JP2959871B2 - Pbトーン伝送方式 - Google Patents

Pbトーン伝送方式

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JP2959871B2 JP12922291A JP12922291A JP2959871B2 JP 2959871 B2 JP2959871 B2 JP 2959871B2 JP 12922291 A JP12922291 A JP 12922291A JP 12922291 A JP12922291 A JP 12922291A JP 2959871 B2 JP2959871 B2 JP 2959871B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はPBトーン伝送方式に
係り、特に、音声信号の周波数帯域にプッシュボタン
(以下PBという)信号の周波数成分が含まれているア
ナログ信号をディジタル信号に変換して伝送するPBト
ーン伝送方式に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プッシュボタン式電話機を用いて
コンピュータをアクセスし、これにより、種々のサービ
スの提供が行われている。このようなプッシュボタン式
電話機の16個のダイヤルを識別するPB信号は、表1
に示すように、低周波群の4つの周波数697, 770, 852,
941Hz及び高周波群の4つの周波数1209, 1336, 1447,
1663Hzの組合せにより表されている。
【0003】
【表1】
【0004】上述のPB信号の周波数は図4に示すごと
く音声信号の周波数帯域にある。上述の音声信号及びP
B信号をディジタル伝送する従来の方式は図5に示され
る。図5の、ユーザ側の各プッシュボタン式電話機1−
1〜1−4からの音声信号及びプッシュボタン(PB)
トーンは交換機2を通り、各アナログ/ディジタル相互
変換機3−1〜3−4においてディジタル化されると共
に回線の効率向上のために符号化圧縮を行う。そして、
多重化装置4において、これらアナログ/ディジタル相
互変換機3−1〜3−4からのディジタル信号は多重化
され、高速回線へ送出される。
【0005】他方、ホスト側においては、多重化装置5
において受信されたディジタル信号を分離してディジタ
ル/アナログ相互変換機6−1〜6−4において信号化
伸張を行い、アナログ信号に変換した後、通信制御装置
7を介してコンピュータ8に伝送される。この結果、コ
ンピュータ8において、認識した信号に応じた処理を行
い、コンピュータ8は上述の経路と逆の経路でユーザ側
のプッシュボタン式電話機1−1〜1−4に対して種々
のサービスの提供を行うことになる。
【0006】図5において、PBトーン信号を認識する
のは、図4におけるPB信号の特定周波数成分の大きさ
(パワー値)の判別及びPB信号の後に続く空白期間の
タイマ等での計測で行われる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5の
ディジタル伝送方式においては、アナログ/ディジタル
相互変換機3−1〜3−4にて符号化し、圧縮して伝送
しているために、量子化誤差による信号の歪みが避けら
れず、従ってアナログ/ディジタル相互変換機6−1〜
6−4においてアナログ信号に歪みが発生し、この結
果、上述の方法を用いてもコンピュータ8においてPB
トーンが正確に把握できないという課題があった。
【0008】従って、この発明の目的は、PBトーンを
正確に認識できるPBトーン伝送方式を提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めの手段は図1に示される。すなわち、音声信号及びこ
の音声信号の周波数帯域に周波数成分が含まれるプッシ
ュボタン信号を混在させた入力アナログ信号をディジタ
ル伝送するディジタル伝送方式において、送信側たとえ
ばユーザ側において、音声A/D変換手段301は入力ア
ナログ信号のうち音声信号をA/D変換して圧縮し、P
B信号A/D変換手段302は、上記入力アナログ信号の
うちプッシュボタン信号をディジタルコードに変換す
る。PB信号判別手段303は入力アナログ信号がプッシ
ュボタン信号か否かを判別する。また、遅延手段305は
A/D変換される音声信号を少くとも信号判別手段303
の判別時間だけ遅延させる。この結果、選択手段304
は、通常において音声A/D変換手段301からの遅延し
たディジタル信号を送出し、入力アナログ信号がPB信
号と判別されたときにはPB信号A/D変換器302から
のディジタルコードを送出する。
【0010】また、受信側たとえばホスト側において
は、音声信号D/A変換手段601は送信ディジタル信号
をD/A変換し、PB信号D/A変換手段602は送信デ
ィジタル信号のプッシュボタン信号をD/A変換する。
また、PB信号判別手段603は送信ディジタル信号より
送信ディジタル信号がプッシュボタン信号か否かを判別
する。この結果、選択手段604は通常では音声D/A変
換手段からのアナログ信号を送出し、送信ディジタル信
号がPB信号と判別されたときにはPB信号D/A変換
器602からのアナログ信号をPB信号を送出するもので
ある。なお、遅延手段305は音声A/D変換手段301によ
って処理された後の信号を遅延してもよいし、処理され
る前の信号を遅延してもよい。
【0011】
【作用】遅延手段305が音声A/D変換手段301において
処理される信号を少くともPB信号判別手段303の判別
時間だけ遅延させる。従って、プッシュボタン信号が誤
って音声A/D変換手段301で処理されて送出されるこ
とが防止される。
【0012】
【実施例】図2はこの発明に係るディジタル伝送方式の
一実施例を示すブロック図である。図2においては、1
つのプッシュボタン式電話機1−1、アナログ/ディジ
タル相互変換機3−1、アナログ/ディジタル相互変換
機6−1は、それぞれ、説明を簡単にするために、1系
統しか設けていないが、図5と同様に、複数の系統が設
けてあるものとする。
【0013】図2におけるユーザ側のアナログ/ディジ
タル相互変換機3−1のA/Dブロックには、2つのA
/D変換器31,32が設けられている。ここでA/D
変換器31は音声信号をA/D変換して圧縮するための
ものであり、A/D変換器32はプッシュボタン信号
(PB信号)をA/D変換するものである。信号判別器
33は交換機2からの入力信号がPB信号か否かを判別
する。PB信号は、前述のごとく、4つの周波数697, 7
70, 852, 941Hzの1成分及び4つの周波数1209, 1336,
1477, 1633Hzの1成分の2成分のみが大きい振幅を有す
る。従って、信号判別器33は、たとえば図3に示すご
とく、各697, 770, 852, 941, 1209, 1336, 1477, 1633
Hzを通過させる帯域フィルタ3001〜3008、帯域フィルタ
3001〜3008の各出力を順次A/D変換するマルチプレク
サ内蔵A/D変換器3009、及びMPU 3010より構成され
る。ここで、MPU 3010は、帯域フィルタ3001〜3008の各
出力をA/D変換器3009によりA/D変換して取込み、
帯域フィルタ3001〜3004の出力のうち1つが所定値より
大きいか否かを判別し、帯域フィルタ3005〜3008の出力
のうち1つが所定値より大きいか否かを判別する。この
結果、帯域フィルタ3001〜3004の出力のうち1つが所定
値より大きく且つ帯域フィルタ3005〜3008の出力のうち
1つが所定値より大きい場合には、PB信号であると判
別し、他の場合にはPB信号でないと判別する。遅延器
35はA/D変換器31でA/D変換され圧縮される音
声信号を信号判別器33のPB信号判別時間だけ遅延さ
せる。
【0014】選択回路34は、信号判別器33の判別結
果に応じてA/D変換値を選択的に送出する。通常は、
音声信号A/D変換器31の出力値に識別子“0”を付
して送出し、PB信号判別器33が入力信号はPB信号
であると判別したときには、PB信号A/D変換器32
の出力値に識別子“1”を付して送出する。そして、選
択回路34の出力は他のアナログ/ディジタル相互変換
機(図示せず)の出力と共に多重化装置4において多重
化されて高速回線に送出されることになる。
【0015】他方、図2のホスト側におけるアナログ/
ディジタル相互変換機6−1のD/Aブロックには、2
つのD/A変換器61,62が設けられている。ここ
で、D/A変換器61は音声信号のディジタル信号を伸
長してD/A変換するものであり、D/A変換器62は
PB信号のディジタル信号をD/A変換するものであ
る。識別子判別器63は多重化装置5において分離され
たディジタル信号の識別子“0”と“1”により音声信
号かPB信号かを判別する。この結果、音声信号であれ
ば、選択回路64は識別子を削除した音声信号D/A変
換器61のアナログ信号を通信制御装置7へ送出し、他
方、PB信号であれば、選択回路64は、識別子を削除
したPB信号D/A変換器62のアナログ信号を通信制
御装置7へ送出する。通信制御装置7を介して送出され
たディジタル信号はコンピュータ8において認識され、
コンピュータはこの認識結果に応じた処理を行い上述と
逆の経路でユーザ側のプッシュ式電話機1−1に対して
種々のサービスが行われることになる。つまり、アナロ
グ/ディジタル相互変換機6−1のA/Dブロックの各
回路65〜69は、アナログ/ディジタル相互変換機3
−1の各回路31〜35と同一構成であり、アナログ/
ディジタル相互変換機3−1のD/Aブロックの各回路
36〜39は、アナログ/ディジタル相互変換機6−1
の各回路61〜64と同一構成である。
【0016】なお、遅延器35は音声A/D変換器31
の前段又は後段のいずれに設けてもよいが、もしこれを
設けない場合には図6に示すような不都合を生じる。つ
まり、PB信号が交換機2からアナログ/ディジタル相
互変換器31に入力されると、直ちに図6の(イ)に示
すように音声A/D変換器31によって音声処理され
る。一方、PB信号判別器33はその判別時間tの経過
後に入力信号がPB信号であると判別して判別信号(図
6の(ハ))を出力し、その判別信号によって選択回路
34はPB信号A/D変換器32の出力信号のPB信号
処理開始する(図6の(ロ))。従って、多重化装置4
に出力されるPB信号には図6の(ニ)に示すように音
声処理されたPB信号が余分に付加されるので、受信側
でPB信号を正確に復号化することができないことにな
る。
【0017】
【発明の効果】この発明によれば、音声信号と、PB信
号を明確に判別してディジタル伝送しているので、低ビ
ットレートの音声符号化に伴うPBトーンの品質劣化が
なく、この結果、PBトーンを正確に認識でき、回線の
効率の向上及び多種のプッシュボタン式電話機サービス
の向上に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の原理を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施例を示すブロック図である。
【図3】図2の要部を示すブロック図である。
【図4】音声信号/PB信号の周波数特性を示す図であ
る。
【図5】従来のディジタル伝送方式を示すブロック図で
ある。
【図6】比較例の動作の要部を説明するタイムチャート
である。
【符号の説明】
1−1…プッシュボタン式電話機 2…交換機 3−1,6−1…アナログ/ディジタル相互変換機 4,5…多重化装置 7…通信制御装置 8…コンピュータ 31,65…音声A/D変換器 32,66…PB信号D/A変換器 33,67…信号判別器 34,68…選択回路 39,61…音声信号D/A変換器 36,62…PB信号D/A変換器 37,63…PB信号判別器 38,64…選択回路 35,69…遅延器
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04Q 1/45

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声信号及び音声信号の周波数帯域に周
    波数成分が含まれるプッシュボタン信号を混在させた入
    力アナログ信号をディジタル伝送するPBトーン伝送方
    式において、入力アナログ信号のうち音声信号をA/D
    変換して圧縮する音声A/D変換手段(301)と、前記
    入力アナログ信号のうちプッシュボタン信号をディジタ
    ルコードに変換するPB信号A/D変換手段(302)
    と、前記入力アナログ信号がプッシュボタン信号か否か
    を判別するPB信号判別手段(303)と、音声A/D変
    換手段(301)によってA/D変換される音声信号を少
    くとも信号判別手段(303)の判別時間だけ遅延させる
    遅延手段(301a)と、通常は前記音声A/D変換手段
    (301)からの遅延したディジタル信号を送出し、前記
    入力アナログ信号がプッシュボタン信号と判別されたと
    きにはPB信号A/D変換器(302)からのディジタル
    コードを送出する選択手段(304)とを送信側に具備
    し、送信ディジタル信号の音声信号をD/A変換する音
    声信号D/A変換手段(601)と、前記送信ディジタル
    信号のプッシュボタン信号をD/A変換するPB信号D
    /A変換手段(602)と、前記送信ディジタル信号がプ
    ッシュボタン信号か否かを判別するPB信号判別手段
    (603)と、通常は前記音声D/A変換手段(601)から
    のアナログ信号を送出し、前記送信ディジタル信号がプ
    ッシュボタン信号と判別されたときにはPB信号D/A
    変換器(603)からのアナログ信号を送出する選択手段
    (604)とを受信側に具備することを特徴とするPBト
    ーン伝送方式。
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