JP2868172B2 - 鋼材酸化スケ−ルの除去装置 - Google Patents
鋼材酸化スケ−ルの除去装置Info
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- JP2868172B2 JP2868172B2 JP35277592A JP35277592A JP2868172B2 JP 2868172 B2 JP2868172 B2 JP 2868172B2 JP 35277592 A JP35277592 A JP 35277592A JP 35277592 A JP35277592 A JP 35277592A JP 2868172 B2 JP2868172 B2 JP 2868172B2
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Description
酸化スケ−ルを効率よく除去するに適した装置に関す
る。
ケ−ルの除去は、酸廃液等の公害問題がないショットブ
ラスト機による方法が広く浸透している。また炭素鋼材
の酸化スケ−ルの組成は一般に地金の表層により、Fe
o,Fe3O4,Fe2O3から成り、熱間又は冷間圧延温
度等鋼材製造条件の違いによりその組成割合、スケ−ル
厚さが異なるものになることが知られている。したがっ
て鋼材の酸化スケ−ルは、鋼材製造メ−カ−及び鋼材種
類ごとにその組成割合、スケ−ル厚さが異なる。しかし
このような酸化スケ−ルは、その組成割合とスケ−ル厚
さによってブラスト処理によるスケ−ル除去がされやす
いものとされにくいものがある。一方鋼材の加工メ−カ
−では、これらの酸化スケ−ルの除去はブラスト条件を
同一にして処理しているのが実状である。
にくい鋼材及びスケ−ル性状に合わせたブラスト条件で
全ての鋼材を処理しており、除去しやすい鋼材あるいは
スケ−ル性状のものを処理する場合はオ−バ−ブラスト
処理となり、省エネルギ−及び生産効率の面で問題があ
った。本発明は上記の問題に鑑みて成されたもので鋼材
の酸化スケ−ルの除去をそれぞれの鋼材及びスケ−ル発
生状況に応じて適切なブラスト処理により行なうことが
できる装置を提供することを目的とするものである。
本発明における鋼材酸化スケ−ルの除去装置は、鋼材搬
送用コンベヤ−をショットブラスト機の研掃キャビネッ
トに貫通させて設けた鋼材酸化スケ−ルの除去装置であ
って、前記コンベヤ−における研掃キャビネットの鋼材
搬入側外側位置にコンピュ−タ−制御器に接続された鋼
材成分分析器あるいは鋼材材種入力操作盤及びスケ−ル
厚さ計測器を配設し、前記コンピュ−タ−制御器を投射
材の投射密度制御機器の少なくとも1つに接続したこと
を特徴とするものである。
により鋼材成分分析器あるいは鋼材材種入力操作盤から
の成分分析結果あるいは鋼材材種(メ−カ−及び鋼材材
種)がコンピュ−タ−制御器に入力されて鋼材成分が判
別されると共にスケ−ル厚さ計測器からスケ−ルの厚さ
が該コンピュ−タ−制御器に入力されて、実験によりあ
らかじめ得られている鋼材成分とスケ−ル厚さに対応し
た投射材の最適投射密度値に応じて投射密度制御機器を
作動させて投射材の投射密度を最適値に変えてブラスト
処理するようになる。
図1における1はショットブラスト機であって該ショッ
トブラスト機1の研掃キャビネット2には可変速モ−タ
3により速度制御される鋼材搬送用のロ−ラコンベヤ4
が左右に貫通して配置されている。該ショットブラスト
機1の上部位置には研掃キャビネット2からバケットコ
ンベヤ5を介して連通されるショット供給機6が配置さ
れており該ショット供給機6の下部位置にはシリンダ7
により開度が制御される流量調節器8が取付けられてい
る。さらに前記研掃キャビネット2の天井部にはモ−タ
9によりホイ−ルを回転される遠心投射機10が配設さ
れており、該遠心投射機10は前記ショット供給機6の
流量調節器8に導管11を介して連通されている。
材キャビネット2の鋼材搬入側外側上方位置には、コン
ピュ−タ−制御器12に電気的に接続した鋼材成分分析
器13及びスケ−ル厚さ計測器14が配設されている。
該コンピュ−タ−制御器12は前記流量調節器8を作動
させるシリンダ7及び前記ロ−ラコンベヤ4を作動させ
る可変速モ−タ−3にそれぞれ制御可能にして接続され
ている。尚前記鋼材成分分析器13の代替として鋼材の
メ−カと鋼種を入力できる鋼材材種入力操作盤13Aを
配置するようにしてもよい。
ベヤ4の図1における左側方向において鋼材Wが載置さ
れ、矢印方向に移送されて鋼材成分分析器13及びスケ
−ル厚さ計測器14の下方を通過すると鋼材Wの成分及
びスケ−ルの厚さがそれぞれ測定されて、その測定結果
がコンピュ−タ−制御器12に入力されて予じめインプ
ットされている鋼材成分とスケ−ル厚さとの関係から出
された最適の投射密度値になるように流量調節器8の開
度、あるいはロ−ラコンベヤ4の移送速度のうちの少な
くとも1つを制御する指令が出されてシリンダ7あるい
は可変速モ−タ3のうちの少なくとも1つが作動され、
その鋼材Wのスケ−ル除去に最適の投射密度値になるよ
うにされてブラスト処理がなされスケ−ルの除去が行な
われる。
スケ−ルの除去がなされるものである。尚前記投射材の
投射密度は、遠心投射機10への投射材の供給量(流
量)ロ−ラコンベヤ4の移送速度の2機能を組合わせ制
御することによっても変化させることができるものであ
る。さらに鋼材の成分分析は鋼材製造メ−カ及び鋼種が
製造工程で付けられるマ−キングで予じめわかる場合
は、鋼材成分分析器13の代替として鋼材材種入力操作
盤13Aにより作業者が入力をしてコンピュ−タ−制御
器12で鋼材成分を割出すようにしてもよい。尚鋼材搬
送用コンベヤは鋼材が線材の場合には線材の巻き取り機
であってもよい。
鋼材成分及び酸化スケ−ルの厚さを測定してその結果に
基づいて投射材の投射密度を制御してブラストを行なう
構成としたから各種鋼材に対して最適条件で酸化スケ−
ルを除去することができるようになり省エネルギ−及び
生産効率の面で大いに効果があり利とするところは著大
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 鋼材搬送用コンベヤ−をショットブラス
ト機の研掃キャビネットに貫通させて設けた鋼材酸化ス
ケ−ルの除去装置であって、前記コンベヤ−における研
掃キャビネットの鋼材搬入側外側位置にコンピュ−タ−
制御機に接続された鋼材成分分析器あるいは鋼材材種入
力操作盤及びスケ−ル厚さ計測器を配設し、前記コンピ
ュ−タ−制御器を投射材の投射密度制御機器の少なくと
も一つに接続したことを特徴とする鋼材酸化スケ−ルの
除去装置。 - 【請求項2】 前記投射材の投射密度制御器が遠心投射
機への流量調節器の開度制御器であることを特徴とする
請求項1記載の鋼材酸化スケ−ルの除去装置。 - 【請求項3】 前記投射材の投射密度制御機器が前記コ
ンベヤの移送速度制御器であることを特徴とする請求項
1記載の鋼材酸化スケ−ルの除去装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35277592A JP2868172B2 (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 鋼材酸化スケ−ルの除去装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35277592A JP2868172B2 (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 鋼材酸化スケ−ルの除去装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06143142A JPH06143142A (ja) | 1994-05-24 |
JP2868172B2 true JP2868172B2 (ja) | 1999-03-10 |
Family
ID=18426355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35277592A Expired - Lifetime JP2868172B2 (ja) | 1992-10-30 | 1992-10-30 | 鋼材酸化スケ−ルの除去装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2868172B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6450183B1 (en) * | 1999-12-22 | 2002-09-17 | Kolene Corporation | Composition, apparatus, and method of conditioning scale on a metal surface |
-
1992
- 1992-10-30 JP JP35277592A patent/JP2868172B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06143142A (ja) | 1994-05-24 |
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