JPH05211495A - アナログ秘話装置 - Google Patents

アナログ秘話装置

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JPH05211495A
JPH05211495A JP1616692A JP1616692A JPH05211495A JP H05211495 A JPH05211495 A JP H05211495A JP 1616692 A JP1616692 A JP 1616692A JP 1616692 A JP1616692 A JP 1616692A JP H05211495 A JPH05211495 A JP H05211495A
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JP
Japan
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signal
transmission
adder
sequence
exclusive
Prior art date
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Pending
Application number
JP1616692A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayoshi Hiraguchi
正義 平口
Tatsuya Sakamoto
達哉 坂本
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NEC Platforms Ltd
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
NEC AccessTechnica Ltd
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Publication date
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Publication of JPH05211495A publication Critical patent/JPH05211495A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、アナログ秘話方式において第三者
による解読が困難な付加雑音を生成する雑音信号生成手
段を具備するアナログ秘話装置を提供する。 【構成】 送信側で、、送信雑音源としてのM系列信号
発生回路4,5の出力であるM系列信号を用いて排他的
論理和加算器3により排他的論理和をとり、その論理和
信号と送信側入力端子1から入力される送信信号とを加
算器2で加算し、送信側出力端子6から秘話信号として
伝送路70へ送出する。受信側では受信側入力端子7か
らの入力信号と、送信側と同等のM系列信号発生回路1
0,11、排他的論理和加算器9からの信号とをエコー
キャンセラ8に入力し、秘話処理を施し送信信号を再現
する装置を提供することで秘話の鍵の解読が困難とな
り、安定した秘話を実現するアナログ秘話装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は通信装置によって伝送さ
れる音声情報の保護のための秘話伝送方式に関し、特に
その秘話伝送を行うアナログ秘話装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来この種のエコーキャンセラを用いた
アナログ秘話方式は、エコーキャンセラの原理を用いて
送信側で送信信号に雑音を加えて送信する。受信側でそ
の送信側で加えた雑音を除去して、必要な送信信号を取
り出している。従って秘話方式の様々な特性はエコーキ
ャンセラの原理に依存する。ここで簡単にエコーキャン
セラの原理と、エコーキャンセラを用いた秘話方式につ
いて、それぞれ図を参照しつつ以下に説明する。
【0003】エコーキャンセラを用いた秘話方式の原理
を図2に示す。この図2において、送信側入力端子1は
加算器2の一方の入力端子に接続され、加算器2の出力
端子は送信側出力端子6に接続され、この送信側出力端
子6は伝送路を介して受信側入力端子7に接続されてい
る。また上記加算器2にはサンプリング周波数発生回路
54を備えるM系列信号発生回路52が接続されてい
る。このM系列信号発生回路52は受信側において、送
信雑音として用いられるM系列信号を発生する。つまり
加算器2は送信側入力端子1から入力された信号に、M
系列信号発生回路52が発生したM系列信号(雑音信
号)を単純に加算して伝送路を介して受信側の受信側入
力端子7へ送信している。
【0004】受信側入力端子7に繋がる送信信号入力端
子56は、エコーキャンセラ8にある加算器59の一方
の入力端子に接続され、加算器59の他方の入力端子に
はトランスバーサルフィルタ61の出力端子が接続され
ている。さらにこの加算器59の出力はエコーキャンセ
ラ8の送信信号出力端子58に接続され、この送信信号
出力端子58は受信側出力端子10に接続される。ま
た、トランスバーサルフィルタ61には受信信号入力端
子62を介して、サンプリング周波数発生回路64を備
えるM系列信号発生回路63が接続されている。尚、回
路63と回路64は、送信側にあるM系列信号発生回路
52とサンプリング周波数発生回路54と同等の回路で
ある。
【0005】以上の構成で送信側では、送信側入力端子
1から入力された信号のレベルに比べて十分大きなレベ
ルを持つM系列信号発生回路52からの出力信号(M系
列信号)を加算器2で加えて秘話信号として送信側出力
端子6から伝送路へと出力する。ここで送信側出力端子
6と、受信側入力端子7間の伝送路上では大きな雑音
(M系列信号)のため送信内容を傍受することは困難と
なり、秘話が実現される。
【0006】次に、受信側で受信した秘話信号を受信側
入力端子7からエコーキャンセラ8の送信信号入力端子
56に入力する。そうして送信側で発生したのと同じM
系列信号がM系列信号発生回路63で生成され、エコー
キャンセラ8の受信信号入力端子62に入力される。エ
コーキャンセラ8では、トランスバーサルフィルタ6
1、加算器59を用いて残差信号「ゼロ」にするように
雑音の消去を行う。結果としてエコーキャンセラ8の送
信信号出力端子58からの出力には、M系列信号のみが
消去された、送信側入力端子1の入力信号が再生されて
受信側出力端子10から出力される。
【0007】この秘話方式は、送信側入力端子1から入
力される送信信号に、ある特定のM系列信号を加えるこ
とで、伝送路上ではこの付加雑音に送信信号が埋もれて
送信信号の解読を困難にするものである。送信側が付加
した雑音の特性を知る者のみが、この付加雑音を除去す
ることが出来、送信信号を再現できる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したアナログ秘話
装置においては、秘話の鍵となるM系列信号(付加雑
音)は多数存在するが、鍵となるM系列信号が秘話信号
の殆んどを占めるために、M系列信号の周期を伝送路上
の信号から推測することが容易にできる。M系列信号の
周期からM系列信号が推定でき、秘話受信側の構成と同
じ回路を用いて付加雑音を除去することが可能となり、
秘話の解読が可能となる問題がある。
【0009】そこで本発明の目的は、アナログ秘話方式
において、伝送路上での推定が困難な付加雑音を発生さ
せる回路を具備するアナログ秘話装置を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の解決手段は、秘話通信によって伝送する送信
信号と伝送路上での秘話状態を保つ為の付加雑音信号と
を加算して秘話信号とする加算器を備える送信側装置
と、伝送路を介して受信した前記秘話信号から前記付加
雑音信号を除去して前記送信信号を再生するエコーキャ
ンセラを備えた受信側装置とからなるアナログ秘話装置
において、前記送信側装置に、M系列信号を出力する少
なくとも二つのM系列信号発生回路と、これらのM系列
信号発生回路が出力するM系列信号の排他的論理和を求
めて前記付加雑音信号とする排他的論理和加算器とを備
え、前記受信側装置に、前記送信側装置のM系列信号発
生回路と同等のM系列信号を発生する、前記送信側装置
と同数のM系列信号発生回路と、これらのM系列信号発
生回路が出力するM系列信号の排他的論理和を求めて前
記送信側装置で付加した付加雑音信号を生成して前記エ
コーキャンセラに入力する排他的論理和加算器とを備え
ることを特徴とする。
【0011】
【実施例】以下に本発明の一実施例について図1を用い
て説明する。図1は本発明の一実施例の構成ブロック図
であり、この図1において、送信側装置の送信側入力端
子1は加算器2の一方の入力端子に接続され、他方の入
力端子には排他的論理和加算器3の出力端子が接続され
ている。そして加算器2の出力端子は送信側出力端子6
に接続されている。この送信側出力端子6から伝送路7
0に送出された秘話信号は受信側入力端子7へと入力さ
れるように接続されている。また、上記排他的論理和加
算器3の二つの入力端子にはM系列信号発生回路4,5
が各々接続されている。
【0012】上記受信側入力端子7はエコーキャンセラ
8の送信信号入力端子56に接続され、さらにエコーキ
ャンセラ8の受信信号入力端子62には排他的論理和加
算器9の出力端子が接続されている。この排他的論理和
加算器9の二つの入力端子には、M系列信号発生回路1
0,11が接続されている。そうしてエコーキャンセラ
8の送信信号出力端子58は受信側装置の受信側出力端
子12に接続され、この受信側出力端子12から送信信
号が再生されて出力される。
【0013】以上の構成において以下その動作について
説明する。排他的論理和加算器3は、M系列信号発生回
路4,5から入力される二種類のM系列信号の排他的論
理和を求めて、伝送路70での秘話状態を保つ付加雑音
としている。この付加雑音は加算器2にて送信側入力端
子1から入力された送信信号と加算され送信側出力端子
6を介して伝送路70へと送出されている。このように
送信側装置で付加される付加雑音は、従来とは異なり、
複数のM系列信号発生回路4を用いて生成した複数のM
系列信号から求めた排他的論理和信号としている。ここ
ではM系列信号発生回路を二つ用いたが、当然に三個以
上の回路を用いたものでもよい。
【0014】さて次に受信側装置の動作について説明す
る。伝送路70を伝送されて受信側入力端子7から入力
される秘話信号は、エコーキャンセラ8に入力され、送
信側と同様な手段で作成される雑音信号を用いて送信側
で付加した付加雑音信号を除去している。つまり、M系
列信号発生回路4と同等なM系列信号を発生するM系列
信号発生回路10と、M系列信号発生回路5と同等なM
系列信号を発生するM系列信号発生回路11から各々出
力される二つのM系列信号の排他的論理和信号を排他的
論理和加算器9で求めてエコーキャンセラ8に入力し
て、このエコーキャンセラ8で付加雑音を除去する。
【0015】尚、受信側のM系列信号発生回路の個数及
びその特性は、送信側にあるM系列信号発生回路と同等
である。
【0016】このように、送信側、受信側双方で付加し
たり除去したりする付加雑音を、複数のM系列信号発生
回路によって生成した複数のM系列信号から排他的論理
和を求めた。これにより、従来のような伝送路70上で
送信信号を傍受等するため、M系列信号の周期を検出し
て送信側で付加された雑音信号を推測して除去すること
が極めて困難となっている。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればエ
コーキャンセラを用いた秘話方式において、伝送路上で
の秘話状態を保つための付加雑音信号を、複数のM系列
信号発生回路で生成したM系列信号を排他的論理和して
作成するようにしたので、伝送路上の秘話信号から付加
雑音信号の周期を検出することが困難であり、しかも仮
にその周期が検出できたとしても直ちに、付加雑音であ
るM系列信号を推定することが出来ない。これによって
解読困難な秘話通信を可能とするアナログ秘話装置を実
現できることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に関するものであり、その構
成ブロック図である。
【図2】従来の構成ブロック図である。
【符号の説明】
1 送信側入力端子 2,59 加算器 3,9 排他的論理和加算器 4,5,10,11,52,63 M系列信号発生回路 6 送信側出力端子 7 受信側入力端子 8 エコーキャンセラ 12 受信側出力端子 27 受信信号出力端子 54,64 サンプリング周波数発生回路 61 トランスバーサルフィルタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】秘話通信によって伝送する送信信号と伝送
    路上での秘話状態を保つ為の付加雑音信号とを加算して
    秘話信号とする加算器を備える送信側装置と、伝送路を
    介して受信した前記秘話信号から前記付加雑音信号を除
    去して前記送信信号を再生するエコーキャンセラを備え
    た受信側装置とからなるアナログ秘話装置において、 前記送信側装置に、 M系列信号を出力する少なくとも二つのM系列信号発生
    回路と、 これらのM系列信号発生回路が出力するM系列信号の排
    他的論理和を求めて前記付加雑音信号とする排他的論理
    和加算器とを備え、 前記受信側装置に、 前記送信側装置のM系列信号発生回路と同等のM系列信
    号を発生する、前記送信側装置と同数のM系列信号発生
    回路と、 これらのM系列信号発生回路が出力するM系列信号の排
    他的論理和を求めて前記送信側装置で付加した付加雑音
    信号を生成して前記エコーキャンセラに入力する排他的
    論理和加算器とを備えることを特徴とするアナログ秘話
    装置。
JP1616692A 1992-01-31 1992-01-31 アナログ秘話装置 Pending JPH05211495A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008056667A1 (fr) * 2006-11-10 2008-05-15 Laputa, Inc. Système de gestion d'informations et système de cryptage
WO2023181270A1 (ja) * 2022-03-24 2023-09-28 日本電気株式会社 通信システム、通信方法及び通信プログラム

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