JP2902808B2 - コードレス電話機 - Google Patents

コードレス電話機

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JP2902808B2
JP2902808B2 JP3096931A JP9693191A JP2902808B2 JP 2902808 B2 JP2902808 B2 JP 2902808B2 JP 3096931 A JP3096931 A JP 3096931A JP 9693191 A JP9693191 A JP 9693191A JP 2902808 B2 JP2902808 B2 JP 2902808B2
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隆 遠藤
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はコードレス電話機、特に
子機側の側音を正しく発生させることのできるコードレ
ス電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】職場あるいは家庭などにおいて、コード
レス電話機が活用されている。図3には、従来のコード
レス電話機の全体的構成が示されている。図において、
10は親機であり、一方12は子機である。親機10に
は、スピーチネットワーク14が設けられており、この
スピーチネットワーク14は電話回線に接続されてい
る。また、この従来例において、スピーチネットワーク
14には、親機マイクと親機スピーカとを備えた送受話
器16が接続されている。
【0003】そして、このスピーチネットワーク14に
は、この従来例において、いわゆる側音を発生するため
の側音発生器が内蔵されている。従って、親機10にお
いて、送受話器16を用いて通話をする際には、使用者
は、親機マイクから取り込まれた音声の一部を側音とし
て親機スピーカから聴くことができ、違和感のない通話
が行なえる。
【0004】親機10において、スピーチネットワーク
14には、秘話処理回路18が接続されている。具体的
には、この秘話処理回路18は、秘話処理部と秘話復元
部とから構成されるものであり、その両者は、いずれも
A/D変換器及びD/A変換器を含み、例えばインター
リーブなどのデジタル秘話処理が行われている。そし
て、この秘話処理回路18には、アンテナ20からの音
声信号を受信する受信回路22と、アンテナ20へ音声
信号を送る送信回路24とが接続されている。一方、子
機12において、この子機においても、親機10と同様
に、アンテナ26には、受信回路28及び送信回路30
が接続され、親機との双方向通信が実現されている。ま
た、親機同様に、子機12においても前記秘話処理回路
18と同一の回路構成をもつ秘話処理回路32が設けら
れている。すなわち、この秘話処理回路32は、秘話処
理部と秘話復元部とから構成され、その両者はA/D変
換器及びD/A変換器を含み、デジタル秘話処理を行な
っている。
【0005】秘話処理回路32の秘話復元部から出力さ
れた音声信号は、アンプ34を介して子機側の受話器3
6に設けられた子機スピーカに出力されている。一方、
受話器36に設けられた子機マイクにより取り込まれた
音声信号は、アンプ38を介して前記秘話処理回路32
の秘話処理部に入力されている。
【0006】従って、以上のような従来のコードレス電
話機においては、親機子機間での双方向通信において、
音声信号がデジタル秘話処理されているため、盗聴の防
止が効果的に行なえるという利点がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図3に
示した従来のコードレス電話機においては、上述したよ
うに、秘話処理回路18及び秘話処理回路32がデジタ
ル秘話処理を行なうため、いずれの回路においても音声
信号の遅延が生じ、これによって、スピーチネットワー
ク14に設けられた側音発生器から子機向けに出力され
る子機側音が大きな遅延を生ずるという問題があった。
すなわち、子機側音を親機のスピーチネットワーク14
に設けられた側音発生器にて発生させているため、子機
から親機への経路、及び親機から子機への経路、に設け
られている秘話処理にて大きな遅延を生じていた。
【0008】従って、子機12の使用者は、自己の音声
(側音)を例えば32msの後にモニタすることにな
り、エコーが生じ非常に違和感があるという問題があっ
た。
【0009】本発明は、上記従来の課題に鑑みなされた
ものであり、その目的は、子機使用者において自己の側
音を違和感なく聴くことのできるコードレス電話機を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、親機と子機とからなり、前記親機に側音
発生回路が設けられ、音声信号をデジタル秘話処理して
親機子機間で双方向通信を行うコードレス電話機におい
て、前記子機には、子機マイクによって得られた音声信
号を入力として、その音声信号の一部を側音として子機
スピーカに出力する子機側音発生回路が設けられ、前記
親機には、前記側音発生回路にて発生される子機向けの
子機側音を打ち消す子機側音消去回路が設けられたこと
を特徴とする。
【0011】
【作用】上記構成によれば、子機には、子機側音発生回
路が設けられているので、子機で自己の音声(側音)を
そのままモニタできるので、デジタル秘話処理に係る遅
延を排除して、違和感をなくすことができる。また、親
機には、子機側音消去回路が設けられているため、親機
に設けられた側音発生回路から出る遅延された子機側音
を打ち消すことができ、不要な側音発生を回避できる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。図1には、本発明に係るコードレス電話機
の全体構成が示されている。従来例と同一の構成には同
一の符号をつけ、その説明を省略する。
【0013】本実施例において、アンプ38と秘話処理
回路32との経路には、側音発生回路40の入力側が接
続されている。そして、側音発生回路40の出力側は、
アンプ34と秘話処理回路32との経路に接続されてい
る。この側音発生回路40は、子機マイクによって得ら
れた音声信号の一部を入力とし、子機スピーカへ側音を
出力するものである。すなわち、秘話処理回路32の受
話器36側にこのような側音発生回路40を設けること
により、上述した遅延の問題を回避するものである。
【0014】一方、親機10には、秘話処理回路18と
スピーチネットワーク14との間の経路に側音消去回路
42が接続されている。すなわち、この側音消去回路4
2は、本実施例においてスピーチネットワーク14に組
み込まれた側音発生器にて発生する子機側音を消去する
ためのものである。なお、本実施例ではスピーチネット
ワーク14に側音発生器が設けられているが、その他の
回路に側音発生器が設けられている場合には、その回路
の子機側の経路に、この側音消去回路42を設ける必要
がある。
【0015】図2には、側音消去回路42の具体的な構
成が示されている。この側音消去回路42は、子機側か
らの音声信号を位相反転させて、その信号をスピーチネ
ットワーク14から出る子機側音に対して加えるもので
ある。具体的には、秘話処理回路18の秘話復元側から
出た音声信号は、遅延調整回路44に入力されている。
この遅延調整回路44は、RC回路で構成されており、
スピーチネットワーク14を介して子機側に戻るループ
により生じる遅延とこの側音消去回路42にて生ずる遅
延との調整を図っている。すなわち、子機側音に対して
その位相反転した信号を正確に混合するためである。
【0016】遅延調整回路44から出力された信号は、
位相反転回路46に入力されている。本実施例におい
て、この位相反転回路46は、オペアンプで構成され、
ここにおいて、子機側音と同一のレベルの打ち消し信号
を作成している。そして、その位相反転回路46から出
力された信号は、スピーチネットワーク14から出力さ
れた子機側音信号に加えられ、この結果、子機側音が完
全に消去されている。
【0017】以上のように、本実施例によれば、子機側
で独自に側音を発生させ、従来問題視されていたデジタ
ル秘話処理に係るディレイを完全に排除することができ
るので、違和感のない子機使用を実現させることができ
る。また、本実施例によれば、親機及び子機について共
用される側音発生器から子機に向けて出力される子機側
音を完全に消去することができるので、遅延によりエコ
ーがかかった側音の発生を回避できるという効果があ
る。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
子機側においてディレイのない側音を聴くことができる
ので、デジタル秘話処理しても違和感のない通話が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコードレス電話機の全体構成を示
すブロック図である。
【図2】側音消去回路42の具体的な回路構成を示す回
路図である。
【図3】従来のコードレス電話機の全体構成を示すブロ
ック図である。
【符号の説明】
10 親機 12 子機 18,32 秘話処理回路 14 側音発生器を含むスピーチネットワーク 40 子機側音発生回路 42 子機側音消去回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04M 1/58 H04B 7/26 H04M 1/70 H04M 1/72

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】親機と子機とからなり、前記親機に側音発
    生回路が設けられ、音声信号をデジタル秘話処理して親
    機子機間で双方向通信を行うコードレス電話機におい
    て、前記子機には、子機マイクによって得られた音声信
    号を入力として、その音声信号の一部を側音として子機
    スピーカに出力する子機側音発生回路が設けられ、前記
    親機には、前記側音発生回路にて発生される子機向けの
    子機側音を打ち消す子機側音消去回路が設けられたこと
    を特徴とするコードレス電話機。
JP3096931A 1991-04-26 1991-04-26 コードレス電話機 Expired - Fee Related JP2902808B2 (ja)

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US5893034A (en) * 1994-12-09 1999-04-06 Uniden Corporation Cordless parent/slave telephone set with improved sidetone handling
JP4512961B2 (ja) * 2000-12-28 2010-07-28 住友電気工業株式会社 電力線搬送における通信方法
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JP6447763B1 (ja) * 2018-03-27 2019-01-09 株式会社ナカヨ ハンドセット

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