JPH1123887A - マッハツエンダー型カプラの補強方法 - Google Patents

マッハツエンダー型カプラの補強方法

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Publication number
JPH1123887A
JPH1123887A JP17825897A JP17825897A JPH1123887A JP H1123887 A JPH1123887 A JP H1123887A JP 17825897 A JP17825897 A JP 17825897A JP 17825897 A JP17825897 A JP 17825897A JP H1123887 A JPH1123887 A JP H1123887A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
coupler
optical coupling
adhesive
mach
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17825897A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsuneo Mori
常雄 森
Yukio Fujimaki
幸雄 藤巻
Kazuo Kamiya
和雄 神屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】光出力強度が安定したマッハツエンダー型カプ
ラの補強方法の提供。 【解決手段】 2本の光ファイバを加熱・融着・延伸す
ることにより形成された光結合部が直列に連続して2箇
所以上作られているマッハツエンダー型カプラの補強方
法において、これらの光結合部4、5が1枚の連続した
基板8に固定されているマッハツエンダー型カプラの補
強方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光結合部が直列に
2箇所以上もつマッハツエンダー型カプラの補強方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバを利用した光通信において
は、異なる波長の光を合流・分岐するための光ファイバ
カプラが用いられている。この光ファイバカプラとして
は、図2に示すような溶融テーパ型のものが一般に使用
されている。溶融テーパ型光ファイバカプラは2本の光
ファイバ16、17を平行に配置して加熱・融着・延伸する
ことにより溶融テーパ部15を形成したもので、溶融テー
パ部(以後、光結合部とする)における光の結合現象を
利用して光信号の合流・分岐が行われる。例えば、第3
ポート13より、波長λ1 とλ2 の光信号が合流して入力
され、第1ポート11より波長λ1 の光信号が、また第2
ポート12より波長λ2 の光が分岐して出力される(第4
ポート14は未使用端子)。ところがこの光ファイバカプ
ラにおいては、第1ポート11には波長λ2 の光信号が、
また第2ポート12には波長λ1 の光信号が、それぞれ混
在するために、これらの光信号が本来必要とされる波長
の光信号に対する妨害光となり、装置の作動に悪影響を
及ぼすという問題がある。そのため、これらを排除する
ためにテーパ部近傍に波長選択フィルタを埋設した光合
流分岐器が開示されている(特開平2-100006号公報)。
しかし、フィルタを埋設する方法は、ダイシングソーに
よるスリットの形成、フィルターチップの挿入、接着剤
による固定など細かな工程を必要とする。さらにスリッ
ト形成時の加工精度は特性に大きな影響を及ぼすために
生産性に問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これに対して、2つ以
上の光結合部が直列に並んで配置され、この光結合部間
の光ファイバ中にグレーテイングを施し、周期的に屈折
率を高めた部分を有するフィルター部を設けたマッハツ
エンダー型カプラが検討されている。しかし、このカプ
ラは光結合部が2つ以上直列に配置された構造であるた
めに、光結合部の光ファイバの僅かな曲がりによってカ
プラの出力強度が大きく変動し、挿入損失も大きくなる
という問題がある。本発明は、かかる問題に鑑みなされ
たもので、光出力強度が安定したマッハツエンダー型カ
プラの補強方法の提供を課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、2本の光ファ
イバを加熱・融着・延伸することにより形成された光結
合部が直列に連続して2箇所以上作られているマッハツ
エンダー型カプラの補強方法において、これらの光結合
部が1枚の連続した基板に固定されていることを特徴と
するマッハツエンダー型カプラの補強方法を要旨とする
ものである。
【0005】
【発明の実施の形態】図1の(a)、(b)、(c)
は、本発明のマッハツエンダー型カプラの補強方法の工
程図である。以下図1により、本発明を説明する。 (1)まず2本の光ファイバー1、2を用意し、これ
を、光結合部2箇所とフィルター部を作製することを考
慮してそれらに相当する長さの被覆材を除去して素線部
3とし、素線部3を互いに沿わせ、加熱・融着・延伸し
ながら、一方の光ファイバ1からモニター光を入力し、
反対側の2本の光ファイバのモニター光の出力の分岐比
が所定の値となったところで延伸を停止して第1の光結
合部4を作製し、光結合部4を接着剤10で短い方の基板
6に固定する(図1(a))。 (2)続いて、フィルター形成部9の先に、第2の光結
合部5を、第1の光結合部と同様にして作製し、これを
接着剤10で短い方の基板7上に固定する(図1
(b))。 (3)次いで、第1と第2の光結合部を真っ直ぐに置い
て、2つの光結合部を1枚の連続した長い方の基板8に
接着剤10で固定する(図1(c))。
【0006】この様に2つの光結合部を1枚の基板8に
固定することにより、光結合部間のファイバの僅かな曲
がりにより特性が変化することがなくなり光出力強度が
安定したマッハツエンダー型カプラが得られる。また、
2枚の短い方の基板6、7の隙間18から紫外線を照射し
てフィルター形成部9の素線部にグレーテングを施し、
フィルター部を容易に形成できる。なお、ここで用いら
れる光ファイバは公知のものでよく、シングルモードタ
イプ、ステップインデックスタイプ、またはグレーテッ
ドインデクスタイプのいずれでもよい。接着剤は公知の
ものでよく、例えば、エポキシ樹脂等が例示される。基
板の材質は、固くて、物理的強度のあるものであればよ
く、例えば、石英等が例示される。またその長さはカプ
ラの光結合部の長さにより定めればよい。
【0007】
【実施例】
実施例 2本の外径250 μm の被覆シングルモード光ファイバの
被覆材を110mm の長さにわたって除去して素線部とし、
次いでこの2本の素線部を加熱・融着・延伸して、波長
1.31μm のモニター光でモニターしながら、2本の光フ
ァイバの出力側のモニター光の分岐比が50%となったと
ころで延伸を停止して第1の光結合部を作製し、これを
幅10mm、長さ30mm、厚さ5mmの石英基板にエポキシ系接
着剤で固定した。次いで、残った素線部をフィルタ部用
に約70mm空けて、第2の光結合部を、第1の光結合部と
同様に作製したが、この際モニター光は波長1.31μm で
は分岐比が決められないため波長1.55μm を用いて分岐
比が70%(1.31μm では分岐比50%に相当する)の所で
延伸を停止した。この第2の光結合部を第1の光結合部
と同様に接着剤で同じサイズの石英基板に固定した。そ
して、更にこの第1と第2の光結合部を、エポキシ系接
着剤で、1枚の幅10mm、長さ150mm 、厚さ5mmの石英基
板に固定した。この様にして、2つの光結合部をもつマ
ッハツエンダー型カプラが補強された。
【0008】次いで、この補強されたカプラの2枚の短
い方の石英基板の隙間より、紫外線を照射して、第1光
結合部と第2光結合部の間の素線部に、グレーテングに
よりフィルター部を作製し、2つの光結合部が波長1.31
μm の3dBカプラからなるマッハツエンダー型カプラが
得られた。このマッハツエンダー型カプラの光出力強度
を測定したところ、一定の値を示し、バラ付きは無かっ
た。
【0009】
【発明の効果】本発明により、マッハツエンダー型カプ
ラの光出力強度が安定し、外力により特性が変化するこ
とがなく、ハンドリング性に優れ、また2つ光結合部の
間の素線部に紫外線を照射してグレーテングを施し、容
易にフィルター部を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)、(c)は、本発明のマッハツ
エンダー型カプラの補強方法の工程図である。
【図2】従来の光ファイバカプラの上面模式図である。
【符号の説明】
1、2、16、17…光ファイバ 3…素線部 4…第1の光結合部 5…第2の光結合部 6、7…短い方の基板 8…長い方の基板 9…フィルター形成部 10…接着剤 11…第1ポート 12…第2ポート 13…第3ポート 14…第4ポート 15…溶融テーパ部 18…隙間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本の光ファイバを加熱・融着・延伸す
    ることにより形成された光結合部が直列に連続して2箇
    所以上作られているマッハツエンダー型カプラの補強方
    法において、これらの光結合部が1枚の連続した基板に
    固定されていることを特徴とするマッハツエンダー型カ
    プラの補強方法。
JP17825897A 1997-07-03 1997-07-03 マッハツエンダー型カプラの補強方法 Pending JPH1123887A (ja)

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JP17825897A Pending JPH1123887A (ja) 1997-07-03 1997-07-03 マッハツエンダー型カプラの補強方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1245974A1 (en) * 2001-03-30 2002-10-02 Corning O.T.I. S.p.A. Mach-Zehnder interferometer and method of manufacture thereof
US6862386B2 (en) 2001-03-30 2005-03-01 Corning Incorporated Method of making a Mach-Zehnder interferometer, and related device

Cited By (3)

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EP1245974A1 (en) * 2001-03-30 2002-10-02 Corning O.T.I. S.p.A. Mach-Zehnder interferometer and method of manufacture thereof
WO2002079833A1 (en) * 2001-03-30 2002-10-10 Corning O.T.I. S.P.A. Mach-zehnder interferometer and method of manufacture thereof
US6862386B2 (en) 2001-03-30 2005-03-01 Corning Incorporated Method of making a Mach-Zehnder interferometer, and related device

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