JP2863423B2 - クロスフローファン - Google Patents

クロスフローファン

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JP2863423B2
JP2863423B2 JP26846693A JP26846693A JP2863423B2 JP 2863423 B2 JP2863423 B2 JP 2863423B2 JP 26846693 A JP26846693 A JP 26846693A JP 26846693 A JP26846693 A JP 26846693A JP 2863423 B2 JP2863423 B2 JP 2863423B2
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広彦 村奈嘉
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は送風ファンの中のクロス
フローファンに関するものであり、特に空気調和機に用
いられるクロスフローファンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のクロスフローファンの一例を図6
及び図7とともに説明する。従来のクロスフローファン
は、セパレート型の空気調和機の室内機において、熱交
換器により熱交換された空気を室内に送風するのに用い
られ、このようなクロスフローファンは、外側に回転軸
11を設けた端板12の内側に複数枚の羽根13を回転
方向に対し空気を掻き込むように傾斜を付けて設けたい
た。上記羽根13の材料としては、金属あるいはプラス
チックが用いられ、数枚から数十枚の羽根13が平行に
設けられていた。
【0003】そして、上記構成のクロスフローファンを
室内機内に前挟板14と後挟板15との間に配設し、該
クロスフローファンを駆動すると上記羽根13が上記前
挟板14の上部よりクロスフローファン内に室内空気を
掻き込み、当該ファン内で空気を渦状に攪拌しながら上
記後挟板15に沿って空気を室内に送風していた。
【0004】また、図8に示すように従来のクロスフロ
ーファンは、一定の長さの複数枚の羽根16をリング状
の端板17に設けて一体にした組品18とし、この組品
18を適宜組み合わせて所望の長さのクロスフローファ
ンを形成していた。該組品18の羽根16及び端板17
はプラスチック成形等により形成され、超音波溶着等に
より、該組品18が複数個組み合わされて所望の長さの
クロスフローファンを得ていた、しかし、上記組品18
のみでは所望の長さが得られない場合には、専用の長さ
の組品19を別途形成し、この組品19を組み合わせて
所望の長さのクロスフローファンを得ていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記前者のクロスフロ
ーファンにおいては、羽根の材質が金属の場合、個々の
羽根を組み立てて形成するため、組立効率が悪くコスト
が高くなるという問題があり、羽根と端板とをプラスチ
ックにより形成する場合、クロスフローファンの長さ或
は径が変更となった場合には、金型を新しくする必要が
あり、多大なコストがかかっていた。
【0006】また、後者のクロスフローファンにおいて
は、長さの変更の際には専用の組品のみ変更すればよい
が、長さが長い場合には組品の個数が多くなりこれに伴
って溶着回数が増え、コストが高くなる原因となり、し
かも、溶着回数が多くなると羽根の傾斜等の精度が悪く
なり、送風効率の低下をまねく虞れがあった。
【0007】本発明のクロスフローファンは上記の問題
に鑑みなされたものであり、一面に複数枚の羽根をほぼ
平行に固着した網状基材をこの一面を外側にして円筒状
に巻回することにより、組立効率及び強度を向上させる
ことを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明のクロスフローファンは、開口率の高い網状
基材の一面に複数枚の羽根をほぼ平行に固着し、上記羽
根を設けた一面を外側にして該網状基材を円筒状に巻回
して構成している。また、上記網状基材の両端部に当該
網状基材の形状を真円に矯正する矯正板を設けている。
【0009】
【作用】上記のクロスフローファンは、羽根を固着した
網状基材を所望の長さ及び幅(径)に切断して円筒状に
巻回するだけで容易に構成することが可能となる。ま
た、矯正板により網状基材の形状を形成し送風効率を向
上させる。
【0010】
【実施例】本発明のクロスフローファンの一実施例を図
1乃至図5とともに説明する。本発明のクロスフローフ
ァンは、1は開口率の高い網状基材で、使用材料は鋼線
による網状基材や可撓性のあるプラスチック等が用いら
れる。2は羽根であり、上記網状基材1の一面に複数本
平行に固着され、これら羽根2は一般的にプラスチック
やゴム用の可撓性のある材料或は薄鋼板のように弾性の
ある鋼板を用いる。上記網状基材1の一面に上記羽根2
を溶着や溶接或は嵌合等の方法により容易に外れないよ
うに固着する。
【0011】そして、上記網状基材1を上記羽根2が外
側に位置するように円筒状に巻回し構成する。このと
き、網状基材1自体の弾性力(板状に戻ろうとする力)
によりある程度円筒状になるが、より真円筒に矯正する
ために矯正板である端板3を上記網状基材1の両端に設
けている。該端板3の外側には回転軸4が設けられ、こ
のように形成されたクロスフローファンを空気調和機の
室内機の前挟板5と後挟板6との間に配設したときに駆
動用モータ(図示せず)と上記回転軸4とが接続され、
クロスフローファンが上記駆動用モータにより回転駆動
される。この端板3は上記網状基材1の両端のみでなく
リング状に形成して網状基材1の中間部にもうけてもよ
い。
【0012】上記構成のクロスフローファンは、図3の
矢印Aに示すように反時計方向に回転すると、前挟板5
の上部より室内空気を掻き込み、当該ファン内で空気を
渦状に攪拌しながら上記後挟板6に沿って空気を室内に
送風している。この時、上記網状基材1は図4に示すよ
うに開口が大きく取られているため、この開口部から室
内空気を取り込みそして送風するものである。
【0013】このようなクロスフローファンは、網状基
材1の強度に加え羽根2の強度も加わり、しかも、端板
3により真円に保持されているので、全体のバランスが
非常によく保持され、変形することなくファンとしての
機能を向上させることができる。
【0014】そして、上記網状基材1の材料として鋼線
等の弾性に富む材料を用いると、網状基材を円筒状に巻
回したときに、鋼線自体の弾性力(板状に戻ろうとする
力)により円筒状になる。また、内圧や外圧が変化して
も網状基材1自身の弾性により吸収して変形することが
ない。そして、巻回時に網状基材1の重なり合う部分に
くせをつけておいて巻回すると真円に近い円筒状とな
る。
【0015】また、図2に示すように端板3の内側に羽
根2を嵌合させる溝7を形成しておき、この溝7に羽根
2を嵌合させることにより網状基材1の円筒状の形状を
整えることができる。そして、図5に示すように羽根2
に回転軸方向に対し傾斜(ねじれ)をつけることによ
り、回転駆動時の風切り音の低減を簡単に行うことがで
きる。
【0016】
【発明の効果】本発明のクロスフローファンは上記のよ
うな構成であるから、網状基材の長さ及び幅(径)を所
望の寸法に切断することにより、自由にクロスフローフ
ァンの長さ及び径を変更することができ、クロスフロー
ファンを用いる例えば空気調和機の大きさにあったクロ
スフローファンを金型等を新しく作ることなく自由に形
成することができ、コストを低くすることができ、しか
も、網状基材を円筒状に巻回するだけでよく、クロスフ
ローファンを簡単な構成で容易に形成することができ
る。また、矯正板により網状基材を真円に近い円筒状に
形成することができ、送風効率を低下させることなく、
簡単な構成で容易にクロスフローファンを形成すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクロスフローファンの一実施例の網状
基材と羽根との固着時を示す斜視図である。
【図2】本発明のクロスフローファンの一実施例を示す
斜視図である。
【図3】本発明のクロスフローファンを空気調和機の室
内機に用いた状態を示す概略断面図である。
【図4】図3の一部拡大図である。
【図5】本発明のクロスフローファンの他の実施例を示
す斜視図である。
【図6】従来のクロスフローファンの一例を示す斜視図
である。
【図7】従来のクロスフローファンを空気調和機の室内
機に用いた状態を示す概略断面図である。
【図8】従来のクロスフローファンの他の例を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 網状基材 2 羽根 3 端板 4 回転軸 5 前挟板 6 後挟板
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F04D 29/18 - 29/38

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開口率の高い網状基材の一面に複数枚の
    羽根をほぼ平行に固着し、上記羽根を設けた一面を外側
    にして該網状基材を円筒状に巻回して構成したことを特
    徴とするクロスフローファン。
  2. 【請求項2】 上記網状基材の両端部に当該網状基材の
    形状を真円に矯正する矯正板を設けたことを特徴とする
    請求項1記載のクロスフローファン。
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