JP2864636B2 - ラベル付容器 - Google Patents

ラベル付容器

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JP2864636B2
JP2864636B2 JP2062273A JP6227390A JP2864636B2 JP 2864636 B2 JP2864636 B2 JP 2864636B2 JP 2062273 A JP2062273 A JP 2062273A JP 6227390 A JP6227390 A JP 6227390A JP 2864636 B2 JP2864636 B2 JP 2864636B2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C2795/00Printing on articles made from plastics or substances in a plastic state
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2009/00Layered products
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/744Labels, badges, e.g. marker sleeves

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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は一般家庭等で使用されるボトル等の容器で、
内容物としてシャンプー、リンス、コンディショナー、
トリートメント、食器用洗剤、洗濯用洗剤、漂白剤、ト
イレタリー等の収納に使用するラベル付の容器に関する
ものである。
<従来の技術> 従来より、種々の内容物を収納する容器として、内容
物保護性、取扱い易さという点で合成樹脂をブロー成形
したボトルが用いられている。そして、このボトルの胴
部外面には通常、内容物の表示、商品名の表示のための
印刷層を設けたラベルをボトル成形後に接着されてい
る。しかし、このようにボトル成形後にラベルを設ける
には別の工程で行わなければならず、効率の悪いもので
あった。また、ボトル表面とラベルとの境界面にはどう
しても段差が生じてしまって輸送、保管等の取扱い中に
ラベル端部又はラベル全体が剥がれて商品価値を落とし
たり、不良品として使用できなくなるという問題があ
る。
そこでこのような問題を解決する方法として、ブロー
成形の金型内に予めラベルを挿入し、ボトルのブロー成
形と同時にボトル胴部外面にラベルを貼る方法(以下、
インモールドラベルシステムと称する)がある。このイ
ンモールドラベルシステムは、工程の合理化、成形され
たボトルの外観の美粧性、材料のコストダウン等の数々
の利点があり、今後、益々、実用例が増大する傾向にあ
る。
インモールドラベルシステムを用いたボトルの成形方
法は一般には押出機より連続的にパリソンを押出し、こ
れを一定の長さに切断して、予め内面にラベルが挿入さ
れた金型内にセットしてブローし、ラベルを成形される
ボトルの外面に一体化するようになっている。このイン
モールドラベルシステムで使用されるラベルとしては、
紙又はプラスチックフィルムに感熱接着剤を塗布したも
のが一般的である。
また、ボトルの材質としてはポリオレフィン系樹脂の
他、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエステル樹脂、あるいは
ナイロン/ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体樹脂/ポリエチレン等の多層構成のもの等種々ある。
<発明が解決しようとする課題> しかしながら、最近ではラベルにも高級感、意匠性が
要求され、例えば、金属箔、又は金属箔を紙等の基材に
貼り合わされたラベルがあるが、貼り合わせ工程が必要
であり、また、コストの問題がある。そこで金属を蒸着
することも考えられるが、天然パルプを原料とする紙の
表面は凹凸であるために金属蒸着層は金属光沢を持た
ず、灰色となってしまう。また、成形後、ラベル基材が
吸湿して成形品に変形が生じ、金属光沢を劣化させるこ
とがある。
このような問題からプラスチックフィルムを基材とし
て、その表面に金属蒸着層を設けたラベルを使うことが
考えられるが、ボトルの構造も最近は、補強のため及び
デザイン上、表面に様々な凸凹を設けたものが多くな
り、その凸凹を含めた部分にラベルを設ける場合が多く
なってきている。
しかし、ボトルの凸凹部を有する表面にラベルを設け
るときに上記インモールドラベルシステムを用いた場
合、金属箔を使用したラベルを用いると、伸びが少ない
ためにブロー成形時に金属箔が成形されるボトル表面の
凸凹部を含めた表面の形状に追従していけずに破断して
しまう。そこで金属蒸着層を設けたプラスチックフィル
ムから成るラベルを用いると、基材となるプラスチック
フィルムが一軸延伸、あるいは二軸延伸フィルム(ポリ
エステル、ポリプロピレン、ポリアミド等)であると、
ボトル成形時にはラベルが伸びて凸凹部に追従するが、
成形後の冷却による樹脂の収縮(通常は室内放置で24〜
48時間冷却)及びラベルの基材自体の収縮が起こり、一
度、延伸した金属蒸着層はラベル基材の収縮に追従でき
ず、金属蒸着層にクラックが入り、金属光沢感が失われ
る。
そこでこの問題を解決するためにプラスチックボトル
に使用するインモールド成形用のラベル基材(印刷を施
しラベルの最外層となる一番厚い層)は、ボトル成形時
の熱収縮の問題から未延伸フィルムを使用すること、さ
らに、ラベルに金属光沢感を持たせるためには、これも
熱収縮の点から金属蒸着未延伸フィルムを使用する構成
が考えられる。
この場合、未延伸フィルムには、印刷適正、耐熱性等
の問題から、ポリプロピレン性のフィルムが最適であ
る。
しかしながら、プラスチックボトル本体がポリエチレ
ン製の場合、ラベルの接着層にはポリエチレン樹脂層を
形成させないと、インモールド成形が行えない。
ところが、印刷を施した未延伸ポリプロピレンフィル
ムと金属蒸着を施した未延伸ポリプロピレンフィルム
は、接着剤を介してラミネート可能であるが、金属蒸着
を施した未延伸ポリプロピレンフィルムの非蒸着面は、
表面処理が施されてなく、表面の濡れ特性が悪く、接着
剤を介してポリエチレン樹脂をラミネートしても接着強
度が上がらずインモールド成形時に剥離を起こしてしま
う。
<課題を解決するための手段> 本発明は上記課題を解決するために考えられたもの
で、請求項1の発明は金属蒸着層、未延伸ポリプロピレ
ンフィルム及び共押出しポリオレフィン系フィルムの層
を含むラベルを容器本体表面に設けて成るラベル付容器
であり、また、請求項2の発明は請求項1の発明におい
て、共押出しポリオレフィン系フィルムと金属蒸着層の
間に接着性樹脂層を設けたことを特徴とするラベル付容
器であり、請求項3の発明は請求項2の発明において接
着性樹脂が酸変性ポリプロピレン樹脂であることを特徴
とするラベル付容器であり、さらに請求項4の発明はポ
リオレフィン系共押出しフィルムが、片面がポリプロピ
レン系、片面がポリエチレン系樹脂から成る請求項1乃
至3の何れかのラベル付容器である。
<作用> 本発明は以上の構成になっており、基材として未延伸
ポリプロピレンフィルムを用いているためインモールド
ラベルシステムを用いて製造する場合にも基材がボトル
の成形樹脂の収縮に対して追従していき、金属蒸着層に
クラックが生じることがない。
また、オレフィン系共押出しフィルムと金属蒸着フィ
ルムの非蒸着面との間に接着剤、好ましくは酸変性した
ポリプロピレン樹脂を設けることにより共押出しポリオ
レフィン系フィルムと金属蒸着フィルムとの良好な接着
強度が得られる。
以下、図面に基いて詳細に説明する。
第1図は本発明に係るラベルの一例を示す断面図であ
り、未延伸ポリプロピレンフィルムから成る基材(1)
に金属蒸着層を設けた未延伸ポリプロピレンフィルム
(2)を積層し、該未延伸ポリプロピレンフィルム
(2)に接着性樹脂(3)を介してポリプロピレン/ポ
リエチレンから成る共押出しポリオレフィン系フィルム
(4)が設けられている。
次に、未延伸ポリプロピレンフィルムと金属蒸着未延
伸ポリプロピレンフィルム(2)のラミネートについて
述べる。未延伸ポリプロピレンフィルムには、予めグラ
ビア印刷等の手段により印刷を施しておく。ポリプロピ
レンフィルムの印刷に使用するインキは、その密着性の
点からウレタン系インキを使用するのが最も望ましい。
金属蒸着感を得るためには、ポリプロピレンフィルム
の印刷面に金属蒸着未延伸ポリプロピレンフィルム
(2)の蒸着面を接着剤を介してラミネートすればよ
い。ウレタン系インキ面及び、金属蒸着面は表面活性が
高いため、接着剤との密着はよくラミネートが可能であ
る。なお、接着剤は、ウレタン系接着剤を使用すればド
ライラミネート手法が可能である。
次に、金属蒸着未延伸ポリプロピレンフィルム(2)
について説明する。
金属蒸着未延伸ポリプロピレンフィルム(2)は、非
金属蒸着面は未処理状態である。即ち、非蒸着面が処理
されていると蒸着面とブロッキングする可能性があるた
めである。また、金属蒸着後、後処理でコロナ処理を施
すことも考えられるが、ポリプロピレン樹脂の場合は、
樹脂中の添加剤及び結晶化の問題で後処理が非常にかか
りにくく、ラミネート時に処理をかけ、表面活性を上げ
ることは事実上不可能である。
そのため、非金属蒸着面にラミネートを行なうには、
樹脂の押出しラミネートが最適である。
押出しラミネートに使用する樹脂としては、ポリプロ
ピレン系樹脂を使用するが、一般的にポリオプレピレン
系樹脂は、押出し温度が低く、酸化されにくいため良好
な接着強度を得ることはできない。そこで、本発明で
は、押出し温度が低くても、良好な接着強度を得るため
に、接着性樹脂(3)として酸変性したポリプロピレン
樹脂を使用することが特徴である。
酸変性とは、無水マレイン酸等の有機酸をポリプロピ
レン樹脂骨格にグラフト重合した物である。
次に、共押出しポリオレフィン系フィルム(4)につ
いて説明する。
共押出しポリオレフィン系フィルム(4)とは、2層
以上の層構成からなるものであり、表裏で特性の異なる
フィルムである。具体的には、3層以上の押出機を用
い、接着樹脂層を介し片面ポリプロピレン、片面ポリエ
チレン樹脂よりなる物である。
次に、押出しラミネート方法について説明する。
印刷を施した未延伸ポリプロピレンフィルムと金属蒸
着ポリプロピレンフィルム(2)のラミネート品の非金
属蒸着面に上述のポリプロピレン系接着性樹脂を押出し
ながら、該ポリオレフィン系フィルムのポリプロピレン
樹脂面とを貼合わせる。上述のポリプロピレン系接着性
樹脂は、酸変性樹脂のため低温押出しにおいても充分な
ラミネート強度を得ることができる。
以上の方法で、 未延伸ポリプロピレン/印刷/金属蒸着ポリプロピレ
ン/(ポリプロピレン樹脂/ポリエチレン樹脂)共押出
しフィルム の作成が可能である。
なお、共押出しフィルムのポリエチレン樹脂面にさら
にポリエチレン樹脂をラミネートし、プラスチックボト
ルとのシール層を厚くすることは何ら問題なく行える。
以上説明したラミネートフィルムをラベル形状に打抜
くことにより、インモールドラベルとして使用でき、通
常のインモールド成形条件でプラスチックボトルと一体
成形可能である。
第2図は本発明に係るラベルの別の例を示す断面図で
あり、印刷層(6)を設けた未延伸ポリプロピレンフィ
ルムから成る基材(5)の前記印刷層(6)側に接着性
樹脂(7)を介して、金属蒸着層(8)を設けた共押出
しポリオレフィン系フィルム(9)が積層されている。
次に共押出しポリオレフィン系フィルム(9)への金
属蒸着は該共押出しポリオレフィン系フィルム(9)の
ポリプロピレン樹脂面に金属蒸着を施す。金属蒸着方法
については、真空蒸着、スパッタリング等の方法がある
が、本発明においてはどの方法をとることも可能であ
る。
蒸着に使用する金属については、アルミニウム、チタ
ン、ステンレス等一般的に真空蒸着、スパッタリングに
用いられる金属が使用可能である。
次に、未延伸ポリプロピレンフィルムと金属蒸着を施
した共押出しポリオレフィン系フィルムのラミネートに
ついて述べる。
未延伸ポリプロピレンフィルムには、予めグラビア印
刷等の手段により印刷(6)を施しておく。ポリプロピ
レンフィルムの印刷に使用するインキは、その密着性の
点からウレタン系インキを使用するのが最も望ましい。
金属蒸着感を得るためには、未延伸ポリプロピレンフ
ィルムの印刷面に金属蒸着を施した共押出しポリオレフ
ィン系フィルム(9)の蒸着面を接着剤を介してラミネ
ートすればよい。ウレタン系インキ面及び、金属蒸着面
は表面活性が高いため、接着剤との密着はよくラミネー
トが可能である。なお、接着剤は、ウレタン系接着剤を
使用すればドライラミネート手法が可能である。
以上の方法で、 未延伸ポリプロピレンフィルム/印刷/金属蒸着共押
出しポリオレフィン系フィルム(ポリプロピレン樹脂/
ポリエチレン樹脂) の作成が可能である。
なお、共押出しフィルムのポリエチレン樹脂面にさら
にポリエチレン樹脂をラミネートし、プラスチックボト
ルとのシール層を厚くすることは何ら問題なく行える。
以上説明したラミネートフィルムをラベル形状に打抜
くことにより、インモールドラベルとして使用でき、通
常のインモールド成形条件でプラスチックボトルと一体
成形可能である。
以下実施例について説明する。
<実施例I> ラベル基材に、未延伸ポリプロピレン(以下CPPと略
す)60μ(東レ合成(株)製3931)金属上CPPフィルム
に、東洋メタライジング(株)製アルミ高密着タイプ
2203 25μを用いた。
酸変性ポリプロピレン樹脂には、三井石油化学(株)
製アドマー QF305、共押出しポリオレフィン系フィル
ムには、東京セロファン紙(株)製 TAF511 40μを使
用した。
CPPフィルムへの印刷は、ウレタン系インキ(東洋イ
ンキ(株)製 ラミスター)を用い、グラビア印刷で行
った。
アルミ蒸着CPPフィルムとのラミネートは、ウレタン
系接着剤(大日本インキ(株)製 EPS75A/KW40)を用
い、CPPフィルム印刷面に接着剤を塗布しドライラミネ
ートを行った。
次に、上記ラミネートフィルムと共押出しポリオレフ
ィン系フィルムとのラミネートは、上記ラミネートフィ
ルムの非アルミ蒸着面上に、前出のアドマー QF305を2
85℃の溶融押し出し温度で押出し、前出のTAF511のポリ
プロピレン樹脂面を接着させ、ロールにより圧着しラミ
ネートする。
以上の方法により作成したラミネートフィルムを、ラ
ベル形状に打抜きインモールド成形用のラベルに供し
た。
プラスチックボトルは、高密度ポリエチレン樹脂(東
燃石油化学(株)製 B5032A)を使用した中空成形ボト
ルであり、成形時に金型内に上記ラベルを挿入し一体成
形した。
その結果、ラベルとボトルとの接着強度の非常に高い
プラスチックボトルが得られた。
<比較例1> 実施例で説明したポリプロピレン系の接着性樹脂の替
わりに、一般グレードのポリプロピレン樹脂(三菱油化
(株)製 FL25R)を用い、さらに、共押出しポリオレ
フィン系フィルムの替わりに、一般グレードのポリエチ
レン製フィルムを用いてラミネートを行った。他のラベ
ル構成要素、条件等は実施例と同じである。
その結果、金属蒸着フィルムとシーラント樹脂とのラ
ミネート強度は上がらず、このラミネートフィルムから
ラベルを打抜く時にラベルの層間で剥離が見られ、ま
た、インモールド成形時においても、ボトルからラベル
が層間で剥離する現象がみられた。
<比較例2> 実施例で説明した金属蒸着未延伸フィルムの替わりに
金属蒸着二軸延伸フィルムとして、アルミ蒸着ポリエス
テルフィルム(尾池工業(株)製 テトライトT 12
μ)を使用した。この場合は、非蒸着面に接着剤が塗布
できるため、直接ポリエチレン系樹脂(三井デュポンケ
ミカル(株)製 M−14P)を厚さ30μで押出しラミネ
ートした。
このラミネートフィルムからなるラベルを打ち抜きイ
ンモールド成形を行った結果、金属蒸着フィルムにしわ
が入り、非常に外観の悪いプラスチックボトルとなっ
た。
<実施例II> ラベル基材に、未延伸ポリプロピレン(以下CPPと略
す)60μ(東レ合成(株)製 3931)、金属蒸着を施す
共押出しポリオレフィン系フィルムには、出光石油化学
(株)製40μを使用した。
金属蒸着は、金属にアルミニウムを用いて真空蒸着法
で、ポリプロピレン樹脂面におこなった。
CPPフィルムへの印刷は、ウレタン系インキ(東洋イ
ンキ(株)製 ラミスター)を用い、グラビア印刷で行
った。
アルミ蒸着共押出しポリオレフィン系フィルムとのラ
ミネートは、ウレタン系接着剤(大日本インキ(株)製
EPS75A/KW40)を用い、CPPフィルム印刷面に接着剤を
塗布しドライラミネートを行った。
即ち、ラベル裏面はポリエチレン系樹脂である。
以上の方法により作成したラミネートフィルムを、ラ
ベル形状に打抜きインモールド成形用のラベルに供し
た。
プラスチックボトルは、高密度ポリエチレン樹脂(東
燃石油化学(株)製 B5032A)を使用した中空成形ボト
ルであり、成形時に金型内に上記ラベルを挿入し一体成
形した。
その結果、ラベルとボトルとの接着強度の非常に高い
プラスチックボトルが得られた。
<比較例3> 実施例で説明した金属蒸着を施した共押出しポリオレ
フィン系フィルムの替わりに、アルミ蒸着二軸延伸ポリ
エステルフィルム(尾池工業(株)製テトライトT 12
μ)を使用した。この場合は、非蒸着面に接着剤が塗布
できるため、直接ポリエチレン系樹脂(三井デュポンケ
ミカル(株)製M−14P)を厚さ30μで押出しラミネー
トした。
このラミネートフィルムからなるラベルを打ち抜きイ
ンモールド成形を行った結果、金属蒸着フィルムにしわ
が入り、非常に外観の悪いプラスチックボトルとなっ
た。
<発明の効果> 本発明は以上の構成になっているので次のような優れ
た効果を有する。
(イ)ブローボトルとラベルとを一体成形する際、ラベ
ルに金属蒸着未延伸フィルムを使用しているため、非常
に金属光沢感があり、しわ等がない外観上きれいなイン
モールドボトルを得ることが可能となった。
(ロ)プローボトルとラベルとを一体成形する際、ラベ
ルに金属蒸着共押出しポリオレフィン系フィルムを使用
しているため、非常に金属光沢感があり、しわ等がない
外観上きれいなインモールドボトルを得ることが可能と
なった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るラベルの一例を示す断面図、第2
図は同じく他の例を示す断面図である。 (1)(5)……基材 (2)……未延伸ポリプロピレンフィルム (3)(7)……接着性樹脂 (4)(9)……共押出しポリオレフィン系フィルム (6)……印刷層、(8)……金属蒸着層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 49/00 - 49/80

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属蒸着層、未延伸ポリプロピレンフィル
    ム及びオレフィン系共押出しフィルムの層を含むラベル
    を容器本体表面に設けて成るラベル付容器。
  2. 【請求項2】オレフィン系共押出しフィルムと金属蒸着
    層の間に接着性樹脂層を設けたことを特徴とする請求項
    (1)のラベル付容器。
  3. 【請求項3】接着性樹脂が酸変性ポリプロピレン樹脂で
    あることを特徴とする請求項(2)のラベル付容器。
  4. 【請求項4】ポリオレフィン系共押出しフィルムが、片
    面がポリプロピレン系、片面がポリエチレン系樹脂から
    成ることを特徴とする請求項(1)乃至(3)の何れか
    のラベル付容器。
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