JPH0221925Y2 - - Google Patents

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JPH0221925Y2
JPH0221925Y2 JP13165787U JP13165787U JPH0221925Y2 JP H0221925 Y2 JPH0221925 Y2 JP H0221925Y2 JP 13165787 U JP13165787 U JP 13165787U JP 13165787 U JP13165787 U JP 13165787U JP H0221925 Y2 JPH0221925 Y2 JP H0221925Y2
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JP
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absorbing material
shock absorbing
heel
gel
shock
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JP13165787U
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、靴底踵部用衝撃吸収材に関するも
のである。
(従来の技術) 出願人は先に、特願昭59−135818号によつて剛
性板間に低反発弾性発泡体を介在接着させた衝撃
吸収材を、靴底の踵部に積層した運動靴を提案し
た。
このような衝撃吸収材を備えた靴底は、通常の
歩行またはジヨギングのような軽い走行において
は、比較的優れた衝撃吸収性と着地安定性を示す
が、テニス、バスケツト、サツカー、長距離ラン
ニング、ジヤンプ時のように着地衝撃圧が大きい
場合は、着地の初期において踵骨の下方の突出部
に対応する部分に体重圧の3倍以上の負荷が集中
してかかるため、着地衝撃圧を踵骨の下方の突出
部に対応する部分において充分吸収できず、着地
時の衝撃吸収性と着地安定性が不充分であつた。
(考案が解決しようとする問題点) この考案は着地衝撃圧が大きい場合でも、衝撃
吸収性と着地安定性に優れたものを提供しようと
するものである。
(問題点を解決するための手段) 以下この考案を実施図面によつて説明すれば、
この考案は剛性板21と22間に低反発弾性発泡
体23を介在接着させた靴底踵部用衝撃吸収材片
2の踵骨の下方の突出部に対応する部分を切欠
し、該切欠部aにJISK2530−1976−50g荷重によ
る針入度が30〜150のゲル状粘弾性物質3を、そ
の外側部に空隙bを設けて充填したことを特徴と
する靴底踵部用衝撃吸収材を考案の要旨とするも
のである。
この考案において、衝撃吸収材片2を構成する
剛性板21,22は、エポキシ樹脂、ポリエステ
ル樹脂、アクリル樹脂、ポリアミド樹脂、フエノ
ール樹脂、メラミン樹脂、ジアリルフタレート樹
脂、繊維強化プラスチツク等の硬質合成樹脂板、
アルミニウム、銅、鉄ステンレス等の金属板で適
宜構成されている。そして、衝撃吸収材片2を構
成し剛性板21と22間に介在接着される低反発
弾性発泡体は粘弾性特性を有し、その粘弾性によ
る低反発弾性によつて衝撃力が熱エネルギーに変
換され、その分だけ完全弾性体に比較して衝撃力
を自己吸収し、反発弾性が低下されるものであ
る。
このような材料として具体的には、ゴム、エチ
レンと酢酸ビニールとの共重合樹脂等の弾性材料
に通常以上の粘着剤を添加して発泡架橋したも
の、不完全架橋のウレタン発泡体が知られてい
る。この発明においてこのような低反発弾性発泡
体23の硬度としては、SRIS−0101による硬度
(膨脹ゴムの物理試験方法に関する日本ゴム協会
標準規格による圧縮かたさ試験による硬度)が
50゜〜80゜のものが好ましい。硬度がそれ以下とな
れば柔らかすぎて、小さな衝撃で容易に圧縮変形
され衝撃吸収性が不完全になるきらいがあり、ま
た硬度がそれ以上となれば逆に硬すぎて圧縮変形
が小さくなり、衝撃吸収性が低下するきらいがあ
る。
このようにして構成された衝撃吸収材片2は、
踵骨の下方の突出部に対応する部分、すなわち踵
の中央に対応する部分から踵の後方外側にかけて
切欠部aが設けられている。
切欠部aの形状としては、円形、だ円形、多角
形、しずく形等適宜形状に形成されていてよい。
この考案において、ゲル状粘弾性物質3は固体状
ゴム及至合成樹脂と液状ゴム及至プラスチゾルと
の中間的な物質層であつて、具体的には液状ポリ
イソプレンゴム、液状ブタジエンゴム、液状ポリ
ウレタンゴム等の液状ゴムを固体状ゴムの成形に
おいて添加される通常量以下の架橋剤によつて液
状ゴムを部分的に架橋し、または塩化ビニルプラ
スチゾルのようなプラスチゾルをゲル化したもの
であり、これらのゲル状粘弾性物質層1は架橋の
度合、即ちJISK2530−1976−50gによる針入度が
30〜150の範囲において、高い粘性変形と自己保
形復元性を示し、衝撃圧で可逆的に良好な粘性変
形を示し、粘性変形時の内部摩擦によつて衝撃エ
ネルギーが熱エネルギーに変形され、衝撃を自己
吸収するため、比較的大きな衝撃に対して優れた
衝撃吸収性を有することが判明した。
ゲル状粘弾性物質層1の針入度がそれ以下とな
れば、固体に近い状態となり衝撃圧による粘性変
形性が悪くなり衝撃吸収性が低下し、また、ゲル
状粘弾性物質層1の針入度がそれ以上となれば、
液体に近い状態となり変形後の自己保形復元性が
低下し、耐久性と衝撃吸収性が低下する欠点があ
る。
そして、ゲル状粘弾性物質3は、前述の衝撃吸
収材片2に切欠形成された切欠部aの形状に対応
して、該切欠部aに嵌込み自在に円形、だ円形、
多角形、しずく形等に適宜形成されているが、そ
の外側部に溝31を形成しておけばゲル状粘弾性
物質3を衝撃吸収材片2の切欠部aに嵌込むだけ
で、溝31によつてその外側部に空隙bを形成で
きるので、空隙bの形成が極めて簡便である。
この考案において衝撃吸収材片2に切欠形成さ
れる切欠部a並びにこの切欠部aに対応して構成
されるゲル状粘弾性物質3の形状をしずく形に形
成し、その尾部32を靴底4の不踏部方向に指向
させておけば、その頭部33による衝撃吸収性を
最大にし、その尾部32に対応する衝撃吸収材片
2の前方辺24における切欠a′を最小限にとどめ
ることができるので、衝撃吸収材片2による横振
れ防止効果の低下を最小限にとどめることができ
る。この考案の靴底踵部用衝撃吸収材は靴底4の
踵部に埋設または積層装着して使用されるもので
あるが、靴底4が外底41と単層または複数層か
らなるクツシヨン性の中間底42とで構成されて
いる場合、衝撃吸収材片2の肉厚を中間底42よ
りも薄肉に形成し、ゲル状粘弾性物質3の肉厚を
衝撃吸収材片2よりも厚肉に形成し、厚肉部34
をさらに中間底の切欠部421に埋込んでおけば
さらに厚肉部34によつてゲル状粘弾性物質3の
容積を拡大でき、衝撃吸収性を増大させることが
できる。
(考案の効果) この考案は、以上のように構成され使用される
ので着地の初期に靴底の踵部の踵骨の下方の突出
部に対応する部分に体重圧が集中して負荷された
場合、ゲル状粘弾性物質3が衝撃圧によつて容易
に粘性変形し、その変形がその外側部に設けられ
た空隙bに変形吸収されるので着地衝撃圧が大き
い場合でも衝撃吸収性が良好であり、しかも着地
の初期においてゲル状粘弾性物質3によつて吸収
できなかつた残余の衝撃圧は、ゲル状粘弾性物質
3によつて低下され、ゲル状粘弾性物質3の外側
に位置する衝撃吸収材片2に伝達され、衝撃吸収
材片2を構成する剛性板21と22間に反射共鳴
作用をくり返しながら、剛性板21と22間に介
在接着された低反発弾性発泡体23によつて吸収
される。したがつて、靴底の踵部は横振れするこ
とがなく着地安定性が良好である。
【図面の簡単な説明】
図面は実施例を示すものであつて、第1図はこ
の考案の靴底踵部用衝撃吸収材の見取り図であ
り、第2図は第1図の衝撃吸収材を左足用靴底の
踵部に装着する状態を示す組立見取り図であり、
第3図は第1図の衝撃吸収材を左足用靴底の踵部
に装着した状態の要部断面図である。 符合の説明、2……衝撃吸収材片、21,22
……剛性板、23……低反発弾性発泡体、24…
…前方辺、3……ゲル状粘弾性物質、31……
溝、32……尾部、33……頭部、34……厚肉
部、4……靴底、41……外底、42……中間
底、421……切欠部、a……衝撃吸収材片の切
欠部、a′……切欠、b……空隙。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 剛性板21と22間に低反発弾性発泡体23を
    介在接着させた靴底踵部用衝撃吸収材片2の踵骨
    の下方の突出部に対応する部分を切欠し、該切欠
    部aにJISK2530−1976−50g荷重による針入度が
    30〜150のゲル状粘弾性物質3を、その外側部に
    空隙bを設けて充填したことを特徴とする靴底踵
    部用衝撃吸収材。
JP13165787U 1987-08-28 1987-08-28 Expired JPH0221925Y2 (ja)

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JP13165787U JPH0221925Y2 (ja) 1987-08-28 1987-08-28

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JP13165787U JPH0221925Y2 (ja) 1987-08-28 1987-08-28

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Publication Number Publication Date
JPS6435903U JPS6435903U (ja) 1989-03-03
JPH0221925Y2 true JPH0221925Y2 (ja) 1990-06-13

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