JP2867294B2 - 道路橋の伸縮遊間の構造 - Google Patents

道路橋の伸縮遊間の構造

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JP2867294B2 JP20419890A JP20419890A JP2867294B2 JP 2867294 B2 JP2867294 B2 JP 2867294B2 JP 20419890 A JP20419890 A JP 20419890A JP 20419890 A JP20419890 A JP 20419890A JP 2867294 B2 JP2867294 B2 JP 2867294B2
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博史 下川
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、道路橋の遊間にポリウレタン樹脂発泡体か
らなるバックアップ材を配置しその上に弾性シール材を
充填し、その上方にフィンガプレートを配置する形式の
伸縮遊間の構造に関するものである。
(従来技術とその問題点) この種の伸縮継手は、特開昭58−160402号においてす
でに知られている。
上記技術では、バックアップ材を逆二等辺三角形状の
透孔を長手方向に貫設した平板状に構成し、道路基盤の
熱膨張によって遊間が収縮した際に、バックアップ材が
無理なく下方へ屈曲するようにし、これによって弾性シ
ール材が路面側へ突出したり、遊間内で挫屈したりする
のを防止している。
しかしながら、この構成のバックアップ材は、空洞の
断面形状の変化を利用して伸縮を吸収しているため、伸
縮幅が5〜150mm程度の小さい伸縮幅に適用することが
できるが、それ以上に大きい幅の遊間の伸縮に追随させ
ることができない。
近時の道路橋は、車両が遊間を通過する際のの振動や
騒音を減少させるために、遊間の数を減らす傾向にあ
る。そのため、桁が長く構成され、400mm程度の伸縮幅
を持つ遊間が出現してきている。
遊間の大型化に対応する弾性シール材は開発されてい
るものの、弾性シール材を支えると共にその体積変化を
吸収できるバックアップ材の伸縮追随性が未だ不十分で
あり、遊間圧縮時において弾性シール材を上面側へ隆起
させて路面に突出させたり、或いは下面側へ突出して挫
屈させる等の不都合があった。
また、遊間伸長時には、フィンガプレートと弾性シー
ル材との間に隙間が発生する。この隙間は「下がり」と
して把握されており、一旦圧縮させられたバックアップ
材の残留歪みに基因して発生するものである。「下が
り」が発生すると、フィンガプレートと弾性シール材と
の間に小石等が侵入滞留して、遊間の円滑な伸縮を阻害
する原因となるため、少なくとも自動車のタイヤ溝内に
挟まれて運ばれてくる小石(直径5mm程度)が入らない
ようにしておく必要がある。
(技術的課題) 本発明は、道路橋の遊間にポリウレタン樹脂発泡体か
らなるバックアップ材を配置しその上に弾性シール材を
充填し、その上方にフィンガプレートを配置する形式の
伸縮遊間において、バックアップ材の伸縮時に適正な追
随性を与えることを課題としたものである。
(技術的手段) この技術的課題を解決するための技術的手段は、 (イ)ポリウレタン樹脂を気泡の連続した発泡体で構成
し、 (ロ)その上面に円弧状の膨出部を全長にわたって形成
すること、 である。
この場合、上記技術的手段に加えて、弾性シール材と
フィンガプレートとの間に気泡を連通させた発泡体から
なる防塵材層を形成することができる。
(技術的手段の作用) 気泡の連続した発泡ポリウレタン樹脂は、極めて弾力
性の高い素材であり、伸縮時に追随性を持たせることが
でき、圧縮時の弾性シール材の体積変化を吸収すること
ができる。
この発泡体の上面を全長にわたって円弧状に突出させ
ると、遊間が収縮してバックアップ材が体積を減少させ
ようとしても円弧状の突出部分が存在しているために、
バックアップ材自体の支持機能が高まり、これが挫屈し
てしまうことはなく、バックアップ材と弾性シール材と
の境界に凹みが発生することはない。この場合、発泡ポ
リウレタン樹脂としては、圧縮残留歪の小さいものを使
用することが望ましい。
発泡防塵材層は、遊間収縮時における弾性シール材の
体積変化を吸収すると共に、フィンガプレートと弾性シ
ール材の中間層として、フィンガプレートを円滑に移動
させることができる。
従って、バックアップ材は体積を減少させつつ自らを
支持し、且つ弾性シール材の体積変化を吸収できる。伸
縮に対して極めて追随性良いものとなる。
(本発明の効果) バックアップ材を遊間の伸縮に適正に追随させられる
結果、遊間の収縮時にバックアップ材が変形して弾性シ
ール材が路面側へ隆起したり挫屈したりすることがなく
なり、安定した路面を確保できる利点がある。
また、バックアップ材の伸縮が適正であることは、シ
ール材の機能を完全に果たさせられることを意味し、遊
間における防水乃至止水を長期にわったって保証できる
利点がある。
また、発泡防塵材層を使用した場合には、これが直射
日光を遮断して弾性シール材の紫外線劣化を防止するた
め、シール材の耐久性を向上させられる利点がある。
(実施例) 次に、上記技術的手段の具体例について説明する。
第1図は、ステンレス製の樋(2)を利用した非排水
型の伸縮装置(1)の縦断面を示したものである。
この実施例では、樋(2)の底部内に、圧縮残留歪10
%以下、硬度20kg以下、反発弾性30%以上とした連通気
泡のポリウレタンフォームを充填してバックアップ材
(5)を形成した。バックアップ材(5)の上面には円
弧状の膨出部(6)が形成してあって、その中央部は、
バックアップ材(5)の深さの約15%程度になるように
膨出させている。尚、円弧状の膨出部(6)の厚さは、
ポリウレタンフォームの硬度や反発弾性を考慮して設計
することになる。
バックアップ材(5)上には、ポリブタジェン系の弾
性シール材(7)を充填しているが、このシール材は他
のゴム状弾性体を使用することもできる。
弾性シール材(7)とフィンガプレート(9)との間
には連通気泡のEPDMからなる発泡シートが防塵材(8)
として配置してある。このシート体は、EPDMの他、ウレ
タン樹脂やポリエチレン等の発泡体であっても良い。
バックアップ材(5)及び防塵材(8)として使用す
る発泡体は、気泡の全部又は一部を連通させたものを使
用する。一部を連通させた発泡体は、独立気泡の発泡体
に針状体を突き刺して気泡を強制的に連通させて成形す
る。
遊間(10)が収縮すると、樋(2)はその底部が下方
が撓んでバックアップ材(5)全体が下方へ移動しよう
とするが、上面に凸状となっているために、バックアッ
プ材(5)の上面が凹むことがない。
従って、収縮させられる弾性シールが挫屈するおそれ
もない。
第2図は、腹板(12)を利用した非排水型伸縮装置
(11)の断面図であり、桁(15)(15)端から遊間(1
0)内へ突出させた腹板(12)(12)上に、前記実施例
と同様のバックアップ材(5)、弾性シール材(7)及
び防塵材(8)をこの順で積層させている。
この実施例では遊間(10)の収縮時にはバックアップ
材(5)の一部が腹板(12)(12)の間から下方へ突出
するが、表面が凸状となっているために、バックアップ
材(5)の上面が凹むことがない。
【図面の簡単な説明】
図面は、上記技術的手段の具体例を説明するためのもの
で、第1図は遊間の伸縮装置の断面図、第2図は他の実
施例における伸縮装置の断面図である。 (1)(11)伸縮装置、(2)樋、(5)バックアップ
材、(6)膨出部、(7)シール材、(8)防塵材、
(10)遊間、(11)腹板、(15)桁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)特許権者 999999999 日本車輌製造株式会社 愛知県名古屋市熱田区三本松町1番1号 (73)特許権者 999999999 大谷櫻井鐵工株式会社 東京都品川区北品川5丁目4番14号 (73)特許権者 999999999 森 喜仁 大阪府茨木市山手台3―14―17 (72)発明者 下川 博史 大阪府大阪市東成区中道3丁目15番16号 中井商工株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−64604(JP,A) 特開 平2−296904(JP,A) 特開 昭62−13602(JP,A) 特開 昭61−28602(JP,A) 実開 昭60−53805(JP,U) 実開 昭59−188503(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E01C 11/02 E01D 19/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】道路橋の遊間にポリウレタン樹脂発泡体か
    らなるバックアップ材を配置してその上に弾性シール材
    を装填し、その上方にフィンガプレートを配置する形式
    の伸縮遊間において、ポリウレタン樹脂を気泡の連通し
    た発泡体で構成し、その上面に円弧状の膨出部を全長に
    わたって形成した道路橋の伸縮遊間の構造。
  2. 【請求項2】弾性シール材とフィンガプレートとの間に
    連通気泡発泡体からなる防塵材層を形成した請求項1に
    記載の伸縮遊間の構造。
JP20419890A 1990-08-01 1990-08-01 道路橋の伸縮遊間の構造 Expired - Lifetime JP2867294B2 (ja)

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CN109750597B (zh) * 2017-11-07 2024-05-10 河北宝力工程装备股份有限公司 桥梁悬臂防水防尘伸缩装置及其施工方法
CN114716938B (zh) * 2022-04-20 2023-11-28 河南万里交通科技集团股份有限公司 用于沥青路面反射裂缝的应力吸收材料及施工方法

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