JP2864369B2 - 2モ−ドラテックス結合剤 - Google Patents

2モ−ドラテックス結合剤

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JP2864369B2 JP8194092A JP19409296A JP2864369B2 JP 2864369 B2 JP2864369 B2 JP 2864369B2 JP 8194092 A JP8194092 A JP 8194092A JP 19409296 A JP19409296 A JP 19409296A JP 2864369 B2 JP2864369 B2 JP 2864369B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高強度紙用塗料配合物
を生成する2モ−ドラテックス結合剤に関する。特に、
本発明は、残留物が少なく、紙用塗料組成物として利用
可能な調整された重合物ゲル含有物を有する高印刷強度
2モ−ドラテックス結合剤、および高強度2モ−ドラテ
ックス結合剤の製造プロセスに関する。
【0002】
【従来の技術】代表的な紙用塗料配合物は、少量の添加
物と、鉱物性充填剤と、結合剤を含有し、少なくとも紙
面の一面に塗布される。紙用塗料配合物は、紙面の外観
を被覆、あるいは変化させ、不透明性を改善し、インキ
のついた版面あるいは転写布と紙表面とが十分に接触す
るように、円滑、かつ受容的な印刷表面を提供し、ある
いは特別な機能目的に沿った特性を与えるように製造さ
れる。
【0003】たとえば、紙表面に要求される特性は、利
用される印刷方法に依存して変わる。紙面の垂直方向に
引っ張り応力が加わる印刷方法は、評価できる。応力の
大きさは、使用する印刷用インキの粘性、および紙面か
ら版面が離れる速度に依存する。また、紙が適当な表面
強度をもたない場合には、加わる応力によって紙面の紙
むけ、すなわち、材料の離脱を起こしがちである。オフ
セット平板印刷法で印刷する紙の場合には、非常に粘度
の高いインキを使用するため、特に、高い表面強度を必
要とする。一方、凸版印刷用の紙には、そのように高い
表面強度を必要としない。しかし、多色印刷の場合は、
各インキ塗布段階においてインキに要求される粘度範囲
のために、オフセット平板印刷および凸版印刷のいずれ
においても、単色印刷に比べてより高い表面強度を必要
とする。
【0004】印刷用紙の表面強度を試験する一つの方法
として、紙およびインキ安定性試験による方法がある。
すなわち、試験紙を繰り返してインキのついた印刷布ロ
−ラの上を通し、分離力、すなわち粘着力を測定する方
法である。試験紙が転写布上の印刷画像を通過する度毎
に、粘着力を測定する。この操作を、試験紙表面上に紙
むけが認められるまで繰り返し続け、認められた時点で
終了とする。求められる量は、通過回数(あるいは時
間)の関数としての粘着力の傾斜であり、それは2回目
と最終回の通過の際の粘着力を直線で結んで求められ
る。低い傾斜は、インキ硬化のおそいこと、すなわち、
インキ粘度蓄積の少ないことを示し、この場合には印刷
中に強度不足によって紙が切断することはないことを示
す。また、紙むけが生じる前の通過回数が多い場合に
は、印刷中の積み上げおよび末端紙むけを防ぐことが必
要である。低傾斜であり、かつ、切断まで高通過回数で
あることが、標準規格の出版用オフセット用紙にとって
好ましく、高印刷強度であることを意味する。この概念
は、ここで説明する本発明の主題として重要である。
【0005】前述の見地から、紙用塗料配合物の材料選
定および使用法は、しばしば、最終製品の被覆プロセス
および性能に影響を及ぼす。最終用途の性能および印刷
性に強く影響する一つの材料はラテックスであり、紙用
塗料の顔料を相互に結合するために用いられる。
【0006】従来からよく知られているように、カルボ
キシル化スチレン−ブタヂエン共重合体ラテックスは、
有用であり、一般に、通常の紙用塗料組成物中の顔料結
合成分として使用するのに適している。スチレン−ブタ
ヂエンラテックスは、広範囲な塗布条件下で使用するよ
うに計画される。ナイフ塗布法で紙へ塗布する際に生ず
る高剪断力に対しても、機械的に安定でなければならな
い。さらに、種々の顔料、でん粉、蛋白質、不溶化剤、
増粘剤、潤滑剤、および通常用いられる種々の添加物と
共存するために、化学的に安定でなければならない。
【0007】本発明による2モ−ドラテックス結合剤
は、従来のカルボキシル化スチレン−ブタヂエンラテッ
クスと比較して、優れた印刷強度と大きな多孔性を与え
る。紙およびインキ安定性試験において、2モ−ドラテ
ックスは低い傾斜を与える。すなわち、オフセットイン
キ分散媒の吸収が遅く、インキ粘度の蓄積が少ないこと
を示す。紙およびインキ安定性試験において、2モ−ド
ラテックスは、さらに、印刷性能上重要な、紙むけが生
じる前の通過回数において、多い通過回数を与える。さ
らに、2モ−ドラテックスは、特に、共結合剤として少
量のでん粉を使用する塗料配合物において、改良された
湿潤表面強度およびインキ受理性を与える。
【0008】さらに、本発明の特徴として、2モ−ドラ
テックス結合剤は、改良された残留物量を示す。残留物
量は、ラテックス結合剤製造中に形成される、大きくな
り過ぎ使用に適さない重合体の量を示す一つの尺度であ
る。残留物量が少ないほど、ラテックス製造工程が容易
であり、塗布作業後の紙の品質も良好になると評価でき
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、紙塗
装に用いられる、残留物量の少ない、高印刷強度を有す
る2モ−ドラテックスを提供し、さらにその2モ−ドラ
テックスの製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記2モ−ドラテックス
は、乳化重合によって製造され、重合された形態におい
て、開鎖共役ヂエン単量体と、アルケニル芳香族単量体
と、エチレン性不飽和カルボン酸およびその誘導体から
成るグル−プから選ばれる少なくとも一つのエチレン性
不飽和単量体とから成る。上記2モ−ドラテックスは約
100ppm(百万分の一部)未満の残留物を有し、約
50重量%を越えない重合性固体を含み、
【0011】
【外5】 は、2モ−ドラテックスは、約50から100ppmの
残留物を含有する。
【0012】上記2モ−ドラテックスは、紙用塗料組成
物の結合剤として利用できる。該紙用塗料組成物は、機
能的に有効量の微細化鉱物性充填剤が分散した水性媒体
を含む。2モ−ドラテックスは、水性媒体中の鉱物性充
填剤と混合されて、紙およびインキ安定性試験の傾斜が
約2から10の紙用塗料配合物を生じる。
【0013】上記2モ−ドラテックスは、多段式乳化重
合プロセスで製造できる。そのプロセスは、反応器の反
応領域に、少なくとも一種類の乳化重合性単量体と、界
面活性剤と、キレ−ト剤と、遊離基開始剤とを含む水性
の乳化重合性混合物を装入することによって、反応器内
に第一の重合種を形成する工程;引き続いて、反応器の
反応領域に、少なくとも一種類の乳化重合性単量体と、
約1.0から2.0重量%の連鎖移動剤と、約0から5
重量%の界面活性剤とを含む水性の乳化重合性混合物を
複数回にわたって装入する工程;乳化重合性混合物を変
換率約70から80%まで反応させる工程;反応器の反
応領域に、少なくとも一種類の乳化重合性単量体と、界
面活性剤と、遊離基開始剤とを含む水性の乳化重合性混
合物を装入することによって、反応器内に第二の重合種
を形成する工程;引き続いて、反応器の反応領域に、少
なくとも一種類の乳化重合性単量体と、約0.5から
2.0重量%の連鎖移動剤と、約0から5重量%の界面
活性剤とを含む水性の乳化重合性混合物を複数回にわた
って装入する工程;そして、乳化重合性混合物を変換率
を少なくとも約98%まで反応させて2モ−ドラテック
スを形成する工程;とからなる。
【0014】
【実施例】本発明に関わる2モ−ドラテックスは、脂肪
族共役ヂエン単量体と、モノオレフィン単量体と、少な
くとも一種類のエチレン性不飽和単量体との共重合反応
によって得られる。上記のエチレン性不飽和単量体は、
エチレン性不飽和カルボン酸とその誘導体、たとえば、
エチレン性不飽和カルボン酸のエステル、アミド、およ
びニトリルとから成るグル−プから選ばれる。
【0015】脂肪族共役ヂエン単量体は、通常、約4か
ら約8の炭素数を有し、望ましくは、約4から約6の炭
素数を有する。具体的なヂエン単量体の例としては、ピ
ペリレン、イロプレン、2、3−ヂメチル−1、3、ブ
タヂエン等があり、好適には、1、3−ブタヂエンであ
る。2ないし3種類の共役ヂエン混合物も使用できる。
脂肪族共役ヂエン単量体は、全使用単量体重量100部
に対して、約5から60重量部、好適には15から50
重量部、用いられる。
【0016】モノオレフィン単量体は、全炭素数約8か
ら約12のアルケニ−ル芳香族化合物である。具体的な
アルケニ−ル芳香族化合物の例としては、o−メチルス
チレン、p−三級ブチルスチレン、メチルビニルトルエ
ン、p−ビニルトルエン、3−エチルスチレン等があ
り、好適には、スチレンである。2ないし3種類のアル
ケニ−ル芳香族化合物混合物も使用できる。モノオレフ
ィン単量体は、全使用単量体重量100部に対して、約
60から95重量部、用いられる。
【0017】エチレン性不飽和単量体は、エチレン性不
飽和カルボン酸とその誘導体を含む。たとえば、エチレ
ン性不飽和カルボン酸のエステル、アミド、およびニト
リルとから成るグル−プから選ばれる。エチレン性不飽
和単量体は、脂肪族共役ヂエン単量体、およびモノオレ
フィン単量体のいずれとも共重合可能であるため、選択
範囲が広い。具体的なエチレン性不飽和カルボン酸単量
体の例としては、アクリル酸、メタクリル酸、フマリン
酸、クロトン酸、マレイン酸、イタコン酸等、およびこ
られの2種類以上の組み合わせがある。好適なエチレン
性不飽和カルボン酸単量体は、アクリル酸と、イタコン
酸である。カルボン酸単量体は、全使用単量体重量10
0部に対して、約0.5から25重量部、用いられる。
エチレン性不飽和カルボン酸の誘導体としては、エチレ
ン性不飽和カルボン酸のエステル、アミド、およびニト
リルがある。
【0018】エチレン性不飽和カルボン酸のアミドの例
としては、全炭素数約3から12までの種々の不飽和ア
ミド、あるいはその誘導体がある。不飽和アミド、ある
いはその誘導体の例としては、ヒドロキシエチルアクリ
レ−ト、ヒドロキシエチルメタアクリレ−ト、ヒドロキ
シメチルアクリレ−ト、ヒドロキシメチルメタアクリレ
−ト、ヒドロキシプロピルアクリレ−ト、ヒドロキシプ
ロピルメタアクリレ−ト、(メタ)アクリルアミド、プ
ロペナミド、ヂメチルアクリルアミド、前記の単量体お
よび組み合わせを含む種々のアミドの誘導体がある。ア
ミド単量体は、通常、全使用単量体重量100部に対し
て、約0.1から5重量部、用いられる。 紙に塗布す
る際のインキの光沢被覆性改良に利用されるエチレン性
不飽和カルボン酸のエステルの例としては、種々のアル
キル(メタ)アクリレ−トおよびそのヒドロキシル誘導
体があり、アルキル部分は、1から10、好適には1か
ら4の炭素数を有する。具体例としては、ブチルアクリ
レ−ト、2−エチルヘキシルアクリレ−ト、プロピルア
クリレ−ト、エチルアクリレ−ト等がある。そのような
エステル単量体は、通常、全使用単量体重量100部に
対して、約0.1から30重量部、用いられる。
【0019】エチレン性不飽和カルボン酸のニトリルの
例としては、アクリロニトリルがあり、全使用単量体重
量100部に対して、約0.1から25重量部、好適に
は約5から15重量部、用いられる。
【0020】任意に用いられる、他の通常の単量体の例
としては、種々の有機塩、たとえば、スチレンスルフォ
ン酸ナトリウム、あるいは、3−スルフォプロピル(メ
タ)アクリレ−トナトリウム塩、あるいはカリウム塩が
あり、粒径を調節するのに通常の量が用いられる。
【0021】上記単量体は、ここに特記しない限り、通
常の乳化重合反応の操作および技術に基づき、水の存在
下で重合反応を生じ、本発明のラテックス結合剤を形成
する。遊離基開始剤、任意の連鎖移動剤、種々の乳化
剤、キレ−ト剤等が、シュマインおよびホワイトの米国
特許第5166259号に説明されているように使用し
得る。
【0022】種々の単量体を重合させるのに使用される
遊離基開始剤としては、過硫酸ナトリウム、過硫酸アン
モニウム、過硫酸カリウム等がある。重合温度におい
て、分解、あるいは活性化する、他の使用可能な遊離基
開始剤としては、種々の過酸化物、たとえば、クメンヒ
ドロ過酸化物、ヂベンゾイル過酸化物、ヂアセチル過酸
化物、ドデカノイル過酸化物、三級ヂブチル過酸化物、
ヂラウロイル過酸化物、ビス(パラメトキシベンゾイ
ル)過酸化物、タ−シャリブチル過酸化ピバレ−ト、ヂ
クミル過酸化物、イソプロピル過炭酸塩、二級ヂブチル
過酸化二炭酸塩、および種々のアゾ開始剤、たとえば、
アゾビスヂメチルバレロニトリル、2、2’−アゾビス
イソブチロニトリル、2、2’−アゾビス(2−アミヂ
イノプロパン)二塩酸塩、2、2’−アゾビス−2−メ
チル−ブチロニトリル、2、2’−アゾビス(メチルイ
ソブチレ−ト)等、およびそれらの混合物がある。遊離
基開始剤は、通常、全使用単量体重量100部に対し
て、約0.1から2重量部、好適には、約0.5から
1.0重量部が用いられる。
【0023】任意の連鎖移動剤としては、メルカプタン
類、たとえば、炭素数が約8から約18まで、好適には
約12から約14までのアルキル、および/あるいは、
アラルキルメルカプタンがある。炭素数が約12から約
14までの三級アルキルメルカプタンが最も好適であ
る。具体的な連鎖移動剤の例としては、ノルマルオクチ
ルメルカプタン、ノルマルドデシルメルカプタン、三級
オクチルメルカプタン、三級ドデシルメルカプタン、ト
リデシルメルカプタン、テトラデシルメルカプタン、ヘ
キサデシルメルカプタン等、およびそれらの混合物があ
る。連鎖移動剤は、通常、全使用単量体重量100部に
対して、約0.2から2.5重量部、好適には、約0.
5から1.5重量部が用いられる。
【0024】乳化剤は、本発明の2モ−ドラテックスの
pHにおいて安定ならば、通常、当業者によく知られて
いる、いかなる界面活性剤、石鹸等が使用可能である。
具体的な乳化剤の例としては、アルキル硫酸塩、アルキ
ルスルフォこはく酸塩、アルキルアリルスルフォン酸
塩、α−オレフィンスルフォン酸塩、四級アンモニウム
塩、アミン塩、脂肪酸あるいは樹脂酸塩、酸化エチレン
のノニルあるいはオクチルフェノ−ル反応生成物等があ
る。種々の乳化剤のアルキル部分は、通常、約8から1
8の炭素を有する。具体的な界面活性剤の例としては、
ラウリル硫酸ナトリウム、ヂメチルアミルスルフォこは
く酸ナトリウム、ドデシルヂフェニルオキサイドヂスル
フォン酸ナトリウム等がある。乳化剤の使用量は、単量
体の水性乳化液を得るのに十分な量である。典型的に
は、全使用単量体重量100部に対して、約0.5から
3.0重量部が用いられる。使用可能な他の界面活性剤
は、シュバルツおよびペリ−著、表面活性剤、第1巻、
インタ−サイエンス出版社、ニュ−ヨ−ク、1958
年;モイレ−、コリ−、ブラック著、表面活性、デ−バ
ンノストランド社、ニュ−ヨ−ク、1961年;フィ−
ザおよびフィ−ザ、有機化学、デ−シ−ヒ−ス社、ボス
トン、1944年;メルクインデックス、第7版、メル
ク社、ラ−ウエ−、ニュ−ジャ−ジ、1960年、に記
載されている。
【0025】また、キレ−ト剤は、重合反応中に、種々
の金属不純物と結びついて、均一な重合を達成するため
に用いられる。具体的なキレ−ト剤の例としては、エチ
レンヂアミンテトラ酢酸、ニトリロ三酢酸、くえん酸、
およびそれらのアンモニウム塩、カリウム塩、およびナ
トリウム塩がある。キレ−ト剤の使用量は、全使用単量
体重量100部に対して、約0.01から0.2重量部
の範囲である。
【0026】重合プロセスは、プロセスの経過にしたが
って、多くの段階で反応器の反応領域に装入される種々
の反応物の選択的な添加によって、影響を受ける。その
プロセスは、反応器の反応領域に、少なくとも一種類の
乳化重合性単量体と、界面活性剤と、キレ−ト剤と、遊
離基開始剤とを含む水性の乳化重合性混合物を装入する
ことによって、反応器内に第一の重合種を形成する工程
を含む。界面活性剤は、臨界ミセル濃度以上を加える。
好適な実施例では、界面活性剤と、キレ−ト剤と、エチ
レン性不飽和カルボン酸およびモノオレフィン単量体と
してもっとも好適なイタコン酸およびスチレンとを、最
初に反応器内に加え、約66℃(150°F)に加熱
後、遊離基開始剤の水性混合液を加える。水性反応液が
反応するのを待ってから、温度を約77℃(170°
F)に上昇させる。
【0027】引き続いて、反応器の反応領域に、少なく
とも一種類の乳化重合性単量体と、約1.0から2.0
重量%の連鎖移動剤と、約0から5重量%の界面活性剤
とを含む水性の乳化重合性混合物を複数回にわたって装
入する。好適な実施例では、その水性の乳化重合性混合
物を、1回装入ごとに反応器内で反応がすすむのをまっ
て、約4回にわけて、重合反応速度よりも早い速度で反
応器内に装入する。第一段階では、界面活性剤と、スチ
レンと、ブタヂエンおよび連鎖移動剤の水性乳化重合性
混合物を用いる。第二および第四段階では、連鎖移動剤
と、スチレンと、ブタヂエンおよびアクリル酸の水性乳
化重合性混合物を用いる。第三段階では、連鎖移動剤
と、界面活性剤と、スチレンと、ブタヂエンおよびアク
リル酸の水性乳化重合性混合物を用いる。その乳化重合
性混合物を、反応器内で、約29.0から33.0%固
体になるまで反応させる。反応物が約29.0から3
3.0%固体になる時点で、単量体の70から80%が
変換したとみなせる。
【0028】次に、反応器の反応領域に、少なくとも一
種類の乳化重合性単量体と、界面活性剤と、遊離基開始
剤とを含む水性の乳化重合性混合物を装入することによ
って、反応器内に第二の重合種を形成する。界面活性剤
は、臨界ミセル濃度以上を加える。好適な実施例では、
上記の少なくとも一種類の乳化重合性単量体はスチレン
である。引き続いて、反応器の反応領域に、少なくとも
一種類の乳化重合性単量体と、約0.5から2.0重量
%の連鎖移動剤と、約0から5重量%の界面活性剤とを
含む水性の乳化重合性混合物を複数回にわたって装入す
る。好適な実施例では、その水性の乳化重合性混合物
を、1回装入ごとに反応器内で反応がすすむのをまっ
て、約5回にわけて、重合反応速度よりも早い速度で反
応器内に装入する。第一、第三、第五の各段階では、ア
クリル酸と、スチレンと、ブタヂエン、および連鎖移動
剤の水性乳化重合性混合物を用いる。第二段階では、ア
クリル酸と、スチレンと、ブタヂエント、界面活性剤
と、連鎖移動剤、および遊離基開始剤の水性乳化重合性
混合物を用いる。第四段階では、アクリル酸と、スチレ
ンと、ブタヂエン、界面活性剤、および連鎖移動剤の水
性乳化重合性混合物を用いる。その後、2モ−ドラテッ
クスを形成して固体として変化しなくなるまで反応させ
る。固体として変化しなくなる時点で、単量体の約98
%が共重合体に変換したとみなし得る。最後に、開始剤
と、消泡剤、および水酸化ナトリウムをラテックスに加
え、残存モノオレフィン単量体を、約0.05%以下に
なるまで除去する。除去後、当事者にはよく知られた殺
生剤を加える。
【0029】重合反応は、通常、約49℃(120°
F)から93℃(200°F)の間で行われ、好適には
約66℃(150°F)から77℃(170°F)の間
で行われる。重合反応は、通常、酸性単量体が用いられ
る場合には酸性媒体中で行われ、ラテックス結合剤のp
Hは、通常、約1.0から4.0であり、もっとも好適
には約1.5から3.0である。重合反応温度が高いの
で、単量体から共重合体への変換は、高変換率である。
2モ−ドラテックスは、また、約30から90重量%
の、好適には約50から80重量%に成分量が調整され
たゲルを含有する。前記重量%は、20℃(68°F)
のトルエンに不溶な成分量である。ゲル成分量は、重合
体ラテックスの最終構造において、重合体鎖間に存在す
る架橋の程度を示す指標である。約30から60重量%
のゲル成分量の場合は、良好な気孔率と傾斜を有する2
モ−ドラテックス塗料配合物が得られ、約70から80
重量%のゲル成分量の場合には、より小さな気孔率と低
傾斜を有する2モ−ドラテックス塗料配合物が得られる
ことが知られている。ゲル成分量は、特定の溶媒中に8
時間浸せき後に不溶な重合体の乾燥重量%として得られ
る。2モ−ドラテックスのゲル成分量を調整することに
よって、種々の紙塗装および条件に用いられる種々の塗
料配合物が得られる。2モ−ドラテックス中の固体量
は、通常、約45から55重量%であり、好適には、2
モ−ドラテックスおよび残りの配合物、たとえば水、の
合計重量に対して、約50重量%である。2モ−ドラテ
ックスは、約10から50重量%、好適には約20から
30重量%の小径粒子を含み、約50から90重量%、
好適には約70から80重量%の大径粒子を含む。2モ
−ドラテッ
【0030】
【外6】 までの範囲で変わり得る。
【0031】本発明のさらに重要な点は、本発明のプロ
セスの重合反応で形成された2モ−ドラテックスの残留
物量における改良である。残留物は、ラテックスの製造
プロセスにおいて形成された大きくなり過ぎて使用でき
ない重合体を示す尺度である。残された残留物量は、ラ
テックスの湿重量あるいは容積に対する乾燥残留物量を
測定し、百万分の一部(ppm)で表したものである。
試験は、ラテックスの、種々の間隔寸法の篩による重力
濾過を含む。たとえば、325メッシュの篩を用いて、
それを通過しなかった量の割合を測定する。本発明の方
法による2モ−ドラテックスからの除去操作以前の残留
物量は、約100ppm以下であり、好適には約50か
ら100ppmである。
【0032】本発明の塗料配合物は、水性媒体と、微細
化鉱物質充填剤、および2モ−ドラテックスを含む。鉱
物質充填剤の例としては、当業者にはよく知られている
カオリン、粘土、サテンホワイト、炭酸カルシウム、酸
化チタン等がある。使用する充填剤の量は、充填剤の密
度と、必要な塗料特性とに依存して変わり得る。具体的
には、塗料配合物は主に、充填剤粒子から成り、充填剤
100重量部あたり約2から約25、好適には約8から
約16部の2モ−ドラテックスである。上記の各成分を
水性媒体中で混合し、固体成分が約40から約70重量
%、好適には固体成分が約55から約68重量%の配合
物を生成する。当業者にはよく知られている他の添加
物、すなわち共結合剤(たとえば、でん粉、カゼイン、
蛋白、ポリアクリレ−ト、ポリビニルアルコ−ル)、増
粘剤、架橋剤、安定剤、消泡剤、表面活性剤、保水助剤
等が、上記塗料配合物に添加可能であることは当然であ
る。
【0033】上記塗料配合物は、ほとんどすべての適当
な塗布装置で、紙に塗布可能である。たとえば、紙にラ
テックスを塗布するのに適当な方法としては、ナイフ塗
布機、エア−ナイフ塗布機、棒塗布機、ロ−ル塗布機等
がある。さらに詳細な種々の塗布機については、米国特
許第4474860号、およびオ−エルブ−ス著、塗布
装置および方法、ロックウッド出版社、1970年、を
参照されたい。
【0034】上記塗料配合剤は、湿式および乾式表面郷
土試験、および紙およびインキ安定性試験によって証明
されるごとく、改善された塗料強度を示した。
【0035】本発明は、本発明を単に説明するために以
下に示す各実施例を理解することによって、さらに明確
になる。
【0036】[実施例1]単量体添加装置と、撹拌器、
および温度、圧力測定装置を備えた容積3.8リットル
(1ガロン)のステンレス製圧力反応器を用いた。冷却
は、外部水浴で行った。
【0037】脱イオン水878g、ダウファックス2A
1(15%)12g、ハンペンNA3(40%)2g、
イタコン酸15g、およびスチレン113gを、反応器
内に入れ、66℃(150°F)に加熱した。脱イオン
水61g中に過硫酸ナトリウム6.7gを溶解した溶液
を、反応器に添加した。30分後に、反応器の温度が7
7℃(170°F)に上昇した後、表1に各段階毎に示
す重合性混合物を順次、30分毎に添加した。
【0038】第4段階の重合性混合物を反応器に添加し
た後、混合物は、固体量約29から33重量%まで反応
した。そこで、重合種を再形成した。再形成の段階で、
脱イオン水50g、アビロ−ル2020(30%)50
g、過硫酸ナトリウム2.3g、およびスチレン52g
を反応器内に添加した。その後、表2に各段階毎に示す
重合性混合物を順次、30分毎に添加した。
【0039】
【表1】
【0040】
【表2】 重合性混合物は、その後、反応器内で固体が変化しなく
なるまで反応させた。単量体の重合体への変換率は約9
8%であった。
【0041】水酸化ナトリウム(13%)81g、脱イ
オン水150g、過硫酸ナトリウム3g、ドル−L19
8 3gを反応器に添加し、60分間反応させた。その
後、66℃(150°F)まで冷却し、除去容器に移し
た。通常の方法で、約3時間、あるいは残留スチレンが
0.05重量%以下になるまで水蒸気除去を行い、濾過
した。その後、2モ−ドラテックスを24℃(75°
F)まで冷却した。その後、殺生剤カトンLX(3.5
%)24.3gを2モ−ドラテックスへ添加した。
【0042】その後、325メッシュの篩を通し、少量
の凝塊を取り除いた。2モ−ドラテックスは、全固体成
分が約50%、pHが約6.9、表面張力45ダイン/
cm,ブルックフィ−ルド粘度200cpsであった。
粒子の大きさは、細管水力学的
【0043】
【外7】 認められた。小径粒子は、重量分布において約20から
25%を占め、大径粒子は、重量分布において約75か
ら80%を占めた。2モ−ドラテックスは、ゲル含有量
が約63%であった。
【0044】[実施例2]本発明に関わる他の2モ−ド
ラテックスを、実施例1と同様な方法で合成した。
【0045】脱イオン水930g、ダウファックス2A
1(15%)11g、ハンペンNA3(40%)2g、
イタコン酸15g、およびスチレン75gを、反応器内
に入れ、66℃(150°F)に加熱した。脱イオン水
61g中に過硫酸ナトリウム6.7gを溶解した溶液
を、反応器に添加し、反応器の温度を66℃(150°
F)に上昇させた。30分後に、反応器の温度は77℃
(170°F)に上昇した。その後、表3に各段階毎に
示す重合性混合物を順次、30分毎に添加した。
【0046】
【表3】 第4段階の重合性混合物を反応器に添加した後、混合物
は、固体量約29から33重量%まで反応した。そこ
で、重合種を再形成した。再形成の段階で、脱イオン水
100g、ドデシル硫酸ナトリウム15g、過硫酸ナト
リウム2.3g、およびスチレン52gを反応器内に添
加した。その後、表4に各段階毎に示す重合性混合物を
順次、30分毎に添加した。
【0047】重合性混合物は、その後、反応器内で固体
が変化しなくなるまで反応させた。全固体測定法によっ
て測定した単量体の重合体への変換率は約99%であっ
た。水酸化ナトリウム(13%)81g、脱イオン水9
4g、過硫酸ナトリウム3.8g、ドル−L198 3
gを反応器に添加し、60分間反応させた後、66℃
(150°F)まで冷却し、除去容器に移した。通常の
方法で、約3時間、あるいは残留スチレンが0.05重
量%以下になるまで水蒸気除去を行い、濾過した。その
後、2モ−ドラテックスを24℃(75°F)まで冷却
した。その後、殺生剤カトンLX(3.5%)24g
と、非イオン性表面活性剤イゲパルCO16gと、脱イ
オ水15gを2モ−ドラテックスへ添加した。
【0048】その後、325メッシュの篩を通し、少量
の凝塊を取り除いた。2モ−ドラテックスは、全固体成
分が約49.5重量%、pHが約6.5、表面張力42
ダイン/cm,ブルックフィ−ルド粘度110cpsで
あった。粒子の大きさは、細
【0049】
【外8】 の2か所に認められた。小径粒子は、重量分布において
約25%を占め、大径粒子は、重量分布において約75
%を占めた。2モ−ドラテックスは、ゲル含有量が約5
5%であった。
【0050】
【表4】 [実施例3−8]さらに、本発明に関わる2モ−ドラテ
ックスをいくつか追加して、実施例1に述べた方法で合
成した。実施例1と実施例3−8と異なる点は、わずか
に表1および表2に記載した単量体の相対的な比率のみ
である。表5に各段階毎に示す重合性混合物を、各試料
毎に、順次、30分毎に添加した。
【0051】第4段階の重合性混合物を反応器に添加し
た後、混合物は、固体量約29から33重量%まで反応
した。そこで、重合種を再形成した。再形成の段階で、
脱イオン水50g、アビロ−ル2020(30%)50
g、過硫酸ナトリウム2.3g、およびスチレン52g
を反応器内に添加した。その後、表6に各段階毎に示す
重合性混合物を順次、30分毎に添加した。
【0052】重合性混合物は、その後、反応器内で固体
が変化しなくなるまで反応させた。単量体の重合体への
変換率は約98%であった。
【0053】水酸化ナトリウム(13%)81g、脱イ
オン水150g、過硫酸ナトリウム3g、ドル−L19
8 3gを反応器に添加し、60分間反応させた後、6
6℃(150°F)まで冷却し、除去容器に移した。通
常の方法で、約3時間、あるいは残留スチレンが0.0
5重量%以下になるまで水蒸気除去を行い、濾過した。
その後、2モ−ドラテックスを24℃(75°F)まで
冷却した。その後、殺生剤カトンLX(3.5%)2
4.3gを2モ−ドラテックスへ添加した。
【0054】その後、325メッシュの篩を通し、少量
の凝塊を取り除いた。実施例3−8の各2モ−ドラテッ
クスの全固体成分、pH、表面張力、ブルックフィ−ル
ド粘度、粒子の大きさを測定し、結果を表7にまとめ
た。
【0055】
【表5】
【0056】
【表6】
【0057】
【表7】 [実施例9]従来から知られている標準型の混合器を用
いて、実施例2の2モ−ドラテックス、鉱物性顔料、分
散剤、カルボキシセルロ−ス増粘剤、改質でん粉共結合
剤、およびステアリン酸カルシウム潤滑剤を含む紙用塗
料配合物を調製した。その紙用塗料配合物の乾燥固体成
分を表8にA、B、C、Dとして示す。さらに、実施例
3−8の2モ−ドラテックス、鉱物性顔料、分散剤、カ
ルボキシセルロ−ス増粘剤、改質でん粉共結合剤、およ
びステアリン酸カルシウム潤滑剤を含む紙用塗料配合物
を調製した。その紙用塗料配合物の乾燥固体成分を表8
にEとして示す。配合成分の割合は、充填剤顔料粘土、
炭酸カルシウム、酸化チタンを除いては、すべて、顔料
の全乾燥固体100部に対する部として示した。実施例
2−8の2モ−ドラテックスを含有する塗料配合物A、
B、C、D、Eは、水酸化ナトリウムで中和してpHを
約8.0−8.5に調整した後、種々の紙質の紙、F、
G、H、I、Jに、表9に記載の条件下で塗布した。引
き続き、塗装した紙は、単間隙実験用装置を用いて、6
00PLI、38℃(100°F)の条件下で3回通過
させて圧延(ス−パカレンダ−)した。
【0058】
【表8】
【0059】
【表9】 その後、塗布した紙について、インキ硬化率、印刷結合
強度(紙およびインキ安定性)、紙の光沢、印刷の光
沢、ガ−レイ気孔率、プルフバウ湿式表面強度、および
プルフバウインキ拒絶率を測定する試験をおこなった。
【0060】塗布した紙についての紙およびインキ安定
性試験は、平床ワンダ−クック保証印刷機でおこなっ
た。印刷機は、調整可能な平床と、オフセット版で覆わ
れたモ−タ付印刷シリンダ−を有する。インキを版に塗
布した後、印刷シリンダ−は前進して紙面に印刷する。
インキのついた版が紙面に印刷した後に、紙面から版が
離れるのに必要な力を測定する。インキを補充せずに、
印刷を繰り返し、毎回、紙面から版が離れるのに必要な
力を測定する。この操作は、多色印刷中に、連続して版
と接触する印刷機の、第一段階においてインキで印刷さ
れる紙を模擬している。第2回および最終回の印刷操作
における上記の必要な力を結ぶ傾斜は、与えられた基盤
上におけるインキの硬化率である。傾斜が大きければ大
きいだけ、その紙はインキ油/溶剤の吸収性が大きく、
インキの付着量が大きい。たとえば、従来の開孔性塗布
紙は、緻密な非開孔性紙よりも傾斜が大きい。紙および
インキ安定性試験の最中に、紙の塗装が版に粘着した場
合には、試験は中止し、破損までの印刷回数として、印
刷操作の回数を記録する。典型的には、最低でも4回の
印刷操作、すなわち、印刷圧力による紙むけ、積み上げ
および余白端の紙むけの問題に耐えなければならない。
紙およびインキ安定性試験をさらに詳細に検討されるた
めには、ナンシ−、プロウマン、サンドロイタ−「印刷
まだらの予知:3種類のまだらの分類方法」TAPPI
ジャ−ナル、77巻、7号、173−184を参照され
たい。
【0061】さらに、塗料結合強度を、当業者にはよく
知られた紙パルプ工業技術協会(TAPPI)の標準測
定方法にしたがって、IGT表面強度試験およびIGT
湿式表面強度試験で測定した。乾式および湿式結合強度
の測定は、TAPPI方法UM591、紙の表面強度、
によるIGT表面強度試験方法でおこなった。IGT乾
式表面強度試験では、UM591に述べられているよう
にロ−ルに付着した標準状態のインキを用いて印刷した
ときの、紙の表面から紙塗料を剥離するのに必要な速度
を、cm/秒単位で測定する。高い数値ほど、オフセッ
ト印刷機で商用印刷された時に、その紙の紙むけに対す
る抵抗力が大きいことを示す。IGT表面強度試験機に
かける前に試料の紙を水で濡らしたときは、その試験は
IGT湿式表面強度試験と称される。
【0062】また、塗装紙の光学的性質、強度、および
印刷性について、TAPPIの標準測定方法を用いて、
評価した。評価は、白色度(T452)、光沢(T48
0)、不透明度(T425)、剛性(ガ−レ−タイプ)
(T453)、気孔率(ガ−レ−タイプ)(T42
5)、およびシェフィ−ルド平滑性(T538)の各試
験を含む。インキ光沢は、マジェンタ熱硬化性インキで
紙に印刷後、1.6インキ密度でのデ−タをとるため
に、3種類の試験をおこなった。各試料紙についてプル
フバウ湿式表面強度、プルフバウインキ拒絶、およびイ
ンキ移行の各測定試験をおこなった。プルフバウ湿式表
面強度、プルフバウインキ拒絶、およびインキ移行の各
測定試験の合計は、100%である。プルフバウ湿式表
面強度、プルフバウインキ拒絶、およびインキ移行の各
測定試験は、詳細が「水/インキ溜相互干渉試験」にあ
り、プルフバウ印刷機の製造者によって開発された紙お
よび印刷業界にはよく知られた操作方法である。低い湿
式表面強度の数値は、湿った塗装の剥離により多くの力
を必要とすることを示し、一般的には、強い湿式表面強
度に対応する。一般的には、大きなインキ移行と、小さ
なインキ拒絶たが望ましい。塗装紙の気孔率は、通常、
当業者にはよく知られているガ−レ−気孔率計で測定す
る。その方法では、あらかじめ選択した容積の空気が試
料を通過するのに要する時間を測定する。気孔率の大き
な試料ほど空気を早く通過させるので、通過に要する時
間(秒単位)が短くなる。通過時間は紙の厚さに依存す
るので、測定で得られた数値を紙の厚さで規格化する必
要がある。報告された数値は、空気容積2.5ccで、
紙の厚さで規格化したものである。塗布後の塗装乾燥時
のふくれ形成を防止するため、伝統的に多孔質の塗装が
望まれる。従来のスチレン−ブタヂエン型のラテックス
は、開孔の多すぎる多孔質な塗装を生じ、インキの硬化
が早く、粘着量が多く、破損までの印刷回数が少なく、
傾斜が大きい。本発明による重合体ラテックスは、多孔
質の塗装と、低い傾斜と大きな破損までの印刷回数との
間に独特な均衡を保たせる。試験の結果は、表10およ
び11に示す。
【0063】
【表10】
【0064】
【表11】
【0065】
【発明の効果】本発明によるラテックスは、紙およびイ
ンキ安定性試験における低い傾斜で示されるような高い
印刷強度、および紙およびインキ安定性試験における破
損までの大きい印刷回数、高IGT乾式表面強度、およ
び有利なプルフバウ湿式表面強度を提供する。そのラテ
ックスは、紙およびインキ安定性試験において、オフセ
ットインキの液状成分が塗装紙へゆっくりと吸着し、イ
ンキのついた版の領域で繰り返し連続して印刷してもイ
ンキ粘着量の割合が少ないすることを示す低い傾斜を提
供する。その傾斜は、棒引落塗布方法に対して8単位低
く(良好な性能を意味する)、高速実験室用塗布機とく
らべると13単位も低い。同様に、破損までの印刷回数
においては、5以上大きい。改良された紙およびインキ
安定性試験の結果と、高IGT乾式表面強度、および有
利なプルフバウ湿式表面強度は、高性能オフセット印刷
機の印刷性にとって重要であり、特に、でん粉共結合剤
量の少ない塗料配合物中にこのラッテックスを用いる際
に重要である。また、本発明のラテックスを含有する塗
料は、ある種のオフセット印刷紙にとって望ましい気孔
のある塗装を示唆する、良好なガ−レ−気孔率(すなわ
ち低い数値)を有する。さらに、本発明のラテックスを
含有する塗料によって作られた塗装紙は、良好な紙およ
びインキの光沢、ならびに高いインキ移行性を有する。
【0066】本明細書中に引用した文献、特許、特許出
願書は、参考として取り入れるものである。
【0067】ここに、本発明の好適な実施例を記述した
が、これらは、特記しない限り、付属する特許請求の範
囲内で具体化するものと理解されなければならない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08F 220/42 C08F 220/42 220/54 220/54 279/02 279/02 C08L 9/10 C08L 9/10 51/04 51/04 C09D 109/10 C09D 109/10 151/04 151/04 D21H 19/44 D21H 1/28 Z (56)参考文献 特開 昭61−223010(JP,A) 特開 平5−32711(JP,A) 特開 平8−199021(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08F 236/04 - 236/18 C08F 212/06 - 212/14 C08F 279/02 - 279/06 C09D 109/00 - 109/10 C09D 151/00 - 151/04

Claims (30)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乳化重合反応によって生成された2モー
    ドラテックスにおいて、上記2モードラテックスは、重
    合された形態において、開鎖共役ヂエン単量体と、アル
    ケニル芳香族単量体と、エチレン性不飽和カルボン酸お
    よびその誘導体から成るグループから選ばれる少なくと
    も一つのエチレン性不飽和単量体とから成り、上記2モ
    ードラテックスは100ppm未満の残留物を有し、5
    0 【外1】 有することを特徴とする2モードラテックス。
  2. 【請求項2】 上記の少なくとも一つのエチレン性不飽
    和単量体は、エチレン性不飽和カルボン酸と、エチレン
    性不飽和カルボン酸のエステルと、エチレン性不飽和カ
    ルボン酸のアミド、およびエチレン性不飽和カルボン酸
    のニトリルとから成るグループから選ばれることを特徴
    とする請求項1記載の2モードラテックス。
  3. 【請求項3】 上記2モードラテックスは、50−10
    0ppmの残留物を有することを特徴とする請求項1記
    載の2モードラテックス。
  4. 【請求項4】 上記の少なくとも一つのエチレン性不飽
    和単量体は、アクリル酸と、アクリル酸ヒドロキシルエ
    チルエステルと、アクリルアミドと、アクリロニトリ
    ル、およびメタクリル酸とから成るグループから選ばれ
    ることを特徴とする請求項3記載の2モードラテック
    ス。
  5. 【請求項5】 【外2】 ことを特徴とする請求項4記載の2モードラテックス。
  6. 【請求項6】 上記2モードラテックスは、20℃にお
    いて、トルエン中に不溶なゲルを30−90重量%有す
    ることを特徴とする請求項1記載の2モードラテック
    ス。
  7. 【請求項7】 機能的に有効量の微細化鉱物性充填剤が
    分散した水性媒体、および乳化重合反応によって生成さ
    れた高強度2モードラテックスとから成り、上記2モー
    ドラテックスは、重合された形態において、開鎖共役ヂ
    エン単量体と、アルケニル芳香族単量体と、エチレン性
    不飽和カルボン酸およびその誘導体から成るグループか
    ら選ばれる少なくとも一つのエチレン性不飽和単量体と
    から成り、上記2モードラテックスは100ppm未満
    の残留物を有し、50重量%を 【外3】 とを特徴とする紙用塗料配合物。
  8. 【請求項8】 上記の少なくとも一つのエチレン性不飽
    和単量体は、エチレン性不飽和カルボン酸と、エチレン
    性不飽和カルボン酸のエステルと、エチレン性不飽和カ
    ルボン酸のアミド、およびエチレン性不飽和カルボン酸
    のニトリルとから成るグループから選ばれることを特徴
    とする請求項7記載の紙用塗料配合物。
  9. 【請求項9】 上記2モードラテックスは、50−10
    0ppmの残留物を有することを特徴とする請求項8記
    載の紙用塗料配合物。
  10. 【請求項10】 上記の少なくとも一つのエチレン性不
    飽和単量体は、アクリル酸と、アクリル酸ヒドロキシル
    エチルエステルと、アクリルアミドと、アクリロニトリ
    ル、およびメタクリル酸とから成るグループから選ばれ
    ることを特徴とする請求項7記載の紙用塗料配合物。
  11. 【請求項11】 【外4】 ことを特徴とする請求項10記載の紙用塗料配合物。
  12. 【請求項12】 上記2モードラテックスは、20℃に
    おいて、トルエン中に不溶なゲルを30−90重量%有
    することを特徴とする請求項7記載の紙用塗料配合物。
  13. 【請求項13】 高強度2モードラテックス生成の多段
    乳化重合反応プロセスにおいて、 a)反応器の反応領域に、少なくとも一種類の乳化重合
    性単量体と、界面活性剤と、キレート剤、および遊離基
    開始剤を含む水性の乳化重合性混合物を装入することに
    よって第一重合種を形成する工程; b)引き続き、反応器の反応領域に、複数回にわたっ
    て、少なくとも一種類の乳化重合性単量体と、1.0か
    ら2.0重量%の連鎖移動剤と、0から5重量%の界面
    活性剤を含む水性の乳化重合性混合物を装入する工程; c)乳化重合性混合物を、変換率70から80%まで反
    応させる工程; d)反応器の反応領域に、少なくとも一種類の乳化重合
    性単量体と、界面活性剤、および遊離基開始剤を含む水
    性の乳化重合性混合物を装入することによって第二重合
    種を形成する工程; e)引き続き、反応器の反応領域に、複数回にわたっ
    て、少なくとも一種類の乳化重合性単量体と、0.5か
    ら2.0重量%の連鎖移動剤と、0から5重量%の界面
    活性剤を含む水性の乳化重合性混合物を装入する工程;
    および f)乳化重合性混合物を、変換率98%まで反応させ
    て、2モードラテックスを形成する工程; とからなることを特徴とする高強度2モードラテックス
    生成の多段乳化重合反応プロセス。
  14. 【請求項14】 上記の第一重合種を、反応器の反応領
    域に、エチレン性不飽和カルボン酸と、モノオレフィン
    単量体と、界面活性剤と、キレート剤、および遊離基開
    始剤とを含む水性の乳化重合性混合物を装入することに
    よって形成することを特徴とする請求項13記載のプロ
    セス。
  15. 【請求項15】 上記の第一重合種を、反応器の反応領
    域に、イタコン酸と、スチレンと、界面活性剤と、キレ
    ート剤、および遊離基開始剤とを含む水性の乳化重合性
    混合物を装入することによって形成することを特徴とす
    る請求項14記載のプロセス。
  16. 【請求項16】 上記の第一重合種を、反応器の反応領
    域に、1.0から2.0重量%のイタコン酸と、10.
    0から14.0重量%のスチレンと、0.1から0.2
    重量%のドデシルヂフェニルオキサイドヂスルフォン酸
    ナトリウムと、0.1から0.3重量%のエチレンヂア
    ミンテトラ酢酸、および0.5から1.0重量%の過硫
    酸ナトリウムとを含む水性の乳化重合性混合物を装入す
    ることによって形成することを特徴とする請求項15記
    載のプロセス。
  17. 【請求項17】 上記の第二重合種を、反応器の反応領
    域に、モノオレフィン単量体と、界面活性剤、および遊
    離基開始剤を含む水性の乳化重合性混合物を装入するこ
    とによって形成することを特徴とする請求項13記載の
    プロセス。
  18. 【請求項18】 上記の第二重合種を、反応器の反応領
    域に、スチレンと、界面活性剤、および遊離基開始剤を
    含む水性の乳化重合性混合物を装入することによって形
    成することを特徴とする請求項17記載のプロセス。
  19. 【請求項19】 上記の第二重合種を、反応器の反応領
    域に、35から60重量%のスチレンと、10から20
    重量%のラウリル硫酸ナトリウム、および1.0から
    2.0重量%の過硫酸ナトリウムとを含む水性の乳化重
    合性混合物を装入することによって形成することを特徴
    とする請求項18記載のプロセス。
  20. 【請求項20】 上記工程b)の水性の乳化重合性混合
    物は、30から50重量%のモノオレフィン単量体と
    5から40重量%の脂肪族共役ヂエン単量体、およ
    び、エチレン性不飽和カルボン酸と、エチレン性不飽和
    カルボン酸のエステルと、エチレン性不飽和カルボン酸
    のアミド、およびエチレン性不飽和カルボン酸のニトリ
    ルとから成るグループから選ばれる0から10重量%の
    エチレン性不飽和単量体とを含むことを特徴とする請求
    項13記載のプロセス。
  21. 【請求項21】 上記工程b)の水性の乳化重合性混合
    物は、30から50重量%のスチレンと、25から40
    重量%のブタヂエン、および、0から10重量%のアク
    リル酸とを含むことを特徴とする請求項20記載のプロ
    セス。
  22. 【請求項22】 上記工程b)の水性の乳化重合性混合
    物は、1.0から2.0重量%のドデシルメルカプタン
    、0から5重量%のドデシルヂフェニルオキサイドヂ
    スルフォン酸ナトリウムとを含むことを特徴とする請求
    項21記載のプロセス。
  23. 【請求項23】 上記工程e)の水性の乳化重合性混合
    物は、30から50重量%のモノオレフィン単量体と
    0から40重量%の脂肪族共役ヂエン単量体、およ
    び、エチレン性不飽和カルボン酸と、その誘導体とから
    成るグループから選ばれる2.0から10.0重量%の
    エチレン性不飽和単量体とを含むことを特徴とする請求
    項13記載のプロセス。
  24. 【請求項24】 上記エチレン性不飽和単量体は、エチ
    レン性不飽和カルボン酸と、エチレン性不飽和カルボン
    酸のエステルと、エチレン性不飽和カルボン酸のアミ
    ド、およびエチレン性不飽和カルボン酸のニトリルとか
    ら成るグループから選ばれることを特徴とする請求項2
    3記載のプロセス。
  25. 【請求項25】 上記エチレン性不飽和単量体は、アク
    リル酸、ヒドロキシエチルアクリル酸エステルと、アク
    リルアミドと、アクリロニトリル、およびメタクリル酸
    とから成るグループから選ばれることを特徴とする請求
    項24記載のプロセス。
  26. 【請求項26】 上記工程e)の水性の乳化重合性混合
    物は、30から50重量%のスチレンと、20から40
    重量%のブタヂエン、および2.0から10.0重量%
    のアクリル酸とを含むことを特徴とする請求項23記載
    のプロセス。
  27. 【請求項27】 上記工程e)の水性の乳化重合性混合
    物は、0.5から2.0重量%のドデシルメルカプタン
    、0から5重量%のドデシルヂフェニルオキサイドヂ
    スルフォン酸ナトリウムとを含むことを特徴とする請求
    項26記載のプロセス。
  28. 【請求項28】 機能的に有効量の微細化鉱物性充填剤
    が分散した水性媒体、および重合された形態において、
    開鎖共役ヂエン単量体と、アルケニル芳香族単量体と、
    エチレン性不飽和カルボン酸およびその誘導体から成る
    グループから選ばれる少なくとも一つのエチレン性不飽
    和単量体とを含む高強度2モードラテックスとから成
    り、上記2モードラテックスは上記水性媒体中の上記鉱
    物性充填剤と混合されたときに、紙およびインキ安定性
    試験の傾斜が2から10の紙用塗料配合物を生じること
    を特徴とする紙用塗料配合物。
  29. 【請求項29】 上記エチレン性不飽和単量体は、エチ
    レン性不飽和カルボン酸と、エチレン性不飽和カルボン
    酸のエステルと、エチレン性不飽和カルボン酸のアミ
    ド、およびエチレン性不飽和カルボン酸のニトリルとか
    ら成るグループから選ばれることを特徴とする請求項2
    8記載の紙用塗料配合物。
  30. 【請求項30】 上記エチレン性不飽和単量体は、アク
    リル酸、ヒドロキシエチルアクリル酸エステルと、アク
    リルアミドと、アクリロニトリル、およびメタクリル酸
    とから成るグループから選ばれることを特徴とする請求
    項29記載の紙用塗料配合物。
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