JP2865215B2 - 両口金形高圧ナトリウムランプ - Google Patents
両口金形高圧ナトリウムランプInfo
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- JP2865215B2 JP2865215B2 JP40905290A JP40905290A JP2865215B2 JP 2865215 B2 JP2865215 B2 JP 2865215B2 JP 40905290 A JP40905290 A JP 40905290A JP 40905290 A JP40905290 A JP 40905290A JP 2865215 B2 JP2865215 B2 JP 2865215B2
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- sodium lamp
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- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は両端に口金を有する高圧
ナトリウムランプに関するものである。
ナトリウムランプに関するものである。
【0002】
【従来の技術】高圧ナトリウムランプは、水銀ランプと
比較して約2倍の効率を有するところから、省エネルギ
ー光源として普及しつつある。
比較して約2倍の効率を有するところから、省エネルギ
ー光源として普及しつつある。
【0003】通常の高圧ナトリウムランプは、耐ナトリ
ウム製の多結晶アルミナからなる発光管とこれを囲む外
管とを備え、外管内は高真空に保たれている。
ウム製の多結晶アルミナからなる発光管とこれを囲む外
管とを備え、外管内は高真空に保たれている。
【0004】しかし、通常の高圧ナトリウムランプで
は、例えば400Wの場合、外管の直径が120mmと大
きいために、器具も大きくなり、また片口金形のため
に、消灯直後の再始動が困難である。
は、例えば400Wの場合、外管の直径が120mmと大
きいために、器具も大きくなり、また片口金形のため
に、消灯直後の再始動が困難である。
【0005】このような問題を解決するために、外管と
して例えば400Wで直径22mmの石英ガラスを用いた
両口金形の高圧ナトリウムランプが開発され、実用に供
されるようになってきた。
して例えば400Wで直径22mmの石英ガラスを用いた
両口金形の高圧ナトリウムランプが開発され、実用に供
されるようになってきた。
【0006】両口金形高圧ナトリウムランプでは、図3
に示すように、先端に電極(図示せず)を有する導電体
2,3を両端に備えた発光管1を内蔵する外管8の両端
に口金11,12を設けているため、高電圧を印加する
ことが可能であり、そのためランプを消灯直後、再始動
させることが可能である。
に示すように、先端に電極(図示せず)を有する導電体
2,3を両端に備えた発光管1を内蔵する外管8の両端
に口金11,12を設けているため、高電圧を印加する
ことが可能であり、そのためランプを消灯直後、再始動
させることが可能である。
【0007】しかし、両口金形高圧ナトリウムランプで
は、外管8の材質に石英ガラスを使用しているために、
ランプ点灯中に水素が、外管8外から石英ガラスを透過
してその内部に侵入し、さらに導電体2,3を通して発
光管1内に侵入する結果、ランプの始動電圧が上昇する
という問題があった。
は、外管8の材質に石英ガラスを使用しているために、
ランプ点灯中に水素が、外管8外から石英ガラスを透過
してその内部に侵入し、さらに導電体2,3を通して発
光管1内に侵入する結果、ランプの始動電圧が上昇する
という問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来、この始動電圧の
上昇を抑制するため、ジルコニウムを主体とするゲッタ
16を外管8内に設けて水素を吸着させている。このゲ
ッタは、一端を発光管1の石英ガラスに埋め込んだ支持
線17に保持させるか、または発光管支持部品に固着さ
せている。
上昇を抑制するため、ジルコニウムを主体とするゲッタ
16を外管8内に設けて水素を吸着させている。このゲ
ッタは、一端を発光管1の石英ガラスに埋め込んだ支持
線17に保持させるか、または発光管支持部品に固着さ
せている。
【0009】しかし、このような保持構造は、煩雑であ
り、ランプのコスト上昇の原因になっている。
り、ランプのコスト上昇の原因になっている。
【0010】なお、図3において、5は導電線、6,7
は支柱、9,10は箔をそれぞれ示す。
は支柱、9,10は箔をそれぞれ示す。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の両口金形高圧ナ
トリウムランプは、石英ガラスからなる外管内に設けら
れた発光管の両端に、先端に電極を有する導電体を備
え、前記導電体の発光管外外周部にジルコニウムを含有
するリング状ゲッタを貫通保持したものである。
トリウムランプは、石英ガラスからなる外管内に設けら
れた発光管の両端に、先端に電極を有する導電体を備
え、前記導電体の発光管外外周部にジルコニウムを含有
するリング状ゲッタを貫通保持したものである。
【0012】
【作用】かかる構成によると、リング状ゲッタは、一定
の位置に保持されるとともに、ランプ点灯中、導電体か
らの熱伝導により、ゲッタ温度が適正に保たれるため
に、水素の吸着が良好となる。
の位置に保持されるとともに、ランプ点灯中、導電体か
らの熱伝導により、ゲッタ温度が適正に保たれるため
に、水素の吸着が良好となる。
【0013】
【実施例】図2において、発光管1は内径6.0mm,外
径7.4mm,全長66mmの多結晶アルミナからなり、そ
の内部にはナトリウム4.3mg,水銀15.7mgおよび
始動用ガスとしてキセノンが2.7×103Pa封入され
ている。発光管1の両端にはニオビウムと1.5%ジル
コニウムからなる外径3mm,内径2.5mmの管状の導電
体2,3が設けられている。導電体2,3の先端には電
極14,15がそれぞれ設けられている。発光管1と導
電体2,3とは耐ナトリウム性を有するフリット(図1
参照)により気密に封着されている。図1に示すよう
に、導電体2の発光管外外周部には内径3.2mm,外径
5.6mm,幅2.3mmのリング状のジルコニウム−ニッ
ケル(Zr2Ni)からなるゲッタ4が貫通保持されて
いる。導電体2,3の内部には、直径2mmのモリブデン
からなる支柱6,7の一端側がそれぞれ挿入されて、発
光管1を固定している。支柱6,7の他端側は、外管8
の石英ガラスにピンチシールされて固定されているとと
もに、数十ミクロンの薄いモリブデンからなる箔9,1
0を介して口金11,12にそれぞれ接続されている。
導電体2と支柱6とは導電線5により接続されている。
そのため、ゲッタ4は導電体2から外れることはない。
導電体3と支柱7とは導電線13により接続されてい
る。外管8内には、アルゴンガスが1気圧封入されてい
る。かかるランプをランプ入力150Wで点灯すると、
ゲッタ4の温度は410〜520℃となり、ゲッタの動
作温度として、ほぼ最適になる。
径7.4mm,全長66mmの多結晶アルミナからなり、そ
の内部にはナトリウム4.3mg,水銀15.7mgおよび
始動用ガスとしてキセノンが2.7×103Pa封入され
ている。発光管1の両端にはニオビウムと1.5%ジル
コニウムからなる外径3mm,内径2.5mmの管状の導電
体2,3が設けられている。導電体2,3の先端には電
極14,15がそれぞれ設けられている。発光管1と導
電体2,3とは耐ナトリウム性を有するフリット(図1
参照)により気密に封着されている。図1に示すよう
に、導電体2の発光管外外周部には内径3.2mm,外径
5.6mm,幅2.3mmのリング状のジルコニウム−ニッ
ケル(Zr2Ni)からなるゲッタ4が貫通保持されて
いる。導電体2,3の内部には、直径2mmのモリブデン
からなる支柱6,7の一端側がそれぞれ挿入されて、発
光管1を固定している。支柱6,7の他端側は、外管8
の石英ガラスにピンチシールされて固定されているとと
もに、数十ミクロンの薄いモリブデンからなる箔9,1
0を介して口金11,12にそれぞれ接続されている。
導電体2と支柱6とは導電線5により接続されている。
そのため、ゲッタ4は導電体2から外れることはない。
導電体3と支柱7とは導電線13により接続されてい
る。外管8内には、アルゴンガスが1気圧封入されてい
る。かかるランプをランプ入力150Wで点灯すると、
ゲッタ4の温度は410〜520℃となり、ゲッタの動
作温度として、ほぼ最適になる。
【0014】かかるランプを10灯製作し、ランプ入力
150Wで5.5時間点灯、0.5時間消灯のサイクル
で12000時間点灯した。点灯試験開始前のランプ
は、すべて1400〜1600V、平均1520Vで始
動した。12000時間点灯後の始動電圧は1350〜
1600V、平均1480Vと点灯試験前のランプとほ
ぼ同じであった。
150Wで5.5時間点灯、0.5時間消灯のサイクル
で12000時間点灯した。点灯試験開始前のランプ
は、すべて1400〜1600V、平均1520Vで始
動した。12000時間点灯後の始動電圧は1350〜
1600V、平均1480Vと点灯試験前のランプとほ
ぼ同じであった。
【0015】なお、上記実施例ではゲッタ4を導電体2
にだけ貫通保持した場合について説明したが、導電体
2,3の両方に貫通保持してもよい。
にだけ貫通保持した場合について説明したが、導電体
2,3の両方に貫通保持してもよい。
【0016】また、ゲッタとしてはジルコニウム−アル
ミニウム(Zr5Al3−Zr5Al4−Zr3Al2)のほ
かに、ジルコニウム−鉄(Zr2Fe)、ジルコニウム
−ニッケル(Zr2Ni)等も使用することができる。
ミニウム(Zr5Al3−Zr5Al4−Zr3Al2)のほ
かに、ジルコニウム−鉄(Zr2Fe)、ジルコニウム
−ニッケル(Zr2Ni)等も使用することができる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は石英ガラ
スからなる外管内に設けられた発光管の両端に、先端に
電極を有する導電体を備え、前記導電体の発光管外外周
部にジルコニウムを含有するリング状ゲッタを貫通保持
することにより、動程中安定した始動特性を示し、かつ
構成が簡単でコストの安い両口金形高圧ナトリウムラン
プを提供することができるものである。
スからなる外管内に設けられた発光管の両端に、先端に
電極を有する導電体を備え、前記導電体の発光管外外周
部にジルコニウムを含有するリング状ゲッタを貫通保持
することにより、動程中安定した始動特性を示し、かつ
構成が簡単でコストの安い両口金形高圧ナトリウムラン
プを提供することができるものである。
【図1】本発明の一実施例である両口金形高圧ナトリウ
ムランプの要部拡大断面図
ムランプの要部拡大断面図
【図2】本発明の一実施例である両口金形高圧ナトリウ
ムランプの正面図
ムランプの正面図
【図3】従来の両口金形高圧ナトリウムランプの正面図
1 発光管 2 導電体 3 導電体 4 ゲッタ 5 導電線 8 外管 10 口金 12 口金 13 導電線
Claims (1)
- 【請求項1】石英ガラスからなる外管内に設けられた発
光管の両端に、先端に電極を有する導電体を備え、前記
導電体の発光管外外周部にジルコニウムを含有するリン
グ状ゲッタを貫通保持したことを特徴とする両口金形高
圧ナトリウムランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40905290A JP2865215B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 両口金形高圧ナトリウムランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP40905290A JP2865215B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 両口金形高圧ナトリウムランプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04233153A JPH04233153A (ja) | 1992-08-21 |
JP2865215B2 true JP2865215B2 (ja) | 1999-03-08 |
Family
ID=18518430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP40905290A Expired - Fee Related JP2865215B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | 両口金形高圧ナトリウムランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2865215B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101107356B1 (ko) * | 2005-02-23 | 2012-01-19 | 사에스 게터스 에스.페.아. | 게터 장치를 포함하는 고압 방전 램프 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4024151B2 (ja) * | 2001-05-01 | 2007-12-19 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 放電ランプ |
WO2003015126A1 (en) * | 2001-08-03 | 2003-02-20 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | High-pressure discharge lamp and method of manufacturing it |
JP2009541928A (ja) * | 2006-06-19 | 2009-11-26 | コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ | 放電灯 |
-
1990
- 1990-12-28 JP JP40905290A patent/JP2865215B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101107356B1 (ko) * | 2005-02-23 | 2012-01-19 | 사에스 게터스 에스.페.아. | 게터 장치를 포함하는 고압 방전 램프 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04233153A (ja) | 1992-08-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |