JP2863154B1 - ソーセージ結節部の切断装置 - Google Patents

ソーセージ結節部の切断装置

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JP2863154B1 JP31763697A JP31763697A JP2863154B1 JP 2863154 B1 JP2863154 B1 JP 2863154B1 JP 31763697 A JP31763697 A JP 31763697A JP 31763697 A JP31763697 A JP 31763697A JP 2863154 B1 JP2863154 B1 JP 2863154B1
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Abstract

【要約】 【課題】小型で生産性に優れたソーセージ結節部の切断
装置を提供する。 【解決手段】本発明は、連結ソーセージLの投入部2を
上部に備え、分離されたソーセージSの回収部3を下部
に備える筐体1を有する。筐体1内には、投入部2から
の連結ソーセージLを回収部3に向けて滑り落とす対向
配置された一対の傾斜路5、6が備えられる。傾斜路
5、6は、その両下部間に分離されたソーセージSを回
収部3に通過させる間隙Dを形成するよう配置され、そ
の少なくとも一方が幅方向における適宜間隔で、上下方
向に沿う複数のスリット14を有する。そしてスリット
14を設けた傾斜路の下部から該傾斜路に沿って巻き掛
け伝動装置7、8が配置される。本発明はまた、傾斜路
5、6のスリットからその面上に突出しつつ、巻き掛け
伝動装置7、8によって傾斜路の上方に向けて移動され
る連結ソーセージを分離する複数のカッター20を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ソーセージ結節部
を自動的に切断するソーセージ結節部の切断装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】燻煙加熱処理後のソーセージは、羊腸そ
の他のケーシングによって数珠状に連結されており、こ
の連結ソーセージを一つ一つに自動的に分離するため
に、一般にソーセージカッターと呼ばれる装置が利用さ
れる。
【0003】代表的なソーセージカッターとしてドラム
型のものが広く知られている。これはドラムの内周面に
多数の刃を設置し、ドラムを回転させることによってソ
ーセージの結節部を刃に引っ掛けるようにし、ソーセー
ジの自重によって当該結節部からソーセージを切断、分
離するものである。本装置においてソーセージはドラム
の一方の開口から投入され、他方の開口側に排出され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ド
ラム型のソーセージカッターにおいては以下のような問
題があった。 (1)歩留り、すなわち投入されたソーセージの数に対
する分離されたソーセージの数の割合を上げるために
は、連結ソーセージの移動距離、すなわちドラム長を長
くする必要がある。その結果、ドラム型のソーセージカ
ッターでは装置が大型化するという問題があった。 (2)食品衛生上、定期的に刃部及び装置内部を洗浄
し、殺菌する必要があるが、ドラム型のものにおいて
は、刃部の脱着や装置の分解組み立てに多くの手数と労
力を要する。 (3)ドラム内で上部に持ち上げられたソーセージが、
ドラムの下部に位置する刃部上に落下し、傷つけられる
ことがあり、これによって更に生産歩留りが低下すると
いう問題があった。 (4)連結ソーセージは、回転するドラムの開口から刃
部が設置されたその内部に向けて投入する必要があり、
手作業でこれを行うのには危険を伴っていた。
【0005】また、本出願の発明者による考案に係る実
公平6−1348号公報には、搬送体と逆方向に回転さ
れるドラムの外周に複数の刃を設けたソーセージカッタ
ーが開示されている。しかしながら該装置においては、
一つの刃が搬送体上に突出して移動する距離は短く、単
位時間当たりの生産性が十分に得られない問題がある。
【0006】従って、本発明の第一の目的は、小型で且
つ生産効率の良いソーセージカッターを提供することに
ある。
【0007】本発明の第二の目的は、刃部及び装置内部
の洗浄、殺菌を容易に行うことができるソーセージカッ
ターを提供することにある。
【0008】本発明の第三の目的は、投入されるソーセ
ージを傷つけることなく、効率的にソーセージの分離を
行うことができるソーセージカッターを提供することに
ある。
【0009】更に本発明の第四の目的は、連結ソーセー
ジの投入の際に危険を伴うことのないソーセージカッタ
ーを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明のソーセージ結節部の切断装置は、連結ソーセー
ジの投入部を上部に備え、分離されたソーセージの回収
部を下部に備える筐体を有する。該筐体内には、前記投
入部から投入された連結ソーセージを前記回収部に向け
て滑り落とす対向配置された一対の傾斜路が備えられ
る。傾斜路は、その両下部間に前記分離されたソーセー
ジを前記回収部に通過させる間隙を形成するよう配置さ
れ、その少なくとも一方が幅方向における適宜間隔で、
上下方向に沿う複数のスリットを有する。そして前記ス
リットを設けた傾斜路の下部から該傾斜路に沿って巻き
掛け伝動装置が配置される。本発明はまた、前記傾斜路
のスリットから前記間隙及び前記傾斜路の面上に突出し
つつ、前記巻き掛け伝動装置によって前記間隙から前記
傾斜路の上端に向けて移動され、その移動方向に向けら
れた刃部によって前記連結ソーセージを分離するカッタ
ーを備える。該カッターは、その移動方向及び前記傾斜
路の幅方向に適宜間隔で複数配置されている。
【0011】傾斜路に沿って滑り落ちる連結ソーセージ
は、それとは逆に移動されるカッターによって抄くい上
げられ、連結ソーセージの結節部が該カッターの刃部に
よって分離、切断される。分離された個々のソーセージ
は、両傾斜路間の間隙から回収部に落下する。
【0012】ここで、前記傾斜路は、その上下方向の適
宜位置にその面を前記カッターの刃部の高さ位置よりも
上方に位置させる山部を備えることが好ましい。連結ソ
ーセージを引っ掛けたカッターが山部に至ると、該カッ
ターは山部間に没入し、ソーセージの結節部はその引っ
張り力を受けて確実に切断される。
【0013】また、前記カッターは、その洗浄、殺菌又
は交換を容易にするために、前記巻き掛け伝動装置に対
し着脱自在のものとすることが好ましい。
【0014】また、前記移動するカッターの刃部が液内
に浸かるよう前記傾斜路の下部に殺菌槽を備えることが
好ましい。本装置を使用しない夜間等に該殺菌槽に殺菌
液を入れ前記巻き掛け伝動装置を駆動することにより、
容易にカッターの殺菌が行える。
【0015】更に、装置稼動中にソーセージの殺菌を行
うため、前記一対の傾斜路の間に紫外線殺菌装置を備え
ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に沿って詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態に
係るソーセージカッターの側断面図、図2は図1の要部
を示す斜視図、図3は図1における傾斜路の下部を示す
拡大図である。これら図において、本ソーセージカッタ
ーは、略方形状の筐体1を有する。筐体1はその上面前
方に連結ソーセージLの投入口2を有すると共に、筐体
内部の下方を分離後のソーセージSの回収部3としてあ
る。また、筐体1の背面には搬出口4が形成され、後述
するコンベア15によって回収部3のソーセージSを筐
体外へ搬出できるように構成される。
【0017】前記筐体1内には、投入口2から臨める位
置に一対の傾斜路5、6が備えられている。両傾斜路
5、6の上端は筐体1の天井面に夫々固定され、該天井
面から互いに接近するように45〜60度の角度で傾斜
して配置されている。両傾斜路5、6の下部は、分離さ
れたソーセージSを前記回収部3に通過させる所定間隔
の間隙Dを残して近接される。従って、投入口2から投
入された連結ソーセージLは、両傾斜路5、6を滑り落
ち、前記間隙Dに至るものである。なお、傾斜路5、6
の端部は、前記近接した位置から夫々外側に湾曲され、
水平にされて夫々筐体1に固定されている。
【0018】前記両傾斜路5、6の裏側には、夫々チェ
ーン駆動装置7、8が備えられている。チェーン駆動装
置7、8は、夫々傾斜路5、6の上部及び下部に配置し
た回転軸9に取り付けられたスプロケット10に、チェ
ーン11を巻き掛けて構成されるものである。各回転軸
9には、前記傾斜路5、6の幅方向両端に対する位置に
1つずつスプロケット10が取り付けられ、夫々チェー
ン11が巻き掛けられている。図1において、一方のチ
ェーン駆動装置8は、モータ12によって該チェーン1
1が時計方向に回転するよう駆動される。他方のチェー
ン駆動装置7は、図示しないモータによって該チェーン
11が半時計方向に回転するよう駆動される。
【0019】図2に示すように、前記各チェーン駆動装
置7、8において、一対のチェーン11、11間には、
適宜間隔で多数の連結バー13が備えられている。各連
結バー13は、その両端を夫々チェーン11に固定して
おり、チェーン11の回転に伴って傾斜路5、6に沿っ
て下方から上方へと移動される。各連結バー13は、そ
の長手方向に沿って適宜間隔で凹部13aを有してお
り、各凹部13aにカッター20を着脱自在に装着でき
るようになっている。本実施形態において、多数のカッ
ター20は全体として千鳥状に配列されている。
【0020】図4〜図6は、カッター20及びその取り
付け構造を示している。図4に示すようにカッター20
は、その一側に連結ソーセージの結節部を誘導する傾斜
面20aを備える。傾斜面20aの略中央にはソーセー
ジの径よりも狭く、その結節部のみが通過しうる幅の間
隙20bが形成されている。カミソリ状の刃21は、間
隙20bの内側に形成された空隙20cにその刃先を延
出させた状態で、カッター20に対し交換可能に装着さ
れる。従って、間隙20bを通過できるソーセージの結
節部のみが刃21の刃先に到達することができ、ソーセ
ージ自体が刃21によって切断されることが防止され
る。
【0021】各カッター20の下面には板ばね部材22
が取り付けられており、これによってカッター20は連
結バー13に対しワンタッチで着脱ができるようになっ
ている。すなわち板ばね22は、前方のカッター20へ
の取り付け部22a、中央の連結バー装着部22b及び
後方の連結バー挿入部22cから構成されている。連結
バー装着部22bは、カッター20の下面に対し連結バ
ー13の凹部13aにおける厚さ分ほどの間隙を持って
配置されており、そのカッター20の下面に向かう弾性
力により、連結バー13を挟持する。連結バー挿入部2
2cは、カッター20の下面に接触する位置から斜め下
方に伸びている。これによって図6に示すように、カッ
ター20の下部を連結バー13の凹部13aにスライド
させていけば、連結バー13は板ばね部材22を下方に
押し広げ、その連結バー装着部22bにワンタッチで固
定されることとなる。もっともカッター20を連結バー
13に対しネジで固定することもできる。
【0022】カッター20は、投入されるソーセージの
サイズや量によって、適宜その総数や位置を付け替える
必要があり、またカッターの刃の交換や殺菌、洗浄のた
めにもこれを着脱する必要が生じる。本発明の場合、前
記カッター20はその着脱がワンタッチでできるので、
これらの作業が極めて容易になる。
【0023】前記各傾斜路5、6は、図2で明らかなよ
うに、その幅方向に適宜間隔で、その傾斜面に沿って伸
びる多数のスリット14を有している。各スリット14
は、前記連結バー13に装着したカッター20の上部
を、傾斜路5、6の面上に突出させるためのものであ
る。各カッター20の刃21は、傾斜路5、6の上方に
向いている。前記傾斜路6の上下方向の2箇所には、該
傾斜路を山型に屈曲してなる山部6a、6aが形成され
ている。山部6aは、ソーセージの結節部の切断をより
確実に行わしめるためのものであり、カッター20の高
さ程度上方に突出され、ソーセージの載置面である傾斜
路6の面からカッター20を没入させる。連結ソーセー
ジLを引っ掛けたカッター20が山部6aに至ると、そ
の結節部は引っ張られ、カッター20の刃21に強く押
しつけられて切断されることとなる。傾斜路5、6上で
カッター20に引っ掛かった連結ソーセージLの結節部
の多くは、その自重及び装置の振動により山部6aに至
る前に切断されるが、一部の連結ソーセージLは山部6
aにまで至り、ここで切断されることとなる。なお、傾
斜路5側には山部が形成されていないが、傾斜路5の上
部はその途中から略垂直に伸びてチェーン駆動装置7か
ら離れて配置されている。その結果、該垂直部分ではカ
ッター20は傾斜路5から没入し、前記山部6aと同様
の効果が得られる。なお、傾斜路6の上端もこれと同様
の構成になっている。
【0024】図3で示すように、チェーン駆動装置7側
に装着されたカッター20と、チェーン駆動装置8側に
装着されたカッター20とは、前記間隙Dにおいて、傾
斜路の幅方向で重なり合う。これらカッター20は、間
隙Dに滑り込んでくる連結ソーセージLの結節部を抄く
い上げるように、下方から上方に向けて移動される。カ
ッター20の傾斜面20aに引っ掛かったソーセージの
結節部は、カッター20の移動に伴う該傾斜面20aの
傾きの変化によって間隙20bから空隙20c内に落ち
込み、刃21の刃先に至って切断されることとなる。
【0025】また、多数のカッター20は、前述したよ
うに、前記傾斜路5、6の略全域に亘って突出されてい
る。従って、傾斜路5、6上の連結ソーセージLの結節
部は、間隙Dの近傍だけでなく傾斜路の上方においても
カッター20に引っ掛かり切断される。これによりソー
セージ結節部の切断効率が飛躍的に向上する。
【0026】傾斜路5、6上で個々に分離されたソーセ
ージSは、傾斜路5、6間の間隙Dから回収部3に落下
する。回収部3にはコンベア15が設置されており、こ
れにより分離されたソーセージSは搬出口4から筐体1
外へ搬出される。
【0027】次に、本ソーセージカッターに備えられた
洗浄及び殺菌に関する設備について説明する。図1に示
すように、筐体1の下部には殺菌槽30が備えられてい
る。殺菌槽30は、前記カッター20の殺菌を行うため
のものであり、例えば夜間や装置の使用前後等、本装置
を使用しない時に、殺菌液を入れることによって使用さ
れる。殺菌槽30の後方側には排水管31が備えられて
おり、その開口高さにより殺菌槽30に入れられる殺菌
液の水面Hが一定に保たれる。水面Hの高さは、カッタ
ー20がその軌道の最下点に来たときに、その刃21が
殺菌液内に浸るような高さに設定されている。従って、
本装置の不使用時に、殺菌槽30に殺菌液を入れ、チェ
ーン駆動装置7、8を駆動させることにより、多数のカ
ッター20を取り外すことなく、その殺菌が行えること
となる。なお、コンベア15の下半部は殺菌液内にある
ので、コンベア15を駆動することによって同時にその
殺菌を行うこともできる。殺菌槽30内の殺菌液は、殺
菌処理後、排水口32から筐体1外へ排出される。
【0028】また、傾斜路6の上部には、アルコール等
殺菌液の噴出口33が備えられており、筐体1上部に設
置されたタンク34内の殺菌液をここから噴霧し、傾斜
路5、6及びカッター20を殺菌する。噴出口33から
の殺菌液の噴出は、前記殺菌槽30による殺菌と同時に
行うのが良い。本ソーセージカッターは、更に水洗用の
ノズル35を傾斜路6の上部及び下部に備えている。ノ
ズル35から噴出される洗浄水により、前記傾斜路5、
6やカッター20に付着した殺菌液、ソーセージのか
す、汚れなどを洗い流すことによって、常時筐体内を衛
生的に保つことができる。前記噴出口33からの殺菌液
及び前記ノズル35からの洗浄水は、殺菌槽30で回収
されてその排水口32から排出される。
【0029】更に、一対の傾斜路5、6の間には紫外線
殺菌装置36が備えられている。紫外線殺菌装置36
は、傾斜路5、6上のソーセージLに紫外線を照射し、
その殺菌を行う。傾斜路5、6上のソーセージLは、回
転するカッター20によって乱雑に傾斜路上を移動する
ので、ソーセージの各面に紫外線が照射されて良好な殺
菌がなされる。
【0030】次に、本発明の他の実施形態に係るソーセ
ージカッターを、図7に沿って説明する。先の実施形態
においては、2つの傾斜路の夫々にチェーン駆動装置及
びカッターを設けたものを示したが、本実施形態におい
ては、一方の傾斜路側にのみこれらを設けた例を示す。
【0031】本実施形態において、投入口40から投入
された連結ソーセージLは、投入口40の直下に設置さ
れたコンベア41によって、傾斜路42及び43上に供
給される。急角度の傾斜路43の背面には、チェーン駆
動装置44が設置されている。チェーン駆動装置44に
は、先の実施形態の場合と同様に、多数のカッター45
が装着され、これらはその傾斜面を上る方向に回転移動
される。ここで、傾斜路43、チェーン駆動装置44及
びカッター45の構成については、先の実施形態と同じ
であるためその説明を省略する。傾斜路43の下部はチ
ェーン駆動装置44のスプロケット44aに沿って湾曲
され、また傾斜路42は、所定の間隙を持ちながら、該
傾斜路43の湾曲された部分に沿って配置されている。
【0032】コンベア41から供給される連結ソーセー
ジLは、傾斜路43側に突出したカッター45によって
分離、切断され、両傾斜路間を滑り落ちて回収部46に
至り、コンベア47によって筐体外へ搬出される。前記
コンベア41はモータ48によって、前記チェーン駆動
装置44及びコンベア47はモータ49によって夫々駆
動されている。なお、本実施形態に係るソーセージカッ
ターにおいても、殺菌液の噴出口50及び水洗用のノズ
ル51が備えられており、装置内の衛生が保たれてい
る。
【0033】以上、本発明の実施形態について説明し
た。本発明は前記実施形態において示した事項に限定さ
れず、特許請求の範囲の記載に基づいてその変更、改良
が可能である。先の実施形態においてはチェーン駆動装
置によってカッターを駆動させるように構成したが、ベ
ルト等他の巻き掛け伝動装置によってカッターを駆動さ
せるように構成しても良い。
【0034】
【発明の効果】以上の如く本発明によれば以下のような
効果が得られる。 (1)本発明に係るソーセージ結節部の切断装置におい
ては、広い範囲で連結ソーセージの切断が行われるの
で、その生産性が向上する。 (2)傾斜路上で切断されず上方に至った連結ソーセー
ジは、再度傾斜路下方に落下してカッターによる切断の
対象となるので、短い経路で確実に連結ソーセージの連
接部の切断を実現することができ、その生産性を低下さ
せることなく、装置の小型化を達成することができる。 (3)連結ソーセージはカッターの設置位置から離れた
上方より投入することができるので、手作業によりこれ
を行う場合でも安全性が確保される。 (4)カッターを着脱自在に構成した本発明において
は、その位置の付け替えや、交換、殺菌、洗浄等のため
の着脱が容易になり、作業性が向上する。 (5)殺菌槽を備えた本発明においては、カッターを取
り外すことなく頻繁にその殺菌処理を行えるので、常時
良好な衛生状態を維持することができる。 (6)紫外線殺菌装置を備えた本発明においては、傾斜
路上のソーセージは、回転するカッターによって乱雑に
傾斜路上を移動され、その結果ソーセージの各面に紫外
線が照射されて良好な殺菌がなされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るソーセージカッター
の側断面図である。
【図2】図1の要部を示す斜視図である。
【図3】図1における傾斜路の下部を示す拡大図であ
る。
【図4】カッターの側面図である。
【図5】カッターの連結バーに対する取り付け状態を示
す正面図である。
【図6】カッターを連結バーに取り付ける前の状態を示
す斜視図である。
【図7】本発明の他の実施形態に係るソーセージカッタ
ーの側断面図である。
【符号の説明】
L 連結ソーセージ S 分離されたソーセージ D 間隙 H 水面 1 筐体 2 投入口 3 回収部 4 搬出口 5、6 傾斜路 6a 山部 7、8 チェーン駆動装置 9 回転軸 10 スプロケット 11 チェーン 12 モータ 13 連結バー 13a 凹部 14 スリット 15 コンベア 20 カッター 20a 傾斜面 20b 間隙 20c 空隙 21 刃 22 板ばね部材 22a 取り付け部 22b 連結バー装着部 22c 連結バー挿入部 30 殺菌槽 31 排水管 32 排水口 33 噴出口 34 タンク 35 ノズル 36 紫外線殺菌装置 40 投入口 41 コンベア 42、43 傾斜路 44 チェーン駆動装置 44a スプロケット 45 カッター 46 回収部 47 コンベア 48、49 モータ 50 噴出口 51 ノズル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B26D 1/28 B26D 3/00 602

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 連結ソーセージの投入部を上部に備え、
    分離されたソーセージの回収部を下部に備える筐体と、 前記投入部から投入された連結ソーセージを前記回収部
    に向けて滑り落とす対向配置された一対の傾斜路であっ
    て、その両下部間に前記分離されたソーセージを前記回
    収部に通過させる間隙を形成するよう配置され、その少
    なくとも一方が幅方向における適宜間隔で、上下方向に
    沿う複数のスリットを有するものと、 前記スリットを設けた傾斜路の下部から該傾斜路に沿っ
    て配置される巻き掛け伝動装置と、 前記傾斜路のスリットから前記間隙及び前記傾斜路の面
    上に突出しつつ、前記巻き掛け伝動装置によって前記間
    隙から前記傾斜路の上端に向けて移動され、その移動方
    向に向けられた刃部によって前記連結ソーセージを分離
    するカッターであって、その移動方向及び前記傾斜路の
    幅方向に適宜間隔で複数配置されるものと、を備えたソ
    ーセージ結節部の切断装置。
  2. 【請求項2】 前記傾斜路は、その上下方向の適宜位置
    にその面を前記カッターの刃部の高さ位置よりも上方に
    位置させる山部を備えた請求項1記載のソーセージ結節
    部の切断装置。
  3. 【請求項3】 前記カッターは前記巻き掛け伝動装置に
    対し着脱自在のものである請求項1又は2記載のソーセ
    ージ結節部の切断装置。
  4. 【請求項4】 前記移動するカッターの刃部が液内に浸
    かるよう前記傾斜路の下部に殺菌槽を備えた請求項1、
    2又は3記載のソーセージ結節部の切断装置。
  5. 【請求項5】 前記一対の傾斜路の間に紫外線殺菌装置
    を備えた請求項4記載のソーセージ結節部の切断装置。
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