JP2868455B2 - 使用済み遊技機運搬用コンテナー - Google Patents

使用済み遊技機運搬用コンテナー

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JP2868455B2
JP2868455B2 JP8058049A JP5804996A JP2868455B2 JP 2868455 B2 JP2868455 B2 JP 2868455B2 JP 8058049 A JP8058049 A JP 8058049A JP 5804996 A JP5804996 A JP 5804996A JP 2868455 B2 JP2868455 B2 JP 2868455B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は遊技球を使用する
パチンコ機やメダルを使用するスロットマシーン等のよ
うな遊技機が遊技店から使用済み遊技機として破棄され
た場合に、その破棄された遊技機としての廃棄台を運搬
する際に用いる使用済み遊技機運搬用コンテナーに関す
る。
【0002】
【従来の技術】遊技店から使用済み遊技機として破棄さ
れた廃棄台は、各地の自治体のごみ処理行政に委ねられ
ており、或る自治体では事業所から出される事業系一般
廃棄物として扱われたり、別の自治体では産業廃棄物と
して扱われている。
【0003】廃棄台が熱硬化性合成樹脂、熱可塑性合成
樹脂、木材、鉄系金属、非鉄系金属、ガラス、電子回
路、電線等の種々雑多な材料で構成されており、廃棄台
の解体処理に莫大な費用を要することから、中小都市で
は廃棄台を或る程度解体してからごみ処理場に持ち込む
ように行政指導している。
【0004】また、廃棄台の集荷業者のうちで、少数の
心ない業者が解体処理に費用を掛けずに野積み状態に不
法投棄し、その野積みされた廃棄台が自然発火して火事
を起こしたこともある。
【0005】ところで、遊技店から集荷した廃棄台を焼
却し、その焼却灰をセメント製造や製鉄の材料に利用す
るリサイクルも考えられているが、この方法では焼却時
の燃焼温度が800℃程度と低いことから、その燃焼時
に発生する有害ガスや煤煙等の排煙処理に要する付帯設
備及びその運転の費用が嵩みにわかに採用しがたいもの
である。
【0006】そのようなことから、本願出願人は廃棄台
をセメントプラントに利用する遊技機のリサイクル方法
を既に提案した。
【0007】その方法は、廃棄台をそのままセメントプ
ラントのロータリキルンに投入すると、投入装置の複雑
化によるコストアップや鉄部品の溶け残り等によるセメ
ント品質の安定化が懸念されることから、廃棄台を破砕
した後に、その破砕片から磁気を利用して鉄系金属を除
去し、その鉄系金属の取り除かれた破砕片をそのままロ
ータリーキルンに投入するか、或いは圧縮することによ
り、その圧縮工程で発生する熱で破砕片中の熱可塑性合
成樹脂を軟化させると共に破砕片の容積を圧縮して塊状
の減容固化体を形成し、その減容固化体をセメントプラ
ントのロータリキルンに投入するのである。
【0008】この方法によれば、ロータリキルンがごみ
処理などの焼却炉での800℃程度の熱よりも遥かに高
温である1500℃で合成樹脂や木材などの可燃物をガ
ス化して燃焼するので有害ガスを発生することはなく、
その燃焼灰はロータリキルンで石灰石、酸化鉄、粘土等
の主原料と一緒にセメントクリンカーとして焼きしめら
れるので、燃焼灰も出ない利点がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記セメント
プラントを利用した遊技機のリサイクル方法では、電線
被覆中の塩素がロータリキルンに投入されてガス化して
主原料の予備加熱炉を構成するサスペンションプレーヒ
ータの気体循環路の内壁面に付着して当該気体循環路を
狭めたり閉塞し、サスペンションプレーヒータでの主原
料の予備加熱作用に悪影響を及ぼす可能性がある一方、
破砕片に含まれるソーダガラス中のアルカリ分がセメン
トの品質に悪影響を及ぼす可能性もある。そのため、遊
技店から集荷した多数の廃棄台から前記のようなセメン
トプラントに不向きな不要部品を除去した後に、当該集
荷場からセメントプラントに運搬する必要がある。この
運搬に際しては、前記セメントプラントに不向きな付属
品が除去された廃棄台をトラックの荷台にばら積みして
集荷場からセメントプラントに運搬し、当該セメントプ
ラントでトラックの荷台を後傾状にリフトアップして、
当該荷台より廃棄台をセメントプラントでの最初の加工
機である破砕機に落下させることも考えられる。けれど
も、この場合には、1台のトラックの荷台から多量の廃
棄台が絡んで一塊となってセメントプラントの破砕機に
荷下ろしされることで、廃棄台の破砕加工を円滑に行う
ことができなくなる問題を内在するので、にわかに採用
しがたいものである。
【0010】そこで、この発明は多数の廃棄台を整然と
段積み状態に収納すると共に、フォークリフトなどを使
用してトラックの荷台に積み込むことができる使用済み
遊技機運搬用コンテナーを提供しようとするものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の遊技機運搬用
コンテナーは、底面に多段集積用の受口を有する截頭錐
形の脚部が設けられた4本の金属製の支柱をトラックの
荷台が複数に区分された中の1つの区分の広さに相当す
る四角形平面領域の4隅に配置して、これらの支柱相互
の下部を当該四角形平面領域の周縁に沿って配置される
金属製の4本の根太部材で結合すると共に、これらの根
太部材で囲まれた平面内に配置された金属製の床支持部
材を当該根太部材に結合して床フレームを形成し、この
床フレーム上に金属製の床パネルを敷設して結合する一
方、この床パネルよりも上方に突出した左右後側の三方
を構成する各支柱相互に複数の筋部材を結合して使用済
み遊技機の前方に開口された収容部を形成したことを特
徴としている。この請求項1の構成によれば、4本の金
属製の支柱をトラックの荷台を複数に区分した中の1つ
の区分の広さに相当する四角形平面領域の4隅に配置し
たことにより、コンテナーをトラックの荷台に無駄なデ
ッドスペースを形成することなく有意義に搭載すること
ができて、運搬費用を低減することができる。また、四
角形平面領域の4隅に配置された4本の金属製の支柱相
互の下部を、当該四角形平面領域の周縁に沿って配置さ
れる金属製の4本の根太部材で結合したことにより、各
支柱がふらつくことなく一体化して、全体的な剛性が高
くしかも軽量なコンテナ構造を実現することができて、
床パネル上に形成された収容部に多数の使用済み遊技機
を整然と段積み状態で規則的に積載できる。また、収容
部の底部を金属製の床パネルにより平面的に形成してあ
ると共に、この床パネルを根太部材と床支持部材とから
なる床フレームで平面的に支持したことにより、当該床
パネルの厚さを薄くしても、床パネルが撓むことなく収
容部に段積みされた多数の廃棄台の荷重を適切に負担す
ることができる。また、収容部では筋部材を左右後側の
三方を構成するように支柱相互に結合したことにより、
当該三方を金属パネルで壁を構成する場合に比べて、収
容部の軽量化を図ることができる。また、根太部材より
も下方にフォークリフトのフォーク爪を挿入して、その
フォーク爪を上昇することにより、使用済み遊技機運搬
用コンテナーをリフトアップして安定に移動することが
できる。また、フォークリフトで使用済み遊技機運搬用
コンテナーをリフトアップして、当該使用済み遊技機運
搬用コンテナーの各支柱の脚部の受口を、下段に位置す
る使用済み遊技機運搬用コンテナーの各支柱の頭部に外
嵌するように、上段の支柱の脚部を下段の支柱の頭部に
被覆搭載することにより、複数の使用済み遊技機運搬用
コンテナーを上下に安定に多段集積することができる。
また、前記支柱をパイプにより形成すれば、剛性を確保
しながら軽量化を図ることができる。また、前記支柱を
角パイプにより形成すれば、根太部材と筋部材と支柱と
の結合面積が増大して、結合強度を向上することができ
る。また、前記根太部材を金属L形材により形成すれ
ば、使用済み遊技機運搬用コンテナーをフォークリフト
でリフトアップする際に、根太部材の縦片の下端面がフ
ォークリフトの前方に延びるフォーク爪上に搭載される
ことにより、根太部材のフォーク爪との接触面積が少な
くて、当該根太部材がフォーク爪にあたかも食い込むよ
うに接触していて前方に滑りにくい状態となり、使用済
み遊技機運搬用コンテナーをリフトアップした際の安全
性を向上することができる。また、前記床支持部材を格
子状に配置すれば、床フレームでの床パネルの支持剛性
を向上して、軽量化を図ることができる。また、床支持
部材をパイプにより形成すれば、軽量化を促進すること
ができる。また、前記根太部材に加えて、根太部材の下
方に所定間隔を以て相対峙して配置される金属製の4本
の貫部材を設ければ、根太部材の高さを低くして軽量化
を図っても、根太部材と貫部材と支柱との結合面積が増
加し、支柱のふらつきを防ぐ支持強度を高めることがで
きる。また、前記貫部材をパイプにより形成すれば、貫
部材の剛性確保と軽量化との両立を図ることができる。
また、前記筋部材をパイプにより形成すれば、筋部材の
剛性確保と軽量化との両立を図ることができる。また、
前記支柱の下部の外側面に跨がって金属板製の当て部材
を結合すると共に、当該当て部材の両端縁を根太部材に
結合すれば、前記根太部材と支柱との結合が著しく高ま
り、支柱のふらつきをより一層抑えることができる。ま
た、当て部材の前片を収容部の下部左右に張り出せば、
使用済み遊技機運搬用コンテナーを前傾状にして収容部
から使用済み遊技機を落下する際に、収容部の中央部に
位置する廃棄台から先に落下し、最後に下部左右に位置
する廃棄台が落下するという、落下順序を形成すること
ができる。また、支柱をパイプで形成する場合に、その
上端部を閉鎖すれば、支柱の内部に雨水等の水が侵入す
ることがないように防水を図り、支柱の耐用寿命を長く
することができる。また、前記収容部に使用済み遊技機
を収納した後に、収容部の前方開口をロープ又は棒或い
はチェーン等からなるシャッターで閉鎖すれば、運搬中
に、使用済み遊技機が収容部より飛び出ることを防止で
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】図9に示すように、第1実施形態
の使用済み遊技機運搬用コンテナー1は、多数の使用済
み遊技機としての廃棄台75を整然と段積み状態に収納
すると共に、後述するフォークリフト73(図8参照)
などを使用してトラック70の荷台71に複数台並列配
置に積み込める大きさを有する。このトラック70の荷
台71は金属製の幌72を有しており、この幌72が鳥
の羽を広げたように左右に跳ね上げるように開閉可能な
ウイングタイプに構成されている。
【0013】図1に示すように、前記使用済み遊技機運
搬用コンテナー1は4本の鉄のような金属角パイプから
なる支柱2〜5を備えている。各支柱2〜5は前記トラ
ック70の荷台71に使用済み遊技機運搬用コンテナー
1を複数台並列配置するように当該荷台71を複数に区
分した中の1つの区分の広さに相当する四角形平面領域
の4隅に配置されている。これらの支柱2〜5相互の下
部は、図2にも示すように、前記四角形平面領域の周縁
に沿って配置される断面L字形の形鋼のような金属から
なる4本の根太部材(建築の床下に渡してある横木に相
当する部材)6〜9と、これの下方に所定間隔を以て相
対峙して配置される鉄のような金属丸パイプからなる4
本の貫部材(建築の支柱を連ねる部材に相当する部材)
10〜13とで結合してある。
【0014】この実施形態では、図2及び図6にも示す
ように、各根太部材6〜9としてL形材を使用してある
ことから、前側の根太部材6の一片を上側に位置させる
と共に他片を前外側に位置させるようにして、当該根太
部材6を前側左右に位置する2本の支柱2,3間に配置
してある。これらの支柱2,3間には、前側の貫部材1
0を前記根太部材6よりも下方に所定間隔を以て配置し
ている。これらの根太部材6の左端と貫部材10の左端
とが支柱2の右側面に溶接にて結合しており、当該根太
部材6の右端と貫部材10の右端とが支柱3の左側面に
溶接にて結合している。
【0015】右側の根太部材7の一片を上側に位置させ
ると共に他片を右外側に位置させるようにして、当該根
太部材7を右側前後に位置する2本の支柱3,4間に配
置してある。これらの支柱間3,4には、右側の貫部材
11を前記根太部材7よりも下方に前記所定間隔と同一
寸法の所定間隔を以て配置している。これらの根太部材
7の前端と貫部材11の前端とが支柱3の後側面に溶接
にて結合しており、当該根太部材7の後端と貫部材11
の後端とが支柱4の前側面に溶接にて結合している。
【0016】後側の根太部材8の一片を上側に位置させ
ると共に他片を後外側に位置させるようにして、当該根
太部材8を後側左右に位置する2本の支柱4,5間に配
置してある。これらの支柱4,5間には、後側の貫部材
12を前記根太部材8よりも下方に前記所定間隔と同一
寸法の所定間隔を以て配置している。これらの根太部材
8の左端と貫部材12の左端とが支柱5の右側面に溶接
にて結合しており、当該根太部材8の右端と貫部材11
の右端とが支柱4の左側面に溶接にて結合している。
【0017】左側の根太部材9の一片を上側に位置させ
ると共に他片を左外側に位置させるようにして、当該根
太部材9を左側前後に位置する2本の支柱2,5間に配
置してある。これらの支柱2,5間には、左側の貫部材
13を前記根太部材9よりも下方に前記所定間隔と同一
寸法の所定間隔を以て配置している。これらの根太部材
9の前端と貫部材13の前端とが支柱2の後側面に溶接
にて結合しており、当該根太部材9の後端と貫部材13
の後端とが支柱5の前側面に溶接にて結合している。
【0018】これらの根太部材6〜9で囲まれた平面内
には図2に示すように金属角パイプ製の複数の床支持部
材14,15,16,17,18,19,20,21,
22,23,24を格子状に配置してあり、床支持部材
14〜16,17,20,21,24の端部が根太部材
6〜9相互に溶接にて結合されており、これらの根太部
材6〜9及び床支持部材14〜24が床フレーム25を
形成している。
【0019】この実施形態の場合、長さの長い3本の床
支持部材14〜16と長さの短い8本の床支持部材17
〜24とを組み合わせて格子形状を形成しており、この
格子形状においては、各床支持部材14〜24の上面が
面一となって交差するように、短い床支持部材17〜2
4の端部が長い床支持部材14〜16の外側面に溶接に
て結合している。また、格子形状の周縁部分では、各床
支持部材14〜16、17,20,21,24の端部の
上面を各根太部材6〜9の一片の厚さ及び幅分だけ切除
して、その切除部分を各根太部分6〜9の一片の下面に
下より重ね合わせて溶接にて結合したことにより、当該
格子形状に組み合わされた各床支持部材14〜24の上
面が各根太部材6〜9の一片の上面と面一となるように
根太部材6〜9に溶接にて結合している(図5参照)。
【0020】再び図1に戻り説明すると、床フレーム2
5上には、鉄板のような金属製の床パネル26を敷設し
て溶接又はねじにて結合してあると共に、この床パネル
25よりも上方に突出した左右後側の三方を構成する各
支柱2〜5相互には上下に所定間隔T1を以て多段配置
された金属角パイプ製の複数の筋部材27,28,2
9,30,31,32,33,34,35,36,3
7,38,39,40,41を溶接にて結合して前方に
開口された収容部42を形成してある。この収容部42
は、廃棄台75を横倒して左右方向に7枚並べ、この7
枚並びの列を前後方向に2列配置し、その7枚並び2列
の組を3段に積み重ねた状態で、つまり42台の廃棄台
75を規則的に積載した状態で収容することができる容
積を有している。前記筋部材27〜41相互の所定間隔
T1が廃棄台75の横幅T2よりも小寸法に設定されて
おり、収容部42に搭載された廃棄台75が各筋部材2
7〜41に引っ掛かって落下防止される。
【0021】前記複数の筋部材27〜41中の5本の筋
部材27〜31の両端部は右側前後に位置する支柱3,
4の左側面に溶接にて結合してあり、他の5本の筋部材
37〜41の両端部は左側前後に位置する支柱2〜5の
右側面に溶接にて結合してあり、さらに残りの5本の筋
部材32〜36の両端部は前記各筋部材27〜31,3
7〜41の端部上に重ね合わせるようにして溶接にて結
合してあると共に後側左右に位置する支柱4,5の左右
側面にも溶接にて結合してある。
【0022】図6にも示すように、各支柱2〜5の下端
部には截頭角錐形の脚部43,44,45,46を溶接
にて結合してあり、各脚部43〜46はその底面に多段
集積用の受口47,48,49,50を有している。
【0023】図7にも示すように、各支柱2〜5の上端
部は脚部43〜46の受口47〜50に収容可能な形状
の截頭角錐形の多段集積用の頭部51,52,53,5
4に形成されていて、各頭部51〜54により各支柱2
〜5の上端部は閉鎖されている。
【0024】また、各根太部材6〜9及び貫部材10〜
13には鉄のような金属丸パイプ製の複数の縦部材5
5,56,57,58,59,60が溶接にて結合して
いる。
【0025】図1に示すように、この実施形態の遊技機
運搬用コンテナー1では左右方向の横幅が前後方向の奥
行きよりも大きい寸法に形成してあることから、前側に
位置する根太部材6と貫部材10とには2本の縦部材5
5,56の上下端を溶接にて結合し、右側に位置する根
太部材7と貫部材11とには1本の縦部材57の上下端
を溶接にて結合してある。
【0026】図3に示すように、後側に位置する根太部
材8と貫部材12とには2本の縦部材58,59の上下
端を溶接にて結合してあり、図4に示すように、左側に
位置する根太部材13と貫部材13には1本の縦部材6
0の上下端を溶接にて結合してある。
【0027】図8に示すように、フォークリフト73の
2本のフォーク爪74を、後側の根太部材8と貫部材1
2との間に形成された隙間より床フレーム25の下方を
経由して前側の根太部材6と貫部材10との間に形成さ
れた隙間に挿入して、使用済み遊技機運搬用コンテナー
1を持ち上げる際には、前後側の各2本の縦部材55,
56,58,59が当該フォーク爪74間に取り込まれ
るような左右間隔を有している。
【0028】また、図1に示すように、各支柱2〜5の
下部の外側面に跨がって鉄のような金属板製の当て部材
61,62,63,64を溶接にて結合してあると共
に、当該当て部材61〜64の両端縁を根太部材6〜9
及び貫部材10〜13に溶接にて結合してある。各当て
部材61〜64は収容部42の外側下部に張り出されて
おり、前側左右に位置する当て部材61,64の支柱
2,3から収容部42に張り出された前片の支柱2,3
からの突出量は当て部材61〜64の他片の各支柱2〜
5からの突出量よりも小寸法に設定してある。
【0029】図1において符号65,66,67は、収
容部42に廃棄台75を収納した後に、収容部42の前
方開口を閉鎖することにより、収容部42に収納された
廃棄台75が運搬中に収容部42より飛び出るのを防止
するシャッターである。これらのシャッター65〜67
は、図10に示すようにロープ等のような可撓性を有す
る紐部材65aの一端にコイルスプリングのような弾性
部材65bの一端を結合し、この弾性部材65bの他端
にフック部65cを備えている。各シャッター65〜6
7の紐部材65aの他端を図1に示す例えば前側左の支
柱2に上下に離隔した状態で縛り付けたり又は図外の紐
等で結合しておき、収容部42への廃棄台75の搭載完
了後に、各シャッター65〜67のフック部65c側を
手で持ち前側右の支柱3の外側に回り込ませて引っ張っ
て弾性部材65bが伸びた状態で、当該フック部65c
を後側右の支柱4に掛け止めることにより、各シャッタ
ー65〜67が収容部42の前方開口にロープや鎖など
のように上下に離隔した状態で張り渡されて当該収容部
42の前方開口を閉鎖して廃棄台75の収容部42から
の落下を防止する。
【0030】この実施形態の構造によれば、4本の金属
角パイプ製の支柱2〜5を図9に示すトラック70の荷
台71を複数に区分した中の1つの区分の広さに相当す
る四角形平面領域の4隅に配置してあるので、複数の使
用済み遊技機運搬用コンテナー1をトラック70の荷台
71に無駄なデッドスペースを形成することなく有意義
に平面的に並列配置に搭載することができ、以て、運搬
費用を低減することができる。
【0031】また、前記四角形平面領域の4隅に配置さ
れた4本の金属角パイプ製の支柱2〜5相互の下部が、
当該四角形平面領域の周縁に沿って配置される断面L字
形の形鋼からなる4本の根太部材6〜9と、これの下方
に所定間隔を以て相対峙して配置される金属丸パイプ製
の4本の貫部材10〜13とで結合されているので、各
支柱2〜5がふらつくことなく一体化して、床パネル2
6上に形成された収容部42に多数の廃棄台75を整然
と段積み状態で規則的に積載することができる。
【0032】また、収容部42の底部は金属製の床パネ
ル26により平面的に形成されており、この床パネル2
6が根太部材6〜9と床支持部材14〜24とからなる
床フレーム25で平面的に支持されているので、床パネ
ル26の厚さを薄くしても、当該床パネル26が撓むこ
となく収容部42に段積みされた多数の廃棄台75の荷
重を適切に負担することができる。
【0033】また、前記床支持部材14〜24が格子状
に配置されているので、各床支持部材14〜24相互を
細くして軽量化を図っても、床フレーム25が床パネル
26を支持する剛性を確保することができる。
【0034】この収容部42では筋部材27〜41を左
右後の三方を構成するように支柱2〜5相互に結合して
あるので、当該三方を金属パネルで壁を構成する場合に
比べて、収容部42の軽量化を図ることができる。
【0035】この実施形態の使用済み遊技機運搬用コン
テナー1を移動するには、図8に示すように、フォーク
リフト73のフォーク爪74を後側の根太部材8と貫部
材12との間に形成された隙間より床フレーム25の下
方を経由して前側の根太部材6と貫部材10との間に形
成された隙間に挿入して、フォークリフト73の前方で
上方に延びるフォーク爪74の縦片を後側の根太部材8
に当接させるか又は近接させたまま、フォーク爪74を
リフトアップすると共に後傾状に操作すると、前後の根
太部材6,8の外側に位置する縦片の下端面がフォーク
リフト73の前方に延びるフォーク爪74の横片上に搭
載されることにより、前後の根太部材6,8のフォーク
爪74との接触面積が少なくて、当該根太部材6,8が
フォーク爪74にあたかも食い込むように接触していて
前方に滑りにくい状態になっている。
【0036】また、収容部42に廃棄台75を搭載後、
収容部42の前方開口をシャッター65〜67で閉鎖す
ることにより、使用済み遊技機運搬用コンテナー1をフ
ォークリフト73でトラック70の荷台71に積み込む
際に、廃棄台75が使用済み遊技機運搬用コンテナー1
から落下することを防止でき、また、廃棄台75を搭載
した使用済み遊技機運搬用コンテナー1をトラック70
で運搬する際、廃棄台75が遊技機運搬用コンテナー1
からトラック70の荷台71に飛び出ることもない。
【0037】しかも前記フォーク爪74のリフトアップ
により、後側に位置する根太部材8及び筋部材32〜3
6中の下部側に位置する複数本がフォーク爪74の縦片
に受け止められるように近接した状態となると共に、後
側の根太部材8の縦片は、フォーク爪74の横片の縦片
との連接部分側に設けられた2条の突起74a,74b
とフォーク爪74の縦片との間に位置していて、突起7
4a,74bにより使用済み遊技機運搬用コンテナー1
がフォーク爪74の横片上を前方に滑るのを防止するこ
とができる。
【0038】また、複数の使用済み遊技機運搬用コンテ
ナー1を上下に多段集積するには、フォークリフト73
で使用済み遊技機運搬用コンテナー1をリフトアップし
て、使用済み遊技機運搬用コンテナー1の各支柱2〜5
の脚部43〜46の受口47〜50を、下段に位置する
使用済み遊技機運搬用コンテナー1の各支柱2〜5の頭
部51〜54に外嵌するように、上段の支柱2〜5の脚
部43〜46を下段の支柱2〜5の頭部51〜54に被
覆搭載することにより、複数の使用済み遊技機運搬用コ
ンテナー1を上下に安定に多段集積することができる。
【0039】また、各支柱2〜5の上端部は頭部51〜
54により閉鎖されているので、支柱2〜5の内部に雨
水等の水が侵入することがないように防水を図り、支柱
2〜5の耐用寿命を長くすることができる。
【0040】図11〜図12は第2実施形態を示し、こ
の実施形態では金属棒からなる複数のシャッター80,
81の一端を前側左の支柱2の上下にピボットヒンジ8
2,83を介して回転可能に取り付け、一方の金属棒8
0の他端に形成されたフック部84を前側右の支柱3の
下部前面に突設された受穴部86に上方より挿入して係
合し、他方の金属棒81の他端に形成されたフック部8
5を前側右の支柱3の上部前面に突設された受穴部87
に挿入して係合することにより、シャッター80,81
が収容部42の前方開口をX字形に閉鎖して、収容部4
2に収納された廃棄台75が運搬中に収容部42より飛
び出るのを防止する。
【0041】この実施形態の場合、廃棄台75を収容部
42に搭載する際には、シャッター80,81のフック
部84,85を受穴部86,87より引き抜いた後、ピ
ボットヒンジ82,83を回転中心としてシャッター8
0,81を図12の実線示位置より仮想線示位置にほぼ
270度開いて、その開いたシャッター80,81を前
側左の支柱2と後側左の支柱5間に渡された筋部材37
〜41中のいずれか、又は後側左の支柱5のいずれかに
図外の紐やゴムバンドのような留め具で止めて、シャッ
ター80,81が不意に閉じ方向に動くのを防止してお
けば、廃棄台75の収容部42への搭載作業の安全を図
ることができる。
【0042】図13〜図14は第3実施形態を示し、こ
の実施形態では金属棒からなる複数のシャッター90,
91はそれぞれの両端に同方向に折り曲げたフック部9
0a,90b,91a,91bを形成してあると共に、
各フック部90a,90b,91a,91b間の内法寸
法T3を前側左右の支柱2,3間の内法寸法T4より大
寸法に形成してあり(T3>T4)、前側左右の支柱
2,3の後側で左右の筋部材27〜31,37〜41の
いずれかに掛け渡すように搭載して、フック部90a,
90b,91a,91bを筋部材27〜31,37〜4
1の外側に位置させることにより、収容部42に収納さ
れた廃棄台75が運搬中に収容部42より飛び出るのを
防止する。
【0043】なお、図13では2本のシャッター90,
91を使用した例を図示してあるが、その本数は3本以
上でもよく、また、シャッター90,91が平行となる
ように掛け渡してあるが、各フック部90a,90b,
91a,91b間の内法寸法T3を前側左右の支柱2,
3間の内法寸法T4より遥かに大きな寸法に設定して、
シャッター90,91をX字形に掛け渡すことも可能で
ある。また筋部材27〜41相互をほぼ平行に多段配置
した例を図示して説明したが、筋部材27〜41を廃棄
台75が摺り抜けないように支柱2〜5にX字形に掛け
渡すように結合しても同様の作用効果がある。
【0044】図15は第4実施形態を示し、この実施形
態では根太部材93として断面L字形を形成する一片の
幅が広い形鋼を使用することより、根太部材93の高さ
(断面L字形を形成する縦片の上下幅と同じ)を高くし
て、前記実施形態における貫部材10〜13を省略し、
使用材料の種類を低減することができる。この実施形態
の場合、支柱2〜5の脚部43〜46を路地面Rに着地
させた状態で、路地面Rと根太部材93との間に形成さ
れた隙間Dよりフォーク爪74を挿入することにより、
使用済み遊技機運搬用コンテナ1を適正にリフトアップ
することができる。
【0045】図16は第5実施形態を示し、この実施形
態では床支持部材の組み方の違いによる床フレーム25
の各種形態を掲記してある。即ち、a図の場合は、根太
部材6〜9で囲まれた四角形の内部空間に4本の床支持
部材94a,94b,94c,94dを菱形に配置する
と共に、その菱形の1つの対角線上に1本の床支持部材
94eを配置して、各床支持部材94a〜94eの両端
を根太部材6〜9に結合してある。
【0046】b図の場合は、a図に加えて2本の床支持
部材94f,94gを前記菱形のもう1つの対角線上に
配置するように、一方の床支持部材94fの両端を床支
持部材94a,94bからなる頂角部と床支持部材94
eとに結合し、他方の床支持部材94gの両端を床支持
部材94c,94dからなる頂角部と床支持部材94e
とに結合してある。
【0047】c図の場合は、菱形を構成する床支持部材
94a〜94dで囲まれた内部空間に3本の床支持部材
94h,94i,94jをH字形に配置して、相対峙す
る2本の床支持部材94h,94iの両端を床支持部材
94a〜94dに結合すると共に、1本の床支持部材9
4jの両端を2本の床支持部材94h,94iの中間に
結合してある。また、H字形の床支持部材94h〜94
jに代えて、同図に仮想線で示すような閉環状に形成さ
れた床支持部材94h’を床支持部材94a〜94dに
内接するように配置して、各内接部分を互いに結合する
ことも考えられる。
【0048】d図の場合は、根太部材6〜9で囲まれた
四角形の内部空間に閉環状に形成された床支持部材94
kを配置すると共に、この床支持部材94kの外側で前
記内部空間に4本の床支持部材94m,94n,94
p,94qを配置して、これらの床支持部材94m〜9
4qの両端を床支持部材94kと根太部材6〜9とに結
合してある。また、同図に仮想線で示すように1本の床
支持部材94rが床支持部材94kを支持するように、
当該床支持部材94rを床支持部材94kの下方に這わ
せて相対峙する2本の根太部材6,8に跨がってを結合
するか、又は床支持部材94rを複数に分割して、それ
らの分割要素の両端を根太部材6,8と床支持部材94
kとに結合してもよい。
【0049】e図の場合は、1本の床支持部材94sを
根太部材6〜9で囲まれた四角形の内部空間に斜めに配
置して、この床支持部材94sの両端を根太部材6〜9
に結合してあると共に、この床支持部材94sの両側で
前記内部空間に複数本の床支持部材94t,94u,9
4vを配置して、これらの床支持部材94t〜94vの
両端を床支持部材94s及び根太部材6〜9に結合して
ある。
【0050】つまり、前記a図〜e図では床支持部材9
4a〜94vのうちでいずれか複数本を根太部材6〜9
で囲まれた四角形の内部空間に格子状に配置して、当該
床支持部材94a〜94vの両端を根太部材6〜9に結
合して床フレーム25を形成した形態を図示している。
要するに、格子状配置とは床支持部材94a〜94vの
うちのいずれか複数本を根太部材6〜9で囲まれた四角
形の内部空間内で交差するように配置した形態を意味し
ている。
【0051】また、f図は複数本の床支持部材94w,
94x,94y,94zを根太部材6〜9で囲まれた四
角形の内部空間に並列配置して、床支持部材94w〜9
4zの両端を根太部材6〜9に結合した形態である。こ
の場合、支持部材の本数は1本、又は2本以上であれば
同様に適用できる。
【0052】次に、この実施形態の使用済み遊技機運搬
用コンテナー1を用いて行われる使用済みパチンコ機の
セメントプラントへのリサクル方法について、図17を
用いて説明する。各地の遊技店100から使用済み遊技
機として破棄された前記廃棄台75に相当する廃棄台1
02を前記トラック70に相当するトラック103で集
荷場104に運搬して集荷する。
【0053】この集荷された廃棄台102は遊技店10
0の島に取り付けられた機枠102aにゲージ盤102
bが組み込まれたままの状態のものと、遊技店100の
島に取り付けられた機枠102aから取り外された状態
のものとがある。
【0054】機枠102aは、前面飾りや上皿セット及
び下皿セット等を構成する熱可塑性合成樹脂、枠本体を
形成する木材、金具や施錠装置等を構成する鉄系金属、
前面光透過性体としてのガラス等の種々雑多な材料で構
成されている。
【0055】ゲージ盤102bは遊技板としてのベニヤ
板を形成する木材、前面のデザイン図の描かれたセル板
や発光表示部のカバー及び入賞球通路構成体更には賞球
機構或いは入賞口やランプ風車及びアタッカー等の遊技
機能部品を構成する熱可塑性合成樹脂、遊技釘を形成し
たりモータ又はソレノイド等に含まれる非鉄系金属、遊
技板の裏面周縁に設けたフレームを形成したりモータ又
はソレノイド等に含まれる鉄系金属、灰皿や回路基板等
を構成する熱硬化性合成樹脂、回路基板とモータやソレ
ノイドとを接続する電線等の種々雑多な材料で構成され
ている。
【0056】このように機枠102a単体、ゲージ盤1
02b単体、ゲージ盤102bを含む機枠102a等の
各種形態を有して集荷された廃棄台102はセメントプ
ラントに不向きな不要部品を備えているので、集荷場1
04において、当該不要部品としての電線102cやガ
ラス102d、また有効に再使用できる部品としての画
像表示器102eを廃棄台102から取り外す。
【0057】現在の廃棄台102は塩化ビニル被覆を有
する電線102cはその端末にコネクタを備えており、
当該コネクタを接続相手側の部分に設けられた相手側コ
ネクタに嵌合してロック機構で引き抜き防止を図る構造
になっていると共に、そのコネクタ接続の箇所も多数存
在しているのが一般的であり、各廃棄台102毎に多数
箇所に存在しているコネクタのロック機構を手作業で解
除して電線102cを完全に除去するのは経済的に不利
であるから、セメントの製造元と相談し、セメント製造
の面から差し支えの無い程度に、ペンチやニッパ等の工
具を使用してコネクタの根元から切断して、電線102
cを廃棄台102から除去する。
【0058】また、ガラス102dは機枠102aに用
いられているので、ゲージ盤102b単体の場合はガラ
ス102dを除去する作業は不要であると共に、機枠1
02a単体又はゲージ盤102bを含む機枠102aの
場合も集荷運搬中のガラス102dの破損に伴う不慮の
事故防止の面から前記トラック103に廃棄台102を
積み込む以前にガラス102dを機枠102aから取り
外して集荷場104に持ち込まれることもあるので、機
枠102aにガラス102dが取り付けられたままの場
合だけ、機枠102aのガラス枠を開けて、そのガラス
枠からガラス102dを引き抜くようにして取り外す
か、または、ガラス102dの破片飛散防止用の囲いの
有る専用設備を集荷場104に設置し、その専用設備の
中でガラス102dを砕いて取り外すと共に、当該ガラ
ス102dの破片を集めて屑ガラスとしてガラスプラン
トでの再利用に委ねてもよい。
【0059】さらに、画像表示器102eはゲージ盤1
02bの裏面に木ねじのようなねじ込み釘で取り付けら
れているので、当該ねじ込み釘をドライバー等の工具で
ゲージ盤102bより取り外すことによって、画像表示
器102eをゲージ盤102bより取り外すと共に、そ
の画像表示器102eの表示面に傷等を付けないように
して所定の場所に整理して保管する。
【0060】この実施形態では、前記電線102c及び
ガラス102d等の不要部品と画像表示器102e等の
再使用部品とが取り外された廃棄台102を前記使用済
み遊技機運搬用コンテナー1に規則的に積載した状態で
トラック106に積み込んでセメントプラント工場10
7に運搬して廃棄台置き場107aに使用済み遊技機運
搬用コンテナー1ごと荷下ろしする。
【0061】そして、セメントプラント工場107に荷
下ろしされた使用済み遊技機運搬用コンテナー1を前記
フォークリフト73に相当するフォークリフト108で
破砕機109の受入口を構成するホッパ109a上に持
ち上げた状態で持ち込み、その状態において、フォーク
リフト108の使用済み遊技機運搬用コンテナー1を掛
け止め支持しているフォーク爪108aを操作して前傾
状態とし、使用済み遊技機運搬用コンテナー1から廃棄
台102をホッパ109aの内部に落下投入する。
【0062】この使用済み遊技機運搬用コンテナー1か
ら廃棄台102がホッパ109aに落下投入される際に
は、使用済み遊技機運搬用コンテナー1の収容部42の
前側下部に張り出された当て部材61,64の前片に、
当該収容部42に収容された下部左右に位置する廃棄台
102が引っ掛かることから、当該収容部42に収容さ
れた廃棄台102は収容部42の左右方向中央部に位置
する廃棄台102から先に落下し、最後に下部左右に位
置する廃棄台102が落下するという、収容部42に収
容された多数の廃棄台102は順にホッパ109aに落
下投入され、破砕機109での破砕を円滑に行うことが
できる。
【0063】このホッパ109aに廃棄台102を投入
することにより、破砕機109が廃棄台102を細かな
片102fに破砕し、その破砕片102fを破砕機10
9の排出口109bからその下に敷設されたベルトコン
ベア110に排出する。
【0064】このベルトコンベア110が破砕片102
fを後述の減容圧縮機113側に搬送する過程で、その
途中に設置された電磁石111aを備えた磁力選別機1
11がベルトコンベア110に乗って搬送される破砕片
102f中の鉄系金属102gを吸着して当該破砕片1
02f中から除去する。
【0065】この磁力選別機111は電磁石111aの
外側を囲むゴムのような非磁性の無端帯111bを有し
ており、その無端帯111bを通して電磁石111aの
磁力で鉄系金属102gを無端帯111bの外側面に吸
着し、無端帯111bの一方向への移動に伴い、その上
に乗った鉄系金属102gが電磁石111aから離れる
のに従って、無端帯111b上の鉄系金属102gに作
用する磁力が減少して最後に全く作用しなくなり、無端
帯111bが鉄系金属102gを屑置き場112に運搬
して落下排出する。
【0066】上記磁力選別機111で吸着されなかった
破砕片102fはベルトコンベア110で減容圧縮機1
13のチップサイロ113aにその上方より落下投入さ
れる。
【0067】この減容圧縮機113はチップサイロ11
3aの下部に連接された截頭円錐形のケーシングの内部
に螺旋状のスクリューコンベアを有する減容圧縮部11
3bを備えており、この減容圧縮部113bのスクリュ
ーコンベアがその駆動回転でチップサイロ113aより
減容圧縮部113bのケーシングの内径の大きな後端の
内部に破砕片102fを取り込むと共に、この取り込ん
だ破砕片102fをケーシングの内径の小さな先端側に
搬送する過程において、スクリューコンベアとケーシン
グとで破砕片102fを圧縮することにより、その圧縮
工程で発生する熱で破砕片102f中の熱可塑性合成樹
脂を軟化させると共に破砕片102fの容積を圧縮して
塊状の減容固化体114を形成する。
【0068】そして、減容圧縮機113で塊状に固めら
れた減容固化体114をセメント原料の焼成炉を構成す
るロータリキルン115の後端に形成された入口115
aよりロータリキルン115の内部に投入する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態の使用済み遊技機運搬用コンテ
ナーを示す斜視図。
【図2】 同実施形態の床フレームを示す平面図。
【図3】 同実施形態の使用済み遊技機運搬用コンテナ
ーを示す背面図。
【図4】 同実施形態の使用済み遊技機運搬用コンテナ
ーを示す左側面図。
【図5】 同実施形態の床フレームと支柱との結合を示
す平面図。
【図6】 同実施形態の支柱の下部まわりを示し、a図
は側面図、b図は底面図。
【図7】 同実施形態の支柱の上部まわりを示し、a図
は上面図、b図は側面図。
【図8】 同実施形態の使用済み遊技機運搬用コンテナ
ーをフォークリフトでリフトアップした状態を側面的に
示す模式図。
【図9】 同実施形態の使用済み遊技機運搬用コンテナ
ーをトラックに搭載した状態を側面的に示す模式図。
【図10】 同実施形態のシャッターを示す斜視図。
【図11】 第2実施形態の要部を示す部分斜視図。
【図12】 同実施形態の作用を説明する模式図。
【図13】 第3実施形態の要部を示す部分斜視図。
【図14】 同実施形態のシャッターを示す正面図。
【図15】 第4実施形態の要部を示す部分断面図。
【図16】 第5実施形態を示す平面図。
【図17】 使用済み遊技機運搬用コンテナーを使用し
たセメントプラントへのリサイク方法の実施形態を示す
工程図。
【符号の説明】 1 使用済み遊技機運搬用コンテナー 2〜5 支柱 6〜9,93 根太部材 10〜13 貫部材 14〜24,94a〜94z 床支持部材 25 床フレーム 26 床パネル 27〜41 筋部材 42 収容部 43〜46 支柱の脚部 51〜54 支柱の頭部 65〜67,80,81,90,91 シャッター

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底面に多段集積用の受口を有する截頭錐
    形の脚部が設けられた4本の金属製の支柱をトラックの
    荷台が複数に区分された中の1つの区分の広さに相当す
    る四角形平面領域の4隅に配置して、これらの支柱相互
    の下部を当該四角形平面領域の周縁に沿って配置される
    金属製の4本の根太部材で結合すると共に、これらの根
    太部材で囲まれた平面内に配置された金属製の床支持部
    材を当該根太部材に結合して根太部材と床支持部材とで
    床フレームを形成し、この床フレームの上に金属製の床
    パネルを敷設して結合する一方、この床パネルよりも上
    方に突出した左右後側の三方を構成する各支柱相互に
    上下に所定間隔を以って多段配置された金属製の複数の
    筋部材を結合して使用済み遊技機の前方に開口された
    収容部を形成し、これら筋部材相互の所定間隔が収容部
    に収容される使用済み遊技機の幅よりも小寸法に設定さ
    たことを特徴とする使用済み遊技機運搬用コンテナ
    ー。
  2. 【請求項2】 収容部の前側及び後側に存在する根太部
    材をL字形材により形成し、それらのL字形材の一片を
    上側に位置させると共に他片を前側又は後側に位置させ
    たことを特徴とする請求項1記載の使用済み遊技機運搬
    用コンテナー。
  3. 【請求項3】 各支柱の下部外側面に跨って金属製の当
    て部材を結合し、これらの当て部材を根太部材にも結合
    したことを特徴とする請求項1記載の使用済み遊技機運
    搬用コンテナー。
  4. 【請求項4】 当て部材の前片を収容部の下部左右に張
    り出させたことを特徴とする請求項3記載の使用済み遊
    技機運搬用コンテナー。
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