JP2864614B2 - 光ファイバカプラの製造方法 - Google Patents

光ファイバカプラの製造方法

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JP2864614B2
JP2864614B2 JP2021428A JP2142890A JP2864614B2 JP 2864614 B2 JP2864614 B2 JP 2864614B2 JP 2021428 A JP2021428 A JP 2021428A JP 2142890 A JP2142890 A JP 2142890A JP 2864614 B2 JP2864614 B2 JP 2864614B2
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stretching
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眞澄 福間
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、光ファイバ中を伝搬する光を分岐合流もし
くは、分波合波を行なう光ファイバカプラの製造方法に
関するものである。
(従来の技術) 従来、光ファイバカプラの製造方法として、複数本の
光ファイバの長手方向の一部の被覆を除去し、その部分
をねじり合わせて、加熱延伸する方法が行なわれてい
る。加熱方法としては、石英パイプ中に光ファイバを通
し、石英パイプを加熱し、延伸を行なう方法が採用され
ている。
このようなねじりを加えて加熱延伸する光ファイバカ
プラの製造方法においては、ねじりの状態を一定にする
ことが困難である。その理由は、一定量のねじりを加え
ても、そのねじりが、必ずしも被覆を除去したガラス部
分に加わらず、被覆のある部分にも加わり、それが一定
でないため、カプラとなる部分のねじれの状態が、製造
の度にばらつくためである。したがって、この方法で製
造される光ファイバカプラは、分岐比、過剰損失のばら
つきが生じ、偏波依存性のばらつきの原因ともなってい
る。
また、複数本の光ファイバをねじり合わせる作業は、
手作業によるしかなく、機械化することが極めて難しい
ことも問題点となっている。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、2本の光ファイバに、ねじりを加えて、加
熱延伸する光ファイバカプラの製造方法において、被覆
を除去したガラス部分のみにねじりを加えることができ
るようにして、再現性のよい光ファイバカプラを製造で
きるとともに、ねじりを自動的に加えることができる光
ファイバカプラの製造方法を提供することを目的とする
ものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、光ファイバカプラの製造方法において、被
覆が施された2本の光ファイバを共通する被覆によって
一体化し、これら被覆の一部をそれぞれ所定の長さにわ
たって除去したのち、被覆の除去を行なった部分の両端
部において断面周方向に一定角度の回転を与え、つい
で、被覆の除去を行なった部分を加熱延伸することを特
徴とするものである。
被覆を除去した部分の両端部において与えるねじりの
角度を、90〜180度の範囲の一定量とすることができ
る。
加熱延伸に際しては、被覆を除去した部分を石英など
の部材で覆い、該部材を加熱することにより、延伸部を
加熱するようにしてもよい。
第1図は本発明の一具体例である。被覆を施した光フ
ァイバを2心平行に配置した光ファイバ心線の長手方向
の被覆の一部を除去したのち、被覆した部分を図に示す
ように、縦溝及び横溝を有する延伸ステージ上のクラン
パに取り付けたのち、長手方向に連続した溝を有するパ
イプに入れたのち、バーナ等で加熱延伸する。
(作 用) 本発明は、光ファイバカプラの製造方法において、被
覆を施した光ファイバの2本を一体化し、その被覆の一
部を所定の長さにわたって除去したことにより、被覆の
除去された長さを一定でき、その被覆の除去を行なった
部分の両端部において断面周方向に一定角度の回転を与
えることにより、被覆の除去を行なった部分に与えるね
じりを、常に一定にすることができるものである。
ついで、被覆の除去を行なった部分を加熱延伸するこ
とにより、再現性のよい光ファイバカプラを得ることが
できる。
(実施例) 第1図は、本発明の光ファイバカプラの製造方法の一
実施例を説明するための概略図である。図中、1,2は一
体化した光ファイバの被覆部、3は被覆を除去したガラ
ス部、4,5は延伸ステージ、6は半割パイプ、7はバー
ナ、8は火炎である。
この実施例では、2本の光ファイバを用いた2×2カ
プラの製造方法を説明するものである。2本の光ファイ
バは、外径125μm,コアとクラッドとの屈折率差Δnが
0.4%,カットオフ波長が0.75μmの、波長が0.85μm
の単一モード光ファイバである。これを用いて、波長が
0.85μmにおいて、分岐比が50%となる光ファイバカプ
ラを製造するものである。
先ず、それぞれの光ファイバに、直径0.25mmとなる紫
外線硬化樹脂による被覆をした。次に、同じく、紫外線
硬化樹脂を用いて、2本の光ファイバを一体化した。断
面を第2図に示す1aは光ファイバのガラス部、1bは紫外
線硬化樹脂による被覆で、直径が上述したように、0.25
mmである。この2本を並べ、紫外線硬化樹脂により共通
する被覆1cで一体化した。縦は0.3mm,横は1.1mmであ
る。
一体化した2本の光ファイバの被覆を長さ方向に25mm
にわたって除去したのち、一方の被覆部1を延伸ステー
ジの4のクランパに、他方の被覆2を延伸ステージ5の
クランパにセットした。延伸ステージの4のクランパに
は、一体化した被覆部1が、横方向に納まる溝が設けら
れ、延伸ステージ5には、一体化した被覆部2が、縦方
向に納まる溝が設けられているから、被覆を除去したガ
ラス部3は、クランプの両側で心線で90度ねじれる状態
にセットされる。両側の被覆部は、一体化されているか
ら、ねじれは加わらない。
被覆を除去したガラス部3に、0.5mmの溝を設けた内
径8mm,肉厚0.8mmの石英の半割パイプをかぶせ、アセチ
レン−酸化ガスのバーナ7により、加熱するとともに、
延伸ステージに張力を加えて、光ファイバのガラス部を
延伸した。
延伸過程において、半導体レーザ光を光ファイバのう
ちの一方に入射させ、他方の出力光をパワメータでモニ
タしながら、分岐比が所望の値となるよう延伸を行なっ
た。延伸張力は、3gで一定とした。
試作した光ファイバカプラの20本について、0.85μm
のLD光源により、偏光子と1/2波長板を用いて偏波依存
性を測定したが、ばらつきは、4.2%±2%であり、従
来の2本の光ファイバのばらばらの素線を用いて製造し
た場合に比べて安定した特性の光ファイバカプラが得ら
れた。
なお、延伸ステージ4,5におけるクランパの溝を同じ
方法とすれば、光ファイバの被覆を除去したガラス部に
は、正確に、180度のねじれ角を与えることができる。
このねじれ角は、上述した実施例のように、90度または
180度に限るものではなく、クランパの溝の角度を設定
しておくことにより、適宜の角度とすることができる。
しかし、必ずしも多くの角度にねじる必要はなく、正確
なねじり角を与えることができる本発明によれば、90〜
180度で、所望の特性を得ることができる。
また、加熱方法としては、上述した実施例のように、
比較的大きな石英パイプに光ファイバを側面より通す程
度の溝を設けたもの等を用いて、光ファイバのガラス部
を間接的に加熱し、延伸する方法を採用する方が好結果
が得られた。火炎等により直接加熱する方法では、過剰
損失が増加しやすいことが分かった。また、この場合、
第3図に示すように、光ファイバのガラス部3が、半割
パイプ6の底面に近づく方が、バーナ7の火炎8による
熱量が増加するため、使用するガス流量が小さくて済む
利点がある。
(発明の効果) 以上の説明から明らかなように、本発明の光ファイバ
カプラ製造方法によれば、2本の光ファイバが一体化さ
れた状態で、被覆の除去を行なった部分にねじりを加え
るので、作業が簡単であり、かつ、ねじりのばらつきを
軽減することができ、特性の安定した光ファイバカプラ
を製造できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の光ファイバカプラの製造方法の一実
施例を説明するための概略図、第2図は、一体化した光
ファイバの被覆部の断面図、第3図は、加熱部の断面図
である。 1,2……一体化した光ファイバの被覆部、3……被覆を
除去したガラス部、4,5……延伸ステージ、6……半割
パイプ、7……バーナ、8……火炎。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被覆が施された2本の光ファイバを共通す
    る被覆によって一体化し、これら被覆の一部をそれぞれ
    所定の長さにわたって除去したのち、被覆の除去を行な
    った部分の両端部において断面周方向に一定角度の回転
    を与え、ついで、被覆の除去を行なった部分を加熱延伸
    することを特徴とする光ファイバカプラの製造方法。
JP2021428A 1990-01-31 1990-01-31 光ファイバカプラの製造方法 Expired - Lifetime JP2864614B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0782136B2 (ja) * 1987-02-21 1995-09-06 日本電信電話株式会社 光フアイバカツプラならびにその製造方法および製造装置
JPS643610A (en) * 1987-06-26 1989-01-09 Fujitsu Ltd Production of optical directional coupler

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JPH03226703A (ja) 1991-10-07

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