JP2863676B2 - 巡回符号化装置 - Google Patents

巡回符号化装置

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JP2863676B2
JP2863676B2 JP27372592A JP27372592A JP2863676B2 JP 2863676 B2 JP2863676 B2 JP 2863676B2 JP 27372592 A JP27372592 A JP 27372592A JP 27372592 A JP27372592 A JP 27372592A JP 2863676 B2 JP2863676 B2 JP 2863676B2
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control circuit
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眞一 澤田
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Consejo Superior de Investigaciones Cientificas CSIC
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  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、巡回符号化装置に関
し、より詳細には、無線チャネルで伝送する信号の誤り
検出(CRC:Cyclie Redundancy
Check:巡回長性検査)を行う巡回符号化装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】TDMA(Time Division Multiple Acc
ess:時分割多元接続)方式は、通信を行う両ノード間
で時分割多重方式により専有的なチャネル(通信路)を
設定し、通信が終わるまでそのチャネルでデータ信号の
送受信を行う方式で、ノード間にチャネルを1対1で設
定する回線交換方式である。また、データを通信回路を
介して送信する場合に、伝送の過程で雑音や歪みなどの
影響によりデータの紛失や改変などの誤りが発生するこ
とがある。このような伝送中の誤りの発生を防止するた
めに、送信側と受信側でこれらの誤りを自動的に検出
し、回復するための誤り制御が必要である。CRC方式
は、ブロックチェックシーケンスと呼ばれるチェックビ
ット群を付加することにより、誤り検出の精度を向上さ
せる方式である。従来の巡回符号化(CRC)回路は、
送信用CRC符号化回路と受信用CRC符号化回路を設
け、誤り検出を行うものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、従来の
CRC符号化回路は、無線チャネルでデータを伝送する
と、送信データと受信データが時間的に一致するような
ことがあり、送信用CRC符号化回路と受信用CRC符
号化回路が同時に動作するようなことがあった。そのた
め、送信用CRC符号化回路と受信用CRC符号化回路
がほぼ同一な回路を有しているにもかかわらず、別な2
つの回路として構成されなければならなかった。
【0004】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たもので、TDMA−TDD(TimeDivision Duplex;
時分割多重)通信方式であることを利用し、送信用CR
C符号化回路と受信用CRC符号化回路をひとつにまと
め、回路規模の大幅な縮小を図るようにした巡回符号化
装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、TDMA−TDD通信方式に用いられる
巡回符号化装置において、誤り検出用データ及びエラー
信号を生成し、出力する巡回符号化回路と、送信データ
にともない入力される該送信データの最後尾を示す信号
に基づく期間に、前記巡回符号化回路からの前記誤り検
出用データを出力する送信用制御回路と、受信データに
ともない入力される該受信データの先頭及び最後尾を示
す信号に基づき定める期間に、前記巡回符号化回路から
の前記エラー信号を検出することによりCRCエラー信
号を出力する受信用制御回路とからなり、前記巡回符号
化回路へ、前記送信データの先頭及び最後尾を示す信号
並びに前記受信データの先頭及び最後尾を示す信号に基
づいて前記送信データ/前記受信データを選択し入力す
ることを特徴とするものである。
【0006】
【作用】本発明は、送信データに誤り検出用の符号(デ
ータ)を加える送信用制御回路と、受信データが入力さ
れたとき、誤りを迅速に検出する受信用制御回路及びC
RC符号化回路の3つの回路から構成されている。TD
MA−TDD通信方式では、送信データと受信データが
時間的に同時に無線チャネルで伝送されることがなくな
り、そのため、送信用CRC符号化回路と受信用CRC
符号化回路が同時にデータを処理するようなことがな
い。この時間的な違いを利用し、ひとつのCRC符号化
回路において、送信データからは誤り検出用の符号化デ
ータを作りだし、受信データからは誤り検出を行う。
【0007】
【実施例】実施例について、図面を参照して以下に説明
する。図1は、本発明による巡回符号化装置の送信用制
御回路の一実施例を説明するための構成図で、入力送信
データに誤り検出用のデータを加える回路である。図
中、1,2はJK−FF(フリップフロップ)、3はD
−FF(フリップフロップ)、4はシフトレジスタであ
る。この送信用制御回路には、送信データaの先頭のデ
ータ(TX−SRQ)b及び最後尾のデータ(TX−E
RQ)を示す信号cを必要とする。次に、入力送信デー
タaをCRC符号化回路に入力し終えたのち(信号
e)、送信データの後ろにCRC符号化回路によって作
られた誤り検出用のデータfを加えるようにタイミング
を調整するように作られている。出力送信データgは、
CRC符号化回路を通らない送信データaとCRC符号
化回路からの誤り検出用のデータfである。
【0008】送信用制御回路の動作について、以下に説
明する。TX−SRQの信号bによって送信動作状況を
示すTX−OPの信号dがH(ハイ)の状態になる。次
に、TX−ERQの信号cによってTX−OPの信号d
がL(ロー)の状態になる。この時までCRC符号化回
路では、送信データaから誤り検出用のデータfを作り
だす。TX−OPの信号dがLの状態になり、TX−E
RQの信号cからある設定された時間まで、CRC符号
化回路から誤り検出用のデータfが出力される。
【0009】図2は、本発明による巡回符号化装置の受
信用制御回路の一実施例を説明するための構成図で、受
信データから誤りを検出する回路である。11,12は
JK−FF(フリップフロップ)である。この受信用制
御回路には、入力受信データhの先頭のデータ(RX−
SRQ)i及び最後尾のデータ(RX−ERQ)を示す
信号jが必要である。次に、受信データを入力し終えた
後、CRC符号化回路から誤りの検出を行う。
【0010】受信用制御回路の動作について、以下に説
明する。これを動作させるためには、RX−SRQiの
信号によつて受信動作状況を示すRX−OPの信号kが
Hの状態になることが必要である。次に、RX−ERQ
の信号jによってRX−OPの信号kがLの状態にな
る。このときまでにCRC符号化回路では誤り検出を行
い、RX−OPの信号kがLの状態になるのにも関わら
ず、CRC符号化回路のなかにデータが存在するときに
は、直ちに誤りを示す(CRC−ERR)信号mがHの
状態となり、誤りの検出を行う。CRC符号化回路の中
のデータの有無はエラー信号が示す。
【0011】図3は、本発明による巡回符号化装置の一
実施例を説明するための構成図で、図中、21は送信用
制御回路(図1に相当)、22は受信用制御回路(図2
に相当)、23はCRC符号化回路、24,25はOR
回路、26はAND回路である。送信用制御回路21か
らのTX−OPの信号pと受信用制御回路22からのR
X−OPの信号qの信号をOR回路24に通し、ひとつ
の信号rとする。また、送信用制御回路21からの送信
データsと受信用制御回路22からの受信データtの信
号をOR回路25に通してひとつの信号uにして、前記
ひとつの信号rと信号uをAND回路26に通す。CR
C符号化回路23には、送信データまたは受信データの
みの信号vを入力させる。CRC符号化回路23から出
力される信号は、必要に応じて送信用制御回路21には
誤り検出用データw、受信用制御回路22にはエラー信
号xを出力する。この2つの信号は、送信時あるいは受
信時に関係なく出力されるが、送信用制御回路21で誤
り検出用データwのみを扱い、受信用制御回路22では
エラー信号xのみを扱う。
【0012】図4は、本発明による巡回符号化装置の各
部(図1〜図3)における信号を示すタイミングチャー
トである。図中の番号は、前記図1〜図3における各部
の信号と対応している。前述したように、送信用制御回
路では、データから誤り検出用のデータを作成し、本来
のデータにこの作成したデータを加えてから無線チャネ
ルでデータを送る。つまり、送信時には、CRC符号化
回路では誤り検出用データの作成のみに使われる。受信
用制御回路では、送信されてきた本来のデータと送信時
に加えられた誤り検出用のデータから誤りの有無だけを
判定する。
【0013】このように、送信時及び受信時に必要とし
ている信号は、送信用と受信用では異なるが、CRC符
号化回路自体には大きな差はない。そこで、送信用制御
回路及び受信用制御回路を設けることで、CRC符号化
回路を送信用と受信用とを兼ねた回路に構成されてい
る。また、CRC符号化回路は、送信時であるか受信時
であるかに関係なく、常に入力されたデータから誤り検
出用データの作成と誤りの有無を判定している。しか
し、送信用制御回路では誤り検出用データのみを、受信
用制御回路では誤りの有無の信号のみを選ぶようにされ
ている。
【0014】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下のような効果を奏する。すなわち、送
信用制御回路及び受信用制御回路を有することにより、
CRC符号化回路を送信用と受信用とを兼ね備えた回路
として利用できる。また、CRC符号化回路は、無線チ
ャネルでの信号の誤りを検出するのに不可欠な回路であ
り、送信用と受信用とを兼ねたCRC符号化回路にする
ことによって、この回路を大幅に縮小できるようにな
る。また、本発明では、巡回符号化回路が、送信時及び
受信時に関係なく、一つのデータとして入力される送
信、受信データに基づいて誤り検出用データ及びエラー
信号の両方を常時生成し、出力する一方、送信用制御回
路が、送信データの最後尾のデータ(TX−ERQ)を
示す信号に基づいて所定の期間を定め、その期間に亙っ
て巡回符号化回路から出力された誤り検出用データを利
用し、又受信用制御回路が、受信データの先頭データ
(RX−SRQ)及び最後尾のデータ(RX−ERQ)
を示す信号に基づいて所定の期間を定め、その期間に亙
ってエラー信号を利用する期間を定める構成とすること
により、TDMA−TDD方式の様に短期間に送信と受
信とが交互に繰り返されるような通信方式において適用
した場合であっても、その送受信の切り換えのタイミン
グを容易に取ることができ、回路を正常に動作させるこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による巡回符号化装置の送信用制御回路
の一実施例を説明するための構成図である。
【図2】本発明による巡回符号化装置の受信用制御回路
の一実施例を説明するための構成図である。
【図3】本発明による巡回符号化装置の一実施例を説明
するための構成図である。
【図4】本発明による巡回符号化装置の各部の信号のタ
イミングチャートを示す図である。
【符号の説明】
21…送信用制御回路、22…受信用制御回路、23…
CRC符号化回路、24,25…OR回路、26…AN
D回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 1/00 G06F 11/00 310 G06F 11/10 330 H03M 13/00 H04J 3/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 TDMA−TDD通信方式に用いられる
    巡回符号化装置において、誤り検出用データ及びエラー
    信号を生成し、出力する巡回符号化回路と、送信データ
    にともない入力される該送信データの最後尾を示す信号
    に基づく期間に、前記巡回符号化回路からの前記誤り検
    出用データを出力する送信用制御回路と、受信データに
    ともない入力される該受信データの先頭及び最後尾を示
    す信号に基づき定める期間に、前記巡回符号化回路から
    の前記エラー信号を検出することによりCRCエラー信
    号を出力する受信用制御回路とからなり、前記巡回符号
    化回路へ、前記送信データの先頭及び最後尾を示す信号
    並びに前記受信データの先頭及び最後尾を示す信号に基
    づいて前記送信データ/前記受信データを選択し入力す
    ることを特徴とする巡回符号化装置。
JP27372592A 1992-09-16 1992-09-16 巡回符号化装置 Expired - Lifetime JP2863676B2 (ja)

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