JP2863250B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2863250B2
JP2863250B2 JP2071492A JP7149290A JP2863250B2 JP 2863250 B2 JP2863250 B2 JP 2863250B2 JP 2071492 A JP2071492 A JP 2071492A JP 7149290 A JP7149290 A JP 7149290A JP 2863250 B2 JP2863250 B2 JP 2863250B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明はファクシミリ装置に係わり、特に装置の動作
状態を表示する機能に関する。
(従来の技術) 従来この種の装置は、待機状態時、オペレータによっ
てキー操作等で装置に対する指示が行われると、制御部
はその指示内容を示したメッセージ等を表示部に表示す
る。その後、前記オペレータによる指示が終了すると、
装置は指示された機能を実行し、その際、前記制御部は
実行中の機能内容をメッセージとして表示部に表示す
る。こうして、装置が動作を終了すると、同制御部は動
作が終了したことを示すメッセージを表示部に表示した
後、装置を待機状態に戻す。
このような従来の装置によると、装置が1つの機能を
実行している期間中は、実行中の機能を示すメッセージ
しか表示されないため、オペレータはこの表示を見て装
置が動作中であるということしか判断できない。従っ
て、装置が1つの機能を実行中に、別の機能を受け付け
て実行できる状態にあった場合でも、オペレータは表示
部に表示されているメッセージを見ただけでは、このこ
とを判断することができないという欠点があった。
又、上記従来の装置では、例えば複数の機能が同時に
実行された時に、装置の制御部はその中の1つの機能し
か表示することができないため、この様な場合にオペレ
ータは表示だけを見て、装置の全ての動作状態を判断す
ることができないという欠点があった。
(発明が解決しようとする課題) 上記の如く、従来のファクシミリ装置の表示機能で
は、1つの機能を実行している期間中はこの機能に係わ
る表示だけを行い、この期間中に受け付け可能である別
の機能についての表示ができないという欠点があると共
に、複数の機能を実行している場合でも、その中の1つ
の機能に係わる表示しかできないという欠点があるた
め、オペレータに与える情報が完全でなく操作性が悪い
という欠点があった。
そこで本発明は上記の欠点を除去するもので、1つ又
は複数の動作を実行中に実行可能な別の機能が何である
かを表示できると共に、2つ以上の機能を同時に実行中
の場合は、実行している全ての機能に係わる情報を表示
することができるファクシミリ装置を提供することを目
的としている。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明は専門的動作を行うユニット複数個を有して成
り、これらユニットを少なくとも1個以上動作させるこ
とによって各種機能を実行するファクシミリ装置におい
て、各ユニットが動作状態であるか、非動作状態である
かを個別に検出する動作状態検出手段と、この動作状態
検出手段によって検出された動作状態のユニットの種類
及び非動作状態のユニットの種類を示す情報から現在前
記ファクシミリ装置において実行可能な機能が何である
かを検索する機能管理手段と、この機能管理手段によっ
て検索された機能を表示する第1の表示手段と、現在装
置が実行中の機能を把握する動作状態管理手段と、この
動作状態管理手段によって把握された現在実行中の機能
を表示する第2の表示手段とを具備した構成を有する。
(作用) 本発明のファクシミリ装置において、動作状態検出手
段は各ユニットが動作状態であるか、非動作状態である
かを個別に検出する。機能管理手段は前記動作状態検出
手段によって検出された動作状態のユニットの種類及び
非動作状態のユニットの種類を示す情報から現在前記フ
ァクシミリ装置において実行可能な機能が何であるかを
検索する。第1の表示手段は前記機能管理手段によって
検索された機能を表示する。動作状態管理手段は現在装
置が実行中の機能を把握する。第2の表示手段は前記動
作状態管理手段によって把握された現在実行中の機能を
表示する。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明のファクシミリ装置の一実施例を示した
ブロック図である。1は通信制御、装置の動作状態等を
示す各種メッセージを表示する制御等の個別制御及び装
置全体の制御を司る主制御部、2は原稿を読み取って画
像データとする読取部、3はデータを記録紙に印字して
出力する記録部、4は発呼、着信処理及び画像データの
変調、復調処理等を行う通信制御部、5は通信管理記
録、短縮ダイヤル記録等の各種リストを構成するデータ
を記録するリスト管理部、6は画像データを記憶する画
像メモリ部、7はダイヤル情報或いは各種動作指令等を
キー入力する入力部、8は装置を構成する各ユニットの
動作状態を示す情報から、他にどのような機能を使用す
ることができるかを示す情報を作成する動作管理部、9
は装置の動作開始、終了、待機等の各状態を示す情報を
保持する動作状態監視部、10は入力部7のキー操作によ
る入力操作状態や装置を構成している各ユニットが動作
中であるか否かを表示する動作表示部、11は装置が動作
中に、この動作とは別に同時に実行可能な機能を表示す
ると共に、前記動作の実行中には行えない機能の種類を
表示するサブ動作表示部である。
ここで、主制御部1は動作状態検出手段を、動作管理
部8は機能管理手段を、サブ動作表示部11は第1の表示
手段を、動作状態監視部9は動作状態管理手段を、動作
表示部10は第2の表示手段を構成している。
次に本実施例の動作について説明する。まず、オペレ
ータは入力可能状態において入力部7のキー等を操作し
て、例えば送信指示等を主制御部1に入力する。これに
より、主制御部1は入力された指示の内容を判断して、
この指示に対して引き続き入力指示が必要な場合は、次
の入力指示待ちであることを動作表示部10に表示する。
オペレータは動作表示部10の表示を見て、次の指示を入
力部7から入力する。主制御部1は入力された指示が完
了したと判断すると、指定された動作を開始する。又、
主制御部1は予め与えられたプログラムの条件が成立す
ると、自動的に受信動作に入ったり或いは、リスト出力
動作を行うが、この場合ばオペレータの介在なしに上記
動作を開始する。
以降、第1図に示したファクシミリ装置の特定の動作
について説明する。装置の待機中、回線を介して通信制
御部4に呼出信号が着信すると、主制御部1は自動的に
受信処理を開始する。この受信処理が開始されると、主
制御部1は受信に必要な機能として通信制御部4、記憶
部3を起動して受信を行うため、受信動作を開始する
と、これら通信制御部4、記録部3が動作状態であるこ
とを示す情報を動作管理部8に与えると共に、動作状態
監視部9に設定されている通信制御部4と記録部3の動
作状態を示すエリアにビットを立てて、これらユニット
が動作中であることを動作状態監視部9に書き込んでお
く。又、主制御部1は上記受信動作を開始した時点で動
作表示部10を制御して“受信中”と表示させる。
ところで、動作管理部8は主制御部1から上記の如く
動作中のユニットを示す情報が与えられると、これらユ
ニットが動作中でも使用できる別のユニットが何である
かを特定し、更にこれら未使用ユニットを用いて実行で
きる機能を識別して、主制御部1に知らせる。即ち、動
作管理部8は受信中でも使用可能なユニット、例えばこ
の例では、画像メモリ部6、読取部2、リスト管理部5
を使用して、動作させることができる送信予約機能を識
別して、画像メモリ部6と読取部6を使用する送信予約
機能が受信中でも実行可能である旨を示す表示をサブ動
作表示部11に行う。オペレータはサブ動作表示部11の表
示を見ることにより、受信中に送信予約が可能であるこ
とを知ることができる。
そこで送信予約を行うため、オペレータは送信原稿を
読取部2にセットした後、入力部7のキー操作を行って
宛先の電話番号情報を主制御部1に入力すると、主制御
部1は入力された宛先情報をサブ動作表示部11に表示
し、前記宛先情報の入力が終了すると、主制御部1は動
作状態監視部9にアクセスして、以前この動作状態監視
部9に保持された動作中であるユニットがその動作を終
了していないことを確認すると、装置は多重動作状態に
あると判定する。更に、主制御部1は動作管理部8に新
たに動作中となった読取部2、画像メモリ部6を示す情
報を入力して、この動作管理部8からこのような多重動
作時にも実行可能な別の機能が何であるかを示す情報を
得た後、前記新たな動作即ち送信予約動作を開始する。
主制御部1はこの新たな動作即ち予約送信動作を開始す
ると、動作状態監視部9に読取部2、画像メモリ部6等
のユニットが動作状態となったことを示すビットを立て
て、前記ユニットが動作中であることを動作状態監視部
9に保持させると共に、予約送信動作中であることを動
作表示部10に受信中である表示に加えて表示した後、こ
の状態に、別にできる機能が有れば、これをサブ動作表
示部11に表示すし、無い場合は、別にできる機能がない
ことを前記サブ動作表示部11に表示する。
尚、主制御部1は複数の動作が実行されている中で、
1つの動作が終了すると動作状態監視部9にアクセスし
て、動作を終了したユニットのビットを倒す制御を行
い、動作状態監視部9に保持されている動作中ユニット
の数を現状に合わせる制御を行う。これと同時に、主制
御部1は終了した動作に対応する表示を動作表示部10か
ら消去する共に、現在動作中のユニットを示す情報を動
作管理部8に入力して、この状態で別に実行できる機能
が何であるかを示す情報を得て、これをサブ動作表示部
11に表示する。
上記は具体例として、受信中に更に別の動作として予
約送信をファクシミリ装置に実行させた場合について説
明したが、他の機能の動作中に、別の機能を実行させた
場合も上記と同様の制御が行われる。以降、他の具体例
について動作表示部10とサブ動作表示部11に表示される
メッセージについてのみ説明する。例えば、待機状態か
ら送信予約(タイマ送信設定)設定中は、動作表示部10
に“タイマ送信設定中”と表示され、サブ動作表示部10
には“送信/リスト出力できます”と表示される。この
場合も、受信動作はいつでもできるが、表示する必要が
無いのでこれについては表示しない。
又、装置の待機状態からメモリ入力送信を行わせてい
る場合、動作表示部10には“メモリ入力送信中”と表示
され、サブ動作表示部11には“コピー/リスト出力でき
ます”と表示される。この場合、更にリスト出力動作を
装置に実行させた場合、動作表示部10には“メモリ入力
送信中/リスト出力中”と表示され、サブ動作表示部11
には“使用できる機能はありません”と表示される。
第2図は上記した主制御部1の動作フローチャートを
示した図である。まず装置が待機中の場合ステップ201
にて画像メモリ部6、通信制御部4、リスト管理部5、
記録部3、読取部2が未使用状態である事を示す情報を
動作管理部8に入力して、この動作管理部8からこの状
態で実行できる機能情報を得た後、ステップ202へ進ん
で、入力部7からキー入力情報があるか無いかを判定す
る。このステップ202にて入力情報が無いと判定された
場合はステップ203へ進み、あると判定された場合はス
テップ204へ進む。ステップ204では入力部7から入力さ
れた入力情報を動作表示部10に表示した後、ステップ20
5に進んで、入力部7からの入力動作が終了したか否か
を判定し、終了していない場合はステップ202へ戻り、
終了した場合はステップ206へ進む。ステップ206では前
記入力部7から指定された動作を開始するが、この時、
ステップ207にて開始動作が送信動作であるか否かを判
定し、送信動作で無い場合はステップ208へ進み、送信
動作である場合はステップ209へ進む。
ステップ209では前記入力部7から与えられた宛先情
報に基づいて発呼を行い、回線が接続されると所定のプ
ロトコル通信を行うが、この時ステップ210にてメモリ
送信であるか否かを判定し、メモリ送信で無い場合は
(G)の読取部2から原稿を読み取って得た画像データ
を直接送信する生送信処理へ進み、メモリ送信である場
合はステップ211へ進む。ステップ211では画像メモリ部
6、通信制御部4が動作中であり、 一方、読取部2、リスト管理部5、記録部3は未使用
であることを示す情報を動作管理部8に入力して、この
状態で実行できる別の機能情報を得た後、ステップ212
へ進む。ステップ212では動作表示部10に“メモリ入力
送信中”と表示すると共に、サブ動作表示部11に“コピ
ー/リスト出力可能”と表示して、ステップ213へ進
む。ステップ213では送信動作が終了したか否かを判定
し、終了した場合はステップ201へ戻り、終了していな
い場合はステップ214へ進む。
ステップ214ではリスト出力が指定されたか否かを判
定し、リスト出力が指定されない場合はステップ215へ
進んで、コピー動作が指定されたか否かを判定し、指定
されない場合はステップ212に戻り、指定された場合は
(F)のコピー動作に移行すると共にこれに対応する表
示動作を示す処理に進む。ステップ214にてリスト出力
が指定された場にはステップ216に進み、画像メモリ部
6、通信制御部4、リスト管理部5、記録部3が動作中
であり、読取部2が非動作であることを示す情報を動作
管理部8に入力して、この状態に別に実行できる機能情
報を得て、ステップ217に進む。ステップ217ではサブ動
作表示部11に“使用できる機能はありません”を表示
し、動作表示部10に“メモリ入力送信中/リスト出力
中”を表示する。
次にステップ218に進んで、リスト出力が終了したか
否かを判定し、終了した場合はステップ212に戻り、終
了していない場合はステップ219に進んでメモリ入力送
信が終了したか否かを判定し、終了していない場合はス
テップ217に戻る。ステップ219にてメモリ入力送信が終
了したと判定された場合はステップ220に進み、画像メ
モリ部6、通信制御部4、読取部2が未使用状態で、リ
スト管理部5、記録部3が動作状態であることを示す情
報を動作管理部8に入力して、この状態で同時に実行可
能な機能情報を得る。その後、ステップ221に進んで動
作表示部10に“送信可(メモリ/生)”を表示すると共
に、サブ動作表示部11に“リスト出力中”を表示して、
ステップ222へ進む。ステップ222ではリスト出力が終了
したか否かを判定し、終了した場合はステップ201に戻
り、終了していない場合はステップ221に戻る。
一方、ステップ203へ進んだ場合はここで自動発呼が
否かを判定し、自動発呼である場合はステップ206へ進
み、そうでない場合はステップ223へ進む。ステップ223
では自動受信であるか否かを判定し、自動受信であれば
ステップ206へ進み、そうでない場合はステップ224へ進
む。ステップ224では自動リスト出力か否かを判定し、
そうである場合はステップ206へ進み、そうでない場合
はステップ202に戻る。
又、ステップ208へ進んだ場合は受信動作か否かを判
定し、受信動作であると判定された場合は(B)の受信
動作処理に進み、そうでない場合はステップ225へ進
む。ステップ225ではコピー動作か否かを判定し、コピ
ー動作であると判定された場合は(C)のコピー動作処
理に進み、そうでない場合はステップ226へ進んでリス
ト出力動作を開始し、(D)のリスト出力処理へ進む。
但し、Mは画像メモリ部、SRは通信制御部、Lはリスト
管理部、Pは記録部、Iは読取部を示している。又、た
とえばM=Oは画像メモリ部が他の符号についても同様
である。
本実施例によれば、1つの動作を実行中に、実行して
いる動作全部と、この際同時に実行可能な他の機能全て
をサブ動作表示部11に表示することができる。このた
め、オペレータは動作表示部10の表示を見るだけで、現
在装置が実行している動作の種類を把握することができ
ると共に、現在の装置の状態において他に実行できる機
能が一体何であるかをサブ動作表示部1の表示によって
知ることができ、装置の操作性を著しく向上させること
ができる。但し、M=0は画像メモリ部6の未使用状態
を示し、M=1は画像メモリ部6の動作状態を示すもの
とする。
〔発明の効果〕
以上記述した如く本発明のファクシミリ装置によれ
ば、1つ又は複数の動作を実行中に実行可能な別の機能
が何であるかを表示できると共に、2つ以上の動作を同
時に実行中の場合は、実行している全ての動作に係わる
情報を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明ファクシミリ装置の一実施例を示したブ
ロック図、第2図は第1図に示した主制御部の動作を示
したフローチャート図である。 1……主制御部、2……読取部 3……記録部、4……通信制御部 5……リスト管理部、6……画像メモリ部 7……入力部、8……動作管理部 9……動作状態監視部、10……動作表示部 11……サブ動作表示部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/00 H04N 1/21

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】専門的動作を行うユニット複数個を有して
    成り、これらユニットを少なくとも1個以上動作させる
    ことによって各種機能を実行するファクシミリ装置にお
    いて、各ユニットが動作状態であるか、非動作状態であ
    るかを個別に検出する動作状態検出手段と、この動作状
    態検出手段によって検出された動作状態のユニットの種
    類及び非動作状態のユニットの種類を示す情報から現在
    前記ファクシミリ装置において実行可能な機能が何であ
    るかを検索する機能管理手段と、この機能管理手段によ
    って検索された機能を表示する第1の表示手段と、現在
    装置が実行中の機能を把握する動作状態管理手段と、こ
    の動作状態管理手段によって把握された現在実行中の機
    能を表示する第2の表示手段とを具備したことを特徴と
    するファクシミリ装置。
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