JP2866170B2 - 通信装置 - Google Patents
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- JP2866170B2 JP2866170B2 JP2226519A JP22651990A JP2866170B2 JP 2866170 B2 JP2866170 B2 JP 2866170B2 JP 2226519 A JP2226519 A JP 2226519A JP 22651990 A JP22651990 A JP 22651990A JP 2866170 B2 JP2866170 B2 JP 2866170B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、デジタル網に接続される通信装置に関する
ものである。
ものである。
[従来の技術] 従来、モデム/音声コーデツク処理を行うデジタルモ
デムは、デジタル回線に接続されるG3/G4機能を有する
フアクシミリ用の回線制御装置に装備されている。そし
て、このG3/G4兼用フアクシミリの回線制御装置は、第
8図に示す様に構成されている。同図において、817はG
3及びG4のフアクシミリ機能を有する処理部分である。
一方、801は回線制御部分である。
デムは、デジタル回線に接続されるG3/G4機能を有する
フアクシミリ用の回線制御装置に装備されている。そし
て、このG3/G4兼用フアクシミリの回線制御装置は、第
8図に示す様に構成されている。同図において、817はG
3及びG4のフアクシミリ機能を有する処理部分である。
一方、801は回線制御部分である。
この例では、デジタル回線として、ISDN網(Integrat
ed Services Digital Network)の場合を示しており、
加入者に相当する部分をここではSインタフエースと表
現する。
ed Services Digital Network)の場合を示しており、
加入者に相当する部分をここではSインタフエースと表
現する。
次に、従来例における装置のフアクシミリ通信動作に
ついて、以下に説明する。
ついて、以下に説明する。
まず、G4機として動作する場合について説明する。こ
の場合、第8図に示すSW1及びSW2は、G4側に接続(ON)
されているものとして説明を進める。
の場合、第8図に示すSW1及びSW2は、G4側に接続(ON)
されているものとして説明を進める。
上述の処理部817中、814はフアクシミリ制御部であ
り、装置全体をフアクシミリとして機能させる為の各種
制御を行う。このフアクシミリ制御部814は、フアクシ
ミリ通信に先立ち、網制御部813を動作させ、G4端末番
号816を用いて発呼又は着呼の手順を行う。これらの手
順は、ISDNではDチヤネルを用いて行われることとなつ
ており、網制御部813はDチヤネル制御回路808と回線イ
ンタフエース回路802とを介してSインタフエースと接
続される。この様にして網との接続が終了した後、フア
クシミリ通信に入る。
り、装置全体をフアクシミリとして機能させる為の各種
制御を行う。このフアクシミリ制御部814は、フアクシ
ミリ通信に先立ち、網制御部813を動作させ、G4端末番
号816を用いて発呼又は着呼の手順を行う。これらの手
順は、ISDNではDチヤネルを用いて行われることとなつ
ており、網制御部813はDチヤネル制御回路808と回線イ
ンタフエース回路802とを介してSインタフエースと接
続される。この様にして網との接続が終了した後、フア
クシミリ通信に入る。
ここで、フアクシミリ制御部814は画像通信に先立つ
て、手順b812を動作させる。手順b812は、CCITT勧告の
T.62,T.73及びT.70に従つたG4通信手順である。
て、手順b812を動作させる。手順b812は、CCITT勧告の
T.62,T.73及びT.70に従つたG4通信手順である。
これらの手順は、接続回路807を介してSW1に接続され
る。接続回路807は、CCITT勧告X.21bisに従つたデジタ
ル通信の接続回路である。これらの手順と画像の通信
は、ISDNでは通常、Bチヤネルを用いてなされることと
なつており、接続回路807はBチヤネル制御回路803と回
線インタフエース802とを介してSインタフエースに接
続される。
る。接続回路807は、CCITT勧告X.21bisに従つたデジタ
ル通信の接続回路である。これらの手順と画像の通信
は、ISDNでは通常、Bチヤネルを用いてなされることと
なつており、接続回路807はBチヤネル制御回路803と回
線インタフエース802とを介してSインタフエースに接
続される。
その後、接続が完了すると、フアクシミリ制御部814
はMMRコーデツク811を動作させ、画像データの通信を開
始する。MMRコーデツク811は、CCITT勧告T.6に従つた画
像データの符号及び復号処理であり、データの圧縮及び
伸張が行われる。
はMMRコーデツク811を動作させ、画像データの通信を開
始する。MMRコーデツク811は、CCITT勧告T.6に従つた画
像データの符号及び復号処理であり、データの圧縮及び
伸張が行われる。
尚、T.6に従つた符号/復号処理を以下、MMR(Modifi
ed Modified READ)コーデツクという。また、この画像
データもISDNでは通常Bチヤネルを用いることとなつて
おり、接続回路807とBチヤネル制御回路803及び回線イ
ンタフエース回路802を介してSインタフエースに接続
される。
ed Modified READ)コーデツクという。また、この画像
データもISDNでは通常Bチヤネルを用いることとなつて
おり、接続回路807とBチヤネル制御回路803及び回線イ
ンタフエース回路802を介してSインタフエースに接続
される。
以上、説明した動作によつてG4フアクシミリ機能を用
いた画像通信が行われる。
いた画像通信が行われる。
次に、G3機として動作する場合について説明する。こ
の場合、第8図に示すSW1及びSW2は、G3側に接続(ON)
されているものとして説明を進める。
の場合、第8図に示すSW1及びSW2は、G3側に接続(ON)
されているものとして説明を進める。
まず、フアクシミリ制御部814は、フアクシミリ通信
に先立ち、網制御部813を動作させ、G3電話番号815を用
いて発呼又は着呼の手順を行う。このG3電話番号815
は、実際にはデジタル電話の番号であり、網制御部813
とDチヤネル制御回路808及び回線インタフエース回路8
02を介して、手順を終了させると、相手端末との間で音
声通信の回線を確立させる。
に先立ち、網制御部813を動作させ、G3電話番号815を用
いて発呼又は着呼の手順を行う。このG3電話番号815
は、実際にはデジタル電話の番号であり、網制御部813
とDチヤネル制御回路808及び回線インタフエース回路8
02を介して、手順を終了させると、相手端末との間で音
声通信の回線を確立させる。
尚、第8図中には示していないが、この状態ではBチ
ヤネルを介してデジタル電話による音声通話が可能であ
る。
ヤネルを介してデジタル電話による音声通話が可能であ
る。
この様にして、網及び相手端末との接続が確立した後
フアクシミリ通信に入る。
フアクシミリ通信に入る。
フアクシミリ制御部814は、画像通信に先立つて手順a
810を動作させる。手順a810はCCITT勧告のT.30に従つた
G3及びG2の通信制御手順である。これらの通信手順は、
モデム805を介してアナログ信号(音声帯域)にて行わ
れる。従来の、G3フアクシミでは、通信回線がアナログ
回線である為に、このままで通信が可能であつた。
810を動作させる。手順a810はCCITT勧告のT.30に従つた
G3及びG2の通信制御手順である。これらの通信手順は、
モデム805を介してアナログ信号(音声帯域)にて行わ
れる。従来の、G3フアクシミでは、通信回線がアナログ
回線である為に、このままで通信が可能であつた。
しかしながら、ISDNでは、さらにデジタル電話用の音
声コーデツク806を介してデジタル信号に変換し、Bチ
ヤネル制御回路803と回線インタフエース回路802とを介
して音声通信が行われる。このモデム805は、CCITT勧告
に従つた通信制御手順用のモデム(V21)である。
声コーデツク806を介してデジタル信号に変換し、Bチ
ヤネル制御回路803と回線インタフエース回路802とを介
して音声通信が行われる。このモデム805は、CCITT勧告
に従つた通信制御手順用のモデム(V21)である。
この様に、相手端末と通信手順を行つた後、フアクシ
ミリ制御部は、MH/MRコーデツク809を動作させ、画像通
信を開始する。MH/MRコーデツク809は、CCITT勧告T.4に
従つた画像データのG3用の符号/復号処理であり、画像
データの圧縮及び伸張を行う。
ミリ制御部は、MH/MRコーデツク809を動作させ、画像通
信を開始する。MH/MRコーデツク809は、CCITT勧告T.4に
従つた画像データのG3用の符号/復号処理であり、画像
データの圧縮及び伸張を行う。
そして、画像データは、モデム805を介してアナログ
信号(音声帯域)に変換される。ここでモデム805は、C
CITT勧告に従つたG3画像通信用のモデム(V27ter又はV2
9)である。これらの画像信号も、前述と同様に音声コ
ーデツク806とBチヤネル制御回路803及び回線インタフ
エース回路802を介して、Sインタフエースに接続され
る。
信号(音声帯域)に変換される。ここでモデム805は、C
CITT勧告に従つたG3画像通信用のモデム(V27ter又はV2
9)である。これらの画像信号も、前述と同様に音声コ
ーデツク806とBチヤネル制御回路803及び回線インタフ
エース回路802を介して、Sインタフエースに接続され
る。
以上説明した動作によつて、G3フアクシミリ機能を用
いた画像通信が行われる。
いた画像通信が行われる。
次に、第8図に示す804で囲まれる構成要素(モデム8
05と音声コーデツク806)の詳細について第9図を参照
して以下に説明する。
05と音声コーデツク806)の詳細について第9図を参照
して以下に説明する。
このモデム805は、デジタル演算を基本にして変調又
は復調処理を行い、通常9.6KHzのサンプリングクロツク
毎にD/A変換又はA/D変換を行うものである。そして、音
声コーデツク806は、音声帯域のアナログ信号をデジタ
ル信号に変換し、さらに圧縮符号化を行い、又は逆の動
作を行う音声PCMコーデツクであり、通常8.0KHzのサン
プリングクロツク毎にA/D変換又はD/A変換及び対応する
符号化/復号化を行う。
は復調処理を行い、通常9.6KHzのサンプリングクロツク
毎にD/A変換又はA/D変換を行うものである。そして、音
声コーデツク806は、音声帯域のアナログ信号をデジタ
ル信号に変換し、さらに圧縮符号化を行い、又は逆の動
作を行う音声PCMコーデツクであり、通常8.0KHzのサン
プリングクロツク毎にA/D変換又はD/A変換及び対応する
符号化/復号化を行う。
まず、送信する場合、デジタル送信信号(a)は変調
回路901に入力され、CCITT勧告で規定されるキヤリア周
波数によつて変調される。その出力信号は、デジタル信
号であるが、第1のD/A変換機902及び第1のローパスフ
イルタ(LPF)903によつて、音声帯域のアナログ送信信
号(b)に変換される。そして、その信号(b)は、音
声コーデツク806側に入力され、第1のA/D変換機904で
再びデジタル信号に変換される。さらに、符号化回路90
5で、音声圧縮コード表906を参照して、音声PCM送信符
号(c)に符号化され、出力される。
回路901に入力され、CCITT勧告で規定されるキヤリア周
波数によつて変調される。その出力信号は、デジタル信
号であるが、第1のD/A変換機902及び第1のローパスフ
イルタ(LPF)903によつて、音声帯域のアナログ送信信
号(b)に変換される。そして、その信号(b)は、音
声コーデツク806側に入力され、第1のA/D変換機904で
再びデジタル信号に変換される。さらに、符号化回路90
5で、音声圧縮コード表906を参照して、音声PCM送信符
号(c)に符号化され、出力される。
尚、第1及び第2のローパスフイルタ903,909は、第
1及び第2のD/A変換器902,908の出力するアナログ信号
に含まれる高調波ノイズを除去する為のフイルタであ
る。
1及び第2のD/A変換器902,908の出力するアナログ信号
に含まれる高調波ノイズを除去する為のフイルタであ
る。
次に、受信する場合を説明する。
図示する様に、音声PCM受信符号(d)は、復号化回
路907へ入力され、音声圧縮コード表906を参照して復号
化される。この復号化されたデジタル信号は、第2のD/
A変換器908及び第2のLPF911によつて一旦音声帯域のア
ナログ信号(e)に変換される。次に、このアナログ信
号(e)は、モデム805中の第2のA/D変換器910に入力
され、再びデジタル信号に変換される。そして、復調回
路905によつてデジタル受信信号(f)として復調さ
れ、出力される。
路907へ入力され、音声圧縮コード表906を参照して復号
化される。この復号化されたデジタル信号は、第2のD/
A変換器908及び第2のLPF911によつて一旦音声帯域のア
ナログ信号(e)に変換される。次に、このアナログ信
号(e)は、モデム805中の第2のA/D変換器910に入力
され、再びデジタル信号に変換される。そして、復調回
路905によつてデジタル受信信号(f)として復調さ
れ、出力される。
[発明が解決しようとしている課題] しかしながら、上記従来例では、第9図に示すモデム
805側で使われるA/D及びD/A変換器902,910のサンプリン
グ周波数と、音声コーデツク806側で使われるA/D変換D/
A変換器のサンプリング周波数とが異なる為に、モデム8
05と音声コーデツク806との間でデジタル信号→アナロ
グ信号→デジタル信号への変換を行わなければならず、
その為に量子化誤差が生じ、伝送能力低下の一因となつ
ていた。
805側で使われるA/D及びD/A変換器902,910のサンプリン
グ周波数と、音声コーデツク806側で使われるA/D変換D/
A変換器のサンプリング周波数とが異なる為に、モデム8
05と音声コーデツク806との間でデジタル信号→アナロ
グ信号→デジタル信号への変換を行わなければならず、
その為に量子化誤差が生じ、伝送能力低下の一因となつ
ていた。
また、サンプリング周波数として9.6KHzと8.0KHzの両
方を採用していた為、モデム805と音声コーデツク806と
を合わせると非常に大規模な回路構成となつてしまい、
モデム専用LSIと音声コーデツク専用LSIとを別々のチツ
プとして設計しなければならずスペースも必要となり、
またコスト的に高いものになるという欠点があつた。
方を採用していた為、モデム805と音声コーデツク806と
を合わせると非常に大規模な回路構成となつてしまい、
モデム専用LSIと音声コーデツク専用LSIとを別々のチツ
プとして設計しなければならずスペースも必要となり、
またコスト的に高いものになるという欠点があつた。
更に、変復調処理,PCM/音声コーデツクといつた伝送
処理系のセルフチエツクを行うことができない為、伝送
処理系の故障箇所を簡単に特定することができず、非常
に不便であつた。
処理系のセルフチエツクを行うことができない為、伝送
処理系の故障箇所を簡単に特定することができず、非常
に不便であつた。
本発明は、上記課題を解説するためになされたもの
で、サンプリング周波数の異なる変復調と符号化復号化
を全てデジタル処理できると共に、故障箇所を簡単に特
定することができる通信装置を提供することを目的とす
る。
で、サンプリング周波数の異なる変復調と符号化復号化
を全てデジタル処理できると共に、故障箇所を簡単に特
定することができる通信装置を提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段及び作用] 上記目的を達成するために、本発明の通信装置は、デ
ジタル網に接続される通信装置であって、変調処理を行
い、変調信号のエンベロープに対応する第1の個数の第
1のデジタルデータを出力する変調手段と、前記変調手
段により出力された第1のデジタルデータに補間処理を
行い、第2の個数の第2のデジタルデータを出力する第
1の補間手段と、前記第1の補間手段により出力された
第2のデジタルデータを符号化して第3のデジタルデー
タを出力する符号化手段と、復号化手段と、前記復号化
手段により出力された第4のデジタルデータに補間処理
を行い、第5のデジタルデータを出力する第2の補間手
段と、前記第2の補間手段により出力された第5のデジ
タルデータに復調処理を行う復調手段と、前記変調手段
により出力された第1のデジタルデータを前記復調手段
に入力する第1の接続手段と、前記第1の補間手段によ
り出力された第2のデジタルデータを前記第2の補間手
段に入力する第2の接続手段と、前記符号化手段により
出力された第3のデジタルを前記復号化手段に入力する
第3の接続手段とを備え、ループバツクテスト時に、前
記第1、第2、第3の接続手段の1つを選択的に駆動す
ることを特徴とする。
ジタル網に接続される通信装置であって、変調処理を行
い、変調信号のエンベロープに対応する第1の個数の第
1のデジタルデータを出力する変調手段と、前記変調手
段により出力された第1のデジタルデータに補間処理を
行い、第2の個数の第2のデジタルデータを出力する第
1の補間手段と、前記第1の補間手段により出力された
第2のデジタルデータを符号化して第3のデジタルデー
タを出力する符号化手段と、復号化手段と、前記復号化
手段により出力された第4のデジタルデータに補間処理
を行い、第5のデジタルデータを出力する第2の補間手
段と、前記第2の補間手段により出力された第5のデジ
タルデータに復調処理を行う復調手段と、前記変調手段
により出力された第1のデジタルデータを前記復調手段
に入力する第1の接続手段と、前記第1の補間手段によ
り出力された第2のデジタルデータを前記第2の補間手
段に入力する第2の接続手段と、前記符号化手段により
出力された第3のデジタルを前記復号化手段に入力する
第3の接続手段とを備え、ループバツクテスト時に、前
記第1、第2、第3の接続手段の1つを選択的に駆動す
ることを特徴とする。
[実施例] 以下、添付図面を参照して本発明に係る好適な一実施
例を詳細に説明する。
例を詳細に説明する。
第1図は、本実施例におけるデジタルモデムの構成を
示す概略ブロック図である。
示す概略ブロック図である。
図示する様に、本実施例では、第9図で示した従来の
モデム/音声コーデツク処理基本構成からモデム部D/A
・A/D変換器と音声コーデツク部D/A・A/D変換器とを取
り除き、その結果不要となつたモデム部LPFと音声コー
デツク部LPFとを取り除き、代わりにそれぞれ補間器10
3,107を付加したものであり、さらに変調器の出力と
復調器の入力との間にSW1を、第1の補間器の出力と
第2の補間器の入力との間にSW2を、符号化回路の出
力と復号化回路の入力との間にSW3を設けたものであ
る。
モデム/音声コーデツク処理基本構成からモデム部D/A
・A/D変換器と音声コーデツク部D/A・A/D変換器とを取
り除き、その結果不要となつたモデム部LPFと音声コー
デツク部LPFとを取り除き、代わりにそれぞれ補間器10
3,107を付加したものであり、さらに変調器の出力と
復調器の入力との間にSW1を、第1の補間器の出力と
第2の補間器の入力との間にSW2を、符号化回路の出
力と復号化回路の入力との間にSW3を設けたものであ
る。
尚、上述の各スイツチSW1〜SW3は、全てOFF状態とし
て説明する。
て説明する。
以上の構成において、送信する場合、変調回路102に
入力されたデジタル送信信号(a)は、CCITT勧告で規
定されるキヤリア周波数によつて変調される。その出力
信号はデジタル信号であり、通常9.6KHzのサンプリング
クロツク毎に出力される。そして、この出力信号は第1
の補間器103に入力され、ここで8.0KHzのサンプリング
クロツクでサンプルされる。つまり9.6KHz→8.0KHzのサ
ンプリング変換が行われる。そして、変換された信号
は、さらに符号化回路104に入力され、音声圧縮/伸張
コード表105を参照することにより音声PCM送信符号
(b)に変換され、出力される。
入力されたデジタル送信信号(a)は、CCITT勧告で規
定されるキヤリア周波数によつて変調される。その出力
信号はデジタル信号であり、通常9.6KHzのサンプリング
クロツク毎に出力される。そして、この出力信号は第1
の補間器103に入力され、ここで8.0KHzのサンプリング
クロツクでサンプルされる。つまり9.6KHz→8.0KHzのサ
ンプリング変換が行われる。そして、変換された信号
は、さらに符号化回路104に入力され、音声圧縮/伸張
コード表105を参照することにより音声PCM送信符号
(b)に変換され、出力される。
次に、受信する場合について説明する。
入力された音声PCM受信符号(c)は、復号化回路106
で、音声圧縮/伸張コード表105が参照され、復号化さ
れる。この復号化されたデジタル信号は、8.0KHzのサン
プリングクロツクで出力される。そして、その出力信号
は第2の補間器107に入力され、ここで、通常9.6KHzの
サンプリングクロツクでサンプルされる。
で、音声圧縮/伸張コード表105が参照され、復号化さ
れる。この復号化されたデジタル信号は、8.0KHzのサン
プリングクロツクで出力される。そして、その出力信号
は第2の補間器107に入力され、ここで、通常9.6KHzの
サンプリングクロツクでサンプルされる。
つまり8.0KHz→9.6KHzのサンプリング変換が行われ
る。この変換された信号は、さらに復調回路108で復調
され、デジタル受信信号(d)として出力される。
る。この変換された信号は、さらに復調回路108で復調
され、デジタル受信信号(d)として出力される。
次に、本実施例におけるデジタルモデムの送信側の動
作を第2図に示すフローチヤートに従つて以下に説明す
る。
作を第2図に示すフローチヤートに従つて以下に説明す
る。
尚、V27terモデムを使用し、伝送速度が4800bpsの場
合を例に説明する。
合を例に説明する。
第1図に示す変調回路102では、送信データシンボル
(1/1600秒)毎に処理が繰り返される。従つて、第2図
のステツプS200では、送信側フアクシミリ(FAX)から
1送信データシンボル(=3ビツト)を読み込み、ステ
ツプS201では、そのデータに1/9600秒の周期を持つ基本
周波数でシンボル期間(1/1600秒)の変調処理を行う。
つまり、1/9600秒の周期を持つ基本周波数で1/1600秒間
処理されることによつて、6(=1/1600÷1/9600)個の
変調結果が得られることになる。
(1/1600秒)毎に処理が繰り返される。従つて、第2図
のステツプS200では、送信側フアクシミリ(FAX)から
1送信データシンボル(=3ビツト)を読み込み、ステ
ツプS201では、そのデータに1/9600秒の周期を持つ基本
周波数でシンボル期間(1/1600秒)の変調処理を行う。
つまり、1/9600秒の周期を持つ基本周波数で1/1600秒間
処理されることによつて、6(=1/1600÷1/9600)個の
変調結果が得られることになる。
次に、ステツプS202では、次の補間処理に備え、6個
の変調結果を不図示のバツフアに一時的にセーブしてお
く。そして、ステツプS203では、第1の補間器103によ
つて、セーブしておいた6個のデータを用いた補間処理
が行われ、9.6KHzから8.0KHzへのサンプリング周波数変
換を実現する。このサンプリング周波数変換は、シンボ
ルインタバル(=1/1600秒間)に6個あるデータを用い
て補間処理を行い、5個の補間結果を作成し、等間隔
(1/8000=1/1600÷5)でサンプルすれば良い。
の変調結果を不図示のバツフアに一時的にセーブしてお
く。そして、ステツプS203では、第1の補間器103によ
つて、セーブしておいた6個のデータを用いた補間処理
が行われ、9.6KHzから8.0KHzへのサンプリング周波数変
換を実現する。このサンプリング周波数変換は、シンボ
ルインタバル(=1/1600秒間)に6個あるデータを用い
て補間処理を行い、5個の補間結果を作成し、等間隔
(1/8000=1/1600÷5)でサンプルすれば良い。
上述の補間処理が終了すると、次のステツプS204で
は、続くPCM符号化に備え、補間結果を一時的にセーブ
しておく。そして、ステツプS205では、符号化回路104
がCCITT勧告G.711に基づき符号化処理を行い、ステツプ
S206では、PCM符号として出力される。
は、続くPCM符号化に備え、補間結果を一時的にセーブ
しておく。そして、ステツプS205では、符号化回路104
がCCITT勧告G.711に基づき符号化処理を行い、ステツプ
S206では、PCM符号として出力される。
そして、以上説明してきたステツプS200〜ステツプS2
06の処理をシンボルインタバル(1/1600秒)毎に繰り返
す。
06の処理をシンボルインタバル(1/1600秒)毎に繰り返
す。
ここで、上述した補間処理の詳細を第4図及び第5図
を参照して以下に説明する。
を参照して以下に説明する。
まず、第4図は、第2図のステツプS201で処理された
結果、得られる離散変調波形であり、点線はエンベロー
プである。同図から明らかな様に、シンボルインタバル
(=1/1600秒)に離散データが6個等間隔(=1/9600秒
間)に並んでおり、この6点を用いて補間処理を行うこ
とにより、点線で示す様なエンベロープを形成すること
ができる。
結果、得られる離散変調波形であり、点線はエンベロー
プである。同図から明らかな様に、シンボルインタバル
(=1/1600秒)に離散データが6個等間隔(=1/9600秒
間)に並んでおり、この6点を用いて補間処理を行うこ
とにより、点線で示す様なエンベロープを形成すること
ができる。
第5図は、9.6KHz→8.0KHzのサンプリング周波数変換
が行われた後、シンボルインタバル(=1/1600秒)に離
散データが5個等間隔(=1/8000秒間)に並んでいる様
子を表している。等間隔に並んでいる5個のデータは、
1/8000秒間隔でのエンベロープの値を算出し、得られた
ものである。
が行われた後、シンボルインタバル(=1/1600秒)に離
散データが5個等間隔(=1/8000秒間)に並んでいる様
子を表している。等間隔に並んでいる5個のデータは、
1/8000秒間隔でのエンベロープの値を算出し、得られた
ものである。
次に、本実施例におけるデジタルモデムの受信側の動
作を第3図に示すフローチヤートに従つて以下に説明す
る。
作を第3図に示すフローチヤートに従つて以下に説明す
る。
受信側も送信側と同様に、受信データシンボル(1/16
00秒)毎に処理が繰り返される。従つて、第3図のステ
ツプS300では、1受信データシンボル、すなわち5個
(=1/1600÷1/8000)のPCM符号が入力される。次に、
ステツプS301では、復号化回路106が入力された5個のP
CMデータをCCITT勧告G.711に基づいて復号化を行う。そ
して、ステツプS302では、その復号化された結果を次の
補間処理に備えて一時的にセーブする。
00秒)毎に処理が繰り返される。従つて、第3図のステ
ツプS300では、1受信データシンボル、すなわち5個
(=1/1600÷1/8000)のPCM符号が入力される。次に、
ステツプS301では、復号化回路106が入力された5個のP
CMデータをCCITT勧告G.711に基づいて復号化を行う。そ
して、ステツプS302では、その復号化された結果を次の
補間処理に備えて一時的にセーブする。
次に、ステツプS303では、第2の補間回路107によつ
て、セーブしておいた5個のデータを用いた補間処理が
行われ、8.0KHzから9.6KHzへのサンプリング周波数変換
を実現する。このサンプリング変換は、シンボルインタ
バル(=1/16900秒間)内に5個あるデータを用いて補
間処理を行い、6個の補間結果を作成し、等間隔(1/16
00÷6=1/9600)でサンプルすれば良い。
て、セーブしておいた5個のデータを用いた補間処理が
行われ、8.0KHzから9.6KHzへのサンプリング周波数変換
を実現する。このサンプリング変換は、シンボルインタ
バル(=1/16900秒間)内に5個あるデータを用いて補
間処理を行い、6個の補間結果を作成し、等間隔(1/16
00÷6=1/9600)でサンプルすれば良い。
上述の補間処理が終了すると、次のステツプS304で
は、次の復調処理に備え、補間結果を一時的にセーブし
ておく。次に、ステツプS305では、復調回路108によつ
て、6個の補間結果が1/9600秒の周期を持つ基本周波数
でシンボル周期(1/1600秒)復調処理が行われる。そし
て、ステツプS36では、1シンボルデータ(=3ビツ
ト)が結果として得られ、FAX側に出力される。
は、次の復調処理に備え、補間結果を一時的にセーブし
ておく。次に、ステツプS305では、復調回路108によつ
て、6個の補間結果が1/9600秒の周期を持つ基本周波数
でシンボル周期(1/1600秒)復調処理が行われる。そし
て、ステツプS36では、1シンボルデータ(=3ビツ
ト)が結果として得られ、FAX側に出力される。
ここで、上述した受信側での補間処理を第6図及び第
7図を参照して以下に説明する。
7図を参照して以下に説明する。
まず、第6図は、第3図のステツプS301で処理された
結果、得られた離散受信波形であり、点線はエンベロー
プである。同図から明らかな様に、シンボルインタバル
(=1/1600秒)に離散データが5個等間隔(=1/8000秒
間)に並んでいる。この5点を用いて補間処理を行うこ
とにより、点線で示す様なエンベロープを形成すること
ができる。
結果、得られた離散受信波形であり、点線はエンベロー
プである。同図から明らかな様に、シンボルインタバル
(=1/1600秒)に離散データが5個等間隔(=1/8000秒
間)に並んでいる。この5点を用いて補間処理を行うこ
とにより、点線で示す様なエンベロープを形成すること
ができる。
第7図は、8.0KHz→9.6KHzのサンプリング周波数変換
が行われた後、シンボルインタバル(=1/1600秒)に離
散データが6個等間隔(=1/9600秒間)に並んでいる様
子を表している。等間隔に並んでいる6個のデータは、
1/9600秒間隔でのエンベロープの値を算出し、得られた
ものである。
が行われた後、シンボルインタバル(=1/1600秒)に離
散データが6個等間隔(=1/9600秒間)に並んでいる様
子を表している。等間隔に並んでいる6個のデータは、
1/9600秒間隔でのエンベロープの値を算出し、得られた
ものである。
次に、本実施例におけるデジタルモデムの送信用と受
信用の経路を上述の各スイツチにより短絡してループバ
ツクテストを行う際の処理について以下に説明する。
信用の経路を上述の各スイツチにより短絡してループバ
ツクテストを行う際の処理について以下に説明する。
まず、第1図に示す変調回路102と復調回路108とのル
ープバツクテストを第10図に示すフローチヤートに従つ
て説明する。
ープバツクテストを第10図に示すフローチヤートに従つ
て説明する。
尚、この場合、SW1だけがONであり、他のSW2,SW3は共
にOFF状態として説明を進める。
にOFF状態として説明を進める。
ステツプS401では、変調回路102内部で発生させたデ
ータ或いはFAXからの送信データを変調し、続くステツ
プS402で、変調されたデータを復調することにより、送
信データを復元する。そして、次のステツプS403におい
て、送信したデータと復元データが等しいかどうかをチ
エツクし、その結果を不図示の表示部等に出力する。次
に、ステツプS404では、上述の処理を所望の回数だけ行
つたかどうかを判定し、所望の回数だけ行つていないの
ならステツプS401へ処理を戻し、上述のチエツクを繰り
返す。
ータ或いはFAXからの送信データを変調し、続くステツ
プS402で、変調されたデータを復調することにより、送
信データを復元する。そして、次のステツプS403におい
て、送信したデータと復元データが等しいかどうかをチ
エツクし、その結果を不図示の表示部等に出力する。次
に、ステツプS404では、上述の処理を所望の回数だけ行
つたかどうかを判定し、所望の回数だけ行つていないの
ならステツプS401へ処理を戻し、上述のチエツクを繰り
返す。
以上の処理により、上述のステツプS403において、エ
ラーがなければ、変調処理は正常に動作していると判断
することができる。
ラーがなければ、変調処理は正常に動作していると判断
することができる。
次に、変調回路102,第1の補間器103,第2の補間器10
7,復調回路108でのループバツクテストを第11図に示す
フローチヤートに従つて以下に説明する。
7,復調回路108でのループバツクテストを第11図に示す
フローチヤートに従つて以下に説明する。
尚、この場合、SW2だけがONで、SW1,SW3は共にOFF状
態として説明を進める。
態として説明を進める。
ステツプS501では、変調回路102内部で発生させたデ
ータ或いはFAXからの送信データを変調し、続くステツ
プS502では、第1の補間器103によつて補間処理を行
い、9.6KHzから8.0KHzへのサンプリング周波数変換を行
う。そして、次のステツプS503では、第2の補間器107
によつて補間処理が行い、8.0KHzから9.6KHzへのサンプ
リング周波数変換を行い、続く復調に備える。
ータ或いはFAXからの送信データを変調し、続くステツ
プS502では、第1の補間器103によつて補間処理を行
い、9.6KHzから8.0KHzへのサンプリング周波数変換を行
う。そして、次のステツプS503では、第2の補間器107
によつて補間処理が行い、8.0KHzから9.6KHzへのサンプ
リング周波数変換を行い、続く復調に備える。
次に、ステツプS504では、9.6KHzのサンプリング周波
数に戻されたデータを用いて復調することにより送信デ
ータを復元する。そして、ステツプ304において、送信
したデータと復元データが等しいかどうかをチエツク
し、その結果、エラーがなければ変復調処理,第1,第2
の補間処理は正常に動作していると判断することができ
る。次に、ステツプS506では、一連の処理を所望の回数
だけ行つたかどうかを判定し、所望の回数だけ行つてい
ないのなら、ステツプS501へ処理を戻し、上述の処理を
繰り返す。
数に戻されたデータを用いて復調することにより送信デ
ータを復元する。そして、ステツプ304において、送信
したデータと復元データが等しいかどうかをチエツク
し、その結果、エラーがなければ変復調処理,第1,第2
の補間処理は正常に動作していると判断することができ
る。次に、ステツプS506では、一連の処理を所望の回数
だけ行つたかどうかを判定し、所望の回数だけ行つてい
ないのなら、ステツプS501へ処理を戻し、上述の処理を
繰り返す。
最後に、本実施例での伝送処理系全てのループバツク
テストを第12図に示すフローチヤートに従つて以下に説
明する。
テストを第12図に示すフローチヤートに従つて以下に説
明する。
尚、この場合、SW3だけがONで、SW1,SW2は共にOFF状
態として説明を進める。
態として説明を進める。
ステツプS601では、変調回路102内部で発生させたデ
ータ或いはFAXからの送信データを変調し、続くステツ
プS602では、第1の補間器103によつて補間処理を行
い、9.6KHzから8.0KHzへのサンプリング周波数変換を行
う。そして、次のステツプS603では、符号化を行い、変
調されたデータをPCM送信符号に変換する。次に、ステ
ツプS604では、PCM送信符号を復号し、ステツプS605で
は、復号データに復調処理が行えるように、第2の補間
器107によつて補間処理が施される。つまり、8.0KHzか
ら9.6KHzへのサンプリング周波数変換が行われる。
ータ或いはFAXからの送信データを変調し、続くステツ
プS602では、第1の補間器103によつて補間処理を行
い、9.6KHzから8.0KHzへのサンプリング周波数変換を行
う。そして、次のステツプS603では、符号化を行い、変
調されたデータをPCM送信符号に変換する。次に、ステ
ツプS604では、PCM送信符号を復号し、ステツプS605で
は、復号データに復調処理が行えるように、第2の補間
器107によつて補間処理が施される。つまり、8.0KHzか
ら9.6KHzへのサンプリング周波数変換が行われる。
この補間結果は、次のステツプS606で復調され、送信
データが復元される。復元された送信データは、続くス
テツプS607において、実際に送信されたデータと比較さ
れ、等しいかどうかがチエツクされる。その結果、エラ
ーがなければ変復調処理,第1,第2の補間処理,符号,
復号処理は正常に動作しているものと判断することがで
きる。
データが復元される。復元された送信データは、続くス
テツプS607において、実際に送信されたデータと比較さ
れ、等しいかどうかがチエツクされる。その結果、エラ
ーがなければ変復調処理,第1,第2の補間処理,符号,
復号処理は正常に動作しているものと判断することがで
きる。
次に、ステツプS608では、上述した一連の処理を所望
の回数だけ行つたかどうかを判定し、所望の回数だけ行
つていないのなら、ステツプS601へ処理を戻し、上述の
処理を繰り返す。
の回数だけ行つたかどうかを判定し、所望の回数だけ行
つていないのなら、ステツプS601へ処理を戻し、上述の
処理を繰り返す。
以上、説明してきた様に、第10図〜第12図に基づいて
ループバツクテストをこの順番で実行していくことによ
り、デジタルモデムの故障箇所を簡単に特定することが
できる。つまり、例えば第10図並びに第11図に基づいた
ループバツクテストが合格で、第12図に基づいたループ
バツクテストが不合格な場合には、故障箇所はPCM符号
化回路104或いはPCM復号回路106であると推定すること
ができる。
ループバツクテストをこの順番で実行していくことによ
り、デジタルモデムの故障箇所を簡単に特定することが
できる。つまり、例えば第10図並びに第11図に基づいた
ループバツクテストが合格で、第12図に基づいたループ
バツクテストが不合格な場合には、故障箇所はPCM符号
化回路104或いはPCM復号回路106であると推定すること
ができる。
以上説明した様に、本実施例によれば、モデム/PCMコ
ーデツク処理を全てデジタルで行うことにより、次に述
べる様な効果を挙げることができる。
ーデツク処理を全てデジタルで行うことにより、次に述
べる様な効果を挙げることができる。
従来モデムに装備されている通常9.6KHzのサンプルレ
ートで動作するA/D・D/A変換器と、PCMコーデツクに装
備されている通常8.0KHzのサンプルレートで動作するA/
D・D/A変換器とを除去し、更には、モデム側のLPFとPCM
コーデツク側LPFとを除去し、代わりにモデム側とPCMコ
ーデツク側との間にサンプルレート変換処理回路を設け
ることによりモデム変復調回路とPCMコーデツク処理の
全てをデジタル実現できる様になり、このことにより、
量子化誤差が軽減できる。
ートで動作するA/D・D/A変換器と、PCMコーデツクに装
備されている通常8.0KHzのサンプルレートで動作するA/
D・D/A変換器とを除去し、更には、モデム側のLPFとPCM
コーデツク側LPFとを除去し、代わりにモデム側とPCMコ
ーデツク側との間にサンプルレート変換処理回路を設け
ることによりモデム変復調回路とPCMコーデツク処理の
全てをデジタル実現できる様になり、このことにより、
量子化誤差が軽減できる。
また、2組のA/D・D/Aと2個のLPFを削除することが
できるので、回路規模が非常に小さくなり、コストが低
くなるだけでなく、従来モデム、PCMコーデツクとそれ
ぞれ専用LSIを用いて構成していたものをモデム/PCMコ
ーデツク全体を統合して1チツプにすることも容易であ
り、省スペース効果も大いに期待できる。
できるので、回路規模が非常に小さくなり、コストが低
くなるだけでなく、従来モデム、PCMコーデツクとそれ
ぞれ専用LSIを用いて構成していたものをモデム/PCMコ
ーデツク全体を統合して1チツプにすることも容易であ
り、省スペース効果も大いに期待できる。
更に、送信用と受信用経路を短絡させる経路を複数個
設けること(ループバツク機能)により、変復調処理,P
CM/音声コーデツク処理といつた伝送処理系のセルフチ
エツクが可能となり、故障箇所を簡単に特定することが
できる。
設けること(ループバツク機能)により、変復調処理,P
CM/音声コーデツク処理といつた伝送処理系のセルフチ
エツクが可能となり、故障箇所を簡単に特定することが
できる。
前述した実施例では、変復調側のサンプリング周波数
を9.6KHzに、PCMコーデツク側のサンプリング周波数を
8.0KHzに選んだが、本発明は、これらのサンプリング周
波数値に限定されるものではない。
を9.6KHzに、PCMコーデツク側のサンプリング周波数を
8.0KHzに選んだが、本発明は、これらのサンプリング周
波数値に限定されるものではない。
また、V27terモデムを例に、伝送速度を4800bpsとし
て説明したが、本発明は当然他のモデムにも容易に適用
可能である。
て説明したが、本発明は当然他のモデムにも容易に適用
可能である。
更に、サンプリング周波数変換をただ単に補間処理と
しているが、スプライン補間、あるいは多項式による補
間等を用いても同様な効果をことができ、本発明では、
補間法によつて限定されるものではない。
しているが、スプライン補間、あるいは多項式による補
間等を用いても同様な効果をことができ、本発明では、
補間法によつて限定されるものではない。
また、サンプリング周波数変換をDSPで実現すること
を意識して記述したが、本発明はハードあるいはソフト
による実現に限定される性質のものでもない。
を意識して記述したが、本発明はハードあるいはソフト
による実現に限定される性質のものでもない。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば、サンプリング
周波数の異なる変復調と符号化復号化を全てデジタル処
理できると共に、故障箇所を簡単に特定することができ
るようになり、通信装置の性能を向上させることができ
る。
周波数の異なる変復調と符号化復号化を全てデジタル処
理できると共に、故障箇所を簡単に特定することができ
るようになり、通信装置の性能を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】 第1図は本実施例におけるデジタルモデムの構成を示す
概略ブロツク図、 第2図は本実施例における送信側の動作を示すフローチ
ヤート、 第3図は本実施例における受信側の動作を示すフローチ
ヤート、 第4図及び第5図は第1の補間器の処理を説明する図、 第6図及び第7図は第2の補間器の処理を説明する図、 第8図はフアクシミリ用の回線制御装置の構成を示す概
略ブロツク図、 第9図は第8図に示すモデムと音声コーデツクの構成を
示す詳細ブロツク図、 第10図〜第12図は本実施例におけるループバツクテスト
の処理手順を示すフローチヤートである。 図中、101……デジタルモデム、102……変調回路、103
……第1の補間器、104……符号化回路、105……音声圧
縮コード表、106……復号化回路、107……第2の補間
器、108……復調回路である。
概略ブロツク図、 第2図は本実施例における送信側の動作を示すフローチ
ヤート、 第3図は本実施例における受信側の動作を示すフローチ
ヤート、 第4図及び第5図は第1の補間器の処理を説明する図、 第6図及び第7図は第2の補間器の処理を説明する図、 第8図はフアクシミリ用の回線制御装置の構成を示す概
略ブロツク図、 第9図は第8図に示すモデムと音声コーデツクの構成を
示す詳細ブロツク図、 第10図〜第12図は本実施例におけるループバツクテスト
の処理手順を示すフローチヤートである。 図中、101……デジタルモデム、102……変調回路、103
……第1の補間器、104……符号化回路、105……音声圧
縮コード表、106……復号化回路、107……第2の補間
器、108……復調回路である。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 29/14
Claims (1)
- 【請求項1】デジタル網に接続される通信装置であっ
て、 変調処理を行い、変調信号のエンベロープに対応する第
1の個数の第1のデジタルデータを出力する変調手段
と、 前記変調手段により出力された第1のデジタルデータに
補間処理を行い、第2の個数の第2のデジタルデータを
出力する第1の補間手段と、 前記第1の補間手段により出力された第2のデジタルデ
ータを符号化して第3のデジタルデータを出力する符号
化手段と、 復号化手段と、 前記復号化手段により出力された第4のデジタルデータ
に補間処理を行い、第5のデジタルデータを出力する第
2の補間手段と、 前記第2の補間手段により出力された第5のデジタルデ
ータに復調処理を行う復調手段と、 前記変調手段により出力された第1のデジタルデータを
前記復調手段に入力する第1の接続手段と、 前記第1の補間手段により出力された第2のデジタルデ
ータを前記第2の補間手段に入力する第2の接続手段
と、 前記符号化手段により出力された第3のデジタルを前記
復号化手段に入力する第3の接続手段とを備え、 ループバックテスト時に、前記第1、第2、第3の接続
手段の1つを選択的に駆動することを特徴とする通信装
置。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2226519A JP2866170B2 (ja) | 1990-08-30 | 1990-08-30 | 通信装置 |
US07/748,527 US5818870A (en) | 1990-08-28 | 1991-08-22 | Digital communication device |
DE69131087T DE69131087T2 (de) | 1990-08-28 | 1991-08-27 | Digitales Übertragungsgerät |
EP91114366A EP0473116B1 (en) | 1990-08-28 | 1991-08-27 | Digital communication device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2226519A JP2866170B2 (ja) | 1990-08-30 | 1990-08-30 | 通信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04109737A JPH04109737A (ja) | 1992-04-10 |
JP2866170B2 true JP2866170B2 (ja) | 1999-03-08 |
Family
ID=16846405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2226519A Expired - Fee Related JP2866170B2 (ja) | 1990-08-28 | 1990-08-30 | 通信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2866170B2 (ja) |
-
1990
- 1990-08-30 JP JP2226519A patent/JP2866170B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04109737A (ja) | 1992-04-10 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |