JPH0334085Y2 - - Google Patents
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- JPH0334085Y2 JPH0334085Y2 JP5264787U JP5264787U JPH0334085Y2 JP H0334085 Y2 JPH0334085 Y2 JP H0334085Y2 JP 5264787 U JP5264787 U JP 5264787U JP 5264787 U JP5264787 U JP 5264787U JP H0334085 Y2 JPH0334085 Y2 JP H0334085Y2
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Landscapes
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(考案の技術分野)
この考案は、靴底用衝撃吸収材に関するもので
ある。
ある。
(従来技術)
従来、特開昭59−196331号、実公昭61−25370
号等によつて靴底用衝撃吸収材として低反発弾性
ゴム発泡体または不完全架橋のウレタン発泡体等
の固体状の低反発弾性発泡体が提案されいる。
号等によつて靴底用衝撃吸収材として低反発弾性
ゴム発泡体または不完全架橋のウレタン発泡体等
の固体状の低反発弾性発泡体が提案されいる。
しかしながら、これらの靴底用衝撃吸収材を靴
底中に埋設して着用した場合、通常の歩行のよう
に着地圧が比較的小さな場合は着地衝撃圧は吸収
され易いが、歩行ジヤンプ時のように着地圧衝撃
圧が大きい場合は着地衝撃圧を充分に吸収できな
い欠点があつた。
底中に埋設して着用した場合、通常の歩行のよう
に着地圧が比較的小さな場合は着地衝撃圧は吸収
され易いが、歩行ジヤンプ時のように着地圧衝撃
圧が大きい場合は着地衝撃圧を充分に吸収できな
い欠点があつた。
(考案の解決しようとする問題点)
この考案はこれらの欠点を除去し、歩行または
ジヤンプ時のように着地衝撃圧が大きい場合でも
優れた衝撃吸収性を有する靴底用衝撃吸収材を提
供しようとするものである。
ジヤンプ時のように着地衝撃圧が大きい場合でも
優れた衝撃吸収性を有する靴底用衝撃吸収材を提
供しようとするものである。
(問題点を解決するための手段並びに実施例)
以下この考案を実施図面によつて説明すれば、
この考案は、SRIS−0101による硬度が50゜〜80゜で
片面に凹凸11,11…を有する低反発弾性発泡
体1の凹凸面10に、凹部111,111…によ
る空隙2を残して、JISK2530−1976−50g荷重針
入度が30〜150のゲル状粘弾性物質3を重層した
ことを特徴とする靴底用衝撃吸収材を考案の要旨
とするもである。
この考案は、SRIS−0101による硬度が50゜〜80゜で
片面に凹凸11,11…を有する低反発弾性発泡
体1の凹凸面10に、凹部111,111…によ
る空隙2を残して、JISK2530−1976−50g荷重針
入度が30〜150のゲル状粘弾性物質3を重層した
ことを特徴とする靴底用衝撃吸収材を考案の要旨
とするもである。
この考案において低反発弾性発泡体1として
は、ゴム、エチレンと酢酸ビニルとの共重合樹脂
等の弾性材料に通常以上の粘着剤を添加して発泡
架橋させたもの、不完全架橋のウレタン発泡体等
ぎよく知られている。これらの発泡体は流動変形
性は極めて少さいが高い粘弾性特性を有し、その
高い性挙動によつて衝撃波を熱エネルギーに変換
して自己吸収する性質を有するものである。
は、ゴム、エチレンと酢酸ビニルとの共重合樹脂
等の弾性材料に通常以上の粘着剤を添加して発泡
架橋させたもの、不完全架橋のウレタン発泡体等
ぎよく知られている。これらの発泡体は流動変形
性は極めて少さいが高い粘弾性特性を有し、その
高い性挙動によつて衝撃波を熱エネルギーに変換
して自己吸収する性質を有するものである。
この考案において低反発弾性ゴム発泡体1の
SRIS−0101による硬度を50゜〜80゜に限定したの
は、その硬度がそれ以下となれば、柔らかすぎて
小さな衝撃で容易に圧縮変形され、それ自体の衝
撃吸収性が低下するのは勿論のことであるが、そ
のゲル状粘弾性物質3の衝撃吸収性をも低下させ
ることになり、また硬度がそれ以上となれば、そ
のゲル状物3に対する圧縮性はよくなるが、それ
自体の圧縮変形性が小さくなり、それ自体の衝撃
吸収性が低下するからである。
SRIS−0101による硬度を50゜〜80゜に限定したの
は、その硬度がそれ以下となれば、柔らかすぎて
小さな衝撃で容易に圧縮変形され、それ自体の衝
撃吸収性が低下するのは勿論のことであるが、そ
のゲル状粘弾性物質3の衝撃吸収性をも低下させ
ることになり、また硬度がそれ以上となれば、そ
のゲル状物3に対する圧縮性はよくなるが、それ
自体の圧縮変形性が小さくなり、それ自体の衝撃
吸収性が低下するからである。
この考案において低反発弾性発泡体1の表面に
形成される凹凸11,11…は、ゲル状物3の厚
みによつても相違するが、凹部111,111…
が凹凸11,11…が形成されたその表面積の30
〜80%を占めるように形成し、凹部111,11
1…の深さが凸部112,112…を含む低反発
弾性発泡体1の厚みの20〜70%となるように設計
されることが好ましい、凹部111,111…の
占有面積並びに深さがそれ以下となれば、衝撃が
負荷された時、ゲル状粘弾性物質3を、低反発弾
性発泡体1の表面に形成された凹部111,11
1…によつて形成された空隙2.2…中に流動変
形流入させることがきず衝撃吸収性が低下するき
ないがあり、また凹部111,111…の占有面
積並びに深さがそれ以上となれば、低反発弾性発
泡体1の永久歪が大きくなり耐久性と衝撃吸収性
が低下するきらいがある。
形成される凹凸11,11…は、ゲル状物3の厚
みによつても相違するが、凹部111,111…
が凹凸11,11…が形成されたその表面積の30
〜80%を占めるように形成し、凹部111,11
1…の深さが凸部112,112…を含む低反発
弾性発泡体1の厚みの20〜70%となるように設計
されることが好ましい、凹部111,111…の
占有面積並びに深さがそれ以下となれば、衝撃が
負荷された時、ゲル状粘弾性物質3を、低反発弾
性発泡体1の表面に形成された凹部111,11
1…によつて形成された空隙2.2…中に流動変
形流入させることがきず衝撃吸収性が低下するき
ないがあり、また凹部111,111…の占有面
積並びに深さがそれ以上となれば、低反発弾性発
泡体1の永久歪が大きくなり耐久性と衝撃吸収性
が低下するきらいがある。
この考案においてゲル状粘弾性物質3とは、固
体状ゴム乃至成樹脂と液体ゴム乃至はプラスチゾ
ルの中間的な物資で、具体的には液状ポリイソプ
レンゴム、液状ブタジエンゴム、液状シリコンゴ
ム、液状ポリウレタンゴム等の液状ゴムに通常の
固体ゴムの成形に使用される通常量以下の架橋剤
を添加することによつて、液状ゴムを部分的に架
橋し、または塩化ビニルプラスチゾルのようなプ
ラスチゾルをゲル化したものであり、これらのゲ
ル状粘弾性物質3は架橋の度合、即ちJSK−2530
−1976−50gによる針入度が30〜150の範囲にお
いて、高い粘性変形と自己保形復元性を示し、衝
撃圧で可逆的に良好な粘性変形を示し、粘性変形
時に内部摩察よつて衝撃エネルギーが熱エネルギ
ーに変換され、衝撃が自己吸収されるため、比較
的大きな衝撃に対して優れた衝撃吸収性を示すこ
とが判明した。ゲル状粘弾性物質3の針入度がそ
れ以下となれば、固体に近い状態となり衝撃圧に
よる粘性変形性が悪くなり衝撃吸収性が低下し、
また、ゲル状粘弾性物質3の針入度がそれ以上と
なれば、液体に近い状態となり変形後の自己保形
復元性が低下し、耐久性と衝撃吸収性が低下する
欠点がある。
体状ゴム乃至成樹脂と液体ゴム乃至はプラスチゾ
ルの中間的な物資で、具体的には液状ポリイソプ
レンゴム、液状ブタジエンゴム、液状シリコンゴ
ム、液状ポリウレタンゴム等の液状ゴムに通常の
固体ゴムの成形に使用される通常量以下の架橋剤
を添加することによつて、液状ゴムを部分的に架
橋し、または塩化ビニルプラスチゾルのようなプ
ラスチゾルをゲル化したものであり、これらのゲ
ル状粘弾性物質3は架橋の度合、即ちJSK−2530
−1976−50gによる針入度が30〜150の範囲にお
いて、高い粘性変形と自己保形復元性を示し、衝
撃圧で可逆的に良好な粘性変形を示し、粘性変形
時に内部摩察よつて衝撃エネルギーが熱エネルギ
ーに変換され、衝撃が自己吸収されるため、比較
的大きな衝撃に対して優れた衝撃吸収性を示すこ
とが判明した。ゲル状粘弾性物質3の針入度がそ
れ以下となれば、固体に近い状態となり衝撃圧に
よる粘性変形性が悪くなり衝撃吸収性が低下し、
また、ゲル状粘弾性物質3の針入度がそれ以上と
なれば、液体に近い状態となり変形後の自己保形
復元性が低下し、耐久性と衝撃吸収性が低下する
欠点がある。
この考案において低反発弾性発泡体1とゲル状
粘弾性物質3とは非接着状態で重層されていても
よいし、接着状態で重層されていてもよい。そし
て低反発弾性発泡体1とゲル状粘弾性物質3のと
を重層するに当つてゲル状粘弾性物質3の外周側
辺部に溝2′を形成して、ゲル状粘弾性物質3に
衝撃圧が付加された場合のゲル状粘弾性物質3の
外周側辺部方向に対する粘性変形を溝2′によつ
て吸収するようにしておけば、粘性変形時にゲル
状粘弾性物質3の外周側縁31が低反発弾性発泡
体1の外周側縁12を越えて変形流動することが
ないので、この考案の靴底用衝撃吸収材をコンパ
クト化することができる。またゲル状粘弾性物質
3の他方の面には、金属板または硬質合成樹脂板
からなる拘束板4を重層接着しておけば、ゲル状
粘弾性物質3が衝撃圧で粘性変形しようする場
合、他方の面が拘束板4で拘束されているので、
粘弾性物質にせん断変形が生じ、せん断変形によ
つて付加的に衝撃が吸収されるので衝撃吸収性が
一層改善され、しかも拘束板4が着地時に安定板
として作用するので靴底の横振れが防止されるこ
とになる。
粘弾性物質3とは非接着状態で重層されていても
よいし、接着状態で重層されていてもよい。そし
て低反発弾性発泡体1とゲル状粘弾性物質3のと
を重層するに当つてゲル状粘弾性物質3の外周側
辺部に溝2′を形成して、ゲル状粘弾性物質3に
衝撃圧が付加された場合のゲル状粘弾性物質3の
外周側辺部方向に対する粘性変形を溝2′によつ
て吸収するようにしておけば、粘性変形時にゲル
状粘弾性物質3の外周側縁31が低反発弾性発泡
体1の外周側縁12を越えて変形流動することが
ないので、この考案の靴底用衝撃吸収材をコンパ
クト化することができる。またゲル状粘弾性物質
3の他方の面には、金属板または硬質合成樹脂板
からなる拘束板4を重層接着しておけば、ゲル状
粘弾性物質3が衝撃圧で粘性変形しようする場
合、他方の面が拘束板4で拘束されているので、
粘弾性物質にせん断変形が生じ、せん断変形によ
つて付加的に衝撃が吸収されるので衝撃吸収性が
一層改善され、しかも拘束板4が着地時に安定板
として作用するので靴底の横振れが防止されるこ
とになる。
以上のようにして構成された靴底用衝撃吸収材
は、外底、中間底、中底等の靴底の適宜個所に埋
設あるいは重層装着されて使用されるものである
が、靴底に対する装着に当つては低反発弾性発泡
体1またはゲル状粘弾性物質3のいずれを下方ま
たは上面に面させてもよい。
は、外底、中間底、中底等の靴底の適宜個所に埋
設あるいは重層装着されて使用されるものである
が、靴底に対する装着に当つては低反発弾性発泡
体1またはゲル状粘弾性物質3のいずれを下方ま
たは上面に面させてもよい。
(考案の効果)
この考案は以上のように構成されてているの
で、着地衝撃圧は低反発弾性発泡体1の低反発性
とゲル状粘弾性物質3の粘性変形によつて吸収さ
れるものであるが、それらの界面においてゲル状
粘弾性物質が着地衝撃圧によつて粘性変形して低
反発弾性発泡体1の凹部111,111…によつ
て形成された空隙2.2…に変形流入され、それ
らの界面におけるゲル状粘弾性物質の粘性変形の
領域が空隙2.2…によつて著しく拡大されてお
り、ゲル状粘弾性物質3の大きな衝撃に対する良
好な衝撃吸収性とあいまつて、大きな衝撃に対し
て優れた衝撃吸収性を発揮し、またゲル状粘弾性
物質3によつてて完全に吸収できなかつた大きな
衝撃もゲル状粘弾性物質3によつて著しく減衰さ
れ、減衰された衝撃は再度低反発弾性発泡体1に
よつて吸収される。
で、着地衝撃圧は低反発弾性発泡体1の低反発性
とゲル状粘弾性物質3の粘性変形によつて吸収さ
れるものであるが、それらの界面においてゲル状
粘弾性物質が着地衝撃圧によつて粘性変形して低
反発弾性発泡体1の凹部111,111…によつ
て形成された空隙2.2…に変形流入され、それ
らの界面におけるゲル状粘弾性物質の粘性変形の
領域が空隙2.2…によつて著しく拡大されてお
り、ゲル状粘弾性物質3の大きな衝撃に対する良
好な衝撃吸収性とあいまつて、大きな衝撃に対し
て優れた衝撃吸収性を発揮し、またゲル状粘弾性
物質3によつてて完全に吸収できなかつた大きな
衝撃もゲル状粘弾性物質3によつて著しく減衰さ
れ、減衰された衝撃は再度低反発弾性発泡体1に
よつて吸収される。
従つて走行、ジヤンプ時におけるように着地衝
撃圧が大きい場合でも衝撃吸収作用が完壁である
る。
撃圧が大きい場合でも衝撃吸収作用が完壁である
る。
図面は実施例を示すものであつて、第1図はそ
の見取り図であり、第2図は第1図のA−A線に
おける断面図であり、第3図は衝撃が付加された
状態での第1図のA−A線における断面図であ
り、第4図はこの考案の靴底用衝撃吸収材を中底
下面の踵部に装着した靴の要部断面図である。 符合の設明、1……低反発弾性発泡体、10…
…凹凸面、11……凹凸、111……凹部、11
2……凸部、12……外周側縁、2……空隙、
2′……溝、3……ゲル状粘弾性物質、31……
外周側縁、4……拘束板。
の見取り図であり、第2図は第1図のA−A線に
おける断面図であり、第3図は衝撃が付加された
状態での第1図のA−A線における断面図であ
り、第4図はこの考案の靴底用衝撃吸収材を中底
下面の踵部に装着した靴の要部断面図である。 符合の設明、1……低反発弾性発泡体、10…
…凹凸面、11……凹凸、111……凹部、11
2……凸部、12……外周側縁、2……空隙、
2′……溝、3……ゲル状粘弾性物質、31……
外周側縁、4……拘束板。
Claims (1)
- SRIS−0101による硬度が50゜〜80゜で片面に凹凸
11,11…を有する低反発弾性発泡体1の凹凸
面10に、凹部111,111…による空隙2を
残して、JISK2530−1976−50g荷重針入度が30〜
150のゲル状粘弾性物質3を重層したことを特徴
とする靴底用衝撃吸収材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5264787U JPH0334085Y2 (ja) | 1987-04-06 | 1987-04-06 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5264787U JPH0334085Y2 (ja) | 1987-04-06 | 1987-04-06 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63159501U JPS63159501U (ja) | 1988-10-19 |
JPH0334085Y2 true JPH0334085Y2 (ja) | 1991-07-19 |
Family
ID=30878002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5264787U Expired JPH0334085Y2 (ja) | 1987-04-06 | 1987-04-06 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0334085Y2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0691848B2 (ja) * | 1989-11-30 | 1994-11-16 | 株式会社アシックス | 靴底用衝撃緩衝反発部材 |
NL2003367C2 (en) | 2009-08-20 | 2011-02-22 | Sara Lee De Nv | Cushioning element, footwear, insole, deformable filling, and envelope. |
DE102013202306B4 (de) | 2013-02-13 | 2014-12-18 | Adidas Ag | Sohle für einen Schuh |
US9930928B2 (en) | 2013-02-13 | 2018-04-03 | Adidas Ag | Sole for a shoe |
JP5985111B2 (ja) * | 2014-03-06 | 2016-09-06 | 株式会社アシックス | 緩衝構造体 並びにこれを適用したシューズ |
JP6679363B2 (ja) * | 2015-03-23 | 2020-04-15 | アディダス アーゲー | ソールおよびシューズ |
-
1987
- 1987-04-06 JP JP5264787U patent/JPH0334085Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63159501U (ja) | 1988-10-19 |
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