JPH03262344A - 音声秘話システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は音声信号の秘話システムに関し、特に送信側に
於て送信音声信号の全周波数帯域内でパワースペクトル
が大略平坦となる雑音信号に送信音声信号を重畳させた
秘話信号を送出し、受信側に於て受信された秘話信号か
ら音声信号を抽出する様に構成し、送受信側での同期信
号や制御信号の授受を必要とせず、傍受された信号では
音声の抑揚を認識できない音声秘話システムに関する。

〔従来の技術〕

従来の音声秘話システムにおいては、送信側に送信音声
信号の全周波数帯域内でパワースペクトルが大略平坦で
且つ周期的に同一波形の雑音信号を発生させる送信雑音
発生回路と、送信雑音発生回路の送信雑音信号と送信音
声信号とを加算する加算回路とを有し、加算された信号
を秘話信号として伝送路に送出する。また、受信側に送
信側の送信雑音発生回路と同一機能をもつ基準雑音発生
回路と、基準雑音信号を参照して秘話信号から送信音声
信号を抽出するエコーキャンセラとを有している。

〔発明が解決しようとする課題〕

上述した従来のシステムにおける音声秘話装置は送受独
立した伝送路（４線式〉の場合は有効である。しかしな
がら、本装置をハイブリッド回路を経て、送受同一の伝
送路（２線式）に挿入して伝送する場合に使用するとき
、送信側の秘話信号がハイブリッド回路を経て同じ装置
の受信側に戻ってくる。この戻ってきた秘話信号から雑
音を除去することができないという問題がある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の音声秘話システムは、送信側に２線式伝送路を
４線式伝送路に変換する第１のハイブリッド回路と、こ
の第１のハイブリッド回路からの送信音声信号の全周波
数帯域内でパワースペクトルがほぼ平坦で且つ周期的に
同一波形の雑音信号を発生させる送信雑音発生回路と、
この送信雑音発生回路からの送信雑音信号と前記送信音
声信号とを加算して秘話信号を出力する加算回路と、こ
の加算回路から出力された前記秘話信号を２線式伝送路
に送出する第２のハイブリッド回路とを備え、受信側に
２線式伝送路を４線式伝送路に変換する第３のハイブリ
ッド回路と、前記送信雑音発生回路と同一の機能をもつ
基準雑音発生回路と、前記第３のハイブリッド回路を経
て入力した前記秘話信号から基準雑音信号を参照して送
信されてきた前記送信雑音信号を除去する第１の適応形
エコーキャンセラと、受信側の送信雑音信号を参照して
受信側で発生した送信雑音信号を除去する第２の適応形
エコーキャンセラと、この第２の適応形エコーキャンセ
ラの出力信号を２線式伝送路に送出する第４のハイブリ
ッド回路とを備える。

〔実施例〕

次に、本発明について図面を参照して説明する。

本発明の一実施例の構成を示す第１図を参照すると、音
声秘話装置１に於て、１０は音声秘話装置１へ送信音声
信号を入力する送信側入出力端子、１１はハイブリッド
回路、１２は周期的に同一波形の雑音を発生させる送信
雑音発生回路、１３はハイブリッド回路１１からの音声
信号と送口路、１５は音声秘話装置１の伝送路入出力端
子、１６は基準雑音発生回路、１７．１８はそれぞれ基
準雑音発生回路１６及び送信雑音発生回路１２からの信
号を参照信号とする適応形エコーキャンセラである。１
９は２線式伝送路である。また、音声秘話装置２の構成
も音声秘話装置１と同一であり、２０は受信側入出力端
子、２１は送信雑音発生回路、２２は加算回路、２３は
ハイブリッド回路、２４は伝送路入出力端子、２５は基
準雑音発生回路、２６．２７は適応形エコーキャンセラ
、２８はハイブリッド回路である。

以下、動作について第１図を参照しながら説明する。ま
す、音声秘話装置１から音声秘話装置２への動作につい
て説明する。送信側入出力端子１０からハイブリッド回
ｆｉｌｌを経て入力した音声信号に送信雑音発生回路１
２からの送信雑音信号を加算回路１３にて加算する。こ
のとき、送信雑音信号が音声信号に対して十分大きけれ
ば、加算回路１３の出力信号は秘話信号となる。この秘
話信号はハイブリッド回Ｂ１４にて伝送路入出力端子１
５及び適応形エコーキャンセラ１７に出力される。伝送
路入出力端子１５に出力された秘話信号は伝送路１９を
経て、音声秘話装置２に出力される。音声秘話装置２で
は、この秘話信号は伝送路入出力端子２４に入力し、ハ
イブリッド回路２３を経て適応形エコーキャンセラ２６
に出力される。ところが、ハイブリッド回１１２３には
、音声秘話装置２の送信側に入力した音声信号に送信雑
音発生回路２１からの送信雑音信号を加算回路２２にて
加算した秘話信号も入力しているため、適応形エコーキ
ャンセラ２６には音声秘話装置１の秘話信号と音声秘話
袋Ｗ２の秘話信号が入力している。そこで、まず適応形
エコーキャンセラ２６にて音声秘話装置１の送信雑音発
生回路１２と同一の機能をもつ基準雑音発生回路２５か
らの基準雑音信号を参照して音声秘話装置１からの送信
雑音信号を除去する。次に、適応形エコーキャンセラ２
７にて音声秘話装置２の送信雑音発生回路２１からの送
信雑音信号を参照して、音声秘話装置２からの送信雑音
信号を除去する。そして、これらの適応形エコーキャン
セラ２６．２７により、音声秘話装置１．２からの音声
信号が再生され、ハイブリッド回路８を経て、音声秘話
装置２の受信側入出力端子２０より出力される。なお、
音声秘話装置２から音声秘話袋Ｗ１への動作も全く同じ
である。

〔発明の効果〕

以上説明した様に本発明によれば、ハイブリッド回路を
経て戻ってきた秘話信号より送信雑音信号を除去する適
応形エコーキャンセラを設けることにより、２線式伝送
路でも適用できる音声秘話システムを得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す構成図である。 １．２・・・音声秘話装置、１０・・・送信側入出力端
子、１２．２１・・・送信雑音発生回路、１３゜２２・
・・加算回路、１１．１４，２３．２８・・・ハイブリ
ッド回路、１５．２４・・・伝送路入出力端子、１６．
２５・・・基準雑音発生回路、１７．１８゜２６．２７
・・・適応形エコーキャンセラ、１９・・・伝送路、２
０・・・受信側入出力端子。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 送信側に２線式伝送路を４線式伝送路に変換する第１の
   ハイブリッド回路と、この第１のハイブリッド回路から
   の送信音声信号の全周波数帯域内でパワースペクトルが
   ほぼ平坦で且つ周期的に同一波形の雑音信号を発生させ
   る送信雑音発生回路と、この送信雑音発生回路からの送
   信雑音信号と前記送信音声信号とを加算して秘話信号を
   出力する加算回路と、この加算回路から出力された前記
   秘話信号を２線式伝送路に送出する第２のハイブリッド
   回路とを備え、受信側に２線式伝送路を４線式伝送路に
   変換する第３のハイブリッド回路と、前記送信雑音発生
   回路と同一の機能をもつ基準雑音発生回路と、前記第３
   のハイブリッド回路を経て入力した前記秘話信号から基
   準雑音信号を参照して送信されてきた前記送信雑音信号
   を除去する第１の適応形エコーキャンセラと、受信側の
   送信雑音信号を参照して受信側で発生した送信雑音信号
   を除去する第２の適応形エコーキャンセラと、この第２
   の適応形エコーキャンセラの出力信号を２線式伝送路に
   送出する第４のハイブリッド回路とを備えることを特徴
   とする音声秘話システム。