JP2867460B2 - アナログ秘話装置 - Google Patents

アナログ秘話装置

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JP2867460B2 JP23194489A JP23194489A JP2867460B2 JP 2867460 B2 JP2867460 B2 JP 2867460B2 JP 23194489 A JP23194489 A JP 23194489A JP 23194489 A JP23194489 A JP 23194489A JP 2867460 B2 JP2867460 B2 JP 2867460B2
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  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はアナログ秘話装置に関し、特に送信側に於て
送信音声信号の全周波数帯域内でパワースペクトルが大
略平坦となる雑音信号に送信音声信号を重畳させた秘話
信号を送出し、受信側に於て受信された秘話信号から音
声信号を抽出し、雑音信号発生回路から出力する信号パ
ターンを多周波信号によって設定するように構成しアナ
ログ秘話装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種のアナログ秘話装置は第2図の構成を取
っていた。
第2図は従来のアナログ秘話装置の一例を示すブロッ
ク図で、秘話装置5,秘話装置6,伝送路80より構成されて
いる。秘話装置5に於て、51は秘話装置5へ送信音声信
号を入力する送信側入力端子、52は周期的に同一の波形
の雑音を発生させる送信雑音発生回路、53は送信側入力
端子51からの音声信号と送信雑音発生回路52からの雑音
信号を加算して秘話信号を出力する加算回路、54は送信
雑音発生回路52と基準雑音発生回路56のシフトレジスタ
の初期値を決定するスイッチ、55はハイブリッド回路、
56は基準雑音発生回路、57は秘話装置5の受信側出力端
子、58,59はそれぞれ送信雑音発生回路52及び基準雑音
発生回路56からの信号を参照信号とする適応形エコーキ
ャンセラ、60は伝送路入出力端子である。同図の秘話装
置6の構成も秘話装置5と同一であり、61は送信側入力
端子、62は送信雑音発生回路、63は加算回路、64はスイ
ッチ、65はハイブリッド回路、66は基準雑音発生回路、
67は受信側出力端子、68,69は適応形エコーキャンセ
ラ、70は伝送路入出力端子である。
次に本例の動作について説明する。
まず、秘話装置5から秘話装置6へ音声信号を送る動
作について説明する。
送信側入力端子51に入力した音声信号に送信雑音発生
回路52からの送信雑音信号を加算回路53で加算する。こ
の時加算回路53から出力された信号は秘話信号となり伝
送入出力端子60に出力される。伝送路入出力端子60に出
力された秘話信号は伝送路80を経て秘話装置6に送信さ
れる。秘話装置6では、その秘話信号は伝送路入出力端
子70に入力し、ハイブリッド回路65を介して適応形エコ
ーキャンセラ69に出力される。ところが、ハイブリッド
回路65には秘話装置6の送信側入力端子70に入力した音
声信号に送信雑音発生回路62からの送信雑音信号も入力
しているため、適応形エコーキャンセラ69には秘話装置
5の秘話信号と秘話装置6の秘話信号が入力している。
そこで、まず適応形エコーキャンセラ69によって秘話装
置5の送信雑音発生回路52と同一の機能を持つ基準雑音
発生回路66からの基準雑音信号を参照して、秘話装置5
からの送信雑音信号を除去する。次に、適応形エコーキ
ャンセラ68によって秘話装置6の送信雑音発生回路62か
らの送信雑音を参照して、秘話装置6からの送信雑音信
号を除去する。そしてこれらの適応形エコーキャンセラ
68,69により秘話装置5からの音声信号が再生され、秘
話装置6の受信側出力端子67から出力される。
秘話装置6から秘話装置5への動作もまったく同じで
ある。
ここで送信雑音発生回路及び基準雑音発生回路は、n
段の帰還形シフトレジスタに2進の加算器からの帰還を
与えることによって得られる、周期が2n−1からなる最
大長周期系列(M系列)パルスと呼ばれる擬似乱数パル
スを発生する回路で構成されている。すなわちシフトレ
ジスタの各段にある初期値を与えることにより何種類か
の雑音信号パターンが得られる。従来この初期値の設定
を本装置の使用者双方が予め申し合わせてスイッチによ
り設定し、送信雑音発生回路と基準雑音発生回路から同
一パターンのパルスを発生させるという方式を取ってい
た。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来のアナログ秘話装置は、送信雑音発生回
路と基準雑音発生回路から同一パターンの擬似ランダム
パルスを発生させるために、初期値設定のスイッチを本
装置使用者双方で行うので、使用者の手を煩わせ、かつ
設定の際の間違いを生じ易いという欠点があった。更に
通話中にスイッチの設定を行おうとすれば、スイッチの
設定状態を言葉等で伝達しなければならず、同一の装置
をブランチ接続してあれば傍受される恐れがあり秘匿性
に欠けるという欠点があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明のアナログ秘話装置は、送信側に於て音声信号
に雑音信号を加算することにより得られる秘話信号をハ
イブリッド回路を経て2線式の伝送路に送出し、受信側
に於てハイブリッド回路を経て受信した前記秘話信号か
ら前記音声信号を抽出する第1の適応形エコーキャンセ
ラと基準雑音発生回路と前記送信雑音信号がハイブリッ
ド回路を通ることにより受信回路へのもれを送信雑音発
生回路の信号の一部を使用して第2の適応形エコーキャ
ンセラによって除去するアナログ秘話装置に於て、多周
波信号受信器と、シフトレジスタの初期値のデータが入
力されているメモリと、前記多周波信号受信器から出力
された信号からアドレス情報に変換し前記メモリのデー
タを参照して前記シフトレジスタの初期値を出力する演
算回路とを備え、前記送信雑音発生回路と前記基準雑音
発生回路のシフトレジスタの初期値を多周波で設定する
ことを特徴とする。
〔実施例〕
次に、本発明について第1図を参照して説明する。
第1図は本発明のアナログ秘話装置の一実施例を示す
ブロック図である。
まず、本実施例のアナログ秘話装置システムは、秘話
装置1,秘話装置2,一般加入者電話T3,一般加入者電話T4,
伝送路30より構成されている。秘話装置1に於て11は秘
話装置1へ送信音声信号を入力する送信側入力端子、12
は周期的に同一の波形の雑音を発生させる送信雑音発生
回路NG、13は送信側入力端子11からの音声信号と送信雑
音発生回路NG12からの雑音信号を加算して秘話信号を出
力する加算回路AD、14は加算回路AD13と送信雑音発生回
路NG12を接続するスイッチSW、15は多周波信号受信器R
C、16は送信雑音発生回路NG12と基準雑音発生回路NS19
のシフトレジスタの初期値を設定するためのデータが格
納されメモリM、17は多周波信号受信器RC15から信号を
受け演算処理を行いメモリM16と照合して信号を出力す
る演算回路AU、18,25はハイブリッド回路H、19は基準
雑音発生回路NS、20はスイッチSW、21は秘話装置1の受
信側出力端子、22,23はそれぞれ送信雑音発生回路NG12,
基準雑音発生回路NS19からの信号を参照信号とする適応
形エコーキャンセラEC、24は伝送路入出力端子である。
同図の秘話装置2の構成も秘話装置1と同一であり、31
は送信側入力端子、32は送信雑音発生回路NG、33,40は
スイッチSW、34は加算回路AU、35は多周波信号受信器R
C、36はメモリM、37は演算回路AU、38,45はハイブリッ
ド回路H、39は基準雑音発生回路NS、41は受信側出力端
子、42,43は適応形エコーキャンセラEC、44は伝送路入
出力端子である。
次に本実施例の動作について説明する。
まず、秘話装置1から秘話装置2へ音声信号を送る動
作について説明する。
送信側入力端子11に入力した音声信号に送信雑音発生
回路NG12からの送信雑音信号を加算回路AD13で加算す
る。この時加算回路AD13から出力された信号は秘話信号
となり伝送入出力端子24に出力される。伝送路入出力端
子24に出力された秘話信号は伝送路30を経て秘話装置2
に送信される。秘話装置2では、その秘話信号は伝送路
入出力端子44に入力し、ハイブリッド回路H38を介して
適応形エコーキャンセラEC43に出力される。ところが、
ハイブリッド回路H38には秘話装置2の送信側入力端子4
4に入力した音声信号に送信雑音発生回路NG32からの送
信雑音信号も入力しているため、適応形エコーキャンセ
ラEC43には秘話装置1の秘話信号と秘話装置2の秘話信
号が入力している。そこで、まず適応形エコーキャンセ
ラEC43によって秘話装置1の送信雑音発生回路NG12と同
一の機能を持つ基準雑音発生回路NS39からの基準雑音信
号を参照して、秘話装置1からの送信雑音信号を除去す
る。次に、適応形エコーキャンセラEC42によって秘話装
置2の送信雑音発生回路NG32からの送信雑音を参照し
て、秘話装置2からの送信雑音信号を除去する。そして
これらの適応形エコーキャンセラEC42,43により、秘話
装置1からの音声信号を再生して秘話装置2の受信側出
力端子41から出力する。
秘話装置2から秘話装置1への動作もまったく同じで
ある。
次に、一般加入者電話T3から一般加入者電話T4へ多周
波信号を送る動作について説明する。
秘話装置1の送信側入力端子11に入力した多周波信号
が多周波信号受信器RC15に入力される。多周波信号受信
器RC15から演算回路AU17に信号を送り、演算回路AU17内
で演算処理を行い、メモリM16のアドレスを表す信号に
変換する。そのアドレス信号にしたがってメモリM16か
らは入力されているデータを送出し演算回路AU17を経
て、シフトレジスタの初期値を設定する信号を送信雑音
発生回路NG12と基準雑音発生回路NS19に出力する。また
この時多周波信号はスイッチSW14,20にも出力されスイ
ッチSW14,20をオンにする。多周波信号はハイブリッド
回路H18を経て伝送路入出力端子24に出力される。伝送
路入出力端子24に出力された多周波信号は伝送路30を経
て秘話装置2に送信される。秘話装置2では、その多周
波信号は伝送路入出力端子44に入力し、多周波信号受信
器RC35に入力される。多周波信号受信器RC35から演算回
路AU37に信号を送り、演算回路AU37内で演算処理を行
い、メモリM36のアドレスを表す信号に変換する。その
アドレス信号にしたがってメモリM36からは入力されて
いるデータを送出して、秘話装置1の送信雑音発生回路
NG12と同一のシフトレジスタの初期値を基準雑音発生回
路NS39に設定する信号を、秘話装置1の基準雑音発生回
路NS19と同一のシフトレジスタの初期値を送信雑音発生
回路NG32に設定する信号を演算回路AU37から出力する。
またこの時スイッチSW34,40に多周波信号が出力された
スイッチSW34,40をオンにする。
一般加入者電話4から一般加入者電話3への動作もま
ったく同じである。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、送信側に於て送
信音声信号の全周波数帯域内でパワースペクトルが大略
平坦となる雑音信号に送信音声信号を重畳させた秘話信
号を送出し、受信側に於て受信された秘話信号から音声
信号を抽出し、雑音信号発生回路から出力する信号パタ
ーンを多周波信号によって設定することにより、装置使
用者の手を煩わせることがなくなるので、誤設定がなく
なり、また通話中にスイッチの設定を行おうとするとき
もスイッチの設定状態を言葉などで伝達する必要がなく
なるので、同一の装置をブランチ接続してあっても傍受
される恐れがなくなり秘匿性が損なわれないという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のアナログ秘話装置の一実施例を示すブ
ロック図、第2図は従来のアナログ秘話装置の一例を示
すブロック図である。 1,2,5,6……秘話装置、3,4……一般加入者電話(T)、
11,31,51,61……送信側入力端子、12,32,52,62……送信
雑音発生回路(NG)、13,33,53,63……加算回路(A
D)、14,20,34,40,54,64……スイッチ(SW)、15,35…
…多周波信号受信器(RC)、16,36……メモリ(M)、1
7,37……演算回路(AU)、18,25,38,45,55,65……ハイ
ブリッド回路(H)、19,39,56,66……基準雑音発生回
路(NS)、21,31,57,67……受信側出力端子、22,23,42,
43,58,59,68,69……適応形エコーキャンセラ(EC)、2
4,44,60,70……伝送路入出力端子、30,80……伝送路。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04K 1/00 H04M 1/68 H04B 3/23

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信側に於て音声信号に雑音信号を加算す
    ることにより得られる秘話信号をハイブリッド回路を経
    て2線式の伝送路に送出し、受信側に於てハイブリッド
    回路を経て受信した前記秘話信号から前記音声信号を抽
    出する第1の適応形エコーキャンセラと基準雑音発生回
    路と前記送信雑音信号がハイブリッド回路を通ることに
    より受信回路へのもれを送信雑音発生回路の信号の一部
    を使用して第2の適応形エコーキャンセラによって除去
    するアナログ秘話装置に於て、多周波信号受信器と、シ
    フトレジスタの初期値のデータが入力されているメモリ
    と、前記多周波信号受信器から出力された信号からアド
    レス情報に変換し前記メモリのデータを参照して前記シ
    フトレジスタの初期値を出力する演算回路とを備え、前
    記送信雑音発生回路と前記基準雑音発生回路のシフトレ
    ジスタの初期値を多周波で設定することを特徴とするア
    ナログ秘話装置。
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Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
王子全主 他,"アナログ秘話装置の一検討"昭和63年電子情報通信学会秋季全国大会講演論文集,Pt.B−2(1988−8−15)P.B−2−180

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