JP2001264199A - トルク検出器用ビット・アダプタ - Google Patents

トルク検出器用ビット・アダプタ

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JP2001264199A JP2000077975A JP2000077975A JP2001264199A JP 2001264199 A JP2001264199 A JP 2001264199A JP 2000077975 A JP2000077975 A JP 2000077975A JP 2000077975 A JP2000077975 A JP 2000077975A JP 2001264199 A JP2001264199 A JP 2001264199A
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    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B23/00Details of, or accessories for, spanners, wrenches, screwdrivers
    • B25B23/14Arrangement of torque limiters or torque indicators in wrenches or screwdrivers
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25BTOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
    • B25B21/00Portable power-driven screw or nut setting or loosening tools; Attachments for drilling apparatus serving the same purpose

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
  • Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 トルク値の測定を簡便にかつ迅速に達成する
ことができると共に、シャフトが折損した場合において
も、作業上の安全性を十分に確保することができ、低コ
ストに製造することができるトルク検出器用ビット・ア
ダプタを提供する。 【解決手段】 回転締付工具のねじ溝付きシャフト14
の一端部側を、ねじ孔付きシャフト受台13に調節自在
に螺合し、係止部に隣接してシャフトの一部にフランジ
部を設け、このフランジ部とシャフト受台との間にスラ
ストベアリング19と圧縮コイルばね15とを介在させ
て、出力軸の回転慣性力を吸収緩和し、適正な回転トル
クのみに応答したトルク値を測定し得るように構成して
なるトルク検出器用ビット・アダプタ30において、シ
ャフト受台13と、ねじ溝付きシャフト14のフランジ
部より若干上方位置との間を跨ぐようにして、シャフト
の位置を規制するシャフト位置規制手段32を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種工業製品等の
組立てラインにおいて、電動ドライバーやエアドライバ
ー等の回転締付工具により、ねじやボルト等の締付けを
所定のトルク値に維持し得るように、前記回転締付工具
をトルク検出器に結合してトルク精度の確認ないし維持
を簡便に達成することができる、トルク検出器用ビット
・アダプタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、電動ドライバーやエアドライ
バー等の回転締付工具により、ねじやボルト等の締付け
を行って各種工業製品等を組立てるに際し、常に一定の
トルク値により締付けが行うことが重要である。このた
め、前記回転締付工具は、その締付けトルク値が常に所
定値を維持し得るように、基準トルク値を設定して置く
ことが要求されると共に、適正なトルク検出器を使用し
て回転締付工具のトルク調整を行うことができるトルク
管理作業が不可欠である。
【0003】そこで、従来において、前記回転締付工具
のトルク調整手段として、例えばコイルばねとクラッチ
機構とを組合せ、このコイルばねの圧縮状態を調整する
ことにより、締付けトルク値の設定を高精度に行うこと
ができるように構成したものが知られている。すなわ
ち、この種のトルク調整手段は、コイルばねのばね定数
と軸方向に作用する回転締付工具の回転力とのバランス
点を求める原理に基づいて構成されたものである。
【0004】しかるに、本発明者は、前述した回転締付
工具のトルク管理を円滑に行う手段として、回転締付工
具の測定トルク値を瞬時にディジタル表示して確認する
ことができる液晶ディスプレイ部を備えると共に、回転
締付工具のドライバービットを結合してその回転締付力
を伝達するための結合手段からなるビット・アダプタ
(回転慣性力緩衝器)を介し、前記回転締付工具に設定
されているトルク値を検出するように構成したトルク検
出部を備えた装置を開発し、特許第1456555号
(特公昭63−4130号公報)として特許を得た。
【0005】前記特許に係る発明は、ねじ溝付きシャフ
トの一端部側をねじ孔付きシャフト受台に調節自在に螺
合し、前記シャフトの他端部に回転締付工具の出力軸と
着脱自在に係合する係止部を設け、前記係止部に隣接し
て前記シャフトの一部にフランジ部を設け、このフラン
ジ部と前記シャフト受台との間にスラストベアリングと
コイルばねとを介在させて、前記回転締付工具の出力軸
の回転慣性力を緩衝する手段として機能するビット・ア
ダプタ(回転慣性力緩衝器)を構成したことを特徴とす
るものである。
【0006】図6および図7は、前述した従来のビット
・アダプタ(回転慣性力緩衝器)の概略構成を示すもの
である。図5および図6において、ビット・アダプタ1
0は、トルク検出器20に設けられたビット結合部22
に形成された特殊な開口形状部分に、密着嵌合する角形
段部12を一体的に備えるねじ孔付きシャフト受台13
と、この受台13の中心部に設けたねじ孔13aにその
一端部側を進退自在に螺合するように構成したねじ溝付
きシャフト14と、このシャフト14を囲繞するように
してこれと同心的に挿通配置される圧縮コイルばね15
と、前記シャフト14に対して受台13とは反対側に位
置し前記受台13と共に前記圧縮コイルばね15を挾持
するフランジ部16とから基本的に構成されている。
【0007】前記シャフト14の他端部側には、被測定
対象物である電動ドライバーやエアドライバー、その他
ナットセッター等の回転締付工具の出力軸24の先端部
に対し、着脱自在に結合させるドライバービット等と同
様に、前記ビット等の端部に形成されるチャック可能な
形状からなる係止部14aが設けられている。このよう
に形成されたシャフト14に対し、前記フランジ部16
を囲繞するように形成したベアリング受17を配設す
る。すなわち、このベアリング受17は、前記シャフト
14に遊嵌する共に、前記フランジ部16との間に適宜
ワッシャ18およびスラストベアリング19を介してこ
れらを囲繞保持し、前記フランジ部16に対し滑動自在
に当接配置する。そして、前記ベアリング受17と前記
受台13との間に、前記シャフト14を囲繞するように
挿通された圧縮コイルばね15を、その両端部において
弾力的に圧接保持するよう構成する(図7参照)。
【0008】このように構成されたビット・アダプタ1
0は、シャフト14の係止部14aを被測定対象物であ
る回転締付工具の出力軸24に係合させると共に、シャ
フト受台13に一体的に形成された角形段部12を、ト
ルク検出器20のビット結合部22に密着嵌合させるこ
とにより、測定準備が完了する(図6参照)。
【0009】次いで、回転締付工具を作動させると、出
力軸24と共にシャフト14が回転して、シャフト14
の一端部側が受台13の中心に設けたねじ孔13a内に
螺入していく。これにより、圧縮コイルばね15は、ベ
アリング受17と受台13との間において軸方向に圧縮
され、シャフト14に加えられる回転トルクの強弱に応
じた圧縮限界に到達すると、シャフト14はそれ以上受
台13のねじ孔13aに螺入し得なくなる。
【0010】このようにして、前記回転締付工具の出力
軸24に得られる回転トルクは、ビット・アダプタ10
を介してトルク検出器20の検出部(図示せず)に伝達
される間に、その回転慣性力については圧縮コイルばね
15の弾性力による塑性変形によって吸収され、正味の
回転トルクのみを前記検出部に伝達することができる。
この結果、トルク検出器20の検出部においては、回転
締付工具の出力軸24に蓄積される回転慣性力が圧縮コ
イルばね15の弾性力により吸収緩和され、実際の回転
締付け作業時と同様の状態を再現し、正味の回転トルク
のみに応答した正確なトルク値の測定を可能とするもの
である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、前述した構
成からなる従来のトルク検出器用ビット・アダプタにお
いては、回転締付工具のねじ等の締め付けを行うための
設定トルク値の測定準備を行うに際し、回転締付工具の
出力軸24の先端を前記トルク検出器用ビット・アダプ
タ10に結合して、これをトルク検出器20のビット結
合部22に密着嵌合させるための作業については、若干
手間が掛かると共にオペレータにおいても熟練を要する
等の解決すべき課題があった。
【0012】また、前記従来のトルク検出器用ビット・
アダプタにおいては、トルク値の測定作業に際して、ね
じ溝付きシャフト14を圧縮コイルばね15の弾性力に
抗して、シャフト受台13のねじ孔13aに強制的に螺
入させるため、前記シャフト14に対し過大な応力が負
荷される結果、多数の作業回数を経ることによって、シ
ャフト14が瞬時に折損してしまう惧れがある。
【0013】そこで、本発明者は、前述した従来のトル
ク検出器用ビット・アダプタに対する課題につき、鋭意
研究並びに検討を重ねた結果、ねじ溝付きシャフトを圧
縮コイルばねを介してシャフト受台のねじ孔に螺入させ
る際に、前記シャフト受台と、ねじ溝付きシャフトのフ
ランジ部より若干上方位置との間を跨ぐようにして、前
記シャフトの位置を規制するための手段、すなわちシャ
フト位置規制手段を設けて、前記シャフトの上部の移動
を拘束するよう設定することにより、これを回転締付工
具の出力軸と結合させ、かつトルク検出器のビット結合
部に密着嵌合させて、トルク値の測定を完了するまでの
作業を、特に熟練を要することなく、簡便にかつ迅速に
達成することができることを突き止めた。
【0014】しかも、前記シャフト位置規制手段を設け
ることにより、トルク値の測定作業中においてシャフト
が折損した場合には、前記シャフト位置規制手段によっ
て折損したシャフトの位置を規制すると共に、前記シャ
フトに挿通された圧縮コイルばねの飛び出しを防止する
ことができ、取扱いが簡便にして作業上の安全性を十分
に確保することができるトルク検出器用ビット・アダプ
タを得ることができることを突き止めた。
【0015】従って、本発明の目的は、回転締付工具の
出力軸をトルク検出器のビット結合部に結合して、回転
締付工具の適正なトルク値の測定を行うに際し、前記出
力軸に着脱自在に結合して、この出力軸に蓄積される回
転慣性力を吸収緩和し、適正な回転トルクのみに応答し
たトルク値を測定し得るものであって、前記出力軸に結
合されるシャフトの位置規制を行う手段を設けることに
より、これを回転締付工具の出力軸と結合させ、かつト
ルク検出器のビット結合部に密着嵌合させて、トルク値
の測定を完了するまでの作業を、特に熟練を要すること
なく、簡便にかつ迅速に達成することができると共に、
作業中にシャフトが折損した場合においても、作業上の
安全性を十分に確保することができ、しかも簡単な構成
で低コストに製造することができるトルク検出器用ビッ
ト・アダプタを提供する。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係るトルク検出器用ビット・アダプタは、
回転締付工具の出力軸をトルク検出器のビット結合部に
結合するに際し、前記出力軸に着脱自在に係合する係止
部を他端部に設けたねじ溝付きシャフトの一端部側を、
ねじ孔付きシャフト受台に調節自在に螺合し、前記係止
部に隣接して前記シャフトの一部にフランジ部を設け、
このフランジ部と前記シャフト受台との間にスラストベ
アリングと圧縮コイルばねとを介在させて、前記出力軸
の回転慣性力を吸収緩和し、適正な回転トルクのみに応
答したトルク値を測定し得るように構成してなるトルク
検出器用ビット・アダプタにおいて、前記シャフト受台
と、ねじ溝付きシャフトのフランジ部より若干上方位置
との間を跨ぐようにして、前記シャフトの位置を規制す
るシャフト位置規制手段を設けることを特徴とする。
【0017】この場合、前記シャフト位置規制手段は、
シャフトに挿通配置されたフランジ受と圧縮コイルばね
の外側に沿って延在し、一端部側をシャフト受台に固定
すると共に他端部側をシャフトが貫通するように側面コ
字状に形成した支持板形囲繞部材から構成することがで
きる。
【0018】また、前記シャフト位置規制手段は、シャ
フトに挿通配置されたフランジ受と圧縮コイルばねの外
側に沿ってそれぞれ左右対称に延在し、一端部側をシャ
フト受台に固定すると共に他端部側をシャフトが貫通す
るように形成した左右対称の支持板形囲繞部材から構成
することもできる。
【0019】さらに、前記シャフト位置規制手段は、シ
ャフトに挿通配置されたフランジ受と圧縮コイルばねの
外周を囲繞し、一端部側をシャフト受台に固定すると共
に他端部側をシャフトが貫通するように形成した円筒形
囲繞部材からなり、前記円筒形囲繞部材の一側部に監視
窓を設けた構成とすることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るトルク検出器
用ビット・アダプタの実施例につき、添付図面を参照し
ながら以下詳細に説明する。
【0021】
【実施例1】図1ないし図3は、本発明に係るトルク検
出器用ビット・アダプタ30の一実施例を示すものであ
る。なお、説明の便宜上、図6および図7に示す従来の
トルク検出器用ビット・アダプタ10の構成要素と同一
の構成要素については、同一の参照符号を使用して説明
する。
【0022】すなわち、図1ないし図3において、本実
施例のビット・アダプタ30は、トルク検出器20(図
6参照)に設けられたビット結合部22(図6参照)に
形成された特殊な開口形状部分に、密着嵌合する角形段
部12を一体的に備えるねじ孔付きシャフト受台13
と、この受台13の中心部に設けたねじ孔13aにその
一端部側を進5自在に螺合するように構成したねじ溝付
きシャフト14と、このシャフト14を囲繞するように
してこれと同心的に挿通配置される圧縮コイルばね15
と、前記シャフト14に対して受台13とは反対側に位
置し前記受台13と共に前記圧縮コイルばね15を挾持
するフランジ部16とからなる基本構成は、前述した従
来のビット・アダプタ10と同様である。
【0023】前記シャフト14の他端部側には、被測定
対象物である電動ドライバーやエアドライバー、その他
ナットセッター等の回転締付工具の出力軸24(図6参
照)の先端部に対し、着脱自在に結合させるドライバー
ビット等と同様に、前記ビット等の端部に形成されるチ
ャック可能な形状からなる係止部14aが設けられてい
る。このように形成されたシャフト14に対し、前記フ
ランジ部16を囲繞するように形成したベアリング受1
7を配設する。すなわち、このベアリング受17は、前
記シャフト14に遊嵌する共に、前記フランジ部16と
の間に適宜ワッシャ18およびスラストベアリング19
を介してこれらを囲繞保持し、前記フランジ部16に対
し滑動自在に当接配置する。そして、前記ベアリング受
17と前記受台13との間に、前記シャフト14を囲繞
するように挿通された圧縮コイルばね15を、その両端
部において弾力的に圧接保持するよう構成する(図2参
照)。以上の構成は、前述した従来のビット・アダプタ
10と同様である。
【0024】そこで、本実施例のビット・アダプタ30
は、前記シャフト受台13と、ねじ溝付きシャフト14
のフランジ部16より若干上方位置との間を跨ぐように
して、前記シャフト14の位置を規制するシャフト位置
規制手段32を設けた構成からなる。
【0025】本実施例において、前記シャフト位置規制
手段32は、図1ないし図3において、側面コ字状に形
成して前記シャフト14に挿通配置されたベアリング受
17および圧縮コイルばね15の外側に沿って配設され
た支持板形囲繞部材であって、外部平行側板33と、そ
の一端を直角に折曲させた上部側板34と、その他端を
同様に直角に折曲させた底部側板35とから構成されて
いる。そして、前記上部側板34にはシャフト14が自
由に貫通するようにシャフト貫通孔34aが設けられる
と共に、底部側板35はシャフト受台13に前記シャフ
ト14のねじ溝付き部分が挿通し得るように固定され
る。
【0026】このように構成された本実施例のビット・
アダプタ30によれば、前記シャフト位置規制手段32
によって、シャフト受台13に対しシャフト14と圧縮
コイルばね15との位置すなわち結合状態が規制されて
いるため、このビット・アダプタ30を介して、回転締
付工具のねじ等の締め付けを行うための設定トルク値の
測定を行うに際し、回転締付工具の出力軸24の先端を
前記トルク検出器用ビット・アダプタ10に結合して、
これをトルク検出器20のビット結合部22に密着嵌合
させてトルク値の測定を完了するまでの作業を、特に熟
練を要することなく、簡便にかつ迅速に達成することが
できる。
【0027】そして、トルク値の測定作業中において、
シャフト14が折損した場合には、前記シャフト位置規
制手段32によって折損したシャフト14の位置を規制
すると共に、前記シャフト14に挿通された圧縮コイル
ばね15の飛び出しを防止することができ、取扱いが簡
便にして作業上の安全性を十分に確保することができ
る。
【0028】
【実施例2】図4は、前述した実施例1に示す本発明に
係るトルク検出器用ビット・アダプタの変形例である。
なお、図4において、説明の便宜上、前記図1ないし図
3に示す実施例1と同一の構成部分については、同一の
参照符号を付し、その詳細な説明は省略する。
【0029】すなわち、本実施例においては、シャフト
位置規制手段32Aとして、図1に示す前記実施例1の
シャフト位置規制手段32において、側面コ字状に形成
された支持板形囲繞部材の外部平行側板33を、左右対
称的に設けた構成からなるものである。その他の構成
は、前記実施例1の構成と全く同様である。従って、本
実施例2のビット・アダプタ30においては、前記実施
例1のビット・アダプタ30と同様の作用および効果を
得ることができると共に、特に実施例1のビット・アダ
プタ30に比べて、強度的に安定化させることができる
利点が得られる。
【0030】
【実施例3】図5の(a)および(b)は、本発明に係
るトルク検出器用ビット・アダプタの別の実施例を示す
ものである。なお、図5の(a)および(b)におい
て、説明の便宜上、前記図1ないし図3に示す実施例1
と同一の構成部分については、同一の参照符号を付し、
その詳細な説明は省略する。
【0031】すなわち、本実施例においては、シャフト
位置規制手段32Bを、円筒形囲繞部材36として構成
したことを特徴とするものである。すなわち、この円筒
形囲繞部材36は、シャフト14に挿通配置されたベア
リング受17および圧縮コイルばね15の外周を円筒形
に囲繞するように配設される。
【0032】そして、前記円筒形囲繞部材36は、上部
にシャフト貫通孔37を設けると共に、底部にシャフト
受台13に嵌合固定するための嵌合ねじ部38を設け、
さらに一側部に前記囲繞部材36の内部すなわちベアリ
ング受17および圧縮コイルばね15の状態を監視し得
る監視窓39が設けられている。
【0033】このように構成された本実施例3のビット
・アダプタ30においても、前記実施例1および実施例
2のビット・アダプタ30と同様の作用および効果を得
ることができる。
【0034】以上、本発明の好適な実施例についてそれ
ぞれ説明したが、本発明は前記各実施例に限定されるこ
となく、本発明の精神を逸脱しない範囲内において、多
くの設計変更を行うことができることは勿論である。
【0035】
【発明の効果】前述した実施例から明らかな通り、本発
明に係るトルク検出器用ビット・アダプタは、回転締付
工具の出力軸をトルク検出器のビット結合部に結合する
に際し、前記出力軸に着脱自在に係合する係止部を他端
部に設けたねじ溝付きシャフトの一端部側を、ねじ孔付
きシャフト受台に調節自在に螺合し、前記係止部に隣接
して前記シャフトの一部にフランジ部を設け、このフラ
ンジ部と前記シャフト受台との間にスラストベアリング
と圧縮コイルばねとを介在させて、前記出力軸の回転慣
性力を吸収緩和し、適正な回転トルクのみに応答したト
ルク値を測定し得るように構成してなるトルク検出器用
ビット・アダプタにおいて、前記シャフト受台と、ねじ
溝付きシャフトのフランジ部より若干上方位置との間を
跨ぐようにして、前記シャフトの位置を規制するシャフ
ト位置規制手段を設けた構成とすることにより、このト
ルク検出器用ビット・アダプタに対し回転締付工具の出
力軸を結合させ、これをトルク検出器のビット結合部に
密着嵌合させてトルク値の測定を完了するまでの作業
を、特に熟練を要することなく、簡便にかつ迅速に達成
することができると共に、作業中にシャフトが折損した
場合においても、作業上の安全性を十分に確保すること
ができ、しかも簡単な構成で低コストに製造することが
できる等、多くの優れた利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトルク検出器用ビット・アダプタ
の一実施例を示す要部側面図である。
【図2】図1に示すトルク検出器用ビット・アダプタの
A−A線断面図である。
【図3】(a)は図1に示すトルク検出器用ビット・ア
ダプタの正面図、(b)はその背面図、(c)はその平
面図、(d)はその底面図である。
【図4】図1におけるトルク検出器用ビット・アダプタ
の変形例を示す要部側面図である。
【図5】本発明に係るトルク検出器用ビット・アダプタ
の別の実施例を示すものであって、(a)は要部側面
図、(b)は(a)の一部断面側面図である。
【図6】従来のトルク検出器用ビット・アダプタの概略
構成を示す要部断面側面図である。
【図7】図6における従来のトルク検出器用ビット・ア
ダプタの使用状態を示す概略説明図である。
【符号の説明】
30 ビット・アダプタ 12 角形段部 13 シャフト受台 13a ねじ孔 14 ねじ溝付きシャフト 14a 係止部 15 圧縮コイルばね 16 フランジ部 17 ベアリング受 18 ワッシャ 19 スラストベアリング 20 トルク検出器 22 ビット結合部 24 出力軸 32、32A、32B シャフト位置規制手段 33 外部平行側板 34 上部側板 34a シャフト貫通孔 35 底部側板 36 円筒形囲繞部材 37 シャフト貫通孔 38 嵌合ねじ部 39 監視窓

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転締付工具の出力軸をトルク検出器の
    ビット結合部に結合するに際し、前記出力軸に着脱自在
    に係合する係止部を他端部に設けたねじ溝付きシャフト
    の一端部側を、ねじ孔付きシャフト受台に調節自在に螺
    合し、前記係止部に隣接して前記シャフトの一部にフラ
    ンジ部を設け、このフランジ部と前記シャフト受台との
    間にスラストベアリングと圧縮コイルばねとを介在させ
    て、前記出力軸の回転慣性力を吸収緩和し、適正な回転
    トルクのみに応答したトルク値を測定し得るように構成
    してなるトルク検出器用ビット・アダプタにおいて、 前記シャフト受台と、ねじ溝付きシャフトのフランジ部
    より若干上方位置との間を跨ぐようにして、前記シャフ
    トの位置を規制するシャフト位置規制手段を設けること
    を特徴とするトルク検出器用ビット・アダプタ。
  2. 【請求項2】 前記シャフト位置規制手段は、シャフト
    に挿通配置されたフランジ受と圧縮コイルばねの外側に
    沿って延在し、一端部側をシャフト受台に固定すると共
    に他端部側をシャフトが貫通するように側面コ字状に形
    成した支持板形囲繞部材から構成してなる請求項1記載
    のトルク検出器用ビット・アダプタ。
  3. 【請求項3】 前記シャフト位置規制手段は、シャフト
    に挿通配置されたフランジ受と圧縮コイルばねの外側に
    沿ってそれぞれ左右対称に延在し、一端部側をシャフト
    受台に固定すると共に他端部側をシャフトが貫通するよ
    うに形成した左右対称の支持板形囲繞部材から構成して
    なる請求項1記載のトルク検出器用ビット・アダプタ。
  4. 【請求項4】 前記シャフト位置規制手段は、シャフト
    に挿通配置されたフランジ受と圧縮コイルばねの外周を
    囲繞し、一端部側をシャフト受台に固定すると共に他端
    部側をシャフトが貫通するように形成した円筒形囲繞部
    材からなり、前記円筒形囲繞部材の一側部に監視窓を設
    けた構成からなる請求項1記載のトルク検出器用ビット
    ・アダプタ。
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