
る。
は、トルクレンチ11のトグル機構20が図2(B)の如
く外れて設定トルクが達せられるまでに要するハンドル
12の回動距離および上記前進力に応じて適切に選ばれ
ているので、このばね5によって、送り台1の過剰な前
進力は吸収,緩和され、また、送り台1の過小な前進力
は十分蓄えられてから夫々ハンドル12に伝えられる。
従って、手回しハンドル37の回転による送り台1の前
進力の大小に拘わらず、ハンドル12が図3(A)の破線
で示す位置の直前に達した図1(B)に示す状態で、ばね
5からハンドル12に伝えられる力によるモーメントに
よって、トグル機構が外れることになる。そして、トグ
ル機構が図2(B)の如く外れるや否や、トルクレンチ1
1のハンドル12は、カム面13a,18aの外れに伴う
相対ずれによって小さな力でかなり回動しうるので、ば
ね5に蓄えられていた力は、図1(C)に示すように急速
な伸びを伴って解放される。作業者は、このばね力の解
放を手回しハンドル37の手応え等で確実に知って手回
しハンドル37を停止でき、表示部の表示窓45(図3
参照)に表示されたトルク検出部34がその時点で検出
したトルク値,つまりトルクレンチ11のトグル機構が
外れる設定トルクを確実かつ正確に測定することができ
る。
【0016】このように、上記試験機によれば、送り台
1を手回しハンドル37により人力で駆動しても、駆動
速度の大,小で従来のようにトルク値の読取タイミング
を逸したり,読取タイミングが分からないということが
なく、プレセット式トルクレンチ11の設定トルクを常
に確実かつ正確に測定することができるとともに、モー
タを用いないので、小型化とコストダウンを図ることが
できる。上記実施の形態では、トルクレンチ11のハン
ドル12が、コ字状断面のハンドル押圧部2の奥に挿通
したピン6に外嵌するスリーブ7と直交に当接するの
で、スリーブ7からハンドル2に常に角ドライブ17を
中心とする接線方向の回動力が加わるから、ばらつきの
少ない外力モーメントで安定してトグル機構が外れ、ま
た、送り台1とハンドル押圧部2を連結するボルト8に
ばね5を外嵌しているので、送り台1からハンドル押圧
部2へばね5を介して確実に力を伝達できる。従って、
トルクレンチ11の設定トルクをより確実かつ正確に測
定することができるという利点がある。
1を手回しハンドル37により人力で駆動しても、駆動
速度の大,小で従来のようにトルク値の読取タイミング
を逸したり,読取タイミングが分からないということが
なく、プレセット式トルクレンチ11の設定トルクを常
に確実かつ正確に測定することができるとともに、モー
タを用いないので、小型化とコストダウンを図ることが
できる。上記実施の形態では、トルクレンチ11のハン
ドル12が、コ字状断面のハンドル押圧部2の奥に挿通
したピン6に外嵌するスリーブ7と直交に当接するの
で、スリーブ7からハンドル2に常に角ドライブ17を
中心とする接線方向の回動力が加わるから、ばらつきの
少ない外力モーメントで安定してトグル機構が外れ、ま
た、送り台1とハンドル押圧部2を連結するボルト8に
ばね5を外嵌しているので、送り台1からハンドル押圧
部2へばね5を介して確実に力を伝達できる。従って、
トルクレンチ11の設定トルクをより確実かつ正確に測
定することができるという利点がある。
【0017】なお、本発明の送り台は、上記実施の形態
の手回しハンドルで回される送りねじに螺合したものに
限られず、人力によるスライドで進退駆動されるもので
もよい。また、本発明のばねは、送り台とハンドル押圧
部の間に介装されるのものであれば、上記実施の形態の
ボルトに外嵌させたものに限られない。
の手回しハンドルで回される送りねじに螺合したものに
限られず、人力によるスライドで進退駆動されるもので
もよい。また、本発明のばねは、送り台とハンドル押圧
部の間に介装されるのものであれば、上記実施の形態の
ボルトに外嵌させたものに限られない。
【0018】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、請求項1
に記載の試験機は、プレセット式トルクレンチのヘッド
の角ドライブが嵌装され、この角ドライブから伝達され
るトルクを検出するトルク検出部と、上記プレセット式
トルクレンチのハンドルを回すようにこのハンドルに直
交して配設され、人力により進退駆動される送り台を有
するものにおいて、上記送り台にその進退方向に相対移
動可能に連結されるとともに、上記ハンドルにレンチ締
付方向に係合するハンドル押圧部と、このハンドル押圧
部と上記送り台の間に介装されたばねを備えているの
で、このばねが、送り台の大きな駆動力を吸収,緩和し,
かつ送り台の小さな駆動力を蓄えて夫々ハンドル押圧部
に伝えるから、従来と異なり送り台の駆動力の大,小で
トルク値の読取タイミングを逸したり,読取タイミング
が分からないということがなく、プレセット式トルクレ
ンチの設定トルクを常に確実かつ正確に測定することが
でき、駆動モータを用いないので、小型化とコストダウ
ンを図ることができる。
に記載の試験機は、プレセット式トルクレンチのヘッド
の角ドライブが嵌装され、この角ドライブから伝達され
るトルクを検出するトルク検出部と、上記プレセット式
トルクレンチのハンドルを回すようにこのハンドルに直
交して配設され、人力により進退駆動される送り台を有
するものにおいて、上記送り台にその進退方向に相対移
動可能に連結されるとともに、上記ハンドルにレンチ締
付方向に係合するハンドル押圧部と、このハンドル押圧
部と上記送り台の間に介装されたばねを備えているの
で、このばねが、送り台の大きな駆動力を吸収,緩和し,
かつ送り台の小さな駆動力を蓄えて夫々ハンドル押圧部
に伝えるから、従来と異なり送り台の駆動力の大,小で
トルク値の読取タイミングを逸したり,読取タイミング
が分からないということがなく、プレセット式トルクレ
ンチの設定トルクを常に確実かつ正確に測定することが
でき、駆動モータを用いないので、小型化とコストダウ
ンを図ることができる。
【0019】請求項2に記載の試験機は、上記ハンドル
押圧部が、上記レンチ締付方向に向かって開いたコ字状
断面を有し、かつ上記ハンドルと直交して挿通したピン
に外嵌してスリーブを収容するとともに、ねじ部先端を
螺合し、かつ上記ばねを外嵌したボルトによって、上記
送り台に連結されているので、スリーブを介してハンド
ルに常に回動に対して接線方向の力が加わるから、ばら
つきの少ない外力モーメントで安定してトグル機構を外
すことができ、ボルトに外嵌するばねを介して送り台か
らハンドル押圧部へ確実に力を伝達できるから、トルク
レンチの設定トルクをより確実かつ正確に測定すること
ができる。
押圧部が、上記レンチ締付方向に向かって開いたコ字状
断面を有し、かつ上記ハンドルと直交して挿通したピン
に外嵌してスリーブを収容するとともに、ねじ部先端を
螺合し、かつ上記ばねを外嵌したボルトによって、上記
送り台に連結されているので、スリーブを介してハンド
ルに常に回動に対して接線方向の力が加わるから、ばら
つきの少ない外力モーメントで安定してトグル機構を外
すことができ、ボルトに外嵌するばねを介して送り台か
らハンドル押圧部へ確実に力を伝達できるから、トルク
レンチの設定トルクをより確実かつ正確に測定すること
ができる。
【図1】 本発明のプレセット式トルクレンチの試験機
の要部を示す側面図である。
の要部を示す側面図である。
【図2】 プレセット式トルクレンチの一例を示す平面
図である。
図である。
【図3】 従来のプレセット式トルクレンチの試験機の
平面図および正面図である。
平面図および正面図である。
【図4】 上記従来の試験機の側面図である。
1…送り台、2…ハンドル押圧部、4…送りブロック、
5…ばね、6…ピン、7…スリーブ、8…ボルト、11
…プレセット式トルクレンチ、12…ハンドル、13…
第1カム、13a,18a…カム面、14…ピン、15…ヘ
ッド、16…ラチェット車、17…角ドライブ、18…
第2カム、19…ローラ、20…リンク(トグル機構)、
24…ばね、31…試験機、32…架台、34…トルク
検出部、35…軸受台、36…送りねじ、37…手回し
ハンドル、39…送り台、43…ストッパ、44…表示
部、45…表示窓。
5…ばね、6…ピン、7…スリーブ、8…ボルト、11
…プレセット式トルクレンチ、12…ハンドル、13…
第1カム、13a,18a…カム面、14…ピン、15…ヘ
ッド、16…ラチェット車、17…角ドライブ、18…
第2カム、19…ローラ、20…リンク(トグル機構)、
24…ばね、31…試験機、32…架台、34…トルク
検出部、35…軸受台、36…送りねじ、37…手回し
ハンドル、39…送り台、43…ストッパ、44…表示
部、45…表示窓。
Claims (2)
- 【請求項1】 プレセット式トルクレンチのヘッドの角
ドライブが嵌装され、この角ドライブから伝達されるト
ルクを検出するトルク検出部と、上記プレセット式トル
クレンチのハンドルを回すようにこのハンドルに直交し
て配設され、人力により進退駆動される送り台を有する
プレセット式トルクレンチの試験機において、 上記送り台にその進退方向に相対移動可能に連結される
とともに、上記ハンドルにレンチ締付方向に係合するハ
ンドル押圧部と、 このハンドル押圧部と上記送り台の間に介装されたばね
を備えたことを特徴とするプレセット式トルクレンチの
試験機。 - 【請求項2】 上記ハンドル押圧部は、上記レンチ締付
方向に向かって開いたコ字状断面を有し、かつ上記ハン
ドルと直交して挿通したピンに外嵌してスリーブを収容
するとともに、ねじ部先端を螺合し、かつ上記ばねを外
嵌したボルトによって、上記送り台に連結されているこ
とを特徴とする請求項1に記載のプレセット式トルクレ
ンチの試験機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16566897A JPH1114488A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | プレセット式トルクレンチの試験機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16566897A JPH1114488A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | プレセット式トルクレンチの試験機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1114488A true JPH1114488A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=15816760
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16566897A Pending JPH1114488A (ja) | 1997-06-23 | 1997-06-23 | プレセット式トルクレンチの試験機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1114488A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CZ297604B6 (cs) * | 2000-06-20 | 2007-02-07 | Midko S. R. O. | Zarízení pro kontrolu nastavení momentových klícu |
JP2008082905A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Tohnichi Mfg Co Ltd | 力学量発生装置、力学量発生装置を備えた装置およびトルク計測基準機 |
JP2009210581A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-17 | Eduard Wille Gmbh & Co Kg | トルクレンチを検査するための操作装置 |
JP2011127690A (ja) * | 2009-12-17 | 2011-06-30 | Ube Industries Ltd | バルブ開閉治具 |
CN103128701A (zh) * | 2011-11-30 | 2013-06-05 | 航天科工惯性技术有限公司 | 一种预紧力施加装置 |
KR20190113313A (ko) * | 2018-03-28 | 2019-10-08 | 강원대학교산학협력단 | 토크렌치 반복 하중 시험장치 |
-
1997
- 1997-06-23 JP JP16566897A patent/JPH1114488A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CZ297604B6 (cs) * | 2000-06-20 | 2007-02-07 | Midko S. R. O. | Zarízení pro kontrolu nastavení momentových klícu |
JP2008082905A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Tohnichi Mfg Co Ltd | 力学量発生装置、力学量発生装置を備えた装置およびトルク計測基準機 |
JP2009210581A (ja) * | 2008-02-29 | 2009-09-17 | Eduard Wille Gmbh & Co Kg | トルクレンチを検査するための操作装置 |
JP2011127690A (ja) * | 2009-12-17 | 2011-06-30 | Ube Industries Ltd | バルブ開閉治具 |
CN103128701A (zh) * | 2011-11-30 | 2013-06-05 | 航天科工惯性技术有限公司 | 一种预紧力施加装置 |
KR20190113313A (ko) * | 2018-03-28 | 2019-10-08 | 강원대학교산학협력단 | 토크렌치 반복 하중 시험장치 |
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