JP2867294B2 - 道路橋の伸縮遊間の構造 - Google Patents
道路橋の伸縮遊間の構造Info
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- JP2867294B2 JP2867294B2 JP20419890A JP20419890A JP2867294B2 JP 2867294 B2 JP2867294 B2 JP 2867294B2 JP 20419890 A JP20419890 A JP 20419890A JP 20419890 A JP20419890 A JP 20419890A JP 2867294 B2 JP2867294 B2 JP 2867294B2
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Description
らなるバックアップ材を配置しその上に弾性シール材を
充填し、その上方にフィンガプレートを配置する形式の
伸縮遊間の構造に関するものである。
でに知られている。
透孔を長手方向に貫設した平板状に構成し、道路基盤の
熱膨張によって遊間が収縮した際に、バックアップ材が
無理なく下方へ屈曲するようにし、これによって弾性シ
ール材が路面側へ突出したり、遊間内で挫屈したりする
のを防止している。
断面形状の変化を利用して伸縮を吸収しているため、伸
縮幅が5〜150mm程度の小さい伸縮幅に適用することが
できるが、それ以上に大きい幅の遊間の伸縮に追随させ
ることができない。
騒音を減少させるために、遊間の数を減らす傾向にあ
る。そのため、桁が長く構成され、400mm程度の伸縮幅
を持つ遊間が出現してきている。
るものの、弾性シール材を支えると共にその体積変化を
吸収できるバックアップ材の伸縮追随性が未だ不十分で
あり、遊間圧縮時において弾性シール材を上面側へ隆起
させて路面に突出させたり、或いは下面側へ突出して挫
屈させる等の不都合があった。
ル材との間に隙間が発生する。この隙間は「下がり」と
して把握されており、一旦圧縮させられたバックアップ
材の残留歪みに基因して発生するものである。「下が
り」が発生すると、フィンガプレートと弾性シール材と
の間に小石等が侵入滞留して、遊間の円滑な伸縮を阻害
する原因となるため、少なくとも自動車のタイヤ溝内に
挟まれて運ばれてくる小石(直径5mm程度)が入らない
ようにしておく必要がある。
らなるバックアップ材を配置しその上に弾性シール材を
充填し、その上方にフィンガプレートを配置する形式の
伸縮遊間において、バックアップ材の伸縮時に適正な追
随性を与えることを課題としたものである。
し、 (ロ)その上面に円弧状の膨出部を全長にわたって形成
すること、 である。
フィンガプレートとの間に気泡を連通させた発泡体から
なる防塵材層を形成することができる。
性の高い素材であり、伸縮時に追随性を持たせることが
でき、圧縮時の弾性シール材の体積変化を吸収すること
ができる。
ると、遊間が収縮してバックアップ材が体積を減少させ
ようとしても円弧状の突出部分が存在しているために、
バックアップ材自体の支持機能が高まり、これが挫屈し
てしまうことはなく、バックアップ材と弾性シール材と
の境界に凹みが発生することはない。この場合、発泡ポ
リウレタン樹脂としては、圧縮残留歪の小さいものを使
用することが望ましい。
体積変化を吸収すると共に、フィンガプレートと弾性シ
ール材の中間層として、フィンガプレートを円滑に移動
させることができる。
支持し、且つ弾性シール材の体積変化を吸収できる。伸
縮に対して極めて追随性良いものとなる。
結果、遊間の収縮時にバックアップ材が変形して弾性シ
ール材が路面側へ隆起したり挫屈したりすることがなく
なり、安定した路面を確保できる利点がある。
ール材の機能を完全に果たさせられることを意味し、遊
間における防水乃至止水を長期にわったって保証できる
利点がある。
日光を遮断して弾性シール材の紫外線劣化を防止するた
め、シール材の耐久性を向上させられる利点がある。
型の伸縮装置(1)の縦断面を示したものである。
%以下、硬度20kg以下、反発弾性30%以上とした連通気
泡のポリウレタンフォームを充填してバックアップ材
(5)を形成した。バックアップ材(5)の上面には円
弧状の膨出部(6)が形成してあって、その中央部は、
バックアップ材(5)の深さの約15%程度になるように
膨出させている。尚、円弧状の膨出部(6)の厚さは、
ポリウレタンフォームの硬度や反発弾性を考慮して設計
することになる。
性シール材(7)を充填しているが、このシール材は他
のゴム状弾性体を使用することもできる。
には連通気泡のEPDMからなる発泡シートが防塵材(8)
として配置してある。このシート体は、EPDMの他、ウレ
タン樹脂やポリエチレン等の発泡体であっても良い。
る発泡体は、気泡の全部又は一部を連通させたものを使
用する。一部を連通させた発泡体は、独立気泡の発泡体
に針状体を突き刺して気泡を強制的に連通させて成形す
る。
が撓んでバックアップ材(5)全体が下方へ移動しよう
とするが、上面に凸状となっているために、バックアッ
プ材(5)の上面が凹むことがない。
もない。
(11)の断面図であり、桁(15)(15)端から遊間(1
0)内へ突出させた腹板(12)(12)上に、前記実施例
と同様のバックアップ材(5)、弾性シール材(7)及
び防塵材(8)をこの順で積層させている。
材(5)の一部が腹板(12)(12)の間から下方へ突出
するが、表面が凸状となっているために、バックアップ
材(5)の上面が凹むことがない。
で、第1図は遊間の伸縮装置の断面図、第2図は他の実
施例における伸縮装置の断面図である。 (1)(11)伸縮装置、(2)樋、(5)バックアップ
材、(6)膨出部、(7)シール材、(8)防塵材、
(10)遊間、(11)腹板、(15)桁
Claims (2)
- 【請求項1】道路橋の遊間にポリウレタン樹脂発泡体か
らなるバックアップ材を配置してその上に弾性シール材
を装填し、その上方にフィンガプレートを配置する形式
の伸縮遊間において、ポリウレタン樹脂を気泡の連通し
た発泡体で構成し、その上面に円弧状の膨出部を全長に
わたって形成した道路橋の伸縮遊間の構造。 - 【請求項2】弾性シール材とフィンガプレートとの間に
連通気泡発泡体からなる防塵材層を形成した請求項1に
記載の伸縮遊間の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20419890A JP2867294B2 (ja) | 1990-08-01 | 1990-08-01 | 道路橋の伸縮遊間の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20419890A JP2867294B2 (ja) | 1990-08-01 | 1990-08-01 | 道路橋の伸縮遊間の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0489902A JPH0489902A (ja) | 1992-03-24 |
JP2867294B2 true JP2867294B2 (ja) | 1999-03-08 |
Family
ID=16486458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20419890A Expired - Lifetime JP2867294B2 (ja) | 1990-08-01 | 1990-08-01 | 道路橋の伸縮遊間の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2867294B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106835968B (zh) * | 2017-02-15 | 2019-03-19 | 许昌义 | 带有清扫机构的桥梁伸缩缝 |
CN109750597B (zh) * | 2017-11-07 | 2024-05-10 | 河北宝力工程装备股份有限公司 | 桥梁悬臂防水防尘伸缩装置及其施工方法 |
CN114716938B (zh) * | 2022-04-20 | 2023-11-28 | 河南万里交通科技集团股份有限公司 | 用于沥青路面反射裂缝的应力吸收材料及施工方法 |
-
1990
- 1990-08-01 JP JP20419890A patent/JP2867294B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0489902A (ja) | 1992-03-24 |
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