JP2863493B2 - 歯車転造装置 - Google Patents
歯車転造装置Info
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- JP2863493B2 JP2863493B2 JP17098696A JP17098696A JP2863493B2 JP 2863493 B2 JP2863493 B2 JP 2863493B2 JP 17098696 A JP17098696 A JP 17098696A JP 17098696 A JP17098696 A JP 17098696A JP 2863493 B2 JP2863493 B2 JP 2863493B2
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- pinion
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワーク外周面にダ
イスにより局部的に圧力を加え、ワークに歯形を形成す
る歯車転造装置に関するものである。
イスにより局部的に圧力を加え、ワークに歯形を形成す
る歯車転造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、転造により歯車を製造する際
は、次のような方法が使用されている。一対のラック形
ダイスを歯車となるワークの外周面に圧力を加えた状態
で接触させ、前記ラック形ダイスを往復動させることに
より、ワーク外周面に歯形を形成するラック形ダイス転
造方法。
は、次のような方法が使用されている。一対のラック形
ダイスを歯車となるワークの外周面に圧力を加えた状態
で接触させ、前記ラック形ダイスを往復動させることに
より、ワーク外周面に歯形を形成するラック形ダイス転
造方法。
【0003】一枚、又は2枚のピニオン形ダイスを歯車
となるワークの外周面に圧力を加えた状態で接触させ、
ピニオン形ダイスを回転させることにより、ワーク外周
面に歯形を形成するピニオン形ダイス転造方法。
となるワークの外周面に圧力を加えた状態で接触させ、
ピニオン形ダイスを回転させることにより、ワーク外周
面に歯形を形成するピニオン形ダイス転造方法。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ラ
ック形ダイス転造方法及びピニオン形ダイス転造方法に
おいては、次のような問題があった。
ック形ダイス転造方法及びピニオン形ダイス転造方法に
おいては、次のような問題があった。
【0005】(1)特にピニオン形ダイスにおいては、
ワークを転造装置にセットする際に、ワークの中心とピ
ニオン形ダイスの押圧方向とを一致させる作業(心出作
業)が必要である。ワークの中心とピニオン形ダイスの
押圧方向とを一致させる作業は非常に面倒であり、これ
が正確に行われない場合には、所定精度の歯車を形成す
ることができない。
ワークを転造装置にセットする際に、ワークの中心とピ
ニオン形ダイスの押圧方向とを一致させる作業(心出作
業)が必要である。ワークの中心とピニオン形ダイスの
押圧方向とを一致させる作業は非常に面倒であり、これ
が正確に行われない場合には、所定精度の歯車を形成す
ることができない。
【0006】(2)ラック形ダイス転造方法及びピニオ
ン形ダイス転造方法のいずれの転造方法においても、ワ
ークとダイスとの接触箇所は2ヶ所(1枚のピニオン形
ダイスを使用する場合には1ヶ所)である。そのため、
加工時にダイスからワークに作用する圧力の方向が変化
した際に、ワークの中心位置がダイスの押圧方向からズ
レて、楕円状の歯車が形成されたり、所定精度以外の歯
車が形成されるという問題があった。
ン形ダイス転造方法のいずれの転造方法においても、ワ
ークとダイスとの接触箇所は2ヶ所(1枚のピニオン形
ダイスを使用する場合には1ヶ所)である。そのため、
加工時にダイスからワークに作用する圧力の方向が変化
した際に、ワークの中心位置がダイスの押圧方向からズ
レて、楕円状の歯車が形成されたり、所定精度以外の歯
車が形成されるという問題があった。
【0007】本発明は、上記問題を解消するためになさ
れたものであり、第1の目的は、素速くワークの中心位
置とダイスの押圧方向とを一致させることが可能な歯車
の転造装置を提供することにある。
れたものであり、第1の目的は、素速くワークの中心位
置とダイスの押圧方向とを一致させることが可能な歯車
の転造装置を提供することにある。
【0008】第2の目的は、加工精度の向上を図ること
が可能な歯車転造装置を提供することにある。
が可能な歯車転造装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明では、ワークの外周面にピニ
オン形ダイスにより局部的に圧力を加え、ワークに歯形
を形成する歯車転造装置において、テーブルに対して相
対回転するリングが装着され、前記リングの中心部位に
ワーク載置台が設けられ、前記リング内にはワーク載置
台の中心部を基準としてダイス支持軸に一体回転可能に
支持されているピニオン形ダイスを少なくとも3枚等間
隔に配置して設けるとともに、前記リングの内周面には
リングの中心位置と異なる中心位置を基準とする凹面が
等間隔を設けてピニオン形ダイスと同数形成され、前記
各ダイス支持軸にはアームが連結され、前記リングの回
転によりアームの基端側は凹面に対し摺動可能に接触保
持され、各ピニオン形ダイスをそれぞれ同調させてワー
クに接触させることをその要旨とする。
に、請求項1に記載の発明では、ワークの外周面にピニ
オン形ダイスにより局部的に圧力を加え、ワークに歯形
を形成する歯車転造装置において、テーブルに対して相
対回転するリングが装着され、前記リングの中心部位に
ワーク載置台が設けられ、前記リング内にはワーク載置
台の中心部を基準としてダイス支持軸に一体回転可能に
支持されているピニオン形ダイスを少なくとも3枚等間
隔に配置して設けるとともに、前記リングの内周面には
リングの中心位置と異なる中心位置を基準とする凹面が
等間隔を設けてピニオン形ダイスと同数形成され、前記
各ダイス支持軸にはアームが連結され、前記リングの回
転によりアームの基端側は凹面に対し摺動可能に接触保
持され、各ピニオン形ダイスをそれぞれ同調させてワー
クに接触させることをその要旨とする。
【0010】請求項2に記載の発明では、ワークの外周
面にピニオン形ダイスにより局部的に圧力を加え、ワー
クに歯形を形成する歯車転造装置において、テーブルに
対して相対回転するリングギアが装着され、前記リング
ギアの中心部位にワーク載置台が設けられ、前記リング
ギア内にはワーク載置台の中心部を基準としてダイス支
持軸に一体回転可能に支持されているピニオン形ダイス
を少なくとも3枚等間隔に配置して設けるとともに、前
記各ダイス支持軸にはアームが連結され、各アームの後
方にはリングギアと噛合うギアシャフトが配置され、さ
らにギアシャフトにはそれぞれカムが一体回転可能に支
持され、前記リングギアの回転により各カムが同期して
回転して各ピニオン形ダイスをそれぞれ同調させてワー
クに接触させることをその要旨とする。
面にピニオン形ダイスにより局部的に圧力を加え、ワー
クに歯形を形成する歯車転造装置において、テーブルに
対して相対回転するリングギアが装着され、前記リング
ギアの中心部位にワーク載置台が設けられ、前記リング
ギア内にはワーク載置台の中心部を基準としてダイス支
持軸に一体回転可能に支持されているピニオン形ダイス
を少なくとも3枚等間隔に配置して設けるとともに、前
記各ダイス支持軸にはアームが連結され、各アームの後
方にはリングギアと噛合うギアシャフトが配置され、さ
らにギアシャフトにはそれぞれカムが一体回転可能に支
持され、前記リングギアの回転により各カムが同期して
回転して各ピニオン形ダイスをそれぞれ同調させてワー
クに接触させることをその要旨とする。
【0011】従って、本発明においては、ワークに歯形
を形成する際は、少なくとも3枚のピニオン形ダイスが
ワーク外周面に接触する。そして、各ダイスによりワー
ク外周面に圧力が加えられることにより、ダイスの歯形
と同じ形状の歯形がワークに形成される。このとき、ワ
ークには少なくとも3方向から圧力が加えられているの
で、1枚又は2枚のダイスによりワークに歯形を形成す
る際よりも、ダイスに対するワークのズレが抑制され
る。また、各ピニオン形ダイスは等間隔を設けて配置さ
れているので、各ダイスの圧力がワークに対して均一に
付与される。
を形成する際は、少なくとも3枚のピニオン形ダイスが
ワーク外周面に接触する。そして、各ダイスによりワー
ク外周面に圧力が加えられることにより、ダイスの歯形
と同じ形状の歯形がワークに形成される。このとき、ワ
ークには少なくとも3方向から圧力が加えられているの
で、1枚又は2枚のダイスによりワークに歯形を形成す
る際よりも、ダイスに対するワークのズレが抑制され
る。また、各ピニオン形ダイスは等間隔を設けて配置さ
れているので、各ダイスの圧力がワークに対して均一に
付与される。
【0012】
【発明の実施の形態】(第1実施形態) 以下、本発明を具体化した第1実施形態を図面に基づい
て説明する。
て説明する。
【0013】図1及び図2に示すように、歯車転造装置
を構成するテーブル11には、図示しない回転機構を介
して同テーブル11に対して相対回転するリング12が
装着されている。リング12の内周面には、同リング1
2の中心位置と異なる中心位置を基準とする凹面13
a,13b,13cが120°の等間隔を設けて3ヶ所
に形成されている。従って、各凹面13a〜13cとリ
ング12の中心位置との間の距離は、図1のA位置から
B位置側に行くに従って短くなる。
を構成するテーブル11には、図示しない回転機構を介
して同テーブル11に対して相対回転するリング12が
装着されている。リング12の内周面には、同リング1
2の中心位置と異なる中心位置を基準とする凹面13
a,13b,13cが120°の等間隔を設けて3ヶ所
に形成されている。従って、各凹面13a〜13cとリ
ング12の中心位置との間の距離は、図1のA位置から
B位置側に行くに従って短くなる。
【0014】前記リング12の中心部位には、ワーク載
置台14が設けられ、同ワーク載置台14はアクチュエ
ータ15の伸縮動作に連動し上下動する。前記リング1
2内にはワーク載置台14を包囲するようにダイス支持
軸16a,16b,16cが上下方向を向けて3本配置
されている。各ダイス支持軸16a〜16cはリング1
2の中心部、すなわち、ワーク支持台16の中心部を基
準として120°の等間隔を設けて配置されている。各
ダイス支持軸16a〜16cにはピニオン形ダイス17
a,17b,17cが一体回転可能に支持されている。
置台14が設けられ、同ワーク載置台14はアクチュエ
ータ15の伸縮動作に連動し上下動する。前記リング1
2内にはワーク載置台14を包囲するようにダイス支持
軸16a,16b,16cが上下方向を向けて3本配置
されている。各ダイス支持軸16a〜16cはリング1
2の中心部、すなわち、ワーク支持台16の中心部を基
準として120°の等間隔を設けて配置されている。各
ダイス支持軸16a〜16cにはピニオン形ダイス17
a,17b,17cが一体回転可能に支持されている。
【0015】各ダイス支持軸16a〜16cの下端には
ジョイント軸18a,18b,18cを介して動力伝達
ギア軸19a,19b,19cに連結されている。各動
力伝達ギア軸19a〜19cは共通のピニオンギア20
に噛合している。同ピニオンギア20は駆動モータ21
の出力軸22に支持されている。駆動モータ21が駆動
されることにより、ピニオンギア20、各動力伝達ギア
軸19a〜19c、ジョイント軸18a〜18cを介し
てダイス支持軸16a〜16cが回転するようになって
いる。すなわち、駆動モータ21が駆動することによ
り、各ピニオン形ダイス17a〜17cが同調して同方
向に回転するようになっている。
ジョイント軸18a,18b,18cを介して動力伝達
ギア軸19a,19b,19cに連結されている。各動
力伝達ギア軸19a〜19cは共通のピニオンギア20
に噛合している。同ピニオンギア20は駆動モータ21
の出力軸22に支持されている。駆動モータ21が駆動
されることにより、ピニオンギア20、各動力伝達ギア
軸19a〜19c、ジョイント軸18a〜18cを介し
てダイス支持軸16a〜16cが回転するようになって
いる。すなわち、駆動モータ21が駆動することによ
り、各ピニオン形ダイス17a〜17cが同調して同方
向に回転するようになっている。
【0016】また、各ダイス支持軸16a〜16cには
ベアリング23を介して水平方向に延びるアーム24
a,24b,24cが連結されている。同アーム24a
〜24cの基端側(図1及び図2において外方側)は前
記リング12の凹面13a〜13cに対して摺動可能に
接触保持されている。
ベアリング23を介して水平方向に延びるアーム24
a,24b,24cが連結されている。同アーム24a
〜24cの基端側(図1及び図2において外方側)は前
記リング12の凹面13a〜13cに対して摺動可能に
接触保持されている。
【0017】次に上記のように構成された歯車転造装置
の作用について説明する。まず、ピニオン形ダイス17
a〜17cを図1及び図2の状態に保持し、環状のワー
クWをワーク載置台14に載置する。そして、アクチュ
エータ15を伸縮させ、ピニオン形ダイス17a〜17
cに対するワークWの高さを調整する。未だ、この状態
においてはワークWと各ピニオン形ダイス17a〜17
cとの間の距離は最大となっている。この状態からリン
グ12を図1の矢印方向へ徐々に回転させる。リング1
2を矢印方向に回転させることにより、各アーム24a
〜24cの後端面がリング12の凹面13a〜13c上
を摺動しながら、アーム24a〜24cが前方(ワーク
W側)に押圧される。すなわち、リング12が矢印方向
に回転することにより、ピニオン形ダイス17a〜17
cとワークWとの間の距離が徐々に短くなる。
の作用について説明する。まず、ピニオン形ダイス17
a〜17cを図1及び図2の状態に保持し、環状のワー
クWをワーク載置台14に載置する。そして、アクチュ
エータ15を伸縮させ、ピニオン形ダイス17a〜17
cに対するワークWの高さを調整する。未だ、この状態
においてはワークWと各ピニオン形ダイス17a〜17
cとの間の距離は最大となっている。この状態からリン
グ12を図1の矢印方向へ徐々に回転させる。リング1
2を矢印方向に回転させることにより、各アーム24a
〜24cの後端面がリング12の凹面13a〜13c上
を摺動しながら、アーム24a〜24cが前方(ワーク
W側)に押圧される。すなわち、リング12が矢印方向
に回転することにより、ピニオン形ダイス17a〜17
cとワークWとの間の距離が徐々に短くなる。
【0018】そして、ワークWの外周面にピニオン形ダ
イス17a〜17cの外周面を接触させ、さらにリング
12を矢印方向に回転させると、ワークW外周面にピニ
オン形ダイス17a〜17cから局部的に圧力が加えら
れる。これにより、ワークWの外周面にピニオン形ダイ
ス17a〜17cの歯形と同形状の歯形が形成される。
ピニオン形ダイス17a〜17cを所定位置まで移動さ
せるとワークWへの歯形の形成が終了する。以上のよう
にして、本実施の形態ではワークWに歯形が形成され
る。
イス17a〜17cの外周面を接触させ、さらにリング
12を矢印方向に回転させると、ワークW外周面にピニ
オン形ダイス17a〜17cから局部的に圧力が加えら
れる。これにより、ワークWの外周面にピニオン形ダイ
ス17a〜17cの歯形と同形状の歯形が形成される。
ピニオン形ダイス17a〜17cを所定位置まで移動さ
せるとワークWへの歯形の形成が終了する。以上のよう
にして、本実施の形態ではワークWに歯形が形成され
る。
【0019】以上詳述したように、本実施の形態によれ
ば次のような効果を得ることができる。 (1)ピニオン形ダイス17a〜17cを3ダイス使用
し、ワークWに歯形を形成するようにした。これによ
り、1枚又は2枚のピニオン形ダイスを使用する従来技
術の転造装置(転造方法)とは異なり、例えば、ピニオ
ン形ダイス17aと17bに対してワークWがズレよう
とした際においても、そのズレ方向には残りのピニオン
形ダイス17cが存在することから、そのピニオン形ダ
イス17cの圧力によりワークWのズレが抑制される。
その結果、精度の高い歯形を有する歯車の製造が可能と
なる。
ば次のような効果を得ることができる。 (1)ピニオン形ダイス17a〜17cを3ダイス使用
し、ワークWに歯形を形成するようにした。これによ
り、1枚又は2枚のピニオン形ダイスを使用する従来技
術の転造装置(転造方法)とは異なり、例えば、ピニオ
ン形ダイス17aと17bに対してワークWがズレよう
とした際においても、そのズレ方向には残りのピニオン
形ダイス17cが存在することから、そのピニオン形ダ
イス17cの圧力によりワークWのズレが抑制される。
その結果、精度の高い歯形を有する歯車の製造が可能と
なる。
【0020】 (2)ピニオン形ダイス17a〜17cを3ダイス配置
し、各ダイス17a〜17cをそれぞれ同調させてワー
クWに接触させるように構成した。すなわち、ワークW
に各ピニオン形ダイス17a〜17cを接触させるだけ
でワークWの中心位置が設定されるので、ワークWの心
出作業が不用となる。その結果、作業効率の向上を図る
ことができる。
し、各ダイス17a〜17cをそれぞれ同調させてワー
クWに接触させるように構成した。すなわち、ワークW
に各ピニオン形ダイス17a〜17cを接触させるだけ
でワークWの中心位置が設定されるので、ワークWの心
出作業が不用となる。その結果、作業効率の向上を図る
ことができる。
【0021】 (3)各ピニオン形ダイス17a〜17cの間隔を等間
隔としたことにより、各ピニオン形ダイス17a〜17
cからワークW外周面に加わる圧力を均一化でき、ひい
ては、より一層高精度の歯形を有する歯車を製造するこ
とができる。
隔としたことにより、各ピニオン形ダイス17a〜17
cからワークW外周面に加わる圧力を均一化でき、ひい
ては、より一層高精度の歯形を有する歯車を製造するこ
とができる。
【0022】 (4)ワークWを載置するワーク載置台14をアクチュ
エータ15によりダイス17a〜17cに対して昇降す
るようにした。これにより、ワークWの厚さ、すなわ
ち、歯幅が異なる歯車の製造も容易となる。
エータ15によりダイス17a〜17cに対して昇降す
るようにした。これにより、ワークWの厚さ、すなわ
ち、歯幅が異なる歯車の製造も容易となる。
【0023】(第2実施形態) 次に、本発明を具体化した第2実施形態を図面に基づい
て説明する。なお、本実施形態では、上記第1実施形態
と同部材については同符号を付して説明するとともに、
その詳細は省略する。
て説明する。なお、本実施形態では、上記第1実施形態
と同部材については同符号を付して説明するとともに、
その詳細は省略する。
【0024】図5及び図6に示すように、各アーム24
a〜24cの後方には、軸線が上下方向を向くギアシャ
フト41a〜41cがそれぞれ回転可能に配置されてい
る。ギアシャフト41a〜41cにはそれぞれカム42
a〜42cが一体回転可能に支持されている。同カム4
2a〜42cのカム面には前記アーム24a〜24cが
図示しないスプリングの付勢力により常時接触状態に保
持されている。
a〜24cの後方には、軸線が上下方向を向くギアシャ
フト41a〜41cがそれぞれ回転可能に配置されてい
る。ギアシャフト41a〜41cにはそれぞれカム42
a〜42cが一体回転可能に支持されている。同カム4
2a〜42cのカム面には前記アーム24a〜24cが
図示しないスプリングの付勢力により常時接触状態に保
持されている。
【0025】前記各ギアシャフト41a〜41cにはリ
ングギア43が噛合されている。同リングギア43は図
示しない駆動機構により正逆回転する。ワークWを加工
する際は、図5,図6の状態からリングギア43を正回
転(図5の矢印方向へ回転)させる。これにより、各カ
ム42a〜42cが同方向に同期して回転し、それに伴
って各アーム24a〜24cはワークW側に移動する。
そして、ワークWの外周面にピニオン形ダイス17a〜
17cの外周面を接触させ、さらにリングギア43を正
回転させると、ワークWの外周面にピニオン形ダイス1
7a〜17cから局部的に圧力が加えられる。
ングギア43が噛合されている。同リングギア43は図
示しない駆動機構により正逆回転する。ワークWを加工
する際は、図5,図6の状態からリングギア43を正回
転(図5の矢印方向へ回転)させる。これにより、各カ
ム42a〜42cが同方向に同期して回転し、それに伴
って各アーム24a〜24cはワークW側に移動する。
そして、ワークWの外周面にピニオン形ダイス17a〜
17cの外周面を接触させ、さらにリングギア43を正
回転させると、ワークWの外周面にピニオン形ダイス1
7a〜17cから局部的に圧力が加えられる。
【0026】これにより、ワークWの外周面にピニオン
形ダイス17a〜17cの歯形と同形状の歯形が形成さ
れる。ピニオン形ダイス17a〜17cを所定位置まで
移動させるとワークWへの歯形の形成が終了する。
形ダイス17a〜17cの歯形と同形状の歯形が形成さ
れる。ピニオン形ダイス17a〜17cを所定位置まで
移動させるとワークWへの歯形の形成が終了する。
【0027】歯形の形成が終了したらリングギア43を
逆回転させ、カム42a〜42cをを図5,図6の位置
に復帰させる。このように本実施の形態においても、上
記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
逆回転させ、カム42a〜42cをを図5,図6の位置
に復帰させる。このように本実施の形態においても、上
記第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
【0028】なお、本発明は次のように構成してもよ
い。 (1)上記実各施形態では、3枚のピニオン形ダイス1
7a〜17cによりワークWを加工して歯車を転造した
が、ピニオン形ダイスの設置数を4枚以上として具体化
してもよい。
い。 (1)上記実各施形態では、3枚のピニオン形ダイス1
7a〜17cによりワークWを加工して歯車を転造した
が、ピニオン形ダイスの設置数を4枚以上として具体化
してもよい。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、ピニオン形ダイスに対
するワークのズレを抑制できるので、高精度の歯車を製
造することができる。また、各ダイスがワーク外周面に
接触することにより、ワークの心出しが行われることか
ら製造効率の向上を図ることができる。また、各ピニオ
ン形ダイスは等間隔を設けて配置されているので、各ダ
イスの圧力をワークに対して均一に付与できる。その結
果、より高精度の歯車を製造することができる。
するワークのズレを抑制できるので、高精度の歯車を製
造することができる。また、各ダイスがワーク外周面に
接触することにより、ワークの心出しが行われることか
ら製造効率の向上を図ることができる。また、各ピニオ
ン形ダイスは等間隔を設けて配置されているので、各ダ
イスの圧力をワークに対して均一に付与できる。その結
果、より高精度の歯車を製造することができる。
【図1】 本発明を具体化した第1実施形態における歯
車転造装置の部分平面図。
車転造装置の部分平面図。
【図2】 図1における歯車転造装置の部分側断面図。
【図3】 ワーク外周面にダイスが接触した状態の歯車
転造装置の部分平面図。
転造装置の部分平面図。
【図4】 ワーク外周面にダイスが接触した状態の歯車
転造装置の部分側断面。
転造装置の部分側断面。
【図5】 第2実施形態における歯車転造装置の部分平
面図。
面図。
【図6】 図5における歯車転造装置の部分側断面図。
【図7】 ワーク外周面にダイスが接触した状態の歯車
転造装置の部分平面図。
転造装置の部分平面図。
【図8】 ワーク外周面にダイスが接触した状態の歯車
転造装置の部分側断面。
転造装置の部分側断面。
W…ワーク、17a,17b,17c…ピニオン形ダイ
ス、14…ワーク載置台、15…昇降手段としてのアク
チュエータ。
ス、14…ワーク載置台、15…昇降手段としてのアク
チュエータ。
Claims (2)
- 【請求項1】 ワークの外周面にピニオン形ダイスによ
り局部的に圧力を加え、ワークに歯形を形成する歯車転
造装置において、テーブルに対して相対回転するリングが装着され、前記
リングの中心部位にワーク載置台が設けられ、前記リン
グ内にはワーク載置台の中心部を基準としてダイス支持
軸に一体回転可能に支持されているピニオン形ダイスを
少なくとも3枚等間隔に配置して設けるとともに、前記
リングの内周面にはリングの中心位置と異なる中心位置
を基準とする凹面が等間隔を設けてピニオン形ダイスと
同数形成され、前記各ダイス支持軸にはアームが連結さ
れ、前記リングの回転によりアームの基端側は凹面に対
し摺動可能に接触保持され、各ピニオン形ダイスをそれ
ぞれ同調させてワークに接触させる ことを特徴とする歯
車転造装置。 - 【請求項2】 ワークの外周面にピニオン形ダイスによ
り局部的に圧力を加え、ワークに歯形を形成する歯車転
造装置において、テーブルに対して相対回転するリングギアが装着され、
前記リングギアの中心部位にワーク載置台が設けられ、
前記リングギア内にはワーク載置台の中心部を基準とし
てダイス支持軸に一体回転可能に支持されているピニオ
ン形ダイスを少なくとも3枚等間隔に配置して設けると
ともに、前記各ダイス支持軸にはアームが連結され、各
アームの後方にはリングギアと噛合うギアシャフトが配
置され、さらにギアシャフトにはそれぞれカムが一体回
転可能に支持され、前記リングギアの回転により各カム
が同期して回転して各ピニオン形ダイスをそれぞれ同調
させてワークに接触させる ことを特徴とする歯車転造装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17098696A JP2863493B2 (ja) | 1996-07-01 | 1996-07-01 | 歯車転造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17098696A JP2863493B2 (ja) | 1996-07-01 | 1996-07-01 | 歯車転造装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1015635A JPH1015635A (ja) | 1998-01-20 |
JP2863493B2 true JP2863493B2 (ja) | 1999-03-03 |
Family
ID=15915014
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17098696A Expired - Lifetime JP2863493B2 (ja) | 1996-07-01 | 1996-07-01 | 歯車転造装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2863493B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100770609B1 (ko) | 2006-08-21 | 2007-10-29 | (주)동일정기 | 쓰리 다이스 전조기 |
CN109175173B (zh) * | 2018-10-17 | 2024-05-17 | 苏州迈道纳自动化科技有限公司 | 立式螺纹滚丝机 |
-
1996
- 1996-07-01 JP JP17098696A patent/JP2863493B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1015635A (ja) | 1998-01-20 |
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