JP2862905B2 - 車両用アンテナ装置 - Google Patents

車両用アンテナ装置

Info

Publication number
JP2862905B2
JP2862905B2 JP20878289A JP20878289A JP2862905B2 JP 2862905 B2 JP2862905 B2 JP 2862905B2 JP 20878289 A JP20878289 A JP 20878289A JP 20878289 A JP20878289 A JP 20878289A JP 2862905 B2 JP2862905 B2 JP 2862905B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
antenna
antenna conductor
window glass
conductor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP20878289A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0372702A (ja
Inventor
栄志 平田
浩司 藤本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsuda KK
Original Assignee
Matsuda KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsuda KK filed Critical Matsuda KK
Priority to JP20878289A priority Critical patent/JP2862905B2/ja
Publication of JPH0372702A publication Critical patent/JPH0372702A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2862905B2 publication Critical patent/JP2862905B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Aerials With Secondary Devices (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)
  • Support Of Aerials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、車両に搭載された移動無線電話装置に用い
られる車両用アンテナ装置に関する。
(従来の技術) 移動無線通信システムの一種を成す公衆自動車電話シ
ステムにあっては、移動無線電話装置が備えられた車両
と公衆電話加入者あるいは移動無線電話装置が備えられ
た他の車両との間の通話が、その車両の走行地点をサー
ビスエリア内に含むものとされたローカル無線局を介し
て可能とされる。斯かる公衆自動車電話システムを形成
すべく車両に搭載される移動無線電話装置は、通常、車
両の車体に取り付けられる送受信用アンテナ,例えば、
車両のトランクルーム内に設置されて送受信用アンテナ
に接続される送受信ユニット、車両の車室内における運
転席の近傍に設置され、送受信ユニットにケーブルを介
して接続されるクレイドル、及び、クレイドルに伸縮コ
ードを介して接続され、クレイドルに掛けられた状態と
クレイドルから外された状態とをとるものとされるハン
ドセットを、主要構成要素として構成され、車両に備え
られたバッテリからの電力供給を受けて作動するものと
される。
このような公衆自動車電話システムにおいて使用され
る通話音声信号の搬送波周波数は、例えば、800MHz帯に
属するものとされるので、車両の車体に取り付けられる
送受信用アンテナは、一般に、比較的短い寸法を有した
ポールアンテナとされ、車体のトランクリッドに固定さ
れるものとなされることが多い。
(発明が解決しようとする課題) 上述の如くに移動無線電話装置が搭載されてポールア
ンテナが取り付けられた車両においては、ポールアンテ
ナが、例えば、車体の車室後方部分における車体外表面
からの突起物となり、危険回避の観点からは望ましくな
いものとなる。そこで、車両の搭載される移動無線電話
装置に用いられる送受信用アンテナを、ポールアンテナ
に代えて、既に車載用ラジオ受信器に用いられる受信用
アンテナにおいて実用化されている如くの、車両におけ
る車室を仕切るウインドーガラスの内面側に細状導体が
配設されて形成されるウインドーアンテナとすることが
考えられる。
しかしながら、車両に搭載される移動無線電話装置の
送受信用アンテナからは、比較的大パワーの通話音声信
号が送信されるので、送受信用アンテナがウインドーア
ンテナとされて車室を仕切るウインドーガラスに配置さ
れる場合には、車室内における当該ウインドーガラスに
近接した座席をとる乗員に比較的近接した位置に配され
ることになり、従って、ウインドーアンテナから送出さ
れる比較的大パワーの通話音声信号が、ウインドーアン
テナが配置されたウインドーガラスに近接した座席をと
る乗員に作用し、その乗員の人体に電波障害を生じさせ
ることになる虞がある。斯かる問題もあって、従来、車
両に搭載される移動無線電話装置の送受信用アンテナの
ウインドーアンテナ化は実現されていない。
斯かる点に鑑み、本発明は、車両に搭載される移動無
線電話装置の送受信用アンテナとして用いられ、車両の
車室内における乗員の人体に電波障害を生じさせること
になる虞等の不都合を伴うことなく、ウインドーアンテ
ナ化が図られるものとされた車両用アンテナ装置を提供
することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成すべく、本発明に係る車両用アンテ
ナ装置は、車両のリアウインドーガラスの内面側に配設
されて給電点が設けられるものとされた、車両に搭載さ
れた移動無線電話装置のアンテナ導体が備えられるとと
もに、そのアンテナ導体と車両の車室内における乗員席
との間に車室内に設けられたリアシェルフにより支持さ
れた反射器が配され、その反射器が、アンテナ導体から
それにより送信される信号の波長の1/4に相当する距離
だけ離隔した位置に設置されたものとされて、構成され
る。
(作 用) このように構成される本発明に係る車両用アンテナ装
置にあっては、リアシェルフにより支持された反射器
は、車両のリアウインドーガラスの内面側に配設された
アンテナ導体と車両の車室内における乗員席との間であ
って、アンテナ導体からそれにより送信される信号の波
長、即ち、通話音声信号が有する搬送波の波長の1/4に
相当する距離だけ離隔した位置に設置される。このよう
に配される反射器の作用により、リアウインドーガラス
の内面側に配設されたアンテナ導体からの通話音声信号
は、実質的に車室内の乗員席側には放射されず、リアウ
インドーガラスの外方へと放射される。その結果、アン
テナ導体から比較的大パワーの通話音声信号が送信され
るもとにあっても、アンテナ導体からの送信電波は、車
室内におけるアンテナ導体が配されたリアウインドーガ
ラスに近接した座を占める乗員に対しても作用せず、ア
ンテナ導体からの送信電波が乗員の人体に電波障害を生
じさせることになる虞はない。従って、本発明に係る車
両用アンテナ装置は、車両の車室内における乗員の人体
に電波障害を生じさせることになる虞等の不都合を伴う
ことなくウインドーアンテナ化が図られて、危険回避の
観点から望ましいものとされることになる。
(実施例) 第1図は、本発明に係る車両用アンテナ装置の一例を
備えた移動無線電話装置が搭載された車両の車室及びト
ランクルームの一部を示す。
第1図に示される車室11内には、その中央部に設けら
れたコンソールボックス12上における運転者用シート13
の左方側となる位置に、移動無線電話装置の主要部を成
すクレイドル20が固定されており、斯かるクレイドル20
には、それに伸縮コード21を介して接続されたハンドセ
ット22が掛け外し自在に係合せしめられる。また、車両
における車室11の後方に形成されたトランクルーム14内
には、クレイドル20及びハンドセット22と共に移動無線
電話装置の主要部をなす送受信ユニット23が設置されて
いる。送受信ユニット23は、車両に備えられたバッテリ
からの電力供給を受けて作動するものとされており、ケ
ーブルを通じて車室11内に配されたクレイドル20に接続
されていて、ハンドセット22を通じて通話が行われるに
際しての各種の制御を行う。
そして、さらに、車室11におけるリアウインドーガラ
ス15によって車外から仕切られた後端部には、本発明に
係る車両用アンテナ装置の一例を成すアンテナ導体24及
び反射器25から成る送受信用アンテナが配されており、
アンテナ導体24がトランクルーム14内に設置された送受
信ユニット23に接続されている。この送受信用アンテナ
においては、アンテナ導体24を通じて、例えば、800MHz
帯に属するものとされた搬送波周波数を有する通話音声
信号の送受信が行われる。
第2図及び第3図に拡大されて示される如く、アンテ
ナ導体24は、比較的小なる間隔を置いて直列配置された
一対の細条導体24A及び24Bに分割されており、細条導体
24A及び24Bの夫々における対向端部が給電点とされてい
て、給電導線26の一端が接続されている。給電導線26の
夫々の他端は、第1図に示される如くの、送受信ユニッ
ト23から伸びる信号導線27に接続されている。そして、
細条導体24A及び24Bに分割されたアンテナ導体24は、リ
アウインドーガラス15の内面側に、車幅方向に伸びるも
のとされて貼着されており、また、細条導体24A及び24B
の夫々における給電点に接続された一対の給電導線26
も、リアウインドーガラス15の内面側に貼着されてい
る。このような細条導体24A及び24Bと給電導線26とのリ
アウインドーガラス15への貼着は、例えば、透明なフィ
ルム状基体上に印刷技術が用いられて細条導体24A及び2
4Bと給電導線26との夫々が形成された後、そのフィルム
状基体全体が、細条導体24A及び24Bと給電導線26とが設
けられた面を接着面として、リアウインドーガラス15の
内面に接着されることによってなされる。
また、車室11内におけるリアシート16とリアウインド
ーガラス15との間となる位置に設けられたリアシェルフ
17上には、第1図に示される如くに車室11の前端部に設
置されたオーディオ機器18からのオーディオ信号が供給
される左右のリアスピーカユニット19L及び19Rが配され
ており、アンテナ導体24と共に送受信用アンテナを構成
する反射器25が、左のリアスピーカユニット19Lの背面
部に、車幅方向に伸びてアンテナ導体24に対向するもの
とされて固着されている。そして、このように左のリア
スピーカユニット19Lを介してリアシェルフ17により支
持された反射器25は、アンテナ導体24から、アンテナ導
体24により送信される通話音声信号が有する例えば、80
0MHz帯に属する周波数を有する搬送波の波長λの1/4
(λ/4)に相当する距離だけ離隔した位置に設置された
ものとなされる。従って、反射器25は、アンテナ導体24
と車室11内におけるリアシート16との間であって、アン
テナ導体24からそれにより送信される通話音声信号が有
する搬送波の波長λの1/4に相当する距離だけ離隔した
位置に設置されたものとなされていることになる。
このように反射器25が配されることにより、リアウイ
ンドーガラス15の内面側に配されたアンテナ導体24から
の通話音声信号は、実質的に車室11内のリアシート16側
には放射されず、リアウインドーガラス15の外方へと放
射され、その結果、アンテナ導体24から比較的大パワー
の通話音声信号が送信されるもとにあっても、アンテナ
導体24からの送信電波は、車室11内におけるリアウイン
ドーガラス15に近接したリアシート16に座した乗員に対
しても作用せず、アンテナ導体24からの送信電波が車室
11内の乗員の人体に電波障害を生じさせることになる虞
はない。
なお、細条導体24A及び24Bから成るアンテナ導体24の
全長は、例えば、λ/2に選定され、また、反射器25の全
長は、例えば、λ/2〜λに選定される。
(発明の効果) 以上の説明から明らかな如く、本発明に係る車両用ア
ンテナ装置にあっては、車両に搭載される移動無線電話
装置の送受信用アンテナとして用いられるにあたり、リ
アウインドーガラスの内面側に配されたアンテナ導体に
対して、リアシェルフにより支持された反射器が、アン
テナ導体と車両の車室内における乗員席との間であって
アンテナ導体からそれにより送信される信号の波長、即
ち、通話音声信号が有する搬送波の波長の1/4に相当す
るものとされる、所定の距離だけ離隔した位置に設置さ
れるので、反射器の作用により、アンテナ導体からの通
話音声信号は、実質的に車室内の乗員席側には放射され
ず、アンテナ導体が設けられたリアウインドーガラスの
外方へと放射される。その結果、アンテナ導体から比較
的大パワーの通話音声信号が送信されるもとにあって
も、アンテナ導体からの送信電波は、車室内におけるア
ンテナ導体が設けられたリアウインドーガラスに近接し
たシートに座を占める乗員に対しても作用せず、アンテ
ナ導体からの送信電波が乗員の人体に電波障害を生じさ
せることになる虞はない。従って、本発明に係る車両用
アンテナ装置は、車両の車室内における乗員の人体に電
波障害を生じさせることになる虞等の不都合を伴うこと
なくウインドーアンテナ化が図られたものとなり、危険
回避の観点から望ましいものとされることになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る車両用アンテナ装置の一例を備え
た移動無線電話装置が搭載された車両の車室及びトラン
クルームの一部を概略的に示す斜視図、第2図及び第3
図は、本発明に係る車両用アンテナ装置の一例を、それ
が適用された車両の一部分と共に概略的に示す斜視図及
び側面図である。 図中、11は車室、14はトランクルーム、15はリアウイン
ドーガラス、16はリアシート、17はリアシェルフ、19L
及び19Rはリアスピーカユニット、20はクレイドル、22
はハンドセット、23は送受信ユニット、24はアンテナ導
体、25は反射器、26は給電導線である。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−133073(JP,A) 実開 昭64−21510(JP,U) 実開 平1−59308(JP,U) 実開 昭60−116709(JP,U) 実開 昭64−16723(JP,U) 実開 昭64−16725(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01Q 1/00 - 1/52 H01Q 15/00 - 19/32

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両のリアウインドーガラスの内面側に配
    設されて給電点が設けられるものとされた、上記車両に
    搭載された移動無線電話装置のアンテナ導体と、 該アンテナ導体と上記車両の車室内における乗員席との
    間の上記アンテナ導体から該アンテナ導体により送信さ
    れる信号の波長の1/4に相当する距離だけ離隔した位置
    において上記車室内に設けられたリアシェルフにより支
    持された反射器と、 を含んで構成される車両用アンテナ装置。
JP20878289A 1989-08-11 1989-08-11 車両用アンテナ装置 Expired - Lifetime JP2862905B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20878289A JP2862905B2 (ja) 1989-08-11 1989-08-11 車両用アンテナ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20878289A JP2862905B2 (ja) 1989-08-11 1989-08-11 車両用アンテナ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0372702A JPH0372702A (ja) 1991-03-27
JP2862905B2 true JP2862905B2 (ja) 1999-03-03

Family

ID=16562016

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20878289A Expired - Lifetime JP2862905B2 (ja) 1989-08-11 1989-08-11 車両用アンテナ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2862905B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102956987A (zh) * 2011-08-31 2013-03-06 深圳光启高等理工研究院 一种信号增强结构及移动多媒体广播装置

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1188033A (ja) * 1997-09-02 1999-03-30 Mazda Motor Corp アンテナ装置
JP4693815B2 (ja) * 2007-06-25 2011-06-01 株式会社日本自動車部品総合研究所 車載アンテナ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102956987A (zh) * 2011-08-31 2013-03-06 深圳光启高等理工研究院 一种信号增强结构及移动多媒体广播装置
CN102956987B (zh) * 2011-08-31 2016-04-06 深圳光启高等理工研究院 一种信号增强结构及移动多媒体广播装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0372702A (ja) 1991-03-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2918510B2 (ja) 携帯用無線電話機
US4905270A (en) Vehicular hands-free telephone system
EP1365475A1 (en) Multi-band antenna using an electrically short cavity reflector
US5634209A (en) In-vehicle radio antenna
US20020013138A1 (en) Radio receiver
JP2862905B2 (ja) 車両用アンテナ装置
JPH10145474A (ja) 携帯通信機器用付属装置
JP2006213132A (ja) インナミラー
JPS61181738A (ja) 車載用通信機の送受話装置
US7110537B2 (en) Mobile vehicle housing for a portable communication device
US5889496A (en) Consolidated system of antennas
JP3686218B2 (ja) 自動車電話システム
JPS63119304A (ja) 自動車用アンテナ装置
ITMI980136A1 (it) Sistema audio per automobile per telefono cellulare
JP4341151B2 (ja) 車両内無線通信システム
JP3790316B2 (ja) 自動車電話システムおよびこれに用いられるアダプタ
JP4064683B2 (ja) 車載無線機
JPS63284049A (ja) 車載用ハンズフリ−ホン
JP2001127520A (ja) 車両用ガラスアンテナ
KR0121571B1 (ko) 통신장치를 구비한 차량
JPH02152304A (ja) 無線通信用室内アンテナ
JP3221346B2 (ja) 携帯電話機用外部アンテナ装置
KR19980025974U (ko) 핸드프리장치
JPH08324354A (ja) 自動車における携帯電話等の把持装置
JPH06244617A (ja) 携帯電話用アンテナ装置