JP2867971B2 - マスクの検査方法およびその検査装置 - Google Patents

マスクの検査方法およびその検査装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置を製造
する際のリソグラフィ技術を用いたレジストパターン形
成に使用するフォトマスクあるいはフォトレチクル(以
下、マスク、と総称する)の検査方法およびその検査装
置に係わり、特に、このマスク上の欠陥の検査方法およ
びその検査装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術のマスク上のパターンの欠陥検
査は、マスク上のパターン間どうしを比較検査で行う方
法と、マスク上のパターンとマスク設計データとの間の
比較検査で行う方法とがあった。
【0003】これらの検査方法は、マスク上に作成する
パターンの配置により選択されていた。すなわち、図8
(A)に示したように、同一マスク上に同一のチップパ
ターン24が複数個繰り返して整列に配置されたマスク
(多面付けマスク、と呼ばれる)には、マスク上のパタ
ーン間どうしの比較検査が行なわれており、図8(B)
に示したような、同一マスク上に単一のチップパターン
24が配置されたマスク(単面付けマスク、と呼ばれ
る)は、マスク設計データとマスク上のパターンとの間
の比較検査が行なわれていた。
【0004】上述した従来技術の検査方法および検査装
置については、例えば特開昭58−27323号公報に
記載されている。
【0005】以下、従来技術の検査方法および検査装置
について図6乃至図8を参照して説明する。
【0006】図6(A)および図6(B)は従来技術に
おけるマスク作成工程を示す工程フロー図であり、図7
はマスク検査装置を示し、図8(A)および図8(B)
はマスク上のパターンの配置図を示している。
【0007】まず、図6(A)に示した、多面付けの作
成マスク1aの作成工程および検査工程は、チップパタ
ーン部24(1チップ分)のパターンデータを作成し、
これをマスク設計データ100aとし、これを複数個繰
り返して整列に配置することにより作成マスク1a上に
パターン形成し、作成マスク1a上のパターン間どうし
の比較検査を行っていた。
【0008】また、図6(B)に示した単面付けの作成
マスク1aの作成工程及び検査工程は、チップパターン
部24(1チップ分)のパターンデータを作成し、これ
をマスク設計データ100aとし、これを単一で配置し
て、作成マスク1a上にパターン形成を行い、作成マス
ク1a上のパターンとマスク設計データ100aとの間
の比較検査を行っていた。
【0009】さらに、作成マスク1aの欠陥検査に使用
する検査装置は、図7に示したように、作成マスク1a
を支持し同時に水平移動させるステージ11を備え、作
成マスク1a上のパターン像を検出する検出系2aおよ
び検出系2bを備え、検出系2aおよび検出系2bの出
力と、磁気ディスク7を経由してマスク設計データ10
0aとを入力とする特徴抽出部8を備え、特徴抽出部8
の出力を入力とする比較検査装置9を備え、比較検査装
置9の結果を出力する出力装置10を備えている。
【0010】ここで、検出系2aおよび検出系2bは、
各々に、各マスクの上方に配置した対物レンズ3aおよ
び3bを備え、各対物レンズの上方に配置したリニアイ
メージセンサー4aおよび4bを備え、各リニアイメー
ジセンサーの出力を接続した光電変換装置5aおよび5
bを備えており、検出系2aおよび検出系2bの出力
は、特徴抽出部8において量子化したマスク上のパター
ン像になり、さらに比較検査装置9で比較されマスク上
の欠陥が検出される構成となっている。
【0011】また、検出系2bは水平駆動部6bにより
水平方向位置を変える手段も備えている。
【0012】次に、図7の検査装置の動作について説明
する。
【0013】まず、多面付けマスクのマスク上のパター
ンどうしの比較検査では、作成マスク1aを支持したス
テージ11上を移動し、検出系2aを検査開始位置11
4a(図8(A))上に移動し、水平駆動部6bにより
検出系2bを検査開始位置114b(図8(A))上に
移動する。この動作により、検出系2aと検出系2bは
各チップパターン部24上の同じ位置に設置される。こ
の後、ステージ11上を移動し、マスク上のパターン像
を検出系2aおよび2bから検出する。
【0014】また、単面付けマスクのマスク上のパター
ンとマスク設計データとの比較検査は、ステージ11上
を移動し、検出系2aを検査開始位置114c(図8
(B))上に移動する。この後、ステージ11上を移動
し、マスク上のパターン像を検出系2aから検出しこれ
をマスク設計データ100aと比較する。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】上述した多面付けマス
クに使用されるマスク上のパターンどうしの比較検査の
特徴は、パターンデータの転送を必要としないため検査
時間が短いという利点を有しているが、適用できるパタ
ーン配置が限定される(多面付けマスクに限定される)
という欠点を有していた。
【0016】これに対して、単面付けマスクに使用され
るマスク設計データとマスク上のパターンとの間の比較
検査は、適用できるパターン配置の制約がないという利
点を有しているが、マスク設計データを転送するため検
査時間が長くなるという欠点を有していた。
【0017】また、近年の半導体装置では、チップ面積
が増大しチップ配置が単面付けとなり、また、パターン
データ量も増加しているため、従来技術のマスクの欠陥
検査においては、特に、単面付けマスクの検査時間の短
縮化が課題になっている。
【0018】本発明の目的は、上記した単面付けマスク
のようにマスク上に作成した全パターンをマスク設計デ
ータとの間で比較検査しているマスクの欠陥検査時間を
短縮することができる検査方法およびその検査装置を提
供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、半導体
装置を製造する際に用いるマスクの検査方法において、
基準パターン部を有する基準マスクを作成し、作成マス
ク(本明細書で作成マスクとは、半導体装置を製造する
ために実際に使用するマスクであり、マスク検査の対象
となるマスクのことを称す)の共通パターン部は基準マ
スクの基準パターン部と同一のパターンデータで作成
し、基準パターン部および共通パターン部から個別パタ
ーン部と重なる領域を除外した領域の位置データを出力
し、作成マスク上のパターン形成は基準マスクと同一の
パターン形成工程で行い、作成マスクの、個別パターン
部と重なる領域を除外した領域の欠陥検査は基準マスク
とのパターンどうしの比較検査で行い、これ以外の領域
の欠陥検査は作成マスク上のパターンをマスク設計デー
タとの間の比較検査で行うマスクの検査方法にある。こ
こで、同一の基準マスクをパターンデータの異なる複数
個の作成マスクの比較検査に使用することができる。
【0020】本発明の他の特徴は、上記マスクの検査方
法に用いるマスクの検査装置であって、前記基準マスク
および前記作成マスク上のパターン像をそれぞれ検出す
る2系統の検出系を有し、前記位置データを入力し各検
出系の水平方向位置を変えるようにしたマスクの検査装
置にある。
【0021】このような本発明によれば、作成マスクの
共通パターン部と基準マスクの基準パターン部とは、同
一のパターン像が形成され、領域を位置データとして出
力し、検査装置ではこれを入力して検出系を同一のパタ
ーンの位置に設置できるため、単面付けマスクにおいて
も共通パターン部は基準マスクとのパターン上の比較検
査が可能となり、マスクの欠陥検査時間を短縮すること
ができる。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の第1の実施の形態
について、図1に示したマスク作成工程フロー図と、図
2に示したマスク検査装置図と、図3(A)および図3
(B)に示したマスク上のパターン配置図と、図3
(A)および図3(B)をそれぞれ拡大して示した図4
(A)および図4(B)とを参照して詳細に説明する。
【0023】まず図1を参照して本発明のマスクの作成
および欠陥検査工程は、基準マスク設計データ100b
を作成する工程と、基準マスク1b上にパターン形成す
る工程と、作成マスク設計データ100aを作成する工
程と、作成マスク1a上にパターン形成する工程と、作
成マスク1aの欠陥検査は検査領域を分割し、共通パタ
ーン部21の検査をマスク上のパターンどうしの比較で
行う工程と、検査パターン部25の検査をマスク上のパ
ターンと設計データとの比較で行う工程とを備えてい
る。
【0024】さらに、上記した各工程において、まず基
準マスク設計データ100bを作成する工程は、基準パ
ターン部22のパターンデータを作成し、これを基準パ
ターン部マスク設計データ122として出力し、このパ
ターンデータをマスク上に配置し、これを基準マスク設
計データ100bとして出力し、配置した位置を基準パ
ターン部位置データ112として出力することを備えて
いる。
【0025】次に、基準マスク1b上にパターン形成す
る工程は、リソグラフィ技術および選択エッチング法を
用いて、基準マスク設計データ100bを基準マスク1
b上にパターン形成することを備えている。
【0026】次に、作成マスク設計データ100aを作
成する工程は、基準パターン部マスク設計データ122
を共通パターン部21のパターンデータとし、個別パタ
ーン部23のパターンデータを作成し、マスク上に共通
パターン部21と個別パターン部23を配置し、このパ
ターンデータを作成マスク設計データ100aとして出
力し、さらに、個別パターン部23の全領域と共通パタ
ーン部21の一部を検査パターン部25とし、検査パタ
ーン部25を検査パターンデータ125として出力し、
共通パターン部21および検査パターン部25の配置位
置を共通パターン部位置データ111およ検査位置デー
タ115として出力することを備えている。
【0027】次に、作成マスク1a上にパターン形成す
る工程は、前述した基準マスク1bのパターン形成工程
と同一の工程を使用し、作成マスク設計データ100a
を作成マスク1a上にパターン形成することを備えてい
る。
【0028】次に、作成マスク1aの共通パターン部2
1の欠陥検査工程は、図2に示した検査装置を使用し、
共通パターン部位置データ111と基準パターン部位置
データ112を使用し、作成マスク1aの共通パターン
部21と基準マスク1bの基準パターン部22とのマス
ク上のパターンを比較検査することを備えている。
【0029】次に、作成マスク1aの検査パターン部2
5の欠陥検査工程は、図2に示した検査装置を使用し、
検査位置データ115を使用し、作成マスク1aの検査
パターン部25のマスク上のパターンと検査パターンデ
ータ125とを比較検査することを備えている。
【0030】また、上記の欠陥検査に使用する検査装置
は、図2に示したように、作成マスク1aと基準マスク
1bを支持し同時に水平移動させるステージ11を備
え、作成マスク1a上のパターン像を検出する検出系2
aを備え、基準マスク1b上のパターン像を検出する検
出系2bを備え、検出系2aおよび検出系2bの出力
と、磁気ディスク7を経由した検査パターンデータ12
5とを入力とする特徴抽出部8を備え、特徴抽出部8の
出力を入力とする比較検査装置9を備え、比較検査装置
8の結果を出力する出力装置10を備えている。
【0031】さらに、検出系2aおよび検出系2bは、
各々に、水平駆動部6aおよび6bを備え、各マスクの
上方に配置した対物レンズ3aおよび3bを備え、各対
物レンズの上方に配置したリニアイメージセンサー4a
および4bを備え、各リニアイメージセンサーの出力を
接続した光電変換装置5aおよび5bを備えており、検
出系2aおよび検出系2bの出力は、特徴抽出部8にお
いて量子化したマスク上のパターン像になり、さらに比
較検査装置9で比較されマスク上の欠陥が検出される構
成となっている。
【0032】また、水平駆動部6aは、共通パターン部
位置データ111あるいは検査位置データ115を入力
して検出系2aの水平方向位置を変え、水平駆動部6b
は、基準パターン部位置データ112を入力して、検出
系2bの水平方向位置を変える構成となっている。
【0033】次に、本発明のマスクの作成および欠陥検
査工程における各動作について、図面を参照して説明す
る。図3(A)は作成マスク上のパターンのパターン配
置図であり、点a111(x,y座標がx111,y1
11、以下同様)とa112を有して共通パターン部位
置データ111を構成し、点c211とc212を有し
て検査位置データ113を構成している。図3(B)は
基準マスク上のパターンのパターン配置図であり、点b
001とb002を有して基準パターン部位置データ1
12を構成している。また、図4(A)は作成マスクの
点a111の付近を拡大して示した図であり、図4
(B)は作成マスクの点b001の付近を拡大して示し
た図である。
【0034】まず、基準マスク設計データ100bを作
成する工程では、図4(B)に示したように、基準パタ
ーン部位置データ112は、基準パターン部22のパタ
ーンデータの範囲より内側とする(図4(B)の点b0
01)。このことにより、基準パターン部22と個別パ
ターン部23とが接続する領域(図4(B)の点線の左
側の部分)は、後述するマスク上のパターンどうしの比
較検査において、検査領域から除外される。
【0035】次に、作成マスク設計データ100aを作
成する工程では、まず、基準パターン部位置データ11
2(図4(B)の点b001)と同様に、共通パターン
部位置データ111(図4(A)の点a111)は、共
通パターン部21のパターンデータの範囲より内側の点
とする。また、個別パターン部23の全領域と前述した
基準パターン部22と個別パターン部23とが接続する
領域を検査パターン部25とする。
【0036】さらに、作成マスク1aの共通パターン部
21の欠陥検査工程では、まず、作成マスク1aおよび
基準マスク1bをステージ11上に固定し、共通パター
ン部位置データ111および基準パターン部位置データ
112を水平駆動部6aおよび6bに入力し、検出系2
aおよび2bを作成マスク1aおよび基準マスク1bの
パターン上(図4(A)のa111および図4(B)の
b001)に移動する。
【0037】この動作により、検出系2aと検出系2b
は各マスクのパターン上の同じ位置に固定される。この
後、ステージ11上を移動し、マスク上のパターン像を
検出系2aおよび2bから検出し、共通パターン部21
と基準パターン部22とのマスク上のパターンどうしの
比較検査を行う。
【0038】また、作成マスク1aの検査パターン部2
5の欠陥検査工程では、検査位置データ115を水平駆
動部6aに入力し、作成マスク1aのパターン上(図3
(A)のc211)に検出系2aを移動し、その後ステ
ージ11を移動し、マスク上のパターン像を検出系2a
から検出し、これと検査パターンデータ125を比較検
査する。
【0039】なお、全パターンをマスク設計データとの
比較検査で行った場合には検査時間が150分程度要し
ていた単面付けマスクに、本発明による検査方法を使用
した場合に、データパターン数で全体の80%程度をマ
スク上のパターンどうしの比較検査とすることにより、
全検査時間は90分程度になる。
【0040】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。先の第1の実施の形態においては、作成マスク1a
および基準マスク1b上に単一の基準パターン部22お
よび共通パターン部21がある例を示したが、本発明で
は、基準マスク1b上および作成マスク1a上に複数個
の基準パターン部22あるいは共通パターン部21を作
成することが可能であり、これを第2の実施形態とす
る。
【0041】以下に図面を参照して説明する。図5
(A)は第2の実施の形態における作成マスク1a上の
パターン配置図であり、図5(B)は第2の実施の形態
における基準マスク1b上のパターン配置図である。
【0042】なお、本第2の実施の形態に使用する欠陥
検査装置は、先の第1の実施の形態と同じ検査装置(図
2)を使用し、工程フローも同じ(図1)である。
【0043】本第2の実施の形態では、基準マスク1b
上に3個の基準パターン部22を作成し(図5
(B))、作成マスク1a上には、共通パターン部21
は基準パターンAを2個と個別パターン部23を作成す
る(図5(A))。
【0044】この例において作成マスク1aの欠陥検査
は、以下のように行う。
【0045】まず、作成マスク1aおよび基準マスク1
bをステージ11上に固定する。
【0046】次に、共通パターン部位置データ111お
よび基準パターン部位置データ112を水平駆動部6a
および6bに入力し、作成マスク1aおよび基準マスク
1bのパターン上(図5(A)のa121および図5
(B)のb011)に検出系2aおよび2bを移動さ
せ、ステージ11を移動させる。これにより、共通パタ
ーン部21と基準パターン部22とのマスク上のパター
ンどうしの比較検査を行う。
【0047】次に、共通パターン部位置データ111お
よび基準パターン部位置データ112を水平駆動部6a
および6bに入力し、作成マスク1aおよび基準マスク
1bのパターン上(図5(A)のa131および図5
(B)のb011)に検出系2aおよび2bを移動さ
せ、ステージ11を移動させる。これにより、共通パタ
ーン部21と基準パターン部22とのマスク上のパター
ンどうしの比較検査を行う。
【0048】次に、検査位置データ115を水平駆動部
6aに入力し、作成マスク1aのパターン上(図5
(A)のc211)に検出系2aを移動させ、ステージ
11を移動させることにより、検査パターン部25のパ
ターン像を検出し、これを検査パターンデータ125を
参照することにより、マスク上のパターンと設計データ
との比較検査を行う。
【0049】このように、作成マスク1a上に複数個の
共通パターン部21を作成する場合においても、先の第
1の実施の形態と同様に、共通パターン部位置データ1
11および基準パターン部位置データ112とを対応さ
せているため、共通パターン部21はマスク上のパター
ンどうしの比較検査が可能になる。
【0050】また、本発明では、個別パターン部23の
パターンデータが異なる場合、基準マスク1b上の別の
基準パターン22を使用する場合、複数個の基準マスク
1b上の基準パターン22を使用する場合に対しても、
同様の方法で、共通パターン21は基準マスク1bを参
照したマスク上のパターンどうしの比較検査が可能であ
る。
【0051】
【発明の効果】以上のように本発明の効果は、従来技術
ではマスク上に作成した全パターンをマスク設計データ
との間で比較検査していたようなマスクのマスク検査時
間を短縮したことにある。
【0052】この理由は、基準マスクの基準パターン部
と作成マスクの共通パターン部を同一のパターンデータ
で作成し、基準マスクと作成マスクは同一のパターン形
成工程で作成し、検査領域は基準パターン部および共通
パターン部から個別パターン部と重なる領域を除外した
領域とし、マスク上のパターンの比較検査を行う領域を
位置データとして出力し、検査装置はこれを入力して検
出系を水平方向に移動するという手法を備えることによ
り、一部分の検査はマスク上のパターンどうしの比較検
査で行うことを可能にしたことによる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるマスク作成工程の
工程フローを示す図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるマスク検査装置を
示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態におけるマスク上の
パターン配置を示す図であり、(A)は作成マスクを示
し、(B)は基準マスクを示している。
【図4】図3を拡大して示す図であり、(A)は作成マ
スクの点a111付近を示し、(B)は基準マスクの点
b001付近を示している。
【図5】本発明の第2の実施の形態におけるマスク上の
パターン配置を示す図であり、(A)は作成マスクを示
し、(B)は基準マスクを示している。
【図6】従来技術におけるマスク作成工程の工程フロー
を示す図であり、(A)は多面付けマスクの場合を示
し、(B)は単面付けマスクの場合を示している。
【図7】従来技術におけるマスク検査装置を示す図であ
る。
【図8】従来技術におけるマスク上のパターン配置を示
す図であり、(A)は多面付けマスクを示し、(B)は
単面付けマスクを示している。
【符号の説明】
1a 作成マスク 1b 基準マスク 2a,2b 検出系 3a,3b 対物レンズ 4a,4b リニアイメージセンサー 5a,5b 光電変換装置 6a,6b 水平駆動部 7 磁気ディスク 8 特徴抽出部 9 比較検査装置 10 出力装置 11 ステージ 21 共通パターン部 22 基準パターン部 23 個別パターン部 24 チップパターン部 25 検査パターン部 100a 作成マスク設計データ 100b 基準マスク設計データ 111 共通パターン部位置データ 112 基準パターン部位置データ 114 検査開始位置 115 検査位置データ 121 共通パターン部マスク設計データ 122 基準パターン部マスク設計データ 125 検査パターンデータ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体装置を製造する際に用いるマスク
    の検査方法において、基準パターン部を有する基準マス
    クを作成し、作成マスクの共通パターン部は基準マスク
    の基準パターン部と同一のパターンデータで作成し、基
    準パターン部および共通パターン部から個別パターン部
    と重なる領域を除外した領域の位置データを出力し、作
    成マスク上のパターン形成は基準マスクと同一のパター
    ン形成工程で行い、作成マスクの前記重なる領域を除外
    した前記領域の欠陥検査は基準マスクとのパターンどう
    しの比較検査で行い、これ以外の領域の欠陥検査は作成
    マスク上のパターンをマスク設計データとの間の比較検
    査で行うことを特徴とするマスクの検査方法。
  2. 【請求項2】 同一の基準マスクをパターンデータの異
    なる複数個の作成マスクの比較検査に使用することを特
    徴とする請求項1に記載のマスクの検査方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載のマスクの
    検査方法に用いるマスクの検査装置であって、前記基準
    マスクおよび前記作成マスク上のパターン像をそれぞれ
    検出する2系統の検出系を有し、前記位置データを入力
    し各検出系の水平方向位置を変えるようにしたことを特
    徴とするマスクの検査装置。
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